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重工業・造船・航空機スレッド

214荷主研究者:2010/06/26(土) 17:55:28

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100610303.htm
2010年6月10日03時05分 北國新聞
大型プレスの回復鮮明に コマツ80億円受注獲得

 コマツのプレス機械事業の回復傾向が鮮明になってきた。主力の自動車向け大型プレスは今年に入り、中国、インド向けで計80数億円の受注を獲得。新興国の需要拡大で、中、大型の引き合いは約100件、数百億円レベルに上っている。今夏から大型プレスの本格生産を再開する金沢工場は生産部門の期間社員を50人追加し、増産に対応する考えだ。

 岡田正コマツ執行役員産機事業本部副本部長兼コマツ産機社長が9日、北國新聞社の取材に対し、プレスの受注状況を明らかにした。

 自動車の車体を造る大型プレスは1月に中国向けで2ライン約40億円、5月にインド向けで2ライン40数億円を受注した。中、大型で引き合いが多いのは中国、インドのほか、ブラジル、東欧向けなどで、3月以降に急増している。6、7月は200億円程度の案件を抱えているという。

 小型プレスの受注についても、昨年は月10数台だったが、4月からは月40台以上に増えている。

 岡田副本部長によると、各自動車メーカーが2012年に車を量産するため、来年半ばから年末にかけてのライン設置を目指す商談が多い。大型プレスは受注から出荷までの期間が長いもので1年以上かかることから、現在、引き合いが集中しているという。

 岡田副本部長は「引き合いはほぼピークの水準で、受注も毎月何件か出てくる。来年初めから10月までの出荷分は納期調整しないと対応できない状態になる」と述べた。金沢工場の生産部門の人員は現在約140人。今期後半に期間社員を50人追加し、来期はさらに増やす可能性もある。

 一方、リーマン不況で前期の大型プレスの受注がゼロだった影響を受け、プレス事業の今期の売り上げは厳しい。生産期間が長い大型プレスは今期受注分の納入が来期になるためで、岡田副本部長は「過去20年間で最低」とし、ピーク時の半分程度にとどまるとの見通しを示した。

 コマツの協力企業でつくる小松産機協同組合(小松市)が今月末で解散することについて、岡田副本部長は「今後もそれぞれの企業との付き合い、取引を継続していく」と述べ、協力関係を維持する考えを強調した。

 岡田副本部長は組合に関し「当初は小さな企業の集まりだったが、各社が成長し、単独でコマツと取引できるようになった」とし、部品製造を共同受注する組合の存在意義が薄くなったと指摘した。

 組合に加盟する21社のうち、18社はコマツと個別に取引し、3社は協力企業「みどり会」の傘下となる予定という。みどり会については「昨年は大変な苦労を掛けたが、これからは皆さんと一緒に生産増の対応をしていきたい」と述べた。

 また、小松工場が閉鎖し、4月から金沢工場に生産移管したことについて、岡田副本部長は「分散していた体制が集約され、一つの組織として対応できる体制になりつつある」と話した。

 コマツは年内に中国向け小型プレスの新モデル機を試作し、来期から量産に入る。中国での現地生産も予定している。


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