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マスコミ

932チバQ:2011/01/28(金) 23:45:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2011012502000062.html
地デジ化ラストスパート 「残り1割」人海戦術強化
2011年1月25日 朝刊

 あと半年となったテレビの完全デジタル化。地デジ対応受信機(テレビ、チューナーなど)の普及率は九割を上回ったとされるが、その数字が示すほど地デジ視聴は普及していないようだ。経済上の理由などで地デジ機器への切り替えが進まない世帯への対応も残された課題。時間と競争で地デジPRが続く。 (山崎美穂、服部聡子)

 昨年九月の総務省の抽出調査によると、地デジ普及率は全国平均で90・3%。アナログ停波までに対応予定という世帯を合わせると97・9%となる。残りをどうするか。

 総務省の委託で地デジ普及を図る「デジサポ(テレビ受信者支援センター)愛知」は、昨年暮れからスタッフが「地デジアドバイザー」の名で戸別訪問するローラー作戦に乗り出した。十組に分かれた二十人のスタッフが一日に二百〜三百戸ずつを巡回。デジタル用のアンテナの有無を目安に、地デジ未対応の可能性がある家を一軒ずつ訪問する。

 しかし、在宅率は二割ほど。応対してくれるのは一日で一組当たり十戸程度と、能率は悪い。戸別訪問の一番のターゲットである高齢者世帯は警戒心が強く、在宅でもほとんど出てきてくれないという。一番、情報を届けたい世帯の扉が開けられないジレンマを抱えながらの巡回が続く。

 地デジ対応テレビは購入したが、操作に不慣れだったりアンテナが合っていなかったりで、アナログ放送を見ている人たちもいる。こうした「隠れアナログ視聴者」も意外に多い。

 「(地デジアドバイザーに)テレビを見てくださいと言われてチェックしたら、デジタルテレビなのにアナログ画面だった」という八十代の夫婦宅もあった。リモコンを触っているうちに「アナログ」のボタンを誤って押し、そのままになったようだ。

 アンテナも盲点。家電量販店にも「テレビを買い替えたのに地デジが映らない」という声が多く寄せられている。

 共同アンテナやケーブルテレビを利用する世帯以外は、個別にUHFアンテナを設置しなければ映らない。アンテナの取り換えや方向調整などの対策をしていない人が多い。何台ものテレビを見ている世帯は、電波が弱くなるため、ブースター(増幅器)の取り付け工事が必要なこともある。世帯に応じて状況が異なるので、電器店などへの問い合わせが必要だ。

 このほかにも、地デジに対応していないVHSデッキなどの録画機に関して「録画できない」「出力端子が合わなくて接続できない」など、相談内容はメーカーや機種によって千差万別だ。

 総務省は「デジタル機器の操作が苦手だったり、関連情報が届きにくかったりする人たちからの問い合わせが増える」として、相談窓口の強化をアピールする。完全移行一カ月前の六月下旬をめどに、全国の電話相談に応える「地デジコールセンター」を現行の百九十人から千人体制に増強。さらに「電話だけでは解決できない問題が多くなる」と、対面式の臨時相談所を全国の市町村の窓口など一千カ所に設置する。

 自分から声を上げにくい高齢者世帯には、ボランティアによる声掛け作戦も四月から展開する。各地のデジサポは、昨年十一月から消費者団体や民生委員など地域の実情に詳しい団体に働き掛けて、メンバーを募集している。

 テレビは生活に一番身近なメディアとして家庭に教養や娯楽を届け、災害時には「情報の命綱」となる。それだけに「デジタル化して視聴できない世帯があってはならない」(総務省担当者)。全世帯視聴の最終目標に向け、最先端技術の周知を人力でこなす手探りの活動が続いている。


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