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重工業・造船・航空機スレッド

306荷主研究者:2011/12/26(月) 00:48:20

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20111125301.htm
2011年11月25日02時59分 北國新聞
ボーイング787で受注、投資 北陸のメーカー

 全日空が運航を始めた最新鋭旅客機ボーイング787向けで、北陸のメーカーが相次いで受注を獲得している。高松機械工業(白山市)やコマツNTC(南砺市)が工作機械の発注を受け、増産投資に動く企業もある。787は800機以上造られる予定で、北陸でも航空機市場を狙う動きがみられるが、部品加工の複雑さなどから参入のハードルは高いようだ。

 高松機械工業がボーイング787向けで受注しているのは、翼の止め金具などを加工する工作機械。米国の販売子会社を通じて営業を掛けたところ、上期(4〜9月)中に数台の受注があった。今後も受注が見込めるという。

 コマツNTCは、炭素繊維を切断する工作機械を川崎重工に納入。キタムラ機械(高岡市)は今年夏、ボーイングなどの航空機を製造する米国の「カーチス・ライト」から翼の加工用の工作機械を受注した。米国の別メーカーからも、着陸時などに使うギア向けで発注を受けたという。

 キタムラ機械は「高い技術が評価された結果。今後も加工能力の高さを売り込みたい」(営業部)とする。

 ボーイング787は世界の航空56社が800機以上を発注。大手の航空機メーカーの設備投資も活発で、三菱重工業は今月17日、787向けの複合材主翼を増産するため、名古屋市の工場に世界最大級の炉を搬入した。

 北陸でも、不二越(富山市)が、ボーイング787の就航や新興国の旅客輸送量増加を見据え、航空機のガスタービンの溝を加工する工具の生産能力を増強する。約5億円を投じ、富山事業所の工場内に専用設備を導入する方針で、来年6月から増産を始める。

 担当者は「航空機産業は大型機から中型機への切り替えが新たな需要を生んでいる」と話す。787向けで炭素繊維の加工機2台を納入した津田駒工業(金沢市)は「ようやく1号機が飛び始めた。これから受注が本格化する」(担当者)と期待を寄せる。

 航空機市場については「受注を獲得するのが難しい」との声も上がっている。

 航空機研究会を設ける石川県鉄工機電協会によると、航空機は部品加工で特殊な資格が必要なケースが多いという。土肥淳一専務理事は「最低限の資格がないと入り込めず、参入のハードルが高い」と指摘する。

 航空機関連は大量の製品供給や品質保証などの課題もあり、富山県機電工業会の井上潤一専務理事は「中小規模の会員企業で参入しているのは2、3社ほど。高い技術力が必要で、すぐに参入できるものではない」としている。

 それでも、石川県の助成を受け、高林製作所(金沢市)が航空機部品の特殊工程を手掛けて共同受注するための研究、試作開発を進めるなど、本格参入を目指す動きもみられ、ボーイング787への挑戦が中小企業の飛躍につながる可能性もありそうだ。


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