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【廃道・隧道】山さ行がねが応援スレ【冒険・探索】

369荷主研究者:2017/09/14(木) 22:52:01

http://www.tokachi.co.jp/kachi/jour/03tozasareta/1.html
2003.2.8勝毎ジャーナル
KACHIMAI
No.1 NEWS PAPER IN TOKACHI HOKKAIDO SINCE 1919

心や思い運ぶ役割、経済効果

憤り隠せぬ地元住民

 「日高への道は近くて遠い道 残照に輝く峰の白雪をながめて『山の向こうに暖かい土地がある』と想いつづけた父祖の願い ひたすらに求めつづけた日高への道は、この地の里人の心の底に焼き付いている」(住民組織「日高中央横断道路早期完成を願う村民の会」の吉田勇治顧問著「日高への道」から)

着工から19年後に建設が凍結された日高横断道路(昨年9月撮影)

 道路には金銭で測れない価値があると、村民の会(中札内)の佐竹英司会長は話す。「毎年盆と正月に繰り返される民族大移動。飛行機や汽車で(故郷の地に)降りたとしても、最後は道路を通って肉親らと会う」

 道路には人々の心や思いを運ぶ役割があるといい、「日高の山並みを見ていた者が、その向こうの人と思いを交わすことはできる」と佐竹会長は語る。完成を夢見て、思いは中札内村と静内町との道路の両端で共有されてきた。

 中札内村と静内町のサッカー少年団は、年に数回交流。両町村の観光協会関係者は毎年、それぞれで開催される祭りを訪れ、若鶏や海産物を売る。老人クラブの交流も行われている。横断道路が開通すれば、移動時間は現行より1時間余り短縮され、「思いがより早く相手に通じる」とし、佐竹会長は建設凍結の解除を信じている。

◆  ◆

 道路建設の凍結は地元経済にも影響を及ぼす。村商工会の真鍋和清会長は「(凍結は)大きな打撃。地元スーパーの村内出店と合わせ、ダブルパンチだ」と肩を落とす。建設に伴う地元経済への波及効果は年間数千万円に上る。

 真鍋会長は「建設に途方もない時間と巨額の費用が掛かるということを、道が前面に出すこと自体がおかしい。怒りだけだ」と憤りを隠さない。和田民次郎村長も「(これまでに国、道が)500億円以上をつぎ込んできた。効果を出さないという話はない」と語る。

◆  ◆

 「知事は(建設)現場の実態を知らず、話すことも理解できない」と吉田顧問は話す。建設凍結後の道路管理をどうするかなどが不明だからだ。和田村長も「(整備済み区間などを)放置すれば、自然保全が大変。しっかり道路を整備する中で、自然を守るのが大事」と指摘する。

 村民の会では10日の道による地元説明会終了後、世話人会を開き、道への陳情を含めた今後の活動方針を確認する。吉田顧問は「残念でしたでは終わらない。仲間と一緒に早く凍結を解いてもらうよう運動していきたい」と力を込めた。

(深田隆弘)(03.2.8)

◇ ◇ ◇

 堀知事が、日高横断道路の建設凍結を正式表明した。構想から約40年、着工からは19年後の凍結に、中札内村民は憤った。背景には、開通を待ち望み、かなえられなかった住民の夢や「地元不在」の建設見直しがある。凍結は地域経済に打撃を与えるともいう。道路に託してきた住民の思いや今後の運動方針を探るとともに、道が優先させるとする高速交通ネットワーク整備の現状などを追う。


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