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筑波・TSUKUBA・菟玖波

110とはずがたり:2008/02/18(月) 01:39:39
つくばエクスプレス 新都市物語
【12】つくば駅 健康に科学の目
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000340712170001
2007年12月17日

 鏡の張り巡らされた部屋で、60歳代中心の男女約20人がエアロバイクにまたがる。筑波大学の総合研究棟で、同大大学院の久野譜也准教授(スポーツ医学)の研究室が主催する教室だ。
 つくば市の安達功さん(69)は、退職後に糖尿病と診断されて通い始めた。教室に入ると、腰につけた歩数計を取り出し、パソコンにつなぐ。トレーニングや体組成測定の結果がグラフで画面に現れた。
 これらのデータをもとに、研究者から助言を受ける。7年間で体重は9キロ減り、血糖値も下がった。
 現在、大学職員を含む約120人がこの「教室」に通い、研究用のデータを提供している。
   ◇
 久野さんは陸上短距離選手の股関節を支える大腰筋を研究してきた。年をとり、大腰筋が細くなると、歩幅が狭く歩きも遅くなる傾向に気づき、高齢者のトレーニングに応用した。
 旧大洋村(現鉾田市)で96年から2年間、60歳以上の120人を対象に、週2回、30分間のエアロバイクやダンベルなどの筋力トレーニングを続けてもらったところ、大腰筋は増加した。運動習慣がない人は縮む傾向にあり、筋肉の面積に明らかな差が出た。
 研究成果をもとに事業展開したいと考え、久野さんは02年に筑波大初の健康増進ベンチャー「つくばウエルネスリサーチ(TWR)」を設立した。寝たきりやメタボリックシンドロームの予防を目的とした健康増進プログラムを開発する。顧客は自治体や企業に広がっている。
    ◇
 筑波大によると、同大発の健康サービスのベンチャーはTWRのほかに現在2社ある。
 05年設立の「THF」は運動に加え、食事栄養指導にも力を入れる。同社社長で筑波大大学院の田中喜代次教授の研究室は、同指導で約30人(今年)を対象に教室を開いた。
 参加者は毎食、食品名や使用した調味料とその量を日誌に記入し、四つのグループに分けて点数を付ける。THFの小澤多賀子・シニアプログラマーによると、野菜や果実など「3群」の摂取が少ない人が多いと分かる。
 手間は掛かりそうだが、スタッフが定期的に日誌に目を通し、コメントを書き込むきめ細かいサポートのせいか、「途中で辞める人は約5%以下」(小澤さん)。食事内容の改善点を参加者自らが気づくことが大切だという。
 高齢化に伴う医療費増大を懸念する政府も、介護や生活習慣病の予防に向けた健康づくりに注目する。4月に発表された「新健康フロンティア戦略」では、食育や運動を課題として挙げている。
 健康、体育科学分野で有数の研究機関である筑波大から生まれたベンチャーは、日本人の健康保持の一翼を担っている。
(川上裕央)


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