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生駒・寧楽・北倭

338とはずがたり:2016/01/15(金) 17:14:50
>>337-338

 事故発生が最も多い時間帯は午後1〜3時で、場所は東大寺南大門周辺だ。「シカ相談室」の吉村明真(あきまさ)室長は「特に、中国人や東アジアの観光客の相談が多い」と話す。

 原因のほとんどは、鹿用に販売されている名物「鹿せんべい」をなかなか食べさせずにじらして鹿に体当たりされたり、ちぎった鹿せんべいを差し出して手もいっしょに噛まれたりと、観光客が誤った対応をしたためだという。

 鹿を興奮させたり、怒らせないためには「絶対にじらさないこと」と吉村さん。そもそも、鹿は「鹿せんべい」にしか興味がない。鹿が寄ってきて怖いと感じれば、「鹿せんべいをまいて手放してしまえば、離れていく」という。

「狂犬病は大丈夫か」

 外国人観光客が鹿に噛まれた時、特に中国人が心配するのが「狂犬病」だ。奈良公園の鹿に噛まれて狂犬病や感染症にかかったケースはなく、「過度な心配は不要」(吉村さん)というが、中国人の場合、狂犬病など動物を介した感染症に対する根強い恐怖心が根底にあるようだ。

 厚生労働省によると、狂犬病は日本では50年来発症していないが、中国では狂犬病による死者が2008年に2466人にも上り、現在も年間2千人を超えているとされる。韓国や台湾などでも、中国ほどではないものの、現在も狂犬病による死者が確認されている。

 そこで県は外国人から狂犬病に関する相談があった場合、感染症の心配がないことを英・中・韓の3カ国語で説明した文書を手渡している。ほとんどの外国人はそれで安心するというが、中には「噛まれたので病院に連れて行ってほしい」という人もおり、状態や要望に応じ、県国際課の職員が通訳として病院に同行することもあるという。

 奈良公園を訪れていた北京市の張鍼さん(25)は「鹿に噛まれたら、感染症は気にするかも…」といい、「噛まれるのが怖いので、せんべいはじらさずにあげている」と話した。

 一方、オーストラリア人のアダム・フラナリーさん(28)は県が公開している動画を見て、「街中には注意喚起の看板がたくさんあるし、この動画もいい啓発活動だ」と評価。また香港の大学生、張燕さん(20)は「英語でも若い中国人なら分かると思うが、中国語版の動画も作ってほしい。高齢の観光客には英語は難しいと思う」と話した。

 奈良には鹿を目当てにくる外国人も多く、正しい鹿との接し方を広めることが観光振興の面からも急務となっている。(神田啓晴)


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