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Tohazugatali Book Review

332名無しさん:2015/10/31(土) 13:34:00
>>331

CCCの図書館参入は“企業誘致”
10年前、私は母校で教育実習をしました。そのとき当時の女子高生に「豊橋に何がほしいか」聞きました。その答えは、スターバックス・マツモトキヨシ・HMV。また、私は昨年度まで商店街マネージャーという仕事で、商店街活性化に関わっていました。ある日、ある商店の娘さんが喜々とした顔で「今日となり町のイオンモールに行ってきた!」と自慢気に話をして来たとき、複雑な気分になりました。しかし、これが現実です。

昨今のCCCによる図書館参入は、指定管理か自治体直営かという課題とは、質が異なると感じています。どちらかと言えば、企業誘致に近い。そして、住民がほしいものは、TSUTAYAではなくスターバックスです。なぜなら、TSUTAYAはもうある。都会の人にはわからないかもしれないが、それだけスターバックスは憧れの存在です。

よく地方に「独自性」が求められますが、それは、外の人の意見です。住んでる人は「みんなが持っているものが私もほしい」のです。だから、女子高生がスターバックスに憧れたり、若い子が豊橋にもイオンがほしいと言うことを否定できない。それは素直な気持ちであり、それだけ、それらの施設は洗練されており、魅力的なのです。都会人が普段、スターバックスやイオンに行きながら、地方に行くと「郊外はどこも同じ」と言うのは横柄です。

2つの役割で揺れる現在の図書館
さて、あなたは自分のまちの図書館が自治体直営か業務委託か指定管理か、ご存知ですか?残念ながら、多くの利用者は、そこに注意を払っていないでしょう。先の連携事業体に与するTRCは国内で400を超える公共図書館に関わっています。もちろん、他の事業者もある。だから、あなたのまちの図書館に民間事業者が関わっている可能性は大いにあります。

今、図書館は大きく2つの役割の間で揺れています。
一つはこれまで図書館が担ってきた「知のセーフティネット」として情報的な役割、THE図書館。もう一つは、最近求められつつある新しい「居場所」や「にぎわいの創出」という空間的な役割、ニュータイプな図書館。THE図書館については、これまでの積み上げもあり、専門家・専門機関にその強みがある。一方、ニュータイプな役割については、必ずしもそうではない。これまで通りのTHE図書館を指向するのは、図書館で働いている方や、THE図書館の愛好家な方々。多くの人は変化を迫られることを恐れます。一方、ニュータイプが指向しているのは、これまで図書館に来なかったような人たちです。


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