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重工業・造船・航空機スレッド

703荷主研究者:2016/04/24(日) 17:15:17

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160406/bsc1604062053008-n1.htm
2016.4.6 20:53 Fuji Sankei Business i.
三菱重工、M&Aで事業拡大 製鉄機械・火力に続きフォークリフトも 世界で勝ち抜く企業群構築へ

 三菱重工業の事業再編が急速に進んでいる。強みのある事業分野でM&A(企業の合併・買収)による規模拡大を進め、グローバル競争に勝ち抜く企業群を構築する狙いだ。宮永俊一社長自らが旗振り役となり、選択と集中を急ぐ。(黄金崎元)

 「事業統合で、シナジー(相乗)効果を創出し、事業を拡大したい」

 三菱重工のフォークリフト事業などの統括会社、三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス(MFET)の前川篤社長は6日の会見でこう意気込んだ。

 三菱重工は3月にフォークリフト世界8位のユニキャリアホールディングスを、官民ファンドの産業革新機構から買収。傘下で同世界6位のニチユ三菱フォークリフトとの合計で、世界3位に躍り出た。

 経営統合は当面見送るが、調達や開発などを一本化しコストを削減。平成32年度に売上高1兆円、本業のもうけを示す営業利益を1千億円とし、シェア首位の豊田自動織機を営業利益で抜く考えだ。

 産業革新機構の志賀俊之会長は「日本は再編が少なく、企業数が多すぎる。健康体の時こそ統合を進めるべきだ」と指摘する。同一業界で多くの企業が存続する日本に比べ、海外では積極的なM&Aによる企業規模の拡大競争が進む。「シェア上位の3社しか生き残れない」とも評されるグローバル競争下で、相対的に日本企業の競争力は失われつつある。

 こうした中で三菱重工の宮永社長は25年の就任以降、事業の絞り込みと再編に乗り出した。同社は戦前から船舶や重機、航空機など多様な事業を抱え、「中小企業の集合体」とも呼ばれた。宮永社長は「国内が右肩下がりになる中で、生き残りを図るには海外に活路を見いださざるを得ない」とし、自前主義からの脱却と古い企業体質の改革に乗り出した。

 宮永社長は12年、三菱重工の製鉄機械事業を日立製作所と統合し、自ら統合会社の社長に就任。その後、IHIや独シーメンスの製鉄機械部門とも統合を果たし、世界トップ級の規模に育てた。26年には火力発電事業でも日立と統合会社を設立し、世界シェアでトップを目指している。

 製鉄機械と火力発電、MFETの3分野は、三菱重工の売上高で約半分を占める。迅速な意思決定ができるよう、再編に伴い、それぞれの統括会社に独自の経営判断の権限を与えた。こうした再編により、三菱重工は29年度に売上高5兆円に引き上げる計画だ。

 「独自で経営できる権限が与えられている。他社との提携も積極的に行いたい」

 MFETの前川社長も会見でこう述べ、さらなる再編に前向きな姿勢を示した。三菱重工の再編戦略の成否は、日本の製造業における新たな成長モデルにつながりそうだ。


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