したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

筑波・TSUKUBA・菟玖波

1034とはずがたり:2015/05/06(水) 19:44:51
圏央道開通でピンチ? 逆風続く茨城空港、その未来は
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150503-00010000-norimono-l08
乗りものニュース 5月3日(日)10時7分配信

 来たる2015年6月7日(日)、圏央道の神崎IC〜大栄JCT間が開通することになりました。これで常磐道と東関東道が圏央道によって直結されます。

 茨城〜千葉間の圏央道は都心部から約60km。遠く離れすぎていて都心部の迂回ルートとしての有用性は低いですが、大栄JCTは成田空港に近いので、茨城県内から成田へのアクセスは格段に向上します。

 たとえば県庁所在地の水戸市から成田までは、クルマなら約1時間で行けるようになります。現在、水戸〜成田空港間の高速バスの所要時間は、潮来経由で約2時間。直通バスができれば、これが大幅に短縮されることは間違いありません。常磐道や圏央道は渋滞の心配はまずないですから、定時性は非常に高く、茨城県民にとっては海外旅行が一気に近づいたと感じるでしょう。

 また、北関東道を経由すれば、栃木県内や群馬県内とのアクセスも向上します。圏央道は今年度中に関越道まで開通予定ですから、遠く長野県にかけてまで、成田空港の利便性はアップします。

 しかし、ここに小さな疑問が浮上します。「茨城空港は大丈夫なのか?」と。

茨城空港は国内線、成田空港は国際線が主力だが

 茨城空港(茨城県小美玉市)については、つい先日、スカイマークの経営危機から定期便が大幅に減らされたというニュースがありました。現在、茨城空港に乗り入れているのは、国内線がスカイマークのみ、国際線は中国の春秋航空のみです。

 国際線に関しては、茨城と成田では勝負になるはずがありません。成田がLCC専用ターミナルを新設するなど、格安系に活路を求めているのも逆風です。

 また茨城空港の2013年度の旅客実績を見ると、国際線は4分の1ほど。残りは国内線、つまりスカイマーク便でした。

 そして茨城空港のバス便は、東京駅前発着(茨城県の補助により片道500円の格安!)を除くとすべて茨城県内です。つまり茨城空港は、主に県内および東京からの国内線客で成り立っていることがわかります。

 しかし、成田にも国内便はあり、便数も茨城空港とはケタ違いです。

 茨城空港の国内便は、現在4路線・1日6往復に過ぎませんが、成田の国内線は17路線。ドル箱の札幌線で比較すると、茨城が1日2往復なのに対して、成田はジェットスタージャパンやバニラエアを中心に18往復。まったく勝負になりません。

 これまで成田にはゲートでの検問があり、なんとなく利用しづらい雰囲気もありましたが、それもこの3月30日廃止され、「普通の空港」になりました。こうなると、茨城空港の国内線客も、利便性が高まった成田に奪われてしまうのではないでしょうか。

存立の危機? 茨城県の対策は

 そこで、圏央道の開通について、茨城県空港対策課に聞いてみました。

「県南地域の方にとっては、空港に対するアクセスはよくなるので、非常に期待しているところではあるのですが、一方で成田にそのまま行けてしまうので、県央、県北地域の人にとってみれば成田への利便性は高まるのも事実。ただ圏央道は今年度中に東北道とも接続する予定なので、うまく高速道路のネットワークがつながれば、うちのほうにもインセンティブになるのではないかと思っております。いまのところ高速道路が繋がることに対する対策は特にはないですが、空港をもっと利用してもらうということで、5月20日よりキャンペーンを開始します。国内線で到着した方先着3万名様に、3000円分の利用券をお配りします」

 担当者のコメントは大変前向きで、つい応援したくなりましたが、現実は激しい競争原理下にあります。これまで茨城空港は、県内から成田や羽田へのアクセスの悪さに助けられていた面がありましたから、今後、存立の危機にさらされるのは避けられないでしょう。

 仮に廃港ということになっても、もともとこの空港は航空自衛隊百里基地を改修し民間共用化したものなので、基地に戻るだけともいえるのですが。

首都高研究家 清水草一


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板