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重工業・造船・航空機スレッド

188荷主研究者:2010/02/07(日) 00:14:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100129/bsc1001290728015-n1.htm
2010.1.29 05:00 Fuji Sankei Business i.
最大級の原発 北欧で受注へ 三菱重工、世界進出の大きな布石

フィンランド南部オルキルオトにあるフィンランド産業電力の原子力発電所。同社6基目の原子炉受注をめぐりアジアや欧米メーカーがしのぎを削る(ブルームバーグ)

 三菱重工業は世界最大級の原子炉をひっさげ、2011年中の欧州進出を目指す。

 原子力事業本部長を務める澤明常務は28日までにブルームバーグ・ニュースのインタビューに応じ、北欧諸国で同社の170万キロワット級の加圧水型軽水炉が採用される可能性が高いとの見方を示した。英国やスイスからも引き合いがきているという。同氏は、受注を目指す北欧の具体的な国名については明らかにしなかったものの、「欧州内で最も規制が厳しい北欧で認められれば、欧州内の他の国々への進出は容易になる」と説明した。

 フィンランドでは国内で6基目となる原子炉建設の認可取得をめぐって、フィンランド産業電力(TVO)とフォルトゥム、フェンノボイマが争っている。政府は3月までに判断を下すと発表している。

 TVOはウェブサイトで、発注見込みのある発電設備として三菱重工が欧州市場をターゲットに設計した「EU−APWR」のほか、仏アレバ、東芝、日立GEニュークリア・エナジー、韓国水力原子力発電の発電設備を挙げている。TVOのアドバイザー、アネリ・ニクラ氏は先週のインタビューで、認可が下りれば14年までに新原子炉の建設を開始する計画だと話した。フォルトゥムとフェンノボイマは三菱重工の設備を候補に含めていない。

 アジアメーカーの台頭で、原子炉製造世界最大手のアレバは苦しい戦いを強いられそうだ。昨年12月に行われたアラブ首長国連邦の原子力発電所の工事入札で、同社は韓国電力が率いる企業連合に敗れた。

 みずほインベスターズ証券の東丸英二シニアアナリストは、欧州での受注獲得は、三菱重工にとって、原子炉製造で世界進出を果たす上での大きな足掛かりとなると話した。

 三菱重工は昨年7月、米電力ルミナントとの間で、米国市場向けに開発された同規模の発電設備2基の受注に向けた交渉を行うことで合意した。日本では、昨年12月に営業運転を開始した北海道電力・泊発電所の3号機を含め、24基を建設した実績がある。

 1979年のスリーマイル島と86年のチェルノブイリの原発事故の苦い記憶に加え、近年ではテロの恐怖があり、原発の安全性への要求が高まっている。三菱重工やアレバ、東芝などは航空機の衝突にも耐えうる発電設備を開発している。

 澤氏によると、三菱重工が欧州市場に照準を合わせ設計した「EU−APWR」型機はデジタル制御盤を備えており、従来のアナログ計測器よりも迅速に機械の不具合を検知できるという。

 米パデュー大学のダニエル・アルドリッチ助教授(政治学)は「より安全性の高い原子炉を提供しようとする試みは、米中枢同時テロのような事件や、大規模な原発事故による健康被害に対する社会的関心の高まりに対応するものだ」と指摘した。(ブルームバーグ Shigeru Sato、Yuji Okada)


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