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京都・京師・京洛

467とはずがたり:2016/03/23(水) 15:01:32
>>466-467
「月数回は立ち往生」

 地元の人は「混雑する時間には極力通行しないようにしている」という「魔の踏切」だが、周辺には大型ショッピングモールがあるほか、出退勤の時間帯には抜け道として利用する人も多く、交通量は少なくない。

 踏切は北西側で五差路、南東側で三差路と複数に枝分かれした道路に接続している上、道路幅は3メートルもなく、車が対面通行することもできない。線路と道路が斜めに交差し、しかも踏切に進入する道は上り坂という複雑な構造だ。

 踏切にはライトが設置されてはいるが、手前の路上にはほとんど明かりもなく、夜間は特に踏切の先が見えにくくなる。

 京都府警によると、2つの衝突事故のほか、過去3年で線路脇のガードに接触するなど、4件の事故が報告されているという。

 危険な事例は、事故以外にも起きている。付近に住む自営業の男性(50)は「月に数回は、線路内で車が立ち往生している状態になっているのを見かける」と証言する。

昭和3年から都市計画道路

 「立体交差にするとずっと前からいっているのに」「子供も使う道。斜めのレールに自転車がはまって転ぶ可能性だってある」…。付近の住民は口々に、不満や不安を語るが、こうした現状を道路を管理する京都市は、どう見ているのか。

 市によると「現場は昭和3(1928)年から都市計画道路となっており、いずれは立体交差にする予定」だという。

 しかし、工事には数十億円という莫大な予算が必要と考えられ、「市内各所で順次工事は行っており、現場の踏切について、いつ着工できるかは全く決まっていない」のが現状だ。

 踏切を管理する阪急も「道路は市が管理する立場にあり、阪急だけで対策できることは少ない。要請があれば前向きに協力する」と述べるに止めている。

 4月の事故を受け、事態を重く見た府警の呼びかけで、京都市、阪急の3者が集まる会合が同月末に開かれ、非常ボタンの設置や、線路内の道路に見えやすい線を引くことなど、「暫定的でも速やかな対策」の検討が始まった。

6月に行われた2度目の会合では、踏切前の交差点にライトを設置する方針は固まったが、強すぎる明かりは電車の運転士の視界の妨げになることも懸念されるため、具体的な設置時期はまだ決まっていない。

 3者会議を呼びかけた府警右京署の幹部は「大きな事故が2回も続いており、看過はできない。立体交差をすぐに実現できなくても、とにかく速やかな対策が求められる。今後も協議の中で対策を順次検討していく」と話している。

 公共交通に詳しい関西大の安部誠治教授も「ほとんどの踏切は直交しているもので、斜めに交差する踏切が誤りを誘発しやすい特異な形の踏切であることは確か」とした上で、「究極的には高架化をすることによって、踏切を撤去することが解決方法だが、それが難しいのであれば、当座の措置として踏切の事情をみて対策を取っていくことが必要だ」と話している。


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