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筑波・TSUKUBA・菟玖波

213杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2008/05/27(火) 01:24:26
見えない航路(2) 「格安」誘致へ転換
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1211379963100_02/news/20080521-OYT8T00920.htm

■空港設計見直し運航経費削減

 巨大な倉庫の中を乗客たちが歩き回る――。3月24日。県企画部の清瀬和彦部長(当時は次長)と空港対策課の薮中克一課長は、マレーシア・クアラルンプール国際空港にある格安航空専用ターミナルにいた。質素な造りのターミナルは、2人の目に体育館や巨大な倉庫のように映った。
 午前10時発のシンガポール行き「エア・アジア123便」に乗り込むと、驚きはまた広がった。条件付きで1000円から2000円程度という航空運賃もさることながら、機内は自由席。席を目がけてなだれ込む乗客の姿に、バスや電車に乗っているような錯覚を覚えた。
 県はこの1年間、格安航空の研究を重ねてきた。
 格安航空は、機内食などのサービスを極力抑えるなどして、低運賃を実現している航空会社。ヨーロッパなどでは、都心からおよそ100キロ圏内に格安航空が多く乗り入れる専用の二次空港も存在する。
 日本でも昨年、オーストラリアの格安航空「ジェットスター」が関西国際空港と中部国際空港に乗り入れた。航空運賃の自由化など規制緩和の流れの中、日本に参入する格安航空はさらに増え、需要は高まると予想されている。
 県は昨秋、設計見直しに向け、かじを切った。まずターミナルの構造を、出発、到着の手続きをすべて1階部分で行うシンプルな造りに変更。国際空港などでは1回の使用料が1万円以上かかるボーディングブリッジを設けず、タラップを使って航空機への乗り降りを行う。航空機が自走でUターンして出発できる駐機場のスペースも確保する。
 「3点セット」。県空港対策課の担当者らがそう呼ぶ設計変更は、急成長する格安航空を呼び込む工夫だ。3点とも、人件費や燃料費の削減などにつながる。斎田陽介空港対策監は「都心からも近く、日本で唯一格安航空が求める条件をそろえている空港になる」と誘致に自信をのぞかせる。
 羽田、成田両空港の発着枠が拡大しても、数年で国際線は満杯になる、という国の試算もある。国内線の視点では、一地方空港に過ぎないが、韓国などアジアの航空会社は、首都圏の空港として関心を示している。
 3月の「茨城空港利用促進懇話会」では、出席者から期待の声が上がった。「格安航空向けの先進的空港になるべきだ」「海外便を呼び込めば、国内便の新たな需要も生まれる」
 ただ、海外の格安航空は日本各地の空港への乗り入れを検討し、協議を始めている空港も出てきている。誘致競争は決して甘くない。

(2008年5月22日 読売新聞)


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