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筑波・TSUKUBA・菟玖波

191とはずがたり:2008/05/20(火) 00:38:58

へぇ。。有効活用しないと勿体ないよな。
>ゴルフボールほどの小さなみかん。柔らかい皮をむいた途端、ゆずのような芳香が広がる。実は少し酸っぱい。たねも多い。「福来(ふくれ)みかん」と人は呼ぶ。
> 筑波山の特産だ。そのまま食べたり、乾かした皮を七味に入れたりして、地元で親しまれてきたが、だんだんと温州(うんしゅう)みかんに押された。
> 今では皮だけを七味に使い、実は捨てられることが多い。地元のみかん園でも数本あればいい方で、老木ばかりが目立つ。

つくばエクスプレス 新都市物語
【14】つくば駅 福来みかん 食材の夢
2007年12月25日
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000340712250002

 ゴルフボールほどの小さなみかん。柔らかい皮をむいた途端、ゆずのような芳香が広がる。実は少し酸っぱい。たねも多い。「福来(ふくれ)みかん」と人は呼ぶ。
 筑波山の特産だ。そのまま食べたり、乾かした皮を七味に入れたりして、地元で親しまれてきたが、だんだんと温州(うんしゅう)みかんに押された。
 今では皮だけを七味に使い、実は捨てられることが多い。地元のみかん園でも数本あればいい方で、老木ばかりが目立つ。

 ●「保存会」を設立
 「このままでは地域の食文化が失われてしまう」。危機感から立ち上がったのが、筑波山中腹のつくば市筑波に住む鈴木博夫さん(83)だ。今年5月、地元有志で「筑波福来みかん保存会」を設立。地域おこしを始めた。
 11月中旬、地元で福来みかんの活用法を考える会を開いた。果汁と皮を使ったクッキーやこんにゃくなどアイデア料理を持ち寄り、みんなで試食した。
 鈴木さんは昔ながらの七味も作ってみせた。
 ぱりぱりに乾いた黄色い皮を、古びた鉄の薬研(やげん)でひく。舟形のくぼみに沿ってローラーをごろごろ動かすうち、砕けた皮からいい香りがしてくる。これに唐辛子、ゴマ、青のりなどを混ぜて七味の出来上がりだ。主婦の斎藤せつさん(63)は「祖父がよく七味を作ってくれた」と懐かしんだ。
 福来みかんの七味は土産物屋でおなじみだが、最近は実も含めて食材への利用が増えた。パンやジャムに始まり、筑波西武も11月、皮を練り込んだソーセージを店頭に並べた。
 そんな中、福来みかんに目をつけたのが、つくば市商工会の「特産品ワーキンググループ」だ。ねらいはTXで首都圏からやってくる観光客用の土産物として、つくば土産の統一ブランドをつくること。
 「つくばには買いたい土産物がないと言われる。何かあれば売れるのに、売る物がない」。つくば駅周辺のホテル関係者らのそんないらだちに応えるため、市内15業者は10月中旬、試作品づくりに取りかかった。
 次第に食材として使う場合の問題点がわかってきた。ジャムを作った養蜂業者の山田雄一さん(49)は「どうしても苦みが残り、万人受けしない…」と困り顔。だが、県工業技術センターの協力で苦みを和らげる方法が見つかるなど、明るい兆しも出てきた。

 ●香りで売り確信
 市内でパン屋を営む酒井幸宏さん(74)は、香りの良さが売り物になるとの確信からこんな夢を語る。「捨てられていた実を活用し、筑波山のふもとに産業を興したい」
 筑波福来みかん保存会は来年3月、民家の庭や道路沿いに苗木200本を植える。50〜100年後には、白い花、黄金色の実が筑波山ろくに映えていたかつての風景が戻るだろうか。鈴木さんの目には、その姿が浮かんでいる。
 (清水康志)


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