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文部スレ

1とはずがたり:2005/05/22(日) 12:54:46
教育一般。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/

3335とはずがたり:2017/05/30(火) 19:11:01

森友学園、1100万円納付=滞納の不動産取得税
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A3%AE%E5%8F%8B%E5%AD%A6%E5%9C%92%E3%80%81%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%90%E4%B8%87%E5%86%86%E7%B4%8D%E4%BB%98%EF%BC%9D%E6%BB%9E%E7%B4%8D%E3%81%AE%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E5%8F%96%E5%BE%97%E7%A8%8E/ar-BBBFM9c
時事通信
2 時間前

 学校法人「森友学園」(大阪市)が系列保育園の土地(同市淀川区)を差し押さえられた問題で、学園が滞納していた不動産取得税約1100万円を大阪府に納付したことが30日、民事再生手続きの管財人への取材で分かった。府は納付を確認し、差し押さえを取り下げるとみられる。

 学園は昨年6月、小学校の用地として大阪府豊中市の国有地を取得。学校用地として取得された土地は課税されないが、学園が今年3月に設置認可申請を取り下げたため、課税対象になっていた。

3336とはずがたり:2017/06/01(木) 15:19:22
基本こんなの生徒が悪いんじゃ無いかと思うんだけど,母親にも激昂するとは,母子揃って問題ある性格の可能性もあるかもしれないけど,この教師が一寸可怪しいのかもと思わざるを得ない。

生徒に体罰、事情説明中の母にもけがさせる 長野の教諭
http://news.livedoor.com/article/detail/13141646/
2017年6月1日 10時5分 朝日新聞デジタル

 長野県白馬村立白馬中学校で5月23日、男性教諭(60)が生徒に平手打ちなどの体罰を加え、説明を聞きに来た生徒の母親にもけがを負わせていたことが31日、村教育委員会への取材でわかった。教諭は自宅待機しているが、生徒はその後、登校できていないという。

 村教委によると、教諭は授業中の教室で生徒のほおを平手でたたき、足を蹴る体罰を加えた。教諭は理由について「生徒が授業に集中できておらず、カッとなった」と話したという。さらに、学校側が生徒の母親に経緯を説明している途中にいきなり激高。目の前の机を蹴飛ばして手を振り回した結果、机や手が母親に当たり、打撲のけがを負わせたという。村教委は、生徒の学年や性別などを明らかにしていない。(津田六平)

3337とはずがたり:2017/06/05(月) 22:15:32

<森友学園>保育園 在籍の全園児36人の保護者が転園申請
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20170606k0000m040044000c.html
19:35毎日新聞

 森友学園系列の高等森友学園保育園(大阪市淀川区)で保育士が不足している問題で、大阪市は5日、在籍する全園児36人の保護者が転園を申請したと明らかにした。市は7月1日付で事業停止命令を出す手続きを進め、5日を期限に転園の希望を募っていた。停止命令は、26日の専門家らによる審議会分科会を聞いた上で判断する。

 市が今後個別に連絡を取り、今月中旬をめどに転園先が決まる予定。同園は9日をめどに保育士を確保したいとの弁明書を提出している。問題が解消されれば、停止命令を出すか市が再考する可能性もあり、その場合は同園に残留する選択肢を保護者に提示する。【椋田佳代】

3338とはずがたり:2017/06/06(火) 22:49:24

2国立大「重大な改善事項」=群馬と東京学芸―評価委
時事通信社 2017年6月6日 16時51分 (2017年6月6日 22時36分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170606/Jiji_20170606X568.html

 文部科学省の国立大学法人評価委員会は6日、国立大など90法人の第2期中期目標(2010?15年度)の業務実績評価を公表した。教育、研究、財務内容など8項目について5段階で評価。群馬大、東京学芸大が業務運営の項目で最低の「重大な改善事項がある」と評価された。第1期(04?09年度)は全項目を通じ、最低評価を受けた大学はなかった。
 群馬大は、付属病院で腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者が相次いで死亡し、評価委は「医療安全管理体制の強化などが強く求められる」と指摘。東京学芸大は、付属高校でのいじめに適切に対応せず事態の長期化を招いたとし、再発防止に向けた組織的な取り組みを求めた。
 下から2番目の「達成状況が不十分」と評価されたのは、8項目で延べ17大学。このうち13大学は「法令順守、施設整備等」の項目が不十分とされた。研究費の不適切経理や個人情報の不適切管理が多かった。一方、最高の「非常に優れている」との評価は延べ37法人が受けた。
 同省は、評価結果を来年度以降の国立大運営費交付金の予算配分に反映させるとしている。

3339とはずがたり:2017/06/07(水) 10:37:12
加計学園の獣医学部新設はどれほど馬鹿げているのか、系列大学の偏差値や四国の実態から考えてみた
BUZZAP! 2017年6月3日 10時00分 (2017年6月7日 10時22分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20170603/Buzzap_43097.html

連日ニュースを賑わせている加計学園の獣医学部問題。
認可プロセスなど、さまざまな観点から問題が論じられていますが、そもそも加計学園に獣医学部を設置しようとすること事態、馬鹿げているのではないかというお話をお届けします。詳細は以下から。

◆加計学園が運営している大学の偏差値は?
まず見てもらいたいのが、学校法人加計学園が運営している大学の実態。公式ページによると「岡山理科大学」「倉敷芸術科学大学」「千葉科学大学」の3校があり、獣医学部の設置が予定されているのは岡山理科大学。
しかし大学受験情報サイトによると、岡山理科大学で獣医学部と関係のありそうな学部学科の偏差値はわずか35〜45。大学全体を見渡しても偏差値50に満たない学部が多く、学科によってはボーダーフリー(偏差値が付けられない水準)となっているのが現状です。


・理学部
生物化学:37.5
臨床生命科学:35.0
動物:45.0
・工学部
バイオ・応用化学:40.0
ちなみに加計学園系列の千葉科学大学の偏差値はもっと低く、大学を構成する薬学部・危機管理学部・看護学部すべてが偏差値35〜40しかありません。
偏差値がすべてだとは言いませんが、獣医学部を設置するに足るレベルかどうかを考えると、疑問符がともります。

◆獣医学部、獣医学科がある大学の有名どころを見てみよう
以上のことを踏まえた上で、獣医学部や獣医学科がある大学を見てみましょう。ちなみに各大学の獣医学部・学科の偏差値は岡山理科大とは比べものにならないほど高く、最低でも60前後です。…

北海道大学(獣医学部)、帯広畜産大学(畜産学部共同獣医学課程)、酪農学園大学(獣医学群)、東京大学(農学部獣医学課程)、東京農工大学(農学部共同獣医学科)、北里大学(獣医学部)、日本大学(生物資源科学部獣医学科)、大阪府立大学(生命環境科学部獣医学科)など国立大学10校、公立大学1校、私立大学5校の計16大学(合計定員930名)
ここで見逃してはいけないのが、「多くの獣医学部・獣医学科は農学部を基点としていること」。大学ないしその前身となった学校が地域の農業、畜産に携わってきた流れの中で生まれたケースがほとんどです。

◆獣医師不足を理由に獣医学部を新設するとしても、加計学園である必要は一切無い
今回、加計学園に獣医学部を新設する大義名分として「四国に獣医学部・学科が無いこと」「獣医師の不足」「鳥インフルエンザなどの人獣共通感染症が拡大する中、需要が高まっていること」などが挙げられていますが、これもおかしな話。
なぜならば四国には、かねてから地域の農業、畜産業に根ざした研究活動を行っている愛媛大学や香川大学の農学部があり、これらの大学に獣医学科の設置を認めた方が合理的であるからです。


さらに両大学には医学部もあるため、学部間で連携して人獣共通感染症に対策できるというメリットも。
つまり、農学や医学分野で実績があるわけでもない加計学園に全国の獣医学部、学科の定員の2割近い160〜170名規模の獣医学部を作らせる合理的な理由はどこにもなく、馬鹿げていると言わざるを得ないわけです。…

◆高偏差値の学部を作らせる、ただの利益誘導ではないのか
以上の理由から、決して合理的ではない加計学園の獣医学部新設。
もはやボーダーフリーの学部学科を抱えた大学に、高偏差値が期待できる「獣医学部」という箔付けをしようとしただけの、「特区」を都合良く使った単なる利益誘導ではないか……とすら考えてしまいます。
それでもなお獣医学部を新設するのが加計学園でないといけないというのであれば、それは一体どのような理屈からなのでしょうか。非常に気になるところです。

3340とはずがたり:2017/06/08(木) 13:58:58

<加計学園>安倍首相答弁、目立つ矛盾 獣医師会反論も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000104-mai-soci
6/7(水) 20:25配信 毎日新聞

 学校法人「加計学園」(岡山市)が愛媛県今治市で獣医学部を新設する計画を巡り、安倍晋三首相の国会答弁と関係者の説明に矛盾が出ている。広域的に獣医学部が存在しない地域(空白地域)に限って新設を認めるとする政府の規制緩和について、首相は「(日本)獣医師会の意見に配慮した」と説明したが、獣医師会は「事実に反する」と反論。実際、四国に新設する計画を疑問視する資料を国に提出しており、首相の強弁ぶりが目立つ。

【特区の協議で農水省が展開した主張は?】

 「加計学園のために1校に絞ろうとしていたわけではなく、広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限る、1校に限るという要件は、獣医師会等の慎重な意見に配慮した。獣医師会から要請があった」。5日の衆院決算行政監視委員会。この首相の答弁に、日本獣医師会顧問の北村直人元自民党衆院議員は、毎日新聞の取材に「獣医師会として空白地域に限るというお願いをした事実はない」と語った。

 獣医学部の新設に対し、獣医師会は2014年に「教員の争奪を激化させ、獣医学教育改善の努力に逆行する」などとして反対を決議。16年10月には「四国地域に設置しても、獣医師不足の解決にはつながらない」とする資料を松野博一文部科学相に提出。全国的には獣医師が偏在し不足している地域があることを指摘しつつ、「総数は不足していない。教育修了者への処遇改善等が必要」との見解を文書で示した。

 だが、政府の国家戦略特区諮問会議は同年11月、獣医学部の新設について空白地域に限り新設を認めることを決め、内閣府と文科省は今年1月4日、「1校に限り」認めるとする告示を出した。

 獣医師会の蔵内勇夫会長は今年1月30日付のメールマガジンで、新設が決まってからも政府に要請活動を重ねた経緯を説明。「できれば獣医学部新設決定の撤回、これが不可能な場合でもせめて1校のみとするよう奔走した」と振り返り、新設を認めた結論については「余りにも早すぎる矛盾だらけの決定」と不満を述べている。【宮本翔平、中島和哉】

 【ことば】獣医学部新設の規制緩和

 獣医師の過剰を防ぎ質を確保するとして、文部科学省は獣医学部新設を認めていなかったが、国家戦略特区諮問会議は2016年11月9日、「広域的に存在しない地域に限り新設を可能」とする規制緩和を決め、加計学園が17年1月20日に学部を新設する事業者に認定された。当時、京都産業大も京都府内に新設を希望していたが、大阪府内に獣医師養成課程を設ける大学があることなどから京産大側は事業者として応募をしなかった。

3341とはずがたり:2017/06/08(木) 17:29:51
第2の森友学園問題 加計学園から「安倍最側近」に給与
週刊新潮 2017年6月15日号 2017/6/8発売
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/03230600/?all=1

「森友学園と同じような事例がある」

 3月8日の衆院文部科学委員会で、民進党の福島伸享(のぶゆき)代議士はこう追及した。スピンオフが国会でも話題となり、今後の野党の「質問編成」がこちらのドラマに移っていくことを予感させた瞬間だった――。

「第2の森友学園問題」。巷(ちまた)でこう呼ばれているのが、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)に関する疑惑だ。同学園運営の岡山理科大学が愛媛県今治市で獣医学部を新設するにあたり、37億円相当の公有地の無償譲渡が行われるのに加え、96億円もの補助金を拠出する予算案が、3月3日の同市議会で可決されたのである。

 この「おいしい」事業を手にした同学園の加計孝太郎理事長(65)が、安倍晋三総理(62)と米国留学時代からの40年来の旧友で、彼が昭恵夫人とも近しいことは本誌(「週刊新潮」)3月16日号で報じた通りだ。

 安倍総理曰く「まさに腹心の友」である加計氏の運営する大学が、無償譲渡および多額の補助金を受けると聞けば、キナ臭さが漂うのは当然とも言えよう。

 そもそも、加計学園の獣医学部新設の前提は、2015年12月、国家戦略特区に今治市が指定されるのが決まったことにあるのだが、

「翌年4月から、文部科学省の役人ふたりが加計学園に天下りしています」

 と、福島氏は説明する。

「そのひとりの木曽功氏(元文部省高等教育局私学部私学行政課長)は、安倍内閣で内閣官房参与を務めていた安倍総理のお友だちと言えます」

■「浪人中の足し」

生田光一官房副長官(53)が「小遣い稼ぎ」をしていた。

 萩生田氏は、安倍総理の代理として靖国神社に玉串料を納めるなど重用され、総理の政界における「まさに腹心の友」で、先の日米首脳会談にも同行した。そんな萩生田氏だが、

「09年の総選挙で落選して以降、千葉科学大学危機管理学部で客員教授を務めています」(政界関係者)

 本誌で度々指摘してきたように、彼には「放言癖」があり、とても危機管理に向いているとは思えないが、それはさておき、萩生田氏はかつてこう「自白」している。

〈「浪人中でも『客員教授』なら、心理的な落ち着きを感じる。当時の落選組のトレンドだった」。(中略)給与は月10万円。「浪人中の足しになった。助かった」〉(13年7月1日付朝日新聞)

 当の萩生田氏は本誌の取材にこう答えた。

「私は文部科学大臣政務官を務めたことがあり、その当時、加計さんと知り合いました。安倍さんと親しいということは、後になって偶然知りました」

 しかし現在、同学の学長には、先に触れた木曽氏が就任している。千葉科学大学に参集した安倍人脈。これを「偶然」の縁と言い切るのは、些(いささ)か「非科学」的にも思えるのだが……。

 今春、「学園ドラマ」からはまだ目が離せない。

3342とはずがたり:2017/06/09(金) 23:11:28
こんな所で北村直人の名がw

それにしても加計の阿呆はなんの価値もない大学ばっかり作りやがって,そのうち経営破綻するだろうからなんでもいいから潰れそうに無い学部欲しかったんだな。。

「加計学園」の獣医学部新設、本当に儲かるのか ゴリ押しの末路
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170609/DailyShincho_522101.html
デイリー新潮 2017年6月9日 05時58分 (2017年6月9日 23時00分 更新)

 時に霞が関の同輩を騙し、時に恫喝してまで、獣医学部認可に驀進(ばくしん)した内閣府。首相のお友達である加計学園を潤わせたかったのだ――というのが、今回の疑惑の核心である。が、ちょっと待て。本当に獣医学部を作って、儲けの当てがあるのだろうか。

 ***

 加計学園は岡山県に本部を置き、グループで3大学と10以上の学校を運営する「西日本最大規模の学校法人」(経済部記者)。しかし、周知の通り、獣医学部はこれまで52年間、新設事例がなかった未知なる学部だ。なぜあえてチャレンジしたのか、首を傾げたくなるところである。

「設置準備を始める直前、加計の理事長は、私のところに相談に来たのですが――」
 と言うのは、日本獣医師会顧問の北村直人・元代議士。

「“なんで獣医学部を作りたいのですか?”と聞いたら、彼は“息子が鹿児島大学の獣医学部の出(で)です”“入学式に行った時に施設を見て、これなら自分で出来ると思った”と言っていました。ずいぶん軽い動機だなと思いました」

■桁ひとつ違う
 地域的な偏在はあるものの、全国でならせば獣医の数は足りている、というのが、業界の大勢の見方。しかし、近年のペットブームと相まってか、獣医志望者は増える一方だ。これなら、将来に亘って学生のとりっぱぐれはないと考えたのも、想像に難くない。

「少子化が進む中、加計学園は事業を拡大することで、生き残ろうとしている」(大学経営コンサルタントの岩田雅明氏)
 という声もあるが、

「獣医学部の経営は厳しいですよ」
 と言うのは、さる獣医師会の関係者である。

 加計学園が内閣府の公募に応じた際の提出書類によれば、彼らは、定員1学年160人、教員数70人の規模の学部を想定している。また、今治市が議会で明らかにしたところによれば、年間の授業料は200万円超に設定しているのだそうだ。

 関係者が続ける。
「これなら、単純計算しても、年間に入る授業料は、20億円程度。一方で、人件費や実習・実験の費用、施設の整備費で30億円はかかるでしょうから、全然足りません」

 国の助成金に頼って、ようやく収支はトントンになる程度だというのだ。

 現在、私大の獣医学部は5つあるが、どこも経営は厳しく、赤字と黒字が点在するレベル。加計学園の場合、今治市から土地の無償譲渡、建設費の半分にあたる96億円を得たとはいえ、儲かる計算があるとは思えないのである。

 先の北村氏が言う。
「でも、加計さんはそうした事情をあまりご存じではなかった。20億から30億あれば大学は作れると思っていたようで、私が“何言ってるんですか。桁がひとつ違いますよ”と言うと、“えー!”と驚いていました」

 今回のイメージダウンを加味すれば、開学後の苦戦は必至。

 ゴリ押しの“末路”は既に見えているのかもしれない。

特集「『安倍官邸』一強で日本が失ったもの」より
「週刊新潮」2017年6月8日号 掲載

3343とはずがたり:2017/06/10(土) 13:48:42
大阪薬科大で爆発、教員1人が負傷 薬品使う作業中
https://news.goo.ne.jp/article
06月09日 16:30朝日新聞

大阪薬科大で爆発、教員1人が負傷 薬品使う作業中
爆発があった大阪薬科大=9日午後6時40分、大阪府高槻市奈佐原4丁目、長谷川健撮影
(朝日新聞)
 9日午後3時10分ごろ、大阪府高槻市の大阪薬科大から、119番通報があった。市消防本部と同大学総務課によると、6階建ての研究棟の5階の一室で、30代の男性教員が作業中に薬品が爆発したという。男性教員が負傷して病院に搬送されたが、意識はあるという。

 消防車11台が出動し、学生や教員らが避難した。現場はJR京都線の摂津富田駅の北西約3・5キロ。キャンパスは住宅街の中にある。

3344とはずがたり:2017/06/12(月) 11:57:45
加計学園“商法”大研究 獣医学部新設では日本会議人脈…
https://dot.asahi.com/wa/2017060600037.html
(更新 2017/6/ 7 07:00)

巨額の補助金を用意して獣医学部を誘致した菅今治市長 (c)朝日新聞社
巨額の補助金を用意して獣医学部を誘致した菅今治市長 (c)朝日新聞社


 現在、加計学園が経営する大学は岡山理科大、倉敷芸術科学大、千葉科学大の3大学。地方私大の生き残り競争が激しくなる中、3大学は教育力で健闘している。教育ジャーナリストの小林哲夫氏は言う。

「岡山理科大の卒業生は中学校の教員が多く、全国の大学で7位となる75人が採用されています。千葉科学大は04年開学の新設校ながら、消防官の採用に強く、全国15位の21人(いずれも16年、大学通信調べ)。倉敷芸術科学大は、10年にノーベル化学賞を受賞した鈴木章さんが教授をしていたことで話題になりました」

 だが、厳しい現実もある。

 千葉科学大では、16年度の収容定員2386人に対し、在学者数は1956人。定員充足率は82%にとどまっている。10年にはパイロットの養成コースを含む航空・輸送安全学科を新設、16年には自衛官・安全保障コースを設けた。個性的なカリキュラムを次々と増やす一方、15年には薬学部動物生命薬科学科を廃止するなど、試行錯誤を繰り返している。同大の元教員は「とにかく生徒集めが大変で、中国の内モンゴル自治区まで勧誘に行ったこともある」と話す。

 大学を誘致した千葉県銚子市の懐事情も苦しい。大学建設時に加計学園に出した補助金は借金でまかなわれ、返済額は利子を含めて84億円。14年度末でも44億円が負債として残っている。

 大学誘致に熱心な首長に補助金などでバックアップしてもらい、学校事業を拡大してきた加計学園。愛媛県今治市は、学校用地として37億円の土地を無償譲渡。校舎建設費の総額192億円のうち、補助金として上限64億円を支払うことも決めたが、経緯は不透明だ。

「市の担当者は、建設費の総額192億円は、加計学園から『図面と金額だけ示されたもの』と言います。積算の根拠となった書類もありません」(地元関係者)

 国家戦略特区で獣医学部の新設が認められる過程で、今治市側で重要な役割を担ったのが、菅良二(かんりょうじ)今治市長と加戸守行(かともりゆき)前愛媛県知事だ。会議でも繰り返し獣医学部新設の必要性を訴えた。

 加戸氏は、政府の「教育再生実行会議」の有識者メンバーでもある。前文部科学次官の前川氏はTBSの番組で、加戸氏が有識者に選ばれたのは「総理から直々にご指名があった」と証言している。教育再生実行会議でも獣医学部新設を売り込み、「何とか四国の空白地帯に獣医師養成大学を誘致したい」(13年10月)とゴリ押ししていた。

 安倍首相、菅市長、加戸氏には別の共通点もある。右派団体「日本会議」の活動に参加していて、加戸氏は「美しい日本の憲法をつくる愛媛県民の会」の実行委員長。安倍政権下での憲法改正も訴えている。

 また、加計学園系列の岡山理科大附属中学では、歴史と公民で育鵬社の教科書を使用している。同社の教科書製作には「新しい歴史教科書をつくる会」の元メンバーが関わり、右派系団体が全国で採択を後押ししている。岡山県内の中学校教師は「最近の報道で加計孝太郎理事長が安倍首相と古くからの友人だったと知り、納得できた」と話す。

 獣医学部新設に反対する今治市民は、一部の“お友達”だけで進められる計画に危機感を抱いている。

「獣医学部の定員は160人で、他大学の平均の約3倍。就職先が確保できなければ受験生が減り、大学経営が難しくなる」

 報道によると、学部設置の可否を審査している文科省の大学設置・学校法人審議会は、教員に若手と65歳以上の教授が多いことなどを問題点として指摘しているという。官邸が18年4月の開設を文科省にせっついたというが、雲行きが怪しくなっている。

「今治市の負債はすでに900億円以上。このままでは『第二の夕張』になりかねず、市民は置き去りにされている」(前出の今治市民)(本誌・西岡千史)

※ 週刊朝日 2017年6月16日号

3345とはずがたり:2017/06/12(月) 11:58:00

首相“お友達大学”で補助金トラブル、千葉・銚子市長選で「水産・獣医学部」新設話も
https://dot.asahi.com/wa/2017032600017.html
(更新 2017/3/28 07:00)

「加計学園の加計孝太郎理事長は、安倍首相が自ら『腹心の友』と言うほどでしょう。田舎町への傲慢(ごうまん)さを感じますね」

 こう話すのは、千葉県銚子市の笠原幸子市議だ。

 加計学園とは岡山県の学校法人で、傘下に多数の学校を抱える一大グループ。加計理事長は安倍晋三首相と40年来の親友だ。本誌3月17日号が報じたとおり、安倍首相が推し進める国家戦略特区制度で、愛媛県今治市に傘下の岡山理科大の獣医学部を新設。公有地36億円相当が無償譲渡された。また昭恵夫人が系列認可外保育施設の名誉園長を務めるなど「第2の森友学園問題」とも指摘される。

 そんな加計学園が今、銚子市で論争の的だ。

 4月23日の市長選に返り咲きを期して立候補を表明した野平匡邦氏は、公約として加計学園が地元で運営する千葉科学大に、国家戦略特区制度を利用して水産・獣医学部を新設することを掲げているのだ。今治市と同じ構図である。

 野平氏は自治省を経て岡山県副知事を務め、02年には岡山理科大客員教授に就任。同年7月の銚子市長選で千葉科学大の地元誘致を訴えて初当選を果たし、同校は04年春に開校した。

 だが、実はこのときの“補助金トラブル”が、今も尾を引いているのだ。

 大学誘致は市が加計学園に92億円もの補助金を提供し、市有地9.8ヘクタールを無償貸与することで実現した。ところが、補助金の大部分が市の「借金」だったことなどから市民から批判が噴出。開校前の03年春に銚子市の市議会議員らが岡山県の加計学園本部を訪れ、補助金減額を直談判した。前出の笠原市議がこう話す。

「当時、開校にどれくらいカネがかかるのか明確な話がなかった。いくらか建築や開発の資料があり、そこから150億円だという建設費があまりに高いので本当かと直談判に及んだ」

 結局、加計学園が補助金14億6千万円を返還することで市と合意。市側はさらに約8億円の辞退を要請し、加計学園が市民に貢献できる施設を建設することに協力することになった。

 だが、「今もって加計学園の『還元』は実現していない」と加瀬庫蔵市議らは主張。銚子市役所幹部もこう説明する。

「加計学園側は14年に千葉科学大が看護学部を設置した際、津波の避難に対応できる高い建物を建設。地元の人も万一の時はここに避難できるから、約束した『市民への還元』にあたると主張。辞退を要求していた8億円分で美術館などを建てるという話だったのに約束が違う、こちらは認められないと拒否しています」

 現在、市の財政は市債残高約300億円を抱え火の車。財政を悪化させた一つの要因は千葉科学大への補助金支払いのための借金で、利子を含めた返済額は84億円で毎年約4億円を返し、14年度末で約44億円もが借金として残る。市は斎場の使用料金を6千円から1万2千円に値上げ、市長など特別職の給与を減額するなどして支出削減を図っているが、一般会計で資金が足りなくなり約4億円を水道特別会計から借りて急場をしのぐ綱渡り状態。17年度には北海道夕張市に続く財政破たんに瀕することを越川信一市長も認めている。

 また、大学誘致の経済効果は69億円、財政効果79億円とされたが、3年前に市が試算したところ経済効果は約21億円、財政効果は約14億円にとどまることが判明した。

 そんな状況下で市長選では水産・獣医学部の新設話まで持ち上がり、地元は疑心暗鬼になっているという。

 加計学園に取材すると、補助金をめぐる対応は05年に市と結んだ「覚書」に基づいているとして、次のように主張する。

「覚書に基づいて『銚子市の教育・文化・産業等の向上に貢献できうる施設・設備等』として、建設予定の看護学部棟に潮見町及び近隣地区の大規模災害時における緊急避難場所と避難通路を設けることを伝えました。(銚子市から)看護学部の設置を文書で要望され、(補助金などの援助を前提に誘致に応じたのに)校舎建設などの経費援助を要請しても市から回答がなく、本学の自費で緊急避難場所などを設けた看護学部棟を建設したところです」

 財政再建派の現職も出馬する市長選の結果が注目される。(ジャーナリスト・今西憲之)

※週刊朝日  2017年4月7日号より抜粋

3346とはずがたり:2017/06/12(月) 14:57:48
獣医学部新設構想、文科相面会時に直接伝達
TBS News i 2017年6月12日 11時54分 (2017年6月12日 13時10分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170612/Tbs_news_93588.html

 加計学園の獣医学部の新設計画をめぐり、去年9月、加計学園側が獣医学部の構想を松野文部科学大臣に直接伝えていたことが、同席していた関係者への取材でわかりました。
 安倍総理の友人で加計学園・理事長の加計孝太郎氏は、去年9月6日、文部科学省を訪れ松野文部科学大臣と大臣室で面会したことが分かっています。松野大臣はこの面会について、「大臣就任を受けての挨拶で獣医学部に関する話は一切なかった」と説明しています。

 しかし、面会に同席した加計学園の当時の幹部がJNNの取材に対し、加計学園側が獣医学部の構想を大臣に直接、伝えていたことを認めました。その際、加計学園側は「今度、四国に考えているのでよろしく」などと伝えたということです。

 「去年9月6日にお会いになった際に、加計理事長と獣医学部の話をしてますよね?」(記者)
 「してません」(松野博一 文部科学相)

 一方、松野大臣はJNNの取材に、去年9月の面会では獣医学部に関する話はなかったと否定しています。(12日10:44)

3347とはずがたり:2017/06/12(月) 16:19:23
こんな特殊例で奨学金制度の欠点の一般論とされても困る気がする。
先ずは至誠館大学や芦屋大学みたいな広汎に奨学金を返さない連中がいる大学>>3295を潰す事からだ。
金持ちが行く芦屋大なんか国のカネを返すだけバカみたいな公共心の欠片も無い金持ち連中が子どもに借りた金返すなってやっとんちゃうか。
その辺が一掃出来ればこういう極端なケースに給付出来る予算などすぐ捻出できるであろう。

奨学金600万円を抱え困窮する22歳女性 「親が自己破産してバイト漬けで鬱に、婚約も破棄されるかも」
http://news.livedoor.com/article/detail/13155203/
2017年6月4日 10時0分 キャリコネニュース

3348とはずがたり:2017/06/14(水) 15:11:45



>今まで絶対に(10段階評価の)10を付けなかった先生が、「君は特別だから仕方ない」と10をつけてくれた
この先生いいね。最高評点ってのはこういう学生の為にある

最終更新:6/14(水) 5:25 日テレNEWS24
誰がそこまでやれと言った 工芸の授業で作った「箱」にまさかの仕掛け 「なにこれすごい」「職人かよ」
箱だと気づかない秘密のデザインもかっこいい!
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1706/08/news149.html
[宮原れい,ねとらぼ]

高校1年生の時に工芸の授業で
「板を重ねて立体的な入れ物を作りましょう」って言われて
先生的には"動物"とか"乗り物"の形をした"入れ物"や"ペン立て"を作って欲しかった所を
デザインできないから技術を入れようとして
鍵の機構独自に編み出してしまった作品



 ちなみに制作期間はだいたい3カ月ほどで、授業時間内で完成したとのこと。また教師からの反応について伺ってみると、今まで絶対に(10段階評価の)10を付けなかった先生が、「君は特別だから仕方ない」と10をつけてくれたのだとか。ここまでのお墨付きはすごい……!

 リーチ ルククさんは他にもさまざまなアイデア作品を制作していて、Twitterのモメーンツでまとめられているものや、今回の箱とは別に作っていたという「幾何学模様に全力を出してしまった」入れ物などを見ることができます。

3349とはずがたり:2017/06/15(木) 13:18:00
姿見えぬ加計理事長 獣医学部をつくりたいワケ
https://dot.asahi.com/aera/2017061200075.html
by 澤田晃宏,長倉克枝 (更新 2017/6/13 07:00)

 安倍晋三首相と「腹心の友」の加計学園の疑惑が晴れないまま、国会は最終盤を迎えた。友はなぜ、獣医学部をつくろうとしているのか。

*  *  *
 依然として怪文書扱いであることに変わりはないようだ。前川喜平・前文部科学事務次官が「総理のご意向」などと書かれた加計学園獣医学部新設を巡る文書の存在を認めたのに続き、複数のメディアが現役の文科省職員もその文書の存在を認めたことを報じている。6月8日の官房長官会見では、記者が「複数のメディアが報じた内容はウソなのか?」と問う場面もあった。菅義偉官房長官は、

「嘘だとは言っていません。様々なご指摘を受けて、文部科学省において検討した結果、出所や入手経緯が明らかにされていない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要がない。そのように判断をしたということです」

●30年来の腹心の友

 9日、文科省は文書の追加調査の方針を示したが、文書の存在が問題視される理由は他でもない、安倍首相と加計学園理事長である加計孝太郎氏が親密な間柄にあるからだ。加計学園が経営する千葉科学大学(千葉県銚子市)の開学10周年の記念式典に参加した安倍首相。祝辞の中で加計氏を「30年来の友人である私と加計さんはまさに腹心の友」と語ったことは誰もが知るところ。二人の関係を知る政界関係者はこう話す。

「安倍さんが留学した南カリフォルニア大学で二人は知り合った。その後も神戸製鋼に入社した安倍さんと、岡山にいた加計さんの距離は縮まっていった。お坊ちゃん同士で気が合ったんでしょう」

 父親は外相や自民党幹事長を歴任した安倍晋太郎。母方の祖父に岸信介元首相を持つ安倍首相が政界きっての「世襲議員」であることは旧聞に属するが、加計氏も「世襲経営者」だ。

 加計学園の歴史は1955年に父親の故加計勉氏が大学受験予備校として設立した広島英数学館に始まる。62年には学校法人として岡山電機工業高等学校を設立し、学校経営に乗り出した。今では岡山理科大学を中心に、中四国地区屈指の教育グループになっている。加計氏が2代目の理事長に就任したのは、2001年のことだ。

 前出の政界関係者はこう話す。
「普通、大臣ですら利害関係がある人間と食事をしたりすることは避けるが、安倍さんは首相になっても変わらなかった」

 実際、朝日新聞の首相動静を見ても、13年11月以降、ゴルフ4回、会食11回をともにしている。その関係の近さから連日、野党から厳しい追及を受ける安倍首相。「腹心の友」が困っているのだから、加計氏も会見の席に着き、言葉を発する必要があるのではないか。

 獣医学部の建設が進む愛媛県今治市で4月11日、市民向けの説明会があった。住民のこんな質問に拍手が起きた。
「今治市の大きなお金を加計学園に出すわけですよね。それなのに理事長の加計孝太郎さんはなぜ、ここにいらっしゃらないんですか?」

 獣医学部新設の必要性自体に疑問が上がるなか、創設者となる加計氏の思いも問われている。そもそも、加計氏はなぜ、獣医学部をつくろうとしているのか。

●獣医学科に通う息子

 獣医師による政治団体・日本獣医師連盟委員長で、元自民党衆議院議員の北村直人さんは過去に2度、加計氏と会っている。

 06年の暮れから、関西の獣医師を通じ、面会の依頼があった。日本獣医師会が学校の設置認可を出せるわけでもなく、文科省から獣医師の養成にかかわる大学等の設置を認めない告示も出ている。それでも熱心な依頼は続いた。間に入っていた獣医師の顔を立てるため、北村さんは面会を受け入れた。加計氏が指定した東京・赤坂の小料理屋「佐藤」で向き合ったのは、07年2月。名刺交換を終えると、加計氏は単刀直入にこう切り出したという。
「獣医学部をつくりたいんです」

 ただ、教育や獣医学に関する考えや思いを話すことはない。北村さんは思わず問うた。
「ところで、なんで獣医学部なんですか?」

3350とはずがたり:2017/06/15(木) 13:18:15
>>3349-3350
 北村さんは加計氏がこのように答えたと記憶している。
「息子が、鹿児島大学の獣医学科にいるんです。入学式のときに校舎や家畜センターを見て、これなら自分でもできると感じました。獣医学部は受験倍率も安定して高い」

 教育ビジネスとしてやるなら、もうからないのでやめたほうがいい。北村さんはそうアドバイスし、最後に交わしたこんな会話を覚えている。
「加計さんに地元の岡山で親しい政治家はいるのかと尋ねたところ、彼は『安倍晋三です』と」

●沈黙する加計氏

 14年、北村さんは再び加計氏と顔を合わせる。年初から、日本獣医師会会長の藏内勇夫さん、そして北村さんに会いたいと加計氏から打診があった。7年が経過していたが、その間、獣医師界の状況は変わらない。ただ、加計学園が構造改革特区に申請をし続けていることは知っていた。どれだけ熱い思いを持っているのか。日程を調整し、同年3月13日に日本獣医師会内の会議室で面会した。

 加計氏は息子と、文科省のOBだという男性の3人で訪れた。名刺を交換し、座ったきり話さない。北村さんが沈黙を破った。
「安倍さんから言われてきたんでしょ?」
「はい」とも「いいえ」とも言わない。加計氏は目をそらし、下を向いたという。

「日本獣医師会が許認可権を持っているわけでもなく、最初に会ったときと同じ説明をしました。加計氏から『獣医学部をつくりたい。ぜひ協力していただきたい』という言葉は出たが、それを言ったきり、黙り込んだ。会話にならず、10分か15分いたかどうかです」

 不思議な人だった。北村さんはそう振り返り、こう続けた。
「いま可哀想なのは、今治市民と愛媛県民だ。本当に加計孝太郎氏が教育者ならば、私学の創設者ならば、自分の財産をなげうって、やるべきです」

 こうした事実関係を加計学園側に尋ねたが、締め切りまでに異論を唱えることはなかった。

 今治市議会は今年3月、獣医学部の校舎建設費などにかかる費用192億円の半分と、建設用地(16.8ヘクタール)を無償譲渡することを決めた。愛媛県議の福田剛さんはこう話す。
「特別なインセンティブを出さないと、今治には学校は来てくれないと説明を受けたが、土地まで無償譲渡する必要はあるのか。建設費などにかかる費用は愛媛県も負担するとなっているが、決まった数字はなく、今治市の負担は計り知れない」

●1年前から今治が話題

 今治市民で「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表の黒川敦彦さんは、こう訴える。
「国家戦略特区で大学をつくるのに、なぜ自治体が全額負担しなければならないのか。今治市は常日頃からお金がないと言う。地元のために使うべきだ」

 とはいえ、まだ正式に獣医学部の新設が認可されたわけではない。文科省の大学設置・学校法人審議会の審査を経て、8月末に認可・不認可が決められる。過去には幸福の科学大学のように不認可となった例もある。

 文科省に審査状況について尋ねると、「公平公正な審査環境を確保する観点から、審査状況や審議会の専門委員の氏名、実地審査の有無、すべて非公開」と回答した。審査状況で特に気になるのが、教員の確保だ。加計学園の獣医学部の定員は全国最大の160人。教員は70人を想定している。獣医師系大学の准教授(獣医師)はこう話す。

「日本の獣医系大学の教員はすべて合わせても700人くらい。今でも獣医学部の教員は公募をかけても分野によっては応募が少ない。特に臨床経験があって教育もできる人が非常に少ない。定年を迎えた先生か、海外でポスドク(博士研究員)をしている若手くらいしか集まらないのではないか」

 また、同准教授によると、1年ほど前から、学会などで他大学の教員に会うと、「おたくの大学では今治行く人いないの?」という会話が出ていたという。加計学園が政府の国家戦略特区制度を活用した獣医学部新設計画の事業者に決まったのは、今年1月のことである。(編集部・澤田晃宏、長倉克枝)

※AERA 2017年6月19日号

3351とはずがたり:2017/06/17(土) 22:50:07
結局数学であると思う。で,数学の前の算数は分数の計算がまず最初の関門になると思う。
また予習なんて糞喰らえだとも思う。予習復習なんてやらずに此処迄来れた俺,すげえw

親技のカガク
頭がいい子の家は「ピザの食べ方」が違う
それ間違い! 親の算数の教え方
http://president.jp/articles/-/22293
ライフ 2017.6.11
中学受験専門塾ジーニアス代表 松本 亘正
PRESIDENT Online

算数を制する者は中学受験・高校受験を制す。わが子の算数力を伸ばすために、親が家庭ですべきこと、また、してはいけないこととは何か?
合格する子・不合格になる子は「算数」で決まる
「大学入試改革に合わせて、小学生のうちから英語の4技能を伸ばそう」

「すべての学習の土台は、国語力だ」

教育の現場でこうした声をしばしば耳にする。しかし、中学受験を指導する立場としては、「全学習時間の50%を算数に使ったほうが効率的だ」と考えている。なぜ50%なのか。たとえば、女子難関校・白百合学園(東京・千代田区)の受験生の得点状況を見ると、その理由がわかる。


「受験者平均点」と「合格者平均点」の差が大きいほど、「差がつき合否に影響を与える教科」ということになる。算数を見ると、受験者平均は50.1点、合格者平均は70.8点で20点以上の差がついている(図1参照)。同じようにして他の科目もチェックすると、「差」は国語が約7点、社会が約6点、理科が約7点となっている。

算数に勉強時間の半分を投入せよ!
国語、社会、理科をあわせて約20点だから、いかに算数一教科の比重が高いかがわかる。算数ほど合格者と不合格者の差がはっきりとした科目はないということだ。このような結果は決して偶然ではない。昨年も同様であるし、他の学校でも似たような結果を目にする(図2参照)。

中学受験の世界では、ほぼ100%、算数で最も差がつく。

差がつくところに労力をかけてリターンを得るべきなのは、ビジネスでも受験でも同じことだろう。「バランスよく勉強しましょう(取り組みましょう)」というのは、勝負の世界においては正しくない。よって、小学生のうちは、「勉強時間の半分は算数に充てる」ことを意識するべきである。



家庭でできる算数レッスン 小学校低学年「引き算」編
では、引き算はどうか。実は「さくらんぼ足し算」は大好きでよく答えられる子が、「さくらんぼ引き算」になると、とたんに苦労するというケースは少なくない。

たとえば、15-8=(  )という問題。

まず15を5と10に分ける。そして10-8=2をする。最後に残った5を足して7と答えるのである。


引き算なのに最後に足し算が出てくる。それで混乱してしまう子どもがいるのだ。個人的には、このさくらんぼ引き算を教えることに有効性をあまり感じないのだが、小学校で出てくる以上、無視はできない。それに合わせて家庭でも親子で軽くレッスンしておくといいだろう。

3352とはずがたり:2017/06/17(土) 22:50:26
>>3351-3352
やるといいのは、10から1ケタの数字を引く訓練だ。10-8や10-3を繰り返しやるわけだが、ポイントは「1秒以内に即答できる」こと。それを目標にレッスンすれば、学校の勉強でつまずくことはなくなるだろう。

算数におけるつまずきは、やっていること(計算など)が難しくて理解できないことよりも、制限時間内に解くためのスピードが身に付いていないことが原因で発生することが多い。計算処理速度が遅く問題を全部解けない。その結果として苦手意識を持ったり理解が追い付かなくなったりするのだ。

問題集を買い与えてたくさん解かせるのは、逆効果
そうした残念なプロセスをたどらないためにも、前述の要領で足し算と引き算の基礎を家庭でもやる。わざわざ塾に通う必要はない。子どもに学校で出てくる「肝になる計算」だけを繰り返しさせれば、少なくとも落ちこぼれになることはないだろう。

だが、ときどき“やりすぎる”親も見かける。ありがちなのは問題集を買い与えて、たくさん問題を解かせようとすること。よかれと思って子どもに問題集を解かせるのだが、逆効果になりやすい。市販の問題集には、学校準拠ではないものがあり、その場合は学校のやり方と違うので混乱して、さらにつまずいてしまう。とにかく「簡単なものを一瞬で答える」訓練だけで十分。その点、『百ます計算』は理にかなっている。

家庭でできる算数レッスン 小学校高学年「分数」編
次は高学年である。分数の感覚が大事になる。1/2+2/3=3/5というありがちな誤りを避けるために通分を徹底させたくなるのだが、そもそも「正しい感覚」があればこのような間違いは起こらない。意味を考えたり思い浮かべたりすることなく、ただ計算問題として見ているから、1/2+2/3=3/5にしてしまうのだ。


九九のように暗唱して覚えてしまえるものでもない。中学年から高学年にかけての学習でつまずかないようにするためには、「感覚」として理解させることが重要になる。その点が、低学年におけるアプローチとは異なる部分だ。

頭のいい子の家庭のピザの食べ方とは?
家庭でもことあるごとに分数の「感覚」を養うために親子で話すといい。

宅配ピザを頼んだら、「あなたは2枚食べる?」ではなく「8分の2があなたのものね」というように。もしそこで、8分の2が4分の1と同じであることを説明できるとなおよいだろう。

ドライブの途中でも、「だいたい3分の2は走ったな」「残り3分の1か」というように、日常に分数がなじんでくるだけで、子どもは感覚をつかみやすい。


さらにもう一歩踏み込めるのなら、「8枚の4分の1は何枚?」「600円の3分の2はいくら?」ということを考えさせるとよい。結局のところ、分数は「○個に分けたうちの△個」ということ。4分の1とか3分の2というだけでは、どうしても数字として見てしまいがちだが、具体的なモノを与えることで、日常生活と算数を結びつけて考えられるようになるのだ。

繰り返すが、分数は「感覚」が大事だ。だが、これも低学年編と同じように、問題集でたくさん解かせれば慣れて解けるようになると思ったら、大間違いだ。量をこなし「繰り返しやっているうちに覚える」「体で覚えればいい」という親は、自分自身がそれでできるようになった成功体験があるのだろう。親自身の理解力や数字に対する感覚がたまたま優れていたからかもしれず、子どもが同じとは限らない。

一度通分して分数の足し算、引き算ができたはずの子が、しばらく別の単元を学習していたら、また1/2+2/3=3/5に逆戻りしてしまうこともある。その場合、「あれだけやったのにどうしてできないの!」と怒る親も見受けられるが、怒らずに「感覚」をもう一度取り戻せるよう親子で励んでほしい。

私が経営する学習塾「ジーニアス」では小学3年生(夏)以上を指導の対象にしている。熱心な保護者も多いので、入塾する3年生の段階で先取り勉強してきている家庭も多い。ただ「計算法や解き方を知っている」ことが強みを持つのは中学年までだ。その先は、「数に対する感覚を持ち合わせているか」「複数のアプローチを考えようとする姿勢があるかどうか」で差がつきやすい。予習をしすぎることで、わかった気になるとかえって逆効果で、その後の飛躍の芽を摘み取ってしまっていることもある。



3353とはずがたり:2017/06/20(火) 11:04:12
前川氏が激白「加計、森友問題では共通の司令塔が存在 菅官房長官への刑事告訴も検討」
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170613/asahi_2017061200060.html
AERA dot. 2017年6月13日 11時30分 (2017年6月15日 06時52分 更新)

「週刊朝日」6月23日号で、文部科学省の「内部文書」以外にも、苛烈な「官邸支配」を示す数々の新証言を明かした前川喜平・前文科事務次官。前川氏は、さらに自身に降りかかる“人格攻撃”への対応と、加計学園問題と森友学園の問題に共通する司令塔の存在を明らかにした。

 次々と驚くべき証言を続ける前川氏に対し、執拗な「ネガティブキャンペーン」が行われている。

 まず不可解だったのは、5月22日、読売新聞が朝刊で突如として報じた前川氏の「出会い系バー通い」だ。実は、前川氏にはこの前日に意味深な“打診”があったという。

「報道で内部文書が出る直前の5月21日、文科省の後輩からメールで、『和泉(洋人首相補佐官)さんが話がしたいと言ったら会う意向はありますか』と、婉曲的な言い方のメールが来た。同じ日の少し前に、読売新聞から出会い系バーの件で『明日の朝刊に書こうと思っているけど、コメントが欲しい』とメールが来ていた。推測の域を出ませんが、タイミングからして『お前の振る舞いによっては読売を抑えてやるぞ』という話なのかと受け取りましたが、和泉氏に会うつもりはまったくありませんでした」

 菅義偉官房長官は繰り返し、前川氏に対し、“人格攻撃”した。天下り問題ですぐ辞任せず「地位に恋々としがみついた」とも発言している。

 6月5日の国会答弁でも、前川氏が3月まで定年を延長したいと打診してきたこと、天下り問題への世論が厳しい状況になって初めて(1月20日に)辞任したことなどを主張。

 だが、これらは前川氏自身の認識とまったく食い違う。
「私が辞任せざるを得ないとはっきり考えたのは1月4日、御用始めの日です。5日には松野(博一文科)大臣に意思を伝え、一両日中には杉田官房副長官にも報告し、ご了解をいただいた。天下り問題の報道が出たのは1月18日ですから、世論が騒いだから辞めざるを得なかったというのは事実に反します。定年延長をしてほしい、定年延長ができないならせめて3月末まで次官を続けさせてほしいなどと言ったことは断じてありません。地位に恋々としてクビを切られたと言われるのは、極めて不本意です」

 前川氏はメディアを通じてこうした主張を再三、公表したが、菅官房長官が発言を訂正する気配はないので、前川氏は法的措置も検討しているという。

「私が反論をした後にも、菅官房長官は同じことをおっしゃっている。出会い系バーの話もそうですが、私の信用を落とす意図があるのではないか。事実に基づかない個人攻撃には、名誉毀損(きそん)で刑事告訴という対応もあり得ます。私の辞任の経緯を知る人はたくさんいますから、法廷で事実関係が明らかになると思います」

3354とはずがたり:2017/06/20(火) 11:04:23
>>3353-3354
 菅官房長官らが強固に否定しても文科省内部からの情報漏えいが相次ぎ、ついには松野文科相が再調査を宣言する事態となったが、前川氏はこう振り返る。

「出てきた資料の性質などからして、情報はおそらく(省内の)3人くらいから、それぞれ別のルートで出ていたのではないか。今は官邸の力が圧倒的に強いわけで、文科省は本当のことを言えない状態がずっと続いていて、そのことに省内は皆、耐えられなくなっていた。大臣、副大臣を含め、文科省の現役の皆さんの苦衷は想像以上のものだと思います」

 前川氏は自分が関わった加計学園問題と同じく首相の“おトモダチ案件”として疑惑を呼んでいる森友学園問題について、ある共通性が見いだせると話す。

 それは、共通の「司令塔」の存在だ。
「森友問題も加計問題も地方と国が同時に関わり、国の中でも複数の省庁にまたがる案件。そういった多くのプレーヤーをうまく組み合わせて全体を調整する司令塔がいないと、うまくいかない。役所のどこを押せばどう動くかということを熟知した人間がいなければなりませんし、そういう才能を持った人なんて、そう多くはいません。官邸の中でも、私には今井尚哉首相秘書官(叔父は安倍首相と近い今井敬経団連名誉会長)、和泉首相補佐官くらいしか思い当たりません」(前川氏)

 そして、今回の産業遺産なども含め、安倍政権下で続出する「ゴリ押し案件」の本質をこう分析した。
「加計学園の件にしても産業遺産の件にしても、大がかりな仕掛けの中で、一見正当な手続きを踏んだかたちをとって、実態としては特定の件を特別扱いすることを正当化する。こういう手法がものすごく増えてきているように感じます」

加計学園の獣医学部は国家戦略特区の指定を受けているものの、設置の認可は受けていない。

前川氏はこう提言する。
「たとえ設置審議会で認可相当と結論が出ても、文科省はすぐに認可せず、もう一度国家戦略特区諮問会議にかけるよう内閣府に求めるべきではないかと思います。加計学園が特区での特例を認めた際の『4条件』に合致しているのかは、未だにきちんと検証されていないと私は思います。文科省としては責任を負いかねる状態なのです」
(本誌・小泉耕平、亀井洋志)
※週刊朝日 2017年6月23日号より抜粋、加筆

3355とはずがたり:2017/06/20(火) 21:27:14
科学研究は米中2強時代、日本は後れを取り戻せない?…
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170620/Recordchina_20170620028.html
レコードチャイナ 2017年6月20日 14時50分 (2017年6月20日 19時30分 更新)

2017年6月19日、中国のポータルサイト・今日頭条は、科学研究の分野は米中2強時代となり、日本は後れを取り戻せないとする記事を掲載した。

記事は、論文の被引用数上位1割の論文を基に各国の研究者レベルを評価した日本の科学機構の調査によると、中国は主要な8分野のうちコンピューター、数学、材料工学、化学の4分野で世界一となったと紹介。残りの4分野である環境学、生命科学、医学、物理学の分野では米国が1位であったため、科学研究の分野において米中2強時代になったことを意味していると主張した。

特に、コンピューター分野における中国の進歩は相当速く、2013年には世界レベルに追いつき、15年にはスーパーコンピューターの速度で世界一になったと指摘。米国は物理の分野で強いものの、中国はものすごい勢いで追い上げており、60億ドル(約6660億円)を投入して世界最大の粒子加速器を建設したとため、この分野でも世界一になる可能性が高いとした。

記事は、中国のこうした飛躍的な発展は、豊富な資金力と人材育成が関係していると日本メディアが分析していると紹介。14年の科学研究費は、中国が38兆円なのに対し、日本はわずか18兆円にすぎ無いと指摘。米国でも46兆円ほどで、中国よりわずかに多い程度だとした。また、海外留学から中国へ戻る研究者が多いことも、発展に寄与しているという。

こうした傾向を踏まえて日本の専門家は、このままの勢いで行けば、中国の存在感はますます大きくなり、米国は科学研究の予算を減らしているため、中国が科学研究で世界一になることも十分にあり得ると分析していると伝えた。

…(翻訳・編集/山中)

3356とはずがたり:2017/06/20(火) 22:25:26
博士しか相手にされない欧米、博士を必要としていない日本
クロスカップリングでノーベル化学賞の根岸英一氏に聞く(第2回)
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/032700107/050800006/?P=2&rt=nocnt
山口 栄一=京都大学 大学院 総合生存学館(思修館) 教授 2017/05/19 05:00

3357とはずがたり:2017/06/22(木) 08:41:23

籠池氏が昭恵氏経営の店を訪問 「100万円返しに」
http://www.asahi.com/articles/ASK6P6H1YK6PUTIL0DX.html?iref=com_alist_8_03
小早川遥平、張守男2017年6月21日22時07分

 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、学園の籠池泰典前理事長(64)が21日夜、安倍晋三首相の妻昭恵氏が開いた東京都千代田区の飲食店を訪れた。訪問後、記者団に対し「昭恵氏から寄付を受けた100万円を返却しに来たが、受け取ってもらえなかった」と話した。

 学園を巡っては、国や大阪府の補助金を不正に受給した疑いがあるとして、大阪地検特捜部が19日夜〜20日早朝、詐欺と補助金適正化法違反の疑いで籠池氏の自宅や学園事務所などを家宅捜索している。

 籠池氏は3月23日の国会証人喚問などで、「2015年9月、学園の理事長室で、講演に来た昭恵氏が『安倍晋三からです』と封筒に入った100万円をくださった」などと証言。昭恵氏のフェイスブックには証人喚問当日の夜、「寄付金を渡したことも講演料を頂いたこともない」とする反論が掲載された。安倍首相は国会で「妻にも確認をとったが、領収書などの記録もなく寄付は行っていない」と答弁した。

 学園は3月、国有地で予定していた小学校の開設を断念している。籠池氏は店を出た後に記者団の取材に応じ、店内に昭恵氏はおらず、従業員に取り次ぎも断られたと明かした。100万円が入ったとする封筒を示しながら、「小学校の建設ができなくなり、国策捜査を受けたので、頂いた寄付を返そうと思った。返しに来ることは5日ほど前、昭恵氏にメールで伝えたが、返事はない」と話した。(小早川遥平、張守男)

3358とはずがたり:2017/06/22(木) 11:03:31

ホタルの乱舞ピーク 名所が復活の兆し 大紀町
https://news.goo.ne.jp/article/ise/region/ise-91896487.html
06月21日 10:25伊勢新聞

【度会郡】大紀町滝原地区に流れる祝詞川で、ゲンジボタルの乱舞がピークを迎えた。3年前の土砂災害で壊滅的な被害を受けたが住民らの保護活動が実を結び、復活の兆しが見えてきた。 かつてホタルの名所として知られた祝詞川。だが、平成26年8月に発生した台風11号で、川に土砂が流れ込み、全滅の危機に陥った。翌年夏にはホタルを数匹しか確認できなかったという。 ホタルの光を取り戻そうと、立ち上がったのが地元住民らでつくる「祝詞川ホタル愛好会」(野呂保之会長)。餌となるカワニナを与えるなどホタルの保護に取り組んだ結果、今年は被災前の四割ほどに回復した。 日暮れ時になると、川沿いの草陰からホタルが舞い始める。一匹が光ると、周りのホタルが呼応するかのように飛び交い、幻想的な光跡を描いた。 野呂会長は「どんな災害に遭っても生き抜き、復活した蛍火は住民にとっての希望の光。これからもホタルの数を増やせるよう活動を続けたい」と話した。

3359とはずがたり:2017/06/22(木) 11:04:35
越境入学で「規則変更検討を」 県議会常任委 委員から意見相次ぐ
https://this.kiji.is/250426438536953865?c=77955783816085513
2017/6/22 09:59

 県議会は21日、総務地域連携、防災県土整備企業、教育警察の各常任委員会を開いた。県外から116人の生徒が県教委の規則に反して越境入学していた問題を巡り、教育警察常任委の委員から「県外からの入学を認める方向で話を進めても良いのではないか」などと規則の変更を検討するよう求める声が相次いだ。県教委は「検討会の設置は26日の教育委員会定例会を経て決める」と述べるにとどめ、規則の変更については明言しなかった。

〈教育警察=藤根正典委員長(八人)〉
 県教委は、県外から入学した生徒のうち八校116人の保護者が県内に居住していなかったと報告。県教委の組織運営に問題があったと説明した。委員からは「県外から生徒が入学できるように規則を改正すべき」との意見が出た。

 【越境入学】
 県教委は、12日の県立高校入学者選抜制度検証会について、教育関係者から「県内の中学生の進路実現を優先してほしい」と越境入学を懸念する声が出た一方で「県外入学者で学校規模を維持できる」と容認する声もあったと説明。26日の県教委定例会で意見を聞き、制度改正が必要と判断した場合は検討会を設置するとした。

 中森博文委員(自民党、四期、名張市選出)は「県外から志望する中学生が堂々と入学できるよう体制づくりを進めてほしい」と要望。今井智広委員(公明党、三期、津市)も「県外からの入学も認めて良いと思う」との見解を示した。

 廣田恵子教育長は「意見を集約し、県内の中学生が県立高校を卒業するという原点から考える」とした。

3360荷主研究者:2017/06/25(日) 11:04:17

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00431509
2017/6/10 13:30 日刊工業新聞
【電子版】QS世界大学ランキング、米MITが6年連続首位、東大は28位

 高等教育評価機関である英クアクアレリ・シモンズ(QS)による「2018年世界大学ランキング」が8日発表され、トップには米マサチューセッツ工科大学(MIT)が6年連続で選ばれた。2位以下もスタンフォード大学、ハーバード大学、カリフォルニア工科大学(カルテック)と4位までを米国の大学が独占。日本の大学では東京大学の28位が最高で、17年の34位から順位を上げた。

 日本の大学は100位以内に5校が入り、京都大学36位(37位)、東京工業大学56位(56位)、大阪大学63位(63位)、東北大学76位(75位)の順位だった(カッコ内は前回の順位)。

 そのほかは、名古屋大学116位(115位)、北海道大学122位(130位)、九州大学128位(135位)、慶応大学192位(216位)、早稲田大学203位(201位)、筑波大学250位(225位)、広島大学322位(297位)、神戸大学351位(369位)、東京医科歯科大学367位(329位)など。

 QSの世界大学ランキングでは今回、世界の980大学を対象に、研究面での評判(40%)、企業など雇用市場での評判(10%)、教員と学生の人数の比率(20%)、教員あたりの論文被引用率(20%)、外国人教員の比率(5%)、留学生比率(5%)を基準に評価している。

 アジアではシンガポールの南洋工科大学と国立シンガポール大学がそれぞれ11位、15位と躍進し、トップ10入り目前。続いて、中国の清華大学が25位、香港大学26位、香港科学技術大学30位、ソウル大学36位(京大と同順位)、北京大学38位、復旦大学40位、KAIST(韓国科学技術院)41位などとなっている。中国の大学は100位以内にこれまでで最多となる6校が入ったほか、政府による予算増などでロシアの大学のランキングも上昇した。

 一方、5位から8位まではケンブリッジ大学はじめ英国の大学が入ってはいるが、76校中51校で順位を下げた。今後についても、英国のEU離脱が大学の国際化にマイナスに働くのではと見られている。その半面、英国の大学出身者に対する企業の評価は高いという。今回も同43校で企業の評価が上昇し、ケンブリッジ大も企業の評判のスコアは同率トップだった。

【世界大学ランキングのトップ20[カッコ内は前回の順位]】
1位 MIT(米)[1位]
2位 スタンフォード大(米)[2位]
3位 ハーバード大(米)[3位]
4位 カルテック(米)[5位]
5位 ケンブリッジ大(英)[4位]
6位 オックスフォード大(英)[6位]
7位 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)(英)[7位]
8位 インペリアル・カレッジ・ロンドン(英)[9位]
9位 シカゴ大(米)[10位]
10位 スイス連邦工科大チューリヒ校(スイス)[8位]
11位 南洋工科大学(シンガポール)[13位]
12位 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(スイス)[15位]
13位 プリンストン大(米)[11位]
14位 コーネル大(米)[16位]
15位 シンガポール国立大(シンガポール)[12位]
16位 エール大(米)[15位]
17位 ジョンズ・ホプキンス大(米)[17位]
18位 コロンビア大(米)[20位]
19位 ペンシルベニア大(米)[18位]
20位 オーストラリア国立大(豪)[22位]

(2017/6/10 13:30)

3362とはずがたり:2017/06/27(火) 19:05:42
思い切ったなあ。。
せめて2週間ぐらい欲しい気がするけど,一つの興味深い実験ではある。
成績上がったりしたら日本全国に広がりそうだ。

2017.6.22 22:27
夏休み「10日間」になる? 静岡・吉田町が独自策 教員の長時間労働解消を狙う?
http://www.sankei.com/life/news/170622/lif1706220057-n1.html

 教員の長時間労働解消に向け、静岡県吉田町は来年度から町立小中学校の夏休みを「10日間程度」に大幅短縮する独自の負担軽減策に乗り出す。年間の授業日数を増やし、1日当たりの授業時間を減らすのが狙いで、23日には保護者対象の説明会を終え、詳細な検討を始める。問題解消の処方箋となり得るのか、取り組みの行方に注目が集まる。

 「安心して外に働きに出られる」「夏に家族で出かけられなくなる」

 吉田町が19日から行っている説明会では、夏休みを大幅短縮する計画に保護者から賛否の声が上がった。

 同町では昨年度は30日近くあった夏休みが今年度は24日間に短縮。さらに来年度は半分以下の日数になるため、当事者の子供たちからは不満の声も上がる。

 2月に決定した町の計画では、年間授業日数を今年度の210日から来年度は220日以上まで増やし、代わりに1日の授業時間を短縮。授業以外の業務に着手する時間を早め、時間外勤務を減らしたい考えだ。夏休みだけでなく、計33日間の春・冬休みも30日程度に短縮する。

 町教委によると、教員は夏休み中も補習や水泳の指導、部活動などで出勤しているが、希望者のみが出席するため、規定の年間授業日数にカウントされない。担当者は「カウント対象になる全ての児童生徒が出席する通常の授業を行った方が、負担が減ると判断した」と説明する。

 昨年度の文部科学省調査によると、全国で時間外勤務がおおむね月80時間超を目安とする「過労死ライン」に達している教員の割合は、小学校で約3割、中学校では約6割に上った。

 同町でも時間外勤務は小学校が月平均57・6時間、中学校は90・1時間に。さらに小学校では、次期学習指導要領(小学校は平成32年度全面実施)の外国語教育強化策で、総授業時数が140時間(1単位時間は45分)増え、一層の負担増が確実となっている。

 計画実施により、時間外勤務の月平均を小学校が40時間以内、中学校が60時間以内まで減らせると見込んでおり、町教委は「教員は十分な授業の準備時間を確保し、子供の学力向上につなげてほしい」と話す。

 公立中での教員経験を持つ東京学芸大教職大学院の今井文男特命教授は「子供は夏休みに考えたり体験したりして生きる力を養うが、学校に縛られると、それもできなくなる。学校教育に偏らないよう家庭教育とのバランスを考えるべきだ」と指摘している。

3363とはずがたり:2017/07/04(火) 14:19:07

「Z会」が「増田塾」を買収、難関私立大対策を強化
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170703-00000078-jnn-bus_all
TBS系(JNN) 7/3(月) 17:50配信
 通信教育の「Z会」を運営する増進会出版社は、東京都や神奈川県などで難関私立大学向けの学習塾・増田塾を展開している「MYFRONTIER」の全ての株式を取得し、完全子会社にしたと発表しました。

 株式の取得は先月30日付けで、買収額は公表していません。

 増進会出版社は今回の買収について、「教育のニーズが多様化する中で、顧客に幅広いサービスを提供するため」だとしています。(03日15:41)
最終更新:7/3(月) 21:29

3364荷主研究者:2017/07/09(日) 11:04:06

http://www.sankei.com/region/news/170628/rgn1706280013-n1.html
2017.6.28 07:04 産経新聞
九大総合研究博物館、資料・標本が散逸の危機 移転後の保存先決まらず 福岡

 九州大学箱崎キャンパス(福岡市東区)の総合研究博物館で保存する資料や標本が、散逸の危機にさらされている。キャンパスは平成30年度までに同市西区に移転するが、移転先で博物館の新設予定はなく、保存方法も決まっていない。数百万点に及ぶ資料には、希少なコレクションも多数含まれているだけに、関係者は強い危機感を抱く。(高瀬真由子)

 白亜紀のアンモナイトの化石や、弥生時代を中心とした3千体以上の人骨、世界的学者が収集した鉱物や、新種の基準となった昆虫の標本。九大には、各分野の第一人者が収集し、研究に使われた資料が保存されている。

 九大は100年以上の歴史をもつだけに、蓄積した資料は膨大だ。増加を続けることもあって正確な点数は分からないが、把握できているものだけで750万点に上る。これらの資料を、総合研究博物館や各学部で管理する。

 博物館は平成12年、貴重な資料を、教育などに有効活用しようと、箱崎キャンパスに設置された。資料の一元管理を目的に、データベース化を進めた。さらに「開かれた大学」を実現しようと、研究成果を地域に公開する役割も担った。

 文部科学省の意向もあり、同様の博物館は九大以外の旧帝大にも設けられている。

 博物館のある箱崎キャンパスは30年度までに伊都キャンパスへ全面移転する。

 しかし、移転に際して、博物館や収蔵資料をどうするかは白紙状態だ。関係者によると、新たな保存施設を建設するにも、費用のめどが立っていないという。

 今後、大学内の検討委員会で対応を協議する。博物館側は、全学部の共有スペースを活用し、資料の一部を保存する案などを、選択肢の1つとしている。

 博物館のある担当教授は「温度や湿度管理を必要とするデリケートな資料も多い。仮置きであったとしても、きちんと保管できる場所でなければならない。調整は難航すると思う。移転は迫っているのに、お先真っ暗だ」と打ち明けた。

 九大には、日本昆虫学会や日本古生物学会など、複数の学会や機関から、資料を適切に保存するよう求める文書が届いた。いずれも資料の学術的価値の高さを指摘し、散逸を防ぐよう要望している。

 過去には、他の博物館に資料を譲るケースもあった。適切に管理できる団体に譲渡するのは一つの手段だが、「知の蓄積」が、九州外や海外に流出する結果も招きかねない。

 鉱物の展示を手掛けてきた同大大学院助教、上原誠一郎氏(鉱物学)は「博物館には、鉱物を見学に、米国や日本各地の研究者が訪れる。資料は授業でも活用している。一度失うと二度と手に入らないものばかりで、散逸は絶対に防ぎたい」と語った。

 鉱物資料の中核は、明治から昭和期に、九大教授だった高(こう)壮吉氏が収集した。質・量ともに優れ、日本の三大鉱物標本に挙げられるという。

 学術的資料は、単に保存するだけでなく、系統立って収集・整理されているかが重要となる。今はほこりをかぶっていても、研究内容の変化によって、再評価されるケースもある。

 移転という一大プロジェクトの中で、貴重な資料を失ってはならない。

3366荷主研究者:2017/07/09(日) 11:27:21

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00434182
2017/7/3 05:00 日刊工業新聞
文科省、「指定国立大」に東北大・東大・京大を選定

 文部科学省は2017年度からの新制度「指定国立大学」で東北大学、東京大学、京都大学の3大学を指定した。世界最高水準の教育・研究・社会貢献を目指す大学として、財務基盤と人材多様性などの先進的な構想が評価された。文科省は学長の裁量経費的に使える初年度予算計10億円で支援する。

 指定国立大は研究、社会連携、国際化すべてが国内トップレベルの7大学が申請していた。このうち東京工業大学、一橋大学、名古屋大学、大阪大学は「指定候補」となり、各大学が構想を再度練り上げ、17年度末をめどに再審査可能とした。

 今回指定された3大学は、改革構想と同時に土地や資産運用、学生の定員管理などで規制緩和を希望。省令改正などによる実現に向けて文科省と議論する。

 指定を受けた3大学の特徴として、例えば東北大・青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)が産学連携のイノベーション拠点であることが注目された。材料、スピントロニクス、未来型医療に加え、災害科学研究は世界的に価値が高い。

 東大は日本のシンクタンクとしての機能や世界的課題に挑戦する意識で存在感がある。データを使い大学運営の調査分析をする「インスティテューショナルリサーチ」機能も本格化している。

 京大は総括副学長(プロボスト)制が目を引いた。学長が資金獲得など渉外を担当、プロボストが学内運営を率いる米国大学スタイルだ。研究では人文社会科学の卓越性が期待されている。

(2017/7/3 05:00)

3367とはずがたり:2017/07/09(日) 22:48:17
大学の学費が高騰を続ける2つの理由
プレジデントオンライン 2017年7月8日 11時15分 (2017年7月9日 11時10分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170708/President_22490.html

“少子化が進み、誰でも大学に入れる「全入時代」になって久しい。学費の高騰が続くなか、奨学金やローンを借りてまで、大学進学する価値はあるのか。

■国立大学の学費は16年間で6割増加
少子化で子どもの数が減っているのに、なぜ学費は上がっているのか――。そんな疑問を抱く人も多いだろう。事実、国立大学の授業料は、1990年の33万9600円から53万5800円へと約6割も上昇。「国立大学に入学してくれれば何とかなる」という親の期待は通用しないのかもしれない。
大学は全入時代と言われて久しく、入学希望者が入学定員を下回る状態の大学は増え続けており、「2018年問題」でさらに加速する可能性もある。下げ止まっていた18歳人口が再び減少に転じると予測されているからだ。「需要が減れば価格が下がる」というのは経済の基本原理だが、学費においてはなぜそれが通用しないのか。
日本総研経営戦略クラスター長・主席研究員の東秀樹氏は「国の政策転換が学費の値上げにつながっている」と指摘する。
そもそも国立大学の運営費は、国の「運営費交付金」がその多くを占める。16年度で約44%だ。この交付金が年々下がっている。「これは04年に国立大学が法人化され、受益者負担へと政策が転換されたからです」(東氏)
国立大学は、高等教育への機会均等を確保するために設置されているが、国の財政が厳しいことから「一定の受益者負担を求めよう」ということだ。実際、法人化された04年度から16年までの12年間で1470億円(11.8%)の交付金が削減されている。削減された分を授業料の値上げで賄ってきた。
「15年12月、文部科学省はこのまま交付金の削減が続くと、国立大学の授業料が31年度には年間約93万円になると試算を公表し、物議を醸しました。のちに文部科学省はあくまで計算上の数字で実際に上がることを決定したのではないと撤回しましたが、財政が厳しいなか、今後政府がどれだけ教育に財源を割くことができるかは難しい問題です」(東氏)
年間約93万円とすれば、さらに約40万円の値上げを想定していることになる。国税庁の調査をもとに概算すると、会社員の平均月収は約35万円(15年分)。約54万円という現在の学費は月収の約1.5倍。学費が約93万円まで上昇すれば、月収の約2.7倍に。そこまで学費を負担して大学に通わせる意味があるのか、という費用対効果としての疑問も生じる。
国立大学の「運営費交付金」に当たる私立大学の「私立大学等経常費補助金」の支給はほぼ横ばいだが、もともと支給金額が少なく、収入の多くを学生からの学費で賄っている現状がある。一方で人件費や設備費、研究費などの経費が年々かさんでいるため、私立大学でも授業料の値上げが続いている。

3368とはずがたり:2017/07/09(日) 22:48:32
>>3367-3368
■進学は金銭的価値が重視される時代に
「大学に通う価値を親子で考え直してみる必要があるでしょうね」(東氏)
東氏によると、大学を卒業した場合の価値は金銭的な価値と非金銭的な価値に分けられるという。金銭的な価値の代表は、「生涯賃金の上昇」だ。学費を上回る収入増があれば進学の価値がある。対して非金銭的価値の代表は「学歴」だ。進学率が低いときには、「大卒というだけでいい会社に就職できる」「周囲から尊敬される」などのメリットがあった。
「全入時代にあっては、非金銭的な価値は、今までと比較して相対的に下がりますから、金銭的価値がより問われる時代になります」(東氏)
労働政策研究・研修機構の発表によると、引退までの生涯賃金は高卒男性が約2億4500万円。対して大学・大学院卒の男性は約3億2000万円と明らかに多い(図表2左)。しかし、これは平均値。ファイナンシャルプランナーの菅原直子氏はこう指摘する。
「高卒で従業員数1000人以上の大企業に就職した場合と、大学・大学院卒で従業員数10〜99人の中小企業に就職した場合で見ると、高卒のほうが生涯年収は高くなります」(図表2右)

■東大と下位大学、生涯賃金で7600万円の差
大企業に就職できないのであれば、大学進学は意味がないとも言える。大学別に年収を見てみるとどうか。転職サービス「DODA」の調査によると、平均年収ランキングのトップ10には難関大学が並ぶ(図表3)。東京大学と下位の大学では年収で200万円近い差が生じている。この差が変わらないとすれば、22歳から60歳までの38年間の生涯賃金では7600万円の差が出る。
「家計に余裕がある場合や給付型の奨学金を獲得し学費負担に無理がない場合には、子どもを大学進学させてもいいでしょうが、家計が厳しい場合には、進学する意味があるか、しっかりと考える必要があるでしょう」(菅原氏)
東氏は、子どもを大学に進学させる意味があるかどうかを判断するために「今後は2つのリテラシーが欠かせなくなる」という。ひとつは情報リテラシーだ。今後は大学や学部によって、金銭的な価値が大きく左右される可能性が高い。たとえば、いま話題のAI(人工知能)の進化で数多くの職業がなくなると言われている。このような時代の流れに対応した職業選択をするためには、情報を収集して判断するリテラシーが求められる。
もうひとつは金融リテラシー。学費を賄う方法として、さまざまな奨学金やローンがある。借りるべきか、借りるならどれが最も有利なのか、判断するリテラシーが必要だ。また、子どもの判断能力を養うことも重要だ。
「親が知っている範囲で構わないので、『この仕事ならこの程度の収入が得られる』ことを子どもに教え、職業の選択をイメージしやすくすることも大切」(菅原氏)だという。
大学を卒業しても正社員になれず、奨学金の返済に苦しむ新社会人が多い。そんな思いをさせないために、進学時点での選択が重要になっている。
(向山 勇)

3369とはずがたり:2017/07/11(火) 10:59:02
基本賛同する筈の無い競争相手にアンケとっても答え解りきってて意味ないやろw

<獣医学部>既存大学、新設に賛同なし 過剰供給を懸念
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170710/Mainichi_20170710k0000m040119000c.html
毎日新聞社 2017年7月10日 00時33分 (2017年7月10日 10時24分 更新)

3370とはずがたり:2017/07/12(水) 15:31:35

<森友学園>別の幼稚園でも不正受給の疑い
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170708k0000e040180000c.html
07月08日 08:27毎日新聞

<森友学園>別の幼稚園でも不正受給の疑い
森友学園が開校を断念した小学校=大阪府豊中市で2017年6月19日、本社ヘリから幾島健太郎撮影
(毎日新聞)
 大阪市の学校法人「森友学園」が経営する塚本幼稚園の補助金不正受給問題に絡み、学園系列の別の学校法人が運営していた「開成幼稚園」(同市住之江区、休園中)も、大阪府の補助金約700万円を不正受給した疑いが強いことが、府関係者への取材で分かった。府は不正が確認された分が返還されなければ刑事告訴や資産の差し押さえも検討する。

 開成幼稚園を運営していたのは学校法人「籠池学園」で、理事長は森友学園前理事長の籠池泰典氏。関係者によると、塚本幼稚園の専任教員数に応じて支給する補助金を調査したところ、不正受給と判断した高等森友学園保育園との兼任以外に、開成幼稚園との兼任が疑われる例があった。文書の保管義務のある2011年度から、幼稚園が休園した13年度までの補助金計約6517万円のうち、約700万円が不正受給の疑いがある。

 府は5月、塚本幼稚園への補助金約6186万円分をだまし取ったとして、籠池氏を詐欺容疑で大阪地検特捜部に刑事告訴した。【岡崎英遠】

3371とはずがたり:2017/07/13(木) 15:10:51
こんなクソ大学とっとと潰せよなあ。。

加計学園に文科省が5年間補助金支給へ、系列2大学が奇跡的な確率で「私立大学研究ブランディング事業」に選定
http://buzzap.jp/news/20170711-kake-mext/
2017年7月11日19:45 by shishimaru

3372とはずがたり:2017/07/16(日) 21:57:06

大学紛争くずれがごろごろしてゐて左翼の雰囲気の講師陣が自慢の河合塾だったのにこう云ふ記事は哀しい。河合塾も余裕が無くなって来たのかなあ・・

「有給休暇を取った」河合塾講師の年収が激減した話
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00010012-bfj-soci
7/14(金) 20:24配信 BuzzFeed Japan

有給休暇、とれてますか?
大手予備校の河合塾で講師をしていた岡田浩一さん(58)は今年3月、「2017年度から授業を減らす」と宣告された。受け入れなければ、契約は終わりだ、という。岡田さんは2016年度は、90分授業を週6コマ、150分授業を週2コマ持っていた。このうち90分授業を週2コマ減らすーーこれは年収でいうと90万円近い減額になる。岡田さんは「納得がいかない」として東京地裁に裁判を起こした。いったい何が起きていたのか。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

岡田さんは1994年に採用された後、ずっと河合塾で世界史講師の仕事を続けてきた。今回、2コマ減らされた表向きの理由は、「授業のアンケート結果」と「塾内で許可なく文書を配ったことの懲戒処分」だった。

だが、岡田さんには、ほかに思い当たる節があった。岡田さんはこのところ、河合塾の講師の「働かされ方」に疑問を持ち、あれこれと会社側に注文をつけていたからだ。

たとえば、岡田さんは2016年に25回、有給休暇を取った。
岡田さんは河合塾と1年更新の「雇用契約」を結んでいた。そこでは「有給休暇:有り」と明記されている。

だが、岡田さんによると、「有給休暇は、体調不良や冠婚葬祭以外に、事実上取得できない状況」だという。

塾講師が休むというのは、どれほど難しいことなのか?
10年以上前の話だというが、岡田さんは妻が乳がんになり、手術に立ち会うことになった。手術の日程そのものは授業とかぶってはいなかったが、もし、不測の事態になれば、授業を休むことになるかもしれない。そこで、あらかじめ授業を休講にしてほしいと要望したが、「休講は許可できない」と拒否された経験がある。

また、ある講師からは、妻の出産に立ち会いたいと要望しようとしたところ、校舎長から「評価が下がる」「言わない方が良い」と言われて断念したというエピソードも聞いたという。

この2件のエピソードの当時は、契約形態が「業務委託」だったため、「有給休暇」は付与されていなかった。だが、「有給休暇が付与されても、休みにくさという意味では変わらない」と岡田さんは言う。

そもそも塾講師の場合、有給休暇を取れば、イコール「授業を休む」ことになる。生徒にも迷惑がかかり、講師から積極的には取得しにくいものだ。だが、会社側から積極的・計画的に有休を消化しろといった指導を受けた覚えはない。

これでは「絵に描いた餅」だ。
岡田さんはそう考えて、折々に有給を取りやすくすることを要望し、改善提案などをしてきたが、聞き入れられなかった。そのためあえて、「問題提起」として、実際に有休を取るという行動に出た。

3373とはずがたり:2017/07/16(日) 21:57:24
>>3372-3373
25回の取得は、前もって河合塾側に相談して許可を得た上での取得だった。生徒側に迷惑をかけないように配慮し、毎週木曜日の授業を休むという形にして、代替の講師を用意してもらったという。

こうした行動に出たのは「おそらく、私が初めてだと思います」と岡田さんは話す。

「世間でも話題になっていますが、いわゆるオフィスワーカーと違う形で働く労働者が、どのような形で有給休暇を取得するのかを、もっと考える必要があるのではないでしょうか」

「有給休暇を取った」河合塾講師の年収が激減した話
岡田さんが配り、処分を受けた名刺の裏面
目をつけられた?
岡田さんは他にも、生徒を「お客様」とは呼ばない方が良いのではないかと提案したり、講師向けの飲料自販機が有料になったことに抗議したりと、あれこれと異議を唱えたりしていた。

許可なく配った文書というのも、実は「自分の名刺の裏面」に「河合塾に労使協議会をつくりましょう! 河合弘登理事長は愛知県労働委員会の命令を実行して法令を遵守してください!」などと書いていた、という話だった。

雇い止めと同じ?
岡田さんは「元の条件で契約すべきだ」と訴えて、2コマ減での契約は結ばず、7月14日、東京地裁に裁判を起こした。「予備校講師の権利を守るため、裁判を決意した」と岡田さんは言う。

有期雇用の契約を、雇う側が一方的に更新しないことを、「雇い止め」という。

契約を更新するかどうかは、通常であれば、お互いの考え次第ということになっている。

ただし、有期雇用契約が反復継続されてきた場合には、雇い止めをするために「客観的に合理的な理由」が必要で、さらにそれが「社会通念上相当」でなくてはならない。こうした条件をクリアしない雇い止めは無効となり、従前の条件で契約が結ばれたものとみなす。こういうルールが労働契約法19条で定められている。

岡田さんの代理人、指宿昭一弁護士は「今回のケースはまさにこれだ」と主張する。

一方、河合塾の広報担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、「訴状が届いていませんので、現時点ではコメントを差し控えさせていただきます」としていた。

有給休暇は労働者の権利だが、厚労省の平成28年就労条件総合調査によると、取得率は48.7%しかない。有休取得率の向上は社会的な課題になっている。

3375荷主研究者:2017/07/17(月) 23:27:29
>>3374
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00435326?isReadConfirmed=true
2017/7/11 05:00 日刊工業新聞
文科省、起業家育成で新事業 5大学グループ採択

http://tohazugatali.web.fc2.com/education/img1_file5963.jpg

 文部科学省は10日、起業家教育の2017年度新事業「次世代アントレプレナー育成事業(EDGE?NEXT)」で、東北大学、東京大学、名古屋大学、九州大学、早稲田大学をそれぞれ主幹機関とする五つのコンソーシアム(共同事業体)を採択したと発表した。孫正義育英財団(東京都港区)の資金で海外に学生を派遣するなど、民間資金を導入した事業としても注目される。

 次世代アントレプレナー育成事業は大学生や大学院生を対象にした起業家教育事業。デザイン思考などの座学・演習や米スタンフォード大学など先進大学のプログラムに参加する「海外武者修行」、帰国後の起業に向けたビジネスモデルの仮説検証、試作品開発などを支援する。

 前身事業「グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGE)」は13の大学で個別に実施していたが、新事業はコンソーシアム単位で実施。東大、九大、早大のコンソーシアムは前身事業での高評価の取り組みを強化する。東北大、名大のコンソーシアムは地域連携を打ち出した。

 東北大グループは北海道大学や京都大学の海外連携プログラムをつなげ、東北・北海道地域の文系大学を巻き込んで社会課題解決に取り組む。東大は学際融合の特徴がある筑波大学、女性リーダー育成のお茶の水女子大学などと組んだ。

 名大は東海地区の産学連携コンソーシアムを母体に活用。九大はアジアに近い九州と関西の大学を結ぶ。早大は文系と理系を融合する人材を養成する。

(2017/7/11 05:00)

3376とはずがたり:2017/07/18(火) 09:07:39
何?この逝っちゃったネーミングは。。。┐('〜`;)┌

2017年7月12日
香川大学が2018年度から「創造工学部」新設 大学ジャーナルオンライン編集部
http://univ-journal.jp/14824/

 香川大学は、2018年度からの創造工学部の新設、経済学部の改組について文部科学省から認可するとの内示があったのに伴い、記者会見を開いて概要を説明した。

 長尾省吾学長が創造工学部の新設、経済学部の改組について報告するとともに、今回の改革を「香川県や地域経済界の要望を踏まえて行うもので、若者にとって魅力ある学修の場にしたい」と意気込みを語った。
続いて筧善行副学長(研究・評価担当)が高校生や企業を対象とした新学部設置に関するニーズ調査の結果を説明、「入学したい」と答えた高校生、「卒業生を採用したい」とした企業がそれぞれ入学定員を上回り、ニーズが十分にあることを示した。

 香川大学は2018年4月、創造工学部の新設など4つの組織改編を計画している。創造工学部は改革の柱で、入学定員330人。従来の工学部は4学科で構成していたが、1学科にして「造形・メディアデザイン」「建築・都市環境」「防災・危機管理」など7つのコースに分ける。経済学部は定員を現在より50人少ない250人にする。

 全国の国立大学医学部で初めての臨床心理学科の設置、大学院農学研究科の改組は、追加の書類を提出して引き続き審査を受ける。

2017.7.7 07:00
香川大学に新学部「創造工学部」設置認める内示 30年度スタート
http://www.sankei.com/region/news/170707/rgn1707070055-n1.html

 国立の香川大学は6日、文部科学省に設置申請していた平成30年度スタートの大学改革4点のうち創造工学部設置と経済学部改組について、大学設置・学校法人審議会(設置審)を経て認める内示があったことを発表した。文科省に設置報告書を提出し、学生募集活動を行う。

 新学部の創造工学部は改革の柱。入学定員は330人。従来の工学部は4学科からなっていたが、1学科にして「造形・メディアデザイン」「建築・都市環境」「防災・危機管理」など7つのコースに分けている。

 新たな価値を創造するデザイン思考能力と、リスクを管理するリスクマネジメント能力を併せ持つ次世代型工学系人材を養成するのがコンセプト。新分野の人材育成を強化する。

 全国の国立大医学部で初めての臨床心理学科設置、希少糖を核とした大学院農学研究科の改組の2点については引き続き、審査を受ける。

 会見した長尾省吾学長は「設置審からの質問については、回答書を今週中には文科省に発送する予定。8月中旬から下旬にかけて結果を公表できるのではないかと予想している」と述べた。

3377とはずがたり:2017/07/19(水) 20:59:11
なるほどね。此処でも日本の仕組みは共産主義的だ。
アメリカでは個人レッスンの部分で家庭の所得が利いてきてしまいそうだ。
日本のみんなで同じ練習するのと引き換えに第二次大戦期的な根性主義が這入り込む余地がありそうだ。

冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
アメリカの部活動は、なぜ「ブラック化」しないのか
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/07/post-928.php
2017年07月18日(火)16時00分

<日本と同じように部活動が過剰になる要素もあるアメリカだが、試合や発表の機会に重点が置かれていることなどで「ブラック化」は避けられている>

日本の中学や高校における部活動は、ともすれば練習時間が長時間に及んだり、勝利至上主義に陥ったりする問題点を抱えています。アメリカでも事情は同じです。例えば、スポーツの場合は大学の体育会からスカウトされる可能性があり、その場合は奨学金がつきますし、大学での活躍はプロ入りに直結することになります。

一方で、オーケストラやマーチングバンド、演劇、ミュージカルといった部門では、州大会や全国大会があり、活躍すれば、パフォーマンス・スクールや音楽学部への進学に有利になります。進学ということでは、名門大学をはじめとする多くの大学において部活の活動履歴は重要な要素です。さらに、フットボールやバスケットボールなどの花形種目の場合、試合で勝っていくことには全校の期待、いや町を挙げての期待がかかることもあります。

ですから、アメリカの「部活カルチャー」というのは、一歩間違えば「ブラック化」する要素は十分にあるわけです。では、どうやって「過剰さ」を防止しているのでしょうか?

一つは、校内での部活動あるいは選択教科としての活動と、地域での校外活動の役割分担ができているということがあります。つまり、校内活動が全てをカバーすることはしないという考え方です。例えば、オーケストラにしても、野球にしても、マシン打撃で速球に慣れるとか、バイオリンの音程や運弓が上手になるという「個人のスキル向上」の部分は、個人教授つまり民間に委ねられています。

一方で、部活の機能は集団での成果を実現する場、発表会を目指した合奏指導や、対外試合が中心となります。ですから、部員個人の技術向上のために顧問教諭が長時間の指導をしたり、指導スキルの訓練を受けていない上級生が無理に教えたりということはありません。

具体的には何をやっているのかというと、ひたすら試合をしているのです。例えば野球部などのチームスポーツの場合は、一つの高校に代表チーム(Varsity)、準代表チーム(Junior Varsity)、一年生チーム(Freshman)という3つのチームが設定されていることが多く、それぞれが、それぞれのトーナメント戦に参加します。ですから、野球部なのに先輩の試合中は応援をし、先輩の練習中は球拾いといった「生産性の低いアクティビティ」はしていません。

3378とはずがたり:2017/07/19(水) 20:59:24
>>3377-3378
音楽の場合も、各パートが上手に弾けるというところまでは、個々人の責任であり、部活や授業での活動は全体合奏が中心になります。ちなみに、オーケストラなどの場合は、演奏会における席次は完全実力主義になっていて、個々人の演奏をビデオに撮って顧問に送り、顧問はその仕上がり具合を見て席次を決めるというようなことも行われています。

もう一つは、多くの活動や組織が重なり合っているという設計です。例えば、スポーツの場合は、通年で活動しているのは陸上部などごく一部です。野球は春のシーズンだけ、フットボールは秋だけ、バスケは冬だけというのが、アメリカの高校生の部活の季節感になっており、反対に運動神経の良い生徒は、3種類ともやっているというケースは多いのです。

ヤンキースの若きスラッガー、アーロン・ジャッジ選手なども3つともやっていたそうで、3種目ともに大学のスカウトが見に来たそうですし、多くのプロ野球選手が高校時代にはフットボールとの「掛け持ち」をしています。反対に、一年中同じメンバーで野球をやっているということはありません。

野球を一年中やりたい生徒も中にはいるわけで、その場合は、「春は学校の部活」「夏休みの地域代表チーム(アメリカン・リジョンなど)」「秋冬の校外活動チーム(東海岸の場合、ベーブ・ルース・リーグ、ルー・ゲーリック・リーグなど)」という具合で、様々なチームに属していくことになります。

音楽もそうで、オーケストラの場合は、学校の中で各パートのトップ奏者になると、顧問の先生から「州中部の代表オケを受けてみたら?」といった示唆があり、入りたい場合はオーディションを受けて挑戦する、さらに州全体のオールスター楽団などもあり、そこでトップを弾いていると受験に有利とか、色々な競争があります。どれも純粋実力主義なので、スキルは個人で練習するなり、個人教授を受けて磨かなければいけません。

そんなわけで高校の部活がやたらに長時間になるというのは避けられているのですが、それでも陸上部の熱血顧問とか、フットボールの鬼コーチというのは存在しています。そうした場合、シーズンになると毎晩帰宅が遅い(何時間もかけて公式戦に遠征するので)とか、陸上の場合は一年350日練習があるといった格好で、顧問教諭に負荷がかかるということはあります。

この点に関しては、とにかく「先生の情熱頼み」というところがあり、それだけでは回らなくなっていることから、アメリカでも学校の部活に民間の指導者を導入する動きが始まっています。現在は「スポーツ指導者の公的な資格」制度をどう設計するかが検討されています。

このように校外活動との役割分担を行い、個々の生徒が参加する活動が複数にわたるようにすることで、極端な「ブラック化」を防いでいるのが、アメリカの部活動では特徴的です。

3379とはずがたり:2017/07/24(月) 22:00:49
青学女子短大が募集停止=志願者減で19年度以降
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-170724X766.html
17:10時事通信

 青山学院女子短大(東京都渋谷区)は24日、2019年度以降の学生募集を停止すると発表した。18歳人口の減少や女子の4年制大学志向の強まりを背景に、志願者が減っていたことなどが理由。同年度以降に青山学院大に新学部を設置し、短大が実施してきたことなどを発展的に移行させるとしている。

 同短大は1874年に「女子小学校」として開設され、青山女学院への改組などを経て、1950年に女子短大として設置された。短大のこれまでの学科卒業生は約6万。出身者に女優の山口智子さんや脚本家の大森美香さんらがいる。

3380とはずがたり:2017/07/26(水) 22:56:51
研究者が非常勤講師として虐待を受けているのには胸が痛む。無期限雇用が拡がる事を期待する。ってか私学の雄,早稲田にはその位の社会的責任が有っても良いのでは無いか。潰れかけの私学では無いんだから。

2017.07.26
早稲田大学で起こった「非常勤講師雇い止め紛争」その内幕
悲鳴を上げる大学雇用
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52333
田中 圭太郎 ジャーナリスト

プロフィール
ジャーナリスト、ライター。1973年生まれ。大分県出身、東京都在住。97年、早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒。大分放送を経て2016年からフリーランスとして独立。「上阪徹のブックライター塾」第1期・第3期修了。インタビュー・執筆・書籍のライティングなどを手がける。http://tanakakeitaro.link/

名門・早稲田大学で、2017年4月まで続いていた、大学と非常勤講師の4年間にわたる闘争をご存知だろうか。

3000人以上いるといわれる非常勤講師を5年で雇い止めすることなどを目的に、2013年3月に突如、強引な手段で就業規程の導入を試みた早稲田大学。これに対して、非常勤講師らが、刑事告発や刑事告訴といった手段で対抗。早稲田大学の「違法行為」が露呈した結果、2017年4月、非常勤講師側の勝利に終わったのだ。

急速な少子化と国からの予算削減などで、厳しい経営を強いられる私立大学が増えているなか、大学の教師・講師の「雇い止め」という問題が深刻化している。早稲田大学が非常勤講師の雇止めに踏み切ろうとしたのには、一体どのような背景があったのか――。

非常勤講師は5年でクビ…?

「早稲田大学は、非常勤講師との契約を全員5年契約に変えて、雇い止めしようとしているのではないか」

早稲田大学のごく一部の非常勤講師のなかで、そんな噂が飛び交ったのは、2013年3月初旬のことだった。文学学術院で週に2コマフランス語を教えている大野英士さんも、その一人だ。

大野さんは東京大学を卒業後、30歳を過ぎて早稲田大学の大学院に進学し、フランスの大学で文学研究の博士号を取得した。2000年に帰国したが大学に職はなく、なんとか探し当てたのが、早稲田大学の非常勤の仕事。2002年から始めて、第二文学部(当時)で非常勤講師として2コマ授業を持つにいたった。

それから10年以上が経過しても、常勤になるどころか、担当する授業は1コマも増えなかった。早稲田大学だけではとても生活ができないため、他にも複数の大学で非常勤講師をしながら暮らしていた。この時、58歳。

そんな時に耳にしたのが、自分を含む非常勤講師を「5年で雇い止めにする」との噂だった。

早稲田大学に籍がある非常勤講師は3700人、実際に教えているのは2700人とみられている。全員を5年で雇い止めにするのは、大学の運営上考えにくく、大野さんはその噂をにわかには信じられなかった。

一方、この年(2013年)の4月1日、非常勤講師を含む非正規労働者に大きな影響を及ぼす法改正が控えていた。改正労働契約法の施行である。

この法改正では、有期の労働契約について、画期的なルールが新たに3点定められた。

1点目は、非正規労働者の契約が更新されて5年を越えた時には、労働者から申し入れがあれば、期間の定めがない無期労働契約に転換すること(18条)。
2点目は不合理な条件による雇い止めを制限すること(19条)。
3点目は、有期契約労働者と無期契約労働者の労働条件を、不合理に相違させることを禁止する(20条)。

3381とはずがたり:2017/07/26(水) 22:57:01

ごく簡潔に言えば「5年以上同じ非正規労働者を同じ職場で雇う場合、無期労働契約にしなさい」とするもので、正規雇用を促す法律といわれる一方、無期契約雇用はしたくないという会社側(経営側)が、5年をめどにその労働者との契約をストップ、つまり「雇い止め」をするケースが増えるのではないかと懸念されていた。
 
それまで、早稲田大学の非常勤講師は1年契約で、特に問題がない限り、70歳まで契約更新して働くことができた。改正されても単に「1年契約」が「無期契約」になるだけなので、非常勤講師に影響はほとんどない。だから、早稲田大学にとっても自分にとっても、この法改正はあまり関係がないだろう――大野さんはそう思っていたという。

ところが3月19日になって、驚くべき連絡が入った。早稲田大学が、4月1日から非常勤講師の雇用契約期間を「上限5年」とすることと、それまで制限のなかった、担当できる授業の数を「上限4コマ」にすることを表明した。噂は本当だったのだ。

改正労働契約法が施行されれば、5年後には大学は非常勤講師との「無期契約」を結ばざるをえなくなる。だから、施行前に、非常勤講師全員を5年契約に変えることで、それを阻止する考えだったようだ。

(労働条件は変わらないのに、なぜ大学はそんなことをするのだろう)

大野さんは理解に苦しみ戸惑う一方、自分の身を守るためにも情報収集に動きはじめた。

なぜ突然の「雇い止め」に…?

大学の方針が初めて明らかになったのが3月19日。この日、噂を聞きつけた「首都圏大学非常勤講師組合」が申し入れて、団体交渉が開かれたのだ。団交には労働法の専門家である佐藤昭夫・早稲田大学名誉教授(2016年に没)が、組合をサポートするために同席していた。

冒頭、大学の清水敏副総長(当時)は次のように説明した。

・今まで存在しなかった就業規程を作成し、2013年4月1日から実施する。
・非常勤講師、客員教員の雇用契約期間の上限を通算5年とする。
・2014年度より、非常勤講師が担当する授業の上限を1週間で4コマとする。

この就業規程が実施されると、5年後の2018年3月には、多くの非常勤講師が一斉に雇い止め、つまりクビにされることになる。加えて、授業の上限が4コマになることも大きな問題だった。

授業1コマの報酬は、週1回授業をして月に約3万円。無論、生活ができるわけもなく、複数のコマを持つことが当たり前となっており、早稲田大学では10コマ以上担当している非常勤講師も少なくない。そのようななかで、仮に10コマ担当している人が4コマに制限されると、単純計算で収入は月30万円から12万円に減少してしまう。生活が崩壊するレベルの不利益変更である。

大学は長年授業を支えてきた非常勤講師を、なぜ突然、このような形でふるいにかけようとしたのか。なぜ、突然就業規程を作成しようとしたのか。

もちろん、無期契約雇用者を増やしたくなかったのが一番の理由だろう。さらに、のちに大野さんが多くの資料を集めていくなかで、もうひとつの理由を読み解くヒントがあった。大学が改正労働契約法対策について検討を始めたのは、2012年11月に開かれた、学術院長(学部長)会議からだ。議事録には、次のような記載があった。

「(法改正の前に)常勤・非常勤の差異による役割や職務内容の違いを明確にし、労働条件が異なることを合理的に説明できる状態である必要がある」

この記述から大学側は、労働契約法の改正により、20条で禁止される非常勤と専任の「不合理な労働条件の相違」が問題化することを恐れていたと推測できる。

3382とはずがたり:2017/07/26(水) 22:57:15

前述の通り、改正法の20条では「有期契約労働者と無期契約労働者の労働条件を、不合理に相違させることを禁止する」とある。つまり、改正法が施行されれば、根拠なく非常勤と専任の差をつけることが許されなくなるため、両者の違いを記した就業規程を作成し、これを認めさせようとしたのだ。そうすれば、両者に労働条件の差があっても、「合理的」となる。

「違法行為」を否定しなかった早稲田大学

さて、団交の席では、大学側の就業規程作成の手続きが問題になった。

労働契約法では、事業所に労働者の過半数で組織する労働組合がない場合、就業規程を作るためには「労働者の過半数を代表する者」の意見を聞かなければならない、とされている(違反すれば30万円以下の罰金が科される)。

早稲田大学には、労働者の過半数で組織する組合は存在していない。非常勤講師は教員全体の約60%を占めているが、この団交の時点では、ほとんどの非常勤講師は今回の決定を知らない状態だった。にもかかわらず大学側は、団交の場で「すでに過半数代表者の意見は聞いている」と話し、組合側を驚かせたのだった。

大学側の説明では、過半数代表者を選任したい旨と、過半数代表者の候補者7人の名前を書いた文書を、2月14日に非常勤講師の控室にあるメーリングボックスに配布したという。同時に、大学のポータルサイトにも掲示し、2月28日までに回答を求めていたと主張し、そのうえで反応がなかったのだから、手続き上問題ないと主張した。

しかし、このとき大学は入試試験の真っ最中。2月末までは非常勤講師は学内には入れないため、誰もその文書を見ることはできなかった。結局、文書が本当に配布されたのか、サイトに掲示されたのかの確認はとれなかった。

何よりも大学側が「労働者の代表」として指名した7人の候補者は専任の教員ばかりであり、非常勤講師はそこに入っていなかった。大学は「過半数代表者の選任」を恣意的に進めたのだ。

団交の場で組合側がその点を指摘すると、なんと清水副総長は違法性を隠さなかったという。

「非常勤講師の就業規程を制定するのに、手続き通りにやろうとした時、これは事実上できません」

つまり、早稲田大学ほどの規模になると、非常勤講師の人数が多いので、法で定められた手続き通りにできない、と公言し、強引な手法について認めたようだ。

ついに刑事告発へ

団交を経てもなお、大学側はあくまで就業規程の導入を譲らなかった。組合側に同席していた佐藤名誉教授は、労働法の権威と呼ばれる清水副学長の師匠にあたる。その佐藤名誉教授が「実際問題として本当に代表者から意見を聴くことができなかったのか。1年延期して、その間に法令に従った手続きをすればいいのでは」と提言したが、大学側は方針を変えず、交渉は決裂。3月25日に就業規程を労働基準監督署に届け出て、すぐに非常勤講師全員に新たな就業規程を郵送したのだ。

ほとんどの非常勤講師は、郵送されてきた文書を見て初めて、自分たちの身に起きたことを知った。その動揺は一瞬で広がったという。

佐藤名誉教授と非常勤講師組合の委員長は、違法行為を承知で無理を通そうとする大学に対して、大きな行動に出る。4月8日、早稲田大学の鎌田薫総長以下理事18人を、労働基準法違反の疑いで東京地検に刑事告発したのだ。

団交の内容を詳細に聞いた大野さんは、早稲田大学内の非常勤講師に今回の事態を周知し、大学と闘う賛同者を集めた。そして6月21日、大野さんら早稲田の非常勤講師17人も、鎌田総長ら理事18人を新宿労働基準監督署に刑事告訴した。

また、それまで早稲田には非常勤講師の組合がなかったが、9月には非常勤講師100人以上が集結し、非常勤講師組合による早稲田ユニオン分会が立ち上がった。大野さんは代表に就任し、連日情報収集や交渉に走ることになる。

日本語非常勤も巻き込んで

闘争の過程で大野さんは、自分たち非常勤講師よりも、さらにシビアな待遇で仕事をしている非常勤の教員の存在を知った。それは、外国人留学生に日本語を教える「日本語非常勤インストラクター」と呼ばれる講師たちだった。

インストラクターは、非常勤講師に先駆けて、契約期間を上限5年とする就業規程を2009年に導入させられていたのだ。2014年3月にはついに5年が経過し、20人が雇い止めとなっていたことがわかった。

3383とはずがたり:2017/07/26(水) 22:57:26

しかも大学は、就業規程を作る際、過半数代表者に意見を聞かないばかりか、この就業規程自体を労働基準監督署に届けてもいなかった。これは明らかな違法行為だったが、問題にされることはなかったようだ。おそらくこの時の「成功体験」をもとに、非常勤講師の場合にも同様の手段で進めようと思ったのだろう。

また、大野さんはインストラクターを支援する過程で、彼らの1コマあたりの報酬が非常勤講師の約半分しかないことを知った。自分たちよりさらに弱い立場で働かされたうえに、雇い止めをされていることに驚いたという。非常勤講師組合はインストラクターを守るため、届け出ていない就業規程を適用した労働基準法違反の疑いで、早稲田大学と鎌田総長らを新宿労働基準監督署に刑事告訴・告発した。

格差はっきり

闘争のなかでは、「専任教授」と「非常勤講師」間の驚くほどの格差も明らかになっていった。これこそまさに大学側が隠したかったものだろう。非常勤講師らもうすうすは知っていたものの、まさかここまでのものだったとは、と驚きを隠せなかったという。

非常勤講師組合が2007年に発表した調査結果によると、非常勤講師の平均年齢は45.3歳、平均年収は306万円。44%の人が年収250万円以下だった。

一方早稲田の専任教授の年収は1350万円。専任教授の就業規程によれば、義務とされている授業のコマ数は週4コマである。

非常勤講師が4コマの授業を担当した場合、1コマ約3万円なので、年収は144万円。同じように大学院を卒業して、場合によっては非常勤講師の側は博士号をもっており、専任教員はもっていないにもかかわらず、その年収には10倍近い開きが生じるのだ。

非常勤講師は、生活のためにコンビニなど他のアルバイトをしている者も少なくない。研究者というよりも、巷間言われる「高学歴ワーキングプア」でしかなかった。なぜこのような劣悪な待遇差が生まれることになったのか、少しだけ歴史を紐解いてみたい。

非常勤講師は、戦前、私立大学ができたときに生まれた役割・制度だと言われている。旧制大学に移行する前の、旧制専門学校の頃から、早稲田と慶應以外のほとんどの大学では専任の教員がいなかったため、帝国大学の教授を非常勤講師として招いた。(『大学の誕生』(上・下)天野郁夫著・中公新書)

一説によると、帝大の教授は兼業が禁止されていたので、大学は「お車代」を渡したという。授業の対価は報酬ではなく「お車代」だったのだ。

戦後、文部省は私立大学の設置を次々と認可した。私立大学は予算がないので、専任教員よりも非常勤講師を多く雇用し、人件費高騰を防いだ。

その後、1991年に当時の文部省が「大学設置基準等の大綱化」により、大学の設置基準を簡素化した。一般教育科目、専門教育科目、外国語科目などの開設が義務ではなくなり、多くの大学は教養や語学の授業を削減。また、兼任の教員の合計が、全教員数の半分を超えないようにする制限規定も廃止された。その結果、専任の教員になれる人の数は極端に減ってしまったのだ。

さらに1995年に経団連が発表した「新たな日本的雇用」の方針によって、日本全体に非正規雇用が増えたことはご承知の通り。いまでは非正規雇用は全労働者の約4割に及んでいる。大学もまたしかりだが、大学教員は非常勤が占める割合がさらに高く、半分を超えている。このようにして非常勤講師の「専業化」が進み、身分と収入が固定化されてしまったのだ。

薄給でありながら、「労働者」としても認められていないのが、日本の非常勤講師の実態なのだ。

大学の暗い未来

さて、早稲田大学の闘争では、非常勤講師の就業規程をめぐる告訴・告発は、2013年12月に不起訴となったものの、翌年開かれた検察審査会で「不起訴不当」と議決された。もし、起訴されてしまったら、大学の評判が下がることは避けられない。他の告訴・告発も含め、違法性を指摘される可能性が高まったことから、大学側は次第に態度を軟化させていったという。

3384とはずがたり:2017/07/26(水) 22:57:57
>>3380-3384
また、大学側の「自滅」もあったという。2013年7月には法学部の非常勤講師に、「5年間継続して勤めたら一学期休んでもらう」として、休職期間の希望を聞くアンケートが配られた。これは失業期間を設けて雇用継続の「期待権」をリセットし、無期契約への移行を回避しようと目論んだ「クーリングオフ」だった。厚生労働省が禁止している脱法行為だと指摘されると、大学側はすぐに撤回した。

また大学は「クーリングオフ」導入に失敗すると、今度は2014年度に商学部のカリキュラムを変えると称して、非常勤講師の語学授業のコマ数を削減する方針を通告した。しかし、代わりの授業を子会社に所属する講師が行うことがわかると、偽装請負の問題が生じて、闘争の結果、一定の金銭によって解決した。

このように大学側が「違法行為」を重ねたことで、大野さんら非常勤講師側は交渉を優位に進めた。そして、2017年4月までにすべての問題について非常勤講師側に有利な和解協定が結ばれた。和解によって、組合は告訴・告発を取り下げた。

結果、2014年3月以前から早稲田に勤務していた非常勤講師は、「無期雇用」への転換が認められた。それ以後に雇用された講師の上限は10年に。現在9コマ以上を担当している講師は引き続き同じ数を担当でき、それ以外の講師の上限は8コマとなった。非常勤講師の月給を10%引き上げることでも合意。

雇い止めされた日本語非常勤インストラクターも、70歳まで雇用されることとなった。制約はあるものの、当初大学側が突きつけてきた条件とは雲泥の差である。

筆者は早稲田大学にも話を聞こうと取材依頼を出したが、広報課は「非常勤講師の雇用の件で和解協定を結んだのは事実ですが、交渉の経過やその内容について私どもからお話するのは控えさせていただきます」と述べるにとどまった。
実は、早稲田大学だけでなく、同じタイミングで同様の提案を非常勤講師に対して行っていた大学も少なくなかった。が、早稲田が和解を受け入れたことで、雇い止めとコマ数削減を検討していた他の多くの大学も導入を諦めたのだ。早稲田大学内部での闘争ではあったが、その影響は日本の大学全体に波及した、といっていい。

だが、非常勤講師の立場はいまだに「危ういもの」だという。

政府が今年6月に閣議決定した、「経済財政運営と改革の基本方針2017」(骨太の方針)では、今後、私立大学の再編を促進していくことが明記された。大学同士の統合を可能にする枠組みや、経営が困難な大学が円滑に撤退できる仕組みづくりの検討が進められることになった。

また経済財政諮問会議や、財務省の財政制度等審議会からの提言を受けて、私立大学に配分されている補助金を見直し、就職率など教育の成果によって配分に差をつけることも盛り込まれた。(内閣府ホームページ2017年6月9日)http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/2017_basicpolicies_ja.pdf

目下、全国に600ある私立大学の44.5%が定員割れの状態にあるとされるが、今後はそうした不採算大学について、国が主導して定員の削減や大学再編が行われる可能性が高まってきている。

名門である早稲田大学でも、非常勤講師の大量雇い止めの危機が起こったのだ。他の大学で「合理化」「スリム化」の名のもとに、様々な施策が提案・導入されることは、想像に難くない。すでに人知れぬところで進められているものもあるはずだ。

急速な少子化が進む中では、早稲田とて将来経営が安泰というわけではなく、さらなる合理化が必要だ、ということも分からないではない。が、議論を重んじるべき大学で、その手続きを軽視したやり方が進められたことには、違和感を覚えざるを得ない。

早稲田大学の非常勤講師の闘争から見えたのは、多くの大学から悲鳴があがる暗い未来だった。

3385とはずがたり:2017/07/27(木) 22:02:26

籠池氏「ほとんど黙秘した」 自宅で取材に応じる
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00000105-asahi-soci
7/27(木) 20:56配信 朝日新聞デジタル

 大阪地検特捜部による事情聴取を終えた学校法人森友学園(大阪市)の籠池泰典前理事長(64)は27日夜、大阪府豊中市の自宅で朝日新聞などの取材に応じ、「質問に対してはほとんど黙秘した。(取り調べは)初めてのことなので、状況を把握しておきたかった」と振り返った。

 事情聴取は午後1時15分から始まったという。検察官からは「なぜ小学校をつくろうと思ったのか」などの質問もあり、それには答えたという。

3386とはずがたり:2017/07/29(土) 06:50:48

高校無償化、朝鮮学校除外は違法…大阪地裁判決
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170728-00050081-yom-soci
7/28(金) 11:26配信 読売新聞

 大阪朝鮮高級学校(大阪府東大阪市)を国が高校授業料無償化の対象から除外したのは、平等に教育を受ける権利の侵害だとして、学校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」が、国の処分取り消しなどを求めた訴訟の判決で、大阪地裁は28日、国の処分を取り消し、学園を無償化の対象にするよう命じた。

 西田隆裕裁判長(三輪方大(まさひろ)裁判長代読)は「教育の機会均等とは無関係の外交的、政治的意見に基づく処分で違法、無効だ」と述べた。

 同種の訴訟は東京など全国5地裁・支部で起こされ、判決は2件目。19日の広島地裁判決は「国に裁量の逸脱があったとはいえない」として、広島朝鮮高級学校側の請求を退けており、判断が分かれた。

 2010年4月に導入された無償化制度では、外国人学校も文部科学相の指定を受ければ対象となる。しかし、国は13年2月、大阪を含む全国10の朝鮮高級学校について、「在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)や北朝鮮との密接な関係が疑われ、就学支援金が授業料に充てられない懸念がある」などとして不指定を決定。さらに、文部科学省令を改め、無償化の対象となる外国人学校から朝鮮学校を外していた。

 文科省によると、昨年5月1日時点で、朝鮮高級学校は全国に11校(休校1校)あり、生徒数は1389人。

3387とはずがたり:2017/07/30(日) 19:33:56
学校・教育行政・自治体
同志社大学の名物教授が「突然の退職」を通告されるまで
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51247
【ルポ・大学解雇】
田中 圭太郎 プロフィール

3388とはずがたり:2017/07/31(月) 11:22:19
関学意外に低いね,名城・関西外大高っ。

高校生が「志願したい大学」、関東は早大 関西・東海は
http://www.asahi.com/articles/ASK7F6V3LK7FUTIL05M.html?ref=yahoo
2017年7月31日08時05分

 高校生が「志願したい大学」の1位は、関東では早大、関西では関西大と近畿大、東海では名城大――。リクルート進学総研の「進学ブランド力調査」でこんな結果が明らかになった。(片山健志)

 同総研が2008年から実施している。早大は、昨年まで8年連続1位だった明大に代わって9年ぶりにトップになった。近畿大は初めての1位。

 調査は4月。リクルートの進学情報サービスの会員のうち、関東、関西、東海地区の高校3年生計7万4千人に郵送し、志願したい大学を四つまで選んでもらった。約11%にあたる約7900人が回答した。

 関東で08年に1位だった早大が、明大と入れ替わったのは同年9月のリーマン・ショック後。再び逆転した理由について、同総研の小林浩所長は「景気が悪い時期は併願はあまりできなかったが、景気回復に伴って『あこがれ校』も受けようというすそ野が広がったのではないか」とみる。

 関西では初回の調査から2位だったが、初めて関西大と並んで1位になった近畿大について、小林所長は「継続した改革で、活気があるイメージが高校生に届いた」と推測する。関西大は10年連続1位だった。

 東海1位の名城大は「新キャンパスや新学部開設で幅広い人気を得た」(小林所長)という。東海では10年を通じ上位10校の半数以上が国公立大で、昨年1位の名古屋大が2位だった。

     ◇

■「志願したい大学」ベスト5

【関東】
①早大
②明大
③青山学院大
④慶大
④日本大
④立教大
⑦法政大
⑧上智大
⑧中央大
⑩東洋大

【関西】
①関西大
①近畿大
③同志社大
④神戸大
⑤大阪市立大
⑥大阪大
⑦関西学院大
⑧立命館大
⑨龍谷大
⑩関西外国語大

【東海】
①名城大
②名古屋大
③中京大
④南山大
⑤静岡大
⑥三重大
⑦岐阜大
⑧愛知大
⑨名古屋市立大
⑩名古屋工業大

※リクルート進学総研調べ

3389とはずがたり:2017/07/31(月) 17:37:45
全国には胡散臭い学校法人や社会福祉法人経営者だらけの筈。一方で補助金は性善説に基づくばらまき・濡れ手に粟状態でとんでもない事になってるのでは無いか。

籠池前理事長ら逮捕へ=補助金不正受給の疑い―出頭求め取り調べ・大阪地検
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-170731X705.html
17:14時事通信

 学校法人「森友学園」(大阪市)が国や大阪府の補助金を不正受給したとされる事件で、大阪地検特捜部は31日、籠池泰典前理事長(64)夫妻を逮捕する方針を固めた。同日午後から籠池氏と妻の諄子氏に出頭を求め、取り調べを開始。容疑が固まり次第逮捕するとみられる。特捜部は27日に初めて夫妻の事情聴取をしていた。

 特捜部は6月19日に国の補助金約5600万円を不正受給した補助金適正化法違反容疑と大阪府の補助金約6200万円の詐欺容疑で学園が運営する塚本幼稚園や大阪府豊中市の籠池氏宅を家宅捜索。押収資料の分析とともに現理事長で長女の町浪氏や施工業者ら関係者の聴取を進めていた。

 国の補助金は学園が豊中市の国有地に開設を計画した小学校の木造校舎建設に関するもので、3種の契約書を作成して水増し請求した疑いが浮上。府の補助金については、塚本幼稚園で専従教員数や障害などで支援が必要な園児数を偽って申請したと指摘されている。

 補助金の申請手続きは籠池氏が主導したとされ、特捜部は直接事情を聴いたことでより容疑が深まったと判断したもようだ。妻の諄子氏についても、幼稚園の副園長を務めるなど、運営に深くかかわっていたとみられ、聴取し立件を検討している。

3390とはずがたり:2017/07/31(月) 18:11:59
大阪府の私立学校認可時期、従来より半年前倒しへ 森友学園問題受け、審査基準も厳格化
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1707270141.html
07月27日 22:44産経新聞

大阪府の私立学校認可時期、従来より半年前倒しへ 森友学園問題受け、審査基準も厳格化
森友学園の籠池泰典前理事長(奥)と妻の諄子氏=27日午後、大阪市福島区
(産経新聞)
 学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)の小学校設置認可をめぐる問題を受け、大阪府は27日に開かれた府私立学校審議会(私学審)で、私立学校の設置認可時期を、原則として開設前年度の9月末に6カ月前倒しする方針を示した。校舎建築や教員確保といった開校に向けた準備を早めに整えさせる狙いがある。パブリックコメント(意見公募)を実施し、来年にも正式に決定する。

 府は設置認可の審査基準の改正案も提示。改正案では、虚偽申請防止のために書類の原本確認や実印の押印などを求めるほか、校地や校舎に関しては文部科学省の通知を踏まえ、20年以上の賃借権の登記など一定の要件を満たす場合は借用も可とする。また、虚偽申請をした法人に対して、偽りや不正行為の判明から5年間は再申請を禁止する。

 私学審の答申については、条件が整わない場合は「継続審議」とし、条件付き「認可適当」という答申は行わない。すでに認可されたと誤解されないよう「認可適当」の文言を「適当である」に変更する。

 終了後、府教育庁の橋本正司(まさし)私学監は「提出された書類や関係者への確認をし、今回のような事態が二度と起こらないようにしたい」と述べた。

3391とはずがたり:2017/08/03(木) 15:13:23
S,A,B...でFかと思ってたw>こうした大学は、「FREE」の頭文字を取って、「Fランク大学」と呼ばれている

「教育困難大学」のあまりにもひどい授業風景
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00181672-toyo-bus_all
8/3(木) 5:00配信 東洋経済オンライン

 2016年度の高校生の大学・短大の進学率は現役で54.8%、過年度生を加えると56.8%に及んでいる。4年制大学進学率は毎年過去最高を更新し、短大、専門学校の進学者も含めると、高校から上級学校への進学者は約75%だ(2016年度文部科学省「学校基本調査」)。かつてのように、上級学校への進学はエリートがするものという概念は消え去り、「ユニバーサルアクセス」の時代が到来している。また、日本には現在、777校の大学があり、その内私立大学は600校(2016年度文部科学省「学校基本調査」)にも上っている。

 すべての大学は、大手予備校が実施する模擬試験の偏差値によって完全に段階分けされている。そして、受験偏差値の低い、つまり志願者の少ない大学は、入学が選抜機能を果たさずフリーに入れる状態になっている。こうした大学は、「FREE」の頭文字を取って、「Fランク大学」と呼ばれていることは、周知の事実だろう。

 急速に大学進学者が増加する中で、大学生の学力低下が話題になり始めたのは、2000年ごろのことだった。あれから15年以上経ち、現在は大学生の学力問題はあまり取りざたされなくなった。これまでの間に、大学生の学力が十分なレベルまで向上したというわけではなさそうだ。

■小規模大学で教えている教員の実話

 筆者の耳には、低い学力は当たり前のことと関係者があきらめた結果なのかもしれないと思わせる話が入ってくる。大学教職員から話を聞くと、今でも学力不足は解決していないことがよくわかる。それどころか、驚くほど無知な大学生がむしろ増加しているのではと危惧させるような現実がある。以下のエピソードは、スポーツに力を入れている関東地方の小規模大学で教えている教員の実話である。

 彼は、一般教養科目として日本の自然環境に関する授業を担当しているが、以前から、大学生に考えさせること、発言させることに重点を置いた授業を行っている。最近注目されている「アクティブラーニング」の先取りのように見えるが、実は、学生の授業中の爆睡を防止する苦肉の策でもあるのだ。しかし、彼のように学生を寝かせまいとする教員はむしろ少数派。多くの教員は、「静かに寝ていれば、周囲の迷惑にもならないので放置する」というスタンスである。

 日本の植生と生態系についての講義の際に、その教員は「日本の自然林にはどのような野生動物がいるか」と学生に質問した。指名した数名の学生が次々と瞬時に「わかりません」と条件反射のように答えた後、指名される順番ではない1人の学生が突然「ブタ!」と大声で答えた。

 日本の自然環境と生き物の関係は、今、大学生の学生たちは小学6年生の理科の「生き物とかんきょう」の単元で学んだことになっている。小学校の授業では生徒にとって身近に感じられることや地域の問題を題材として扱うことが多いので、近年、各地の住宅地や観光地で人間の生活に入り込んでいる野生動物の存在については、多くの学校で学ばれたことだろう。

 さらに中学の理科第2分野、高校の「理科総合」といった科目でも同様の内容をより深く広く学んでいるはずなので、当然、イノシシ、サル、シカ等といった回答が期待される。それなのに「ブタ」が出てしまうのだ。

■教員は冷静に対応するも……

 予想しない学生の言動への対応が苦手な大学教員も多いが、この教員は経験豊富なので、このような突発的な言動には慣れている。学生の発言を無視したり叱責したりせず、まず受け止め、そこから正しい回答を引き出すように心掛けている。

 そこで、「う〜ん、似てはいるな。でも、ブタは人間が改良して作ったもので、その基となった動物がいるよね。最近、住宅地にも出現して、ニュースになったりしている。その動物は何だろう?」と学生たちに質問を重ねた。すると、別の学生がすかさず「クマ!」と答えたという。確かにクマは日本の野生動物だが、ブタはそこから改良されたものではない。しかし、なんであれ学生が答えたことをよしとして、教員は授業を進めたという。

3392とはずがたり:2017/08/03(木) 15:13:39
>>3391-3392
 別の日の海岸地帯の地理的特徴に関する授業では次のようなことがあった。海から陸地に向かって吹いてくる強風から家屋や耕地を守る海岸防風林を創り出した先人の知恵に気づかせようと、「海からはどのようなものが陸地に向かってくるか?」と、この日もクイズのように尋ねた。

 海岸地形の自然環境の特徴については、すでに小学5年生の社会「わたしたちの風土」や中学社会の「地理的分野」で学習しているものである。いつものように、2〜3人が「わかりません」と瞬時に答えた後、次の順番の学生が「ハマグリ!」と明るく答えたそうだ。確かに、ハマグリは海岸で採れるが、決して海から向かってくるものではない。

 「ブタ」と答えた学生も「ハマグリ」と答えた学生も、授業のその場面には積極的に参加してはいる。「わかりません」の一言でその場をやり過ごそうとする学生より褒められるべきであろう。しかし、彼らの回答は脊髄反射的で、質問の意図を把握したうえで、それまでに提示された諸条件を吟味し脳細胞で考えたものではない。どちらの場合も答えた学生はいたってまじめな表情であり、いわゆる「ウケ狙い」で言った発言ではなかったそうだ。それ以上に、周囲の学生が何の疑問も持たず、「そうかぁ」という表情で答えた学生を称賛するようだったことに、教員はあぜんとしたという。

 この大学は、スポーツ推薦や指定校推薦で入学した学生が多い。1つのスポーツ競技だけを幼い頃から一所懸命にやってきて、ほかの勉強をする余裕がなかったのだろうか。あるいは、生まれてからずっと都会で育ち、大学生になるまでに森や海に行って周囲の自然を体験する機会がなかったのだろうか。学校の授業で学んだ知識だけではなく、自身の体験からも回答できるはずの質問なのだが。

 筆者も同じようなレベルの学生が入学している大学で授業を担当しているが、あるとき、首都圏の中小企業経営者から、真顔で「就職試験をやると、高卒生と大卒生の得点がほとんど変わらない。場合によると、高卒生のほうが高得点のこともある。大学生は4年間かけて何を勉強しているのですか?」と聞かれたことがあった。

■形骸化した「学士」を量産

 この企業はこれまで高卒生中心に採用していたが、近年、大卒生にも求人をかけるようになった。当然、いわゆる有名大学生の応募は少なく、会社側も地元の中小規模の大学生にターゲットを絞っている。その採用活動の中で発せられた質問だが、同様の思いを抱いている企業人は少なくないだろう。

 受験生の志願状況から見てみると、少数の大規模大学が10万人を超える志願者を集めている一方、志願者数が伸び悩み、経営のためにどのような学力の志願者でも受け入れている大学が多数存在する。このような大学には、「教育困難校」と呼ばれる高校の卒業生が多数入学している。大学進学率が低く大学入試が難しかった時期には、進学できなかった学力層を多数抱えている高校だ。筆者は、高校からの連続性を踏まえて、どのような学力の志願者でも受け入れている大学を、「教育困難大学」と呼びたい。

 それらの大学では、学習面だけでなくあらゆる場面で学生への指導が難しくなっている。4年間、学生がほとんど何も学ばないまま、形骸化した「学士」を量産して世に送り出しているのが現実だ。多方面で学生への対応に連日苦労している大学教職員は、全国に存在している。大学進学希望者への新しい経済的援助が考えられつつある今、本連載を通してリアルな現実の一部を描写することで、現在の大学が抱える問題の一端を、少しでも多くの人に考えてもらう機会になるよう願っている。

朝比奈 なを :教育ライター

3394荷主研究者:2017/08/06(日) 22:35:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170722_13029.html
2017年07月22日土曜日 河北新報
<重文指定>東北大建築 帝大時代の歴史今に

しっくいとれんがの壁、アーチ窓が特徴的な東北帝大付属図書館閲覧室(東北大提供)

 仙台市青葉区の東北大片平キャンパスにある明治から昭和初期の近代建築5棟。第二高等学校(旧制二高)、仙台医学専門学校(仙台医専)、東北帝大時代の歴史を今に伝える貴重な建造物群だ。

 東北帝大付属図書館閲覧室は1926年の建築で、化粧れんがとしっくいの壁、アーチ窓を連ねたロマネスク風の意匠が特徴。86年に大学の史料館になった。

 現在、本部棟として利用されている東北帝大理学部化学教室棟は32年に建てられた。表面を引っかいたタイルが張られ、昭和初期の大学校舎の好例だという。

 仙台医専六号教室と博物・理化学教室はいずれも04年建築の木造平屋。六号教室は中国の文豪魯迅が学び、「魯迅の階段教室」として公開されている。

 10年建築の旧制二高書庫は3階建てれんが造り。大学の文化財収蔵庫として今も使われている。

3397とはずがたり:2017/08/11(金) 16:13:18
出逢いバーから反政府デモ迄行動派なんでしょうな

安倍政権をジワジワ追い詰めた、前川喜平氏の「人間力」
https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-260190
04:30MAG2 NEWS

捨て身の覚悟で「加計学園問題」の告発を行った前川喜平前文科省事務次官。安倍政権は当時、すぐにメディアなどを使って前川氏への個人攻撃を始めました。しかし、メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんは、前川氏の発言にはウソ偽りが感じられず、あの「告発」以降、国民の心が急速に安倍政権から離れ始めたのは起こるべくして起こったことだと持論を展開しています。

安倍政権の支持率を急落させた前川喜平氏の人間力
「ここだけの内緒の話ですが、2015年9月18日の夜、国会正門前に私はいたんです。シールズの連中がね、ラップのリズムで集団的自衛権はいらない、とコールしている。私も一個人としてみんなに混じって声を出してました」

前の文科省事務次官、前川喜平氏が先日、福島市内で開かれたイベント「前川さん大いにかたる─加計・憲法・夜間中学などなど」で話した内容だ。

公衆の面前で「内緒の話」もあるまいが、そう言うからには今回が初披露なのだろう。

「集団的自衛権を認めるという憲法解釈は成り立たないし、立憲主義に反する。あってはならない解釈にもとづいて法律をつくったあの安保法制は憲法違反です。あの夜、一回きりでしたが、今日行かなきゃもうない、と。バレていないと思いますよ。バレていたら事務次官になっていなかったはず」

当時の前川氏は文部科学審議官である。翌年6月には事務次官にのぼりつめた。官房長、初等中等教育局長をへて順調に出世の階段をのぼっていた。その人が、安倍政権の新しい安保法案に反対し、参院本会議で可決されるのを阻止すべく声をふりしぼっていた国会前の集団の中に身を置いていたというのだ。

たしかに、幹部官僚の人事権を握る官邸がそれを知れば、即座に左遷させられたことだろう。

退職後とはいえ、元事務次官が時の政権に「行政を歪められた」と物申した衝撃と注目度の高さは、想像をはるかに超える。福島で開かれたこのイベントに、はるばる四国から参加した女性もいたほどである。

思い切った言動もさることながら、その人格がどのようにしてつくられたかに関心を持つ人も多いようだ。質問者のなかに「前川さんに興味があります」とはっきり言う婦人もいた。

とにかく前川氏の言うことは論旨明快、ウソ偽りが感じられない。だから、安倍首相をはじめ官邸や内閣府の面々が対照的に、胡散臭く見えてしまう。実際、安倍首相の人気急落には、前川氏の出現も大いに影響しているのではないか。

こと教育論に限っても、前川氏は安倍首相のアンチテーゼといえる存在だ。教育再生を謳い、「人づくり革命」と意味不明の新スローガンを繰り出した安倍首相は「国のために命を懸ける」人づくりを教育の眼目とする。

それに対し、前川氏は人それぞれの個性の違いを重視する。「いじめ」についても、道徳教育が足りないと安倍首相は考えるが、前川氏は違う。

この日のイベントで、参加者の一人が前川氏にこう質問した。

「前川さんは、いじめがひどいのであれば学校に行かなくていいと仰っていましたが、そう思ったきっかけは」

前川氏は自身の不登校体験を語りはじめた。親の仕事の都合で奈良から東京に転居した小学校三年生の時、東京の言葉や担任の先生になじめず、学校に行く直前になると吐き気や頭痛がして欠席した。

3398とはずがたり:2017/08/11(金) 16:13:29

当時、奈良の学校にはプールがなく、泳げなかった。プールのある東京の学校の水泳の授業が怖かった。四年生になって、別の学校に転校し、担任の先生が優しかったこともあって、ようやく溶け込めたという。そういう児童期の体験が、前川氏の教育観をつくりあげたのかもしれない。

「学校の規則や、人間を規格にはめようとする教育には抵抗感をもっていました…そういう人間が文科省で事務次官をやってはいけないのかもしれませんが…」

子供を規格に押し込めない教育。その実例として、前川氏が紹介したのは、大阪市立大空小学校だ。同小学校元校長、木村泰子氏によると「スーツケースではなく、風呂敷のような学校」なのだそうである。

前川氏は言う。「スーツケースのような一つの型に入れようとすると息苦しくなって逃げたくなる。大空小学校はどんな問題を抱えている子でもすべて受け入れて個別に対応する。どんな形の子供でもそれぞれの個性を生かしながらやわらかく一つに包みこんで共同体をつくっていく。そのとき、守るべきルールはたったひとつ。自分がされて嫌なことは他人にしない。それだけは守りなさい、と」

おそらく前川氏は、政府、文科省が進めている現実の教育とのギャップに悩みながらも、大空小学校のような教育が実際に行なわれていることに救いを見出していたのであろう。事務次官になっても役人は前例踏襲であるし、組織の論理から逃れることは難しい。そこに、安倍官邸のような締めつけが加わると、それこそ息苦しい。

「学校という仕組みからマインドが離れられないんです。親がなくとも、学校がなくとも、子供が学校以外の場所で学ぶのはいくらでも可能です」

学校に行かなければ不良だとでもいうような風潮を前川氏は戒める。加計問題での勇気ある発言と併せ、日本の官僚もまんざら捨てたものではないと思わせてくれる。

こういう視点を持つ人なら、現役の官僚だったころでも、国の最高権力者が古い道徳や国家意識を押しつけるかのような姿を見たとき、どう感じるかは自明のことだ。

安倍首相の明治憲法に回帰するような憲法観はもとより、「人づくり革命」とか「一億総活躍」とかいったスローガンであらわされる単眼的な人間観には大いなる疑問を抱いていたことだろう。

しかもその権力者が、ほとんど国としては必要としない獣医学部を特例的に新設することを決め、その事業を親友の経営する加計学園に担わせるための認可を、文科省に求めてきたのである。

加計学園が安倍首相はもとより自民党の有力議員の選挙を応援してきたことも知られている。学問や教育が、政治によって歪められる心配もあるのだ。

加計理事長と政治家。これはもう、絶望的に癒着した関係に見える。

松沢成文参院議員が数回にわたり国会で質疑を繰り広げたのが、加計学園グループの学校法人英数学館の敷地内に「自民党岡山県自治振興支部」という自民党の政党支部が存在することだ。

支部長は加計孝太郎氏。会計責任者、埋見宣明氏は岡山理科大同窓会の副会長。

事務担当者、小林正博氏は加計学園グループ・並木学院高校の校長。支部の支出の全てが政治活動費、組織活動費であり、何らかの政治活動が行われていたことは明らかである。

つまり、加計学園の英数学館に事務所を置いて政治活動をやっている。そのスタッフは学園の関係者ばかりということだ。

松沢氏は「教育基本法十四条の二に違反するのではないか」と7月10日の閉会中審査でただしたが、当時の松野文科大臣は例のごとく明確な答弁を避けた。そこで松沢氏は、参考人として出席していた前川喜平氏に「事務方のトップの経験者としてどういう見解をお持ちですか」と質問した。

3399とはずがたり:2017/08/11(金) 16:13:46
>>3397-3399
前川氏は「一般論としては」と断ったうえで、「学校の関係者、校長以下の教職員がそういった学校の立場で政治活動をするということは教育基本法に違反するおそれがあると考えております」と語った。

09年の安倍氏の衆院選挙で、加計学園グループは、傘下の岡山理科大学、千葉科学大学、倉敷芸術科学大学などに所属する事務職員を選挙運動の応援に動員した。

これに教職員組合が反発。「職場の上下関係において上位にあるものが行えば、強要の意図がなくとも下位のものは非常に断りにくい状況に追い込まれる。これは思想信条の自由に対する重大な侵害である」と、加計理事長あてにパワー
ハラスメントの調査を求める要求書を突きつけている。

学校法人が、事務職員を半ば強制的に特定の国会議員候補者の選挙運動にかかわらせるというのは、公職選挙法にもふれる問題ではないか。しかも国から多額の私学助成金を受けているのである。学校ビジネスを拡大するのに政治家を利用し、国からカネを引き出すという加計理事長の経営術は、教育のあり方を考え続けてきた前川氏と、根本精神からして相容れない。

前川氏のような教育観は、教育ビジネスの観点からすると旧態依然とした岩盤であるらしく、6月26日、国家戦略特区諮問会議の有識者議員らが記者会見したさい、竹中平蔵氏は前川氏を激しい口調で批判した。

「改革に反対する人たちが牙をむいてきた。前次官が記者会見で話した内容には、違和感がある。行政が歪められたというが、違うでしょうと。あなたたちが52年間も設置の申請さえ、させないということで、行政を歪め国際的に大きく遅れをとってしまった。だから国家戦略特区という枠組みで歪みをただしたのだ」

竹中氏の発言は、多くの国民が抱いている疑念について触れていない。客観的にことの経緯を見ていくと、全てが“加計ありき”で進められ、加計学園も認可されることを前提に早くから準備を始めている。異例な展開と特別扱いの背景に、安倍首相と加計理事長の親密な関係への官僚の忖度があったのではないか。そのような疑念は無視し、抵抗勢力による岩盤規制こそが元凶だと話をすり替える。

ならば竹中氏に問いたい。諮問会議において、今治市の提案が、いわゆる「石破四条件」に合致しているかどうか、すなわち既存の大学にはできない研究、教育内容を実現する確信が持てるまでの議論がなされたのか。

岩盤規制の改革はいいが、無条件に何でも認めるわけにはいかない。ゆえに獣医学部設置の条件を定め閣議決定したのが「石破四条件」である。これを無視していいわけがない。前川氏はその点について記者会見で疑問を呈したのだ。竹中氏はそれに答えていない。

官邸、内閣府、諮問会議は、加計学園の名前を伏せ「愛媛県と今治市」の提案として獣医学部新設を審議してきた。しかし8月6日の朝日新聞は、2015年6月に愛媛県、今治市から特区ワーキンググループがヒアリングしたさい、議事要旨に記載のない加計学園の幹部が実際には同席していたと報じている。

国民にはすでにバレている“加計ありき”の計画を、いつまでも隠そうとし、ウソの上塗りばかりしているから、政権中枢の信用は低下の一途をたどっているのだ。

このような政権が、いくら「人づくり」を叫ぼうとも、空虚に響くのはあたりまえだ。まして「○○改革」が陳腐になったから「○○革命」と言う。奇妙な言葉遣いで人をごまかそうとする政権には、前川氏でなくとも、あきれ果てる。

image by: WikimediaCommons

出典元:まぐまぐニュース!

3400とはずがたり:2017/08/11(金) 16:26:35
>>3396

パソナテックと愛媛大学 産学連携によるIT人材育成 『データサイエンス基礎コース』開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000458.000001465.html
8月6日(日) 愛媛大学にて「開講式」を実施
株式会社パソナテック 2017年8月2日 10時00分

IT・エンジニアリング分野に専門特化した人材サービス・アウトソーシングサービスを行う株式会社 パソナテック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 吉永隆一)と国立大学法人愛媛大学(本部:愛媛県松山市、学長 大橋裕一)は、人工知能技術の研究開発などを行う株式会社エクサインテリジェンス、愛媛県内の企業などと連携し、愛媛大学の学生に実践的なデータ分析の機会を提供する特別講座『データサイエンス基礎コース』を開始いたします。また8月6日には「開講式」を実施いたします。
昨今、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」や「AI」に関するサービスが広がっていることを背景に、IT人材の需要は増加しています。特に「IoT」や「AI」を活用するためには、ビッグデータの分析が必要となることから、日本国内ではデータサイエンティストの不足が課題になっています。

そこで、パソナテックと愛媛大学は、人工知能技術の研究開発などを行うエクサインテリジェンスや、愛媛県内の企業などと連携し、愛媛大学の学生を対象に、データ分析の技術などを学ぶことができる特別講座『データサイエンス基礎コース』を8月6日(日)より開始いたします。本講座では、統計学をはじめとするデータサイエンスの基礎知識やスキルについて講義を行うほか、実際に愛媛県内の企業で使用されているデータを用いた実践的なデータ分析演習を実施いたします。

パソナテックと愛媛大学は本講座を通じて、地方大学に通う学生にIT分野におけるキャリア構築の支援や、地元企業への就業機会の創出を目指してまいります。

3401とはずがたり:2017/08/19(土) 21:21:07
公立が躍進、京都の教育改革で何が起きたか 進学実績が劇的に変化
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/bizskills/toyokeizai-184628
08:00東洋経済オンライン

今、教育の世界で注目される自治体がある。京都――。古い歴史を持つ街だが、任天堂、京セラ、日本電産等のテクノロジー企業が本社を置く街でもある。

1869年、全国に先駆けて小学校が設立されたという歴史があるが、近年はというと、長く公立高校は進学実績で苦戦していた。ところが、それが今変化している。いったい何が起きたのか。

公立で起きた「堀川の奇跡」
京都は私学発祥の地と呼ばれ、東京と並んで私学が多いことで有名だ。その一方、公立高校はというと、進学実績などで私学に大きく水をあけられ、「国立大学に進学するなら私学に」といわれる時代もあったという。

その京都で2002年に「堀川の奇跡」と呼ばれる現象が起きた。公立の市立堀川高校の躍進だ。前年度の国立大学への合格者数は6人だったにもかかわらず、この年一気に106人まで増えたのだ。

直近2016年度の進学実績(現役生のみ)は国公立大学129人(内、東京大12、京都大32、大阪大7、神戸大9)、私立大学183人(早慶7、関関同立92)となっており、現役東大合格者数は同校過去最多。公立高校における東大・京大の現役合格率は全国1位だ。現在では、スーパーグローバルハイスクール(SGH)とスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校ともなっている。

同校の躍進の陰にはさまざまな取り組みがあったが、象徴的だったのは1999年に普通科と並んで「探究科」を設けたことだ。当時、京都市の教育長だった門川大作市長はこう話す。

「探究科は、特別な受験勉強をする学科ではありません。生徒は自らテーマを決めて、研究していく。そこに京都大学の大学院生や教師がサポート役として入る。研究していくうちに、生徒の心が変化していく。高校卒業後も研究を続けたい。そのためには基礎学力が必要だし、設備の整った大学に通いたい。そう考えるようになる子もいます」

探究科は「探究する力を育成する」学科で、具体的に育成しているのは「興味関心を持つ力」「課題を設定する力」「課題を解決する力」「他者に表現する力」。何を探究するかは、生徒一人ひとりが自分で見つけることになる。「探究基礎」という授業をカリキュラムに盛り込み、その授業では1年半かけて3段階の手順に基づいて進められる。

最初に行うのは、探究の「型」(探究の進め方や表現方法)を学ぶこと。次に学ぶのが「術」(具体的な調査技法。実験・フィールドワーク・資料の見方など)。そして最後に「道」(実際に探究活動を進めることで普遍的な探究能力を高める)を学ぶ。情報取得の基礎学習から問題解決の体験を経て、論文作成に至るまでの取り組みを進めるというものだ。

一般的な偏差値教育とは違う、個性的なアプローチだが、そのおかげで生徒は自分の探究心に沿って学び、その延長としての進学先を考えることができる。

この探究科は現在の総合的な学習の時間のようなものといえる。今日21世紀型スキルと呼ばれるような、論理力、思考力、協働する力、リーダーシップ評価の「ものさし」が明確に存在しない中での、先駆けた取り組みだった。

あくまでも生徒が中心で、周囲の大人は教えるのではなく、本人たちが考えるのをサポートする役目が大きい。当時教育長をしていた門川市長はこう話す。

門川大作市長

「1995年に起きた地下鉄サリン事件では、有名大学卒の容疑者たちが複数いた。それを見て、このような人たちを育てるような教育は絶対にしない。社会で何かしら人のために役に立てるような子どもを育てたい。子どもたちが30歳になったときにどのような生き方をしているか、それを考えながら教育していきたいと強く思った。堀川でできたことは、どこでもできると確信している」

公立の小中学校の改革
堀川の奇跡の後、京都では公立の小中学校の改革も進んだ。2004年に内閣府の構造改革特区制度を利用して「小中一貫教育特区」の認定を受けた地域において、小学校における英語科や小中一貫の読解カリキュラムを設け、小中の連続性を高め一貫教育の形をつくってきた。その結果、中学入学時に生活不適応を起こす「中1ギャップ」が緩和され、学力向上も見られたのだ。

3402とはずがたり:2017/08/19(土) 21:21:22
>>3401-3402
小中学校の改革の中で、特に注目したいのは御所南小学校だ。

同小学校は1995年に5つの小学校が統合し誕生した学校。御所南小学校の開校当初は662人だった児童数は、2016年度現在はほぼ倍増の1254人。人気化で児童数が増えており、学校施設は手狭で教室数も不足していることから、2018年に「御所東小学校」が開設される予定と盛況だ。

同小学校では、フィンランドの教育法を取り入れ、独自教科「読解科」を導入して課題解決能力等の育成に取り組んだり、地域との連携による総合的な学習の時間を柱とした教育課程に取り組むなど、先進的な取り組みが注目されている。

同校では保護者・地域が学校運営に参加する「学校運営協議会」を設けたコミュニティ・スクールが特徴的だ。2002年に地域と連携して「学校の裁量権の拡大」や「地域の学校運営への積極的な参画」などをテーマとした実践研究を同校で開始。健康安全部会や文化部会といった学校支援活動を行う「企画推進委員会」を設置したり、「学校関係者評価」を取り入れた。その目的は学校と地域相互の評価を基に学校運営を改善することだ。このようなコミュニティ・スクールは、2016年度末現在では全市立学校・園の約9割にあたる239校園に設置されており、全国最多となっている。

また学校運営協議会設置校では、10年以上前から教員公募制を採用している。異動や退職で教員に欠員が出た場合、学校は求める先生を市内の教員から公募することができる。候補者の面接には校長とともにPTAや学校運営協議会の代表も同席する学校もあるという。一般の学校現場では見られないほど関係者の参加意欲が高いと感じる。

また、1週間5日間連続の学校参観日「自由参観」を設けた。授業参観というと、指定された半日や1日が通常だが、5日連続にすることによって親にとって参加しやすくなる。ほかでは見られない取り組みだ。

小中学校の改革を経た今、御所南小学校、同校と同じ校区にある京都御池中学校、そして堀川高校に進学するのが公立では「エリート」、つまりアンテナの高い親がその学区に引っ越しをしてまでも子どもを入学させたいと考える進学先といわれるようになっている。

堀川高校と並んで西京高校も進学校として知られるようになっている。2016年度の合格実績は、272人の卒業生の内、東大・京大が29人、北海道大学・東北大学・名古屋大学・九州大学の旧4帝大が62人等、京都府内の公立高校の中でもトップレベルにある。

テクノロジーが教育に与える変化
このように変貌を遂げる京都の教育だが、一部の学校の偏差値を上げたことだけが成果ではない。不登校児童生徒に対するICTを活用した学習支援も特筆すべき点だろう。

京都府の公立小中学生で長期欠席者(年度間に30日以上欠席した者)は2015年度で3789人いるが、2007年度から、市立中学校に在籍する長期欠席の傾向にある生徒に、学校が教材を配信し、生徒が自宅で教材をもとに自学自習できるシステムを導入した。遠隔で学習指導を行うシステムが有効に機能すれば、一人ひとりの子とより向き合うことが可能になるだろう。

京都の児童生徒へのパソコン整備は児童生徒5.4人に1台と、政令指定都市では2番目、100万人を超える政令市では最も充実した台数を配備。2016年度から全小中学校の普通教室および全小学校のコンピュータ教室にタブレット型PCの整備を進めるなど、地道な取り組みも背景にはある。

約20年前に始まった、偏差値教育とは縁遠い「探究科」を設置するという取り組み。そして、地域ぐるみで課題解決に取り組む姿勢は、京都ならではのものだ。

2020年に小中高の次期学習指導要領が改訂され、小学校で教える内容が増える。たとえばプログラミング教育が始まるほか、5、6年生では英語が必修となる。ただでさえ教師の多忙が深刻化する中、自治体として何を重視し、取捨選択していくか。京都の取り組みには参考になるところがあるはずだ。

3403とはずがたり:2017/08/21(月) 20:05:30
加計獣医学部の図面流出…法外な建築単価のウソも露呈か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211431
2017年8月15日

 いよいよ森友疑惑とソックリの状況になってきた。文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)で認可判断の「保留」が決まった学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画。学園が申請していた教育内容について疑義が生じた――とされているが、設置審が判断を先延ばしした理由はそれだけじゃない。最近になって獣医学部施設の図面が流出し、そこに新たな疑惑が浮上したというのだ。

「加計学園獣医学部の施設図面が流出したらしい」。永田町でこんな話が駆け巡ったのは、7月24日に加計問題について2度目の閉会中審査が行われた直後だった。

「加計問題が長引いている理由のひとつは、加計学園や今治市がいまだに獣医学部施設の概要を公表していないことです。本当に『先端ライフサイエンス研究』が可能な施設・設備なのか、炭疽菌や結核菌といった厳重管理が必要な細菌やウイルスを扱う『バイオセーフティーレベル3(BSL3)』施設の構造や耐久性はどうなっているのかが、サッパリ分からない。しかし、図面が明らかになればこれらの疑問が全てが分かるため、流出情報が注目されたのです」(野党議員)

 なるほど、今治市や加計学園がどんなに「従来の獣医学部とは違う」と説明したところで、専門家が図面を確認すれば真偽は一発で分かる。既存の獣医学部と何ら変わらなければ、大ウソだったことになるのだ。

 それだけじゃない。施設や設備の中身以上に重要なのは、図面によって、相場の2倍以上といわれる「坪150万円」の建築単価の妥当性が白日の下にさらされることになるのだ。加計学園は、このバカ高い建築費を根拠に、今治市に96億円(うち愛媛県が32億円)の補助金交付を申請していた。仮に建築費の“水増し”が明らかになれば、森友の補助金不正受給事件と構図は同じ。大阪地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された森友前理事長の籠池泰典、妻・諄子の両容疑者は、国からの補助金5600万円余りを騙し取った――とされているが、加計問題はケタが2つも3つも違う。刑事事件に発展するのは間違いないだろう。そうなれば、そんなインチキ計画を認めた国家戦略特区諮問会議はもちろん、議長である安倍首相も責任を免れないのは言うまでもない。

 図面が明らかになるのは時間の問題。その時が安倍政権の終わりの始まりだ。

3404とはずがたり:2017/08/21(月) 20:05:41

加計獣医学部の図面で発覚 最上階に“豪華パーティー会場”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211875
2017年8月20日

 加計学園の獣医学部新設計画は、やっぱりデタラメだった――。

 愛媛県今治市で建設中の岡山理科大学獣医学部キャンパス。建築図面が流出したとのウワサが永田町を駆け巡っていたが、日刊ゲンダイは全52ページにわたるその図面を入手した。驚いたのは、最先端のライフサイエンス研究とは無関係な豪華“パーティー施設”が計画されていることだ。

 日刊ゲンダイが入手したのは〈(仮称)岡山理科大学 獣医学部 今治キャンパス 新築工事及び周辺工事 獣医学部棟〉と題された建築図面。作成者として加計学園関連グループ会社の「SID創研」と「大建設計」の名前がある。日付は平成29年3月。図面は全52ページの詳細なもので、7階建ての獣医学部棟の平面図や断面図、施設配置図や設備品まで事細かに記されている。

 1〜6階は講義室や実習室、実験動物飼育室などとなっているのだが、最上階の7階の図面には、教育施設として似つかわしくない表記が出てくる。「ワインセラー」「冷蔵ショーケース」「ビールディスペンサー」……。一体、何のための設備なのか。図面には「パントリー(配膳室)」と書いてある。隣は「大会議室」だ。つまり、会議室を“宴会場”として利用するための設備のようなのだ。

■立食なら100人規模のパーティー可能

 獣医学部キャンパスは今治市内でも高台にあたる「いこいの丘」にある。最上階ならかなり見晴らしがいいはずで、建物の北西に位置する「大会議室」からは瀬戸内海が望めそうだ。

 1級建築士に図面を見てもらったところ、会議室の大きさは「ホテルの宴会場」程度もあり、立食なら100人規模のパーティーが可能だという。まさか、加計孝太郎理事長は、海の見える最上階でワインを傾けながら、親友の安倍首相と「いやぁ、おかげさまで」なんて談笑しようと考えているのか。「男たちの悪巧み…」再び?

 こんな設備を大学に設ける必要があるのかどうか。元文科省審議官の寺脇研氏(京都造形芸術大教授)は、「加計理事長の趣味じゃないか」と言った上でこう続ける。

「ワインセラーやビールディスペンサーが大学内に置いてある例は聞いたことがありません。学生数が数万、数千人単位の“マンモス大学”なら、学部棟とは別に来賓施設があってもおかしくないでしょうが、生徒数1000人にも満たない獣医学部程度のキャンパスに宴会場なんて造る必要はありません。来賓パーティーをやるなら、市内のホテルを借りればいい。これは文科省の設置審査に引っかかりますよ。加計学園が教育や研究よりも、接待を気にしていると思われても仕方ないでしょう」

 どういう目的でワインセラーやビールディスペンサーが必要なのか加計学園に問い合わせたが「夏季休業中のため、休業明けに順次対応する」という返事だった。

 ただでさえ、獣医学部新設を巡っては、愛媛県と今治市の補助金算出の根拠となる建設費192億円に“水増し”疑惑が浮上している。膨らんだ建設費の一部が宴会場のためだとすると、ますます税金を投入する理由がなくなる。

 図面が明らかになった今、獣医学部新設の必要性、国家戦略特区とアベ友の闇がさらに深まったと言える。

3405とはずがたり:2017/08/21(月) 21:42:19
最後迄読んだら橘木先生が書いてて一寸吃驚した。

東京大学 エリートはどこへ消えた?――徹底解剖 日本の大組織
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170821/Bunshun_3757.html
文春オンライン 2017年8月21日 07時00分 (2017年8月21日 21時01分 更新)

3406とはずがたり:2017/08/21(月) 21:45:42
小林 哲夫
2017/05/12
早慶MARCHも津田塾も。大学ブランド「格付け」に異変あり
「学部」と「学部」がしのぎを削るブランド戦略
http://bunshun.jp/articles/-/2403?utm_source=excite.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink

 大学選びにおいて、親世代の価値観が子世代に通用しなくなってきている。一方で各大学は自らのブランド力を高め、より多くの学生を獲得すべく様々な方策をとっている。有名大学でさえ、昔のブランド力にすがっていては生き残ることが難しいのが現状だ。大学ブランドの変化から時代の変化が見えてくる。
(出典:文藝春秋オピニオン 2017年の論点100)

津田塾大が「2017年の勝負」に出た理由

 大学受験では親世代の感覚がおよそ通用しないケースが見られる。親世代が学生だったころ(おそらく、多くは1980年代)と現在では、私立大学の立ち位置が変わっているからだ。

 たとえば、女子大である。埼玉県内に住む受験生を持つ家庭で、娘が津田塾大、明治大に合格したとする。親は津田に通ってほしい。しかし、娘は明治に行きたいという。その理由は明治のほうが家から近い。学びたいテーマがある。元気な女子が多い。男子と交わり楽しい学生生活を送りたい。それにトイレがきれいでパウダールームまであるから、という。

 もちろん、津田塾大に魅力がなくなったというわけではない。少人数で行き届いた教育はいまでも高い評価が得られている。とくに語学の授業には定評がある。就職実績も良い。しかし、1990年代以降に広がった「女子大ばなれ」の影響を受けてしまった。両方受かって、立教大や明治大を選ぶ女子学生が出てきたのである。それが遠因となって、1980年代まで人気が高かった津田塾大、日本女子大、東京女子大、神戸女学院大も難易度が下がってしまった。

 だが、津田塾大も指をくわえて見ているわけではなかった。2017年、勝負に出る。千駄ヶ谷キャンパスに総合政策学部を新設する。東京体育館の目の前で、かつて津田スクールオヴビズネスがあったところだ。学部長には萱野稔人氏。現代思想が専門で、津田のなかではもっともメディアへの露出度が高いスター教授だ。巻き返しが功を奏して、総合政策学部は看板学部となるだろうか。

「在野」の早稲田はいつしか「官僚養成」ブランドに

 女子大がやや苦戦する一方、早慶上智、東京理科大、そしてMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)はブランド力を堅調に維持している。青山学院大は文系学部すべてを相模原から青山キャンパスに移したので、埼玉、千葉の受験生を取り戻した。

 では、中央大の多摩キャンパスはロケーションでハンディを抱えていることになるだろうか。通学には都心から1時間半は要するので、埼玉、千葉、神奈川の受験生はどうしても敬遠してしまう。しかし、学生の出身地をみると首都圏以外が4割近くいる。早慶MARCHのなかでもっとも多い。これは、多摩地区の家賃が都心よりも安い、大学周辺は自然に囲まれて喧噪感がない、という背景がある。中央大は全国区というブランド力を確立していた。

 さて、早慶である。大手予備校によれば、両方受かった場合、慶應を選ぶというデータが出ている。これは、慶應のほうが早稲田よりも大手金融機関、商社、メーカーなどへの就職実績が良いからといえる。たとえば、みずほフィナンシャルグループ就職者は慶應174人、早稲田118人(2016年)となっている。

3407とはずがたり:2017/08/21(月) 21:46:17
>>3406-3407
 では、早稲田の強みはどこか。「在野」「反骨」という建学精神とは裏腹に公務員になる学生が多い。国家公務員合格者(総合職、一般職)464人は全国トップ。東京都1類118人も群を抜いている(2015年)。官僚養成大学としてのブランド力を築いているのだ。

「グローバル学部」が看板学部になる時代

 早慶上智、東京理科大、MARCHレベルになると、大学そのものより学部間においてブランド力でしのぎを削っている様子が見てとれる。

 慶應の看板学部はと問われれば、親世代は経済学部と答える。しかし、いまや法学部のほうが人気は高い。偏差値も上だ。優秀な女子が入学してレベルを上げたという説がある。逆に振るわないのが、SFC(湘南藤沢キャンパス)だ。1990年代、華々しくデビューしコンピューター、語学教育のカリキュラムが充実していたため、メディアから大学教育の最先端ともてはやされた。起業家養成で注目されたこともある。だが、今となってはそれほど話題にならなくなった。

 早稲田大では国際教養学部に勢いが見られる。すべて英語で授業が行われており、原則として留学が必須となっている。就職実績も良い。上位に日本アイ・ビー・エム10人、三菱東京UFJ銀行8人、日本航空8人、三菱商事7人など(2016年)。

 親が学生だったころは、存在しなかった学部が意外にブランド力を持っている。たとえば、立教大経営学部である。立教大のなかではもっとも難易度が高い。経営学、会計学、商学という既存の学問へのアプローチよりも、グローバル企業で活躍できる人材養成を前面に打ち出したことで人気を集めた。

 法政大グローバル教養学部は1学年100人。法、経済、経営、社会などの学部に比べると、7分の1から8分の1以下である。徹底した少人数教育、英語による授業によって就職実績を高め、法政一むずかしい学部となった。

 関西の関関同立(関西学院大、関西大、同志社大、立命館大)も首都圏と似ている。同志社大グローバル・コミュニケーション学部とグローバル地域文化学部、関西学院大国際学部、立命館大国際関係学部など、学部レベルでブランド力の高まりが見てとれる。

 近畿大は3年連続志願者日本一を続けている。マグロの養殖、つんく♂の入学式プロデュースなどで、近大の知名度は全国的に広がっているが、関関同立の壁は厚くブランド力につながっていない。教育力を高め、それを、難易度、学生の進路にどう反映するかが課題だ。

 大学のブランド力は歴史と伝統、規模、難易度、教育内容、研究水準、教員の社会へ向けた発信度、学生の活躍、就職実績、OB・OGなどによって構築される。教育、研究の成果、結果で評価されるには時間がかかる。大学が新設学部などの新しい試みで本当のブランド力を付けるためには、最短でも10年が必要とされよう。逆にいえば、10年後、20年後、ブランド力が変わってしまうおもしろさが大学には秘められている。

出典:文藝春秋オピニオン 2017年の論点100

著者:小林哲夫(教育ジャーナリスト)

3409とはずがたり:2017/08/23(水) 16:48:05
全幼稚園・保育園で同様の詐欺がないか調べて自民党支持層故に甘やかされてきた幼稚園・保育園経営屋の豚どもを全員しょっぴけえぇぇヽ(`Д´)ノ

「森友」幼稚園:教員52人勤務実態なし 障害児支援担当
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%8C%E6%A3%AE%E5%8F%8B%E3%80%8D%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E5%9C%92%E6%95%99%E5%93%A1%EF%BC%95%EF%BC%92%E4%BA%BA%E5%8B%A4%E5%8B%99%E5%AE%9F%E6%85%8B%E3%81%AA%E3%81%97-%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E5%85%90%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%8B%85%E5%BD%93/ar-AAqzwN0?ocid=NEFLS000#page=2
毎日新聞
1時間前

 学校法人「森友学園」が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)を巡る補助金詐欺事件で、学園が2011〜15年度、障害のある園児の支援担当として大阪府に届けた教職員延べ90人のうち、52人は同園で勤務実態がないことが分かった。教職員を配置したように見せかけるため、系列保育園の保育士らの名義を悪用した疑いがある。大阪地検特捜部は前理事長の籠池泰典容疑者(64)らが不正を認識していたとみて追及する。

 籠池容疑者と妻諄子(じゅんこ)容疑者(60)は11〜16年度、府に虚偽の書類を提出して、専任教員数や障害のある園児数に応じた補助金約9200万円をだまし取った詐欺などの疑いで再逮捕された。

 府によると、障害児の数に応じた補助金(年額1人当たり上限約78万円)の受給には、担任以外の教職員を園児のサポートに当てるなど手厚い支援が必要。補助金申請時には支援を担当する教職員リストの提出が義務付けられている。

 関係者によると、学園は支援担当の教職員について、11年度19人▽12年度22人▽13年度20人▽14年度20人▽15年度9人--の延べ90人を届け出た。

 しかし、府が今年3月以降に検査した結果、延べ90人中52人は園から給料が支払われた形跡がなく、勤務実態が確認できなかった。

 学園の内部資料によると、この52人の大半は系列保育園の保育士や事務員、看護師らだった。特捜部は教職員や保護者らへの聴取を重ねた結果、学園が11〜16年度に障害のある園児として申請した延べ119人分は補助金の要件を満たす支援をしておらず、保護者の同意も得ていなかったと判断。全てが架空請求だったとみている。

 一方、学園系列の開成幼稚園(大阪市住之江区、休園中)でも12〜13年度、延べ21人の教職員が支援担当と記載されたが、13人は勤務実態が確認できなかった。特捜部は既にこの幼稚園の関係者からも事情を聴き、調べを進めている。【三上健太郎、岡村崇】

3413とはずがたり:2017/08/24(木) 08:59:33
未だ其処迄云へないけど(煽りでは云ってたかも知れないけど),そろそろ加計学園も森友同様不認可断念破綻へ向かって仕舞へって本気で云っても良い感じになってきたかも。

加計疑惑「建設図面」入手でも…NHKはなぜ放送しないのか
日刊ゲンダイDIGITAL 2017年8月23日 18時01分 (2017年8月24日 08時30分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170823/Gendai_410561.html

 再び「加計疑惑」に火がつくのは間違いない。「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦・共同代表が、23日夜10時、獣医学部の「建築図面」全52ページをツイッター上に全面公開するからだ。建築家やライフサイエンスの専門家に直接見てもらうためだという。「黒川敦彦@加計の図面戦争なう」のツイッターアカウントにアクセスすれば、誰でも閲覧可能だ。

 建築士や獣医学の専門家が「建築図面」を詳細に分析したら、批判が噴出するのは確実である。すでに本紙が2回にわたってスクープしたように、建設中の獣医学部キャンパスには、あまりにも不可解な点が多いからだ。

 最上階の7階の図面には、「ワインセラー」「ビールディスペンサー」……などの表記があり、まるで宴会場のよう。さらに、バイオハザード施設がWHOの安全基準を満たしていない恐れがある。

 最大の問題は、建築費が水増しされている可能性を捨てきれないことだ。獣医学部の施設整備費は148億円。これを延べ床面積3万2528平方メートルで割ると、坪単価は約150万円になる。建設費を基に、愛媛県と今治市は、96億円を補助すると決定している。

 ところが、坪150万円は高すぎると疑問視されているのだ。国会でも民進党の今井雅人衆院議員が、同じく国家戦略特区で医学部をつくる国際医療福祉大に確認した上で、「医学部の建築費は坪当たり87万円、看護学部の方でも79万円とのこと。約半額です。…

本当にこれほどカネがかかるのか」と疑問をぶつけている。

 建築のスペシャリストが、黒川敦彦氏が公開する獣医学部の「建築図面」を見たら、価格が水増しされているのかどうか一発でわかるはずだ。

「かりに坪単価を水増ししているなら、補助金詐欺にあたる。驚いたことに、今治市は補助金を出すにあたって学園の見積もりの妥当性も検討せず、市議会もチェック機能をはたしていません」(黒川敦彦氏)

 建築費を水増ししていれば、国の補助金5600万円を不正受給した疑いで逮捕された森友学園の籠池夫妻と同じ構図である。

 見逃せないのは、公共放送であるNHKが、この「建築図面」を独自入手しながら放送しようとしないことだ。

「NHKは建築図面をかなり前に手に入れたようです。現場の記者は『クローズアップ現代+』で放送することを前提に、建築の専門家に分析もしてもらったようです。でも、官邸から圧力があったのか、忖度したのか、まったく別の理由なのか、いまだに放送されていません」(NHK関係者)

 NHKは、前川喜平前文科次官のインタビューを撮りながら放送しなかった前科がある。

 行政が歪められた「加計疑惑」にどんな闇があるのか、徹底解明する必要がある。

3414とはずがたり:2017/08/29(火) 11:47:05
森友学園
籠池夫妻、栄養士免許を二重に悪用
https://mainichi.jp/articles/20170822/k00/00m/040/115000c?inb=ys
毎日新聞2017年8月22日 07時00分(最終更新 8月22日 08時12分)

栄養士免許を悪用した不正の構図
http://tohazugatali.web.fc2.com/gyosei/2017-08-29.jpg

 学校法人「森友学園」(大阪市)の補助金不正事件で、詐欺容疑で21日に再逮捕された前理事長、籠池泰典(64)と妻諄子(60)の両容疑者が、幼稚園職員の栄養士免許を悪用し、大阪府と大阪市から補助金を二重に不正受給した疑いがあることが分かった。職員は栄養士として勤務していなかったが、学園側は職員がアレルギーを持つ園児に指導したように装い、系列の保育園でも働いたように書類を捏造(ねつぞう)していた。

【100万円返す】籠池前理事長が安倍昭恵氏が経営する居酒屋を訪問
<言ってた>「工費15億円」理事会で発言、契約書提出後
<森友の保育士「休園でよい」服従…子どもは限界だった>
<「総理でなく総裁」「妻は私人」「過去の人」…ご都合主義的使い分け>
<森友学園>前理事長夫妻逮捕 値引きこそ疑惑の核心だ
 関係者によると、学園運営の塚本幼稚園(大阪市)は2015年度、女性職員(30)を専任栄養士として配置し、食物アレルギーがある園児に家庭訪問で食育指導したとして府の補助金を申請。免許の写しなどを府に提出し約156万円を受給した。

 しかし、府が今年5月に事情を聴いたところ、職員は免許を持っていたが、実際には幼稚園の事務担当だったと説明。指導や家庭訪問はしておらず、免許を悪用されたことも知らなかったという。

 一方、学園系列の高等森友学園保育園(大阪市)は市に対し、この職員を保育園の栄養士としても申請。同園は15、16年度で市の補助金計252万円を受給していた。

 職員は保育園で勤務していなかったが、園側は職員と雇用契約書を結び、給与を支払ったように装った書類も市に提出していた。保育園を運営する社会福祉法人は籠池容疑者が代表を務めている。

 「書かれていることは全部うそ」。保護者の女性は今年5月、学園が府に提出した書類を見て驚いた。障害で支援が必要な園児数に応じて支給される補助金の対象に我が子の名前があり、「給食委員会にて卵アレルギー対応食を献立てている」「食育の観点から栄養士を配置し、家庭への巡回指導も徹底」--などと書かれていた。書類は籠池容疑者の直筆で、女性は「知らない間に補助金の対象にされた。一番悪いのは籠池氏だが、府や市もちゃんとチェックしたのか」といぶかった。

 大阪地検特捜部によると、学園が「障害児」とした延べ119人分の申請全てが虚偽だった。ある保護者は、口と耳の症状でそれぞれ診断書を出したが、園が府に出した資料では、二つの診断書が切り貼りされ、一つにされていた。

 弱視の長女が補助金申請に利用されたとして詐欺容疑で告発した元保護者の男性はこう話す。「教育熱心だと思っていた籠池夫妻が鉛筆なめなめして補助金を不正受給していたとすれば、憤りを通り越して悲しみを感じる」【三上健太郎、岡村崇、米山淳】

3415とはずがたり:2017/08/29(火) 14:56:28
2017年4月26日(水)
県立13高校閉校、新設4校に再編計画/県教委
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2017/20170426024640.asp

http://tohazugatali.web.fc2.com/education/0426s.jpg

 青森県教委は26日、県立高校再編の第1期実施計画案を公表した。2020〜22年度末にかけて県内6地区の全日制計13校を閉校する。閉校の前年度には西北、中南、上北、三八の4地区にそれぞれ、統合に伴う受け皿となる4校を新たな学校として開校する。中村充教育長は記者会見で、生徒数の急激な減少期に入ることを背景に「一定規模の学級数を維持し、教育活動の質の向上を確保するため」と理由を述べた。第4次となる今回の計画は18年度から5年間実施され、学校数としてはこれまでで最も大規模な再編となる。

3416とはずがたり:2017/08/30(水) 22:44:58
>>3408>>3410

いいかげんな中国検閲、英ケンブリッジ大への遮断リストで浮き彫り
2017年8月30日(水)12時23分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/post-8339.php

8月23日、だが中国検閲当局の実態は、潤滑油の効いた機械にはほど遠く、バラバラで、欠陥や回り道、さらには官僚の性急な仕事ぶりのせいで機能が損なわれていると、中国政治を専門とする学者は分析する。写真は北京で開かれたケンブリッジ大学出版局の書籍フェア(2017年 ロイター/Thomas Peter)
1930年代の中国の農村革命家に関する学術研究論文についての古い書評は、中国政府にとって特に避けるべき危険な話題ではない。厳しくなる一方の今の共産党の基準に照らしてみても、だ。

この書評が、英ケンブリッジ大の出版事業を手掛けるケンブリッジ大学出版局(CUP)に対し、中国当局が中国からのアクセスを遮断するよう要請した約300の論文と書評のリストに含まれていた事実は、秘密のベールに覆われている中国の検閲当局の内部論理への手掛かりを与えてくれると、専門家は指摘している。

習近平国家主席は2012年に就任して以降、検閲を強化し、インターネットや市民社会のさまざまな局面で締め付けを強化している。また、学術界やその他機関に対する共産党の権威を高めようとしている。

だが中国検閲当局の実態は、潤滑油の効いた機械にはほど遠く、バラバラで、欠陥や回り道、さらには官僚の性急な仕事ぶりのせいで機能が損なわれていると、中国政治を専門とする学者は分析する。

「一言でいえば、雑だ」と、英ノッティンガム大のジョナサン・サリバン准教授は言う。「記事が検閲され(閲覧遮断の対象に)選ばれた大ざっぱなやり方を見ると、十分な考えをもとに実施されたものではないと考えられる」

学問の自由を懸念する声に押されたCUPは21日、中国当局の要請に従って学術誌「チャイナ・クォータリー」に掲載された一部の論文や書評の閲覧を遮断した決定を撤回した。

中国側の反応は不明だ。教育省や外務省、サイバー担当部門、出版物を管理する部門は、取材の要請に応じなかった。

当局側が閲覧遮断を要請した論文や書評のリストには、1989年の天安門事件や1966─76年の文化革命、チベットや台湾問題、情勢不安定な新疆(Xinjiang)ウイグル自治区など、政府にとって神経質な話題を扱ったものが含まれる。

だがそのリストは、完全にはほど遠いものだった。

1930年代の農村革命家についての論評は、誤ってリストに含まれたのではないかと、専門家は指摘する。

共産党支持の中国南部の農村に関するカマル・シール氏の本についての、厳しい内容だがおおむね無害な1991年の書評がブロックされた理由は、この村の名称がXinjiangであり、書名にそれが含まれていたためと思われる。

この村の漢字表記は、北西に2500キロ以上離れたイスラム教徒が多く住む新疆とは全く異なるが、英語表記は両方とも同じXinjiangで、区別がつかない。

3417とはずがたり:2017/08/30(水) 22:45:14
>>3416-3417
<キーワード検索>

遮断リストを大まかに分析した英オックスフォード大博士課程に在籍するXu Xibai氏は、検閲担当者はチャイナ・クォータリーのデータベースで、タイトルや要旨にタブーの単語が含まれているものを短時間で検索したとみられる、とツイートした。

「検閲担当者はいくつかのキーワードを検索し、上役を喜ばせる長さのリストを作るのに必要なだけの論文や書評を選んだのだろう」と、Xu氏は分析。「実際に論文に目を通したり、論文リストを人の手でチェックするような手間はかけていない」

建国の父と称される毛沢東を擁護する内容の論文が遮断リストに含まれる一方、より批判的な内容のものは含まれていなかった。

また、検閲当局の網の目を逃れたセンシティブな話題もあった。

共産党は、経済政策の失敗で数百万人が飢え死にした1958─61年の「大躍進政策」に関する議論を厳しく管理している。検閲当局は、この話題についての本を禁止しているが、今回の遮断要請リストには含まれていなかった。

また、共産党への批判を歓迎すると表明し、実際に批判した人を後から処罰した1950年代の「百花斉放百家争鳴」政策についての論文なども、リストに含まれていなかった。

共産党によるニュースや情報の検閲は、時に逆効果を生んだり、外部の人間を困惑させたりしてきた。

2009年には、パソコン上のポルノ画像や暴力的画像をチェックするソフトウエアが、猫のアニメキャラのガーフィールドを描いた映画ポスターや、肉色鮮やかな豚肉料理、映画俳優ジョニー・デップさんの顔のアップ写真をブロックした。

カナダのトロント大の研究者グループ「シチズン・ラブ」が、中国で人気のライブ中継サイトで昨年までに禁止された単語のリストを作ったところ、「ムーラン・ルージュ」や「ウサギの煮込み」「ヘリコプター」「禅」などの単語が含まれていた。

今回CUP側に閲覧遮断要請を伝えたのは、書籍輸入業者だった。だが検閲の指示がどこから来たか明らかにならない限り、明確な結論を出すのは難しいと、仏社会高等研究院で中国を研究するセバスチャン・ベグ氏は言う。

「検閲システムはもちろん政府の指揮下にあるが、一様なものではない」とベグ氏は言う。

香港教育大の李肇祐助教は、今回の遮断要請は、観測気球だったとみている。

「彼らはいつも、小規模なところから初めて次第に拡大し、要請を難しいものにしていく。今回は、中国政府が、国際的な学術出版社にも影響を及ぼすことができるかどうか確かめた最初の一手の1つかもしれない」

(John Ruwitch記者、翻訳:山口香子、編集:伊藤典子)
[上海 23日 ロイター]

3418とはずがたり:2017/08/31(木) 23:29:16
「工学部改革」は実現できるの?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170829-00010006-newswitch-bus_all&pos=2
8/29(火) 15:35配信 ニュースイッチ

学科の縦割り見直しの試金石
  文部科学省は2018年度から大学の工学教育改革を後押しする新事業を始める。学士・修士の6年一貫教育や、学科・専攻の定員設定の柔軟化など、文科省の制度改正と連動し、学生重視の複数の取り組みからなる改革プランを助成する。産業動向と工学教育にギャップがある現状を解消するのが狙い。工学修士進学率の高い研究型大学のほか、実務的な教育手法を導入する中堅私立大学など広く対象とする。

 18年度予算の概算要求で12億円を盛り込む。初年度は工学系学部を置く約160校の1割に当たる15校程度を対象とする。大学にプログラム開発費や専任スタッフの人件費を支援する。

 新事業の柱は文科省が秋以降に委員会を設置し、制度化の議論を始める6年一貫制を実現する取り組み。進学する場合も学部教育を4年間と定め、各大学の学則で卒業研究・論文の在り方を必修としている現状を見直す。

 教育年限が6年になれば、時間に余裕ができる。代わりに学習課題を設定してグループでプロジェクトを完成させるプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)や留学、長期インターンシップ(就業体験)など実践的な教育手法を導入しやすくなる。卒論に代わる達成度評価の導入が想定される。

 大学運営面では、学科縦割り構造の見直しも改革プランとして挙げられる。通常は学部各学科、大学院研究科各専攻に学生定員と教員数が決まっている。これを変更し、社会ニーズに対応し新分野の教育や研究を開拓できるようにする。

 工学教育は分野ごとの専門性が高く、学部・学科を横断したカリキュラムを編成する大学は少なかった。これまで独自の工学教育改革をリードしているのは東京工業大学、名古屋工業大学、京都工芸繊維大学、金沢工業大学などに限られている。文科省はこの流れを新事業で広げていく。

<解説>
 今回の改革は工学部が対象だが、この先は工学部に限るものではない。文科省は「他学部へも広げていく」としている。その意味で注目されるのは「学科の縦割り構造の見直し」だろう。学生の定員は、学部の下の各学科に人数が定められている。時代に合わなくなり、受験生も集まらない古い領域の学科でも、「今ある定員と、それによって決まる教員ポストは、既得権益として手放せない」と聞く。

 そのために、時代が求める新分野の教育や研究への転換が、学内で阻害されている状態だ。しかし、学科の定員をひとくくりにし、学部での合計定員という扱いになればこれが変わる。学部の中で、社会や学生のニーズにあった分野を新たに立ち上げ、研究者を雇用する。そして一方で役目を終えた分野は教員の定年退職に伴って自然になくなり、シフトしていくことになる。このことを頭に置いて、工学以外の分野の教員にも、自発的な改革に取り組んでいってほしい。

日刊工業新聞科学技術部・山本佳世子

3419とはずがたり:2017/08/31(木) 23:30:45
HOMEトピック総合順位では東大だけど、「教育資源」でトップだった大学とは
http://newswitch.jp/p/8524
2017年04月01日
総合順位では東大だけど、「教育資源」でトップだった大学とは
東京医科歯科大が1位に。TESグローバルが初の日本版教育ランキング

 英教育誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)を運営するTESグローバルは30日、ベネッセグループと共同で、日本の大学の教育ランキングを発表した。上位は東京大学、東北大学、京都大学の順で国立大が続き、私大では早稲田大学(10位)、慶応義塾大学(11位)が上位だった。日本版の教育ランキング作成は初めて。従来の研究重視のランキングとは違うため、大学選びに新たな視点を提供しそうだ。

 TESグローバルは、以前から全世界の「研究力」を対象とする「THE世界大学ランキング」を作成している。今回作成した「THE世界大学ランキング日本版2017」は大学の「教育力」を国別に見た調査であり、作成は米国に次いで2番目となる。

 教育資源に相当する学生1人当たりの資金や同教員数、また高校教員や企業人事担当者、研究者の評判調査など、11指標からなる四つの切り口で点数化した。日本の435大学の提供データなどを基に、総合上位150位や切り口別のランキングを出し、約300の大学名を挙げた。

 切り口別では特色ある大学名が上位に入った。教育資源の1位は東京医科歯科大学、5位は浜松医科大学だ。高校教員の評判は1位が国際教養大学となった。企業や研究者の評判では、大規模研究大学が上位を占めた。これに対して国際性では1位の立命館アジア太平洋大学、2位の大阪経済法科大学、3位の東京国際大学など私立大学が上位を占めた。
日刊工業新聞2017年3月31日
コメントの仕方クリップ数クリップ数:1コメント数:1
明 豊

明 豊
04月01日 この記事のファシリテーター
大学は多種多様なものであり、同じ尺度で数値化、序列化するのはおかしい。ランキングは学術論文雑誌の出版やデータベースのビジネスを手がけるところが出しているケースが多く、指標も測定可能なものだけが使われている。本質的な大学の研究教育の評価と混同され、国の政策などに反映されるのはよくない。

3420とはずがたり:2017/08/31(木) 23:33:02
関西に長いけど理科大といえば東理のこんだらー。

2017年08月30日
「理科大」で真っ先に思いつくのは?大学にも商標登録が欠かせない
関西では理科大といえば岡山理科大学だが…
http://newswitch.jp/p/10227

 サラリーマンの昼食を探訪する番組で「社長は何を食べているのか?」と言うのを見た。これで思い出したのが、自分のサラリーマン時代の昼食。1962年(昭和37)の入社当時、昼食は会社の弁当工場で作られたものを、全員が一緒に食べた。社長の土光敏夫さんも同じものを食べていると聞いた。

 入社したのは石川島播磨重工業で、入社の前々年に旧石川島重工業と旧播磨造船所とが合併していて、筆者は合併後最初の新入社員であった。略称は英文社名の頭文字をとってIHIとしたが、現在はこれが社名となっている。学生時代に英国最大の化学会社名ICI(インペリアル・ケミカル・インダストリー)を知っていたので、若干の違和感があった。

 側聞によれば、土光さんは両社は対等という意味で旧社名の連名を新社名としたとのことであった。当時、社名を言う度に、長いと感じていたが、最近はより長い合併後の社名もあり、このような命名の先駆けになったものと思われる。

 ところで、大学の名前にも長いのがある。筆者の勤務先であった東京理科大学法人は、諏訪と山口に別大学を設置していて、それぞれ、諏訪東京理科大学、山口東京理科大学という名称である。山口の方は、最近、経営が山陽小野田市に移り、名称は山陽小野田市立山口東京理科大学に変わった。地元での略称は理科大であるが、一般的には山口理科大などと呼ばれている。移行によっても人員・設備は変わっていないが、受験生は大幅に増えている。

 「理科大」と呼ばれている大学に、全く別法人の大学がある。それは、最近、よく報道される加計(かけ)学園の大学である。学校法人加計学園が経営する大学には3大学がある。その中の一つに岡山理科大学がある。関西では理科大といえば岡山理科大学のことである。

 「岡山理科大と東京理科大学は同じ経営の大学ですか?」という質問を良く受けるが、すでに述べたように全く別の大学で、人的交流などもない。

 ニュースで愛媛県今治市に加計学園の獣医学部としての建設現場に「理大」の案内板が写っていた。東京理科大学の校章は、理大という文字で構成されているので、複雑な思いがした。大学名においても商標登録が必要である。

 例えば「東京大学」「東大」などは商標として登録されている。混乱を防ぐためにも、大学も企業と同じように商標登録が必要であろう。

(文=大江修造<日本開発工学会会長・東京理科大学元教授>)
日刊工業新聞社2017年8月28日

3421とはずがたり:2017/09/07(木) 20:08:46
卒業後の年収が最も高い米大学ランキング
Forbes JAPAN 2017年9月7日 07時00分 (2017年9月7日 19時46分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/it_lf/20170907/ForbesJapan_17615.html

高校を卒業しつつある若者の多くは、人間的な成長や啓発のみならず、特定のキャリアに向けた最善のスタートが切れ、できればすぐに満足できる収入が得られる大学に入りたいと思っている。

まさにこの点に焦点を当てた調査結果が最近、報酬調査サイト「ペイスケール(PayScale)」により発表された。同調査では、米国の大学・専門学校2700校を卒業した230万人の給与情報などがまとめられており、どの大学の学士号取得者が最も高い給与を受け取っているかが示されている。

トップ10校は以下の通り。対象となったのは学士課程の卒業生のみ。かっこ内の金額は卒業後5年以内と10年以上の年収中央値だ。

1位 ハービー・マッド大学(8万1000ドル、15万5800ドル)
2位 プリンストン大学(6万9800ドル、14万7800ドル)
3位 マサチューセッツ工科大学(8万1500ドル、14万7000ドル)
4位 ニューヨーク海事大学(7万1600ドル、14万5100ドル)
5位 米国陸軍士官学校(7万5100ドル、14万4300ドル)
6位 米国海軍兵学校(7万5000ドル、14万3800ドル)
7位 カリフォルニア工科大学(7万8800ドル、14万2500ドル)
8位 バブソン大学(6万6600ドル、14万1700ドル)
9位 ハーバード大学(6万9200ドル、14万700ドル)
10位 スタンフォード大学(7万3300ドル、14万400ドル)

トップとなったハービー・マッド大学は、カリフォルニア州クレアモントにある私立のリベラルアーツ(一般教養)系大学。
工学と科学のプログラムに定評があり、約800人の学生が在籍する。卒業生の年収中央値は就職後5年以内で8万1000ドル(約880万円)、10年以上では15万5800ドル(約1700万円)だった。また卒業生の58%が、自分の仕事は世界をより良くしていると感じると回答した。

2位のプリンストン大学は、米国の名門大学群「アイビーリーグ」に入るニュージャージー州の私立大学で、5200人超の学生が在籍する。年収中央値は就職後5年以内で6万9800ドル(約760万円)、10年以上で14万7800ドル(約1600万円)。

3位のマサチューセッツ工科大学(MIT)は、科学と工学に重点を置く私立大学で、1万1000人の学生が在籍。生存する卒業生は13万人以上いる。同大学の学士号取得者は、就職後5年以内で8万1500ドル(約890万円)、10年以上で14万7000ドル(約1600万円)を稼いでいる。

修士以上の学位取得者では?

学士よりも高い学位を取得した卒業生も含めると、ランキングの順位は多少変動した。

1位は、学士限定のランキングでは10位だったスタンフォード大学。卒業生の年収中央値は業務経験5年以内で7万7200ドル(約840万円)、10年以上で15万4700ドル(約1680万円)だった。全体の60%が、自分の仕事は世界をより良くしていると感じると回答した。

2位はハービー・マッド大学。年収中央値は業務経験5年以内で8万2400ドル(900万円)、10年以上で15万3400ドル(約1670万円)だ。3位はカリフォルニア工科大学で、年収中央値は業務経験5年以内で8万2000ドル(約890万円)、10年以上で15万2400ドル(約1670万円)だった。
Karsten Strauss

3422とはずがたり:2017/09/08(金) 10:04:10
学区の小学校から14人卒業、なのに公立中に入学者ゼロ
http://digital.asahi.com/articles/ASK8S6TD0K8SONFB00Z.html?_requesturl=articles%2FASK8S6TD0K8SONFB00Z.html&rm=409
高木文子2017年9月7日04時12分

 三重県松阪市の山あいの中学校で1年生がゼロという異例の事態になっている。通学区域の小学校からは今春14人が卒業したのに、1人もこの中学校には進まなかったという。一体、なぜ?

 ポーン、ポーン……。

 8月。緑に囲まれた松阪市立大江中の校庭に、テニスボールの音が響いていた。「ちょーギリギリや」「ごめん」。声を掛け合うソフトテニス部員は、男女8人。すべて2年生だ。

 3年生が7月に引退して女子は2人になり、団体戦に出場できなくなった。「ほかの中学より(練習で)ボールを打つ機会は多い。個人戦で結果を出せるようがんばりたい」と谷口瑠菜さん。男子は今季に県大会に進み、安田廉生さんは「内容の濃い練習をしている」と自信を見せた。

 大江中は2、3年生で23人の小規模校だ。「先生が一人ひとりの生徒に接する時間が長く、学習面でメリットがある」と中西裕之校長。授業で発言や発表をする機会が多く、行事もリーダー役を任されやすい。

 ただ、通学区域は小中1校ずつ。9年間ほぼ同じ顔ぶれになる。「生徒同士の上下関係や友だちへの評価が固定しないよう配慮している」と中西校長は話す。

 大江中は昨年10月、地域の保護者81世帯に対して、統廃合についてアンケートを実施。具体的に近隣の中学の名前を挙げて、統合する希望先まで聞いた。この結果、統廃合が「必要」「仕方ない」という回答が7割を占めた。

 こうした動きの後、学区の小学校を巣立った14人の子どもたちは一人として大江中に進まなかった。

 市教委によると、3人は志望する部活動がない場合などに認められる特例を使って隣接学区の中学に進学。7人は住民票を移す形で隣の多気町の中学に進学した。私立中に進んだ生徒もいた。

 小学校のある保護者は「(卒業前の)6年生の保護者の間で『うちの子だけ大江中に取り残されるんじゃないか』という不安が広がった」と、大江中が避けられた背景を打ち明ける。

 「入学ゼロ」の衝撃は大きかった。

 今年6月には、小中の保護者や自治会関係者、校長、市教委などで協議会ができた。あらためて小中の保護者に意見を聞くと、今度は存続に前向きな声が大勢を占めた。ただ、会合に足を運んだのは保護者の半数ほどだった。

 市教委は存続を願う地元の意向に沿う形で、小中一貫教育など四つの取り組み案を8月の会合で示した。年約30コマの「合同授業」案は、バスで他校に集まり、大勢でサッカーや合唱、討論ができるといった具合だ。

 委員からは「(次に入学予定の)5、6年生の親御さんをどう納得させるか。即効性を考えないと」といった声も上がった。

 来春の進学シーズンに向けて、模索が続く。(高木文子)

3423とはずがたり:2017/09/08(金) 10:05:37
(あのとき・それから)1945年 「桃太郎」教科書から消える 軍国教育に利用された「英雄」
http://www.asahi.com/articles/DA3S13120776.html?iref=com_fbox_d1_01
2017年9月6日16時30分

 (昭和20年)

 1980年代、記者は幼い頃、大正一桁生まれの祖母から「桃太郎」の話を聞いた。絵本などはなく、暗記で、「桃太郎さん、桃太郎さん」と「ももからうまれたももたろう」で始まる二つの歌も歌う。どこで覚えたか、語ることなく祖母は他界した。団塊世代の母は、祖母の桃太郎を聞いた記憶がないという…

3424とはずがたり:2017/09/09(土) 15:52:42
早稲田や東大見ても解る様に有名企業への就職だけが能じゃ無いとは云え流石一橋+東工大だ。


「有名企業への就職率が高い大学」トップ200
1位一橋大、2位東工大で、6位は豊田工業大
http://toyokeizai.net/articles/-/187597
井沢 秀 : 大学通信 情報調査・編集部チーフ 2017年09月08日

2017年卒の有名企業400社への実就職率では、一橋大学が3年連続で1位になった (撮影:風間仁一郎)
大学生の就職率は右肩上がりで売り手市場が続いている。が、大企業を目指す学生にとっては、話が別だ。リクルートワークス研究所が発表している大卒求人倍率調査によると、2017年3月卒の全体の大学求人倍率が1.74倍に対し、従業員規模5000人以上の企業に限ると、0.59倍という数字だった。つまり学生1人あたり1社に満たない。それにも関わらず、全般的に好調な就職状況を背景に、学生の大手志向は強まり、大企業に関しては「就職難」といっても過言ではない状況になっている。

「有名企業」400社への実就職率をランキング


そんなハードルの高い大企業への就職に強い大学をまとめたのが、2017年版「有名企業400社の実就職率」ランキングだ。

データは2017年の卒業生のもので、対象となる「有名企業」400社は、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選んでいる。トヨタ自動車や日立製作所、三菱東京UFJ銀行など、誰もが知っている大企業への就職率が高い大学、とご理解いただきたい。この400社に、卒業生(大学院進学者を除く)のうちどれだけの割合で就職しているか、を見ている。

ランキング1位は一橋大学、2位は東京工業大学だ。この両校は毎年、大企業に、数多くの学生が就職する大学として知られる。リーマン・ショック後、近年最も大学生の就職状況が厳しかった2011年でも、両校の有名企業400社への実就職率は、50%を超えていた。

一橋大学の今春の就職先は、三菱東京UFJ銀行23人、みずほフィナンシャルグループ25人、三井住友銀行16人と、3大メガバンクがベスト3を占める。東京工業大学の就職者数上位企業は、三菱電機29人、トヨタ自動車と日立製作所が23人、パナソニック21人など、製造業が大半だ。

では不動のトップ2以下はどうなっているのか。

ちなみに、入試の難易度でこの両校を上回る東京大学は、意外にも27位だった。有名企業400社の就職者数は1589人と少なくないものの、同時に一般企業以外の進路を選ぶ学生も多く、そのため順位が低くなる要因となっている。

東大新聞の調べによると、官公庁や研究所をはじめ、一般企業以外に就職した学生は1000人を超える。官僚や研究者を養成する帝国大学だった東京大学に対して、一橋大学は東京商業学校、東京工業大学は東京職工学校という、実学の大学として始まっている。こうしたバックボーンの違いが有名企業の実就職率の差となって表れているようだ。

3位の慶應義塾大学は総合大学で最上位だ。卒業生が8000人を超える大規模大学にも関わらず、46.5%が大企業に就職している。就職者数の多い企業のベスト3は、みずほフィナンシャルグループ146人、東京海上日動火災保険97人、三菱東京UFJ銀行91人などで、就職者が多い企業には金融系が多い。

3位慶應、4位上智、5位国際教養大

一方、慶應義塾大学と並び立つ、早稲田大学は7位。実就職率は慶應義塾大学より10ポイント近く低いものの、就職者が多い企業は、みずほフィナンシャルグループ109人、三菱東京UFJ銀行105人、東京海上日動火災保険81人などで遜色ない。

一般企業以外では、教員176人が、地方公務員と国家公務員合計で638人が就職しており、起業なども含めた多様な進路を選ぶ学生が多いことが、ランキング順位の差となっている。ちなみに、慶應義塾大学の教員就職者は25人、公務員は210人と、少なかった。

3425とはずがたり:2017/09/09(土) 15:52:59
>>3424-3425
東京の難関私大である上智大学は4位だ。就職者の多い企業に金融が並ぶのは早慶と同じ。ただ、就職者数最多の企業がANAの32人で、日本航空も14人など、CA職に就く学生が多い。女子比率の高い上智大学らしい特徴といえよう。

5位と6位はグローバル系と理工系の小規模単科大学だった。5位の国際教養大学は2004年設立の歴史が浅い大学ながら、留学生と一緒の寮生活(1年次)や海外留学が必須など、グローバル人材の育成に力を入れている。そのためか一期生から大企業に数多く就職している。

6位の豊田工業大学はトヨタ自動車が社会貢献活動の一貫として設立した大学である。学費の安さや教育・研究施設の充実などにより、優秀な学生が集まることが大企業に強い一因となっている。

前出の東京工業大学や豊田工業大学の実就職率が高いのは、優秀な理系学生が企業間で争奪戦になるという構造的な要因もある。

そうした影響もあり、電気通信大学(8位)や東京理科大学(11位)、名古屋工業大学(12位)、九州工業大学(15位)、東京農工大学(22位)など、理工系大学が上位にランクインしている。さらに理工系学部の定員の多い、大阪大学(9位)や名古屋大学(13位)、京都大学(17位)などの難関国立大も上位に名を連ねる。

近年、理系学生の就活の形態には、変化が見られる。2017年3月卒の学生の就活スケジュールは、3月に企業の広報活動が解禁になり、6月から選考が始まった。が、一部の理系学生は3月を待たず、大学を通して企業と接触し、学生時代に身につけた専門性と企業が求める技術とをすり合わせる、「ジョブマッチング」が行われていた。

学生と企業が納得したうえで、3月からの採用プロセスが始まるため、ミスマッチが少なく、スムーズに就活が進む。理系学生に追い風が吹いているのだ。

ランキングに戻ろう。表中の実就職率が30%を超えている大学は増加傾向にあり、2011年と比較すると9校から21校に増えた。こうした、約3人に1人が大企業に就職する大学は、さらに増えるかもしれない。

新たな採用手法も難関大に有利か

近年、社員が知人や友人を推薦することから選考が始まる、「リファラル採用」も増えている。いわゆる縁故採用とは異なり、一般の就活スケジュールで選考されるが、企業は通常の学生より多くの情報を得てコミュニケーションがとれるので、一般的な学生よりも就活が有利に進む。

ランキング上位の大学の学生は、身近に大企業で働くOBやOGが多い。ゼミやサークルなどを通して、そうした先輩と知り合い、推薦される可能性が高いのは有利である。

さらには就活スケジュールの短期化の影響もある。広報解禁が3月で選考開始が8月だった前年と比較して、2017年卒の学生の就活期間は2カ月短かった。そのため企業は認知度を高めようと、ランキング上位にあるような難関大の学生に対するアプローチを早めた。3月以前の”プレ広報”で優秀な学生集団が形成され、3月以降に一般学生とは別に選抜するケースが増えているというわけだ。

大企業が狭き門であることに変わりはないが、こうした採用手法が広まると、一般的な大学の学生よりも、難関大生に門戸が大きく開かれることになる。今、大企業の就職実績が高い大学は、さらに伸びる可能性が高いということだ。

3426とはずがたり:2017/09/09(土) 17:31:58
改革ばかりしてってのは特に学生対教員で教員数が少ない私大では教員が疲弊して教育ばかりしている大学って事でまあ学生にはそれでいいのかもしれないけど,本来の大学ってまあそんな懇切丁寧であるべきではあんまないとは思うんだけど・・

「改革力で優れている大学」103校ランキング
1位近大、2位立命館大、3位が東大の理由は?
http://toyokeizai.net/articles/-/175288
安田 賢治 : 大学通信 常務取締役 情報調査・編集部ゼネラルマネージャー 2017年06月09日

4月にオープンした近大の新たな学術拠点・アカデミックシアター。「CNNカフェ」や蔵書の3割がマンガの図書館などを設置、次々と新しいことに挑戦する近大の改革力への評価は高い?(写真:近畿大学)

先行き不透明で変革が求められる昨今、本当に改革力がある大学はどこなのか――。

少子高齢化によって大学の置かれている環境は年々厳しさを増している。今年、18歳になる人の数は約120万人と見られているが、「2018年問題」といわれるように、来年からさらに少子化が進行する。2025年に一度増加するが、減少傾向は続き、十数年後には100万人をも切ることになる。大学の置かれている厳しい状況は今後も続くのだ。

私立大の45%が定員割れ?に

「大学全入時代」とは、大学の入学定員が受験生の数を上回ることだが、現状はまだそこまでには至っていない。2016年の大学の入学定員はおよそ59.3万人で、大学志願者は約65.1万人だ。ただ上回っているといってもほんのわずかである。「どうしても第一志望に進学したい」「絶対医師になる」と考える受験生の中には、受験に失敗したら妥協せず、浪人を選択する層も一定割合いる。そうなると定員の埋まらない大学が増加する。

その結果、昨年は、私立大学のおよそ45%が定員割れを起こした。すでに大学に入りやすい状況が進んでいるといってよい。また、今年は文部科学省による入学定員の厳格化で、学生募集の厳しい大学にとっては追い風になった。大都市圏の大手大学が入学者を絞ったため、浪人を敬遠する受験生がこれまで定員割れになりがちな大学にも目を向けて、進学したと見られるからだ。

2018年、2019年にも、入学定員がさらに厳格化され、学生募集に苦労している学校にとっては一息つける状態。だが、それ以降は再び、厳しさを増すことになる。一方、国公立大学の定員割れは数校あるものの、いずれも少人数で、合格者の歩留まりの読み違いと推測される程度である。

このような厳しい状況は今後、少子化と相まってさらに加速していく。今まで以上に魅力的な大学へと変わらないことには、生き残りはより厳しくなっていく。淘汰が進むのは当たり前のことであり、どこの大学にとっても改革は待ったなしの状況だ。

学生募集が厳しい大学にとっては、改革によって、学生数の確保で「量」が主な目的になる反面、学生募集に不安がない有名大学は、入学者の「質」の向上を狙うことになる。子どもの数が減少すれば、当然ながら、優秀な学生も減っていくからだ。

少子化が進むことは、以前から分かっていた。しかし、多くの大学では、「これだけ受験者が来ているのだから、うちに限って学生募集が厳しくなるような状況は起こらない」と考えていた。ところが、それがあっという間に変わってしまったのである。その中でも早くから改革を実施してきた大学も少なくない。

では、改革が進んでいる大学はどこか??それを推し量る指標として作成したのが、「改革力が高い大学ランキング」だ。

トップは4年連続志願者数日本一の近大

このランキングは、常に大学についてウォッチしている、高校の進路指導教諭による評価を基に作成した。大学通信では毎年、全国約2000進学校の進路指導教諭にアンケート調査を実施している。昨年は711校から回答を得たが、その中で「改革力が高い大学」はどこかを聞いた。5校連記で大学をあげてもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント、以下3、2、1ポイントを割り当てて、合計を集計し、ポイントの高い順に並べた。

3427とはずがたり:2017/09/09(土) 17:32:13
>>3426-3427
トップは近畿大学だ。今年の志願者数は14万6896人、4年連続で日本一に輝いた。2007年の志願者数は6万人台であり、ランキングも9位にとどまっていたが、この10年間で志願者数を倍以上に伸ばした。前年比でも、志願者は2万6981人、22.5%も増えている。

近畿大学の改革内容を見ると、学部新設では2010年に総合社会学部、2011年に日本初の建築学部、2016年に国際学部を設置している。国際学部は語学教育で評価の高いベルリッツとタイアップし、開設年度から人気を集めた。国際ビジネスで活躍するグローバル人材育成を目的とし、入学後、半年間は少人数の語学教育や海外のことを学び、1年生の後期から2年生の前期まで1年間留学するのが必須だ。現在は留学中の学生の映像をホームページで公開中。改革力だけでなく、広報力の高さも、その特長として挙げられる。

さらに、2020年の完成を目指して、メインキャンパスの整備も進む。今年は5つの建物からなる、アカデミックシアターが竣工した。2400席用意される24時間オープンの自習室、蔵書の3割がマンガという画期的な図書館などもある。

研究力の高さも注目されている。クロマグロの完全養殖、ウナギ味のナマズの開発など、水産研究所の研究成果を、受験生や保護者にわかりやすく伝えたことで、注目度が高まった。卒業生のつんく♂がプロデュースした入学式も大変な話題だ。入試の面でも日本で初めて完全ネット出願に切り替えている。このような多岐に渡る改革が受験生の支持を集め、高校の進路指導教諭にも高く評価されたと見られる。

2位は立命館大学。他大学に先んじて改革をスタートさせた “大学改革のフロントランナー”だ。学部の新設、新キャンパスの設置、付属校の拡充など、学園全体で取り組んできた。近年でも2015年、大阪のJR茨木駅から徒歩5分の地に、新しく大阪いばらきキャンパスを開設した。経営学部と政策科学部を移転させ、2016年には総合心理学部を新設し人気を集めた。来年には滋賀のびわこ・くさつキャンパスに、食マネジメント学部の新設を申請中だ。認可されれば、立命館大にとって15番目の学部となる。

東大が推薦入試を実施するという驚愕

3位は東京大学、4位は京都大学で、東西の最難関国立大が入った。この両大学の評価は、やはり昨年から始まった新入試制度の影響がある。東京大学が後期試験を廃止して推薦入試を導入、京都大学は推薦入試と学力型AO入試をあわせた特色入試を実施した。予備校の入試担当者は「募集人員は大した数ではないが、東京大学が推薦入試を実施するというのは、進路指導教諭の先生方には信じられないという思いが強い。その衝撃が高い評価につながったのではないか」と語る。

11位の大阪大学も、今年から後期試験を廃止し、AO・推薦の世界適塾入試を実施した。この影響もあって、3年前の19位から11位に順位を上げている。やはり、今までにない新たな入試は難関国立大では大きな改革として、受け止められている。

5位は東洋大学だ。学部・学科の新設・改組を積極的に推し進め、新キャンパスの設置、付属高の拡充などを不断に行ってきている。近年の改革を見ても、2013年に群馬の板倉キャンパスに食環境科学部を設置。今年は国際地域学部を改組し、国際学部と国際観光学部の2つの学部を新設。さらに、今年からオープンした赤羽台キャンパスには、情報連携学部を設置した。一度に3学部を新設するのは珍しい例で、この影響もあり、今年の志願者は初めて10万人超えを達成した。

改革力で上位の大学には、今年の志願者ランキングの上位校が多いのも特徴だ。6位の明治大学は志願者ランキングで4位、8位の早稲田大学は同3位、12位の法政大学は同2位だった。13位の千葉大学は国公立大の志願者数ランキングでトップとなっている。改革力が高い大学と志願者数の多い大学は、ある程度相関関係があることが読み取れる。

大学の改革はどうしても、学部・学科の新設、入試方式の多様化などに目を奪われがちだ。しかし、改革はそれだけにとどまらない。大手の大学では、全学共通の教養科目の設置、英語の少人数教育の実施など、教育面の改革も行っている。文科省も2020年の大学入試改革を、大学入試だけでなく高校教育、大学教育をあわせた、三位一体の改革と位置付けている。これからは教育改革も今まで以上に進み、改革力として評価されていくと見られる。

3428とはずがたり:2017/09/10(日) 20:56:32
>共産党幹部の子供の留学についても一考の余地がある。党幹部の年収は表向き2万ドル足らずのはずなのに、その子供がアメリカの名門大学で学び、自由を謳歌している。中国にいる彼らの親は、欧米の思想や文化の流入を厳しく制限しているというのに。党幹部の子供の留学受け入れについては、暫定的な中止措置を検討してもいい。
良いかもね。てか北京大学HSBCビジネススクール所属なのにこんな過激な記事書いても大丈夫なの!?

欧米の名門大学よ、 中国マネーに屈するな
No More Kowtowing to Chinese Censors
2017年9月1日(金)16時00分
クリストファー・バルディング(北京大学HSBCビジネススクール准教授)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8357.php

<中国の圧力で検閲に加担したケンブリッジ大学の弱腰は、アカデミズムに広がる収益変調をあぶり出した>

イギリスの名門大学の出版局が中国当局の圧力に屈して、論文の検閲に加担する――。

ケンブリッジ大学出版局の8月18日の発表に研究者や学生は耳を疑った。中国当局の要請を受けて、学術誌「チャイナ・クォータリー」のサイトに掲載された天安門事件関連などの論文300点以上について、中国からのアクセスを遮断したというのだ。

世界中の学者が抗議の声を上げたため、同出版局は3日後に決定を撤回したが、問題はこれでは終わらない。

中国当局は国内はもちろん、外国に滞在する学生や研究者にも監視の目を光らせる。欧米の大学や学術関係者はこうした動きにどう対応すべきなのか。

ここ10年に欧米で学ぶ中国人留学生は急増した。00年には外国に留学する中国人学生は年間5万人足らずだったが、15年には52万人を突破。中国の教育制度では思考力よりも暗記力が重視される上、退屈なマルクス主義の講座を何コマも履修しなければならない。そんな息苦しい環境から逃れて、欧米で学びたいと思う若者は大勢いるのだ。

欧米の大学もニーズに応じようと、リクルーターを中国に送り込み、現地の留学斡旋会社を通じて入学志願者を募っている。一方で、名門大学が中国に分校を開設したり、中国の大学と提携したりする動きも活発だ。デューク、ジョンズ・ホプキンズなどアメリカの大学12校が中国の大学と学位・単位の相互認定協定を結んでいる。

しかし検閲や自己検閲が常態化し、学問の自由が抑圧されている中国の大学との提携には批判的な学術関係者もいる。

中国で思想・言論統制が一段と強化されたのは、12年に習近平(シー・チンピン)が権力の座に就いてからだ。大学教授はメディアの取材を避け、当たり障りのないテーマでも口をつぐむようになった。「過去40年で今ほど言論の自由が制限されたことはない」と、ある著名な中国人教授は言う。

中国当局は統制の意図を隠そうともせず、大学の教職員向けの検閲ガイドラインを一般に公開している。それによれば、憲法と共産党指導部の批判は一切許されず、宗教について論じることも禁止されている。

ミイラ取りがミイラに
台湾やチベット、天安門事件など、暗黙のうちにタブーになっているテーマもある。中国に進出したアメリカの大学を調べた米政府監査院(GAO)の最近の報告書によると、中国人学生は自分の言ったことを同級生が当局に知らせるのを恐れて、タブー視されている問題についての発言を自己検閲している。

中国の大学では共産党員が学生に紛れて講義を聞き、内容をチェックしている。学長や学部長、理事長など管理職に昇進できるのは共産党員だけだ。

習政権の汚職一掃キャンペーンを主導する強大な権限を持つ共産党の機関・中央規律検査委員会が最近実施した監査では、欧米の思想を比較的オープンに受け入れている北京大学や清華大学などが「思想的、政治的」に弱体だと批判された。

欧米の大学側は中国の大学と提携することで学問や言論の自由を中国に広げられると主張するが、現実にはミイラ取りがミイラになっている。学問の自由より提携の存続を重視し、中国の検閲に加担するありさまだ。

ケンブリッジ大学出版局の決定も経営上の判断だった。中国の要請に応じなければ、サイト内の全ての論文が中国国内では閲覧できなくなる可能性があったと、同出版局は説明。実際、問題の論文が再び閲覧できるようになると、中国側は独自にアクセス遮断の措置を取った。

3429とはずがたり:2017/09/10(日) 20:56:47
>>3428
それでも、学問の自由の守り手を自任するなら、最初に要請があった時点で毅然として突っぱねるべきだった。気になるのは中国に対する弱腰がケンブリッジに限らないことだ。多くの著名な教育・出版機関がチャイナマネーを失うまいと中国の言いなりになっている。

アメリカの大学は多様な文化圏から留学生を受け入れたり、ドナルド・トランプ米大統領の移民規制に抗議したりして、コストをかけずにリベラルなイメージを売り込んでいる。その割に中国当局に要求されれば、学問の自由をやすやすと譲り渡す。中国当局と良好な関係を保てば、大きな収益がもたらされるからだ。その現実を前にすれば、原理原則はいとも簡単にねじ曲げられてしまう。

欧米の大学と出版局を悩ますのは厳しい二者択一だ。中国の要求に応じて検閲と人権侵害に加担するか、要求を突っぱねて巨額の収益や寄付金を失うか。

このジレンマから抜け出す方法はある。まず欧米の大学の図書館が、検閲に加担する出版局の出版物や学術誌の受け入れを拒否すること。出版局にとっては大学の図書館から締め出されるほうがチャイナマネーを失うより大きな痛手となる。

次に、研究者は検閲に加担した学術誌に論文を提出せず、提出された論文の査読をせず、掲載論文を引用しないことだ。

大学の覚悟が問われる
欧米の大学は中国に対する見方を全面的に再検討する必要がある。彼らが中国に進出して学問の自由を守り、広げられるというのは全くの幻想だ。進出するなら、共産党の宣伝マシンになる覚悟をすること。

そして本国では、学問と言論の自由を断固として守るべきだ。中国の学者を招いて香港の民主化運動について語ってもらう、あるいはダライ・ラマ14世を講演に招くといった場合も、中国当局にお伺いを立てる必要はない。中国人留学生が領土問題などで国家主義的な主張を振りかざし、講師や仲間の学生に嫌がらせをしたら、大学当局はしかるべき処分をするべきだ。

共産党幹部の子供の留学についても一考の余地がある。党幹部の年収は表向き2万ドル足らずのはずなのに、その子供がアメリカの名門大学で学び、自由を謳歌している。中国にいる彼らの親は、欧米の思想や文化の流入を厳しく制限しているというのに。党幹部の子供の留学受け入れについては、暫定的な中止措置を検討してもいい。

加えて、中国の大学に招聘された研究者は学問の自由を圧殺する体制を手放しで称賛するなど、翼賛的な御用学者にならないよう自重する必要がある。

今の中国では文化大革命以来、最大の言論統制の嵐が吹き荒れている。相互交流を通じて中国の大学にリベラルな風を吹き込めるなどと考えるのは甘い。チャイナマネーの誘惑に負けず、原則を貫けるか。欧米の大学の信念が問われている。

From Foreign Policy Magazine

<本誌8月29日発売最新号掲載>

3430とはずがたり:2017/09/10(日) 21:51:23
バカな安倍ちゃんにお似合いの低レベルな官僚か。。

ドイツ科学の卓越性の秘密:Nature 最新号の記事を読んで
西川伸一 | NPO法人オール・アバウト・サイエンスジャパン代表理事
https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20170910-00075571/
9/10(日) 8:41

先日、大学を去る友人の最後の講義を聞きに出かけた。東京から離れた地方の大学を支え続けてきた友人の最後の講義は、彼の研究の話ではなく、30年にわたる自らの経験をもとに、日本の大学を高いレベルに保つためには、何をすべきかを、若い人たちに熱く語るものだった。 講義で友人は、どんな状況にあっても大学は長期視野に基づく優れた計画のもと自らを変え続ける必要があることを訴えていたが、講演の最後に、このような努力を無にしてしまう政府の見識の低さが最近目立ち始めたことを嘆いていた。その例として友人は、安倍首相が2016年OECD閣僚理事会で行った演説の一節を引用していたが、それを見て私も驚いたので、もう一度英語と日本語の両方を読み直してみた。

安倍首相のOECD閣僚理事会で行った演説
この演説は、安倍ミックスをはじめとする様々な改革と集中投資で日本経済は生まれ変わったことを強調する内容だが、その中で政府が目指すイノベーションの一つとしての教育改革について次のように述べている。

「日本では、みんな横並び、単線型の教育ばかりを行ってきました。小学校6年、中学校3年、高校3年の後、理系学生の半分以上が、工学部の研究室に入る。こればかりを繰り返してきたのです。しかし、そうしたモノカルチャー型の高等教育では、斬新な発想は生まれません。」、そして続けて 「だからこそ、私は、教育改革を進めています。学術研究を深めるのではなく、もっと社会のニーズを見据えた、もっと実践的な、職業教育を行う。そうした新たな枠組みを、高等教育に取り込みたいと考えています。(Rather than deepening academic research that is highly theoretical, we will conduct more practical vocational education that better anticipates the needs of society. I intend to incorporate that kind of new framework into higher education.)」と述べている。
出典:首相官邸ホームページ

まともな科学者なら、これを読んだらこの国の科学はおしまいだと思うだろう。もちろん原稿は、優秀な内閣府の官僚が書いたのだと思う。知識をひけらかす才気紛々とした原稿だ。しかし「Rather than deepening academic research that is highly theoretical(極めて理論的な学術研究を深めるのではなく)」といったフレーズを平気で使える官僚が日本の高等教育政策を担っているのかと思うと暗澹たる気持ちになる。

実際今年3月、Natureは日本の科学力が14分野中11分野で大きく低下していることを指摘した。この主な原因をNatureは政府の研究投資の停滞のせいにしていたが、平気でこのようなフレーズを首相の演説に盛り込む、科学について無知な官僚が科学政策を担っていることも大きな問題だと思う。

ドイツの科学は今絶好調
こんなことを考えながら、新しく発行されたNatureを眺めていたら、Abbottさんの記事「Germany’s secret to scientific excellence(ドイツの卓越性の秘密)(オープンアクセス)」という記事が目に止まった。

この記事で3つのグラフが示されている。最初は、科学技術への投資だが、着実に増加しているものの、ドイツは我が国より低い(民間投資も合わせた統計)。しかし、論文の引用レベルを示す指標でドイツは米国と肩を並べるまでになり、科学研究は絶好調だ。ところが最後に示された特許取得数の統計は、ドイツが日本の半分にも満たないことを示している。すなわち、ドイツ政府はOECDでの安倍演説の逆、「すぐ役立つ職業教育ではなく、理論的学術研究を深める」方針を科学技術政策の根幹にしている。

3431とはずがたり:2017/09/10(日) 21:51:39
>>3430-3431
ドイツ科学の好調さは政策が支える
記事の中心は、「広く深く教育を進め、政治宗教から自由でなければならない」というフンボルトの思想をドイツ教育のDNAと捉え、将来展望に立って安定的に科学技術を推進するためメルケル政権が行った2つの政策についてだ。一つは大学改革で、これまで州政府の予算で運営されてきた大学に、連邦政府も「卓越クラスター」として直接予算を導入し大学の学術研究を促進する政策、そしてもう一つは大学やマックスプランクやヘルムホルツなどの研究機関を競わせるだけではなく、垣根を払った共同研究を促進するために行った政策だ。

この結果、先に述べた学術研究が急速に進展しただけでなく、もう一つ我が国の大学の凋落を印象付けたタイムズ高等教育トップ200に、なんと22大学がランクイン(2005年には9校だけ)している(我が国では東大と京大の2校だけ)。この結果ドイツの大学の魅力は増して、今や外国人教員数は全体教員数の12.9%に達している。

他にも参考になることの多い記事だが、この成功が全てドイツ政府の政策の結果であることがこの記事の要点だ。

そして、「ドイツの研究者になぜドイツの学術が花開いているのかと質問すると、誰もがメルケル首相のおかげだと答える」と述べている。

これは記者の誇張だというかもしれない。しかしこのことを私自身は実感として感じている。現役最後の2012年、ベルリンにあるマックス・デルブリュックセンターで行われた幹細胞のシンポジウムのオーガナイザーの一人として手伝ったことがある。この時、メルケル首相が若い研究者と公開討論会を行うので、シンポジウムを一時中断して、そちらに参加することになった。そこで、メルケル首相一人と、あとはセンターの若い研究者三人(だったと思う)が科学者の前で討論をしていた。内容はドイツ語のせいもあって全く覚えていないが、我が国で行われる研究所見学名目の大名行列の様子と比べ、首相自らが研究者の生の声を聞きに研究センターに来ているのを見て感銘した。

つまるところ、大学の凋落を招いている我が国の問題は、「生の声」と「データ」に基づかず、お仲間の官僚や政治家のウケだけを狙う思いつきを政策にしてしまう、内閣府に集まる少し頭のいい官僚の問題ではないかと私は思っている。「日本の大学の凋落をもたらしたのは安倍首相」などと語られる日がないよう、内閣府が主導して、データと生の声を反映した科学技術行政を構想し直して欲しいと思う。

西川伸一
NPO法人オール・アバウト・サイエンスジャパン代表理事
1948年滋賀県生まれ。1973年京都大学医学部卒業。7年医師として勤めた後1980年ドイツ ケルン大学留学。1987年熊本大学医学部教授、 1993年京都大学大学院医学研究科教授を歴任。 2000年理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター副センター長。2013年、あらゆる公職を辞し、NPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン代表理事として様々な患者さん団体と協力して、患者さんがもっと医療の前面で活躍する我が国にしたいと活動を行っている。

3432とはずがたり:2017/09/11(月) 10:08:52
4半世紀以上前の印象論だと津田塾,東女,本女のイメージはなんとなくいいけど,その他はフェリスはなんか印象在るけど後は知ってる程度だな。名門だったのか。

女子大はなぜ凋落したのか、25年で偏差値最高74から65へ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170911-00141669-diamond-bus_all
9/11(月) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン

 『週刊ダイヤモンド』9月16日号の特集は「35年の偏差値と就職実績で迫る 大学序列」です。全96ページで大学序列の変貌と実態を明らかにしました。

 「津田の東の本女(ぽんじょ)には、セイント・フェリスの泉あり。大妻・実践・共立の昭和女の白百合は武蔵野跡に咲き乱れる」

 この一文は、かつて大学受験生向け月刊雑誌「受験螢雪時代」の編集長を務めた代田恭之が作った女子大くくりだ。

 くくられているのは津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学、聖心女子大学、フェリス女学院大学、清泉女子大学、大妻女子大学、実践女子大学、共立女子大学、昭和女子大学、白百合女子大学、武蔵野女子大学、跡見学園女子大学の13校である。

 これらの大学、親世代には難易度も人気も高いブランド大学というイメージがあるかもしれない。だとしたら、現代受験事情を知る者、子供世代の認識とずいぶんなギャップがある。

 冒頭の一文の最初に出てくる津田塾は、私立女子大の最高峰。昔は「女の東大」とまで呼ばれた。同大学芸学部の1992年の偏差値は74。早慶上智に準ずる位置にいた。

 ところが2017年は65。92年から9ポイントと大幅に下落した(「進研模試」を基に算出したベネッセコーポレーショのデータによる)。「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)レベル、あるいはその下になってしまった。

 津田塾ばかりが落ち込んだわけではない。トップ群の東女も、92年に70(文理学部)あったものが17年は64(現代教養学部)で6ポイント下落している。

 大学受験を市場として捉えれば、マーケットは広がっていたはずだ。87年から17年までの30年で男子の大学在籍者数が17万人増であるのに対し、女子の大学在籍者数は78万6000人も増えている。女子の進学率が急伸したからだ。

 市場は拡大したのになぜ凋落したのか。受験者からのニーズが広がらなかったのである。

 女子学生には共学志向が強まっている。共学校は女子学生の争奪戦を繰り広げ、彼女たちを大歓迎した。2000年代初頭まで女子大の得意分野であった語学系、国際系の学部も取りそろえた。やはり女子大の特色だった少人数体制についても、共学で整うようになった。

 そうした結果、女子大を受験する層がごっそりと共学へ流れてしまったのだ。

 女子の大学志願者数の推移を共学であるMARCH、「津田塾・東女・本女」「大妻・共立・昭和女子・白百合・聖心」の3グループで比較すると、一目瞭然だ。MARCHはこの25年でどんどん女子志願者数が増えている。対して女子大は横ばいである。

 ニーズが消えるというのは残酷なものだ。かつて女子からの人気が高かった短期大学は数多くが廃止されている。今夏にはついに、青山学院女子短期大学が19年度以降の学生募集を停止することを発表した。

 「青短」の略称で知られる女子短大のトップブランド校であっても志願者数の減少が続いていた。女子の4年制大学への志向が強まったからだ。

3433とはずがたり:2017/09/11(月) 10:09:05
>>3432
● ブランド女子大の 全盛期を知る親もいなくなる

 今の受験生の親世代はギリギリ、全盛期の女子大の記憶が残っているかもしれない。特に自分も女子大出身で女子大の教育の内容が優れていると認識していれば、わが子に進学してほしいと働き掛けることもあるだろう。そこから子供が興味を持って教育内容を知れば、魅力を感じるかもしれない。

 実際、女子大の中には就職実績が優れているところもある。津田塾は、女子差別撤廃条約批准や男女雇用機会均等法制定に卒業生が関わったり、女性官僚に津田塾出身者が多かったことから、「津田マフィア」と呼ばれていた時代もあるほど。

 今も大学教授は現役120人を輩出。仮に45〜65歳で教授になったとすると、1学年(約600人)のうち約6人が大学教授になっている計算。企業の役員は24人で、53〜65歳でなったとすると1学年のうち約2人が役員になっている計算だ。

 津田塾は17年4月、東京・千駄ヶ谷に「総合政策学部」を新設した。大学開校以来初めての新学部だ。勝負に出るならまさにギリギリのタイミングだろう。

 もう少し下の親世代になると、共学志向が強くて、女子大のよさをあまり認識していないかもしれない。その子供は女子大に興味を持つ機会は少ないだろう。

 武蔵野女子は04年に共学化して武蔵野大学となり、志願者数も難易度も大幅に上昇した。時代に応じてこのように変化するのも選択肢の一つである。このまま役割を終えるのを座して待つか、存在意義を強く打ち出すか、共学化するか。選択肢は幾つかに限られる。

週刊ダイヤモンド編集部

3434とはずがたり:2017/09/11(月) 19:18:14
籠池夫妻を追起訴、大阪府の補助金巡る詐欺など
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20170911-567-OYT1T50042.html
15:30読売新聞

 学校法人「森友学園」(大阪市)を巡る補助金詐欺事件で、大阪地検特捜部は11日、前理事長・ 籠池 かごいけ泰典(64)、妻の 諄子 じゅんこ(60)両被告を詐欺と詐欺未遂の罪で追起訴した。

 2人は学園が運営する「塚本幼稚園」を巡り、2014?16年度、専従教員の数を偽って大阪府の「運営費補助金」計約2200万円を詐取したほか、11?15年度には障害児ら特別な支援が必要な園児数に応じて支給される府の「特別支援教育費補助金」計約7000万円を詐取したなどとして、8月21日に再逮捕されていた。


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