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マスコミ

720名無しさん:2009/10/10(土) 14:13:35
http://agora-web.jp/archives/768985.html

記者クラブ問題は民主党政権の本物度を測るバロメーターだ
*今月から毎週木曜日に、ゲストブロガーの記事を掲載します。

ビデオニュース・ドットコム代表/ビデオジャーナリスト 神保哲生

民主党は野党時代からすべての記者会見をすべてのメディアに開放してきた。こんな当たり前のことが強調されなければならないところに、現在の日本のメディアが抱える問題の深刻さが滲み出ているのだが、少なくとも野党時代の民主党はそのことの重大さを認識していたように見えたし、政権を取ったら政府の記者会見も開放することを公然と約束していた。
 
ところが、民主党が政権の座につき、約束通りすべての記者会見がオープンになるかと思いきや、どうしてどうして、今それが方々で難航したり頓挫したりしている。なんと言っても、選挙前の記者会見で繰り返し記者会見のオープン化を宣言してきた鳩山首相自身が主を務める首相官邸の記者会見からして、今のところ開放されていないのだ。
 
民主党を継続的に取材してきた非記者クラブメディア所属のぼくのような記者にとっては、昨日まですべての記者に開放されていた鳩山さんの記者会見が、政権を取ったとたんに突如として扉が閉ざされ、自民党政権時代と同じ記者クラブ加盟社だけを対象とする内輪の記者会見になってしまったのだから、残念としかいいようがない。
 
しかし、ここで強調しておきたいことは、記者クラブ問題や記者会見の開放問題は決してメディア業界だけの問題ではない。これは民主党が掲げる数々の改革が本当に実現できるかどうかを推し量る絶好のバロメーターとなる。既得権益たる大手メディアや省庁内に巣くう情報非公開官僚の抵抗によって、野党時代に当たり前のようにできていた記者会見の開放すら頓挫するようであれば、民主党が掲げる政策を実現する上で不可欠となるもっと大きな既得権益の解体などできるはずがないからだ。

●日本の記者会見は世界の非常識

通常日本で記者会見と呼ばれているものは、国際標準ではとても記者会見とは呼べないでたらめな代物だ。日本の記者会見は政府や政党が記者クラブと呼ばれる、主要新聞とテレビ局と2大通信社のみが加盟できる任意団体を対象に行われている、いわば内輪のセレモニーに過ぎない。しかし、それがセレモニーに過ぎないことがこれまでばれずに済んだのは、その実態を当の主要メディアが一切報じてこなかったからだ。
 
つまり、ここにきて記者クラブ問題が俄然世間を騒がせるようになっている理由は、単に政権交代で記者会見の開放を公約している政党が政権についたからではない。記者クラブ制度という名の、政府と主要メディアがもたれ合うインチキなできレースの一方の受益者である主要メディアが、どんなにこの問題に頬被りをして誤魔化そうとしても、ネットを通じてその実態が多くの市民の知るところとなってしまうからなのだ。政治の構造的な変化と同時に、メディアの構造的な変質が、長らくメディア問題の奥の院に座してきた記者クラブ問題を、白日の下にさらけ出した結果と言っていいだろう。


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