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京都・京師・京洛

419荷主研究者:2015/07/15(水) 21:40:05

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150630000047
2015年06月30日 11時16分 京都新聞
西日本一小さな市、狭い道路悩み 京都・向日、改善に本腰

幅員が狭い物集女街道。府が用地買収を進めている(向日市寺戸町)

 狭い、通学路が危険、袋小路が多い-。西日本一面積の小さい市として知られる京都府向日市にとって、道路事情の悪さは長年の悩みの種だ。市は本年度に6億4400万円をかけ、長年の懸案だった踏切道拡幅や自転車レーン敷設などに着手。府も物集女街道(府道西京高槻線)の拡幅を本格化させている。市内の道路整備の現状と課題を探った。

 JR東海道線と新幹線、阪急京都線の三本の線路が市内を分断するように走っており、各地で踏切道の狭さが大きな課題になっている。

 寺戸町三ノ坪の阪急京都線踏切(変電所前踏切)道の幅は2・4メートルしかなく、車が離合できない。しかし、第4向陽小児童の通学路にもなっており、安全対策が急務だ。市は約2億円かけて踏切道の幅を7・5メートルに広げ、踏切内に歩道を設ける。来年度中の工事完了を目指している。

 北部地域開発で交通量が増えつつある寺戸町正田の変電所上手踏切。2年後には鉄道の高架化が完了するが、市は今後の交通量調査を踏まえ、高架化完了までの対策を地元と協議する。

 自転車の安全対策にも力を入れる。昨年10月にはイオンモール京都桂川の開業に合わせ、市内初の自転車レーンを敷設した。本年度からは市民体育館前の市道(350メートル)などでも設置する予定だ。

 長年渋滞や事故に悩まされてきた物集女街道。拡幅は市民の悲願だ。府は拡幅のため2008年ごろから用地買収を本格化、昨年11月には府道中山稲荷線に接続するS字カーブ(220メートル)の半分を完成させた。本年度から残り半分の用地買収を始めており、完成すれば通勤時間帯などの渋滞解消につながるという。

 寺戸事務所交差点付近の250メートルについても用地買収が進んでおり、数年以内に幅員を6・3メートルから15メートルに広げる方針だ。両側各3・5メートルの歩道を設け、歩行者に優しい道路を目指す。府乙訓土木事務所は「用地買収などでは、市とうまく連携できている。新市街地の開発や大きな道路の建設が進み、地権者も拡幅の必要性を実感してくれている」としている。

■生活道路行き止まり150カ所

 向日市と府が道路環境改善に本腰を上げているが、一気に解決とはいかないのが実情だ。拡幅のための用地買収に時間がかかるほか、厳しい財政事情も足かせになっており、市民からはいら立ちの声が上がる。生活道路では袋小路(行き止まり道路)の解消も課題だ。

 「15年で拡幅できると言われたが、30年たっても用地買収が完了していない道路がある」。寺戸町連合自治会の中村尚夫会長は道路事業の進展状況に不満を抱く。寺戸事務所前交差点周辺の物集女街道拡幅を例に「本当に数年でできるのか」と首をかしげる。

 市の道路事業は年間20カ所前後。「可能なら一気に進めたい」(市建設産業部)が、事業には多額の国補助金と借金が必要になる。さらに用地買収には地権者一人一人の理解を得なければならず、時間がかかる。

 生活道路の環境改善は、さらにハードルが高い。市内には袋小路が150カ所ほどあり、災害時の避難経路確保が課題になっている。また、ごみ収集車が入れないケースもあり、住民サービスの格差を問題視する声も出ている。

 袋小路が多い背景には、1970年代以降の住宅建設ラッシュがある。市は開発業者に袋小路をつくらないよう要請しているが、周辺の住宅が障壁となり、ほかの道路と接続できないケースが多いという。

 市内の都市計画道路の整備率は31%で、府内平均の半分にとどまる。市は本年度、約10年ぶりに都市計画道路を見直し、優先順位の決定や事業廃止も含めて検討する。北部地域で大規模開発が進んでいるとはいえ、人口減少社会の中、将来を見越した事業の取捨選択が求められる。


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