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重工業・造船・航空機スレッド

479とはずがたり:2014/05/04(日) 17:27:46

アルストム買収、日本勢に波及も 「火力・鉄道」世界で競争激化
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20140502005.html
フジサンケイビジネスアイ2014年5月3日(土)08:21

 仏重電大手アルストムのエネルギー部門の買収に向け、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が本格的な交渉に入った。独シーメンスも買収に名乗りを上げており、国境を越えた争奪戦の行方が注目される。買収が実現すれば、火力発電システムや鉄道車両などで競合する三菱重工業や日立製作所など日本メーカーの戦略に影響を与える可能性もある。

 アルストムは火力発電システムや仏高速鉄道「TGV」などの鉄道車両を得意とする重電メーカー。GEは火力発電や再生可能エネルギー、送電などのエネルギー部門を約1兆7000億円で買収する意向を示している。

 当初、仏政府が国内の雇用確保などから懸念していたが、GEのイメルト最高経営責任者がオランド大統領と会談、不安払拭に努めた。アルストムは4月30日にGEの買収案を検討すると発表した。

 待ったをかけた格好のシーメンスは、アルストムのエネルギー部門を取得する代わりに、自社の鉄道車両部門を譲渡する案を示しているとされる。アルストムがGE案を精査する5月末までに巻き返せるかが焦点になっている。

 今回の大型再編の行方は日本勢の海外展開にも影響しそうだ。

 三菱重工と日立は今年2月、火力発電システム事業を統合し、三菱日立パワーシステムズを設立した。旺盛な新興国需要を取り込み、火力発電市場でGEとシーメンスの2強を抜いて世界首位を目指す目標だ。

 だが、アルストムのエネルギー部門の売上高は約2兆円で、2強のどちらが買収しても規模の差はさらに開いてしまう。

 みずほ銀行産業調査部の大野真紀子調査役は「GEはアルストムが納入した発電設備や顧客を活用し、ITを使った高度なサービスなどを提供していく狙いではないか」と指摘する。

 また、東芝は火力発電システムでは自社の蒸気タービンにGEのガスタービンを組み合わせて提供しているが、GEが買収に成功すれば、従来の協力関係が見直される恐れもある。

 一方、鉄道車両では日立が英国で、川崎重工業が米国で大型案件を受注するなど日本勢は海外展開を加速している。ただ、シーメンスとアルストムにカナダのボンバルディアを加えた3社は「ビッグ3」と呼ばれる。アルストムがシーメンスの車両事業を取り込んだ場合、競争力はさらに高まるとみられ、受注争いが激しくなるのは必至だ。


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