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人口問題・少子化・家族の経済学

1696とはずがたり:2017/06/10(土) 10:10:18
>>1695-1696
 また、小野寺先生はこう警鐘を鳴らします。

「最近、自立しているお母さんが少ないように感じるんです。決して、仕事をしているから自立できているとは限りません。娘から精神的にきちんと自立できているかどうかなのです」

「娘のため」を思うあまり、娘が生活のすべて、娘が生きがいになってしまうと、将来の母娘の関係にねじれが生じる恐れがあると小野寺先生は指摘します。

「母親は、同性である娘を自分の分身のように見てしまうことがあります。そんなつもりはなくても、実は自分がやりたかったこと、できなかったことを、娘で実現させたいと思いがちです」

 自分の好きな仕事をしてほしい、幸せな家庭を築いてほしいといった人生観。ピアノやバレエ、英会話といった習い事も同様です。スタートは母親の意志であったとしても、今はどうでしょうか? 母親は時には子どもの様子をじっくり見つめてみることが大切です。娘自身が自らそれを楽しんでいるのなら心配はいりませんが、もしそうでない場合は要注意です。

「なにより、母親自身が生きがいを持っていることが大切です。それは、娘から自立して、ちゃんと自分の道を歩んでいるということ。娘を生きがいにしていると、将来、せっかく自分で歩こうとしているのに、足を引っ張るようになってしまう。それだけは絶対に嫌ですよね」

 同性ゆえに、甘えやすい。だからこそ、母親は将来娘に依存してしまう危険があるのです。

「最近は、小学生時代をすごくいい子で育ってくる子どもが多いんです。反抗することもなく、親になんでも従う。でも、このような子は、本当の自分を出せずに、親に合わせているケースも見られます。本当の自分と、親に合わせている自分の2つの側面を持っている。でも、だんだん親に合わせている自分が窮屈になって、中学や高校時代に爆発してしまう。その一例として、不登校になって母親を困らせるような事例は、母親への無意識な抵抗の表れかもしれません」

 親の意図に沿うように行動して、自分の気持ちはしまっておく。子どものころからこんな我慢を重ねていると、子どもは母親に対して「離れたい」「関わるのはこりごりだ」と思うようになります。

「私は、中年期の母娘関係も研究しているのですが、いい年齢の大人になったときに、なんとも気まずく複雑な状態にある母娘も実は多いんです。そうならないためにも、娘が9歳、10歳のころの時期は、将来娘が自立できるように徐々に促す大切な時期であることを、お母さんも自覚したいですね」

 最後に、母親がつい娘にしていまいがちだけど、娘への影響を考えると、タブーな行動を3つ紹介します。あなたは大丈夫ですか?

1.過去を悔やむ
人生のモデルである母親が、自分の選択した道を悔やむ姿を見せることは、娘に不安や迷いを与えることにつながります。過去は過去、今は今とおおらかでありたいものです。

2.愚痴を聞いてもらう
女の子は口が達者なぶん、聞き上手でもあります。だからつい、愚痴を聞いてもらう……。こんなシーンもNGです。父親など家族の愚痴はもってのほか。聞いている娘は決していい思いをしていません。

3.取りつくろう
がんばっているお母さんを演じても、娘にはバレバレ。ときには失敗する姿を見せてもいいのです。取り繕ってばかりいると、お母さん自身もストレスを感じます。自然体でいきましょう。


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