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Tohazugatali Tourist Bureau

6119とはずがたり:2025/08/26(火) 23:30:28

「とっておき」から人ごみへ

ジョセファイズ氏はこの5年間、数々の魅力的な旅行先がやがて過密状態に陥る様子を目の当たりにしてきた。ほとんどの例が同じ経緯をたどるという。

まずサンビルのようなツアー業者が、人の行かない目的地に目をつける。ほかの旅行者に取り囲まれたくないという顧客にはぴったりの場所だ。そして手始めに週1回のチャーター便を手配し、顧客を送り込む。こうして、最初の2〜3年は比較的少数の観光客で地元の経済も潤い、穏やかな時期が続く。

だが評判が広がると、格安航空会社がそこへ行く便の運航を開始し、翌年にはチャンスを逃すまいと競合各社が参入する。

いきなり多くの便が殺到するようになり、座席を埋めようと各社が競って運賃を下げる。結果的に、格安市場が一番の多数派になる。増加する旅行者の数に宿泊先が追いつかず、住民は短期宿泊レンタルへの投資に乗り出す。

「とっておき」の旅行先は、まもなく人ごみであふれかえるようになる。裕福だった一番乗りの旅行者たちとは違い、格安航空で訪れてAirbnbを利用し、現地にあまり金を落とさない多数派市場の人々だ。一番乗り組は別の場所へ移り、そこでまた新たなサイクルが始まる。

ジョセファイズ氏は次にこのサイクルに入る旅行先のひとつとして、ギリシャのサモス島を挙げる。島には今年、英国から週に一度だけ直行便が運航しているが、今後さらに増える見通し。格安航空各社の動向が注目される。

一方、Airbnbの報道担当者は、声明でこう主張した。「Airbnbは旅行者の分散化を進め、地域社会により多くの利益をもたらす、新たな旅のしかたを提示している。オーバーツーリズムが実際にはどこで悪化しているかというと、Airbnbが厳しく規制されている街だ。オランダの首都アムステルダムやバルセロナでは、短期宿泊レンタルへの厳格な規制が導入されると同時に、ホテルののべ宿泊者数と宿泊料が急上昇した。有効なオーバーツーリズム対策を講じたい街は、家族や地域社会を応援する観光に注力するべきだ」

オーバーツーリズムとの戦い

スペイン東部マヨルカ島の中心都市パルマの観光協会を率いるペドロ・オマル氏は、街を訪れて問題行動を起こす旅行者と、対策を求める住民の間で板挟みになっている。

「観光が環境面だけでなく、社会的、経済的な観点からもサステイナブル(持続可能)な産業であるよう保証する必要がある」と、オマル氏は語る。「私たちの経済は観光に依存している。だから物理的なサステイナビリティーを確保しない限り、将来はない」

パルマの港で受け入れ可能なクルーズ船は1日に6隻だが、22年に寄港が1日3隻までに制限された(同様にバルセロナも今年7月、クルーズ船のターミナル七つのうち二つを26年に閉鎖すると発表した)。市当局は中心街にある集合住宅を短期レンタルアパートやAirbnbに使うことを禁止し、市内のホテルの収容人員に上限を設けて計1万2000人までとした。今後、新たなホテルがオープンする場合は、代わりに別のホテルを閉館させる必要がある。

当局はさらに、古くなったホテルを買い取って廃業させるために5000万ユーロ(約86億円)の基金を設立した。対象となるのは、格安旅行でよく使われる安めのホテルが多い。
「あなたたちは来なくていい」

パルマの取り組みから生じるのは、「旅行する『権利』はだれにあるのか」という問い掛けだ。

一部の観光地はずっと前から、高い料金を課すことでマスツーリズム(大衆観光)の抑制を図ってきた。ブータンは「持続可能な開発料」(SDF)として、観光客から1日100ドル(約1万4700円)を徴収している。アフリカ東部ルワンダのゴリラトレッキングに参加するための許可証は、1人1500ドル。ベネチアの日帰り旅行者に課される10ユーロ(約1700円)の観光税には、地元住民から「富裕層に街を売るな」と批判の声が上がっている。

6120とはずがたり:2025/08/26(火) 23:30:54
>>6118-6120

オマル氏は、観光地側に客を選ぶ権利が与えられるべきだと主張する。ディナーにだれを招くか決める時と同じで、「こちらの個性やライフスタイル、伝統を尊重してくれる旅行者に来てもらいたい」「そういう視点を持たずに訪れようとする客には、あなたたちは来なくていいと丁重に申し上げる」と話す。

ジョセファイズ氏はさらにきっぱりと、「もう有象無象はいらない」と言い切った。

「ひどい言い方に聞こえるし、だれにでも旅行する権利はあるが、人数が増えるばかりで手に負えなくなっている」「金のない客に来てほしいかどうかは、観光地次第だ」

同氏によれば、欧州では今のところ、料金を上げて格安旅行の客を完全に締め出すというより、人数制限に重点を置く観光地が多いようだ。

住民からの信頼回復へ

地元住民の信頼を回復することは、群衆対策に劣らず重要な課題だ。

オマル氏は23年に策定されたパルマの新5カ年計画を説明するなかで、「住民本位の観光戦略」を掲げた。市が買い取るホテルの一部は緑地や住宅地に転用される。11月には、住民向けのコンサートや子どもたちのイベント、街歩きツアーなど、無料の文化行事が開催される。

「会場はすべて、住民がなんとなく観光客専用と思い込んでいる場所。住民はかつて抱いていたパルマへの帰属意識を、次第に失いつつあった。この流れを変える必要がある」と、オマル氏は話す。
修復には時間がかかる

スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ大学でマーケティングを研究するエストレーリャ・ディアス・サンチェス准教授によると、抗議デモは短期的にみると拡大する可能性が高い。

「一部の住民は観光客の数に不満を持っているが、主な要因は家賃の高騰だと考える。短期宿泊レンタルが家賃を押し上げた結果、地元の人々が住宅市場から締め出されている」と、ディアス氏は語る。「解決策は、観光を拒絶することではない。だれも取り残されない、相手を尊重する観光にすることだ」

最悪の事態を予言したジョセファイズ氏も、修復は可能と考えている。同氏は一例として、ポルトガルの首都リスボン近郊の海岸リゾート、エストリルを挙げた。70年代にマスツーリズムの客が押し寄せたのに対して、当局が高級化を図った成功例だ。

同氏は「修復は可能だが、時間がかかる」と話し、「観光地にとっては自ら成長を抑制するほうが、後になって修復するよりはるかに容易だ」と指摘した。

6121OS5:2025/08/28(木) 12:36:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/287282d8075c6241a57078bbd05af9f6d6781906
彦根城の世界遺産推薦見送り 地元自治体「貴重な教訓、来年こそ」
8/27(水) 15:52配信


毎日新聞

世界遺産登録を目指す彦根城=彦根市で2025年5月28日、本社ヘリから小関勉撮影

 2027年の世界文化遺産登録を目指してきた滋賀県の彦根城について、国の文化審議会は26日、推薦を見送った。推薦書案をさらに充実し、歴史資産としての妥当性、客観性をさらに高めるよう求められた。国内第1陣で世界遺産暫定リスト入りして33年。地元自治体トップらは「今回の結果も貴重な教訓。課題を確実に修正し、来年こそは国内推薦を獲得したい」と諦めない姿勢を見せた。【伊藤信司、北出昭】

【写真特集】日本の世界遺産

 彦根城はイコモス(ユネスコ諮問機関)が助言する「事前評価」制度を国内で初めて活用。23年9月の申請で「徳川(江戸)時代の地方政治拠点として機能した、建築および土木の傑出した見本であり、大名統治システムを有形遺産で示すもの」とアピールし、24年10月にイコモスから「推薦戦略を支持する」と通知された。

 一方で(他城との)比較の指標を広げたより厳密な分析▽大名統治システムの包括的説明▽井伊家の重要性明示――なども指示された。今年7月にはこれらを踏まえた推薦書案を文化庁に提出した。

 この案に対し今回、文化審議会は「大名統治システムの説明で進捗(しんちょく)が見られる」「資産の遺存状況について分析の精緻化が図られた」などと評価。一方で「一定の範囲の城を抽出することについての妥当性、客観性に関してイコモスから指摘を受ける可能性がある」「大名統治システムの鍵になる概念について説得的な根拠が示されていない」などと課題も挙げた。

 彦根市役所で記者会見した田島一成市長は「驚きとともに深い遺憾の念を抱いている」と表明。しかし「一定の評価が示されているとも感じた。ようやく頂上が見えてきた。本当にあと一歩なので努力を重ねたい」と述べた。修正した推薦書案を今年度中に文化庁へ再提出。来年夏の文化審議会での推薦決定を目指す方針だ。

 ◇識者「2世紀半の大名統治、アピールを」

 米原市柏原宿歴史館の谷口徹館長(72)は彦根市勤務時代、20年以上にわたり彦根城の世界遺産化に尽力した。今回は国内推薦候補の選定が見送られたが、「2世紀半の大名統治を引き続き世界にアピールし、国内推薦を勝ち取ってほしい」とエールを送った。

 1992年の暫定リスト入りは文化庁主導だったため、当初は地元行政の足並みがそろわず苦労したという。姫路城、松本城、犬山城と「国宝四城」セットで登録を目指した時期もあったが、日本イコモス国内委員会の意向で単独推薦方針に切り替えた。2020年からはようやく県市の協力体制が整い、4度にわたって文化庁に推薦書案を提出。特に24年10月、イコモスから「推薦戦略支持」と事前評価された際は長年の努力が報われる思いだった。

 谷口さんは「試行錯誤も重ねたが、江戸期の平和を象徴する彦根城は、現代でも大いに参考になるはず」と強調した。【伊藤信司】

 ◇彦根城の世界遺産登録を巡る経緯

1992年10月 世界遺産暫定リストに記載される

2008年4月 彦根市が彦根城世界遺産登録推進室新設

08〜14年度 長野県松本市、愛知県犬山市とともに「(仮称)国宝四城世界遺産登録推進会議準備会」に参加(姫路城は1993年に世界遺産登録)

20年2月 県と彦根市が「彦根城の世界遺産登録推進に関する協定」締結

3月 県と彦根市が初の推薦書案を文化庁へ提出

4月 県が彦根城世界遺産登録推進室新設

21年3月 2回目の推薦書案を文化庁へ提出

22年6月 3回目の推薦書案を文化庁へ提出

23年9月 ユネスコに事前評価申請書を提出

24年10月 ユネスコから事前評価結果を受理

25年7月 4回目の推薦書案を文化庁へ提出

6122OS5:2025/08/29(金) 11:40:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/98c2374c9172e6469aeb87b75a3ee0c4123a3025
年間1億人の外国人客 花の都は「オーバーツーリズム」批判が意外に少ない パリの窓
8/29(金) 8:21配信
フランスは昨年、外国からの来訪客が1億人を超えた。堂々の世界一。パリは「ディズニーランドか!」と叫びたくなるほど混雑するが、オーバーツーリズム批判は意外なほど少ない。2位のスペインで、住民の抗議デモが広がったのとはずいぶん違う。

この理由は、夏の「すみ分け」にあるのではないか。パリ住民はバカンスに出かけ、多くの店は交代で2、3週間の休みをとる。観光客が増える時期、住宅地は普段より静かになる。

私は凱旋(がいせん)門に近い商店街に住んでいる。7月は「ハ〜イ、マルシェを紹介します」と話しながら動画を撮る観光客(特に米国人)が闊歩(かっぽ)し、向かいのカフェは毎夜大騒ぎだった。8月になると界隈(かいわい)はほとんどシャッター通りと化した。歩いているのは旅行に出ない高齢者と民泊客ぐらい。なじみの八百屋もヒマらしく、雑談していたら「おまけだよ」とスイカをくれた。

観光客への寛容さには、「花の都にみんなが来るのは当然」というフランス人のプライドも透けてみえる。1月、年間900万人が訪れるルーブル美術館で混雑による傷みが問題になると、マクロン大統領は改修計画を発表した。入場制限するどころか、「1200万人が来られるようにする」と宣言した。東京都の人口に近い規模だから、恐れ入る。(三井美奈)

6123OS5:2025/08/31(日) 22:14:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/7621c62b70f73c5f1d46d6d3a19ffc4826197b83

6124OS5:2025/09/01(月) 22:40:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9cf595eef5a880e7b6f71432cfe71b0a114fde

トラブル多発の大阪特区民泊、8市町が「終了」意向 府の調査結果判明 区域見直し申請へ
9/1(月) 21:43配信
産経新聞

大阪府は1日、国家戦略特別区域法に基づく特区民泊制度について、府内の7市町が離脱する意向を示したと明らかにした。これとは別に、寝屋川市がすでに離脱方針を表明しており、計8市町が特区対応を終了する見通しとなった。訪日客増加に伴い始まった特区民泊を巡っては、全国の認定施設の9割以上が大阪市など府内に集中し、ごみや騒音などが問題化。府は調査結果を踏まえて実施区域の見直しを国に申請する方針。

特区民泊制度では都道府県と政令市、中核市に施設認定などの権限がある。府は8月下旬、全43市町村のうち、政令市の大阪、堺両市と7中核市を除く34市町村の意向を調査した。現在は府が窓口となり、交野市を除く33市町村で特区民泊を実施している。

調査では、①住宅地で新規申請を受理せず、実施可能地域を制限②全域で新規申請を受理しない③これまで通り実施④実施可能地域を、市街化区域のうち工業専用地域を除く「全域」に拡大⑤その他-のいずれに該当するかを問うた。

■4市町が実施エリア「制限」

調査結果によると、離脱に相当する②と回答したのは泉大津、茨木、大東、箕面、藤井寺、四條畷の6市と島本町。①は泉南市など4市町、③は岸和田市など20市町村で④は該当なし。⑤の3市のうち、河内長野市と高石市は未定とし、交野市は従来通り実施しないと答えた。

政令市や中核市で現在実施しているのは大阪、寝屋川、八尾の3市。大阪市はプロジェクトチームを立ち上げて課題や対策を取りまとめ中で、横山英幸市長は「対応できない場合、特区民泊の新規申請の受け付け停止という判断はある」としている。寝屋川市は8月、市民の懸念を理由に離脱を表明した。八尾市の対応は未定で、府や他市の動向を踏まえて決めるという。堺市など残りの6市は実施予定はない。

特区民泊は旅館業法の特例として通年営業が可能。大阪市は観光資源が豊富な上、京都に近いなど利便性が高く、同市の認定施設は6月末時点で国内全体の95%にあたる6523件に上る。一方で騒音やごみを巡る問題だけでなく、アパートを民泊施設に転換しようと住民が退去を迫られる事態も発生している。

吉村洋文知事は、特区民泊の意義として違法民泊の解消を挙げる一方、「需要の少ない自治体が続ける必要はなく、市町村の意見を大切にしたい」と強調し、国に実施区域の変更を求める考えを示した。(山本考志)

6125OS5:2025/09/02(火) 17:16:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7325e1d5f223d30bb6f22eb6594cc1cf82705b8
伊豆・賀茂地区の「ワーケーション施設」が苦境 コロナ収束で利用低迷、運営企業が撤退 「絶景施設」もてあます自治体も
9/1(月) 13:00配信


静岡新聞DIGITAL

民間が撤退した下田市のワーケーション施設。市は利用が伸び悩んだ要因について、首都圏からの移動時間の長さが足かせになったとしている=7月下旬、同市

 新型コロナウイルスの流行拡大により2020年ごろから国内で普及が進んだリモートワーク。伊豆半島南部の賀茂地区では風光明媚(めいび)で温暖な地域性を生かし、働きながら余暇を過ごす「ワーケーション」が推進されてきた。一方でコロナ禍の収束とともに曲がり角を迎えている公共関連の施設もあり、対策に苦慮する自治体も出始めた。

 7月下旬、中心部から約1・5キロの下田市三丁目。目の前に大海原の絶景が広がるワーケーション向け施設で、今後の活用に向けた見学会が開かれた。この施設は元々、市と協定を結んだ三菱地所の運営でコロナ禍まっただ中の21年にオープン。ところが利用者の低迷で同社が25年7月限りで撤退。年度ごとに300〜500人の利用を見込んでいたが、140〜270人程度にとどまった。

 整備に伴う国の補助金の返還義務を避けるため、市は引き続きワーケーション関連の施設としての利用を目指す。市内には既に約30カ所の民間運営のワーケーション施設があるが、市産業振興課は「思った利用成果は得られなかったが、ワーケーションを推進する中でシンボル的な施設の存在は大きい」と説明する。8月25日現在で企業や個人からの問い合わせはあるものの、活用へ具体的な動きには至っていないという。

 松崎町の地域交流拠点「ふれあいとーふや」もワーケーション利用が伸び悩む。16年に町が中心部にイベントスペースやシェアオフィスとして整備した。定期的な教室やイベント目的で年間200件ほどの利用はあるが、ワーケーションは10件未満という。

 利用目標は特段定めていないとしているが、町企画観光課は「町への申請が必要で、ふらっと来て働きたい人には煩雑に感じるかも」と背景を推察。地元住民の利用が多く、近年は新規の利用者は「ほとんどいない」(同課)状況だ。

 「施設が乱立し、人を呼び込むにはターゲット層の明確化と設備の特色を出すことが不可欠」とは、合同会社「エレント」(下田市)代表の塚田絵玲奈さん(34)。国や場所を選ばずITを活用してリモートで働く「ノマドワーカー」の誘致に取り組んでいる。「静岡県外や外国の人は、『賀茂』ではなく『伊豆』という広いエリアで見ている。自治体の垣根を越え、活性策を探っていくべき」と提言する。

静岡新聞社

6126OS5:2025/09/03(水) 13:12:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab977df2925709f8cd71d729d10fbe66ff217b84
首里城「時間制」チケット検討 正殿見学、待ち時間やオーバーツリーリズム対策で 沖縄
9/3(水) 12:43配信

琉球新報

首里城正殿(資料写真)

 来秋を予定する首里城正殿の完成に向け、県が正殿見学の時間制チケットを導入する方針であることが2日、分かった。平成の復元時から問題となっていた首里城公園とその周辺の混雑解消を図る狙い。チケットはオンラインでの販売を視野に入れている。


 時間制チケットの導入のほか、首里城周辺の首里杜地区周遊ルート作成やその周知を盛り込んだ「首里杜地区課題解決事業」の補正予算案を県議会9月定例会に提出する予定。経費は1億1153万円で、事業の委託料に当てられる。議会で予算が可決された場合、導入に向けた具体的な検討が進められる。

 時間制チケットが導入されると、入場者はあらかじめオンライン予約した時間に首里城公園へ行き、待ち時間なしで正殿を見学することができる。また、現地でも入場チケットは購入できる。

 同事業は観光庁の「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」を活用する。

The Ryukyu Shimpo Co., Ltd

6127OS5:2025/09/03(水) 13:43:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a7af50c35128e2cd25f25e44bbfcf798090a06d
治安が良く衛生的で物価も手ごろ…直行便もあるウズベキスタンで楽しむ世界遺産の旅
9/3(水) 11:50配信


大手小町(読売新聞)

14の廟が並ぶ「シャーヒズンダ廟群」。幾重にも重なる青の装飾が圧巻

青く輝くモスクで知られる中央アジアの国、ウズベキスタン。遠い異国のように思われがちですが、日本からは直行便もあり、国内の移動もスムーズで、旅しやすい国の一つです。治安が良く衛生的で、物価も日本よりずっと手ごろ。悠久の歴史に彩られた街並みは、想像以上にやさしく迎えてくれました。


歴史的な建物の中に生活が溶け込む

英雄、ティムールが眠る「グリ・アミール廟」。ジュニパーの木立の奥に青いドームがそびえる

ホテルと都市の間を結ぶ特急列車だけ予約して、あとは現地で気の向くまま。世界遺産が数多く点在するサマルカンドでは、無理に予定を詰め込まず、いくつかのモスクや廟(びょう)に絞って歩きました。

シルクロード交易で名を馳(は)せた古都サマルカンドは、どこを歩いても歴史の気配が漂っています。まず足を運んだのは、三つのメドレセ(神学校)が並ぶ「レギスタン広場」。迷路のような旧市街を歩いていると、少しずつ青い光景が視界に広がり、やがて目の前に壮麗な建物が姿を現しました。

ファサードを覆うタイル装飾は、遠目には青一色に見えますが、近づくと幾何学模様や花模様が無数に組み合わされています。サマルカンドの建築では、青・金・緑の3色がよく使われ、青は空や宇宙を、金は太陽を、緑は再生を表すのだそう。旅の前に何度も写真で眺めていたのに、実際に目にすると圧倒されてしまいます。


建築当時はイスラム最大級のモスクと呼ばれた「ビビハニム・モスク」

内部に入ると、かつて学び舎(や)だった小部屋は、今では土産物店に姿を変えていました。歴史的な建物の中に現代の生活が溶け込んだ、そのアンバランスさもどこかユーモラスです。

それにしても、ウズベキスタンの夏は乾燥していて暑い。観光は朝夕に絞るのが賢明です。私も朝のうちに遺産を見学し、昼は部屋で休み、日没後に街へ出る――そんなリズムで旅をしていました。とくに朝食前の散策は、出勤途中の女性や、バザールの準備に追われる人々の姿が見られ、街の日常が静かに立ち上がっていくのを感じます。

「ビビハニム・モスク」は、中央アジアに広大な帝国を築いたティムールが、寵愛(ちょうあい)した妃(きさき)の名を冠して建てたモスク。その背景からインドの「タージ・マハル」を思い浮かべますが、それより2世紀以上も前に、すでにここに建てられていました。

ところが、あまりにも壮大な工事を急いだため、完成後まもなく崩壊。現在の姿は1970年代に再建されたものです。中は比較的がらんとしていて、「外から眺めれば十分」と言われることもありますが、ティムールと妃にまつわる数々の逸話を知ると、静けさの奥に、当時の息づかいが今も潜んでいるように思えました。

「シャーヒズンダ廟群」を訪れたのは、朝の静けさがまだ残る時間帯。回廊の両脇に並ぶ霊廟は、青、群青、翡翠(ひすい)色のタイルに覆われ、朝日を受けて輝いていました。階段を上り、アーチをくぐるたびに、景色は青に塗り替えられていく。深い青、緑がかった青、金を散らした青――。これこそ、ずっとあこがれていた、サマルカンドブルーでした。訪れるなら、やはり朝がおすすめです。

6128OS5:2025/09/03(水) 13:44:12
ブティックホテルで味わう古都の時間

到着すると、ウェルカムドリンクとドライフルーツのもてなし。客人をドライフルーツで迎えるのは、ウズベキスタンの習わし

サマルカンドには、街に馴染(なじ)む意匠を持つブティックホテルが数多くあります。私が泊まった「Kosh Havuz Boutique Hotel」もその一つでした。外観は旧市街の街並みにひっそりと溶け込んでいましたが、館内はアーチを多用した造りや、バスルームの壁一面に施されたタイルなど、細部までウズベキスタンらしい装飾にあふれています。

日が暮れると、ホテルは静けさの中でしっとりとした雰囲気をまといます。ライトアップされた中庭を眺めながら過ごすひとときや、屋上のバーで夜風に吹かれながら口にしたローカルワインは、サマルカンドの夜の記憶そのものとなりました。

滞在中の楽しみは、螺旋(らせん)階段を下りた地下にひっそりとあるダイニングでいただく朝食でした。サムサ(肉や玉ねぎを包んだ焼きパイ)や、パフラヴァ(生地にナッツを挟んだお菓子)、メドヴィク(蜂蜜のケーキ)、ドライフルーツや新鮮な野菜、ナッツなど、ローカルフードがバランス良く並びます。モスクを散歩した後にいただく朝食は、ランチをスキップしてもいいほど満ち足りたものでした。

このホテルは、比較的高級宿に分類されているようですが、サービスや雰囲気を考えると想像以上に手が届きやすく、サマルカンドの旅をぐっとドラマチックにしてくれる存在でした。

ホテルのある旧市街は今も人々が暮らす場所です。華やかなモスクや廟のすぐ隣に民家が並び、洗濯物が干され、子どもたちの声が響きます。昼間は暑く、人影は少ないのですが、夕方になると街の表情が一変。レストランへ向かう夜8時、夕暮れのなか、声をかけてくれたのは、地元の子どもたちでした。治安もいいので安心して外で遊んでいられるのでしょう。観光地化し切っていない素朴さと、無邪気に笑う姿が、とてもかわいらしく感じられました。


歴史ある街並みに響く子どもたちの笑い声。これもサマルカンドの日常

世界遺産の街を歩く旅は、時に過去を訪ねるような体験にもなりますが、そこに暮らす人々に触れると、「今を生きる街」としての息づかいが感じられます。サマルカンドの余韻は、青いモスクのタイルだけでなく、こうした日常のひとこまとして、心に残っています。

(旅行ライター・芹澤和美)

6129OS5:2025/09/03(水) 13:45:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a94b5c14e16a3d3a6b0e226ea9cb9480068f3bf
福島・スキーリゾート天栄、廃止へ 老朽化…修繕維持に多額の財政負担予想
9/3(水) 8:31配信


福島民友新聞

福島県天栄村

 2021年シーズンから休業状態が続いている福島県天栄村の「スキーリゾート天栄」が廃止される見通しとなった。2日開会の9月村議会で添田勝幸村長が方針を示し「新たな用途での利活用や老朽化した設備を修繕しての継続は長い時間と多額の財政負担が予想される。廃止し、敷地を(国に)返還する方向で協議を進めたい」と説明した。

 同スキー場は1995年12月に開業。村振興公社が管理、運営している。温暖化による少雪やスキー人口の減少、施設の老朽化などを理由に2021年10月から営業を休止している。

 村にはリゾートトラストグループのグランドエクシブ那須白河(西郷村)が運営するスキー場「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」もあるが、昨シーズンの営業休止を発表。今季については未定という。

福島民友新聞


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