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芸能裏ねたジャーナル
1558
:
神奈川一区民
:2014/05/20(火) 18:39:49
「斬られ役」極めた福本清三、映画で初のスポットライト
ウォール・ストリート・ジャーナル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140520-00006439-wsj-int
5月20日 9時37分配信
【京都】福本清三(71)は日本刀で刺されたり、切られたりしてきた。50年以上もずっと――。彼は映画やテレビ番組で侍から斬られる最もよく知られた「斬られ役」の1人だ。
福本は「観ている人が『あれ?大丈夫?』ってなるような斬られ方」ができるのが真の斬られ役だと話す。
15歳で役者の世界へ入った福本は、すぐに映画で主役の敵役を演じることに魅了された。夜は布団の中で、派手な斬られ方をあれこれ考えたという。福本が編み出したそんな動きの1つは、斬られた後に背中を後ろにそらす「エビぞり」だ。エビぞりで倒れてから体をピクピクとけいれんさせ、息絶えるのだ。
福本は2012年に出したエッセーの中で、「斬られ役の倒され方次第で主役が"立つ"かどうか、それが大きく変わります」と書いている。福本に言わせると、エビぞりは完璧な演技方法だ。カメラは主役の動きに焦点を合わせたままで、斬られ役も倒れながら観客の方に向かって背中をそらすため顔が映るからだ。
何千回も刀で斬られた福本だが、日本で7月に公開予定の映画ではついにスポットライトを浴びることになる。この「太秦ライムライト」は福本にとって初主演となる映画だ。
「最初はそんなの無理って、そんなアホなことできませんよって伝えましたよ」と福本。「そりゃ最初は緊張しましたね。撮影が始まると、たくさんのカメラが自分だけ向いて撮影するわけですから」
この新作以前に経験した最大の役はトム・クルーズ主演の2003年の映画「ラストサムライ」で演じた寡黙な剣士だった。
「今回はセリフも多かったので、途中でセリフが飛んでね。共演者にもえらい迷惑をかけました」と言う。
落合賢監督がメガホンをとった「太秦ライムライト」は、老いて引退しつつある斬られ役の話で、疑似自伝映画だ。福本が演じるこの斬られ役は、山本千尋(17)演じる駆け出しの女優と親しくなる。斬られ役は女優に殺陣を教え、女優は時代劇映画のスターになることを夢見る――。
山本は太極拳の世界ジュニア武術選手権大会で優勝した経歴を持ち、激しいアクションには慣れている。だが、福本との殺陣は様子が違ったと話す。
「撮影のあとは体中が疲れて痛くて大変でした。福本さんは私のおじいちゃんよりも年上で、すごく色々と気を使ってくれたし、優しかったんですけど、いざ殺陣の撮影が始まると怖いぐらいの表情になって」と山本。「驚きました」
身長約177cmで体重50kgの福本は、劇的な斬られ方を身につけるのに、日々の鍛錬や厳しい練習など必要ないと話す。ただ斬られ役としての技に苦心すればいいという。
>>1559
以降に続く。
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