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文部スレ

1とはずがたり:2005/05/22(日) 12:54:46
教育一般。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/

456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/02(木) 16:40:47
文科省や東京都的にはこれは無かったことにしたいと思うが、知れた手前無理か?

佑ちゃんも未履修か、早実「調査中」
http://www.nikkansports.com/baseball/amateur/p-bb-tp3-20061102-111620.html

 今夏の甲子園優勝投手、早稲田実業高等部の斎藤佑樹投手(18)にも1日、高校必修科目の未履修疑惑が浮上した。この日一部で、同校では必修科目「理科総合B」のうち地学分野の授業をしておらず、事実上未履修になる可能性があると報じられた。同校はこの報道について「事実関係を調査中」と述べ、否定しなかった。早大進学を目指し、今月には卒業試験を受ける斎藤だが、卒業そのものに影響が出る可能性も出てきた。

 1日、一部で、早実高等部では1年生が学ぶ必修科目「理科総合B」の授業が事実上未履修になっているとの疑惑が報じられた。「理科総合B」は生物と地学で構成されるが、同校では地学分野をやっていないため、科目そのものが未履修になる可能性があるという内容だ。

 同校の多宇邦雄教頭はこの日、日刊スポーツの取材に対し、この疑惑報道について「学内で事実関係を調べているところです。校長とも話をし、都の担当者とも相談します。今の段階で言えるのはこれだけです」と話し、否定も肯定もしなかった。

 斎藤は早大への進学を希望している。先月学内の学力テストを終えており、今月卒業試験を受ける予定。現段階で早大入学はほぼ確定しており、来年2月にも学部が決まる予定だ。ただ「理科総合B」が未履修科目と判断された場合、斎藤も短期間で最大70時限分の補習を受ける可能性が出るため、卒業や早大入学そのものに影響が出ることもありうる。

 東京都の生活文化局は先月31日、都内の私立高校の必修科目履修状況を発表。11校に未履修科目があったが、早実は該当せずセーフだった。

 生活文化局では、この件について「生物と地学に濃淡をつけて授業するのは個々の学校の方針で、仕方がない。また今回の件も、実態が正確に分からないので、未履修になるかどうか、現段階では何ともいえない。ただ一般論として、地学をまったくやっていない場合は、未履修になることもありうる」としている。また、同局によると、私学の場合は都などが強制的に調査することができず、学校側からの自主的な報告を待つことになるという。

 斎藤は現在、卒業試験の勉強の傍ら、早実野球部の練習に参加し、体がなまらないよう調整している。来年2月ごろにも早大野球部の練習に合流する見込みだが、全国的に広がる未履修問題の、思わぬとばっちりを受けた格好だ。

[2006年11月2日9時48分 紙面から]

457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/05(日) 09:37:24
自分も予備校行ってなかった。京阪神の高校生は予備校行くのが通常?

必修漏れ高校、地方ほど高率 予備校少なく代役 道内、「受験対策校内で完結」  2006/11/05 06:54
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061105&j=0022&k=200611053802

 全国の高校で必修科目の履修漏れが相次いだ問題で、道内では全国最多の46校で発覚し、全高校に占める履修漏れの割合も14%と、全国平均の10%を上回った。塾などが少ない地方に行くほど、履修漏れ校の率が高くなる傾向に、高校が「予備校」の役割を求められる地方の実態が浮かびあがる。

 「予備校や塾も地元にはなく、参考書ひとつそろえるのにも苦労する。本校の場合、受験対策は学校の中で完結するしかなかった」。名寄高校の山根治彦教頭は、地方が抱える現実に触れ、必修漏れの背景にある地域間格差を指摘した。

 大手の予備校や塾がないため、高校が受験対策を一手に担う傾向は旭川市や函館市などの道内中核都市でもみられる。

 旭川市内では映像で講義を行う「サテライト」予備校はあるが、予備校本体はない。旭川東高の谷川信幸教頭は「学校が予備校の果たす役割をカバーし、生徒の進路希望をかなえるしかない」。函館市内の公立高校の教頭も「地域の期待も大きい。預かった生徒の進路を保証しなくてはならない」と訴えた。

 文部科学省のまとめによると、履修漏れが明らかになった高校は一日現在、全国で五百四十校。全国の一割の学校で履修漏れがあった。このうち、履修漏れ校の割合が各都道府県の全高校の一割以上に達したのは、北海道を含む二十道県で、福井県の46%を筆頭に東北、北関東、北陸、中国・四国、九州などの地方に偏った。

 対照的に首都圏や関西、中部圏の都市部の都府県の履修漏れ校の割合は、全国平均を下回った。神奈川、千葉、埼玉県はいずれも2−4%台。四百四十六校と全国最多の高校を抱える東京でも、履修漏れのあった高校はわずか十二校(2・6%)と低い数字にとどまっている。

 こうした傾向について、函館の公立高校の教頭は「履修漏れが首都圏や関西で比較的少ないのは、予備校も多く、学校と予備校のすみ分けができている、ということかもしれない」と語った。

 履修漏れが発覚した高校に共通する動機は、受験対策。

 二○○三年度開始の新学習指導要領がゆとり教育を掲げ、情報などの科目を必修とした一方で、受験科目は以前と変わらなかったことが最大の要因となった。

 お茶の水女子大の藤原正彦教授は「塾などが少ない地方では、学校が受験指導に大きな比重を占めている。都市部の子供たちと互角に戦えるよう学校側が指導しなくてはならなかった」と話す。ゆとり教育の理念と入試の現実がかけ離れている限り、抜本的な解決は難しそうだ。

458とはずがたり:2006/11/05(日) 09:54:03
俺も現役生の時は予備校なぞ行ってませんでしたし浪人中は名古屋に下宿しました。回りもわざわざ浜松とかまで出かけて予備校通ってる奴は居なかったんじゃないかなぁ。現役で東大とか受かった奴はZ会とかやってたんじゃないかな。

予備校では岐阜県の友達が出来ましたが,彼の田舎は高校へ行くのに下宿する奴もいると云ってました。その時なんか都市度を,高校から家の側の予備校に通える(=都会及び都市近郊)>浪人中は下宿しないと行けない(=普通の田舎)>高校も下宿しないと行けない(=でらい山間部),で測れるような気がしました。

459とはずがたり:2006/11/05(日) 10:01:46

予算を重点配分するのは成績の悪かった学校の梃子入れ?成績の良かった学校の報償?やるべき事は先生の再配置で成績の良かった学校の取り組みを成績の悪かった学校へ反映させて基礎教育水準を向上させ続けることである。予算の配分が変わるってのはどっちをするにしてもなんかまちがってんじゃねーの?

小中学校予算に学力テストの結果を反映…東京・足立区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061104-00000305-yom-soci

 東京都足立区教委は来年度から、区立小中学校への予算配分に、都と区が実施している学力テストの結果を反映させる方針を決めた。

 テストの平均点などから各校を4段階に分類し、各校の独自の取り組みに支出する「特色づくり予算」の配分を、1校あたり500〜200万円と格差をつける。区教委教育政策課は「子供の能力に序列をつけるのではなく、学校経営を評価するという趣旨。学校の経営改革として実施したい」としている。

 学力テストは、都が毎年1月、区は4月に実施している。区教委の計画では、区内72の小学校と37の中学校について、各校のテストの平均点や前年度からの伸び率、校長の経営計画などから点数化、ABCDの4段階に分類する。Aは全体の約1割、Bは約2割、Cは約3割、Dは約4割とする予定。分類結果は公表しない。
(読売新聞) - 11月4日12時48分更新

460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/05(日) 10:41:40
この軽減策でわからないこと。70→50への軽減は、出席が2/3でよいというのが一応の根拠らしいが、それゆえに減らすのなら、学生の欠席は許されないのか? それとも、50時間の2/3の出席でいいのか? まあ、どうでもいいが。

歓迎戸惑い「基準見えぬ」必修漏れ救済措置
2006年11月05日
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000611050004

 文科省の通知が、県教育委員会を通じて各校に届いたのは2日午後3時半過ぎ。各校は授業終了後に急ぎ職員会議などを開き、対応を協議した。

 高岡南高校では、補習スケジュールの作成を1日から中断して、文科省の方針が決まるのを待っていた。今回の通知を受けて、補習時間を70から50時間程度に減らす方針だ。

 篠田伸雅校長は「生徒の負担が軽減されるのは、率直にありがたい」と歓迎する。
 PTAによると、ある男子生徒は「自分たちとしてはありがたいが、ちゃんとやっている学校の生徒からは、不公平だと思われるかも」と話した。

 一方、通知の解釈をめぐり、戸惑いの声も聞かれた。

 履修漏れの生徒のうち、7人が情報と世界史合わせて105時間の補習が必要な呉羽高校は、夕方から職員会議を開き、対応を協議した。

 長谷川充校長は「一読するとかなり厳しい印象を受ける。授業時間を減らしていい基準がはっきりわからない」と話す。今後の補習日程については、週明けにも県教委と相談する方針だ。

 富山南高校では、世界史などの授業を15時間だけ行った後に、ほかの受験科目に振り替えたため、3年生193人全員が、残り55時間分の補習が必要だ。

 浅谷昌美校長は「補習時間が3分の2に短縮できれば、大変にありがたいが、うちの場合は適用できるのか」と話す。生徒には「正式なことは週明けに県教委と話し合わないとわからない」と説明したという。

 県教委学校教育課は「生徒にとって負担軽減となるのは確かだ」と話す一方、現場にはわかりにくい部分があることを認め「具体的な運用については、文科省に問い合わせており、改めて県教委としての見解を示したい」と話している。

461小説吉田学校読者(ムチ打ち静養中):2006/11/05(日) 21:45:14
東京空襲を語れる人が少なくなっているのも確か。

教育再生会議委員の海老名香葉子さん、共産幹部と対談
http://www.asahi.com/national/update/1105/TKY200611050135.html

 安倍首相が主導する教育再生会議の委員でエッセイストの海老名香葉子さんが5日、東京都内で開かれた共産党の「赤旗まつり」に参加し、市田忠義書記局長と対談した。テーマは平和についてで、学力低下やいじめなど教育問題についての直接の言及はなかった。
 海老名さんは45年3月の東京大空襲で両親を含む家族6人を一度に亡くし、戦災孤児となった経験に触れ、「私は義務教育も受けていない。生きるのが精いっぱいだった。そんな子を二度とつくらないで、みんなで平和に暮らしたいといつも思う」と話し、「どんなことがあってもみんなの力で憲法9条だけは守っていきたい」と訴えた。
 安倍首相は憲法や教育基本法の改正を目指している。この日、会場では、今国会で審議中の基本法改正に反対するシンポジウムも開かれた。

462小説吉田学校読者(ムチ打ち静養中):2006/11/05(日) 22:40:14
>>459
「悪平等」という言葉がありますが、これは「悪競争」ですな。普通に考えれば、成績が悪い学校には教材購入費(ドリルとか)をアップさせるだろ。

463とはずがたり:2006/11/06(月) 21:46:13

ベネッセ、予備校に参入 「お茶の水ゼミ」を買収
2006年11月01日23時34分
http://www.asahi.com/life/update/1101/014.html

 「進研ゼミ」で知られるベネッセコーポレーション(本社・岡山市)は1日、首都圏で予備校を展開する「お茶の水ゼミナール」(本部・東京)を買収し、予備校経営に参入すると発表した。

 お茶の水ゼミは76年の創業で、現役高校生を対象に東京都と埼玉県で計5教室を運営している。最近は少子化の影響などで業績が悪化していた。ベネッセは10月31日付で全株式を約3億円で取得し、完全子会社化した。お茶の水ゼミの名前は変えない。

 今後、通信教育の教材の開発に、お茶の水ゼミの講師陣のノウハウを生かすほか、授業映像をインターネットで放映することを検討している。また、通信教育の受講者にお茶の水ゼミの短期集中講習などを紹介し、生徒の獲得も狙う。

464小説吉田学校読者:2006/11/08(水) 20:30:51
昨今のいじめに関しては、ちょっと離れますけれども「群発自殺という側面がある」ということも伝えた方がいいんじゃないかと思う。群発自殺が起きたらしいですが、これへの対策が地下にもぐったやり方らしく、なかなか検証も参考もできない。
NEWS23と片言丸氏だけか。群発することを言っているのは。

NEWS23「多事争論 11月1日 『群発』」
http://www.tbs.co.jp/news23/onair/taji/s061101.html

465とはずがたり:2006/11/09(木) 03:11:45
>>459>>461
成績優秀校に手厚く配分だそうな

学力テストで予算に差 反対意見70件超す
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000611070001
2006年11月07日

 学力テストの成績に応じて来年度、小中学校の一部の予算枠に差をつける方針を決めた足立区教育委員会。報道を受けて6日までに、反対意見が区民から70件以上相次いだ。「学力の格差を広げる」「義務教育なのに差をつけるのはおかしい」など批判がほとんどだった。これに対し、区教育委員会は「誤解もある」として、今週中にも区の公式ホームページなどを通じ、区民に理解を求めることにしている。

■区教委
「画一的な経営脱す」

 区によると同日午後3時現在までで、電話やファクスが27件、メールが46件寄せられた。

 大半は「ランク付けが学校格差を生む」「むしろ学力の低い学校に予算を配当するべきだ」という意見だった。なかには「ランクの低い学校に通学する子どもが可哀想」「行政による学校へのいじめではないか」という意見もあった。直接、区教委の窓口を訪れ、「やめてほしい」と訴える区民もいた。

 今回の方針は、学校の基本的な運営にかかわる教材・教具、図書購入費などからなる「学校配付予算」とは別の、「特色ある学校づくり予算」が対象だ。この「特色予算」は、英語の外国人講師や部活動の指導者の派遣、パソコンの教材ソフトの購入などに使われる。

 今年度の「学校配布予算」は小学校1校当たり平均726万円で、これとは別に「特色予算」が210万円支給された。中学校へは「学校配付予算」が平均890万円、「特色予算」は300万円だった。

 区教委によると、「学校配布予算」は昨年度の決算で小中合計3500万円余っていることから、さらに精査し、「特色予算」を増額することにした。これまで教材の購入に充てていた「学校配付予算」の一部の1億5千万円を「特色予算」に加え、来年度は計4億1千万円を計上する見込み。成績に応じて小学校で200万〜400万円、中学校で250万〜500万円支給する考えという。

 このため区教委は「最低ランクの学校でも、昨年度の平均レベルに達する」と説明。区が学校に講師を派遣し、少人数授業を行う「ステップアップ事業」も、学力テストの成績にかかわらず続けるという。

 根本優・区教育政策課長は「これまでは学習指導要領のもとで画一的な学校経営だった。区として基礎学力の定着を目指し、学校独自の経営改革による教育目標の達成につながれば」と話す。

 また、学力の格差拡大を心配する声に対しては「成果のあらわれないところには別途学力向上予算で支援する」としている。

■親・教職員
「成果に疑問・子らに圧力」

 区内の小学校に2人の子供を通わせ、PTA会長も務めた渡辺広一(ひろ・かず)さん(44)は「学力テスト一辺倒で格差をつけることには疑問を感じる」と語る。

 渡辺さんは「競争社会なので、校長や中核となる先生が学力向上策を打ち出し、若い先生も奮起するなら、とても良いこと」と賛同する。「しかし、先生たちは数年で異動する。『この学校で頑張ろう』という先生が多ければいいが、現状でそこまでやる先生が果たしてどれだけいるのだろうか。それを考えれば、そんなに成果が上がらないのではないか」と疑問も呈する。

 渡辺さんは「学校は学力以外に、人間性も養う場。子供の個性や独創性を伸ばそうとする先生が減り、学力だけで子供をみようとする先生が多くならないか心配だ」と語る。

 都教職員組合足立支部の橋本敏明書記長は「あまりにひどい。教育の機会均等を破壊し、子どもと教員に異常なプレッシャーをかける」と話す。

 「平均点より低い子どもが肩身の狭い思いをするし、教員もやる気をなくし、足立から出て行きたいという傾向を生む」

 同支部は今週中にも、区教委に撤回を求める文書を提出する予定だ。

466とはずがたり:2006/11/09(木) 03:12:16
>>465
で,批判受け撤回だそうな

足立区のランク付け予算「やめてよかった」 伊吹文科相
http://www.asahi.com/life/update/1108/007.html
2006年11月08日20時35分

 伊吹文部科学相は8日、「学校の評価を進学率などで評価する風潮を助長させてはいけない。(東京都)足立区が、ああいうことをやめたのは非常によかったと思う」と述べた。衆院文部科学委員会で日森文尋氏(社民)の質問に答えた。

 足立区では、区教委が学力テストの成績に応じて区立小中学校を「ランク付け」し、各校への予算に差をつける方針を一度固めたが、批判を受けるなどして撤回した。文科相の発言はこの方針に言及したものだ。

 また、伊吹文科相は、教育は「市場でやりとりされる利潤を超えた価値を担っている」として、市場経済の導入に懐疑的な見方を示した。その一方で、教育に携わる人たちが「納税者の負託にこたえているか」という自覚を持ち、国と地方と合わせて20兆円投入されている税金を効率的に使うという意識がなければ「競争原理や市場経済はどうしても入ってくる」と述べた。

467小説吉田学校読者:2006/11/09(木) 06:49:10
>>464
この事件ともう1つの事件から「群発が長崎では始まった」説もあるという。「命をおろそかにする雰囲気」があったのか。よく分からないが、ネット検索しても大してよく分からないところに根深さがあるんだと思う。
ただし、「バトルロワイヤル」を読んでいたことは、全く関係ないと思います。ならば、この小説を読んでいた大多数の中高生の周辺に事件が起こらないのはなぜか?児童ポルノや犯罪小説が青少年の育成に影響をもたらすのは事実ですが、影響をもたらすのと事件を起こしてしまうほどの性格形成はかなり差があると私は考える。


死なないで:いじめ・メッセージ/1(その2止)=毎日新聞西部報道部・御手洗恭二
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20061109ddm013100034000c.html

 ◆彼の死を受け止めるために
 ◇本音語れる状況、保証して−−私は娘に、手を差し伸べることができなかった。
 「友だちに少しでも変わったことがあったら、それはサインかもしれない。見逃さないで下さい」
 いじめを苦にして自殺した福岡県筑前町立三輪中の男子生徒の葬儀で、声をつまらせながら参列した子どもたちに語りかけるお父さんの言葉が、今も耳に残る。ニュースを見ながら涙が止まらなかった。
 04年、長崎県佐世保市で娘に降りかかった事件の後、長崎県教委が半年かけてまとめた調査報告の中に「事件の予兆の把握」という項目がある。
 加害女児が事件前に書いた作文の記述、交換日記を巡る同級生とのトラブル、バトルロワイアルなどの小説をよく読んでいたこと−−などの九つを予兆として挙げた。
 対する教師の認識には「特に問題視しなかった」「知らなかった」「気がつかなかった」……。悲しくなるような記述が見事なまでに並ぶ。
 そこに先生たちの生の声はない。そんなふうに表層的で本音を覆い隠したまま、残った子どもたちの教育を全うするというステップに進めたのだろうか。そんな大人を子どもたちは信頼するだろうか。うまくいったとすれば、子どもたち自身の力によるものだ。
 佐世保事件を取材した同僚から聞いた話も思い出した。「なぜ(加害女児の)変化に気づいてあげられなかったのだろう」と話す同級生の親がいたというのだ。私も同様だった。二人の間のいさかいを全く知らなかった。転校後に心配していた友人関係も、時の経過とともに「うまくいっている」と思いこみ、注意を払わなくなっていた。しかし事件後、目にした娘の手紙には、友人関係の悩みがつづられていた。
 そう、誰も彼女に、私は娘に、手を差し伸べることができなかった。そして、筑前町の彼にも。
 彼の自殺といじめを町教育委員会が調査するという。国も文部科学省政務官、教育担当の首相補佐官、教育再生会議委員の「ヤンキー先生」を派遣した。本腰という姿勢を見せるのはいい。評価は結果を出してからだ。
 そこで調査に注文がある。
 先生や子どもたちが本音を語れる状況を保証してほしい。体裁を取り繕ったり、上っ面だけの内容となっては意味がない。聞き取り方も工夫が必要だ。威圧的では何も語らないだろう。
 さらに調査委員会に入るという第三者の役割は重い。調査が信頼できるかどうかは第三者にかかっている。
 そのうえで、三輪中の先生たちや子どもたちに、お願いがある。
 先生には、▽自分たちが彼に何をして、何をしなかったのか▽その時に何を考え、何を考えていなかったのか、明らかにしてほしい。
 子どもたちは、彼に対する言動(見て見ぬふりをしていたことも含まれる)を包み隠さず話してほしい。
 そして、ご家族もいつか落ち着かれた時、彼のことを振り返ってください。
 そこまでしても、彼の選択の理由が見つかるかどうかは分からない。でも、彼の死を受け止め、何かを学び取るために最低限なすべきことだと信じる。
 彼のお母さんが同僚に「その日の朝」のことを話してくれた。言葉を交わしたものの、食器を洗っていたお母さんは彼の後ろ姿を見ていないという。それは私と娘の最後の朝とダブる。洗濯していた私も声だけで娘の出ていく姿を見ていない。
 子どもと迎える、いつもと同じ朝。そんな日常に安住せず、神経質にもなりすぎず、感覚をとぎすましたい。そして、立ちすくむことなく腹を据えて子どもと向き合おう。大切な子どもを失わないために。(

468とはずがたり:2006/11/09(木) 15:15:54
私学の何もしてないアホ教員が大量に失業するのは良いことかもね。

私大の半数が定員割れ 郡部はより深刻 兵庫県内
2006年11月9日(木)11:52
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/politics/T20061109MS01254A.html

 少子化による進学希望者の「大学全入時代」到来を前に、兵庫県内の私立大学の半数が、私立短大では四分の三が本年度、定員割れを起こしていることが、日本私立学校振興・共済事業団(東京都)のまとめで分かった。大学、短大とも全国平均に比べ悪い結果となった。地域別にみると、郡部の大学では、都市部の二倍以上の割合で定員を割っていた。政府は来年度の予算編成で、定員割れが続く私立大学に対し、補助金の減額幅を拡大する方針を固めており、大学・短大側の対応が注目される。

 同事業団が、定員に対する五月時点の新入生の割合(充足率)を調べたところ、県内三十ある私立大のうち、十五校(50%)が本年度、定員割れしていた。これは〇二年度の25%の二倍にあたり、定員の40-50%しか新入生がいない大学も二校あった。

 短大では県内二十校のうち75%にあたる十五校が定員割れ。定員充足率が20-30%しかない学校もあった。

 さらに地域間の格差も広がっている。本年度神戸・阪神間の大学で定員割れしたのは33・3%あった。〇二年度(16・7%)の約二倍になったものの、郡部では本年度75%に達し、都市部に比べて一層深刻な状況だった。

 短大では本年度、神戸・阪神間で66・7%なのに対し、郡部では81・8%だった。

 同事業団によると、一九九六年度に全国四百十九校だった私立大学は本年度、五百五十校に増え、約四割が定員割れした。短大は、九六年度の四百九十一校から三百七十三校に減り、本年度は半数で定員を割った。

都市への集中止まらず 短大では募集停止相次ぐ
2006年11月9日(木)11:52
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/region/T20061109MS01256A.html?C=S

 「都市のブランド大学に向かう学生の流れを止められない」。定員割れしている郡部の私大関係者は唇をかんだ。一九九二年にピークを迎えた十八歳人口が激減する中、明らかになった県内私大・短大の大幅な定員割れ。学科新設や入試の工夫で生徒集めに奔走するが、持ちこたえられず募集停止となる学校も相次いでいる。政府の補助金減額の方針も追い打ちをかけ、「何とか生き残りを」と私大からは悲鳴にも似た声が漏れる。

 姫路市内の賢明女子学院短大。〇七年度で二学科の募集を停止し、在学生が卒業する同年度末で、開学以来半世紀の歴史に幕を降ろす。夙川学院短大(西宮市)も同年度から、一学科、一専攻の募集を停止。計百八十人の定員減となるが、「両方とも一般教養系で生徒がなかなか集まらず、ここ数年は定員割れが続いていた」という。

 定員割れは郡部で顕著だ。郡部の私大関係者は、都市部の国立や有名私大に人気が集中していると指摘。「学生のニーズを意識した新しい学科を設置してもなかなか勝てない」とうなだれる。

 「高校も、偏差値上位の大学に入れないと実績にならない。中下位の大学では、高校の進学担当者を回って、(合格率が極めて高い)指定校推薦枠で学生を一人一人確保しているところもある」と現状を明かす。

 日本私立学校振興・共済事業団の私学経営相談センターには、年間約四十法人から相談が入る。「志願者数を増やすにはどうすればいいか」という切実な声もあるという。担当者は「国際や福祉などの学科がはやった時期もあったが、今は物まねでは厳しい」と分析している。

 兵庫県私立短大連合会長の一谷宣宏園田学園女子大・短大学長は、「一九九二年前後、大学はこぞって学科新設や定員増に乗りだした。今になって教職員を簡単には減らせず、イメージ低下にもつながるため、膨れた定員を減らすことは難しい。補助金の問題も深刻で、各大学で努力していくしかない」としている。(霍見真一郎、徳永恭子)

469片言丸:2006/11/09(木) 15:31:16
>>468
アカデミックな就職を希望してもなかなか就職先のない昨今だとは思いますので、アカデミシャンの数を減らさないためには就職口が残ったほうがよいのでしょうが、潰れかけ私大へ行っても学績を上げる機会・余裕があまりなかったりするのでしょうか?
先行き考えずにポコポコと私立大学が誕生したのは補助金を含む利潤狙いと地方の見栄があったのでしょうが、その反動が来ているような。

470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/09(木) 19:00:48
>>465-466
下村官房副長官が『中央公論』で教育改革論を語っているが、批判を受けた足立区の案とオーバーラップするのですね。
興味がある方面はどうぞ。

471とはずがたり:2006/11/10(金) 11:15:19
ゆとり教育で金持ちエリートの子弟以外の学力を低下させてコントロールしやすい莫迦国民を大量生産し(その莫迦国民は今2ちゃん等ネット上でとぐろを巻いて国益だのなんだのとほざいて居る),自公政権の維持を図ろうとした罪は余りに重い。
一般国民こそエリート教育を受ける権利があるし,阿呆だけど金持ちの子弟は親に高い私学の金を払って貰って教育を受けられる僥倖がある。これが機会の平等のある社会である。

「ゆとり教育」旗振り役の寺脇広報調整官が辞職
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000402-yom-pol&kz=pol

 「ゆとり教育」の旗振り役を務めた文部科学省の寺脇研・大臣官房広報調整官(54)が10日付で辞職した。

 1975年、入省。広島県教育長、官房審議官などを歴任した。90年代に「ゆとり教育」を推進し、スポークスマン的な役割を果たした。
(読売新聞) - 11月10日11時4分更新

472とはずがたり:2006/11/10(金) 12:41:49
>>469
大学多すぎで教員も学生も低レベルな所多すぎるのでは?
多額の税金投入している以上,淘汰は或る程度必要であると思います。

473片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/10(金) 19:20:54
吹いた。でも、これに触発されて、手紙を送って自殺するというのが流行しそうだ。

文科相あてに「自殺予告」、さらに4通
2006年11月10日18時33分
http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY200611100316.html

 文部科学省は10日、いじめによる自殺予告とみられる伊吹文科相あての手紙が4通届いた、と発表した。いずれも8日付で「尼崎北」「町田」「成城」の消印がある。残り1通は個人情報が含まれているとして、詳細を公表していない。

匿名の自殺予告など相次ぐ=いじめと無関係の手紙も−文部科学省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000086-jij-soci
 いじめ自殺を予告する手紙が文部科学省に相次いで届いた問題で、同省は10日、触発されたとみられる手紙がさらに5通届いたと発表した。うち1通は、いじめが原因とは考えにくい悩みを打ち明ける手紙だったという。
 これに関連し、伊吹文明文部科学相は同日の衆院教育基本法特別委員会で「本当に困っている人は相談してほしいが、混乱させるような手紙は慎んでほしい」と述べた。 
(時事通信) - 11月10日17時1分更新

自殺予告手紙の北九州の中学校で卒業生が転落死
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20061110/20061110-00000030-ann-soci.html

 福岡県北九州市の中学校に10日、自殺をほのめかす手紙が届いたことが分かりました。この中学校では、9日、卒業生の少女が転落死しています。

 北九州市教育委員会によると、手紙は10日午前11時55分、北九州市小倉北区の南小倉中学校に届きました。消印は9日で、便せん1枚に「今、いじめに遭っていて、今月17日に学校で自殺する」という内容が記されていました。この南小倉中学校では、9日夜、卒業生の無職の17歳の少女が4階から転落死していて、自宅から遺書が見つかっています。少女の自宅には、手紙と同じ封筒、便せんと切手が残されていて、手紙の筆跡が少女のものと似ているということです。このため、手紙の差出人は少女の可能性があるとみられていますが、学校は、在校生が手紙を出した可能性もあるとみて、10日午後、緊急の全校集会を開き、命の大切さを訴えました。
 また、南小倉中学校では、全校生徒から、いじめについての無記名調査を行ったほか、今後、全家庭への訪問を行う予定です。

[10日18時47分更新]

学校周辺の警戒強化へ=自殺予告の11日−警視庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000085-jij-soci

 「いじめが原因で学校で自殺する」と予告した手紙が文部科学省に届いた問題で、投函(とうかん)場所とみられる東京都豊島区にある警視庁の池袋、巣鴨、目白の3署は10日、自殺予告日の11日に区内の学校周辺をパトロールするなど、警戒を強化することを決めた。
 各署の地域課員が小中高校周辺を車両で回るほか、生活安全課員や、警察官OBの「スクールサポーター」が学校との連絡などに当たる。 
(時事通信) - 11月10日17時1分更新

自殺予告は「大人の文章」=中学生とは違うと一蹴−石原都知事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000096-jij-pol

 文部科学省に届いた11日のいじめ自殺を予告する手紙について、東京都の石原慎太郎知事は10日の定例記者会見で「あんなのは大人の文章」と一蹴(いっしゅう)し、「今の中学生にあんな文章能力はない。わたしは(いじめられている子どもが書いたものとは)違うと思う」との見方を示した。 
(時事通信) - 11月10日18時1分更新

474小説吉田学校読者:2006/11/10(金) 22:16:26
>>471
ゆとり教育は、総合的学習の時間(これを設けるのは間違いではなかったと思う)を選択教科のところに入れるのは間違いではなかったですが、だったら、社会と理科の単位数を見直してからやるべきでした。
技術的なところでは、総合的学習をするために義務教育の段階で国語と算数の時間数を減らしたこと、全体的なところでは教育界は文科省の方針に極端に走りすぎる傾向があることを見誤ったこと、家庭や地域は文科省の思うより以上に公的機関に頼っている傾向が強いこと、これらを見誤った総合的判断ミスの罪は小さくありません。
その結果基礎学力の低下傾向と、何ともいえないアパシー的ムードの蔓延を引き起こしてしまったと私は思います。
そして、これを取り戻すために、今度は過度に詰め込み教育に走ると思いますし、さらに現代的、負けたくないムードの中の「心の病」と詰め込み教育の競争が義務教育に新たな波紋を起こすでしょう。全校にセラピストが配置される日も遠くない。

詰め込みと ゆとりでリレーの 義務教育。

475片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/10(金) 22:20:45
国民は文科省が思うより場当たり的で自律性がないのですよね。
ま、文科省も場当たり的で自律性がないのですが。

476小説吉田学校読者:2006/11/11(土) 11:18:08
本音爆発。
「慎太郎節」の傾向としては、政治信条のほかにも、言いたいことを分からせるために極論や変なたとえに走ってしまう傾向があります。ミッチー節もそうでした。
会見では、「自殺するくらいなら相手に反撃すればいい」という趣旨も言っていました。
とはいうものの、都知事はいじめ問題をこういう過去の経験で解決するものだと思っていれば、あとで強烈なしっぺ返しがくるでしょう。
慎太郎は「卒業式を国旗国家の前で整然で行わせることは、荒れる学校の解消に繋がる」とかも言っていました。途中の論理がない。この人は教育を語らない方がいい。

しかし、一連の手紙は、「最後の砦は文科省」的現象なのか、「文科省は何でもやるべきだ」的なものなのか・・・・

慎太郎知事「愉快犯」…文科省に届けられた「自殺証明書」11日期日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061111-00000042-sph-soci

 いじめが原因で「11日に自殺する」との手紙が文部科学省に届いた問題で、石原慎太郎都知事(74)が10日、「あんなのは大人の文章だね」と手紙が“偽物”であるとの見方を示した。また石原知事は、いじめを苦にした自殺が相次いでいることについて「甘ったれている」などと指摘。問題解決のために「もうちょっと親がしっかりしたらいい」との持論を述べた。文科省はこの日、自殺を示唆する手紙が新たに5通届いたと発表。自殺の決行日とされる11日、東京都豊島区では、管轄の3警察署が“厳戒態勢”をしくという。
 文科省に6日に届けられた「いじめが原因の自殺証明書」について、石原知事が信ぴょう性に疑問を投げかけた。
 「あんなのは、大人の文章だね。愉快犯っていうか。今の中学生にあんな文章力はない。理路整然としていて。私は(本物とは)違うと思う」
 文書は「11日に学校内で自殺する」と予告している。手紙が投函(とうかん)された可能性が高いとされる東京都豊島区を管轄する警察署は、11日に区内の学校周辺を重点的にパトロールすることを決めている。
 「届けられた方は迷惑千万。放っておくわけにもいかないだろうが。(自殺を)予告した日は、あしたですか。今まで文科省は何をやったのか知らんけど、あれだけの騒ぎになって、(文書を送った)当人は満足して、死なないの? 死ぬの?」親にも問題がある 文科省には、同様の自殺予告手紙が相次いでいるが「自殺なんか、予告して死ぬなって。甘ったれているというか」と厳しい言葉を投げかけた石原知事は、独自の“教育哲学”を披露した。
 「親はなんで(いじめ問題に)関与してこないのかね。まず親が関与すべきじゃないか。私なんか、子供にけんかの仕方を教えましたよ。そしたら効果があって、たちまち相手を倒して番長になっちゃった。そういうことを親が教えればいい」
 実際に、長男の伸晃自民党幹事長代理(49)の小学生時代の“いじめエピソード”を挙げた。
 「先生に、私の名前をもじった実にいやらしいあだ名をつけられ、いじめられた。私はそれを聞き、すぐに校長に電話して『僕に劣等感があるか知らんが、もし改めなければ学校に出向いてその先生をぶん殴るからな。あんたの監督責任も問われるぞ』と言ったら、(いじめを)やめさせましたよ」
 石原知事自身も、いじめを経験したという。
 「僕だって、転校してきた時にいじめられた記憶があるが、やっぱり自分で戦った方がいいと思う。こらえ性がないだけでなく、ファイティングスピリットがないと、一生どこへ行ってもいじめられるんじゃないの」
 一方で、いじめを先導する教師に対しては、厳しく批判した。
 「陰湿なのは、教師がいじめること。これは本当に子供にとって不幸だ。卑しい、貧しい教師がいる。自分の人生の弱み、ひがみを、教えている弱い子供にぶつけている。生徒もいっしょになっていじめてしまう。そういう教師は許せない」

477小説吉田学校読者:2006/11/11(土) 23:31:26
もぐらたたきの感もあるが、受験勉強に名を借りて、読み書きをおろそかにする義務教育など言語道断だ。
大体ですよ、私は、毛筆の出来が悪いから中学の国語の教員免許を諦めたのです。じゃあ、なんで免許取得の必修にするんだよと私怨も少し書いておく。

新教育の森:厚木、伊勢原、大和の11中学で国語書写の履修不足 /神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061111-00000123-mailo-l14

 ◇市教委調査
 厚木、伊勢原、大和の各市立中計11校で昨年度、国語の書写の履修不足があることが、各市の教育委員会の調査で分かった。
 履修不足があったのは、厚木市立中13校のうち6校、伊勢原市立中の全4校、大和市立中の1校。
 学習指導要領で書写は▽1年生で国語の年間の10分の2(28コマ)程度▽2、3年生で同10分の1(10・5コマ)程度――を履修し毛筆、硬筆とも学ぶよう規定されている。
 しかし、伊勢原市立4校の書写の授業時間数は▽1年生が9〜21▽2年生が6〜12▽3年生が6〜16――だった。2、3年生の毛筆も「自作の俳句を筆ペンで清書する」などで筆ではなかった。
 厚木市立13校でも、書写の授業数は学習指導要領で示した半分以下の学校があった。
 特に「毛筆」をまったく履修させていないケースもあり、厚木市立中の3校と大和市立中の1校は毛筆授業をまったく実施していなかった。このうち大和市の1校は生徒の漢字力低下を懸念し、書写の毛筆授業をすべて硬筆授業に切り替えていたといい、大和市教委は「生徒には硬筆も毛筆も学習させる機会を与えるべきだ」と指導した。


(おまけ)昔の中学生の学力ってこんなもんでした。結構の大人も同じことを言っています。

斎藤太朗 「カリキュラマシーン」番組成立の経緯
http://www.vap.co.jp/curricula/index.html

478とはずがたり:2006/11/11(土) 23:38:11
おお,そんな過去が!
>私は、毛筆の出来が悪いから中学の国語の教員免許を諦めたのです

俺も書道は苦手でした。。中学の時やった記憶は無いんですけどどうだったかなぁ・・
小学校の時は墨すったりとか面白いんですけどしらんまに服に墨着いてるわ只でさえ下手な字はますます思い通りならぬわで大変でした。。

479片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/11(土) 23:53:04
中学の履修不足は都市部のほうが酷いことになってるんじゃないかな。
もぐらたたきになっちゃいけないとはいいますが、チェック体制の不備と哲学の不統一が根源でしょう。【もぐらの住む畑を作ったのは誰なのかと。】
できないのなら国の設定する必修やめて、小さい単位に任せればいいのに。できるのなら、必修にしてもいいけど。

ちなみに、やっぱり国語の先生の字は綺麗なほうが(少なくとも、丁寧さを感じさせるほうが)いいですよね。

480小説吉田学校読者:2006/11/12(日) 00:10:10
>>478-479
日本の書写の教育目的とは「日本語の正しい『書き方』を教える」でありまして、毛筆なんて前時代的なものであっても、「筆順や文字の形は毛筆で基礎が作られた」ものでありますので、書道芸術や笑っていいとものコーナーとは違った観点で国語教育では書写は重要とされているのであります。
そして、フクスマでは国語教師の定年退職後の再就職は、概して「書道教室の開業」でありました。そういえば、いわきには書道教室いっぱいあるなあ(笑)。

なお、我が郷土フクスマでは教育実習での禁忌の1つに「板書での略字使用」というのがありまして、「門がまえ」「前・事などの字」は略したい衝動に駆られても黒板に書いてはいけなかったですね。私うっかり、「裁」の字の衣の部分を略して書いたところ、もう反省会でコテンパンにやられました。さらに、国語教員採用試験では「字の上手い下手」も採点対象という噂があります。
字が下手な国語教師って、なんかサマにはなりませんよね。確かに。

481片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/12(日) 00:20:53
>>480
習字をやってた者としては、書写はよいことに思えます。
余裕がないかもしれないけど、学校で草書をやったり、崩し字読みをやったりしてもいいんじゃないかとも思うんですが。
せっかく昔から文字の蓄積があるのに、読めるのは戦後の字だけとか、乏しすぎます。活字になってるものはいいんですけどね。
まあ、自分も大して読み書きできるわけではないのですが。

板書で略字を使うのは、教師は避けるものなのではないですかね。
学校で教師が使ってるのを見たことはなかったです。こちらが使えば減点だし。減点対象を教えるわけにはいかんでしょう。数字の0を繋げただけで直されたこともありました。

482とはずがたり:2006/11/12(日) 00:28:42
私は漢字簡略化論者でかつ使用漢字拡大論者で有りますので授業では(多少)苦悩します。
関数を函数とちゃんと書いて,職,門がまえ,義,権などは最初にこれはこの略字だとことわってから略字を使います。従も从とやりたい所ですがこの辺まで来ると自粛。或る程度通用する略字・俗字は使えた方がいい。これも教育であるとこじつけ。
大学は余り五月蠅いこと云われないのでその点は良いです。
ただ最近は授業アンケートの様な物をしっかり取りますので板書が汚いとか字が小さくて読めないとか文句は云われます。。

483片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/12(日) 00:35:21
略字と左翼運動のかかわりってなんかあるんでしょうかね。
教育現場で、どこか意識されてる気もしなくもないですが。
逆に言えば、左翼運動の人が略字をわざわざ使うのもなんかのアピール?って感じですけど。

484小説吉田学校読者:2006/11/12(日) 00:41:44
>>481-482
私の言いたいことは「書写は重要であり、必ず毛筆で週1コマはやるようにしないといけない」ということであります。

略字のついでに余談ながら、ほんの数年前まで「だ捕」「ら致」などと書いていた新聞各社。記者という読み書きの先導者がそんな態度だったのであって、そんな人たちにゆとり教育を批判する資格は微塵もないと、ついでながらはっきり書いておきます。

485とはずがたり:2006/11/12(日) 00:42:40
占戈争とか斗争とか略してますよねぇ。あれは目立させ様としてるのでしょうけど
政治的中立性(と正確性)が本来的に求められる教育現場で略字が嫌がられるのはけだし当然か。

486片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/12(日) 00:46:03
>>484
新聞記者の素養問題については丸谷読者としてもかねがね思うところはあります。
百目鬼恭三郎、今ありせば。

487とはずがたり:2006/11/12(日) 00:46:59
>>484
みっともないですよね,あれ。「連たん率」レベル迄来ると仕方がないかなって気がしてきますが。
港で見かける「ふ頭」も止めて欲しい。
これは仕方がない思うが,中学の理科の教科書でヒ素(砒素)とかがかんらん岩(橄欖岩)とかが気持ち悪かったのが漢字にはまるきっかけだった。

488小説吉田学校読者:2006/11/12(日) 00:50:56
>>485
あれはタテカン文化ですね。刷毛には細い字は鬼門なのであります。

ですから、看板媒体で装飾文字を使う時、とんでもなく画数の多い字は書かないし、それを避けるんですね。007危機一発なんて映画ですけど、あれは水野晴郎が「文字の字面として発を選んだ」って言ってますけど、3割くらいは広告看板対策ですよ。

489小説吉田学校読者:2006/11/12(日) 00:57:30
>>487
「けん銃」「けん引」「何々のおそれ」「ぐ犯少年」「容疑者の拘置期限(正しくは勾留)が切れる」は誤用の癖して、これしか使わないような「逮捕」は「たい捕」とか書かないし。なんでしょうねえ、いったい。
産経抄で笑えたのが「JIS規格が日本語をダメにする」とか書いてあったやつですね。で、紙面で「失跡の××」とか書いてありました。もともとは「失踪」だろ。あんたそれを言う資格あるのかと。

490片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/12(日) 00:57:31
哺乳類・爬虫類も漢字で書いても良い。
ホニュウ類・ハチュウ類とはなんだっぺか?

491片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/12(日) 00:59:36
>>489
逮夜ってのがありますよね。

常用漢字問題だっけ。それはまた別の話になりましょうが。

492とはずがたり:2006/11/12(日) 01:01:28
>>489
先日読売新聞読んでたら失踪となってて感動しました。

虞犯の虞は常用漢字に入ってた筈なので使っても良いですよねぇ。朕とか璽は誰も使わないし当用漢字の改訂で外す動きがあったが結局常用漢字にも入ったままである。
どうも基準がバラバラである。

493片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/12(日) 01:08:35
>>492
常用に入ってなかった気がするんですが、違いましたっけねえ。

494とはずがたり:2006/11/12(日) 01:13:45
>>493
おやそうでした?今は抜いたのでしょうか??それともこちらの勘違いかな?
なにぶんにも10年どころか15年ぐらい前の記憶ですので・・。
うろおぼえ失敬。。

495とはずがたり:2006/11/12(日) 01:31:08
猥褻は刑法の改正でわいせつにされちゃったんですよねぇ。
最近は婦女暴行とも余り云わないけどレイプってのも気持ち悪い。強姦でいいと思う。
(同様に浮浪者をホームレスに言い換えるのも違和感有り。だいぶ慣れさせられたが)

496片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/12(日) 01:35:22
法務官僚や新聞記者は情緒を解さないのかな。
教師は情緒を解してほしいと思いますが・・・

497とはずがたり:2006/11/12(日) 01:41:43
法曹関係者はその辺の情緒には敢えて流されてはいけないのかも知れませんけど,教育要領でがんじがらめに縛られてるとその辺の情緒の入り込む余裕は無いのかもしれませんな・・。
マスコミも基準に縛られ自縄自縛にならずに,自由に表現や漢字を使っても良いように思う。変な制約は国民を逆に莫迦にしている事にもなると思うのだけど・・。

498小説吉田学校読者:2006/11/12(日) 08:36:14
学校の小さき王国の君臨者がきっといる。そして、これはヤクザか何かの上納金のようなものですが、ピラミッドの上のほうにはヤクザがいると思われます。さらにいえば、教員たちは何とはなく知っていたはずです。少なくともそういうのがあるという雰囲気は。
あと、たかりじゃなくてこれは「恐喝」とはっきり書け。

<たかり>執拗に「金貸して」と迫る 福岡・北九州市
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061111-00000101-mai-soci

 北九州市八幡東区の皿倉小学校(児童519人)で、5年生の女児(10)が同級生らに頻繁に金をたかられ、多額の現金を渡していたことが分かった。被害額は少なくとも十数万円に上るとみられる。学校や市教委はこの事実を把握しながらいじめとして対応していなかった。大庭清明教育長は11日、「いじめ隠しと見られても仕方がない。極めて不適切な対応だった」と陳謝した。
 市教委によると、9月26日、被害女児の両親から学校に「子供がお金を渡すよう強要されている」と相談があった。教頭らが保護者や児童に事情を聴き、5、6年生の複数のグループ計8人が、繰り返し現金を渡すよう女児に要求していたことが分かった。
 女児は親の財布や自宅金庫などから現金を持ち出し、1回に数千円から1万5000円を渡した。受け渡しは教室のベランダやショッピングセンターで、自宅まで取りに来たこともあったという。被害額は7月以降だけで十数万円に上る。女児の両親は「4年生のときからたかられていた」と訴えているという。
 学校の調査の過程で、5年生の別の女児(11)も男児2人にたかられ計3万円を渡したことも判明した。この女児は、10歳女児に金を要求した8人の中に含まれていた。金をたかった8人のうち4人の保護者が、女児側に計4万7000円を返済している。
 学校は市教委に「児童間の金銭トラブルがあった」と口頭で連絡したものの、いじめとしては報告していなかった。永田賢治校長は記者会見で「子供の気持ちを考慮して慎重に対応するつもりだった。いじめとは認識していた。報告しなかったのは私の怠慢だった」と述べた。
 女児の両親は10月6日、「学校の調査が遅い」と市教委事務局に相談したが、教委も直接対応しなかった。大庭教育長は「学校と教委事務局の認識が甘く、児童や保護者の信頼を損なう結果となった。子供たちの心のケアに早急に取り組みたい」と語った。

499小説吉田学校読者:2006/11/12(日) 08:56:01
>>495
わいせつは平仮名の方がいやらしいような気がする。慣らされたのかな。
その昔の新聞記事「強姦」も「強かん」、「誘拐」も「誘かい」でした。「金大中誘かい事件」「吉展ちゃん誘かい事件」だったのです。

500片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/13(月) 21:58:31
思いついたことを喋ってあとから官僚に仕付けられるタイプなんだな、このおじいちゃんは。

高校履修不足:センター試験、全6教科の義務化検討−−文科相が指示
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/archive/news/2006/11/08/20061108dde001040052000c.html

 伊吹文明文部科学相は8日、高校の履修単位不足問題に関連し、すべての国公立大と私大の8割が利用する大学入試センター試験について「高校の必修科目すべてで一定以上の点数があるかどうか確認するために使うべきだ」と述べ、6教科(国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語)すべての受験義務化を検討する考えを示した。

 衆院文部科学委員会で、自民党の馳浩国対副委員長の質問に答えた。

 伊吹氏は「センター試験で、世界史と日本史が同時間に行われている」と指摘し、試験科目の設定が高校生の「日本史離れ」を招いているとの見方を示した。さらに「高校は予備校ではない。(習熟度の判断を)校長の認定する卒業証書だけに任せておくのは考えなければいけない」と強調。すでに6教科すべての受験義務化を検討するよう省内に指示したことを明らかにした。

 6教科は、いずれも学習指導要領で高校の必修教科だが、センター試験で受験生にどの教科の受験を課すかは、各大学や学部の判断に任されている。

 来年1月に実施される07年度試験は、4年制大学で全国公立大157校と私大の8割に当たる450校が利用。6教科すべてを課しているのは83校にとどまる。【竹島一登

毎日新聞 2006年11月8日 東京夕刊

文科相:センター試験義務化は「校長への警鐘」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061114k0000m010063000c.html

 伊吹文明文部科学相は13日、日本記者クラブで会見し、先に検討する考えを示した大学入試センター試験全教科の受験義務化に関し「学習指導要領を守ってもらい、校長に(卒業認定を)やってもらうのが一番いい。警鐘と受け止めてほしい」と述べ、履修単位不足問題が再発しない態勢が整えば、義務化は見送る考えを示した。

 伊吹文科相は義務化について「私立大はセンター試験の利用が少なく、この調整が残っている」と私立大の協力が得にくいことを示唆。履修漏れが集中した世界史に関しては「大学に世界史の試験もやってもらうのが現実的」と述べ、必修から外す考えはないことを強調した。【竹島一登】

毎日新聞 2006年11月13日 19時43分

501小説吉田学校読者(元フクスマ県民):2006/11/13(月) 23:18:10
>>500
警鐘としては、たしかにこれ以上のものはないわな。しかし、発言が軽い。大臣としていかがなものか。これを軽相という。

502とはずがたり:2006/11/14(火) 02:20:57
履修漏れ,やらせ質問,自殺,更には沖縄知事選。こんな中で強行採決するか?
普通の神経なら,此までの議論の土台が崩れてるのだしもう一遍一からやり直しだ。

履修漏れ、やらせ質問…… 文科省、責任逃れに躍起
2006年11月11日03時11分
http://www.asahi.com/politics/update/1111/004.html

 高校の必修科目の履修漏れ問題で、文部科学省は責任逃れに躍起だ。最重要法案と位置付ける教育基本法改正案の審議が大詰めを迎えているためで、「基本的には現場の責任」「今回の問題は想定外」と繰り返す。野党は同省の責任を明らかにできれば、改正案の成立阻止にもつながると見て追及を強める構えだ。

 文科省は、学習指導要領が守られていなかったという結果責任は認めながらも、責任は基本的には教育課程を決める校長や、学校を指導する教育委員会にあるとの主張で一貫している。

 しかし、今週に入って文科省が、全国の大学生の16%が高校で必修の世界史を履修していないという調査結果を4年前に手にしながら、調査を進めなかったことが明らかになった。10日の衆院教育基本法特別委員会で川内博史氏(民主)は、報告書の指摘が生かされていなかったことに加え、文科省が全国の都道府県教委に職員を出向させているとしてその関与を問いただした。

 川内氏が特に問題としたのが今回、全国の都道府県教委の調査をとりまとめた同省の教育課程課長。同課長が01年7月に教育長として出向した広島県では県立高14校で履修漏れが発覚しただけに、「全国で行われていることを容易に想像できたのではないか」と追及した。

 これに対し、銭谷真美初等中等教育局長は同課長から聞いた話として、「広島県で問題が是正され、県内限りの問題と認識していた。文科省に戻ってからも、全国的な問題との認識はなかった」と答弁。また、「こういう状況は想定外だった」と述べた。出向先から文科省に戻っている職員も一様に、朝日新聞の取材に対し「履修漏れは全然知らなかった」「学習指導要領から逸脱した教育課程が組まれるとは考えもよらないので、そういう目で見ていなかった」などと話している。

 出向職員のかかわりについては、石井郁子氏(共産)も6日の特別委で指摘しており、最終盤での焦点のひとつだ。

 また、民主党の小沢代表は10日、京都大学大学院での講義で、文科省が小中学校の履修漏れについてすぐに調査結果を出そうとしないことについて「義務教育の未履修を認めると、政府が逃れようがなくなる」との見方を示し、批判した。

 一方、同省にとって、教育改革タウンミーティングでの「やらせ質問」も払いのけたい火の粉だ。伊吹文科相は10日の特別委で「責任がないとは一度も言っていない」と述べながらも、「文科省が主導して我々がすべてやったというのは違う」と色をなした。

503名無しさん:2006/11/14(火) 02:38:27
>>492-494
「謁・虞・箇・且・遵・但・脹・朕・附・又・濫」は、常用漢字にもかかわらず
新聞では使わないことにしているそうです。

講演「親子で新聞を読もう−新聞の文字・ことば」
http://osaka.yomiuri.co.jp/nie/old/akafude/031111.htm

504片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 02:50:56
>>502
現場教師も、校長も、教育委員会も、文部科学省も逃げすぎ・隠蔽しすぎです。
この前、文部科学省が一旦報告上げたところで、どっかのテレビが「これで履修問題は一応の落着をみることになります」って言ってたけど、そんなんなるかいな。
どうしてこうも、現状認識や解決策やアイデアが目詰まりしてしまっているのだろうか・・・。
教育基本法、現場闘争の力関係を変えたりするかもしれない複雑な問題を含むので、そのへんについては措いとくならば、あとはテキトーにさっさと改正してしまっても良いのではないかと思う。ただし! その後の教育ビジョンが今の時点で見えない。総理大臣から文部科学大臣から官房副長官からみんな揃って思い付きを出したり消したり。そんないい加減なら、教育基本法改正とか役にたつんかいなとも思う。無効果では。

少し話ズレますが、衆院総務委員会のビデオ見ていたら、道州制特区法案を審議してたが、総務大臣によると、道州制特区は道州制とは関係ないらしい。安倍内閣で道州制とかぶち上げておいて、ホントいい加減。先を見据えて法を作れと。

505片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 09:03:23
<自殺予告>止まらぬ連鎖…有効策なし焦り濃く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000015-mai-soci&kz=soci

 伊吹文明文部科学相あての「いじめ自殺予告文書」を受けて全国的な警戒が続く中、子どもの自殺が止まらない。文書を公表したものの、相次ぐ予告に戸惑う文科省。教育委員会、各学校も即効性のある対策は打ち出せないままだ。連鎖は食い止められるのか。子どもたちに「命」の大切さをどう伝えるか。過去にも度々社会問題化したいじめ問題の教訓はいつ生かされるのか。【佐藤敬一、吉永磨美
 「連鎖的なものが来ることは覚悟していた」。13日行われた、日本記者クラブ主催の記者会見。招かれた伊吹文科相は苦渋の表情で、自殺予告の手紙が続いていることに言及した。
 文科省が「11日に自殺する」との手紙を公表したのは7日未明。各都道府県教委にいじめの正確な把握と報告を求めている手前「情報隠し」はできない事情もあった。伊吹文科相は「(公表してもしなくても)どちらになっても必ず非難を受ける。非難は私が受けるんだと、毅然(きぜん)とした姿勢を示さないと教委、校長がついてこない」と選択の理由を強調した。
 しかし、公表の影響は予告手紙が相次いだことで明確になった。自殺の原因や予告手紙との関連性が不明ではあるものの、12日に大阪と埼玉で中学生が命を絶った。大阪の飛び降り自殺の一報が入ったのは「いじめ自殺予告」の警戒中。銭谷真美・初等中等教育局長ら幹部も駆けつけ、省内は緊迫感に包まれた。
 1通目の手紙を見た総務課職員が「(手紙の内容が)本当だったら危ないなと思った。かなり緊迫していた」と話していたが、その状態は今も続く。
 教育基本法改正の国会審議に加え、タウンミーティングでのやらせ、高校の履修単位不足、いじめの「三重苦」で文科省職員の疲労も色濃い。問題が次々と発生し、いじめ問題に対する抜本的な解決策を検討するいとまもなく、解決策の検討は「お手上げ」(ある幹部)という。
 13日、新たに届いた2通の手紙について会見をした児童生徒課の木岡保雅課長は「公表によって救われた子どもも多くいるのでは、と考えている。ですから、一つ一つのケースについてできる限りのことをしてまいりたい」と公表の効果を強調した。しかし、具体的な解決策を示さなければ、マイナスの連鎖が続く可能性も捨てきれない。【高山純二
 ◇「連鎖」断ち切るには…
 今夏以降、各地でいじめが原因とみられる自殺が問題化している。その「連鎖」を断ち切るにはどのような方法があるのか。
 8月17日、愛媛県今治市の中1男子が首つり自殺。遺書には3年間にわたり「貧乏」「泥棒」呼ばわりされ「最近生きていくことが嫌になってきました」と記されていた。
 北海道滝川市の小6女児が昨年、教室で自殺を図り、今年1月死亡した事件では、10月になって女児の遺書を市教委が事実上放置していたことが発覚。さらに10月11日には福岡県筑前町の中2男子、23日には岐阜県瑞浪市の中2女子がそれぞれ自殺した。文科省にいじめ自殺の予告手紙が次々に届き、全国各校で問題の再点検など行われる中、12日に大阪府富田林市と埼玉県本庄市で中学生が自ら命を絶った。
 多くが同様の手段を選んでおり、先行する事件の影響を指摘する声もある。社会評論家の赤塚行雄さんは「戦前に伊豆大島・三原山で自殺が相次ぎ社会現象になるなど、ある時期に次々と自殺が続くことは昔からある。何か心が傾いていると、解決法として『この手で行こう』と引っ張られる」と分析する。
 86年にはアイドルの岡田有希子さんが自殺し、後追い自殺が社会問題化した。警察庁のまとめによると、86年の19歳以下(未成年)の自殺者数は前年比約1.4倍の802人に達した。岡田さんと同じ方法での自殺が多かった。愛知県西尾市の大河内清輝君のいじめ自殺事件が問題化した94年の未成年者の自殺数も580人と前年より多くなっているが、98年以降600人弱から700人超と、より深刻化した。
 履修漏れ問題も含め、「校長の自殺」も最近の特徴だ。ジャーナリストの江川紹子さんは「先生にとり良い職場でない学校が、子どもにとって良い学びの場であるわけがない」と教育者の自殺の背景に思いをはせる。その上で「根本的に何が問題か考えなければいけない。1人だと行動しない子どもたちも、集団自殺のように1人じゃないという仲間意識が芽生え、連鎖的に行動するのでは」と指摘する。【森禎行、長野宏美
(毎日新聞) - 11月14日3時8分更新

506とはずがたり:2006/11/14(火) 11:12:46

教育基本法改正案、会期内成立微妙に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000301-yom-pol

 自民、公明両党は13日夜、国会対策委員長らが会談し、今国会最大の焦点の教育基本法改正案について、15日にも衆院教育基本法特別委員会で採決し、今週中に衆院本会議を通過させる方針で一致した。

 野党が採決に応じない場合は、与党だけでも採決に踏み切る構えだ。国会が混乱するのは必至で参院でも野党の厳しい抵抗が予想されるため、同法案が会期内(12月15日まで)に成立するかどうかは微妙な情勢となった。

 与党内では、同法案を成立させるため、会期延長を検討すべきだとの声も出ている。

 与党は、15日の委員会採決に続き、16日の衆院本会議での採決を目指している。自民党の二階俊博国会対策委員長は13日午後、国会内で民主党の高木義明国会対策委員長と会談し、「そろそろ努力の限界が近づいた。(同法案採決の)出口も考えていかなければならない」と述べ、野党側に早期採決に応じるよう求めた。高木氏は「『いじめ』など問題が山積している。なお十分な審議が必要だ」と拒否した。
(読売新聞) - 11月14日3時8分更新

507とはずがたり:2006/11/14(火) 11:22:43
>>503
情報あざーす。やっぱ常用漢字には入ってたんですな。少なくとも新聞が認めた44字(誰・亀・謎・闇・瓦・鶴・拳・虎・柿・袖・嵐で11字。あと33字どれだ?)は常用漢字に入れるベし。

書換とか成る可く書換前の漢字を使う努力はしてるが激昂・昂騰・昂揚は忘れてたなぁ。。
隘路は使ってるけど蓋然性はあんま使わないな。。収斂は収束に言い換えられてるが用語として定着してしまってるので収斂では感じが出ない。連合も固有名詞にもなってるし今更"聯合"とするのも変だ。

以下当該記事を一部引用

◇講演「親子で新聞を読もう−新聞の文字・ことば」  (2003/11/11)
http://osaka.yomiuri.co.jp/nie/old/akafude/031111.htm

 常用漢字は、1981年(昭和56年)に国が決めた1945字で、その基になったのは1946年(昭和21年)に決めた当用漢字1850字です。これは、だいたいは義務教育がすめば身に着き、国民が日常読み書きするのに必要で十分な漢字の範囲であって、これを知っていれば一般的な生活に困らないというものです。

 ところで常用漢字の中に、謁・虞・箇・且・遵・但・脹・朕・附・又・濫 の11字が含まれています。どれも日常生活に必要な文字とは思われず、新聞では使わないことにしています。
誰・亀・謎などは、読めない人はほとんどいないと思われるが、常用漢字に入っていない。こういう漢字を、ほかに闇・瓦・鶴・拳・虎・柿・袖・嵐 など、全部で44個選んで新聞では使うようにしようと決めました。

 きょうの読売新聞から拾ってみると「意向」は「意嚮」から、「意思疎通」の「疎通」は「疏通」から書きかえたもの。毒カレー事件で、林真須美被告の弁護人が高裁に控訴趣意書を出したという記事に「激高」というのが出ています。事件の前に被告が近所の人のことで怒っていたというのです。これは「激昂」から書きかえたものなのです。「意向」「疎通」は国語審議会が示したものであるのに対して、「激高」は新聞が考えたものです。国語審議会の示したものに「昂騰→高騰」「昂揚→高揚」があるのを参考にしたわけです。これら書きかえた熟語は、今では国語辞典に掲載されていて、むしろ元の字を忘れてしまったというものも少なくないのです。

 書きかえをしないで、「常用漢字と各新聞社で認めた字」以外の漢字を使うときは「読み仮名」を付けます。また別の易しいことばで言い換えられればそれが一番です。例えば「隘路(あいろ)」や「蓋然性(がいぜんせい)」などは読み仮名を付けるより、「障害・困難・難関」とか「可能性」とかの分かりやすい表現にしています。

 漢字以外にも「ヴァイオリン」「ベートーヴェン」などの「ヴァヴィヴヴェヴォ」は使わないで「バビブベボ」で書き表すことにしています。固有名詞で特に必要と判断したときは別です。

508とはずがたり:2006/11/14(火) 11:25:17

教育改革の目玉はいじめの対応は担任の先生でも近所の相談所でもなく文科相に直接手紙を出すと文科相が直接対応してくれると云う職掌にしたら如何であろうか?w

509片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 12:35:56
>>507
いちおー日本語スレのほうに先に貼ってはありました。。

>>508
ちょうどそうなってきてますな〜。
図に乗ってきました。

再びいじめ自殺予告文 「豊島」の送り主と同一?
http://www.sankei.co.jp/news/061114/sha011.htm

 文部科学省は14日、同省に新たに7通の自殺予告文が届いたことを明らかにし、うち差出人が特定可能な3通を除く4通の内容を公表した。この中には東京・豊島郵便局の消印で6日に届いた予告文の発信者からのものも含まれ、改めて自殺を図る旨が記されていた。

 今回公表された4通は消印が「熊本中央(熊本市)」「蒲田(東京都)」「板橋北(同)」「飾西(兵庫県姫路市)」となっていた。いずれもいじめ被害を訴えた上で自殺を予告している。このうち、「板橋北」から発信されたのは「豊島の自殺予告は自分である」としており、筆跡も前回の予告と似ていた。

 「前回指摘した教師は何もしてくれなかった」「この手紙が着くころには死んでいるかもしれない」などと自殺をほのめかす一方で、豊島から発信した理由を「通勤、通学の人が多く、人物の特定ができないようにした」などと説明し「いじめをなくせない文部科学省にたいする挑戦」「教育基本法の改正に活用してください」などといった記述もあった。

 伊吹文明文科相が「身近な人に相談してほしい」と呼びかけていることにも触れ、「(相談して)何をしてくれるのですか。相談しても意味がない」などと記述。法務省や警察OB、弁護士会と司法書士会から派遣された人材で組織する24時間体制の「こども人権対策室」を自治体に設置する「子供の人権安全法」を制定するよう求め、「加害者の親に悪意がある場合は子供の親権の一時停止または家庭裁判所による権利の剥奪(はくだつ)をすること」などとも記されていた。

(11/14 12:13)

510とはずがたり:2006/11/14(火) 12:44:54
何通も出してる子はバイタリティあるし死にそうにはないですね。。
大臣官房に常置のいじめ対策室でも設けて深刻なケースには大臣がすっ飛んでくるとか良いかもしれぬ。どうせ大臣なんて大して意味のない儀礼的な用事が多いんであろうしそう云うのは副大臣なり事務次官なりに任せてさ。

511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 12:47:37
伊吹さん今頃ご立腹かもしれませんね。

>法務省や警察OB、弁護士会と司法書士会から派遣された人材で組織する24時間体制の「こども人権対策室」を自治体に設置する「子供の人権安全法」を制定するよう求め、「加害者の親に悪意がある場合は子供の親権の一時停止または家庭裁判所による権利の剥奪(はくだつ)をすること」などとも記されていた。

笑えますね、ここ。

512小説吉田学校読者(元フクスマ県民):2006/11/14(火) 19:50:37
>>511
なんか、以前、私の書いたのと似通ってますね〜。
当然、この手紙は私が書いたわけじゃない。
年端のいかぬ少年がこんなことを思いつくはずもない。
となると、この掲示板を見たのではないだろうか・・・・・自殺しそうにないバイタリティが垣間見れて、ちょっと安心しました。

513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 20:01:11
吉田学校さんの身代わりになって文科省に挑戦してくれてるのですな、きっと。

514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 21:20:04
文部科学省が宛先ってのは流行してるのかねぇ。
自分のときも、いじめだか自殺だかの問題が浮上して、中学校に奥田幹生名義で変な文章が配布されたことがある。
探したら見つかった。確か→だ。http://ehime-c.esnet.ed.jp/gimu/bullying/PDF/notice3.pdf
急に奥田民生みたいな名前のわけわかんないおっさんの文章が配布されて意味不明だったことを憶えている。
それに比べれば、今の中学生は、文部科学省を身近に感じているということなのか。
身近になった首相官邸に相談してみてはいかがか:-p

文科相あてに自殺予告文7通 うち1通に消印「飾西」
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000166975.shtml

 いじめを苦にした自殺を予告する内容の手紙が文部科学大臣に相次いで届いている問題で、文科省は十四日、さらに七通が十三日に届いたと発表した。うち一通が兵庫県からで、消印は十日で「飾西」となっていた。「近いうちに死にたいです」など、二枚の手紙の中に「死にたい」という言葉が二十六回書かれていた。

 この手紙は「中3男子です。死にたいです」で始まる。「学校の女子から化け物のような目で見られ、母親から『そんな容姿じゃ高校になってもイジメられる』と言われました」「肩などをなぐられる」「キモイなどを言われる」「笑われる」などの記述があったという。

 姫路市教委は十三日夜、県教委を通じて連絡を受けた後、市立の全中学校に手紙のコピーをファクスで知らせた。各学校の教諭らが、悩みを持つ生徒や不登校生の家庭を訪問するなどしたが、現在のところ、特定には至っていないという。

 十四日も各学校で家庭訪問やカウンセリングを続けるほか、学校によっては全校集会を開き、生徒に命の大切さをあらためて呼び掛けるという。また、市内全小学校にも同様に連絡し、注意を呼び掛ける。

 十三日に届いた他の六通のうち、「板橋北」の消印のある一通は六日に最初に届いた「豊島」の消印がある手紙の差出人を名乗っており、三通は差出人につながる情報があるなどとして非公開。残る二通は「熊本中央」「蒲田」の消印があった。手紙はこれで計十六通になった。このほか二通のメールが十四日までに届いたが、発信者を特定し対応済みだという。

 これまでに同省に届いた自殺を予告する手紙のうち県内分は一通で、消印は「尼崎北」だった。

515小説吉田学校読者(元フクスマ県民):2006/11/15(水) 00:11:21
>>514
3と6は名文ですね。いい文章だ。子供に対して毅然として判りやすい。こういう時は寺脇研あたりを特命でやらせたらいいと思うね。

516今亜寿 ◆nlHjMum/8M:2006/11/15(水) 00:20:48
>>514
片言丸氏の年齢がわかってしまいました(苦笑)
だいたい私の予想通りでしたが。

517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/15(水) 07:34:53
>>516
そんな突っ込みはいらないです。

518とはずがたり:2006/11/15(水) 12:44:13
>>512
是非,その少年(or少女)に降臨してもらいたいものですな〜笑
少なくともあんな提案出来るなら政治好きではあるっしょ。

519とはずがたり:2006/11/16(木) 03:01:30
全国初の4・3・5制=小学校で農業も−改革特区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061115-00000059-jij-pol

 政府は15日、小中高の12年間の教育カリキュラムを4・3・5年制に再編成して一貫教育を行う長崎県五島市などの構造改革特区32件を新たに認定することを決めた。公立の小中学校の一貫教育は既に行われているが、高校まで含む特区の認定は初めて。
 五島市は来年4月、学習指導要領によらずに教育課程を編成できる特例を活用し、奈留島の小中高を2カ所に集約して一貫教育を始める予定。過疎化による生徒数の減少で島内に高校がなくなるのを防ぐ狙いもある。古里への愛着を育てるため、伝統芸能など郷土学習の授業も取り入れる。
 このほか、全国で初めて小学校(3〜6年生)で農作業の体験など農業の科目を教える福島県喜多方市の特区も認めた。 
(時事通信) - 11月15日13時1分更新

520片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/16(木) 09:08:07
県教委2教諭を懲戒免職 生徒にわいせつ行為など 讀賣千葉
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news002.htm

 県教委は15日、女子生徒に対するセクハラ行為やわいせつ行為により、東葛地域の県立高校に勤務する教諭2人を同日付で懲戒免職処分としたと発表した。免職処分の対象者は原則として実名を公表することになっているが、今回はいずれも「被害者の生徒から要望があった」として匿名発表となった。これにより、今年度に入って懲戒免職処分を受けた教員は7人となった。

 このうち柏市内の県立高校の男性教諭(44)は昨年10月、顧問を務める陸上部の合宿先宿舎の自室で、競技に関する指導を行っていた当時2年生の女子生徒を突然、抱きしめた。さらに、今年4月の合宿でも、同じ生徒の頭を無理やり自分のひざに乗せてなでたほか、8月に大阪府で行われた大会の際にも宿舎でこの生徒を抱きしめた。さらに、この教諭は今年10月にも、部活動の指導中に別の3年女子生徒の頭を平手で約20回たたいていた。

 一方、東葛地域の別の県立高校の男性教諭(38)は9月24日朝、顧問を務めていた吹奏楽部の1年女子生徒から部活動に関する相談を教科準備室で受けていた際、体操着の上から左手で太もものあたりを数分間にわたって触り続けたとされる。被害者側からは、学校の所在地に関しても自治体を特定しないよう要望があったという。

(2006年11月16日 読売新聞)

521片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/16(木) 09:10:53
自殺予告?知事にはがき 讀賣新潟
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news004.htm

 「ぼくはしにたいです」などと平仮名で書かれた泉田知事あてのはがき=写真=が、県広報広聴課に届いていたことが15日、わかった。13日付で佐渡市の両津郵便局の消印が押されていたことから、連絡を受けた同市教委は全36小学校、16中学校に心当たりがないか問い合わせたが、該当する事案はなかったという。

 同市教委は手紙のコピーを全児童・生徒の保護者らに配り、情報提供を求めている。

 また胎内市内の中学校では14日朝、生徒の机から「明日自殺します」とのメモ書きが見つかった。メモはA4判の紙を半分ほどにちぎって四つ折りになっていた。前日、その席に座った生徒が書いたものではないという。同校は14日夜、全校生徒が無事に帰宅したことを確認した。

 15日は全校集会を開いて生徒に経緯を説明したほか、緊急の教育委員会と校長会を開き、いじめの実態調査に漏れがないかを確認をした。

(2006年11月16日 読売新聞)

522小説吉田学校読者(現チバ県民):2006/11/17(金) 07:20:20
さてはさておき、私の大好きな初冬の風物詩。韓国受験狂想曲であります。

韓国で大学修学能力試験、全国一斉に
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3426299.html

 熾烈な受験戦争で知られる韓国で、日本の大学入試センター試験に当たる「大学修学能力試験」が一斉に行われています。
 16日朝のソウルはマイナス0.3度、全国的にも軒並み氷点下を記録しました。試験開始は午前8時40分ですが、この寒さの中、受験生は開始30分前までには会場に入っていなければなりません。
 このため、受験生の移動を妨げないようにと、全国の官庁や企業が始業時間を1時間繰り下げたり、試験会場周辺では車の乗り入れが禁止されるなどの規制が敷かれました。
 それでも、後輩たちが応援団として待ち構える会場に、パトカーや白バイに乗せてもらって、ぎりぎりで滑り込む受験生も後を絶ちませんでした。
 また、ヒアリングの時間帯には、バスや列車の警笛禁止の措置もとられるということで、16日の韓国は全てが「受験生優先」の1日となっています。

523杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/11/17(金) 19:39:43
文部省と和解したのが久しく、この正念場と言う時に委員長が不在で佐高信に思いっきり皮肉られ、その一方で自民党からは目の敵にされてる日教組って一体全体・・・・・・
  ,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.kinyobi.co.jp/KTools/fusoku_pt?v=vol631

「日教組に要注意」 参院自民が顔写真で周知徹底
http://www.asahi.com/politics/update/1117/009.html
2006年11月17日18時57分

 「5人組に要注意」 参院自民党は、民主党の輿石東、佐藤泰介、神本美恵子、水岡俊一、那谷屋正義の5氏の日教組出身議員の顔写真とプロフィルを記したA4判の紙を大量に印刷し、国対委員長室に積んだ。

 教育基本法改正案は衆院通過が当初の参院執行部の想定より1週間ほど遅れたうえ、野党が審議拒否する「荷崩れ」状態で、審議日程は綱渡り。今後、野党が審議に復帰しても、ささいな問題が審議の遅れにつながりかねない。

 日教組出身の5人は、特に法改正には強い抵抗があり、国会の外では「同志」がのぼりを立てて抗議行動を続けている。論戦では自民党の厳しい日教組攻撃も予想されるが、局面によっては現実路線を重視した対応をとるキーパーソンにもなりうる。矢野哲朗参院国対委員長は「輿石議員会長以外は、あまり知らないだろうから、覚えて何かと配慮してあげてという意味」と説明する。

 さらに15日、参院の特別委員会の理事に内定していた議員らとの会合でも、「あくまで慎重に審議を尽くすという姿勢でお願いする」とソフトな対応を念押しした。

524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/17(金) 19:51:06
>>523
へえ〜。日教組は教育基本法改正本音では容認なのですかね。
たしかに,保守系といわれる議員や民社系の議員ばかりが委員になってて不思議でしたけど。

衆議院通過したけど,あまり騒ぎにはなりませんね。
ま,実際どーでもいいからなんだろうけど。
一方で,未履修問題をテキトーに済まそうとするのは許せんけどね・・・。

525小説吉田学校読者(現チバ県民):2006/11/18(土) 11:08:50
>>524
実際、私の大学同期に教員になった奴は少なからずいるが、「基本法改正は大した問題じゃない」と言っております。
本音の部分では教育基本法改正容認ならば、「沖縄知事選後の修正ないし関連法規改正協議の場設立」「愛国心を評価しない担保としての附帯決議採択」で一転合意という逆転劇もあり得ますな。
実際、基本法改正後必ず来る(「義務教育は何があろうと必ず9年履修」が改正されるわけだし)であろう学校教育法、地方教育行政法、教育職員免許法、私立学校教育法のほうが大事なわけだし、ここの改正の方がおおもめ必至ですし。

526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/18(土) 12:36:14
>>525
各地の教育委員会側が思想がらみで教師の大量処分をしたりしやすくなるかも(少しだけ)、というようなこと以外は、あんまり意味のないものなのではないかなと思います。
吉田学校さんの仰るように、制度運用や具体的目標やカリキュラムのほうが重要なわけで、そういう難しいことをちゃんとやってくれるのか心許ない現状。
スタンストーク満載の教育基本法はテキトーに済ませて、次へ行ってほしい。

527とはずがたり:2006/11/18(土) 13:14:48
>>522
こういう深刻さ・真剣さが日本の受験から失われている気がします。
最近はぬるーい感じで受験が通過儀礼の役割を果たしていない。
不況が続いて就活がその関門に成ってる面もあったかも知れないけど,景気は拡大してるというし,ニートも可能だとすると先行き心配。。

528とはずがたり:2006/11/18(土) 16:23:37
毎年毎年似たような問題を避けて出題し続けるのは大学にとって大きな負担であるしね。出題の効率化は大事なことでしょう

岐阜大など全国17大学、過去の入試問題共有へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061118-00000003-yom-soci

 岐阜大学(黒木登志夫学長)を中心に、お茶の水女子大や日本医科大など全国の国公私立17大学が、2008年度の入試から、それぞれが著作権を持つ過去の入試問題について、自由に利用できる協力関係を結ぶことを決めた。

 入試の度に他大学の過去問題をチェックする手間が省け、過去問題との類似を避けようとする余りの、珍問・奇問を減らせるとして、17大学はほかの大学にも参加を呼びかけている。

 入試では毎年、他大学の過去問題を詳細に調べ、出題されていない独自の問題を作る必要がある。部分的に似ているだけでも、大学側の過誤として、予備校などが指摘することがある。

 このため、黒木学長が、お茶の水女子大などに働きかけた。参加大学は「大学入試過去問題活用宣言」をして、過去問題を公表すれば、同じ問題を出題できるほか、問題の一部を変えて出題することも可能。受験生には入試要項や大学のホームページで、事前に周知する。
(読売新聞) - 11月18日12時42分更新

529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/18(土) 19:18:14
追跡・静岡:いじめる側、意識薄く 教師の指摘に、親「学校が悪い」と激怒 /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20061118ddlk22040154000c.html

 文部科学省に送られたいじめによる自殺予告の手紙を機に、いじめの深刻化が明らかになっている。被害者の悲痛な叫びが響く一方、いじめた側の声は聞こえない。被害者は、あまりにも鈍感な加害者の群れの中で傷を抱えながら生きている。県内を歩いた。【中嶋真希】

 ■態度ひょう変

 「学校が悪い。土下座しろ」。生徒の父親の突然の怒鳴り声に、ベテランの50歳代女性教諭は絶句した。

 いじめた側の子供の親を訪ねると、大半の保護者は「子供は本当に学校が楽しそう」と幸せな表情を浮かべ感謝の言葉を繰り返す。だがどんなに穏やかに伝えても、自分の子がいじめに加担していると告げられると、態度をひょう変させ烈火のごとく怒り出すという。「自分の子がいじめていると聞き、自分が批判されたと感じたのかもしれない。あのひどい状況は若い先生にはいきなりは無理」と話す。

 いじめる側の多くは罪に気付いていない。子供が自分から間違いを認めて親に話すまで、根気良く接しても1年以上はかかるという。

 ■数字だけでは

 県教育委員会は教育改革プランとして、2010年までにいじめ・非行の件数や不登校児童の数を半減させるという計画を打ち出している。関係者は「数字があれば目標になる。数字を減らして現状を改善しようと努力することが大事」と胸を張る。しかし静岡市内の小学校の男性教諭は「数だけで問題は解決するのか」と反問する。学級に不登校児童がいると、管理職から「こんなにいると困る。何とかしろ」と担任としての責任を問われる。これでは正確な数字など出るはずがない。

 一方、問題が起きると担任を飛び越し、校長や教委に直接文句を言う保護者が増えたという。男性教諭は「担任には能力がなく、力のある人に言えば何とかしてくれると思うからだろうか」という。学級通信を配ったり保護者との日々の連絡をノートで取り合ったりと努力を重ねてはいる。しかし親の信頼を得るのは容易ではない。

 ■「逃げろ」

 「集団になれば、必ず衝突がある」。静岡市内の公立中学校長はいう。「居場所がクラスしかない。だから逃げ場がなくなって苦しくなる。子供にはいろいろな場所を用意してあげなければ」

 校長は学内に、クラスに行けない生徒がカウンセラーと一緒に勉強する特別教室を作った。校内から「クラスに来ないのだから成績は減点すべきだ」という批判もあった。しかし「『来ない』と『来られない』は違う」と答えた。

 それでも、同級生が集まって話をしているだけで恐怖心に支配されるほど傷を負ってしまった生徒もいる。「彼らには『逃げろ』と伝えるしかない。大人がどんなに言葉を尽くしても、彼らの苦しみは消えない。彼らを死なせたくはない」

 ■「その後」

 学校に行かない道を選ぶ人もいる。

 浜松市内にあるフリースクール「ドリームフィールド」では、小学生から20歳代の30人が在籍する。いじめを苦に不登校になった子、精神疾患のある子。理由はさまざま。自習や読書、楽器の練習をしたりと、ここでの過ごし方は自由だ。

 代表の大山浩司さん(45)は、21年間、同市内の高校で国語を教えた。「学校に来ているから問題ないだろうと考えるのは間違い。不登校にならなくても、いじめが原因で拒食症や統合失調症になる子供は多い。学校とは違う尺度で物事を評価できる制度が必要」と話す。だがいつかフリースクールを出なければならない日は来る。「長くいればいるほど、不安になるはず。だからこそ、外部との接点を作ってあげないと」と思案の日々が続いている。

530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/18(土) 19:19:21
 ◇10年経ても癒えぬ心の傷

 「物心ついたころから、いじめられていた。仕方がないと割り切っていたが、中学に入るといじめは集団暴行になった」−−。今春、不登校などに悩む若者のためのNPOを設立した富士市内の男性(25)は、今でも同年代の若者から疎外感を覚えるという。

 中1のころ、7〜8人の男子生徒に囲まれた。コンパスで背中を刺され、階段から突き落とされた。全治3週間の不全骨折。担任は突き落とした少年と話し合いの場を設けようと提案した。しかし、クラスのほぼ全員からいじめを受けているのに、そのうちの1人と話し合っても無意味に思えた。拒否すると、担任は驚きの表情を浮かべたという。

 保健室に避難すると同級生から「逃げるな」と言われ、いじめが悪化した。登校後すぐに保健室に行き、出席のサインを書いて帰宅する生活が続いた。「制服着て、こんな時間に何してるの」という声が繰り返し頭に響いた。しかしそれ以外に自分を守る方法はなかった。自宅で過ごしながら「早く学校を出て村上春樹のような作家になりたい」と夢見た。

 単位制高校、通信制大学を経てNPOを設立した今、同じ境遇に苦しむ人を「理解してあげる側」に立ちたいと思う。しかし、自分の傷が癒えたわけではない。今でも、カラオケやゲームセンターなど、若者が集まっている場所にはなるべく近づかない。

 いじめた側の元同級生に街で偶然出くわした。相手は無邪気に声をかけてきたという。結局、相手は罪を感じていなかった。「どんないじめを受けたか、それぞれを思い出すことはあまりない。ただ、あの廊下やげた箱の風景を思い出すと、ぞっとする」。男性はそう話した。

毎日新聞 2006年11月18日

531小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 11:00:20
ここの吹奏楽部も名門であります(現顧問は「アベちゃん」)。「祝典序曲」を2度鳴らす(三善晃のほう)のか。

秋田南高校が卒業式を2回
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000611180003

 高校の必修科目の履修漏れ問題で、県立秋田南高校(秋田市、誉田憲彦校長)は、補習を受ける生徒への対策として、卒業式を2回に分けて開くことを決めた。大学受験の日程によっては、3月上旬の卒業式までに単位を取りきれない生徒のために3月下旬にもう一度卒業式を実施する。文部科学省は「こうした事例は聞いたことがない」としている。
 同校では3年生全員の320人が2単位分の必修漏れとなっており、今月22日から冬休みを除く2月15日までの間、計50コマ分の補習を行う。
 しかし、一部の生徒は2月以降、私立や国立の大学を受験するため補習を期間中に受けられない。こうした生徒のために2月下旬と3月中旬にも補習を行うことにしたが、3月2日の卒業式までに必要な単位を取得できない場合も出てくる。そこで、3月20日に2回目の卒業式を開くことにしたという。

532小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 12:52:24
この自殺は、朝日の報道のおかげもあるが、かなり根が深いように思えます。

中2自殺 生徒の声、聞き取れず
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000611170005

 神林村立平林中学2年の男子生徒(14)が14日夜、自宅納屋で首をつって自ら命を絶った問題で、学校が翌日、全校生徒に書かせた作文には、生徒がこれまでにもからかわれることがあったという内容のものがあった。県教育委員会は「生活アンケート」「心の健康チェック」「いじめ防止学習プログラム」などアンケートの手引きを示し、同中もそれを踏まえて、生徒の声を聞き取るためのアンケートを実施してきた。しかし、今回の場合、それらからこうした実態はつかめなかった。
          ■   ■   ■
 勝間修二校長によると、同中では5月と11月、全校生徒に「あなたの悩みや不安について」と題したアンケートを実施している。B4判1枚に97項目が並び、自分に当てはまる項目に印を付ける。
 友人関係については「いつも友達の目が気になる」「友達とうまく行かない」など表現を変えた9項目が並ぶ。先生との関係も「先生とうまく行かない」「先生ににらまれているような気がする」など、表現が異なる8項目が並ぶ。
 ただ、同中は調査を授業の一環と位置づけているため、生徒たちは同級生に囲まれた教室で、用紙に記名をしたうえで、いじめの有無などについて書き込む形式だ。
 こうしたアンケート結果をもとに、15日の記者会見で勝間校長は、自殺した男子生徒の回答について、「いじめられているという訴えのようなものはありませんでした」と述べた。
 一方、県教育委員会によると、同中は毎学期、「学校生活に関するアンケート」も行っている。生徒に記名式でいじめの被害についても聞く。
 「仲間外れにされたり無視されたり陰で悪口を言われる」「嫌がらせをされたりいたずらをされる」「わざとぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、けられたりする」「お金や物をとられたり、落とされたりひどくたたかれたりする」という4問があり、回答欄に「ほとんど毎日」「1週間に何回か」「今までに2、3回」「ない」の4選択肢を用意している。
 このアンケートの結果、県教委は同中から「いじめはない」との報告を受けているという。
 神林村教育委員会の事務局も「ここ10年間、いじめの事案はなかった」と話している。同村では校長や民生委員、PTA役員らで構成する「いじめ対策委員会」を設置しており、いじめの報告を受ければ、この委員会が対応するという。
 16日、同中は授業を午前中のみで打ち切り、昼過ぎ、生徒全員がスクールバスで下校した。

533小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 12:55:20
(続き)なぜ、そう思うかというと、「本当のことを言わない加害者」「本当のことを言わない被害者」「それを鵜呑みにする学校」といういかにも典型的ないじめの光景が如実に示されているからであります。
私は、長期的・スタンス的なものとして、学校側が「子供は純真ではない」「子供は嘘をつく」という認識に改まらないと、絶対に、少なくともいじめで自殺するような生徒はなくならないと思いますね。


 14日夜、男子生徒が搬送された病院で、同中の竹之内佳子教頭は、担任教諭から同日昼の出来事を聞き出した。校内の清掃を終え、生徒たちが教室で給食中、担任は男子生徒が涙ぐんでいるのに気づき、声をかけた。
 男子生徒は「魚が釣れない」と答えたが、担任は、休日に生徒がする好きな釣りに話題を変え、本当のことを答えていないと感じ取ったという。
 給食後の授業は担任の受け持ちだった。2年の36人は2教室に分かれて授業を受ける。同中の勝間校長によると、約半数の生徒たちが集まった1教室で、担任は自殺した男子生徒もいる前で、全員に何かあったのかと再び問いかけた。
 授業後、その教室にいた生徒1人が担任に「すみません、僕がズボンを下ろしました」と清掃中の出来事を話した。
 男子生徒は同日昼、その生徒と女子生徒2人と校舎の階段を掃除していた。そこでズボンを下ろされたという。
 これを聞いた担任は、男子生徒に「大丈夫か」と尋ね、男子生徒は「大丈夫」と答えたという。
 男子生徒が同級生に「死にたい」と吐露したのは、同日夕、家路に就いた時だった。
 15日朝、勝間校長は全校生徒に男子生徒の死を知らせた後、思ったことを文章に書かせた。竹之内教頭によると、その作文の中に、これまで男子生徒が「からかわれたり、ちょっかいを出されたりしていた」とあった。
 15日夜、同中が開いた保護者への説明会で、勝間校長は、保護者から「子どもの話では(男子生徒がからかわれるようなことが)2、3あったと聞いている」と問いかけられた。校長は「事実を調べて整理し、対応したい」と答えたという。
          ◆
●ひつぎにトランペット 吹奏楽部員も見送る
 自殺した神林村立平林中学2年の男子生徒(14)のひつぎが16日午前、だびに付すため、同級生や所属していた吹奏楽部のメンバーなど約90人が見送る中、自宅を出た。
 釣りが好きだったという男子生徒のひつぎには、釣りざおなどが入れられたという。ひつぎの上には、愛用していたトランペットが載せられ、親族らに抱えられながら車に運ばれた。
 集まった同級生は棺に向かって手を合わせ、男子生徒の冥福を祈った。ハンカチで涙をぬぐったり、必死に嗚咽(おえつ)をこらえたりしている生徒の姿もあった。
 男子生徒は中学入学後にトランペットを始め、人一倍熱心に練習していたという。同じ学校の生徒の保護者は「優しい、いい子だったようで、自殺の理由は分からない。子供たちもショックで疲れている」などと話していた。
        ◆
●「逃げ場所ある 社会が発信を」
 泉田知事は16日の定例記者会見で、神林村の中学校2年の男子生徒が自殺した事件に触れ、「将来に無限の可能性があった命を落としてしまい、非常に残念です。今はご冥福をお祈りすることしかできない」と述べた。
 生徒は自殺した当日、ズボンを友人に下ろされたことを気に病んでいた。知事は「多感な年ごろでなければ、たわいのないことかも知れない」と話した上で、「学校や親にも相談できる場所がなかったのかも知れない。『逃げ場所はあるんだよ』『一人一人を必要とする人がいるんだよ』と、社会がメッセージを発信していく必要がある」と強調した。
 アイドル歌手の岡田有希子さんが86年に自殺し、後追い自殺が絶えなかったことも引き合いに出し、「当時の状況を想起させる。自殺が連鎖的に発生し、自殺予告も相次いでいる」と話した。

534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/19(日) 13:17:47
>>532-533
この人も吹奏楽部だったんだー。
偶然の一致かな。

535小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 18:34:59
>>534
偶然の一致だと思いますけどね。部活に代表されるような「きつい年功序列」が一連の自殺と関係あるかどうかは調査が待たれるところです。

で、それはそれとして、戸塚校長怪気炎。「いじめはなくならない」という部分は私も同意です。でも、いじめる側にスパルタ指導しないとダメだよ。

探偵ファイル/戸塚宏校長「いじめは大事」
http://www.tanteifile.com/diary/2006/11/19_02/index.html

536杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/11/20(月) 14:35:47
そんなに日本の大学って人気あるのかね?過日の酒田短大みたいなことにならなければ良いんだけど・・・・・

大学サバイバル、主戦場は中国 学生確保へ現地入試盛ん
http://www.asahi.com/life/update/1120/008.html
2006年11月20日13時32分

 「少子化社会」を迎え、私立、国公立を問わず国内の大学で、中国を中心としたアジアの留学生の獲得競争が熱を帯びている。日本は間もなく募集定員と受験者数がほぼ並ぶ「大学全入時代」。各大学は「国際競争に勝つ優秀な学生の確保」や「定員の確保」などを目指し、海外での留学生争奪戦を繰り広げている。

                         ◇

 北京の首都師範大で今月6日、日本の12大学が中国の学生向けに大学院留学の合同説明会を初めて開いた。

 北海道大、東北大、東大、名古屋大、広島大、九州大などがブースを設け、約250人の中国人学生にパンフレットを配ったり、奨学制度を説明したりした。

 説明会の開催を呼びかけたのは、4年前に首都師範大内に事務所を設けた広島大。同大には727人(5月1日現在)の留学生がいるが、4割を超える321人が中国からの留学生だ。同大大学院理学研究科学生支援室は「中国人留学生は博士課程後期まで進む率が高い。優秀で熱心な学生を集め、レベルアップと大学院生の定員の確保を狙っている」と話す。

 北海道大も今年4月、北京大の近くに事務所を置いた。鈴木賢・北京オフィス所長は「他の国立大学と比べ、留学生の割合が少なかった。説明会で学生の掘り起こしができる」と期待する。

 国際的な競争力に危機感を抱く東京大は、法人化後、世界最高水準の研究教育を目指してアジアとの連携強化を目標に掲げている。武内和彦・国際連携本部長は「国内の人材だけに頼っているだけでは国際的な競争力はつかない。人口の多い中国から、これまで米国に留学していたトップクラスの学生をいかに東京大に呼ぶかが極めて重要になる」と力説する。

                         ◇

 現地入試を実施する大学も急増している。同志社大は、日本語や日本文化を学ぶ留学生別科の入試を昨年から北京で、今年からは上海でも始めた。以前は書類審査と日本語を吹き込んだ録音テープで合否を決めていたが、他人が書いたとみられる書類が送られてくるケースなどもあり、本人の能力や意思を正しく判断するため導入した。

 今年6月と10月に実施した試験には、2カ所で計60人が受験。国際センターの沖田行司所長は「受験生の経済的負担が軽くなり、すそ野が広がってレベルの高い学生が多く集まるようになった」と話す。

 関西での海外入試の先がけは、大阪産業大(大阪府大東市)だった。99年から中国で3学部と短大、大学院2研究科で実施し、留学生の授業料を半額免除する制度も始めた。06年には中国、韓国の4会場で入試をし、毎年100人近くが受験している。

 木村建一朗・入試戦略担当部長は「この数年で海外の競争は激化している。内モンゴルの日本語学校で、40近い日本の大学が入試をする例もある」と話す。

 日本学生支援機構によると、日本の大学や短大などへの留学生数は05年5月1日現在で12万1812人。中国からが最も多く、うち8万592人を占める。

537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/20(月) 21:09:29
>>535
いじめ自殺ってのは自殺する側のほうの要因も大きく、いじめ根絶というよりも、軽いいじめっぽいことがあっても乗り越えられる態勢を学校や社会で整備するのが重要なことだと思います。
教育に従事してる人がいくら頑張っても、それだけでは追いつかない。

>>536
田舎の短大や一部の大学なんかは留学生が相当を占めるんじゃないでしょうか。
それって人気あるってのかどうか知りませんけど。

538杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/11/20(月) 21:21:54
共立薬科って武内直子の母校ですよね(元々女子大学だった訳ですし)。
この向こうを張って早大も東京女子医大辺り合併するのか(交流や提携があるんだし)?

慶応大と共立薬科大、合併へ 08年4月めどに
http://www.asahi.com/life/update/1120/016.html
2006年11月20日20時55分

 慶応義塾大(東京都港区)と共立薬科大(同)は20日、合併する方針を決めたと、発表した。08年4月をめどに、慶大は共立薬大を吸収する形で薬学部と大学院薬学研究科を設置する。少子化で、計算上は入学志願者数と定数が同じになる「大学全入時代」が07年度にも到来するとされている。すでに経営破綻(はたん)する私大が出てくるなかで、今後再編の動きが加速しそうだ。

 両大学によると、合併に踏み切った要因は、06年度入学者から導入された「薬学部6年制」の影響が大きいという。

 薬剤師になるためには、これまでの4年から、原則6年の履修が必要になった。このため、学生の間では学費の負担感が強まった。一方、ここ数年続いた薬学部人気で大学や学部の新設も相次ぎ、学生数は全体として増えた。全国の私立薬科大は06年度、前年度より大幅に志願者を減らした。実習先の医療機関の確保も課題となっていた。

 薬剤師国家試験の合格率が高く伝統がある共立薬大でも、04年度に約10倍だった志願倍率は、06年度は約5倍に落ち込んだ。さらに、今後少子化で18歳人口が減り続け、現在の経営状況を悪化させないようにするため、キャンパスの近い慶大との合併に踏み切ったとみられる。

 健全な財政基盤を持つ共立薬大との合併は、医学部や看護医療学部を持つ慶大にとってもメリットは大きい。薬学の研究が多様で高度になるとともに、医学、医療分野とも連携できる。

 18歳人口の減少によって、とくに昨年以降、私大を中心に合併や破綻などの再編の動きが加速している。

 今年1月には関西学院大と聖和大(いずれも兵庫県西宮市)が合併を前提に話し合いを始めた。一方、昨年6月には山口県萩市の萩国際大が定員割れによる経営難で破綻、今年8月には福岡市の東和大も学生の確保が難しいとして、07年度の学生募集停止を発表した。

 同日、記者会見した安西祐一郎・慶応大塾長は「研究水準の向上が期待でき、質の高い学生の確保など私立大学が直面している競争に有利になる」。共立薬大の橋本嘉幸理事長は「総合大学となる利点は非常に大きい。慶応と一緒になることでグローバルな視点も広がる」と話した。

 共立薬大は07年度まで学生を募集する。すでに在籍している学生が卒業する際に、どちらの大学の卒業生となるかについては、今後両大で検討するとしている。

539小説吉田学校読者:2006/11/20(月) 23:19:10
ちょっと愉快犯じゃないような手紙も多いので、安易に死ぬなどと書き記すような風潮は何ともしがたいので、この際はっきり書きますが、私が北方謙三でしたら、こういう手紙を寄こす生徒たちには「ソープへ行け」と言います。女子だったら「恋をしろ」でしょうか。
田舎だと深刻さが増すので、ちょっと違った観点から考えてみた。

北海道知事に自殺予告の手紙
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061120-119562.html

 北海道は20日夜、高橋はるみ知事あてにいじめを苦にした自殺予告の手紙が届いたと発表した。
 道によると、はがきの裏面にいじめの内容を書いたうえで「どうかぼくを早く助けて下さい」「もう生きて行くのに疲れました」「サヨウナラ」「どうかこの世からイジメを早くなくして下さい」などと書かれていた。
 個人名や学校名は特定できないが、「札幌中央」の消印であて先が「市内」の北海道庁となっていたため、道は札幌市の中学校を中心に調査している。
 また、高橋知事は「誰かが必ずあなたを支えていることを、わかってください。誰かに相談する勇気を持ってください」などと訴えたメッセージを発表した。

540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/20(月) 23:22:09
>>538
早大は、医学部作りに失敗して人間科学部になったらしいですが、ホントでしょうか。

>>539
北海道はキナ臭いなー。もう政治マターな気も。

541名無しさん:2006/11/20(月) 23:45:58
>>538
着々だなぁ,慶応。

>>540
そう聞きますね。医学部がないと海外で綜合大学と認められないとかで医学部の設置が悲願の早稲田・・

542とはずがたり:2006/11/21(火) 02:00:54
>>538

<慶応義塾>共立薬科大学と合併へ 08年慶大薬学部新設
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061120-00000103-mai-soci

 慶応義塾(安西祐一郎塾長、東京都港区)と共立薬科大(橋本嘉幸理事長、同)は20日、慶応大で会見し、両大学が合併協議に入ることを発表した。早ければ08年4月にも、慶応大が共立薬科大を吸収合併する見通し。橋本理事長は「実務実習の際、病院や医学部があると、(薬剤師育成などに)絶大な力を発揮する」と説明した。共立薬科大の名称を残すかは今後協議する。
 合併の申し入れは、共立薬科大側が今月6日に正式に行った。これを受けて、慶応大側は20日、評議員会を開き、(1)法人の合併を前提に協議に入る(2)07年3月をめどに合併協定書を締結する(3)08年4月1日をめどに慶応大に薬学部と大学院薬学研究科を設置する――の3点を決定した。
 橋本理事長によると、具体的な他大学との合併の検討は約2年前から学内で行い、薬剤師により高度な知識が求められるようになった最近の社会的背景などを踏まえて決断したという。橋本理事長は「落ち着いた環境で、質の高い薬剤師を育てたい」と教育効果を強調した。一方、薬学部の受験者減などを背景にした経営不安については「(共立薬科大は)収支も黒字で、学生の応募も高い率を維持している。経営は何ら不足はない」と否定した。
 また、安西塾長は「世界水準の薬学教育機能を有する教育研究機関になる」と慶応大側の長所を挙げた。[高山純二]
 慶応義塾 幕末の1858年に福沢諭吉が創設した蘭学塾が母体。1868年に時の年号を元に命名した。大学は文、経済、医など9学部。在学者数は幼稚舎から大学院まで総計3万6541人(今年5月現在)。
 共立薬科大学 1930年、東京・芝公園に共立女子薬学専門学校として開学。創立者の小島昇は慶応大経済学部卒。49年に薬学の単科大学となり、96年度から男女共学。学部、大学院を合わせた学生数は973人(今年5月現在)。
 ◇合併の背景に大学間競争の厳しさ
 慶応義塾と共立薬科大の合併の背景には、大学・短大の志願者数と定員数が同じになる「大学全入時代」の到来を07年度に控え、大学間の競争が厳しさを増している状況がある。トップ校である慶応大も、東京大や早稲田大などとの競争は激しく、教育・研究の充実が求められている。大学関係者は、今回の合併について生き残りを図ろうとした両大学の思惑が合致したものとみている。
 関係者によると、慶応大が薬学部を持つ他大と合併するという話は2〜3年前からあったという。慶応大にはこれまで医学部と看護医療学部はあったが、薬学部はなかった。慶応大のメリットについて、学校情報に詳しい出版社「大学通信」の安田賢治情報編集部長は「総合大学として薬学部を持てば、生命科学の分野など研究や教育の幅が広がると考えたのでは」とみる。
 一方、薬学部は06年度から薬剤師の国家試験受験資格の在学年数が4年制から6年制に延長された。この影響で、大手予備校・河合塾の調べでは、薬学部全体の志願者は05年度の12万1534人から06年度は前年比65・4%の7万9427人と大幅に減った。その半面、来年度には五つの大学が薬学部新設を申請している「供給過多」の状況にあり、安田部長は「共立薬科大の経営者には危機感があったのだろう」と言う。
 私立大を持つ学校法人の合併は、関西学院大と聖和大が09年4月に予定している。過去には、95年に南山大を持つ南山学園と名古屋聖霊学園が合併した例がある。[佐藤敬一]
(毎日新聞) - 11月20日23時27分更新

543小説吉田学校読者:2006/11/21(火) 07:16:55
>>541
となると、次は早稲田と医学部単科私立との合併か・・・埼玉医科だと逆効果の気もするけども

544片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/21(火) 08:46:41
なるほど、バウチャン制度の安倍政権では転校も手段の一つになるかもしれない!?

<いじめ>「転校してもいい」 小5が手紙で切々と
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061121-00000012-mai-soci

 いじめを理由にした転校は「逃げる」ことではなく「新しい道を切り開く」ことだ。2年半にわたりいじめを受け、登校できなくなった小学5年男児(11)が体験を切々とつづった手紙を毎日新聞に寄せた。自ら「転校」という選択肢を選び、今は元気に学校に通っている。「いじめられている子は勇気を持って周りに相談してほしい」と親子で口をそろえて呼び掛けている。【吉永磨美
 男児は中国・四国地方の小学校に通学していた3年生の時から徐々にいじめが激しくなった。その体験を便せんにびっしり書き込んだ。
 《「くるな」「くさい」「さわるな くさる」といわれて……先生に言ったけど、はい、やめます、と言ってからもまだやる。口先だけのやつらばかりで先生に言うのもあきらめました》
 期待していた進級時のクラス替え後も、いじめる相手が少し変わっただけだった。転校したい気持ちを担任に訴えた際、「そこまで傷ついているとは思わなかった」と言われ、驚き、あきれた。
 友人に迷惑は掛けたくなかった。《友だちにたすけてと言うのは(やめました。) ほかの子をまきぞえにするのはいけないから 言わないうちに同じ学年に友だちがいなくなりました》
 中学でも校区の関係で同じ顔ぶれになる可能性が高い。家族で決めた解決法が「転校」だった。
 母親は「悪口だけでなく、息子は無視され、毎日嫌われていることを確認しに学校へ行った。闘うにも目に見える暴力とは違い対抗のしようがなかった」と話す。
 男児は手紙で、いじめられている全国の「仲間」たちに提案する。《いじめが長い人は転校したらよいのでないでしょうか》
 一連のいじめ自殺報道に改めて当時のことを思い出した。「いじめが激しいと、不思議と『生』へのこだわりがなくなり、『死』が身近になってくる。いじめられていることを打ち明けるのは勇気がいる。親や周りに迷惑をかけたくないとか、いじめられていることが恥だという思いが浮かんでくる。けど、やっぱり『言うっきゃない』。僕は自分のために自分ができた一番のことは周りに相談したことだった」
 ■解説 一律の基準なし自治体ごと対応
 旧文部省は85年、いじめの被害者に関し、「転校」も一つの方法として対処するよう各教育委員会に通知した。いじめ自殺事件が社会問題化した後の96年には、文部省調査研究協力者会議が、より柔軟に対応するよう求める報告書を策定している。しかし、どのような事例で転校を認めるか、一律の基準はなく、自治体ごとに対応が異なる問題点を抱えたままだ。
 文部科学省によると、いじめを理由に転校した小中学生は05年度で計382人(小学校125人、中学校253人、特殊教育諸学校4人)。ここ数年では大きな変化はないが、転校を考える親子の側は「いじめの証明」に時間がかかる▽将来の進学に不利になる――などの不安があるという。
 不登校問題に取り組む「フリースペースえん」(川崎市)の西野博之代表は「転校はいじめ問題の有効な解決策の一つだ」としたうえで、「まず本人が『自分がいじめられるのは当たり前ではない』という気持ちを持ち、自分の意志で転校してほしい」とアドバイスしている。【吉永磨美
(毎日新聞) - 11月21日3時6分更新

545とはずがたり:2006/11/21(火) 12:10:27
>>543
それこそ東京女子医科などと数年毎にこの手の話が浮上しますが残念ながら実現してませんね。
あんま医大は経営危機には陥らないのかな。。
厚生省も早稲田にぐらい医大作らせてやればいいのに・・

546とはずがたり:2006/11/22(水) 11:18:53
『大学コンサル』が見る合併事情
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061122/mng_____tokuho__000.shtml

 「大学が将来の展望を描くとき、まず学部、学科を改編したり、名前を変えるなどの努力をする。私立の場合、充足率(定員に対する生徒数)が五割を切ると補助金がカットされてしまうので、そうなる前に、どこかと合併できないかと考えるのは、当たり前の選択肢ではないか」

 財団法人・日本開発構想研究所の高橋秀樹・高等教育研究部長(56)は、大学再編の現状について、こう説明する。

 同研究所はもともと地域開発、町づくりのシンクタンク。しかし、平成に入ったころから大学の新設、増設に関する需要調査を受託し、現在は、大学の将来計画の策定なども手がけるようになった。

 高橋部長は、慶応大と共立薬科大の合併については、こう評価する。

 「慶応には薬科がなかったので、より多くの学生を集められる。一方、共立薬科は、薬学部が四年制から六年制に移行した結果、親の経済的負担もあって、思ったより受験生の反応が鈍いという事情があるが、決定的なのは、この制度下で臨床実習を課せられたこと。慶応の医学部は共立薬科にとって魅力。理にかなった合併で英断だと思う」

 高橋部長は「国立大の盛んな合併は教育予算を減らすための国策。私大の合併と同じ尺度では論じられない」ともするが、大学の合併を、互いが幸せになるための「結婚」に例えると、「良縁」とは。

 「ミッション系同士、類似の宗派同士の大学で合併を画策することは、昔からよくある。理事が同じだったり、普段から交流があるということで現実味を帯びやすい」

 合併の壁の一つが卒業生の反発だが、ミッション系同士の場合は「建学の精神」が共通するので、卒業生を説得しやすいという事情もあるという。

 もう一つの「良縁」が、お互いが持っていない学部を補う形での合併。慶応と共立薬科も、このケースだ。既に今春発表された関西学院大と聖和大の合併は「ミッション系同士」で、なおかつ、聖和には関学にはない教育学部があり、良縁の条件を二つとも満たしていたことになる。

■競争より協調 安易さに警鐘

 半面、「同じように需要が減少している大学同士が合併してもプラスにならないので、合併は難しい。今は実力がある大学から合併が進んでいる」と指摘する。

 大学全入時代を迎え、ますます厳しくなる大学経営。二〇〇三年度からは新設、学部増設を抑制してきた文科省の大学設置基準が大きく変わり、「客」の集まる大学が拡大路線をとっているため、生き残り競争はより激しさを増している。

 「合併すれば共用部分を削減できるというスケールメリットを目的にした合併や、競争より協調の安易な合併が今後は出てこないとも限らない」と警鐘を鳴らす。

 少子化が進んでも小中学校では受験戦争はむしろ激化しているといわれている。

 高橋部長は「それは一部のブランド校を目指す人たちの話」と分析しながら今後の大学のありようをこう展望する。

547とはずがたり:2006/11/22(水) 11:19:17
>>546-547
 「大都市の大学が入りやすくなったにもかかわらず地方の大学を選ぶ人が増えているように、ブランドではなく、将来何をしたいのか、そのための資格を取るにはどの大学に行けばいいのかと、選択肢が変わってきている。はやり言葉で言えば、ナンバーワンよりオンリーワンになっていくのでは」

 数字的には全国の大学・短大の志願者数と入学定員数が一致する「大学全入時代」が来年度にも到来するとされる。すでに経営破たんした大学や、学生の募集を見合わせる大学も出ている。昨年六月、萩国際大(山口県萩市)が経営難で破たん。東和大(福岡市)は今年八月、学生確保が難しいとして来年度の学生募集中止を発表した。

 河合塾教育研究部の神戸悟チーフは今後の大学人気について「有名校に生徒の人気が集中するなど二極化が進む。競争力のある大学が学部を新設したり、入試制度を変えて学生を集め、その傾向が強まる」と予測する。

■不人気の学校「悪循環進む」

 例えば立教大学は今春から現代心理学部など学部を新設。また、法学部でセンター試験の四教科型に加えて三教科型も導入した。「学部新設で間口が広がり、以前は手が届かないと思っていたが、何とか努力すればと思う生徒も増え、さらに人気が集まっている」という。

 今後は「生徒が経営的に安定する大学を選ぶことや伝統校回帰の傾向が強まる。人気のある大学にはますます生徒が集まり、人気のない大学は生徒が減り続ける悪循環になる」と分析する。

 高等教育総合研究所の亀井信明代表は「今後五、六年で十八歳の人口がますます減り、単純計算すると、入学定員が千人の大学が百大学いらなくなるという大変な時代になる」と指摘する。

 さらに「難関校や資格に直結するところはむしろ生徒が集まる。特色のない大学から、数十の大学が淘汰(とうた)されるのではないか」と予測し「受験も大学教育も二極化することで、ますます社会の格差が広がる」と心配する。

 ただし、大学再編のメリットも期待する。「経営を真剣に考えれば、学生の意見を反映させることや教育内容の再考など、大学教育の本質を見つめざるを得なくなる。生き残りを考える上でいい方向に進む点も出てくるのでは」

 大学の合併と、近年盛んに取りざたされる企業合併とを比較しながら、マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏は「今後ますます大学合併は進むが、大学の合併は企業の合併より数段難しい」と指摘しこう強調する。

■国際競争力は「再編で向上」

 「企業はもうかるか否かで動く。しかし、大学の研究者は、経済や資本のことで動いてきたわけではない。さらに大学の伝統や歴史、卒業生のこともあり、合併後に消化不良が起こりかねない。よほどのリーダーシップがないとうまくいかないのでは」

 さらに西川氏は有名国立大学でも影響は少なからず出るとみる。「国立も独立行政法人化し私立と境目がなくなりつつある。国立大と私立大、さらには海外との大学との合併も、将来的にはありうるのではないか」

 短期的にはこの五−十年で、経営破たんする大学も予測されることに、西川氏は「学生が途中で放りだされる問題や、大学がなくなり、活気のなくなる地方が出てくる。さらに、宣伝ばかりするなど、近視眼的な学生集めをして本来の大学の真理探究が置き去りになる大学も出てくるだろう」と懸念を示しながらもこう見通す。

 「長期的にみれば、大学同士がいろいろ競合し、高い研究成果を出すことや活躍する卒業生の輩出を考えるなど、今よりも国際競争力が高まっていく方向に進むのでは」

<デスクメモ> 慶応もそうだが早稲田も女子医大との連携を深め総合大学路線を拡大している。そのうち関東以北は「東京六大学系列校」、関西以西は「関関同立系列校」ばかりになって、みんな名門大に入学できるという幸せな時代が来るかも。でも中部地方だけは「メーダイ(名古屋大)系列校」が幅を利かせたりして。(蒲)

548片言丸:2006/11/22(水) 15:18:48
この手の生徒は浮ついていて嫌いだったし、熱血教師みたいなのもあまり好きではないが、どっちかというと前者のほうが嫌いだ。
翌朝・校門前というのがいかがなものかという気はするが、地元的にはこのくらいOKのような気も。

体罰:奈良の「熱血校長」小4男児に ご飯粗末にした 
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061122k0000e040083000c.html

 奈良県三郷町の町立三郷北小学校で今月14日、給食のご飯を粗末に扱ったとして、岡本喜代治校長(59)が4年の男児の尻を強くたたいて転倒させるなどし、約1週間のけがを負わせていたことが分かった。岡本校長と同町教委は「行き過ぎた指導だった」として男児の家族に謝罪した。岡本校長は教育困難校の立て直しなどで実績があり、子どもと教師の心理についての著書も執筆。地元では「熱血校長」で知られている。

 同町教委によると、男児の担任教師が13日、給食で茶わんに残った米を団子状にして天井に投げるのを目撃し、岡本校長に報告した。岡本校長は翌朝、登校してきた男児を校門前で見つけると、ほおをつかんで引き寄せ、尻を6〜8回たたいた。男児は転倒し、足をすりむき、ほおにはつめ跡が残って血がにじんだという。男児はそのまま授業を受けたが、帰宅後、傷に気付いた家族が病院に連れて行き、全治1週間と診断された。岡本校長は同日夕、男児宅を訪れて謝罪。町教育長には15日朝、報告した。

 同小によると、岡本校長は「食べ物を遊び道具にするのは許されず、ここで指導しておかなければと強く思った」と説明したという。

 岡本校長は1995年、「子どもの心と教師の心」(日本教育研究センター)を出版。同小は今年度、文部科学省が全国の9小学校を指定した「総合的な学習のモデル校」にも選ばれている。

毎日新聞 2006年11月22日 15時00分

549小説吉田学校読者:2006/11/23(木) 09:30:56
教育委の「書写履修問題」議論が硬筆論議、漢字使用論議に走ってしまってます。どこかの掲示板と同じです。

毛筆軽視の一因に“ギャル文字”との見方示す/相模原市教委
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxinov405/

 相模原市教育委員会(雨宮博之教育長)は二十日、同市立中学校の国語の書写(硬筆・毛筆)=二〇〇五年度分=について指導が不適切だった問題で、”丸文字”や”ギャル文字”の流行による硬筆の衰退に歯止めをかけたいという教師側の意向が毛筆を軽視させた一因とする見方を示した。
 同市教委によると、学習指導要領で各学年で実施することが定められている硬筆・毛筆について、毛筆を全学年とも実施していない中学校が同市立中三十四校のうち九校あった。
 学習指導要領は「毛筆は硬筆の基礎を養う」とし、書写については一年生が国語全体の十分の二程度、二・三年生は十分の一程度と定めている。一年生の国語は年間百四十時間、二・三年生は百五時間のため、一年生は年間二十八時間程度、二・三年生は十時間程度となる。硬筆と毛筆の配分は各学校に委ねられており、二・三年生の毛筆は年間三時間程度という。
 二〇〇二年度の学習指導要領改定で、国語は一年生が週五時間から四時間へ、二・三年生は四時間から三時間に減少。このため、大半が毛筆を受験に不可欠な国語に、毛筆は冬休みの書き初めに置き換えていたと同市教委は説明した。
 もう一つの原因として考えられるのが「硬筆の重視」(同市教委)。丸文字や漢字の偏とつくりを分解するなどして表記する若者特有のギャル文字が中学生にも流行していることから「きちんとした文字を書かせたい」という教師の”親心”が結果的に毛筆軽視を助長する一因になったと同市教委は分析している。

550片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/23(木) 09:37:13
>>549
明らかに嘘とわかる拙い言い訳を使うのも今回の一連の事件の特徴ですね。そのくせすぐ自殺する。

551今亜寿 ◆nlHjMum/8M:2006/11/23(木) 09:46:28
昔ギャル文字の前身?に「丸文字」という読みにくい字を
女の子がよく書いてましたけど当時にもこんな話が
出てたんですかねえ

卒業文集やテストにも丸文字書いて「読めないから0点」にされた
バカな娘もたまにいましたよ

552小説吉田学校読者:2006/11/23(木) 13:12:11
>>550
神奈川新聞の記事よく読んだら、最後の一文にとんでもないことを書いてありましたね・・・のけ反った。

553小説吉田学校読者:2006/11/24(金) 21:37:05
本編あってこその歴史「たら・れば」論議であることを忘れてはならないし、この動きは歴史修正主義にも繋がるので、多用は危険でもあるが、面白いのも確か。「もし、漱石がいなかったら」というテーマで、近代文型形成の流れ、文語体脱却の塗炭の苦しみを泉鏡花論を交えて私は200分くらい話せる。

「歴史は暗記」イメチェン、大阪大が高校教師向け研修会
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20061123ur01.htm

 最新の学説などを通じて歴史のダイナミズムを教えることができれば、暗記に嫌気が差した生徒たちも歴史に興味を持つのではないか――。
 高校世界史の必修逃れなど歴史離れが深刻化する中、大阪大学が3年前に始めた高校の歴史教員向け研修会が、教師ら有志による勉強会に発展した。
 「もし日本が鎖国をしていなかったらどうなっていたでしょう」
 桃木至朗・阪大教授(東南アジア史)は、集まった生徒たち、つまり高校教師らに質問を投げかけた。単に、教科書の記述を理解しているだけでは答えられない設問だ。
 桃木教授なりの答えは、「日本の経済も、ほかのアジア諸国と同じように華僑に握られていただろう」というもの。日本が鎖国した17世紀は、ヨーロッパで銀の過剰流入によるバブル経済の崩壊と通貨危機が発生、世界的に大混乱に陥った。欧州勢に代わって華僑がアジア各地を席巻したが、日本は鎖国していたために無傷で済んだと考えたわけだ。
 「こんな解説をすると、世界史が専門の先生たちも『考えたこともなかった』と目を輝かせるんです」
 こうした光景が繰り広げられる研修会は、2003年から毎年夏休みに、2泊3日の日程で開催されてきた。歴史の暗記科目化に危機感を募らせた桃木教授と大学の同僚たちが「まず、高校の先生たちから変わってもらおう」と企画した。これまでの4回で、43都道府県から計約270人が参加。口コミで人気が広がり、複数回の受講は断らざるをえないほどだ。
 近年は歴史学自体が多様化している上に、グローバル化とIT化によって、手軽に世界史の現場に出かけたり、インターネットで最新の情報を手に入れることもできる。「こんなに歴史が楽しい時代はない。なのに、高校生はそう思っていない。このギャップを埋めるには、ワクワクする話を面白く伝えるしかない」と強調する。
 こうした発想に基づいた指導によって、高校生たちが歴史の授業に積極的に取り組むようになったと語る教師も少なくないという。昨年11月からは、これまでの参加者の中から有志が集まり、月例の勉強会も開かれるようになった。毎回、20〜30人が集い、効果的な教え方についても議論している。
 この会で高校側から世界史未履修の情報が寄せられたのをきっかけに、阪大は全国でも例のない、不完全履修者向けの高校世界史の講義を来年から実施することにもなった。
 「履修逃れ問題ではっきりしたように、歴史教育の地位の低下は日本の教育システム全体の問題で、改善は容易じゃない。でも、我々は微力ながら各地域で中核になる先生を支援していきたい」と、桃木教授は意気込んでいる。(岡本公樹)

554新進党最強野党論者:2006/11/25(土) 03:28:45
激論いじめ、自殺と日本の教育。司会: 田原 総一朗 http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

進行: 長野智子 渡辺宜嗣
パネリスト: 葉梨康弘(自民党・衆議院議員)
蓮舫(民主党・参議院議員)
福島みずほ(社民党党首、参議院議員)

伊藤玲子(『立て直そう日本・女性塾』幹事長)
喜入克(都立高校教師、「教師の会21」代表)
鈴木義昭(元東京都教育委員会指導主事)
寺脇研(前文部科学省大臣官房広報調整官)
中嶋博行(作家、弁護士)
長谷川潤(大阪府公立中学校教諭)
宮崎哲弥(評論家)
森越康雄(日本教職員組合委員長)
八木秀次(高崎経済大学教授、『日本教育再生機構』理事長)

安倍政権が力を入れる政策のひとつに「教育再生」があります。
 安倍氏は総理就任直後から教育再生担当の首相補佐官を置くとともに、鳴り物入りで「教育再生会議」を立ち上げ、教育基本法の改正にもすこぶる積極的でした。しかしながら、皮肉なことに、そんな安倍氏の登場を待っていたかのように、教育にかかわるさまざまな問題が噴出し始めたのです。
 相次ぐ「いじめ自殺」に高校の「単位未履修」の問題。教育基本法改正についてのタウンミーティングでの「やらせ質問」など、いったいどこから手をつけてよいのかわからないほど、問題は広範にわたり、一概に「教育」の問題と言ってもなかなか対応は難しそうです。
 さらには、毎日のように報道される、残忍な「親殺し」「子殺し」事件の数々などは、現代社会の家族やコミュニティの抱える問題の深刻さを示しています。
 核家族化や地域コミュニティの崩壊は、その弊害が指摘され始めてから、すでに四半世紀は過ぎているでしょう。そして、核家族化や地域社会の崩壊のしわ寄せが、学校教育などの「制度」へ過剰な負荷を与えているという指摘がなされるようになってからも少なくない時間が経ているはずです。
 にもかかわらず、「いじめ」を含めた一切の問題は解決されず、今日に至り、日々その状況は悪化しているといっても過言ではないのではないでしょうか?
 これらの問題は「教育」の枠を超えた国民的課題であることは間違いありません。
 そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、最近の教育問題を入り口に、家庭や地域社会のあり方などの問題まで徹底討論します。

555とはずがたり:2006/11/25(土) 11:03:33
>>552
>最後の一文にとんでもないことを書いてありました
とは??


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