したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

重工業・造船・航空機スレッド

222荷主研究者:2010/08/01(日) 21:38:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003226163.shtml
2010/07/21 14:40 神戸新聞
不況で神戸の民間船建造撤退へ 三菱重工 

 三菱重工業(本社・東京)は、神戸造船所(神戸市兵庫区)で手掛ける造船事業のうち、コンテナ船などの貨物船建造を長崎造船所(長崎市)などの国内拠点に統合する方針を固めたことが21日、分かった。統合に伴って、神戸造船所の造船事業は防衛省発注の潜水艦を残すのみとなる。1905(明治38)年、「三菱合資会社神戸三菱造船所」としてスタートして以来、約一世紀続いた神戸での民間船建造の歴史に幕を下ろす。

 統合時期は、神戸造船所ですでに受注した分の建造を終える2012年度以降になる見通し。

 08年秋のリーマン・ショック以降の世界的な不況で海運貨物量が落ち込んだことで、新造船の需要も低迷。新規の受注獲得が課題となっていた。さらに造船能力を増強した韓国、中国メーカーとの競争が激化し、国内造船拠点の生産統合によるコスト削減が避けられないと判断したとみられる。

 神戸造船所は分工場の「二見工場」(明石市)を合わせ、敷地面積は約117万平方メートル、社員約4千人。造船に加え、原子力発電設備や宇宙開発機器など幅広い事業部門を抱え、年間生産高は09年度で約3600億円。このうち貨物船建造を含む船舶・海洋機器部門は2割弱にとどまり、近年は主に大型コンテナ船と自動車運搬船を建造している。

 貨物船建造に携わる従業員は、神戸造船所内の他部門への配置転換を中心に、長崎造船所など他の造船拠点への異動も検討するという。近く労働組合に正式提示する。

(内田尚典、小林由佳)

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003226201.shtml
2010/07/21 16:00 神戸新聞
ミナトの象徴に幕 地元から惜しむ声も 三菱撤退 

約100年続いた商船建造を終える三菱重工業神戸造船所=2010年6月、神戸市兵庫区和田崎町1(撮影・藤家 武)

 三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)の商船建造が、約100年の歴史に終止符を打つことになった。かつては多くの従業員や下請け企業を抱え、大型客船も建造。神戸製鋼所や川崎重工業と並び、地元の重厚長大産業の象徴的な存在だった。船体を初めて海に浮かべる進水式は「ミナト神戸」を彩る風物詩だっただけに、惜しむ声も広がりそうだ。

 今年4月、同社神戸造船所の大型コンテナ船進水式には、関係者や見学の市民ら千人以上が集まった。全長約300メートル(7万8000トン)の巨体が建造現場の「船台」を離れ、水しぶきを上げて水面に滑り込む。造船マンらの晴れ舞台は華やかな雰囲気に包まれた。

 同造船所は、1971年に当時、世界最大・最速だった日本郵船のコンテナ船「鎌倉丸」(5万1139トン)、89年に戦後初の豪華クルーズ客船「ふじ丸」(2万3340トン)など、日本造船史に残る商船を手掛けてきた。しかし、業界は好不況の波が激しく、かつて複数稼働していた船台は1本となり、客船は長崎造船所に集約された。

 三菱重工業が計画する造船部門の統合再編は、原子力発電関連事業なども抱える神戸造船所にとって、大幅な規模縮小につながるわけではない。だが、造船関連で取引がある地元中小企業の危機感は強い。

 リーマン・ショックの影響で海運需要が低迷する中、同造船所で内装工事を終えたコンテナ船が、国際航路に投入されないまま神戸港に停泊する光景もみられ、関係者からは造船事業の先行きを危ぶむ声が出ていた。

 同造船所の関係者は21日午前、兵庫県庁を訪ね、金沢和夫副知事ら幹部に対し、2012年度中にも貨物船建造を終えることを説明した。地域住民から「しんせん」の名で親しまれ、兵庫県内有数の生産拠点だった造船所から、商船建造のツチ音が消える。

(内田尚典)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板