したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

マスコミ

196小説吉田学校読者:2006/06/15(木) 22:31:58
よく東西の視聴率、笑いの違いについて、俎上にあがるこの番組ですが、関西で数字がいいのは、どう考えても関西特化のおかげだと思う。それと時々ヒューマニズムに走ってしまうのもどうかなあ。関東人は、笑う時は笑う。これが関東であります。笑点は、大事件があったときは数字が伸びる傾向があります。かつては、豊浜トンネル事故で発破生中継があった際、砒素カレー事件強制捜査の際など、20%超えをしたものであります。関東人は笑う時は俗世間を忘れたい願望があるのかもしれません。
「新婚さん」は、関東だと裏に「噂の東京マガジン」(ナイトスクープの関東版ですよ、これは)のような関東のみで数字を取る番組があるからだと思いますね。

登録番号73 探偵!ナイトスクープ
http://www.asahi.com/kansai/kansaiisan/OSK200606020023.html

 関西版と関東版の視聴率上位ランキングを比べてみると、関西人と関東人の好みの違いが端的に現れていて、深い感慨を覚える。無論、両方の地域で人気がある番組も少なくない。だが、関東では高視聴率の常連「笑点」が、関西ではベスト20にも入っていない。その代わりと言ってはなんだが、関西で常に上位の「探偵!ナイトスクープ」「新婚さんいらっしゃい!」が、関東のランキングでは影も形もない。
 放送時間帯の違いがある上、現在、東京エリアで「ナイトスクープ」が放送されていないという事情は、この際、置いておく。「笑点」と、「ナイトスクープ」や「新婚さん」の違いは何か。それは後者が視聴者参加番組だということだ。思えば、在阪テレビ局の歴史には、「夫婦善哉(ぜんざい)」から始まり、「凡児の娘をよろしく」「ただいま恋愛中」「プロポーズ大作戦」などなど、視聴者参加番組が金字塔のように輝いている。これらの番組には他国の視聴者も出演するが、核を成すのはなんといっても関西人だろう。他国の人にあるさらけ出すことへのためらいを、サービス精神の塊である関西人は持たない。素人が、手練の芸人とあうんの呼吸でやりあい、求められる前に、喜んでどんどんアホになっていく。そこに、笑いだけではなく涙や感動まで生まれるという魔法。「笑点」で泣けるか? まあ、笑うこともできませんけどね。
 で、この世界に誇る大阪の視聴者参加番組の完成形が、「ナイトスクープ」だと思う。上岡龍太郎ファンだったので、88年のスタート時から見ていた。忘れもしないのは、「おならは燃えるか?」。男性だけではなく、主婦やOLまで十数名、お尻にライターを持っておならをこきまくり、燃えたときには、みんなが手をとりあって大喜びしていた。京都人の上岡さんは「大阪人にはかなわない」と嘆息していたっけ。「マネキンと結婚したい!」という一編も印象深い。女の子が一目惚(ぼ)れしたマネキンを探し当て、ついに結婚式まで挙げるのだが、式にはお母さんや親戚(しんせき)、友人が揃(そろ)って参列した。他国なら、彼女はヘンな子で片づけられてしまいかねないのに。大阪人の遊び心というか、優しさにグッときた。
 視聴者の疑問や願望に応えるという形で、見る側と作る側ががっちり手を組み、「おもろいのが一番」という関西人魂をどこまでも追求する「ナイトスクープ」には、喜怒哀楽がぎっしり詰まっている。こんな濃いのを見てるから、東京の淡白な笑いでは到底満足できないのだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板