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重工業・造船・航空機スレッド
1128
:
荷主研究者
:2020/09/05(土) 13:59:46
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202007/0013541950.shtml
2020.07.25 神戸新聞
商船事業撤退表明から10年 三菱重工神戸、原発、航空拠点に
神戸新聞NEXT
建造した商船の写真などが飾られる神船の展示ホール=いずれも神戸市兵庫区和田崎町1
「新しいものを生み出す神船の文化を体現したい」と話す三菱重工機械システムの池田直昭社長
三菱重工業が2010年7月、神戸造船所(神船、神戸市兵庫区)で商船の建造から撤退すると表明して10年となる。12年6月末に最終船を引き渡した後は、防衛省向けの潜水艦などに特化。現在6千人超の従業員が在籍し、原子力や航空・宇宙の関連機器を中心に年間4千億円台規模で生産する。今も「造船所」の名をとどめる同社主力拠点の現状などを取材した。(長尾亮太)
「商船の建造を終えるまでに約1600隻の船を送り出しました」。開所からの歴史をたどる構内の展示ホールで、担当者が力を込めた。ここで産声を上げた数々の船の写真や、進水式で船体をつなぎ留めるロープなどが飾られ、往時の活況を今に伝える。
神船は1968年に国内で初めて建造したコンテナ船をはじめ、タンカーやばら積み船などを手掛けた。だが、中韓勢との激しい価格競争に巻き込まれた上、08年のリーマン・ショックで需要が一気に縮小。受注の見通しが立たなくなり、長崎、下関の両造船所に商船建造を集約する方針を10年7月に打ち出した。
■新たな培地
商船撤退で神船には5・4ヘクタールの敷地が生まれ、三菱重工の新たな事業や生産再編の受け皿となった。
同社は14年、国産初のジェット旅客機スペースジェット(当時はMRJ)の量産に向け、旧造船エリアなどを主翼の一貫生産ラインとして活用する構想を打ち出した。すでに外板の曲げ加工や切削、主翼の骨組みを削り出す設備を導入。同ジェットの開発が大幅に遅れる中、17年度からは米ボーイングの新型旅客機777Xの外板をつくる。
生産再編では、高砂製作所の大型冷凍機と、岩塚工場(名古屋市)の食品包装機械の各生産機能を、それぞれ17年と18年に神船に移管した。
■屋台骨
神船は、造船で培った溶接技術をもとに火力発電のボイラーを生産し、蒸気発生器などの原子力発電プラントに進出した。11年の東日本大震災で東京電力福島第1原発事故が起きると、安全性が問われる原発の事業環境は一変した。
それでも、同事故後に国内で再稼働した9基の原発は全て製造元の三菱重工がサポート。不測事態に備えたバックアップ機能など、新たな規制に対応した工事も手掛ける。また、同原発の汚染処理水を保管するタンク千基のうち、神船が192基を納入した。神船の生産額4千億円台のうち最大シェアを占め、屋台骨を支える存在だ。
【三菱重工業神戸造船所】同社発祥の長崎造船所に次いで古い事業所。船の修理拠点として1905(明治38)年に開設、2年後に建造を始めた。「次男坊」と位置づけられ、自由闊達(かったつ)な気風から、新たな事業が次々と生まれた。17(大正6)年に自動車を試作し、のちの三菱自動車に。19年(大正6)に分離した電機製作所は三菱電機の前身に当たる。2012年に商船建造から撤退した後、16年に民間航空機の部品工場を設けた。
■食品機械事業を移管「新たな製品を」三菱重工機械システム池田直昭社長■
商船撤退後の神船を舞台にした生産再編で、受け皿会社となったのが三菱重工機械システムだ。多彩な機械を製造する同社の経営戦略などを池田直昭社長(59)に聞いた。
-事業概要は。
「飲料の高速充填(じゅうてん)装置が食品包装機械の一例。缶ビール向けは国内でシェア50%を上回り、近年はチューハイ向けも増えてきた。もともと生産機能があった名古屋市内の工場は、新たな使い道を探ることになり、商船撤退で場所に余裕ができた神船に移した」
-地域とつながりは生まれたか。
「食品包装機械は多くの部品を使う。商船建造を支えてもらった地元の協力会社に、包装機械用の部品を供給してもらう事例もでてきた」
-強みと課題は。
「交通管理システム、風洞設備などの試験装置、輪転機をはじめ多彩な機械を一つの会社が手掛けることにより、『かけ算』で製品を生み出せる。新しい製品を送り出してきた神船の文化を体現するため、組織や拠点の枠を超えて力を合わせたい」
【いけだ・なおあき】阪大院修了。85年三菱重工業。神戸造船所の原発プラント部門を経験し、三菱重工機械システム設備インフラ事業本部長などを経て、20年4月から現職。神戸市東灘区出身。
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