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重工業・造船・航空機スレッド

1157荷主研究者:2021/02/13(土) 22:51:00

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20210123594666.html
2021/01/23 08:25 新潟日報
航空機エンジン部品に参入へ
燕の遠藤製作所、鍛造技術応用

航空機エンジン部品「ブリスク」の試作設備を導入する遠藤製作所の工場=燕市

遠藤製作所が鍛造技術などを使った加工方法を研究している「ブリスク」

 鍛造メーカーの遠藤製作所(新潟県燕市)は、航空機エンジン部品参入を目指す。工場の一部を改装、6月をめどに試作設備を導入する予定だ。鍛造技術を基に同社が取得した特許を生かし、自動車部品などに続く新たな柱としたい考え。2028年の事業化に向け、体制づくりを本格化させる。

 同社は、長く自動車の鍛造部品を手掛けてきた。ただ、電気自動車など次世代技術の普及で「現在の自動車部品は2〜3割減少する可能性がある」(渡部大史社長)と想定。新たな分野の事業化を探ってきた。

 航空機部品は、10年ほど前から多角化の一環で研究を進めていた。中でもエンジンの中枢部で使われ、耐熱性や強度が求められる「ブリスク」に着目した。

 ブリスクは円の周辺に無数のブレードが並ぶ形状で、従来は金属素材から直接切り出して作られてきた。同社では鍛造と切削を組み合わせ、コストと加工時間を抑える新たな製法を考案した。

 これまでの研究で、金型と素材をともに加熱する「恒温鍛造」を用いると、比較的小型の機械でも製作できることが分かった。鍛造を施すことで、強度や耐久性が高まる利点もある。加工に最適な温度などを探っていき、19年に独自技術として特許を取得。それを機に本格的な事業化へ動き出した。

 本社敷地内の工場に試作のための各種機械を導入する。6月の稼働を予定し、さらなる高性能化や量産化の方法などを詰めていく方針だ。

 航空業界は新型コロナウイルスの影響で不振が続いているが、長期的には回復すると想定。主に中型・小型機向けに、28年内の実用化を目指している。

 同社の19年12月期の売上高は97億7300万円で、自動車部品やOEM(相手先ブランドによる生産)のゴルフクラブを主力とする。将来はブリスクなどの航空機分野も、全体の2割を生み出す新たな中核事業としたい考えだ。

 渡部社長は「培ってきた鍛造のノウハウを生かせる分野だ。しっかりと技術を作り上げ、航空機製造でも役割を担いたい」と期待を寄せている。


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