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文部スレ

1とはずがたり:2005/05/22(日) 12:54:46
教育一般。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/

512小説吉田学校読者(元フクスマ県民):2006/11/14(火) 19:50:37
>>511
なんか、以前、私の書いたのと似通ってますね〜。
当然、この手紙は私が書いたわけじゃない。
年端のいかぬ少年がこんなことを思いつくはずもない。
となると、この掲示板を見たのではないだろうか・・・・・自殺しそうにないバイタリティが垣間見れて、ちょっと安心しました。

513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 20:01:11
吉田学校さんの身代わりになって文科省に挑戦してくれてるのですな、きっと。

514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 21:20:04
文部科学省が宛先ってのは流行してるのかねぇ。
自分のときも、いじめだか自殺だかの問題が浮上して、中学校に奥田幹生名義で変な文章が配布されたことがある。
探したら見つかった。確か→だ。http://ehime-c.esnet.ed.jp/gimu/bullying/PDF/notice3.pdf
急に奥田民生みたいな名前のわけわかんないおっさんの文章が配布されて意味不明だったことを憶えている。
それに比べれば、今の中学生は、文部科学省を身近に感じているということなのか。
身近になった首相官邸に相談してみてはいかがか:-p

文科相あてに自殺予告文7通 うち1通に消印「飾西」
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000166975.shtml

 いじめを苦にした自殺を予告する内容の手紙が文部科学大臣に相次いで届いている問題で、文科省は十四日、さらに七通が十三日に届いたと発表した。うち一通が兵庫県からで、消印は十日で「飾西」となっていた。「近いうちに死にたいです」など、二枚の手紙の中に「死にたい」という言葉が二十六回書かれていた。

 この手紙は「中3男子です。死にたいです」で始まる。「学校の女子から化け物のような目で見られ、母親から『そんな容姿じゃ高校になってもイジメられる』と言われました」「肩などをなぐられる」「キモイなどを言われる」「笑われる」などの記述があったという。

 姫路市教委は十三日夜、県教委を通じて連絡を受けた後、市立の全中学校に手紙のコピーをファクスで知らせた。各学校の教諭らが、悩みを持つ生徒や不登校生の家庭を訪問するなどしたが、現在のところ、特定には至っていないという。

 十四日も各学校で家庭訪問やカウンセリングを続けるほか、学校によっては全校集会を開き、生徒に命の大切さをあらためて呼び掛けるという。また、市内全小学校にも同様に連絡し、注意を呼び掛ける。

 十三日に届いた他の六通のうち、「板橋北」の消印のある一通は六日に最初に届いた「豊島」の消印がある手紙の差出人を名乗っており、三通は差出人につながる情報があるなどとして非公開。残る二通は「熊本中央」「蒲田」の消印があった。手紙はこれで計十六通になった。このほか二通のメールが十四日までに届いたが、発信者を特定し対応済みだという。

 これまでに同省に届いた自殺を予告する手紙のうち県内分は一通で、消印は「尼崎北」だった。

515小説吉田学校読者(元フクスマ県民):2006/11/15(水) 00:11:21
>>514
3と6は名文ですね。いい文章だ。子供に対して毅然として判りやすい。こういう時は寺脇研あたりを特命でやらせたらいいと思うね。

516今亜寿 ◆nlHjMum/8M:2006/11/15(水) 00:20:48
>>514
片言丸氏の年齢がわかってしまいました(苦笑)
だいたい私の予想通りでしたが。

517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/15(水) 07:34:53
>>516
そんな突っ込みはいらないです。

518とはずがたり:2006/11/15(水) 12:44:13
>>512
是非,その少年(or少女)に降臨してもらいたいものですな〜笑
少なくともあんな提案出来るなら政治好きではあるっしょ。

519とはずがたり:2006/11/16(木) 03:01:30
全国初の4・3・5制=小学校で農業も−改革特区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061115-00000059-jij-pol

 政府は15日、小中高の12年間の教育カリキュラムを4・3・5年制に再編成して一貫教育を行う長崎県五島市などの構造改革特区32件を新たに認定することを決めた。公立の小中学校の一貫教育は既に行われているが、高校まで含む特区の認定は初めて。
 五島市は来年4月、学習指導要領によらずに教育課程を編成できる特例を活用し、奈留島の小中高を2カ所に集約して一貫教育を始める予定。過疎化による生徒数の減少で島内に高校がなくなるのを防ぐ狙いもある。古里への愛着を育てるため、伝統芸能など郷土学習の授業も取り入れる。
 このほか、全国で初めて小学校(3〜6年生)で農作業の体験など農業の科目を教える福島県喜多方市の特区も認めた。 
(時事通信) - 11月15日13時1分更新

520片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/16(木) 09:08:07
県教委2教諭を懲戒免職 生徒にわいせつ行為など 讀賣千葉
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news002.htm

 県教委は15日、女子生徒に対するセクハラ行為やわいせつ行為により、東葛地域の県立高校に勤務する教諭2人を同日付で懲戒免職処分としたと発表した。免職処分の対象者は原則として実名を公表することになっているが、今回はいずれも「被害者の生徒から要望があった」として匿名発表となった。これにより、今年度に入って懲戒免職処分を受けた教員は7人となった。

 このうち柏市内の県立高校の男性教諭(44)は昨年10月、顧問を務める陸上部の合宿先宿舎の自室で、競技に関する指導を行っていた当時2年生の女子生徒を突然、抱きしめた。さらに、今年4月の合宿でも、同じ生徒の頭を無理やり自分のひざに乗せてなでたほか、8月に大阪府で行われた大会の際にも宿舎でこの生徒を抱きしめた。さらに、この教諭は今年10月にも、部活動の指導中に別の3年女子生徒の頭を平手で約20回たたいていた。

 一方、東葛地域の別の県立高校の男性教諭(38)は9月24日朝、顧問を務めていた吹奏楽部の1年女子生徒から部活動に関する相談を教科準備室で受けていた際、体操着の上から左手で太もものあたりを数分間にわたって触り続けたとされる。被害者側からは、学校の所在地に関しても自治体を特定しないよう要望があったという。

(2006年11月16日 読売新聞)

521片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/16(木) 09:10:53
自殺予告?知事にはがき 讀賣新潟
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news004.htm

 「ぼくはしにたいです」などと平仮名で書かれた泉田知事あてのはがき=写真=が、県広報広聴課に届いていたことが15日、わかった。13日付で佐渡市の両津郵便局の消印が押されていたことから、連絡を受けた同市教委は全36小学校、16中学校に心当たりがないか問い合わせたが、該当する事案はなかったという。

 同市教委は手紙のコピーを全児童・生徒の保護者らに配り、情報提供を求めている。

 また胎内市内の中学校では14日朝、生徒の机から「明日自殺します」とのメモ書きが見つかった。メモはA4判の紙を半分ほどにちぎって四つ折りになっていた。前日、その席に座った生徒が書いたものではないという。同校は14日夜、全校生徒が無事に帰宅したことを確認した。

 15日は全校集会を開いて生徒に経緯を説明したほか、緊急の教育委員会と校長会を開き、いじめの実態調査に漏れがないかを確認をした。

(2006年11月16日 読売新聞)

522小説吉田学校読者(現チバ県民):2006/11/17(金) 07:20:20
さてはさておき、私の大好きな初冬の風物詩。韓国受験狂想曲であります。

韓国で大学修学能力試験、全国一斉に
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3426299.html

 熾烈な受験戦争で知られる韓国で、日本の大学入試センター試験に当たる「大学修学能力試験」が一斉に行われています。
 16日朝のソウルはマイナス0.3度、全国的にも軒並み氷点下を記録しました。試験開始は午前8時40分ですが、この寒さの中、受験生は開始30分前までには会場に入っていなければなりません。
 このため、受験生の移動を妨げないようにと、全国の官庁や企業が始業時間を1時間繰り下げたり、試験会場周辺では車の乗り入れが禁止されるなどの規制が敷かれました。
 それでも、後輩たちが応援団として待ち構える会場に、パトカーや白バイに乗せてもらって、ぎりぎりで滑り込む受験生も後を絶ちませんでした。
 また、ヒアリングの時間帯には、バスや列車の警笛禁止の措置もとられるということで、16日の韓国は全てが「受験生優先」の1日となっています。

523杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/11/17(金) 19:39:43
文部省と和解したのが久しく、この正念場と言う時に委員長が不在で佐高信に思いっきり皮肉られ、その一方で自民党からは目の敵にされてる日教組って一体全体・・・・・・
  ,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.kinyobi.co.jp/KTools/fusoku_pt?v=vol631

「日教組に要注意」 参院自民が顔写真で周知徹底
http://www.asahi.com/politics/update/1117/009.html
2006年11月17日18時57分

 「5人組に要注意」 参院自民党は、民主党の輿石東、佐藤泰介、神本美恵子、水岡俊一、那谷屋正義の5氏の日教組出身議員の顔写真とプロフィルを記したA4判の紙を大量に印刷し、国対委員長室に積んだ。

 教育基本法改正案は衆院通過が当初の参院執行部の想定より1週間ほど遅れたうえ、野党が審議拒否する「荷崩れ」状態で、審議日程は綱渡り。今後、野党が審議に復帰しても、ささいな問題が審議の遅れにつながりかねない。

 日教組出身の5人は、特に法改正には強い抵抗があり、国会の外では「同志」がのぼりを立てて抗議行動を続けている。論戦では自民党の厳しい日教組攻撃も予想されるが、局面によっては現実路線を重視した対応をとるキーパーソンにもなりうる。矢野哲朗参院国対委員長は「輿石議員会長以外は、あまり知らないだろうから、覚えて何かと配慮してあげてという意味」と説明する。

 さらに15日、参院の特別委員会の理事に内定していた議員らとの会合でも、「あくまで慎重に審議を尽くすという姿勢でお願いする」とソフトな対応を念押しした。

524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/17(金) 19:51:06
>>523
へえ〜。日教組は教育基本法改正本音では容認なのですかね。
たしかに,保守系といわれる議員や民社系の議員ばかりが委員になってて不思議でしたけど。

衆議院通過したけど,あまり騒ぎにはなりませんね。
ま,実際どーでもいいからなんだろうけど。
一方で,未履修問題をテキトーに済まそうとするのは許せんけどね・・・。

525小説吉田学校読者(現チバ県民):2006/11/18(土) 11:08:50
>>524
実際、私の大学同期に教員になった奴は少なからずいるが、「基本法改正は大した問題じゃない」と言っております。
本音の部分では教育基本法改正容認ならば、「沖縄知事選後の修正ないし関連法規改正協議の場設立」「愛国心を評価しない担保としての附帯決議採択」で一転合意という逆転劇もあり得ますな。
実際、基本法改正後必ず来る(「義務教育は何があろうと必ず9年履修」が改正されるわけだし)であろう学校教育法、地方教育行政法、教育職員免許法、私立学校教育法のほうが大事なわけだし、ここの改正の方がおおもめ必至ですし。

526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/18(土) 12:36:14
>>525
各地の教育委員会側が思想がらみで教師の大量処分をしたりしやすくなるかも(少しだけ)、というようなこと以外は、あんまり意味のないものなのではないかなと思います。
吉田学校さんの仰るように、制度運用や具体的目標やカリキュラムのほうが重要なわけで、そういう難しいことをちゃんとやってくれるのか心許ない現状。
スタンストーク満載の教育基本法はテキトーに済ませて、次へ行ってほしい。

527とはずがたり:2006/11/18(土) 13:14:48
>>522
こういう深刻さ・真剣さが日本の受験から失われている気がします。
最近はぬるーい感じで受験が通過儀礼の役割を果たしていない。
不況が続いて就活がその関門に成ってる面もあったかも知れないけど,景気は拡大してるというし,ニートも可能だとすると先行き心配。。

528とはずがたり:2006/11/18(土) 16:23:37
毎年毎年似たような問題を避けて出題し続けるのは大学にとって大きな負担であるしね。出題の効率化は大事なことでしょう

岐阜大など全国17大学、過去の入試問題共有へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061118-00000003-yom-soci

 岐阜大学(黒木登志夫学長)を中心に、お茶の水女子大や日本医科大など全国の国公私立17大学が、2008年度の入試から、それぞれが著作権を持つ過去の入試問題について、自由に利用できる協力関係を結ぶことを決めた。

 入試の度に他大学の過去問題をチェックする手間が省け、過去問題との類似を避けようとする余りの、珍問・奇問を減らせるとして、17大学はほかの大学にも参加を呼びかけている。

 入試では毎年、他大学の過去問題を詳細に調べ、出題されていない独自の問題を作る必要がある。部分的に似ているだけでも、大学側の過誤として、予備校などが指摘することがある。

 このため、黒木学長が、お茶の水女子大などに働きかけた。参加大学は「大学入試過去問題活用宣言」をして、過去問題を公表すれば、同じ問題を出題できるほか、問題の一部を変えて出題することも可能。受験生には入試要項や大学のホームページで、事前に周知する。
(読売新聞) - 11月18日12時42分更新

529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/18(土) 19:18:14
追跡・静岡:いじめる側、意識薄く 教師の指摘に、親「学校が悪い」と激怒 /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20061118ddlk22040154000c.html

 文部科学省に送られたいじめによる自殺予告の手紙を機に、いじめの深刻化が明らかになっている。被害者の悲痛な叫びが響く一方、いじめた側の声は聞こえない。被害者は、あまりにも鈍感な加害者の群れの中で傷を抱えながら生きている。県内を歩いた。【中嶋真希】

 ■態度ひょう変

 「学校が悪い。土下座しろ」。生徒の父親の突然の怒鳴り声に、ベテランの50歳代女性教諭は絶句した。

 いじめた側の子供の親を訪ねると、大半の保護者は「子供は本当に学校が楽しそう」と幸せな表情を浮かべ感謝の言葉を繰り返す。だがどんなに穏やかに伝えても、自分の子がいじめに加担していると告げられると、態度をひょう変させ烈火のごとく怒り出すという。「自分の子がいじめていると聞き、自分が批判されたと感じたのかもしれない。あのひどい状況は若い先生にはいきなりは無理」と話す。

 いじめる側の多くは罪に気付いていない。子供が自分から間違いを認めて親に話すまで、根気良く接しても1年以上はかかるという。

 ■数字だけでは

 県教育委員会は教育改革プランとして、2010年までにいじめ・非行の件数や不登校児童の数を半減させるという計画を打ち出している。関係者は「数字があれば目標になる。数字を減らして現状を改善しようと努力することが大事」と胸を張る。しかし静岡市内の小学校の男性教諭は「数だけで問題は解決するのか」と反問する。学級に不登校児童がいると、管理職から「こんなにいると困る。何とかしろ」と担任としての責任を問われる。これでは正確な数字など出るはずがない。

 一方、問題が起きると担任を飛び越し、校長や教委に直接文句を言う保護者が増えたという。男性教諭は「担任には能力がなく、力のある人に言えば何とかしてくれると思うからだろうか」という。学級通信を配ったり保護者との日々の連絡をノートで取り合ったりと努力を重ねてはいる。しかし親の信頼を得るのは容易ではない。

 ■「逃げろ」

 「集団になれば、必ず衝突がある」。静岡市内の公立中学校長はいう。「居場所がクラスしかない。だから逃げ場がなくなって苦しくなる。子供にはいろいろな場所を用意してあげなければ」

 校長は学内に、クラスに行けない生徒がカウンセラーと一緒に勉強する特別教室を作った。校内から「クラスに来ないのだから成績は減点すべきだ」という批判もあった。しかし「『来ない』と『来られない』は違う」と答えた。

 それでも、同級生が集まって話をしているだけで恐怖心に支配されるほど傷を負ってしまった生徒もいる。「彼らには『逃げろ』と伝えるしかない。大人がどんなに言葉を尽くしても、彼らの苦しみは消えない。彼らを死なせたくはない」

 ■「その後」

 学校に行かない道を選ぶ人もいる。

 浜松市内にあるフリースクール「ドリームフィールド」では、小学生から20歳代の30人が在籍する。いじめを苦に不登校になった子、精神疾患のある子。理由はさまざま。自習や読書、楽器の練習をしたりと、ここでの過ごし方は自由だ。

 代表の大山浩司さん(45)は、21年間、同市内の高校で国語を教えた。「学校に来ているから問題ないだろうと考えるのは間違い。不登校にならなくても、いじめが原因で拒食症や統合失調症になる子供は多い。学校とは違う尺度で物事を評価できる制度が必要」と話す。だがいつかフリースクールを出なければならない日は来る。「長くいればいるほど、不安になるはず。だからこそ、外部との接点を作ってあげないと」と思案の日々が続いている。

530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/18(土) 19:19:21
 ◇10年経ても癒えぬ心の傷

 「物心ついたころから、いじめられていた。仕方がないと割り切っていたが、中学に入るといじめは集団暴行になった」−−。今春、不登校などに悩む若者のためのNPOを設立した富士市内の男性(25)は、今でも同年代の若者から疎外感を覚えるという。

 中1のころ、7〜8人の男子生徒に囲まれた。コンパスで背中を刺され、階段から突き落とされた。全治3週間の不全骨折。担任は突き落とした少年と話し合いの場を設けようと提案した。しかし、クラスのほぼ全員からいじめを受けているのに、そのうちの1人と話し合っても無意味に思えた。拒否すると、担任は驚きの表情を浮かべたという。

 保健室に避難すると同級生から「逃げるな」と言われ、いじめが悪化した。登校後すぐに保健室に行き、出席のサインを書いて帰宅する生活が続いた。「制服着て、こんな時間に何してるの」という声が繰り返し頭に響いた。しかしそれ以外に自分を守る方法はなかった。自宅で過ごしながら「早く学校を出て村上春樹のような作家になりたい」と夢見た。

 単位制高校、通信制大学を経てNPOを設立した今、同じ境遇に苦しむ人を「理解してあげる側」に立ちたいと思う。しかし、自分の傷が癒えたわけではない。今でも、カラオケやゲームセンターなど、若者が集まっている場所にはなるべく近づかない。

 いじめた側の元同級生に街で偶然出くわした。相手は無邪気に声をかけてきたという。結局、相手は罪を感じていなかった。「どんないじめを受けたか、それぞれを思い出すことはあまりない。ただ、あの廊下やげた箱の風景を思い出すと、ぞっとする」。男性はそう話した。

毎日新聞 2006年11月18日

531小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 11:00:20
ここの吹奏楽部も名門であります(現顧問は「アベちゃん」)。「祝典序曲」を2度鳴らす(三善晃のほう)のか。

秋田南高校が卒業式を2回
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000611180003

 高校の必修科目の履修漏れ問題で、県立秋田南高校(秋田市、誉田憲彦校長)は、補習を受ける生徒への対策として、卒業式を2回に分けて開くことを決めた。大学受験の日程によっては、3月上旬の卒業式までに単位を取りきれない生徒のために3月下旬にもう一度卒業式を実施する。文部科学省は「こうした事例は聞いたことがない」としている。
 同校では3年生全員の320人が2単位分の必修漏れとなっており、今月22日から冬休みを除く2月15日までの間、計50コマ分の補習を行う。
 しかし、一部の生徒は2月以降、私立や国立の大学を受験するため補習を期間中に受けられない。こうした生徒のために2月下旬と3月中旬にも補習を行うことにしたが、3月2日の卒業式までに必要な単位を取得できない場合も出てくる。そこで、3月20日に2回目の卒業式を開くことにしたという。

532小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 12:52:24
この自殺は、朝日の報道のおかげもあるが、かなり根が深いように思えます。

中2自殺 生徒の声、聞き取れず
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000611170005

 神林村立平林中学2年の男子生徒(14)が14日夜、自宅納屋で首をつって自ら命を絶った問題で、学校が翌日、全校生徒に書かせた作文には、生徒がこれまでにもからかわれることがあったという内容のものがあった。県教育委員会は「生活アンケート」「心の健康チェック」「いじめ防止学習プログラム」などアンケートの手引きを示し、同中もそれを踏まえて、生徒の声を聞き取るためのアンケートを実施してきた。しかし、今回の場合、それらからこうした実態はつかめなかった。
          ■   ■   ■
 勝間修二校長によると、同中では5月と11月、全校生徒に「あなたの悩みや不安について」と題したアンケートを実施している。B4判1枚に97項目が並び、自分に当てはまる項目に印を付ける。
 友人関係については「いつも友達の目が気になる」「友達とうまく行かない」など表現を変えた9項目が並ぶ。先生との関係も「先生とうまく行かない」「先生ににらまれているような気がする」など、表現が異なる8項目が並ぶ。
 ただ、同中は調査を授業の一環と位置づけているため、生徒たちは同級生に囲まれた教室で、用紙に記名をしたうえで、いじめの有無などについて書き込む形式だ。
 こうしたアンケート結果をもとに、15日の記者会見で勝間校長は、自殺した男子生徒の回答について、「いじめられているという訴えのようなものはありませんでした」と述べた。
 一方、県教育委員会によると、同中は毎学期、「学校生活に関するアンケート」も行っている。生徒に記名式でいじめの被害についても聞く。
 「仲間外れにされたり無視されたり陰で悪口を言われる」「嫌がらせをされたりいたずらをされる」「わざとぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、けられたりする」「お金や物をとられたり、落とされたりひどくたたかれたりする」という4問があり、回答欄に「ほとんど毎日」「1週間に何回か」「今までに2、3回」「ない」の4選択肢を用意している。
 このアンケートの結果、県教委は同中から「いじめはない」との報告を受けているという。
 神林村教育委員会の事務局も「ここ10年間、いじめの事案はなかった」と話している。同村では校長や民生委員、PTA役員らで構成する「いじめ対策委員会」を設置しており、いじめの報告を受ければ、この委員会が対応するという。
 16日、同中は授業を午前中のみで打ち切り、昼過ぎ、生徒全員がスクールバスで下校した。

533小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 12:55:20
(続き)なぜ、そう思うかというと、「本当のことを言わない加害者」「本当のことを言わない被害者」「それを鵜呑みにする学校」といういかにも典型的ないじめの光景が如実に示されているからであります。
私は、長期的・スタンス的なものとして、学校側が「子供は純真ではない」「子供は嘘をつく」という認識に改まらないと、絶対に、少なくともいじめで自殺するような生徒はなくならないと思いますね。


 14日夜、男子生徒が搬送された病院で、同中の竹之内佳子教頭は、担任教諭から同日昼の出来事を聞き出した。校内の清掃を終え、生徒たちが教室で給食中、担任は男子生徒が涙ぐんでいるのに気づき、声をかけた。
 男子生徒は「魚が釣れない」と答えたが、担任は、休日に生徒がする好きな釣りに話題を変え、本当のことを答えていないと感じ取ったという。
 給食後の授業は担任の受け持ちだった。2年の36人は2教室に分かれて授業を受ける。同中の勝間校長によると、約半数の生徒たちが集まった1教室で、担任は自殺した男子生徒もいる前で、全員に何かあったのかと再び問いかけた。
 授業後、その教室にいた生徒1人が担任に「すみません、僕がズボンを下ろしました」と清掃中の出来事を話した。
 男子生徒は同日昼、その生徒と女子生徒2人と校舎の階段を掃除していた。そこでズボンを下ろされたという。
 これを聞いた担任は、男子生徒に「大丈夫か」と尋ね、男子生徒は「大丈夫」と答えたという。
 男子生徒が同級生に「死にたい」と吐露したのは、同日夕、家路に就いた時だった。
 15日朝、勝間校長は全校生徒に男子生徒の死を知らせた後、思ったことを文章に書かせた。竹之内教頭によると、その作文の中に、これまで男子生徒が「からかわれたり、ちょっかいを出されたりしていた」とあった。
 15日夜、同中が開いた保護者への説明会で、勝間校長は、保護者から「子どもの話では(男子生徒がからかわれるようなことが)2、3あったと聞いている」と問いかけられた。校長は「事実を調べて整理し、対応したい」と答えたという。
          ◆
●ひつぎにトランペット 吹奏楽部員も見送る
 自殺した神林村立平林中学2年の男子生徒(14)のひつぎが16日午前、だびに付すため、同級生や所属していた吹奏楽部のメンバーなど約90人が見送る中、自宅を出た。
 釣りが好きだったという男子生徒のひつぎには、釣りざおなどが入れられたという。ひつぎの上には、愛用していたトランペットが載せられ、親族らに抱えられながら車に運ばれた。
 集まった同級生は棺に向かって手を合わせ、男子生徒の冥福を祈った。ハンカチで涙をぬぐったり、必死に嗚咽(おえつ)をこらえたりしている生徒の姿もあった。
 男子生徒は中学入学後にトランペットを始め、人一倍熱心に練習していたという。同じ学校の生徒の保護者は「優しい、いい子だったようで、自殺の理由は分からない。子供たちもショックで疲れている」などと話していた。
        ◆
●「逃げ場所ある 社会が発信を」
 泉田知事は16日の定例記者会見で、神林村の中学校2年の男子生徒が自殺した事件に触れ、「将来に無限の可能性があった命を落としてしまい、非常に残念です。今はご冥福をお祈りすることしかできない」と述べた。
 生徒は自殺した当日、ズボンを友人に下ろされたことを気に病んでいた。知事は「多感な年ごろでなければ、たわいのないことかも知れない」と話した上で、「学校や親にも相談できる場所がなかったのかも知れない。『逃げ場所はあるんだよ』『一人一人を必要とする人がいるんだよ』と、社会がメッセージを発信していく必要がある」と強調した。
 アイドル歌手の岡田有希子さんが86年に自殺し、後追い自殺が絶えなかったことも引き合いに出し、「当時の状況を想起させる。自殺が連鎖的に発生し、自殺予告も相次いでいる」と話した。

534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/19(日) 13:17:47
>>532-533
この人も吹奏楽部だったんだー。
偶然の一致かな。

535小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 18:34:59
>>534
偶然の一致だと思いますけどね。部活に代表されるような「きつい年功序列」が一連の自殺と関係あるかどうかは調査が待たれるところです。

で、それはそれとして、戸塚校長怪気炎。「いじめはなくならない」という部分は私も同意です。でも、いじめる側にスパルタ指導しないとダメだよ。

探偵ファイル/戸塚宏校長「いじめは大事」
http://www.tanteifile.com/diary/2006/11/19_02/index.html

536杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/11/20(月) 14:35:47
そんなに日本の大学って人気あるのかね?過日の酒田短大みたいなことにならなければ良いんだけど・・・・・

大学サバイバル、主戦場は中国 学生確保へ現地入試盛ん
http://www.asahi.com/life/update/1120/008.html
2006年11月20日13時32分

 「少子化社会」を迎え、私立、国公立を問わず国内の大学で、中国を中心としたアジアの留学生の獲得競争が熱を帯びている。日本は間もなく募集定員と受験者数がほぼ並ぶ「大学全入時代」。各大学は「国際競争に勝つ優秀な学生の確保」や「定員の確保」などを目指し、海外での留学生争奪戦を繰り広げている。

                         ◇

 北京の首都師範大で今月6日、日本の12大学が中国の学生向けに大学院留学の合同説明会を初めて開いた。

 北海道大、東北大、東大、名古屋大、広島大、九州大などがブースを設け、約250人の中国人学生にパンフレットを配ったり、奨学制度を説明したりした。

 説明会の開催を呼びかけたのは、4年前に首都師範大内に事務所を設けた広島大。同大には727人(5月1日現在)の留学生がいるが、4割を超える321人が中国からの留学生だ。同大大学院理学研究科学生支援室は「中国人留学生は博士課程後期まで進む率が高い。優秀で熱心な学生を集め、レベルアップと大学院生の定員の確保を狙っている」と話す。

 北海道大も今年4月、北京大の近くに事務所を置いた。鈴木賢・北京オフィス所長は「他の国立大学と比べ、留学生の割合が少なかった。説明会で学生の掘り起こしができる」と期待する。

 国際的な競争力に危機感を抱く東京大は、法人化後、世界最高水準の研究教育を目指してアジアとの連携強化を目標に掲げている。武内和彦・国際連携本部長は「国内の人材だけに頼っているだけでは国際的な競争力はつかない。人口の多い中国から、これまで米国に留学していたトップクラスの学生をいかに東京大に呼ぶかが極めて重要になる」と力説する。

                         ◇

 現地入試を実施する大学も急増している。同志社大は、日本語や日本文化を学ぶ留学生別科の入試を昨年から北京で、今年からは上海でも始めた。以前は書類審査と日本語を吹き込んだ録音テープで合否を決めていたが、他人が書いたとみられる書類が送られてくるケースなどもあり、本人の能力や意思を正しく判断するため導入した。

 今年6月と10月に実施した試験には、2カ所で計60人が受験。国際センターの沖田行司所長は「受験生の経済的負担が軽くなり、すそ野が広がってレベルの高い学生が多く集まるようになった」と話す。

 関西での海外入試の先がけは、大阪産業大(大阪府大東市)だった。99年から中国で3学部と短大、大学院2研究科で実施し、留学生の授業料を半額免除する制度も始めた。06年には中国、韓国の4会場で入試をし、毎年100人近くが受験している。

 木村建一朗・入試戦略担当部長は「この数年で海外の競争は激化している。内モンゴルの日本語学校で、40近い日本の大学が入試をする例もある」と話す。

 日本学生支援機構によると、日本の大学や短大などへの留学生数は05年5月1日現在で12万1812人。中国からが最も多く、うち8万592人を占める。

537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/20(月) 21:09:29
>>535
いじめ自殺ってのは自殺する側のほうの要因も大きく、いじめ根絶というよりも、軽いいじめっぽいことがあっても乗り越えられる態勢を学校や社会で整備するのが重要なことだと思います。
教育に従事してる人がいくら頑張っても、それだけでは追いつかない。

>>536
田舎の短大や一部の大学なんかは留学生が相当を占めるんじゃないでしょうか。
それって人気あるってのかどうか知りませんけど。

538杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/11/20(月) 21:21:54
共立薬科って武内直子の母校ですよね(元々女子大学だった訳ですし)。
この向こうを張って早大も東京女子医大辺り合併するのか(交流や提携があるんだし)?

慶応大と共立薬科大、合併へ 08年4月めどに
http://www.asahi.com/life/update/1120/016.html
2006年11月20日20時55分

 慶応義塾大(東京都港区)と共立薬科大(同)は20日、合併する方針を決めたと、発表した。08年4月をめどに、慶大は共立薬大を吸収する形で薬学部と大学院薬学研究科を設置する。少子化で、計算上は入学志願者数と定数が同じになる「大学全入時代」が07年度にも到来するとされている。すでに経営破綻(はたん)する私大が出てくるなかで、今後再編の動きが加速しそうだ。

 両大学によると、合併に踏み切った要因は、06年度入学者から導入された「薬学部6年制」の影響が大きいという。

 薬剤師になるためには、これまでの4年から、原則6年の履修が必要になった。このため、学生の間では学費の負担感が強まった。一方、ここ数年続いた薬学部人気で大学や学部の新設も相次ぎ、学生数は全体として増えた。全国の私立薬科大は06年度、前年度より大幅に志願者を減らした。実習先の医療機関の確保も課題となっていた。

 薬剤師国家試験の合格率が高く伝統がある共立薬大でも、04年度に約10倍だった志願倍率は、06年度は約5倍に落ち込んだ。さらに、今後少子化で18歳人口が減り続け、現在の経営状況を悪化させないようにするため、キャンパスの近い慶大との合併に踏み切ったとみられる。

 健全な財政基盤を持つ共立薬大との合併は、医学部や看護医療学部を持つ慶大にとってもメリットは大きい。薬学の研究が多様で高度になるとともに、医学、医療分野とも連携できる。

 18歳人口の減少によって、とくに昨年以降、私大を中心に合併や破綻などの再編の動きが加速している。

 今年1月には関西学院大と聖和大(いずれも兵庫県西宮市)が合併を前提に話し合いを始めた。一方、昨年6月には山口県萩市の萩国際大が定員割れによる経営難で破綻、今年8月には福岡市の東和大も学生の確保が難しいとして、07年度の学生募集停止を発表した。

 同日、記者会見した安西祐一郎・慶応大塾長は「研究水準の向上が期待でき、質の高い学生の確保など私立大学が直面している競争に有利になる」。共立薬大の橋本嘉幸理事長は「総合大学となる利点は非常に大きい。慶応と一緒になることでグローバルな視点も広がる」と話した。

 共立薬大は07年度まで学生を募集する。すでに在籍している学生が卒業する際に、どちらの大学の卒業生となるかについては、今後両大で検討するとしている。

539小説吉田学校読者:2006/11/20(月) 23:19:10
ちょっと愉快犯じゃないような手紙も多いので、安易に死ぬなどと書き記すような風潮は何ともしがたいので、この際はっきり書きますが、私が北方謙三でしたら、こういう手紙を寄こす生徒たちには「ソープへ行け」と言います。女子だったら「恋をしろ」でしょうか。
田舎だと深刻さが増すので、ちょっと違った観点から考えてみた。

北海道知事に自殺予告の手紙
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061120-119562.html

 北海道は20日夜、高橋はるみ知事あてにいじめを苦にした自殺予告の手紙が届いたと発表した。
 道によると、はがきの裏面にいじめの内容を書いたうえで「どうかぼくを早く助けて下さい」「もう生きて行くのに疲れました」「サヨウナラ」「どうかこの世からイジメを早くなくして下さい」などと書かれていた。
 個人名や学校名は特定できないが、「札幌中央」の消印であて先が「市内」の北海道庁となっていたため、道は札幌市の中学校を中心に調査している。
 また、高橋知事は「誰かが必ずあなたを支えていることを、わかってください。誰かに相談する勇気を持ってください」などと訴えたメッセージを発表した。

540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/20(月) 23:22:09
>>538
早大は、医学部作りに失敗して人間科学部になったらしいですが、ホントでしょうか。

>>539
北海道はキナ臭いなー。もう政治マターな気も。

541名無しさん:2006/11/20(月) 23:45:58
>>538
着々だなぁ,慶応。

>>540
そう聞きますね。医学部がないと海外で綜合大学と認められないとかで医学部の設置が悲願の早稲田・・

542とはずがたり:2006/11/21(火) 02:00:54
>>538

<慶応義塾>共立薬科大学と合併へ 08年慶大薬学部新設
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061120-00000103-mai-soci

 慶応義塾(安西祐一郎塾長、東京都港区)と共立薬科大(橋本嘉幸理事長、同)は20日、慶応大で会見し、両大学が合併協議に入ることを発表した。早ければ08年4月にも、慶応大が共立薬科大を吸収合併する見通し。橋本理事長は「実務実習の際、病院や医学部があると、(薬剤師育成などに)絶大な力を発揮する」と説明した。共立薬科大の名称を残すかは今後協議する。
 合併の申し入れは、共立薬科大側が今月6日に正式に行った。これを受けて、慶応大側は20日、評議員会を開き、(1)法人の合併を前提に協議に入る(2)07年3月をめどに合併協定書を締結する(3)08年4月1日をめどに慶応大に薬学部と大学院薬学研究科を設置する――の3点を決定した。
 橋本理事長によると、具体的な他大学との合併の検討は約2年前から学内で行い、薬剤師により高度な知識が求められるようになった最近の社会的背景などを踏まえて決断したという。橋本理事長は「落ち着いた環境で、質の高い薬剤師を育てたい」と教育効果を強調した。一方、薬学部の受験者減などを背景にした経営不安については「(共立薬科大は)収支も黒字で、学生の応募も高い率を維持している。経営は何ら不足はない」と否定した。
 また、安西塾長は「世界水準の薬学教育機能を有する教育研究機関になる」と慶応大側の長所を挙げた。[高山純二]
 慶応義塾 幕末の1858年に福沢諭吉が創設した蘭学塾が母体。1868年に時の年号を元に命名した。大学は文、経済、医など9学部。在学者数は幼稚舎から大学院まで総計3万6541人(今年5月現在)。
 共立薬科大学 1930年、東京・芝公園に共立女子薬学専門学校として開学。創立者の小島昇は慶応大経済学部卒。49年に薬学の単科大学となり、96年度から男女共学。学部、大学院を合わせた学生数は973人(今年5月現在)。
 ◇合併の背景に大学間競争の厳しさ
 慶応義塾と共立薬科大の合併の背景には、大学・短大の志願者数と定員数が同じになる「大学全入時代」の到来を07年度に控え、大学間の競争が厳しさを増している状況がある。トップ校である慶応大も、東京大や早稲田大などとの競争は激しく、教育・研究の充実が求められている。大学関係者は、今回の合併について生き残りを図ろうとした両大学の思惑が合致したものとみている。
 関係者によると、慶応大が薬学部を持つ他大と合併するという話は2〜3年前からあったという。慶応大にはこれまで医学部と看護医療学部はあったが、薬学部はなかった。慶応大のメリットについて、学校情報に詳しい出版社「大学通信」の安田賢治情報編集部長は「総合大学として薬学部を持てば、生命科学の分野など研究や教育の幅が広がると考えたのでは」とみる。
 一方、薬学部は06年度から薬剤師の国家試験受験資格の在学年数が4年制から6年制に延長された。この影響で、大手予備校・河合塾の調べでは、薬学部全体の志願者は05年度の12万1534人から06年度は前年比65・4%の7万9427人と大幅に減った。その半面、来年度には五つの大学が薬学部新設を申請している「供給過多」の状況にあり、安田部長は「共立薬科大の経営者には危機感があったのだろう」と言う。
 私立大を持つ学校法人の合併は、関西学院大と聖和大が09年4月に予定している。過去には、95年に南山大を持つ南山学園と名古屋聖霊学園が合併した例がある。[佐藤敬一]
(毎日新聞) - 11月20日23時27分更新

543小説吉田学校読者:2006/11/21(火) 07:16:55
>>541
となると、次は早稲田と医学部単科私立との合併か・・・埼玉医科だと逆効果の気もするけども

544片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/21(火) 08:46:41
なるほど、バウチャン制度の安倍政権では転校も手段の一つになるかもしれない!?

<いじめ>「転校してもいい」 小5が手紙で切々と
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061121-00000012-mai-soci

 いじめを理由にした転校は「逃げる」ことではなく「新しい道を切り開く」ことだ。2年半にわたりいじめを受け、登校できなくなった小学5年男児(11)が体験を切々とつづった手紙を毎日新聞に寄せた。自ら「転校」という選択肢を選び、今は元気に学校に通っている。「いじめられている子は勇気を持って周りに相談してほしい」と親子で口をそろえて呼び掛けている。【吉永磨美
 男児は中国・四国地方の小学校に通学していた3年生の時から徐々にいじめが激しくなった。その体験を便せんにびっしり書き込んだ。
 《「くるな」「くさい」「さわるな くさる」といわれて……先生に言ったけど、はい、やめます、と言ってからもまだやる。口先だけのやつらばかりで先生に言うのもあきらめました》
 期待していた進級時のクラス替え後も、いじめる相手が少し変わっただけだった。転校したい気持ちを担任に訴えた際、「そこまで傷ついているとは思わなかった」と言われ、驚き、あきれた。
 友人に迷惑は掛けたくなかった。《友だちにたすけてと言うのは(やめました。) ほかの子をまきぞえにするのはいけないから 言わないうちに同じ学年に友だちがいなくなりました》
 中学でも校区の関係で同じ顔ぶれになる可能性が高い。家族で決めた解決法が「転校」だった。
 母親は「悪口だけでなく、息子は無視され、毎日嫌われていることを確認しに学校へ行った。闘うにも目に見える暴力とは違い対抗のしようがなかった」と話す。
 男児は手紙で、いじめられている全国の「仲間」たちに提案する。《いじめが長い人は転校したらよいのでないでしょうか》
 一連のいじめ自殺報道に改めて当時のことを思い出した。「いじめが激しいと、不思議と『生』へのこだわりがなくなり、『死』が身近になってくる。いじめられていることを打ち明けるのは勇気がいる。親や周りに迷惑をかけたくないとか、いじめられていることが恥だという思いが浮かんでくる。けど、やっぱり『言うっきゃない』。僕は自分のために自分ができた一番のことは周りに相談したことだった」
 ■解説 一律の基準なし自治体ごと対応
 旧文部省は85年、いじめの被害者に関し、「転校」も一つの方法として対処するよう各教育委員会に通知した。いじめ自殺事件が社会問題化した後の96年には、文部省調査研究協力者会議が、より柔軟に対応するよう求める報告書を策定している。しかし、どのような事例で転校を認めるか、一律の基準はなく、自治体ごとに対応が異なる問題点を抱えたままだ。
 文部科学省によると、いじめを理由に転校した小中学生は05年度で計382人(小学校125人、中学校253人、特殊教育諸学校4人)。ここ数年では大きな変化はないが、転校を考える親子の側は「いじめの証明」に時間がかかる▽将来の進学に不利になる――などの不安があるという。
 不登校問題に取り組む「フリースペースえん」(川崎市)の西野博之代表は「転校はいじめ問題の有効な解決策の一つだ」としたうえで、「まず本人が『自分がいじめられるのは当たり前ではない』という気持ちを持ち、自分の意志で転校してほしい」とアドバイスしている。【吉永磨美
(毎日新聞) - 11月21日3時6分更新

545とはずがたり:2006/11/21(火) 12:10:27
>>543
それこそ東京女子医科などと数年毎にこの手の話が浮上しますが残念ながら実現してませんね。
あんま医大は経営危機には陥らないのかな。。
厚生省も早稲田にぐらい医大作らせてやればいいのに・・

546とはずがたり:2006/11/22(水) 11:18:53
『大学コンサル』が見る合併事情
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061122/mng_____tokuho__000.shtml

 「大学が将来の展望を描くとき、まず学部、学科を改編したり、名前を変えるなどの努力をする。私立の場合、充足率(定員に対する生徒数)が五割を切ると補助金がカットされてしまうので、そうなる前に、どこかと合併できないかと考えるのは、当たり前の選択肢ではないか」

 財団法人・日本開発構想研究所の高橋秀樹・高等教育研究部長(56)は、大学再編の現状について、こう説明する。

 同研究所はもともと地域開発、町づくりのシンクタンク。しかし、平成に入ったころから大学の新設、増設に関する需要調査を受託し、現在は、大学の将来計画の策定なども手がけるようになった。

 高橋部長は、慶応大と共立薬科大の合併については、こう評価する。

 「慶応には薬科がなかったので、より多くの学生を集められる。一方、共立薬科は、薬学部が四年制から六年制に移行した結果、親の経済的負担もあって、思ったより受験生の反応が鈍いという事情があるが、決定的なのは、この制度下で臨床実習を課せられたこと。慶応の医学部は共立薬科にとって魅力。理にかなった合併で英断だと思う」

 高橋部長は「国立大の盛んな合併は教育予算を減らすための国策。私大の合併と同じ尺度では論じられない」ともするが、大学の合併を、互いが幸せになるための「結婚」に例えると、「良縁」とは。

 「ミッション系同士、類似の宗派同士の大学で合併を画策することは、昔からよくある。理事が同じだったり、普段から交流があるということで現実味を帯びやすい」

 合併の壁の一つが卒業生の反発だが、ミッション系同士の場合は「建学の精神」が共通するので、卒業生を説得しやすいという事情もあるという。

 もう一つの「良縁」が、お互いが持っていない学部を補う形での合併。慶応と共立薬科も、このケースだ。既に今春発表された関西学院大と聖和大の合併は「ミッション系同士」で、なおかつ、聖和には関学にはない教育学部があり、良縁の条件を二つとも満たしていたことになる。

■競争より協調 安易さに警鐘

 半面、「同じように需要が減少している大学同士が合併してもプラスにならないので、合併は難しい。今は実力がある大学から合併が進んでいる」と指摘する。

 大学全入時代を迎え、ますます厳しくなる大学経営。二〇〇三年度からは新設、学部増設を抑制してきた文科省の大学設置基準が大きく変わり、「客」の集まる大学が拡大路線をとっているため、生き残り競争はより激しさを増している。

 「合併すれば共用部分を削減できるというスケールメリットを目的にした合併や、競争より協調の安易な合併が今後は出てこないとも限らない」と警鐘を鳴らす。

 少子化が進んでも小中学校では受験戦争はむしろ激化しているといわれている。

 高橋部長は「それは一部のブランド校を目指す人たちの話」と分析しながら今後の大学のありようをこう展望する。

547とはずがたり:2006/11/22(水) 11:19:17
>>546-547
 「大都市の大学が入りやすくなったにもかかわらず地方の大学を選ぶ人が増えているように、ブランドではなく、将来何をしたいのか、そのための資格を取るにはどの大学に行けばいいのかと、選択肢が変わってきている。はやり言葉で言えば、ナンバーワンよりオンリーワンになっていくのでは」

 数字的には全国の大学・短大の志願者数と入学定員数が一致する「大学全入時代」が来年度にも到来するとされる。すでに経営破たんした大学や、学生の募集を見合わせる大学も出ている。昨年六月、萩国際大(山口県萩市)が経営難で破たん。東和大(福岡市)は今年八月、学生確保が難しいとして来年度の学生募集中止を発表した。

 河合塾教育研究部の神戸悟チーフは今後の大学人気について「有名校に生徒の人気が集中するなど二極化が進む。競争力のある大学が学部を新設したり、入試制度を変えて学生を集め、その傾向が強まる」と予測する。

■不人気の学校「悪循環進む」

 例えば立教大学は今春から現代心理学部など学部を新設。また、法学部でセンター試験の四教科型に加えて三教科型も導入した。「学部新設で間口が広がり、以前は手が届かないと思っていたが、何とか努力すればと思う生徒も増え、さらに人気が集まっている」という。

 今後は「生徒が経営的に安定する大学を選ぶことや伝統校回帰の傾向が強まる。人気のある大学にはますます生徒が集まり、人気のない大学は生徒が減り続ける悪循環になる」と分析する。

 高等教育総合研究所の亀井信明代表は「今後五、六年で十八歳の人口がますます減り、単純計算すると、入学定員が千人の大学が百大学いらなくなるという大変な時代になる」と指摘する。

 さらに「難関校や資格に直結するところはむしろ生徒が集まる。特色のない大学から、数十の大学が淘汰(とうた)されるのではないか」と予測し「受験も大学教育も二極化することで、ますます社会の格差が広がる」と心配する。

 ただし、大学再編のメリットも期待する。「経営を真剣に考えれば、学生の意見を反映させることや教育内容の再考など、大学教育の本質を見つめざるを得なくなる。生き残りを考える上でいい方向に進む点も出てくるのでは」

 大学の合併と、近年盛んに取りざたされる企業合併とを比較しながら、マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏は「今後ますます大学合併は進むが、大学の合併は企業の合併より数段難しい」と指摘しこう強調する。

■国際競争力は「再編で向上」

 「企業はもうかるか否かで動く。しかし、大学の研究者は、経済や資本のことで動いてきたわけではない。さらに大学の伝統や歴史、卒業生のこともあり、合併後に消化不良が起こりかねない。よほどのリーダーシップがないとうまくいかないのでは」

 さらに西川氏は有名国立大学でも影響は少なからず出るとみる。「国立も独立行政法人化し私立と境目がなくなりつつある。国立大と私立大、さらには海外との大学との合併も、将来的にはありうるのではないか」

 短期的にはこの五−十年で、経営破たんする大学も予測されることに、西川氏は「学生が途中で放りだされる問題や、大学がなくなり、活気のなくなる地方が出てくる。さらに、宣伝ばかりするなど、近視眼的な学生集めをして本来の大学の真理探究が置き去りになる大学も出てくるだろう」と懸念を示しながらもこう見通す。

 「長期的にみれば、大学同士がいろいろ競合し、高い研究成果を出すことや活躍する卒業生の輩出を考えるなど、今よりも国際競争力が高まっていく方向に進むのでは」

<デスクメモ> 慶応もそうだが早稲田も女子医大との連携を深め総合大学路線を拡大している。そのうち関東以北は「東京六大学系列校」、関西以西は「関関同立系列校」ばかりになって、みんな名門大に入学できるという幸せな時代が来るかも。でも中部地方だけは「メーダイ(名古屋大)系列校」が幅を利かせたりして。(蒲)

548片言丸:2006/11/22(水) 15:18:48
この手の生徒は浮ついていて嫌いだったし、熱血教師みたいなのもあまり好きではないが、どっちかというと前者のほうが嫌いだ。
翌朝・校門前というのがいかがなものかという気はするが、地元的にはこのくらいOKのような気も。

体罰:奈良の「熱血校長」小4男児に ご飯粗末にした 
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061122k0000e040083000c.html

 奈良県三郷町の町立三郷北小学校で今月14日、給食のご飯を粗末に扱ったとして、岡本喜代治校長(59)が4年の男児の尻を強くたたいて転倒させるなどし、約1週間のけがを負わせていたことが分かった。岡本校長と同町教委は「行き過ぎた指導だった」として男児の家族に謝罪した。岡本校長は教育困難校の立て直しなどで実績があり、子どもと教師の心理についての著書も執筆。地元では「熱血校長」で知られている。

 同町教委によると、男児の担任教師が13日、給食で茶わんに残った米を団子状にして天井に投げるのを目撃し、岡本校長に報告した。岡本校長は翌朝、登校してきた男児を校門前で見つけると、ほおをつかんで引き寄せ、尻を6〜8回たたいた。男児は転倒し、足をすりむき、ほおにはつめ跡が残って血がにじんだという。男児はそのまま授業を受けたが、帰宅後、傷に気付いた家族が病院に連れて行き、全治1週間と診断された。岡本校長は同日夕、男児宅を訪れて謝罪。町教育長には15日朝、報告した。

 同小によると、岡本校長は「食べ物を遊び道具にするのは許されず、ここで指導しておかなければと強く思った」と説明したという。

 岡本校長は1995年、「子どもの心と教師の心」(日本教育研究センター)を出版。同小は今年度、文部科学省が全国の9小学校を指定した「総合的な学習のモデル校」にも選ばれている。

毎日新聞 2006年11月22日 15時00分

549小説吉田学校読者:2006/11/23(木) 09:30:56
教育委の「書写履修問題」議論が硬筆論議、漢字使用論議に走ってしまってます。どこかの掲示板と同じです。

毛筆軽視の一因に“ギャル文字”との見方示す/相模原市教委
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxinov405/

 相模原市教育委員会(雨宮博之教育長)は二十日、同市立中学校の国語の書写(硬筆・毛筆)=二〇〇五年度分=について指導が不適切だった問題で、”丸文字”や”ギャル文字”の流行による硬筆の衰退に歯止めをかけたいという教師側の意向が毛筆を軽視させた一因とする見方を示した。
 同市教委によると、学習指導要領で各学年で実施することが定められている硬筆・毛筆について、毛筆を全学年とも実施していない中学校が同市立中三十四校のうち九校あった。
 学習指導要領は「毛筆は硬筆の基礎を養う」とし、書写については一年生が国語全体の十分の二程度、二・三年生は十分の一程度と定めている。一年生の国語は年間百四十時間、二・三年生は百五時間のため、一年生は年間二十八時間程度、二・三年生は十時間程度となる。硬筆と毛筆の配分は各学校に委ねられており、二・三年生の毛筆は年間三時間程度という。
 二〇〇二年度の学習指導要領改定で、国語は一年生が週五時間から四時間へ、二・三年生は四時間から三時間に減少。このため、大半が毛筆を受験に不可欠な国語に、毛筆は冬休みの書き初めに置き換えていたと同市教委は説明した。
 もう一つの原因として考えられるのが「硬筆の重視」(同市教委)。丸文字や漢字の偏とつくりを分解するなどして表記する若者特有のギャル文字が中学生にも流行していることから「きちんとした文字を書かせたい」という教師の”親心”が結果的に毛筆軽視を助長する一因になったと同市教委は分析している。

550片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/23(木) 09:37:13
>>549
明らかに嘘とわかる拙い言い訳を使うのも今回の一連の事件の特徴ですね。そのくせすぐ自殺する。

551今亜寿 ◆nlHjMum/8M:2006/11/23(木) 09:46:28
昔ギャル文字の前身?に「丸文字」という読みにくい字を
女の子がよく書いてましたけど当時にもこんな話が
出てたんですかねえ

卒業文集やテストにも丸文字書いて「読めないから0点」にされた
バカな娘もたまにいましたよ

552小説吉田学校読者:2006/11/23(木) 13:12:11
>>550
神奈川新聞の記事よく読んだら、最後の一文にとんでもないことを書いてありましたね・・・のけ反った。

553小説吉田学校読者:2006/11/24(金) 21:37:05
本編あってこその歴史「たら・れば」論議であることを忘れてはならないし、この動きは歴史修正主義にも繋がるので、多用は危険でもあるが、面白いのも確か。「もし、漱石がいなかったら」というテーマで、近代文型形成の流れ、文語体脱却の塗炭の苦しみを泉鏡花論を交えて私は200分くらい話せる。

「歴史は暗記」イメチェン、大阪大が高校教師向け研修会
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20061123ur01.htm

 最新の学説などを通じて歴史のダイナミズムを教えることができれば、暗記に嫌気が差した生徒たちも歴史に興味を持つのではないか――。
 高校世界史の必修逃れなど歴史離れが深刻化する中、大阪大学が3年前に始めた高校の歴史教員向け研修会が、教師ら有志による勉強会に発展した。
 「もし日本が鎖国をしていなかったらどうなっていたでしょう」
 桃木至朗・阪大教授(東南アジア史)は、集まった生徒たち、つまり高校教師らに質問を投げかけた。単に、教科書の記述を理解しているだけでは答えられない設問だ。
 桃木教授なりの答えは、「日本の経済も、ほかのアジア諸国と同じように華僑に握られていただろう」というもの。日本が鎖国した17世紀は、ヨーロッパで銀の過剰流入によるバブル経済の崩壊と通貨危機が発生、世界的に大混乱に陥った。欧州勢に代わって華僑がアジア各地を席巻したが、日本は鎖国していたために無傷で済んだと考えたわけだ。
 「こんな解説をすると、世界史が専門の先生たちも『考えたこともなかった』と目を輝かせるんです」
 こうした光景が繰り広げられる研修会は、2003年から毎年夏休みに、2泊3日の日程で開催されてきた。歴史の暗記科目化に危機感を募らせた桃木教授と大学の同僚たちが「まず、高校の先生たちから変わってもらおう」と企画した。これまでの4回で、43都道府県から計約270人が参加。口コミで人気が広がり、複数回の受講は断らざるをえないほどだ。
 近年は歴史学自体が多様化している上に、グローバル化とIT化によって、手軽に世界史の現場に出かけたり、インターネットで最新の情報を手に入れることもできる。「こんなに歴史が楽しい時代はない。なのに、高校生はそう思っていない。このギャップを埋めるには、ワクワクする話を面白く伝えるしかない」と強調する。
 こうした発想に基づいた指導によって、高校生たちが歴史の授業に積極的に取り組むようになったと語る教師も少なくないという。昨年11月からは、これまでの参加者の中から有志が集まり、月例の勉強会も開かれるようになった。毎回、20〜30人が集い、効果的な教え方についても議論している。
 この会で高校側から世界史未履修の情報が寄せられたのをきっかけに、阪大は全国でも例のない、不完全履修者向けの高校世界史の講義を来年から実施することにもなった。
 「履修逃れ問題ではっきりしたように、歴史教育の地位の低下は日本の教育システム全体の問題で、改善は容易じゃない。でも、我々は微力ながら各地域で中核になる先生を支援していきたい」と、桃木教授は意気込んでいる。(岡本公樹)

554新進党最強野党論者:2006/11/25(土) 03:28:45
激論いじめ、自殺と日本の教育。司会: 田原 総一朗 http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

進行: 長野智子 渡辺宜嗣
パネリスト: 葉梨康弘(自民党・衆議院議員)
蓮舫(民主党・参議院議員)
福島みずほ(社民党党首、参議院議員)

伊藤玲子(『立て直そう日本・女性塾』幹事長)
喜入克(都立高校教師、「教師の会21」代表)
鈴木義昭(元東京都教育委員会指導主事)
寺脇研(前文部科学省大臣官房広報調整官)
中嶋博行(作家、弁護士)
長谷川潤(大阪府公立中学校教諭)
宮崎哲弥(評論家)
森越康雄(日本教職員組合委員長)
八木秀次(高崎経済大学教授、『日本教育再生機構』理事長)

安倍政権が力を入れる政策のひとつに「教育再生」があります。
 安倍氏は総理就任直後から教育再生担当の首相補佐官を置くとともに、鳴り物入りで「教育再生会議」を立ち上げ、教育基本法の改正にもすこぶる積極的でした。しかしながら、皮肉なことに、そんな安倍氏の登場を待っていたかのように、教育にかかわるさまざまな問題が噴出し始めたのです。
 相次ぐ「いじめ自殺」に高校の「単位未履修」の問題。教育基本法改正についてのタウンミーティングでの「やらせ質問」など、いったいどこから手をつけてよいのかわからないほど、問題は広範にわたり、一概に「教育」の問題と言ってもなかなか対応は難しそうです。
 さらには、毎日のように報道される、残忍な「親殺し」「子殺し」事件の数々などは、現代社会の家族やコミュニティの抱える問題の深刻さを示しています。
 核家族化や地域コミュニティの崩壊は、その弊害が指摘され始めてから、すでに四半世紀は過ぎているでしょう。そして、核家族化や地域社会の崩壊のしわ寄せが、学校教育などの「制度」へ過剰な負荷を与えているという指摘がなされるようになってからも少なくない時間が経ているはずです。
 にもかかわらず、「いじめ」を含めた一切の問題は解決されず、今日に至り、日々その状況は悪化しているといっても過言ではないのではないでしょうか?
 これらの問題は「教育」の枠を超えた国民的課題であることは間違いありません。
 そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、最近の教育問題を入り口に、家庭や地域社会のあり方などの問題まで徹底討論します。

555とはずがたり:2006/11/25(土) 11:03:33
>>552
>最後の一文にとんでもないことを書いてありました
とは??

556とはずがたり:2006/11/25(土) 11:39:14
東京獣医畜産大は現在の日大生物資源科学部(藤沢市)かな?工学部は郡山,生産工学部は習志野,国際関係学部は三島にある。調べてみると歯学科とは別に松戸歯学科迄ある。。

日本獣医畜産大学は合併とは云っても学校法人日本医科大の傘下に日本医大と並んで日本獣医生命科学大学(と2006年に改称)がぶら下がってるらしい。こちらは武蔵野市。

日本名門大も合併の風…少子化の影響、競争率の強化
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=82010&servcode=400&sectcode=400

日本の名門私立大学である慶応大学と共立薬科大学が合併方針を20日、発表した。

合併は慶応大が2008年4月、新学期から共立薬科大を統合し、薬学部と大学院薬学研究科を新設する形で行われる。

2大学の合併は少子化現象による大学志願者数が定員に満たない「全員入学時代」を迎え、財政面で苦しくなった大学が生き残るための構造調整の一環と見られる。

共立薬科大は今年、薬学科が4年制から6年制に変わり、志願者数が減った上、実習できる病院がないという困難が重なり、慶応大に合併を打診した。

1930年に設立された共立薬科大は2学科に学生数が821人、慶応大は1858年に設立された名門私立大学で、学生数2万8012人だ。医学部と看護学部、そして付属病院をもっており、薬学部新設で競争力をいっそう高めることになったという評価だ。

日本で4年制私立大同士の合併は51年の日本大学と東京獣医畜産大学、52年の日本医大と日本獣医畜産大学の合併以来だ。

来年4月には関西学院大学と聖和大学が合併を控えている。

日本では大学が学生定員を満たすことができず自ら閉校するか構造調整次元の大学間統廃合事例が増えるものと予想される。福岡の4年制工科大学である東和大学は定員割れにより、来年度学生募集を停止して閉校を決めた。2004年には広島の立志館大学が2年制短期大学から4年制に変更し、4年目で閉学申請した。

557小説吉田学校読者:2006/11/25(土) 19:28:24
>>555
>「きちんとした文字を書かせたい」という教師の”親心”が結果的に毛筆軽視を助長する一因になったと同市教委は分析している。

この部分ですね。嘘か「悪女の深情け」かどっちかです。

559とはずがたり:2006/11/28(火) 02:45:57
>>557
我が掲示板がちょっとした悪女ばやりですなぁw
嘘でも深情けでもなく先生方が習字というものをワカッテナイ可能性も多々あると思われ。

560片言丸:2006/11/29(水) 12:46:28
暗中模索という感じですね。
自分のことを思い出してみると、小中学校のころは、いじりといじめといやがらせの境界線が見えなかったような気がしますね。
いじられ&いたずらキャラの子がいて軽いトラブルをいろいろ起こしていたんですが、若い女の先生が生徒を個別に呼び出して面接するなどしました。
私も呼ばれまして、傍観しているのは加わってるのと同じと言われたんですが、そもそもそれがいじめだとは思ってませんでしたので、何言ってんのこの人という感じでしたね当時は。
たぶんそれはいじめじゃなかったと思うのですが、それがいじめに発展するものなのかどうなのかわかりませんね。
そういうタネのレベルから虱潰しにやらないといけないなら先生は大変ですね。

いじめ生徒に「社会奉仕」 教育再生会議が緊急提言
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006112901000271

 政府の教育再生会議(座長・野依良治理化学研究所理事長)は29日午前、いじめを苦にした児童・生徒の自殺が相次ぐ深刻な事態を受け、安倍晋三首相が出席した総会を官邸で開き、8項目の緊急提言をまとめた。
 提言では、いじめをした児童・生徒への対応について「懲戒の基準を明確にし、毅然とした対応をとる」と明記。具体例として「社会奉仕」や「別教室での教育」などを挙げた。
 また(1)教育委員会に対し、いじめを放置した教員に懲戒処分適用を求める(2)学校はいじめがあった場合は隠すことなく保護者らに報告し、家庭や地域と一体で解決に取り組む(3)学校はいじめを見て見ぬふりをする者も加害者であることを徹底して指導する−なども打ち出した。
 安倍首相は「即実行できるものはすぐ実行していく。政府としてできることをしっかり実行したい」と述べた。
 再生会議の一部メンバーが提起していた、いじめをした児童・生徒への出席停止を保護者に命じる措置については、同会議内に「排除の論理」として強い慎重論があり、明記されなかった。
 伊吹文明文部科学相は総会後、記者団に対し「いじめ(の態様)は非常に多様だ。いじめ(があれば)即、出席停止という受け止め方をされ、現場で運用されることに慎重でありたい。出席停止を否定しているわけではないが、ケース・バイ・ケースだ」と述べた。

561とはずがたり:2006/11/29(水) 12:59:48
社会奉仕は安倍が未成年者にさせたがってるから丁度良いのかも。。

562片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 08:07:17
社会奉仕で性格立て直しというのもひとつの手段ではあるのだろうけど、教師が手を焼く生徒が社会奉仕をトラブルなくまともにこなすかどうかという問題もあるかもしれない。
医療や福祉は人と関わる意味ではいいんだろうけど、サービスを受ける側の立場もあろう。一方で、ゴミ拾いとか草むしりでは生徒から見れば罰ゲーム色が強い。
教育の一環としてやるのであれば、それ相応の体制整備をしないとうまくいかないだろう。

いじめ緊急提言:舞台裏 急浮上した社会奉仕
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061130k0000m010149000c.html

 いじめの社会問題化を受け、政府の教育再生会議(野依良治座長)が29日発表した緊急提言は、いじめをした児童・生徒に対し「毅然(きぜん)とした対応を学校側く求めた。「社会奉仕、別教室での教育」も一例として掲げたが、一時は検討された「出席停止」は最終段階で消えた。提言を打ち上げ花火に終わらせず、子どもの悩みを受け止める態勢作りにつなげられるか。先行きは不透明で、いじめによる自殺で子どもを失った遺族らは厳しい視線を送っている。

 ◇教育再生会議の意見が割れた「出席停止」

 「出席停止といっても、その子の面倒を誰が見るのか。緊急避難だけでは解決にならない」。陰山英男委員(立命館小副校長)は再生会議終了後、記者団に強い調子で出席停止措置を批判した。

 原案段階で検討された出席停止は、最終案で社会奉仕と個別指導、別教室での教育という3点に切り替わった。出席停止を主張していた「ヤンキー先生」こと義家弘介委員は「別教室もある意味では出席停止だ」と述べ、委員間の認識の違いが浮かび上がった。

 再生会議のメンバーは10月25日、いじめ自殺の起きた福岡県筑前町を現地調査し、いじめ撲滅を訴える再生会議の緊急声明を発表した。約1カ月で今度は提言として具体的に踏み込んだ理由を、池田守男座長代理(資生堂相談役)は終了後の会見で「(いじめが)エスカレートしている現状を踏まえた」と説明した。

 教育基本法改正案をめぐる国会審議は、いじめ自殺や「やらせ質問」に野党の追及が集中。首相官邸サイドも「国民、教育界へのアピール」(塩崎恭久官房長官)を求めた。必ずしもいじめ問題に焦点を当てていなかった再生会議だが、今月21日に完全非公開で開いた運営委員会が、緊急提言取りまとめのスタートとなった。

 文部科学省などの出向者が集まる内閣官房の再生会議担当室は、いじめ問題への考えられる対処方法をリストアップして提示した。義家氏は再生会議の発足当初から、出席停止の厳格適用などいじめる子どもの教室からの隔離を主張。これをもとに27日の会合で原案が示され、担当室は各委員に個別に意見を提出するよう依頼した。

 ただ、出席停止は「管理強化は逆効果」などの批判が強く後退。29日の全体会議直前に示された最終案に、唐突に社会奉仕が浮上した。運営委員の一人は毎日新聞の取材に「社会奉仕は議論したこともない」と不満を漏らした。

 中曽根内閣の臨時教育審議会は86年に「社会奉仕の心の涵養(かんよう)」を提言。00年には森内閣の教育改革国民会議が「奉仕活動を全員が行う」ことの検討を掲げた。いずれも「憲法が禁じる苦役につながる」との批判で日の目を見なかったが、安倍晋三首相は自著で「大学入学の条件にボランティア活動を義務付ける」と記すなど、再検討する構えだ。委員の中でも奉仕活動の重要性を説くのは、国民会議にも参加した浅利慶太氏(劇団四季代表)ら。山谷えり子首相補佐官は会議後の講演で「国民会議で提言が出ながら実現できなかった。その穴埋めをするのが教育再生会議だ」と言い切った。

 緊急提言を実施するならば、社会奉仕にせよ別教室にせよ、担任教師の他に指導者が必要で、予算措置も避けられない。教育界からは「具体策のないPRに終わるのではないか」との声が出始めている。【竹島一登、高山純二

563片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 08:17:54

 ◇いじめで自殺遺族の反応「杓子定規じゃだめ」

 いじめによる自殺で我が子を失った親たちは、教育再生会議の緊急提言をどう見たのか。

 長男(当時13歳)を亡くした長野県教委こども支援課長の前島章良さんは「おおむね評価できる」とした。しかし、「いじめが100例あれば100通りの解決方法が必要になる。杓子(しゃくし)定規にいじめっ子を隔離しても問題は解決しない」と指摘する。

 「『毅然とした対応』は当然のことだが、そうした態度を取れない現状こそが問題。『いじめられる側にも問題がある』という意識や事実解明を阻む学校の隠ぺい体質など、そうした風潮を変えていくことが重要だ」と話す。

 長女(当時15歳)を亡くし、現在はいじめのない社会づくりを目指すNPO「ジェントルハートプロジェクト」理事を務める横浜市の小森美登里さん(49)は「罰のような形ではいじめた子どもは反省せず、また新たないじめを起こす。いじめた子どもに寄り添う視点がなければ、新たな暴発を生み、何の解決にもならない」と批判する。

 教員の懲戒処分についても「先生も処分を受けるとなると罰が怖いので隠ぺいに拍車が掛かる。いじめの問題では目標数値を設定したり、評価をすべきではない」と苦言を呈した。

 一方、日本教職員組合・高橋睦子副委員長は、「いじめ対策を取ろうとする方向性は良いが、中身は見るべきものがない。対症療法でしかなく、いじめ問題の解決につながるか疑問。『毅然とした対応』も排除の論理であり、教育の在り方、目標からすると問題だと思う。そもそも、前文に「美しい国づくりのために緊急に提言する」と書かれているが、そうじゃないはずだ。いじめ対策は、子どもの命を守るために行うものではないか」と話す。【川崎桂吾

毎日新聞 2006年11月30日 0時02分 (最終更新時間 11月30日 1時09分)

564片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 09:02:14
>>560
そういえばその子は、他人のものを隠したりするんだけど、自分で自分のものを隠したりもするんですね。迷惑掛けられました。

教育再生会議:いじめ緊急提言 自殺連鎖は止められるのか
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20061129k0000e040060000c.html

 続発するいじめ事件を受け、対策を検討していた政府の教育再生会議は、いじめをした児童・生徒に対して、学校が「毅然とした対応をとる」ことを柱の一つとした緊急提言をまとめた。提言には、いじめに加担するなどした教員の懲戒処分もある。緊急提言をどう受け止めるのか。いじめ自殺の連鎖は止められるのか。【高山純二、佐藤敬一、吉永磨美】

 緊急提言に記された「毅然とした対応」は、「出席停止」を念頭に置き、例として「社会奉仕、個別指導、別教室での授業」などを示した。

 会議後、義家弘介・同会議担当室長は「出席停止という文言は提言に含まれていないが、別教室での授業も出席停止と同じだ。(指導、懲戒の)基準を国が明確にし、学校現場を応援していかないといけない」と説明した。

 総合学習の取り組みで全国に知られる東京都内の区立小学校の善元幸夫教諭は「(出席停止は)教育の場から子どもの学ぶ権利を奪う措置であり、たやすく抜いてはならない伝家の宝刀だ。実際、いじめに適用するのは非常に困難で、また、本質的な解決にはならない」と否定的な見方を示す。

 都内の別の小学校教諭も「子どもが教室に戻ってきた後はどうするのか。一時的に切り捨てても、さらに悪くなるだけかもしれない」と危惧(きぐ)する。

 一方、いじめに関する著書がある作家で弁護士の中嶋博行さんは「これまではいじめられた側が不登校になったり、転校を余儀なくされてきたが、本末転倒な話だ。目に見える形で処分すれば、いじめグループは崩壊する可能性が高い」と語る。

 首相の私的諮問機関「教育改革国民会議」のメンバーを務めた藤田英典・国際基督教大教授(教育社会学)は「00年の国民会議の提言などを受け、出席停止や指導力不足教員の処分は制度上は既に実施可能となっている」と言う。

 そのうえで、藤田教授は、教員の懲戒処分に関し、「本当にひどい場合はやむを得ないが、適切な対応を取れなかったケースでの厳しい処分はあり得ない。どのような場合にどう処分するかの認定や判断は難しい。懲戒処分が不必要だとは言わないが、それ以前にやるべきことがあるはずだ」と語った。

 ◇「毅然とした対応」10年以上繰り返された提唱

 教育再生会議の緊急提言は、いじめた子への学校のとるべき姿勢として、「毅然(きぜん)とした対応」を掲げた。最も厳しい処置としては「出席停止」が該当する。会議終了後、池田守男座長代理は会見し、出席停止の文言を入れるかで委員間で激論があったことを明かした。

 「毅然とした対応」を学校に求めるのはこれが初めてではない。愛知県西尾市で94年11月起きた大河内清輝君いじめ自殺を受けて、旧文部省の「いじめ対策緊急会議」は95年3月、出席停止措置など厳しい対応が必要とする報告書をまとめた。これまで、文科省は国会答弁で、出席停止をいじめ対策として公言してきたが、実際の学校現場では、ほとんど適用されて来なかった。

 そもそも小中学生には義務教育が保障されている。結局、提言では出席停止の文言を避け、別教室授業や社会奉仕活動への参加を「毅然対応策」に掲げた。

 だが、さまざまな態様のあるいじめの中で、より一般的で深刻化しているとされる集団での無視、嫌がらせなどは、いじめる側といじめられる側がしばしば逆転する。こうした場合、別教室授業も含め、やはり強権的な対策を取るのは困難だろう。

 また、今回、再生会議が打ち出した「いじめを放置・助長した教師の懲戒処分」も、どんな基準で、どう判断するか、極めてデリケートな問題だ。いじめ解決ではなく、学校あげての犯人探しにならないだろうか。

 このほかにも、いじめへの取り組みを学校・教員評価に反映させる−−など今回の提言には新たな部分もある。一方、いじめは絶対許されない▽傍観する行為も許されない▽相談体制の充実▽家庭の責任−−など95年の報告書と重なる部分も多い。10年たって同じことを言わざるを得ないことに、いじめ対策の難しさが現れている。【竹中拓実

毎日新聞 2006年11月29日 11時48分 (最終更新時間 11月29日 13時45分)

565片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 09:04:17
いじめられる生徒・いじめに対処する教師をバックアップする態勢強化こそが必要なのではないか?

いじめ緊急提言:厳しい教育現場の声 「アメとムチ」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20061130k0000m040150000c.html

 続発するいじめ事件に関し、政府の教育再生会議が29日、緊急提言をまとめた。焦点の一つとして、いじめを放置・助長した教員に懲戒処分を適用することを求めた。一方で、いじめ対策への取り組みを教員評価につなげるよう提言。努力した教員にはアメを与えるとも受け取れる内容だ。現場のいじめ対策にどんな影響があるのか。反応の声もさまざまだ。【荒川基従、高山純二、佐藤敬一

 東京都内の区立中学校長は「学校の先生がきちんと指導できていないという発想に立ったもので本末転倒な話だ。現場の先生の神経を逆なでし、処分されるとなればますますいじめを隠そうとする」と強く批判する。一方、“アメ”に関しては「何をもって、いじめが減ったか増えたか、取り組みが進んだか進んでないかを評価するのか。現場の実情とはかけ離れた考え方だ。学校はユートピアではなく、けんかもあればいじめもある。特効薬はなく、現場は一つ一つ全力を挙げて対応していくしかない」と憤りを込めて話した。

 一方、別の区内のある小学校長は「いじめ自殺があった学校では、校長らがマスコミを前に謝罪しているが、一過性に過ぎない。現場の教員は『いじめを見逃したら教師生命がない』というくらいの真剣さが必要だ。その意味で懲戒処分を盛り込んだことは評価できると思う」と話す。

 ただ、緊急提言の中にいじめた子への「指導・懲戒」案として、奉仕活動をさせることが掲げられていることに関しては「社会奉仕が有効なんですかね。きれいごと過ぎますよね」と疑問符もつけた。

 提言通りなら、教師の懲戒処分は各地の教育委員会が行うことになる。94年に大河内清輝君いじめ自殺事件があった愛知県。名古屋市教委のある幹部は提言内容を読み「ちょっと厳しいな……」と漏らした。「現場の先生方の苦しさをもう少し理解してほしい。先生だって失敗はあるが、一生懸命仕事をしている。その結果として懲戒処分にされたら、やってられない」と同情的に語った。

 一方、提言に文部科学省幹部からも批判の声が漏れた。内容の多くは、すでに同省が各都道府県教委などに指導・助言をしている。ある幹部は「なんで今ごろこんなものを(提言するのか)……。けんかを売られているような感じがする」と批判した。

毎日新聞 2006年11月30日 0時09分 (最終更新時間 11月30日 8時26分)

566片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 19:51:57
>>510-513
自民党県議員会に自殺予告=中2名乗る、消印は「船橋」−千葉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061130-00000116-jij-soci

 自民党千葉県議会議員会あてに、中学2年生を名乗って自殺を予告する封書が届いていたことが30日、分かった。党県連が同日、県教育委員会に届け出た。
 県教委によると、封書は29日昼ごろ、千葉市中央区の党県連の事務所に届いた。B5判の無地の用紙2枚に横書きで「私は中学2年生です。学校に行くのがこわい。実は私はいじめられています」「12月3日に自分から命をたちます」などと書かれていた。
 消印が「船橋」となっていたため、県教委は船橋市教委などと連絡を取り、同市内の全市立中学校に保護者に通知するなどの対応を依頼した。 
(時事通信) - 11月30日19時0分更新

567とはずがたり:2006/12/01(金) 00:22:38
なんか学校側が横暴であるかのような記事の書き方は違和感を感じる。これまで女子生徒を甘やかして来たであろう親に一番の責任があるのではないか?多分生まれて来て初めて世間の厳しさをこの二人の女生徒は味わって居るであろうが本来親が厳しく躾けて来なかったツケを払わされているのだ。今頃殊勝なことを云っても遅い。これで復学が許されると更につけあがることになる。

卒業目前…女生徒2人“退学” 「教師に暴言吐いた」 県内の私立高
2006年11月30日(木)10:12
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/20061130_local_O_002-nnp.html

 県内の私立高3年の女生徒2人が「教師に暴言を吐いた」として、卒業を半年後に控えた10月末、事実上の退学処分を受けていたことが29日、分かった。女生徒らは非を認め、母親と一緒に教師らに謝罪し、土下座までしたが、学校側は処分を変えなかった。指導方法や処分は妥当だったのか、双方の主張を検証した。

 女生徒や学校の話を総合すると10月13日の5時間目、「昼休みにたばこを吸った生徒がいた」として、持ち物検査があった。女生徒2人は化粧ポーチを持っており、生徒指導担当教師は「校則違反にあたる」と没収した。その際、教師が「卒業まで(化粧ポーチを)返さない」と言ったことに、女生徒が反発、「暴言」を吐いたという。

 「暴言」について、学校側は「女生徒から『泥棒、返して』『死ね、バカ』などと言われた」とするが、女生徒は「覚えていない」という。

 その日は担任、学年主任も交えて話し合ったが、2人はその場で自宅待機を命じられた。2人はその後、母親と一緒に学校に出向き、土下座して処分の軽減を求めたが、1週間後に父母が学校に呼ばれ、校長から転校を命じられた。

 女生徒のうち1人は5日間、ショックで食事がのどを通らず、体重が減ったという。2人はその後、県外の通信制高校に転入、アルバイトをしながら通学している。
    ☆   ☆
 退学、停学などの懲戒処分は学校教育法で「教育上、必要があると認められた場合」に限って認められ、適用は学校判断に任されている。
 処分理由について、学校側は「普段から生徒の教師に対する反抗的な態度は目に余った。繰り返し注意したが、態度は改められなかった。教育活動を妨害したため、やむを得ず排除した」と説明。複数の教師に対する「暴言」と、これまでの生活態度を加味した総合判断だったとする。事実上の退学処分だが、2人の就職や進学にも配慮して「転学」という形にしたという。
 同校では生徒の処分基準として「教職員に対する暴力、暴言行為は退学に処することもある」「喫煙が現認された場合は停学1週間、たばこ所持は同3日」などと定めている。今回の場合も基準に照らし、職員会議と校長判断で処分を決め、「職員会議でもほとんど異論はなかった」という。
    ☆   ☆
 大分大の山崎清男教授(教育経営学、教育行政学)は「処分の妥当性は学校独自の基準によるため第三者が判断するのは難しい。処分の結果だけではなく、そこに至るまでの指導の積み重ね、プロセスが大切。最終的な処分決定に至るまで、警告や謹慎など、生徒に分かりやすい指導を学校はどれだけ重ねただろうか」という。

 たとえば、今回の処分の背景には「これまでの生活態度」がある。学校側は2人に「授業中にあぐらをかく」「教師に向かって『うるせー』」などの問題行動があり、再三指導したとする。これに対し、2人は「授業中に注意を受けたことはあったが、先生から呼び出されて注意を受けたことなどはなかった」としており、両者の認識にはかなり開きがある。

 2人はこれまで謹慎などの処分を受けたことはなく、3年生になってからは無遅刻、無欠席。生徒、父母、教師による三者の話し合いなどもなかったという。
    ☆   ☆
 女生徒の言動に行き過ぎた面があったかもしれない。問題行動の生徒を排除すれば、学校の秩序は保てるだろう。しかし、人として生徒の過ちを許し、正しい道に導くことこそが、教育ではないだろうか。生徒にもう1度、チャンスを与える選択はできなかったか。
 「今でも学校に戻りたい。みんなと一緒に卒業したかった」。ごく普通の女子高生の言葉が耳に残った。

■中途退学者数の推移
 文科省初等中等教育局の調査によると昨年度、全国の国公立・私立高校の中途退学者数は76、693人で、年度当初の生徒数の2.1%を占める。中退の理由は「学校生活・学業不適応」が38.6%と最も多く、「進路変更」(34.2%)、「学業不振」(6.9%)の順になっている。県内では689人(同1.8%)で、ここ数年、少子化の影響もあり減少しているが、全生徒に占める割合はほぼ横ばい。
=2006/11/30付 西日本新聞朝刊=

568片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 12:12:14
【解答乱麻】首相補佐官・山谷えり子 教育再生へ「志を立つ」
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/061204/gkk061204001.htm

 ベネッセの調査では、今の子供たちは1日平均2時間テレビを見ているという。また全国高等学校PTA連合会の調査では、小学校低学年のときにゲームが1日3時間以上、テレビ視聴が4時間以上あるといじめをすることが多く、携帯電話のメール交換が1日41回以上の高校生もいじめをする割合が高くなるという結果が出た。日本の子供たちの家庭での勉強時間は先進国平均を下回り、群れて遊んだり、スポーツするよりテレビ、ゲーム、ケータイに縛られて頭と心と体のバランスを崩し、友情や志をはぐくむ暇もない状況にある。

 私の故郷福井は幕末の志士橋本左内が育った土地で、小学生時代に私は、左内が15歳のときに自ら誓った5つの誓いを習ったものだった。「一つ、稚心を去る。一つ、気を振う。一つ、志を立つ。一つ、学に勉む。一つ、交友を択(えら)ぶ」というものだが、静かに唱えるだけで、心が清められ高められる思いがした。今も福井では“左内の十五の誓い”を教えている。

 現在、教育再生会議では、3つの分科会を作り議論している。1つは学校再生のための分科会で、いじめ問題、教育委員会のあり方、教員の資質向上、評価と処遇改革、学力向上のためのカリキュラムと授業時間増などを検討し「塾に行かなくても基礎学力がつく学校」「安全、安心な場所としての学校」「心を大切にする教育を行う学校」を当面の目標としている。来年の4月24日には実に40年ぶりに学力調査を実施する。結果をもとに、具体的な特別支援を早急に行うための全国調査であるので、すべての教育委員会と教員が実施し、学力向上に心を合わせて進むよう理解を深めていきたい。

 また“考える力を高める”といういわゆる“新しい学力観”方針の下で教育課程がズタズタになったところも見直さねばならない。たとえば現在では47都道府県の場所を教えず、2つか3つの県を考えさせればいいという指導基準に変更されたため、北海道がどこにあるか分からない子が半数を超えてしまった。中学3年間の英語の必修単語数も507を100にしたため、子供たちの英語力は哀れな状態である。基礎学力あっての“考える力”である。

 第2分科会では家庭と地域社会の連携、規範意識、心の教育、伝統文化、体験、交流、読書活動の充実などを検討し、第3分科会においては教育再生100年の骨組み、理念と目標を同時並行で検討している。

 先日、塩川正十郎元財務相にお会いすると「中曽根内閣のとき文部大臣をしていたが、臨教審の最終報告と言って高さ1メートルの報告文書を持ってこられたときはびっくりした。議論だけでは駄目。実績として残さなあかんで」と励まし、助言をくださった。

 教育再生会議では、目的を明確にして、それを実現させる手順、手段、法改正をスピードと責任をもってやり遂げたい。そして、学校だけでなく家庭、地域、産業、マスコミなどすべての人が当事者意識を持って取り組んでいただけるよう具体的メニューを出していきたい。
(2006/12/04 12:59)

569とはずがたり:2006/12/06(水) 00:44:28
大学から中高更に小学校へ,そして京都から滋賀,更に岐阜へ触手。積極経営やねぇ。
系列校の拡充はアホ卒業生を輩出すると云うことだからその辺どうなんかねぇ。

立命館が市立岐阜商の系列化検討 月内にも覚書、中高一貫教育も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061205-00000000-kyt-l26

 学校法人立命館(京都市中京区)は4日、岐阜市と教育振興や人材育成のための連携・協力で合意。月内にも覚書を結び、岐阜市立岐阜商業高を立命館に移管し、中高一貫教育を行うことを検討する。
 立命館と岐阜市によると、2004年に川本八郎立命館理事長と細江茂光市長が面談して教育振興に向けた懇談を進め、今年11月10日に立命館が市岐阜商の移管と中高一貫教育の実施を提案した。
 この日の市議会で、細江市長は、若者離れが進む市の教育振興策として立命館との協議について説明し、年内をめどに研究・協議を進める「覚書」の締結▽市と立命館の「連携委員会」の設置−を進めると表明した。
 市は「市岐阜商の移管は立命館からの提案であり、難しい問題もある。議会や市民、同窓会や保護者らの意見を聞きながら検討したい」(市企画部)としている。
 立命館は本郷真紹常務理事名で「市岐阜商の本法人への移管による中高一貫教育も含めた幅広い連携・協力の可能性について研究協議を行っていくことになった」とコメントを発表した。
 大学間競争が激しさを増す中、立命館は系列校の拡充を進めており、昨年5月、守山市と守山市立女子高の移管に合意、今年4月に立命館守山高を開設、来春には立命館守山中を開学する。
 市岐阜商が移管されれば、立命館宇治高などに次いで、全国で5校目の系列高校になる。
 市岐阜商は岐阜市唯一の市立高(共学)。情報処理科と経営管理科があり、全学定員は480人で5月時点の生徒数は475人。
(京都新聞) - 12月5日9時7分更新

570とはずがたり:2006/12/08(金) 23:13:40
中田の横浜市大、石原の東京都立、ポピュリズムの政治家は碌な事しない。まぁTOEFL500点は面白いかもしれないが。

2年生半数、留年危機 英語力検定が壁 横市大の学部
2006年12月08日16時27分
http://www.asahi.com/life/update/1208/009.html

 横浜市立大学(横浜市金沢区)で、05年春に誕生した国際総合科学部の2年生の半数以上が留年の危機にひんしている。同学部の学生の英語力を就職時の売りにしたい大学が、英語力検定として国際的に使われているTOEFLで500点以上取ることを3年進級の必修単位にしたが、それが大きな壁として立ちはだかってしまった。

 「1年のときは余裕だと思っていたが、後がなくなりいまは必死。すでに進級をあきらめた友人もいる」。500点に達していない2年生の男子学生(19)は、大学の図書館やLL教室で連日英語漬けだ。

 「TOEIC600点以上」「英検準1級」でも進級を認めているが、1期生の2年生約740人のうち、到達した学生はまだ357人。

 商、国際文化、理の3学部を統合し、国際総合科学部を新設した大学は「国際社会で通用する人材の育成」を掲げている。「TOEFL500点」は英語教育の充実度を示す象徴として、学外にPRもしてきた。

 予想外の未達成者の数に、大学も頭を悩ませている。このままだと留年者が出るのは避けられないし、点数を緩めれば学部の評判が落ち、志願者減につながりかねない。このため、この夏には2週間で67・5時間もの補習を実施した。

 藤野次雄・国際総合科学部長は「TOEFL500点は専門知識を大学で学ぶうえで出発点でしかなく、基準は緩められない。勉強方法での支援しかできない」と話す。大学が今年度中に実施するTOEFLの検定は、今月16日と2月の2回のみだ。

     ◇

 〈キーワード:TOEFLとTOEIC〉 TOEFLは64年に始まり、世界で毎年約80万人が受験する。入学判定などに使う大学は5千以上に上る。インターネット版もあるが、横浜市立大学が使っている団体向けのペーパーテスト、TOEFL―ITPは最高点が677点。79年から始まったTOEICは英語のコミュニケーション能力を評価するテストで、最高点は990点。世界で年間約450万人、国内でも約150万人が受験し、約2600の企業や学校が採用条件や単位認定などに使っている。

572片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/09(土) 13:43:48
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058274329/522

伊吹は「かわす」答弁技術には優れているんだけど、競争原理・市場原理導入にはもともと慎重だし、ぶつかるのはわかっていたこと。
そんなことは、俺のようなパンピーにもわかるのになんでこういう人材配置にしたのだろうか?
フリクションをわざと作り出して問題点を浮かび上がらせてそれを徹底的に議論して解決する、という趣味でもなさそうだし、何がしたいんだろうか。

教育再生会議:「あくまで前提に」「書き直せばいい」 閣議決定をめぐり紛糾
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061209ddm005010003000c.html
 ◇背景に競争原理の是非

 政府の教育再生会議(野依良治座長)の先月29日の全体会議で、3月に閣議決定された「規制改革・民間開放推進3カ年計画」の位置づけをめぐりメンバー間の意見が激しく割れ、約20分にわたり紛糾していたことが分かった。安倍晋三首相の仲裁もあいまいな形で終わったという。論争の背景には教員・学校評価など教育への競争原理の導入のあり方をめぐる根深い意見対立があるとみられる。8日行った集中討議でも教員・学校評価は議論の的となっており、来月の中間報告とりまとめは難航しそうだ。(2面参照)

 3カ年計画は、学校・教員評価や不適格教員の排除など、競争原理の導入を文部科学省に義務づける内容。29日の会議では、議論の「百家争鳴」ぶりを懸念した渡辺美樹委員(ワタミ社長)が「閣議決定があるならそれをもとに話し合ってはどうか」と提案したが、3カ年計画に距離を置く伊吹文明文科相が「法律だって必要があれば改正される。閣議決定も議論の結果なら書き直せばいい」と述べ、拘束されないとの考えを示した。これに対し、競争原理導入派の山谷えり子首相補佐官が「閣議決定があくまで前提になる」と割って入り、伊吹文科相と激しいやり取りが繰り返された。

 このため安倍首相が「閣議決定には拘束されないが、意識してほしい」と述べ論争を引き取ったが、メンバーの一人はこの発言を「規制改革の閣議決定にはこだわらない」趣旨の発言と受け止め歓迎。「教育論より規制改革を優先するなら、しっぽが犬を振るようなもの」と、競争原理派への反感をあらわにする。一方で、規制改革論者で規制改革・民間開放推進会議委員を兼務する白石真澄第1分科会主査は「再生会議は、中央教育審議会(文科相の諮問機関、中教審)の議論も前提ではないというスタンス」と述べ文科省をけん制しており、首相の指示は、双方から都合良く解釈されて、火に油を注ぐ形となっている。

 ◇集中討議でも疑問の声続々

 再生会議が8日、東京都内のホテルで開いた集中討議でも素案が力点を置く「不適格教員の排除」に、委員から「教員個人の資質の問題より、教員数を増やしてきめ細かい指導をすべきだ」と疑念が示された。

 東大の小宮山宏学長は「再生会議の提案は、骨太の方針を示すものであるべきだ」との文書を提出し、学校教育の具体論に踏み込む会議のあり方に疑問をにじませた。【渡辺創】

毎日新聞 2006年12月9日 東京朝刊

573とはずがたり:2006/12/10(日) 12:46:12
>>572
この件に限らず色々事前の片言評がバシバシ決まってますねぇ〜。
首尾一貫・整合性は破綻してても良いからスッキリと言い切ってしまうのが小泉の強み(≒詐欺性)だったと思うんですけど,安倍は全てに於いて曖昧です。
教育再生会議の人選も安倍の本来の信条とはかけ離れてる様に見える人材の登用をして国民の幅広い意見を吸い上げようとする姿勢は見せながらも肝腎の取り纏めへの実行可能な方途に欠けてるんじゃないでしょうか?

574とはずがたり:2006/12/10(日) 12:49:54
そもそも競争原理は政府が大々的に導入するべきものではなく,政府の第一の使命は均質で良質な幼稚園から大学院までの教育であって,それとは別ルートで競争的な私立の学校の存在を(政策的に積極的に導入したいなら積極的に)許容すべきであるように思う。
政府が論じるべきはナショナルミニマムの良質で均等な教育をどう効率的に供給できるかであって,競争原理導入派やそもそも安倍とかはその辺の事がわかってない様に思われる。

575片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/10(日) 13:42:39
>>573
ちょっと大袈裟に言ってしまうと山谷あたりの信念形成は「野党型」または「反動型」なんだと思います。

野党型という意味では、とにかく「今の教育は間違っている、教師や生徒に甘すぎる」で一致すればもうそれらの主張者が味方になり、それ以上の深みある制度議論へ発展してない点において。
反動型という意味では、「こんなとんでもない教育が行われている! けしからん、やめさせろ」というところで攻撃はするんだけど、それ以上の整合的な制度論議をせず認識も深まっていかない点において。

山谷だけじゃない、多くの人や集団が抱えている問題点だとは思うんですけども。
こういう性質を持った連合体は、「ではどういう制度に変えたらいいのか」という問題にいたって内部対立を見せるとあとは脆いです。


日本社会は右傾化していると言われていることが多い昨今だけど、「保守」「右派」はそういう組織の陥穽をまだ乗り越えていませんね。特に、「自由競争」と「伝統文化」の間では深刻な齟齬が残っていると思います。一時は、前者の「新しい保守」に自民党がまとまったという早漏的な解説がされたこともありますが、そんなすぐに解決するようなものではないはずです。

576とはずがたり:2006/12/10(日) 14:14:46
>>575
なるほど〜。興味深い視点です。寧ろ「野党型」且つ「反動型」でしょうね。
ネット右翼なんかまだその辺の組織の陥穽どころじゃない段階で外野でのヤジにとどまっているので五月蠅いだけでそれ程心配するほどのこともないのかも知れません。

一方で安倍周囲に集まった保守だの右派だのがその辺を意識し出すと手強いかもしれませんな。
此迄の左派・革新への嫌悪感から声だけでかい感じの右派・保守も拉致では一定の成果をあげたと云えるかも知れないので。
アメリカの議論でいつかあったけど保守と自由主義が手を組んだのは必然ではないと云う様な議論がありましたけど,日本では同様に一体の様に見られてるけど革新とハト派が一体になっている。保守・右派が自由競争と伝統文化をどう止揚していくか左派・革新の俺は革命的警戒心で注視せなばなるまい・・。

577とはずがたり:2006/12/10(日) 14:41:53

沖縄科技大「金看板」理事長が退任意向、構想にも影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061210-00000002-yom-soci

 国が設立を目指す「沖縄科学技術大学院大学」の初代学長に内定していたシドニー・ブレンナー氏(79)が、開学を待たず来年秋にも準備組織の理事長を退任する意向であることがわかった。

 ノーベル賞学者のブレンナー氏は同大構想の「金看板」。後任探しは難航が予想され、優秀な研究者を集めるという計画に支障が出そうだ。

 ブレンナー氏は昨年9月、同大の準備組織「沖縄科学技術研究基盤整備機構」の初代理事長(任期4年)に就任。「世界最高水準の大学」にふさわしい学長予定者として紹介されてきた。

 2004年2月の衆院沖縄・北方特別委員会では茂木沖縄相(当時)が「学長予定者となることの内諾を得た」と報告している。
(読売新聞) - 12月10日13時5分更新

大学院大学「S」評価 沖縄相、「圧力」を否定 科学技術会議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061205-00000019-ryu-oki

 【東京】国の科学技術施策を格付けする総合科学技術会議で、沖縄科学技術大学院大学構想の評価が5年連続で最高ランクの「S」評価を受けていることが5日、分かった。
 高市早苗沖縄担当相は5日午前の閣議後記者会見で、「政治的圧力で格上げしたのか」との質問に対し「わたしも会議に立ち会ったが、十分に議論した上で最初からSだった。圧力をかけて変えたのではない」と否定した。
 総合科学技術会議は次年度概算要求の妥当性を評価するもので、S(積極的に推進)、A(着実に実施)、B(問題点を解決して効率的に実施)、C(内容や計画の見直しが必要)の4ランクがある。10月27日に開かれた本年度会議ではSランクの理由を「世界レベルの知的・産業クラスターを形成するという期待に応えるため積極的に実施すべきだ」と報告している。
 内閣府の担当者は「審査の過程で異なる意見が出てくるのは当然だ。だが国として世界レベルの研究施設を積極的に推進しようという判断であり問題ない」と説明した。
(琉球新報) - 12月5日16時3分更新

580杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/12/11(月) 18:58:55
母校の恥を晒すので何だけど、これって総長の首が飛ぶだけで済まないんじゃないのか?

それに「火の玉教授」がこの件について沈黙しているのって何なの?そもそも元の同僚じゃないのか??
  ,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/

汚れた早大理工学部 また研究費不正疑惑
http://www.j-cast.com/2006/12/07004199.html
2006/12/ 7

早稲田大学でまたあらたな研究費不正受給の疑惑が浮上した。理工学部の男性教授が文部科学省からの委託事業で、社会人向けセミナーの参加費やポスターの制作費の一部が教授に還流した疑い。何故、また早大で理工学部なのか――。
問題になっているのは、早稲田大学が文部科学省から事業委託を受けている「ナノ・IT・バイオ 知財経営戦略スキルアッププログラム」という事業。文科省は、この事業に「科学技術振興調整費」として年間5,000万円を支給している。

文科省「ほかにも不正の疑いがある」
同省によれば、教授は、この事業のうち専門である知的財産の分野での人材育成のセミナーで不正に参加費を徴収したり、実際には作製されていないポスターの制作費を受給したりした疑いがあるという。さらに同省は、この教授について「(科学技術振興調整費とは)別の経理についても不正の疑いがある」として、同大に対し調査と報告を要求している。
一方、早稲田大学はJ-CASTニュースの取材に対し、
「現在、事実関係の調査中なので、結果が明らかになり次第報告する」
としており、不正受給の疑いがある事業などについては言及を避けた。
文部科学省は、疑惑について「この案件は(不正使用されたとされる)額が多いので、不正に使ったとすれば大問題だ」としており、不正があったとされる研究費の額は相当な規模にのぼると見られる。
今回の疑惑は、文科省への「関係者の情報提供」によって明るみに出たが、これがなければ、同省は「気づかなかった」としている。

2006年6月にも、理工学部教授による研究費の流用が発覚
早稲田大学では、2006年6月に、同大理工学部松本和子教授による研究費の流用が表面化。このとき同大は、研究費約1億8,500万円を国庫に返還。教授を、1年間の停職処分とした。これに対し文科省は、同大への06年度分の「科学技術振興調整費」13億円について凍結したが、06年7月19日に同大の再発防止策を妥当と判断し、凍結を解除した。皮肉にも、今回はこの「科学技術振興調整費」でまた不正疑惑が再燃したことになる。
なぜ、またまた早大で、しかも同じ「科学技術振興調整費」で、不正疑惑が再浮上したのか。
前出の松本教授について述べた06年8月31日付日経新聞は今の事態を「予言」していいた。
「科学技術予算が増加したのに伴い、各省や資金配分機関は重点分野で有力な研究者に殺到し、こぞって資金を注ぎ込んだ。不正が目立つのはこうした研究者であり、各省の安易な資金ばらまき、特定研究者への偏向がおごりや不正を助長したといってよい。これを改めない限り、不正の温床はなくならない」

581片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/12(火) 12:28:54
パンドラボックス、オープンへ?

東京都教委の「未履修」容認問題、文科省が調査へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061212ic04.htm

 東京都教委が、一部都立高校の必修科目未履修を容認していた問題で、伊吹文部科学相は12日の閣議後会見で、「事実関係を調べるよう指示した」と述べ、文科省として調査に乗り出す考えを明らかにした。

 一連の必修逃れ問題では、都道府県教委によって未履修に当たるかどうかの判断が分かれている。伊吹文科相は「解釈上許されるとか、許されないとかだと、グレーゾーンが出てくる。グレーゾーンをうまく使うと受験に有利になるのではアンフェアだ」と述べ、基準統一の必要性についても言及した。

(2006年12月12日11時58分 読売新聞)

582片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/13(水) 00:28:12
誰か止めてあげてください。

秋田経法大改め「ノースアジア大」に、来年度から
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061212i415.htm?from=main4

 秋田市の学校法人「秋田経済法科大学」(小泉健理事長)は12日、2007年度から、法人と大学を「ノースアジア大学」、付属高校を「明桜(めいおう)高校」と名称変更することを決めた。月内に文部科学省などに名称変更の申請を行う。

 08年度に観光学科新設を計画しており、名称変更は「日本、アジア、世界に目を向けた教育活動展開のため」としている。甲子園出場で知られる秋田経法大付属高は「付属」をつけず、所在地の秋田市下北手桜(しもきたてさくら)にちなんだという。

(2006年12月12日23時46分 読売新聞)

583とはずがたり:2006/12/13(水) 00:32:05
>>581
定食屋でニュース23やってたんですけど,伊吹が日の丸・君が代はえらく厳しく徹底する癖に,この件では随分と柔軟だと都の教育委員会を批判してた。ちゃんと石原批判出来るやん(はあと)と見直しますた。

>>582
う・・。茶髪とピアスを禁止を打ち出したところですよねぇ。なんだこの迷走ぶりは。

584片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/13(水) 00:37:33
いっそのこと、ノースアジア大学附属下北手桜高校で甲子園に出て欲しかった。

585とはずがたり:2006/12/13(水) 16:13:41

青学の国際政経学部じゃないけど国際付けただけで猫も杓子も人気出ちゃう時代は終わったのだろうね・・それにしても変な名前にしたもんだ。安田火災という重厚でかっちょいい名前棄てて損保ジャパンにしちゃうおじさん世代の変な感性?

経法大:来年4月「ノースアジア大」に改称 08年度、観光学科新設へ /秋田
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061213-00000034-mailo-l05
12月13日11時1分配信 毎日新聞

 ◇経法大付は明桜高校に
 学校法人秋田経済法科大学(小泉健理事長、秋田市下北手桜守沢)は12日、理事会を開き、07年4月から秋田経済法科大学(小泉健学長)と法人の名称を「ノースアジア大学」と改めることを決めた。改称は少子化などを受けた大学改革の一環で、同大学は08年度に法学部内に観光学科を新設することを視野に入れ、「世界に向けた国際的名称の必要性を重視した」と説明している。付属高校は「明桜(めいおう)高校」に改称する。
 理事会は今年9月から教職員や大学OBで「名称変更委員会」を組織。委員が提案した大学34、高校20の案から選考を進めた。「アジア、世界に目を向けた教育活動を展開する」観点から採用した「アジア」と、所在する東北地方に絡め「新鮮で、外国人も理解しやすい」と選んだ「ノース」を組み合わせたという。
 付属高校は独自性を重視して「付属」を外し、所在地の「桜」を取り「明桜」とした。付属幼稚園は「ノースアジア大学付属のびのび幼稚園」、付属保育園は「同付属のびのび保育園」に改称する。秋田栄養短大、秋田看護福祉大は改称しない。
 大学は改革の柱の一つとして観光産業の研究・教育を重視し、今年10月、観光産業を調査・研究する「国際観光研究所」を学内に設立。また07年度新入生から観光産業の講義を受ける「観光奨学生」20人を募集する。小泉理事長は「実社会で役立つ質の高い大学を目指し、これまでの『経済・法学』にとらわれず、イメージを一新したい」とコメントを発表した。
 改称決定に、学生からは賛否両論が上がった。県内出身の経済学部2年の男子学生は「新名称がなじむまで時間がかかるだろうが、観光研究で大学の価値が上がればいい」。別の経済学部2年の男子学生は「本当に観光で学生が集まるのか疑問。就職活動にも影響が出るのでは」と不安を口にした。【津村豊和】
………………………………………………………………………………………………………
 ■解説
 ◇少子化に生き残りかけ
 少子化の進行で、全国でも大学・短大の志願者数と入学者数が計算上同じになる「大学全入時代」を来年度に控え、県内最大の私立大が改革に腰を上げた。秋田経法大の入試志願倍率は02年度入試の1・51から06年度は1・22にまで低下、02年度は590人だった受験者数は06年度には484人に落ち込むなど受験生の人気低下が進み、打開策が急務となっている。
 全国の大学をとりまく環境は年々厳しさを増している。日本私立学校振興・共済事業団(東京都)によると、4年制私立大(通信制のみを除く)550校のうち、今年度の入学試験で定員に満たなかったのは、過去最多の222校(40・4%)に上った。各大学の生き残り競争が激化している。
 県は私学助成金として秋田経法大に毎年学生1人当たり5万4600円を交付しており、05年度の助成金は総額約8700万円になる。大学が目先の学生確保に終始せず、社会が必要とする人材を育成できるか。数少ない県内の高等教育機関として、県民も改革の行方を注視する必要がある。【津村豊和】
………………………………………………………………………………………………………
 ■ことば
 ◇秋田経済法科大学
 県内初の4年制私立大として1964年、「秋田経済大学」の名称で設立。経済学部単科でスタートし、83年、法学部を新設して「秋田経済法科大学」に改称。学生数は2学部計1632人(12月1日現在)。大学院、法科大学院(ロースクール)はない。系列に秋田栄養短期大、秋田看護福祉大、秋田経法大付属高校、幼稚園、保育園、さくら幼稚園などがある。

12月13日朝刊
最終更新:12月13日11時1分

586とはずがたり:2006/12/14(木) 03:43:51

女が男に噛み付くのは無罪なんじゃないのと思ったら女生徒が女教師に噛み付いたのか。しかもえらく荒れた中学のようで・・。

中2女子が教諭の腕にかみつき逮捕
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061213-130021.html

 岐阜県警多治見署は13日、瑞浪市立瑞浪中学校で、女性教諭の左腕にかみつき、けがをさせたとして、傷害の現行犯で同中学2年の女子生徒(14)を逮捕した。女性教諭は5日間の軽傷。

 同中学では10月23日、2年の女子生徒(14)がいじめを苦に自殺した。教務主任の教諭は「逮捕された生徒の行動は、自殺とは関係ない」としている。

 調べでは、生徒は授業中の午後2時半ごろ、廊下で消火器を噴射しようとして数人の教諭に取り押さえられ、注意されていた際、女性教諭(56)にかみつき、負傷させた疑い。

 生徒は午前中から授業を受けず、校内をぶらついていたという。

[2006年12月13日22時27分]

587とはずがたり:2006/12/14(木) 17:09:21
真面目な京大生と不真面目な東大生は昔から稀少だよね。最近は京大生も変に小さく纏まってしまっているかもしれないけど,逆に東大生が不真面目になったりはしないようだ。

東大生、まじめすぎ? よく勉強、進路に強い不安
2006年12月13日(水)20:05
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20061213a4700.html

 よく勉強する一方で、将来の進路などに思い悩み、不安や無気力に苦しむ学生が増えている−。東大が13日公表した学生生活実態調査で、こんな東大生の姿が浮かび上がった。同大は「よく勉強するのは歓迎すべきことだが、まじめすぎて悩みを深めているようだ」と心配している。

調査は質問項目を一部変更しながら毎年続けており、今回は昨年11月に学部生約3500人を対象に実施した(回収率39%)。

就職について「悩む」と回答した学生の割合は2001年の調査よりも7ポイント増え67%、進路や生き方では2ポイント増え83%。自分がニートやフリーターになる恐れがあると不安を感じている学生も28%に上った。

最近6カ月で強い不安を感じたり、対人恐怖、過食や食欲不振に苦しんだりした学生の割合は各項目で数ポイント増大した。

588とはずがたり:2006/12/15(金) 13:06:48

どうだろ,受験生はお洒落・派手なイメージの方があつまるんじゃないの?これは野郎の発想か?

読者モデル「甲南女子大」公表ダメ イメージ低下懸念
2006年12月14日(木)15:58
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/region/T20061214MS01323A.html

 ファッション雑誌で服装や生活スタイルを公開し、人気の読者モデル。多くの読者モデルを“輩出”している甲南女子大学(神戸市東灘区)で今、ファッション雑誌での大学名の使用が禁止されている。無断で大学名を使うと停学などの懲戒処分に。大学側は「少子化時代を迎え、私立大が生き残っていくには、読者モデルの派手なイメージは不利」と言い切る。一方で「よい宣伝になる」という声もあり、学生らの間でも賛否が分かれている。

 有名ファッション雑誌「JJ」(光文社)の編集部によると「読者モデルの多さでは、全国で五本の指に入る」という同女子大。以前はほかの大学と同じように大学名を公表していたが、昨年七月以降、「A女子大学」「J女子大学」などの表記に変わった。

 きっかけは、学生生活部に寄せられた複数の苦情。化粧をばっちりときめ、ブランド品を着こなす読者モデルを雑誌で見た年配の卒業生が「軽い感じで下品」などと意見した。

 同部は、雑誌やテレビで大学名を使うときは届け出るよう徹底。「『清く正しく優しく強く』という大学の教育方針や理念に合うもののみ、大学名の使用を許可する」とした。就職活動に関する雑誌は使用が許可されたが、ファッション雑誌は不許可となった。

 同部の田中正人課長(50)は「派手な学生は一割ほどしかいないのに、読者モデルを通じて派手なイメージが高校生らに広がると、受験生が減る。大学経営を考えると深刻な問題」と話す。

 学生の受け止めはさまざま。文学部の三年生(21)は「大学名を言うと派手だと誤解される。大学名を使わないのは賛成」。一方、同学部の二年生(20)は「全国に大学が知れ、宣伝になっている。おしゃれなイメージだしいいのでは」と話す。

 同じく読者モデルが多い神戸女学院大学(西宮市)の学生は、今も大学名を出して雑誌に登場。同大学は「学生の常識、判断を重んじているため」と説明する。

589小説吉田学校読者:2006/12/16(土) 11:15:59
この記事で賛同できるのは、札幌市の女性教諭のコメントのみ。
そもそも、国による「管理」って何なのでしょうか。教員に対する統制のことなのでしょうか?管理教育のことでしょうか?
現行の教育基本法でも、管理教育ガチガチの地域や、国旗国歌管理ガチガチの地域、懲戒連発の地域もあることを忘れてはいけない。

「教育の憲法」と呼ばれ、って書いてますけど、昨年「図書館の憲法」の国立国会図書館法が行革の流れで館長・館員の給与削減などの改正がなされたわけですけど、何ゆえ、その時は騒がなかったのか。

改正教育基本法:初の成立(その1) 管理強まる不安、教室変わる期待
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20061216ddm041010176000c.html

 「教育の憲法」と言われ、戦後日本の発展を下支えした教育基本法の改正案が15日、参院本会議で可決された。1947年3月の制定以来初の改正となる。いじめや履修単位不足問題、大学全入時代の到来などで、屋台骨を揺さぶられる日本の教育。「愛国心」表記や義務教育年限の撤廃などの項目はそのあり方を大きく変える可能性を秘める。「教室は変わるのか」「いじめ問題はどうなるのか」。教員や保護者らは不安と期待で見つめた。【教育取材班】
 ◇「愛国心」
 法改正の焦点とされた「愛国心」は、「我が国と郷土を愛する態度を養う」と表現し、「他国の尊重」も組み合わせた。
 2人の子を持つ東京都品川区の男性公務員(46)は「愛国心表記は当然。学校でも国土の美しさなどを訴えてほしい」と歓迎する一方、「外国人子弟への押しつけはやめて」と注文する。
 具体的な教育課程にどう取り入れるか学校現場では戸惑いと批判の声が聞かれる。群馬県立高校の男性教諭(36)は「日の丸掲揚や国歌斉唱で『掲揚だけでなく全員一礼する』『全員声を出して歌う』などと指示される」と、強制的色合いが強まることを危惧(きぐ)する。
 「成績評価」につながるとの懸念もある。愛媛県の小学校長(59)は「愛国心の評価項目ができ、数値目標を掲げられても、評価するのは非常に難しい」と悩ましげに語る。
 ◇まず家庭
 改正法は「保護者は、子の教育について第一義的責任を有する」と、家庭の責務を盛り込んだ。
 福岡市立中の男性教諭(31)は「ありがたい」と率直に評価。「学校からは家庭に言いたくとも言えないことが多かったが、これで、学校と家庭の連携を積極的にアピールできる」と喜ぶ。
 一方、高2の息子を持つ横浜市の女性会社員(48)は「学校に何でも押しつけると言われているから」としつつ「『それで、どうするの?』と思う。今後は罰則まで設けることになるのでは」。
 ◇飛び級
 義務教育年限が削除されたのも特徴だ。関連法令が改正されれば、自治体判断で現行の9年より長くも短くもなり得る。愛知県北名古屋市の中学教頭(47)は「現場は劇的に変わる。教師も意識を変えなければ」と指摘。盛岡市立中の男性教諭(39)は「飛び級も可能になる。エリート教育が重視され、格差社会に拍車がかかるのでは」と心配な点を語った。
 ◇解決策?
 学力低下、学級崩壊、いじめ−−子どもたちを取り巻く問題の解決に法改正は役立つのか。そもそもなぜ今改正なのか。疑問の声は多い。兵庫県西宮市の団体職員(44)は「教育現場の競争がより強まって、いじめや不登校問題がより深刻化するのでは」と効果に疑問符を付ける。札幌市の女性教諭(49)は「学校教育法など個別の法改正まで進まないと学校は変わらない」と冷静に分析、今後の教育改革こそが重要との立場を示した。
 ◇悔しさと感慨交錯−−国会
 約60年間不変だった「教育の憲法」の改正はあっさり行われた。15日午後5時50分過ぎ、参院本会議場の電光掲示板に賛成131、反対99のサインが光った。押しボタン式の採決は一瞬で決した。扇千景議長は落ち着いた様子で「よって本案は可決されました」と宣告した。
 戦場体験を持つ元沖縄県知事の大田昌秀参院議員(81)=社民=は「皇国史観をたたき込まれて戦場に出された私は、教育の怖さが身に染みている。改正法は非常に危険だ。社会の空気が戦前より怖い。若い国会議員には分からないのかもしれない」と悔しさを隠さなかった。
 一方、参院教育基本法特別委員長を務めた自民党の中曽根弘文元文相(61)は「感慨深い。子どもに国を愛せよと教えるのではなく、自然な気持ちで郷土や国を大切にするようになることが大切だ」とほっとした表情で話した。【青島顕、長野宏美】

590片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/16(土) 11:45:27
>>588
甲南女子ってちょっと行き過ぎが目立っていましたからね。
折角ブランド大学(ブランド好き大学?)になったのだから抑制しなくてもよいという考えもありえましょうが、さすがにそこまで思い切れなかったか。

591片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/16(土) 11:47:56
>>589
国立国会図書館法って、図書館の憲法じゃないですよね(笑)

592小説吉田学校読者:2006/12/16(土) 11:52:38
>>591
まあ、そうなんですけども。私の言いたいことは「○○の憲法」とかいうのは疑ってかかった方がいいということであります。
ちなみに国立国会図書館法の前文は、涙ものです。

593片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/16(土) 22:01:31
>>423-427
卒業式は補習の前でも可 未履修問題 岩手
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m12/d16/NippoNews_13.html

 県教委は15日、高校必修科目の未履修に伴う対応について、卒業式は補習の終了前でも後でも構わないとした上で「補習終了前に行う場合は儀式である旨を生徒、保護者に十分説明して理解を得ること」と当該高校に通知した。補習が終了せず卒業資格を得ていないのに、先に卒業式を行うのは問題がないか―という学校側からの疑問への見解を出した。

 必修科目の未履修は県立32校で判明、このうち卒業を控えた3年生の未履修者がいない2校を除く全校に通知した。県教委に提出した未履修科目の補習計画によると、盛岡一、花巻北、花巻南の3校が、卒業式後の3月中旬から下旬まで補習を行うとしている。

 一部の高校は卒業式の延期も検討すると県教委に連絡しており、学校教育室は「卒業式後に補習を行う場合や、卒業式の日程を変更する場合は21日までに報告を」と通知に付記。卒業証書に入れる日付は各校の裁量に任せるとしている。

594片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/17(日) 01:42:13
読売社説も「教育の憲法」って言ってるけど、教育基本法ってそもそもなんなんだろ。

12月16日付・読売社説
 [教育基本法改正]「さらなる国民論議の契機に」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20061215ig90.htm

 教育基本法が一新された。1947年(昭和22年)の制定から60年、初めての改正だ。

 「教育の憲法」の生まれ変わりは新しい日本の教育の幕開けを意味する。この歴史的転換点を、国民全体で教育のあり方を考えるきっかけとしたい。

 見直しの必要性を説く声は制定の直後からあった。そのたびに左派勢力の「教育勅語、軍国主義の復活だ」といった中傷にさらされ、議論すらタブー視される不幸な時代が長く続いた。

 流れを変えた要因の一つは、近年の教育の荒廃だった。いじめや校内暴力で学校が荒れ、子どもたちが学ぶ意欲を失いかけている。地域や家庭の教育力も低下している。

 現行基本法が個人・個性重視に偏りすぎているため、「公共の精神」や「規律」「道徳心」が軽視されて自己中心的な考え方が広まったのではないか。新たに家庭教育や幼児期教育、生涯教育などについて時代に合った理念を条文に盛り込む必要があるのではないか。そうした指摘が説得力を持つようになってきた。

 改正論議に道筋をつけたのは2000年末、首相の私的諮問機関「教育改革国民会議」が出した報告書だった。基本法見直しが初めて、正式に提言された。

 これを受け、中央教育審議会が「新しい時代にふさわしい」基本法の在り方などを答申。与党内でも改正に向けた検討が本格化し、ようやく今年4月、政府の全面的な改正案が国会に提出された。

 ◆6年にわたる改正論議

 この6年、基本法改正については様々な角度から検討され、十分な論議が続けられてきたと言っていいだろう。

 その中には「愛国心」をめぐる、不毛な論争もあった。

 条文に愛国心を盛り込むことに、左派勢力は「愛国心の強制につながり、戦争をする国を支える日本人をつくる」などと反対してきた。

 平和国家を築き上げた今の日本で、自分たちが住む国を愛し、大切に思う気持ちが、どうして他国と戦争するというゆがんだ発想になるのだろう。

 基本法の改正を「改悪」と罵(ののし)り、阻止するための道具に使ったにすぎない。

 この問題は、民主党が独自の日本国教育基本法案の前文に「日本を愛する心を涵養(かんよう)し」と明記したことで決着した感がある。政府法案は「教育の目標」の条文中に「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する…態度を養う」と入れた。むしろ民主党案の方が直接的で素直な表現だった。

 ともあれ、改正基本法の成立を歓迎したい。その精神にのっとって、日本の歴史や伝統、文化を尊重し、国を愛する心を育てるような教育が行われることが期待される。さらに家庭、地域での教育も充実されて、次代を担う子どもや若者たちが、日本人として誇りを持って育っていってほしい。

595片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/17(日) 01:53:07
 ◆関連する課題は多い

 そのために文部科学省など政府が取り組むべき課題は山積している。

 まずは学習指導要領や学校教育法など関係法規の見直しである。

 指導要領は、改正基本法に愛国心や伝統・文化の尊重、公共の精神などが盛られたことで、社会科や道徳の指導内容が変わってくる可能性がある。愛国心などの諸価値は、どれも国民として大切なものだ。子どもたちの白紙の心に、正しくしっかりと教えてもらいたい。

 「学力低下」の懸念から、授業時間数や教える内容を増やす必要性も叫ばれている。高校の「必修逃れ」問題では、指導要領の必修科目の設定が今のままで良いのか、といった議論も起きている。

 小学校の英語「必修化」論議など暫時“保留”になっていた指導要領絡みの施策の検討が一斉に動き出すだろう。

 学校制度の基準を定めた学校教育法の改正、教育委員会について定めた地方教育行政組織運営法、教員の免許法などの見直しも必要だ。安倍首相直属の「教育再生会議」でも検討している。

 もう一つの課題は、国と地方が役割分担を明確にし、計画的に教育施策を進めていくための「教育振興基本計画」の策定である。

 ◆国と地方の役割示せ

 「全国学力テストを実施し、指導要領改善を図る」「いじめ、校内暴力の『5年間で半減』を目指す」「司法教育を充実させ、子どもを自由で公正な社会の責任ある形成者に育てる」――計画に盛り込む政策目標案を、中教審もすでに、いくつか具体的に例示している。

 国が大枠の方針を示すことは公教育の底上げの意味でも必要だ。同時に、学校や地域の創意工夫の芽が摘まれることのないよう、現場の裁量の範囲を広げる施策も充実させてほしい。

 焦る必要はないだろう。教育は「国家百年の計」である。国民の教育への関心もかつてないほどに高い。教育再生会議などの提言も聞きながら、じっくりと新しい日本の教育の将来像を練り上げてもらいたい。

(2006年12月16日1時52分 読売新聞)

597とはずがたり:2006/12/19(火) 10:10:20
凄いね・・>学内にある600人規模の大教室を法科大学院専用の自習室に改造することを決めた。
むしろ法学スレが適当かねぇ。

法科大学院:新試験不合格者の修了生に「厚遇」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20061216k0000e040033000c.html

 9月に発表された新司法試験の結果を受けて、各法科大学院がすでに修了した不合格者に対し、自習室を完備したり勉強会を催すなど、来年の合格を目指して「アフターケア」を進めている。大学側にしてみれば来年の試験で合格実績を上げられる最短距離にいる「法曹の卵」。修了生も慣れた大学で勉強を続けられるメリットがあり、両者の思惑も一致する。生き残りもかけた「厚遇」に今後も拍車がかかりそうだ。【澤圭一郎】

 慶応大は164人が受験し104人が合格したが、不合格者も60人。不合格者からは「自習できる部屋が欲しい」「勉強会を開いてほしい」と要望が出た。このため、学内にある600人規模の大教室を法科大学院専用の自習室に改造することを決めた。さらに、従来、司法試験対策の研究をしてきた「司法研究室」と連携し、11月から週に1日程度の割合で同大教授やOB弁護士が勉強会を開催。図書館やデータベースも自由に使え、登録料は5000円という。

 合格者数131人とトップの中央大。不合格者も100人を超えた。大学側は近くのビルを借り、修了生も使える「法務研修会」を作って研究室や自習室を完備した。1人月額1万円で、ロッカー付きの自習室が利用できたうえにOBの弁護士らによる講演や指導、DVD利用、最新の法科大学院の教育内容も知ることができる。7割ほどが勉強を続けている。福原紀彦・法務研究科長補佐は「予備校に走られるより、大学が面倒をみたほうがいい」と話す。

 法政大は61人が受験し、38人は不合格だった。近くの持ちビルに自習室を作り、月額1万円で使用できるようにし教材やデータベースを自由に使える仕組みだ。OBの弁護士らが自主講座を開くなどもしている。浜川清・法務研究科長は「理念に基づき勉強してきた院生。予備校には行ってほしくない。将来は法科大学院OBが、指導できる場にもしていきたい」と話している。関西大や明治大なども自習室を提供したり、自主的な勉強会のサポートをしているという。

 【ことば】法科大学院 司法制度改革を受け、04年4月に設置された裁判官、検察官、弁護士の法曹を養成する大学院。修了者は5年間に3回まで新司法試験を受験でき、今年5月に初めて実施された試験では2091人中1009人が合格。合格率数%だった旧試験とは状況が一変した。

毎日新聞 2006年12月16日 11時07分 (最終更新時間 12月16日 12時31分)

598杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/12/19(火) 23:29:01
インドに2chが存在したら、おそらく祭になっていたと思はれwwwww

国立大定員の半数を被差別層特別枠に インドで法案成立
http://www.asahi.com/international/update/1219/017.html
2006年12月19日20時53分

 インド上下院は18日までに、国立大学の入学定員の49.5%を、カースト制度の被差別層出身者に割り当てる法案を全会一致で可決した。政府は差別の是正を目的に同じ制度を私立大学にも適用する法案も検討しており、今後も議論を呼びそうだ。

 今回の法案では、最下層には至らない下層カーストにあたる「その他の後進諸階級」の人々に入学定員の27%の特別枠を設けた。従来、「不可触民」と呼ばれていたカースト制度の最下層出身者と少数民族出身者に割り当てていた22.5%と合わせ計49.5%となる。79大学が対象になるとみられる。

 今年4月に政府が導入の方針を示して以来、医学生を中心に激しい反対運動が起きた。政府はこのため、全体の定員数を54%増やして、特別枠の設定後も一般学生の定員の実数を減らさない内容を法案に盛り込み、事態の収拾を図った。

599とはずがたり:2006/12/22(金) 12:34:05
何この安倍のやる気のない発言は!?>「教育改革の意見は出尽くしている。実行できるかどうかだ」と強調した
有識者委員を莫迦にしてるね。

「まるでヒトラー」 迷走続く教育再生に有識者委員反発
2006年12月22日(金)07:56
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/K2006122104410.html

 安倍首相直属の教育再生会議(野依良治座長)が21日の総会で提示した第1次報告の原案には、教育委員会の見直しや不適格教員の排除などの具体策がほとんど盛り込まれなかった。原案の作成は「実現可能性」を重視する事務局が主導したものだが、「独自色」にこだわる有識者委員は「我々の意見が反映されていない」と猛反発。来年1月のとりまとめに向け、首相の指導力がここでも問われている。

 「まるでヒトラーのようだ。事務局の案と私たちの言っていることが全然違う」

 劇団四季の代表である浅利慶太氏は総会後、吐き捨てるように言い、首相官邸を後にした。原案作成が、官僚中心の事務局の「独裁」で決められたとの受け止めで、不満が収まらない。

 浅利氏ら17人いる有識者委員の一部と事務局が参加し、素案や原案を練り上げる運営委員会では「あきれるくらいのスピードで教委を全面的に見直す」「文部科学省が用意する教員免許更新の法案にストップをかける」との意見が相次いでいた。

 しかし、教委については、11月30日に示された素案にあった「教育委員に保護者代表を任命」「教育長は教職経験者に偏らせない」などの具体策は、原案では姿を消し、「今後の検討課題」に。「学校再生」をテーマとする分科会に出席した有識者委員の間では文科省の準備する免許更新制だけでは不十分との意見が大半だったのに、不適格教員排除の具体策は盛り込まれなかった。

 当初の素案に盛り込まれた「ゆとり教育の見直し」の文言も消えた。歴代文相・文科相の決定を否定しかねないだけに事務局が配慮した。大半の委員が賛同した「教員の量の確保」も「予算の裏付けがない」と事務局が難色を示した。

 第1次報告の素案や原案は、総会や分科会での各委員の発言をもとに事務局がたたき台をつくり、運営委員会で意見を言い、事務局が書き直す――を繰り返し、最終的には事務局がまとめた。

 21日の総会は「百家争鳴」状態で、ワタミ社長の渡辺美樹氏は「我々が話し合ったことが(原案で)触れられていない。会議を報道陣に公開し、そこで総理が判断するなら納得できる」と首相に「直訴」。首相は「みなさまの意見をまとめるのは大変な作業だが、だんだん収束していくと思う」と、理解を求めざるを得なかった。

 その首相は今月6日、再生会議座長代理の池田守男・資生堂相談役らとの会合で、「教育改革の意見は出尽くしている。実行できるかどうかだ」と強調したという。有識者委員には「もっと再生会議の独自色を」との思いが強いが、事務局はこうした首相の姿勢を盾に「立派な作文をしても、実現しなくては意味がない」とかたくなだった。

 事務局は政策決定過程を熟知する官僚出身者が仕切る。教育改革には、与党の文教族議員や文科相の諮問機関の中央教育審議会、規制改革・民間開放推進会議などが絡むため、慎重になりがちだ。伊吹文科相も21日、「皆さんがおっしゃったことを国会に出すか、まず行政が判断する。その上で立法の判断がある」とクギを刺している。

 一方、再生会議担当の山谷えり子首相補佐官は21日の原案について「おおむね方向性は了承された」と述べたが、担当室長に抜擢(ばってき)されたヤンキー先生の義家弘介氏は「ペーパーは提出されただけ。たたき台のたたき台」と食い違いも見せる。

 首相が掲げる官邸主導が機能しているとは言えない状況だ。

1次報告案で路線対立も 再生会議、難航の可能性
2006年12月21日(木)20:54
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/politics/20061221a1450.html

 政府の教育再生会議(座長・野依良治理化学研究所理事長)は21日、事務局側が提示した第1次報告「骨子案」を踏まえ、来年1月の取りまとめへ向けた詰めの協議に入った。ただ、委員の間では、「ゆとり教育」見直しや不適格教員排除などで、どこまで具体的で、斬新な改革案を盛り込むかについて“路線対立”が表面化、報告策定が難航する可能性も出てきた。

同日の総会終了後、有識者委員の渡辺美樹ワタミ社長は記者団に「われわれが提案した具体的な部分は全部削られた。大きな間違いだ」と強い不満を表明。このほかにも「事務局案は(角が立たないよう)丸くなり過ぎている。もっと強いメッセージにすべきだ」(小野元之日本学術振興会理事長)などと骨子案の内容に批判が相次いだ。

600とはずがたり:2006/12/24(日) 15:34:06
俺もあんま塾行かなかったけど小学校高学年から中学にかけて町内のおばさんがやってる小さい奴には通ったことはあるぞ。2コ下の弟が高校受験の時は県内大手の佐鳴だか秀英だかに通ってた。一番下はどうしてたっけかね?

「塾は禁止」 教育再生会議で野依座長が強調
2006年12月23日(土)22:57
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2006122302480.html

 政府の教育再生会議の野依良治座長(ノーベル化学賞受賞者)が8日に開かれた「規範意識・家族・地域教育再生分科会」(第2分科会)で、「塾の禁止」を繰り返し主張していることが、同会議のホームページに掲載された議事要旨でわかった。しかし、再生会議が21日にまとめた第1次報告の原案には「塾の禁止」は盛り込まれていない。

 議事要旨によると、野依氏は「塾はできない子が行くためには必要だが、普通以上の子供は塾禁止にすべきだ。公教育を再生させる代わりに塾禁止とする」と再三にわたって強調。「昔できたことがなぜ今できないのか。我々は塾に行かずにやってきた。塾の商業政策に乗っているのではないか」と訴えた。

 JR東海会長の葛西敬之氏は「日本の数学のレベルは学校ではなくて、塾によって維持されている、という面もある」と反論したものの、事務局側は「公教育が再生されれば、自然と塾は競争力を失っていく。結果的になくなる」と同調、国際教養大学長の中嶋嶺雄氏も「野依座長のおっしゃったように塾禁止ぐらいの大きな提言をやらないと」と野依氏に賛同するなどひとしきりの盛り上がりを見せた。

601片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/24(日) 15:44:01
>>600
自分も、中学生のとき町の洋品店のおじさんがやってる英語塾へ通ってました。

602小説吉田学校読者:2006/12/25(月) 22:41:09
リアリズムと思いつきの二重構造。
現実なき理想は空想、理想なき現実は空虚であります。

野依座長の「塾禁止論」 シロートの思いつきレベル
http://www.j-cast.com/2006/12/25004586.html

 教育改革への取組みを強化するために安倍首相が設置した「教育再生会議」から、「塾は禁止すべきだ」という声が飛び出した。この発言の主は、ノーベル化学賞受賞者でもある、野依良治座長(理化学研究所理事長)。「塾の商業政策に乗っているのではないか」との主張だ。塾には、もともと学校がダメだから、生まれたという面もある。突然の批判に、冷ややかな声が聞かれる。
野依座長が主張をしたのは、2006年12月8日に開かれた「規範意識・家族・地域教育再生分科会(第2分科会)」。12月23日に同会議の議事要旨がウェブサイトで公開されたことから、発言が明らかになった。
●「日本の数学のレベルは、塾によって維持されている」
 野依座長は、公立小学校で放課後に児童を指導し、「祭り」「演劇」「ダンス学芸会」などを体験させる「放課後子どもプラン」に関する議論の中で、
 「塾をやめさせて、放課後子どもプランをやらせないといけない。塾は出来ない子が行くためには必要だが、普通以上の子どもは塾禁止にすべきだと思う」
 「塾の商業政策に乗っているのではないか」と口火を切った。
 それに対して葛西敬之・JR東海会長が 「日本の数学のレベルは学校ではなくて、塾によって維持されている、という面もある」と反論したが、野依座長は「それは学校がやるべきこと」と応じた。その後も、「我々のころは、部活もやって、その後、休憩してご飯を食べて、勉強していた。塾も行っていない」などと述べ、「塾禁止」に対する強い意欲を伺わせた。
参加者からは、「野依座長がおっしゃったように塾禁止ぐらいの大きい提言をやらないと」(中嶋嶺雄・国際教養大学理事長)「韓国では、かつて公務員の子供が塾に行く事は禁止していた。今はやめているが」(小野元之・日本学術振興会理事長) などと、賛成論も相次いだ。だが、関係者からは批判的な声も聞かれる。
●塾と競争しても生き残れる公教育のあり方を検討すべき
  教育方法学が専門の藤川大祐・千葉大学教育学部助教授は、会議メンバー17人のうち、教育現場の経験者は2人しかいないことから、「教育再生会議は素人が思いつきを言い合っているだけ。『塾禁止』なんて、その典型でしょう」とバッサリ。
  その上で、「教育再生会議では、塾と競争しても生き残れる公教育のあり方を検討すべき。ディベート教育、メディアリテラシー教育、キャリア教育等、公教育が取り組むべき課題は多く、すでに実践的な研究は多くなされている。実践者や教育研究者といった教育の専門家をもっと議論に参加させ、具体的なレベルで公教育の再生を論じてほしい」と、教育の専門家を議論に参加させ、現場での研究成果を活用するように訴えている。
矛先を向けられる形になった塾業界の反応は、どうなのだろうか。
大手学習塾「栄光ゼミナール」はJ-CASTニュースの取材に対してA4用紙2枚にわたってFAXでコメントを寄せた。その中で、「今回の指摘は、教育の今日的状況や学習塾のはたしている実際の役割について、十分ではない情報と知識で仰っているのではないか」と、藤川助教授と同様の懸念を示した上で、「サッカーを上手くなりたい子どもたちのためは、サッカースクールなどの場が多く設けられている。勉強(の場である塾)だけを仲間外れにするのはおかしい」「理科実験や算数工作などの指導も組み込んで、知識偏重にならないように配慮している」「学習塾は公教育と並んで、日本の教育の両輪をなしていると考えており、その責任を重く受け止めている。『学校対学習塾』という時代を見失った認識では、日本の学力再生も、教育再生も遠ざかってしまう」「我が国の教育を学習塾抜きにして語ることは、教育の可能性を狭くしてしまう可能性すらある」などと、強く反論している。

一方、学習塾の全国業界団体である「全国学習塾協会」では、「役員は全国にちらばっているので、早急に公式見解をまとめないといけない、ということで調整しているところです」と話している。

ただ、教育再生会議がまとめた第1次報告の原案には「塾の禁止」が盛り込まれていないあたり、「塾廃止論」が、今のところ支持を得ていないことを示しているようだ。

603とはずがたり:2006/12/25(月) 22:49:41
嗚呼,衰退産業としての大学・・。

大学自ら「傾向と対策」、模試催し解説 ネット配信も
2006年12月25日17時49分
http://www.asahi.com/life/update/1225/010.html

 我が校の入試の「傾向と対策」を教えます――。受験シーズンを控え、自校の入試について受験生に無料で解説する大学が増えている。予備校の協力を得て本番さながらの模擬試験を行ったり、ホームページやメールマガジンで助言したり。18歳人口の減少で07年度にも「大学全入時代」を迎える中、学生の囲い込みを狙った受験生へのサービスは過熱する一方だ。

 11月中旬の日曜日。東京・神保町の専修大のキャンパスで、大学主催の「プレ入試」が行われた。過去の入試問題をもとに大手予備校に作ってもらった英語と国語、日本史・世界史の予想問題に、高校生ら約800人が挑戦した。

 大学の職員が試験監督を務め、「受験生」も多くが制服姿。本番さながらの緊迫感がただよった。試験が終わると予備校の講師が登場、問題の解説に移った。

 専大入学センターの伊藤隆敏部長は「『専大の入試は難問・奇問が多くて難しい』という誤った評判が広まっていた。第三者が作る予想問題にトライしてもらえば誤解を解けると考えた」と話す。プレ入試は今年で3回目だが、過去2年はその7割が本番も受験したという。

 「知名度が低いので、とにかく大学に足を運んでもらおうと『お得感』が出る企画を立てた」というのは、昨年から「入試対策模試」を行っている立正大(東京都品川区)。11月末に品川区と埼玉県熊谷市のキャンパスで実施し、計130人余りを集めた。「一度訪れてくれさえすれば、良さに気づいてもらえるはず」と担当者は手応えを語る。

 大学主催の模試は、東京工科大(東京都八王子市)や拓殖大(東京都文京区)なども実施している。東洋大(同)や立命館大(京都市)、近畿大(大阪府東大阪市)は、学外に出向いて対策講座を開いている。

 インターネットを使うのは玉川大(東京都町田市)。大手予備校の関連会社が作った10ページの「06年度入試の傾向と学習アドバイス」を、大学のホームページで公開している。「対話形式の長文読解問題と考えて対策を講じるのがよい」などと実戦的だ。同志社大(京都市)も科目ごとの傾向や対策をメールマガジンで無料配信する。

 「大学通信」情報編集部の安田賢治部長は「受験生にとって、この時期に1日つぶして興味を持った大学を見に行くのは勇気がいる。見学と模試のセットで受験生を得した気分にさせている」と話している。

604荷主研究者:2006/12/31(日) 17:01:32

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20061025002.htm
2006年10月25日 北國新聞
金大の共同研究費1位に 昨年度、外国企業との実績 東大、京大引き離す

 金大が二〇〇五(平成十七)年度に行った外国企業との共同研究費が全国の公的研究機関の中で一位となったことが二十四日までに、文部科学省のまとめで分かった。外国企業から受けた研究費は金大が七千百六十万円で、二位の東大の五千二百七十九万八千円、三位の京大の千七百七万五千円を大きく引き離した。金大は産学連携の成果と位置付けている。

 金大が実施した外国企業との共同研究は二件。医学系研究科の金子周一教授(消化器内科学)がドイツの製薬企業と交わした契約は、末期の消化器がん患者に対する新しい薬の臨床試験で、生存期間と生活の質を検証している。大学院自然科学研究科・工学部の山越憲一教授(健康福祉工学)が韓国の電機メーカー・サムスンと結んだ契約は、血圧計を内蔵した腕時計の開発で、世界初の実用化を目指している。

 このほか、金大が外国に出した特許から得られた収入は五百三十五万五千円で、自然科学研究機構、早大、東大、阪大、慶大に続いて六位。国内分も合わせた合計は八百五十六万七千円で八位だった。

 金大は、学内の共同研究センターや知的財産本部、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーのほか、有限会社のTLO(技術移転機関)を設置し、産学連携を進めてきた。教員による研究成果を発掘し、大学が責任を持って知的財産を管理、民間企業などに技術を持ち込むことで、研究成果を社会に還元している。

605とはずがたり:2007/01/09(火) 12:39:13
筑波・京阪奈に続く第三の学研都市を目指したいのかな?研究者集めるには都市インフラ整備と(特に理系は矢張り)研究費だ。人集めはじっくりと行かねばならぬだろう。

沖縄科技大学院大、研究者集め難航 シンガポールに学ぶ
2007年01月09日08時45分
http://www.asahi.com/politics/update/0109/002.html

 政府による沖縄振興策の目玉の一つ、沖縄科学技術大学院大学の開学準備が難航している。世界最高水準の研究拠点として国内外からノーベル賞級の研究者50人を集める構想だが、肝心の研究者集めの見通しが立たない。そこで9日から、高市・科学技術担当相が生命科学の研究振興で実績があるシンガポールを訪問し、研究者集めのノウハウを教えてもらうなど協力を要請する。

 同大は、03年に開学準備が始まった。学長と研究者の半分は外国人とし、講義はすべて英語で行う。産学連携を通じた地元産業の活性化への期待から、県側も施設整備費などを分担する計画だ。だが、参加のめどが立った研究者は外国人2人を含む13人にとどまっている。

 シンガポールは生命科学の新旧6研究施設を中心とする研究都市バイオポリスを3年前に建設。多額の研究予算を用意して海外からチームごと引き抜くなどの手法で研究者を集め、急速に力をつけた。

 研究成果をねらって日米欧の製薬会社などの研究所が進出する相乗効果も出始めた。こうしたイメージが同大構想と重なることから、高市担当相がシンガポール科学技術研究庁のタン副長官と会談し、人材確保のノウハウを中心にアドバイスを求めることになった。

 ただ、沖縄はシンガポールと事情がまったく異なる。キャンパスをつくる沖縄県恩納村の現場は周辺に他の研究施設などがなく、生活環境も一から整備するため、研究者にとって不安が大きい。海外での研究者集めは開学準備組織の理事長でノーベル賞受賞者のシドニー・ブレナー氏の人脈が頼りだ。

 研究者が集まらないため、当初は07年度の予定だった開学がずれこんだ。ブレナー理事長の諮問機関である運営委員会では、早期開学を求める一部委員と拙速を嫌う理事長側との間で対立が続いたこともあり、運営委による組織だった勧誘活動はできていない。

 教授陣が決まらないので授業のカリキュラムも決まらず、大学院生募集のめども立っていない。内閣府新大学院大学企画推進室は、研究棟が一部完成する09年度に研究者20人の態勢でとりあえずの開学をめざすとしているが、流動的だ。

607とはずがたり:2007/01/16(火) 02:49:34
センター入試の会場ってこんなに少なかったっけか?確かに遥か浜松迄高校3年の時は受けに行ったもんだったが・・。

入念に準備進む センター試験、今年から県北、県南にも会場
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070114b

 大学入試センター試験(20、21日)の会場が、今年から初めて県北と県南にも設置される。両地区の会場が受け入れる志願者数は計1250人(県北498人、県南752人)。両地区で試験を受け持つ大学側の教職員は「初めての実施とはいえ、トラブルは何としても避けたい」と緊張感をにじませる。担当者らは足しげく会場に出向き、事前に施設内をチェックするなどして本番に備えている。

 試験会場となるのは県北が大館国際情報学院(実施大学・秋田経済法科大)、県南が横手高(同・県立大)。会場の収容力などから受け入れる受験生は県北会場が鹿角、大館、北秋田の3地区、県南会場は湯沢雄勝、横手平鹿の2地区。能代山本や大仙仙北は秋田市の秋田大で受験する。

 高校は大学と異なり、1教室当たり収容できるのは40人程度。試験監督者は原則、受験生50人に2人で、教室数が増えるため人手も必要となり、県北会場には約100人、県南会場には約120人の大学教職員らが前日から泊まりがけで出向くという。

 県北会場は経法大(看護福祉大も含む)、国際教養大、日赤秋田短大、秋田大の教職員に加え、県教委からも高校教員を12人派遣して対応。県南会場は県立大の教職員(主に本荘キャンパス)だけで受け持つ。いずれの会場でも、机の配置や受験生の誘導方法などの事前準備が入念に行われてきた。

(2007/01/14 09:40 更新)

608とはずがたり:2007/01/16(火) 12:59:57
英知ねぇ。

英知出版
http://www.eichi.co.jp/

聖トマス・アクィナス大学国際協議会 IC-USTA
http://www.stthom.edu/icusta/
International Council of Universities of Saint Thomas Aquinas
●MEMBER UNVIERSITIES
Argentina:
Universidad FASTA (Mar del Plata),
Universidad del Norte Santo Tomas de Aquino(Tucuman),
Australia:
Australian Catholic University (Sidney),
Canada:
Saint Thomas University (New Brunswick),
Chile:
Universidad Santo Tomas (Santiago),
Colombia:
Universidad Santo Tomas (Bogota),
Universidad Santo Tomas (Bucaramanga)
Honduras:
Universidad Santo Tomas (Lomas de Guijarro),
Italy:
Pontificia Universita San Tommaso d’Aquino “Angelicum” (Roma),
Peru:
Pontificia Universidad Catolica del Peru.
Philippines:
University of Santo Tomas (Manila)
Aquinas University (Legaspi City)
Spain:
Universidad San Pablo CEU, Madrid
Switzerland:
Faculta di Teologia di Lugano (Lugano)
USA:
University of Saint Thomas (Houston,Texas),
University of Saint Thomas (St. Paul, Minnesota)

聖トマスなんちゃらで検索すると二番目に来た。どこかの大学教員のブログらしい
http://d.hatena.ne.jp/faculty-member/?of=3

もう「エッチ大」とは呼ばせない 英知大学が校名変更へ
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200701120406.html
2007年01月13日08時48分

 カトリック系の英知大学(兵庫県尼崎市、学生数850人)は08年度から、名称を「大阪聖トマス大学」と改めることを決めた。

 62年の前身の短大設立以来、聖書にも出てくる「英知」を使ってきたが、「エッチ大」と学生がからかわれることや、インターネットで検索するとアダルト系雑誌の発売元の英知出版がヒットすることが学内で問題になっていた。担当者は「高校生が志望校をネットで検索する今、イメージは重要で、対応が必要と判断した」と話す。

 聖トマスは、中世の哲学者で神学者の聖トマス・アクィナスからとった。聖トマスの名を冠することで、カトリック系大学の世界連合組織「聖トマス・アクィナス大学国際協議会」に加盟することが可能になる。

609片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 19:15:16
love-kingには生きにくい世の中?

女生徒4人とわいせつ行為 条例違反で元中学教師逮捕
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20070115a4120.html?C=S

 群馬県警は15日、市立中学で音楽教師をしていた際、女子生徒4人ととみだらな行為をしたとして、群馬、栃木両県の青少年保護育成条例違反の疑いで、群馬県太田市●●●●、会社員●●●●容疑者(30)を逮捕した。

 調べでは、●●容疑者は昨年5月下旬から10月上旬までの間、勤めていた群馬県東部の市立中の女子生徒4人と、同県や栃木県内のホテルなどで、それぞれみだらな行為をした疑い。容疑を否認しているという。

 市教委によると、●●容疑者は昨年8月、女子生徒との交際が判明し、校長とともに注意していた。しかし、その後も交際していたことが分かり、再度指導したところ「交際を続けたい」と昨年10月、中学を依願退職した。

わいせつ:教え子にみだらな行為 元中学教諭、育成条例違反容疑で逮捕 /群馬
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/news/20070116ddlk10040148000c.html

 教え子にみだらな行為をしたとして、県警少年課は15日、太田市●●●●、元中学教諭の会社員、●●●●容疑者(30)を県青少年保護育成条例違反などの容疑で逮捕した。

 調べでは、●●容疑者は桐生市内の公立中学校で音楽教師をしていた昨年5月下旬〜10月下旬、教え子の中2〜中3の女子中学生4人に、伊勢崎市や栃木県足利市などのホテルで十数回に渡り、みだらな行為をした疑い。容疑を否認している。

 ●●容疑者は独身で、昨年10月末に教諭を依願退職。同年末ごろに県警に「先生がハレンチな行為をしている」と匿名の投書があり、捜査が始まった。【杉本修作】

毎日新聞 2007年1月16日

教え子にみだらな行為
容疑の元教師逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news005.htm

 県警少年課と桐生署は15日、太田市●●●●、元中学校教諭で会社員●●●●容疑者(30)を、県青少年保護育成条例と栃木県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕した。

 調べによると、●●容疑者は東毛地域の公立中学校の音楽の担当だった2006年5月下旬から同年10月上旬にかけて、相手が18歳未満と知りながら、教え子の13歳から15歳までの女子中学生計4人に、県内や栃木県内のホテルなどで十数回にわたりみだらな行為をした疑い。調べに対し、●●容疑者は容疑を否認しているという。

 ●●容疑者は同年10月末、勤めていた中学校を依願退職したという。同年12月、県警本部に匿名で●●容疑者に関する投書が届き、県警が捜査していた。

(2007年1月16日 読売新聞)

610小説吉田学校読者:2007/01/20(土) 09:48:45
山谷のスタンドプレーそのもの。だいたい政府が介入しなくてもいいだろう。
大多数のTVは受信者側に電源があるものと思われるし、だいたいにおいて子供部屋にTVを置かないよう、それこそ提言すればいいんだよ。

教育再生会議は政治報道のワイドショー化、広報活動化に警鐘を鳴らしたほうがいいんじゃないだろうか。特に刺客になぞらえた選挙報道などとんでもないものだ。子どもはおろか大人に及ぼす影響を考えていただきたい。「子どものニュース番組視聴に社会はもっと関心を持って欲しい」

教育再生会議:放送倫理団体と意見交換を検討 紅白問題で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070120k0000m010143000c.html

 政府の教育再生会議は19日、NHK紅白歌合戦で歌手の「DJ OZMA」と共演した女性ダンサーが裸に見える衣装だった問題について、放送倫理・番組向上機構(BPO)など放送倫理に関係する団体との意見交換を検討する方針を決めた。
 この日の同会議の全体会議では、問題の場面を視聴して多数の委員から問題視する意見が相次いだ。BPOのほか公共広告機構(AC)などとも意見交換する場を設けることが提案された。山谷えり子首相補佐官は会議後の記者会見で「子どものテレビ視聴にもっと社会は関心をもってほしい」と述べた。

611片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/20(土) 09:54:02
教育再生会議:第1次報告案…寺脇研氏に聞く
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070120k0000m010145000c.html

 ゆとり教育の旗振り役として、文部科学省のスポークスマン的な役割を果たした元文科省官房審議官の寺脇研・京都造形芸術大教授から、ゆとり教育見直しを中心に、教育再生会議の第1次報告最終案についての考えを聞いた。

 −−授業時間の1割増が盛り込まれた。

 ◆塾に長くいる子どもが必ずしも成績が上がるわけではない。むしろ、塾でコツを習って、後は自分で勉強をする方が成績は上がると、塾関係者が言っている。学校も同じ。子どもの自主的な学ぶ意欲が育っている学校、クラスは授業時間を増やさなくてもいい。

 −−自主性を育てるべきだと。

 ◆はい。ゆとり教育の根本には「個別性」「地方分権」がある。ゆとり以前は子どもの顔も見ず、全国一律のシステムだった。子どもたちの状況を見ながら、さまざまなやり方があっていい。個別に対応するには分権でないとできない。

 −−ゆとり教育が学力低下の一因と言われる。

 ◆少子化で受験競争がなくなった。かつ、社会も豊かになった。働かなくても食べていければ、勉強はしなくなる。詰め込み教育をやり続けても下がっていたと思う。

 −−では、どうすればいいのか。

 ◆豊かになるため、受験のためではない「第3の動機」を作らなければいけない。今、お年寄りが生涯学習をしているのは、自分を高めるという第3の動機からだ。子どもにも可能なはずだ。

 −−学力とともに、規範意識向上もテーマだ。

 ◆故小渕恵三首相は「昔のような規範は無理だ」と言っていた。つまり、公の力で私を抑え付けていくことは無理だということだ。まずすばらしい私をつくれば、おのずからわいてくる規範意識も復活する。そのために自立した私を育てなければいけない。だからこそ、ゆとり教育なんですよ。【聞き手・高山純二】

毎日新聞 2007年1月20日 3時00分


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