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マスコミ

1720名無しさん:2020/10/26(月) 08:03:15
https://www.chunichi.co.jp/article/82559

「ヤフーに罪はない」 巨大プラットフォームと伝統メディアの愛憎劇 デジタルメディアの現在地(1)
2020年7月6日 20時00分 (7月9日 14時05分更新)
天気や災害、交通情報からショッピングまで、あらゆるサービスを擁する日本最大のプラットフォーム、ヤフー。トップページの真ん中で、吸引力となってきたのがヤフーニュースだ。日本で最も読まれるニュースサイトとなったヤフーは、この20年でニュースの生態系を一変させた。新聞などの伝統メディアは、あらゆる記事をタダ見せするヤフーに恨み節を漏らしつつ、依存するのをやめられない。ニュースの巨人はどこに向かい、新聞は将来像をどう描くのか。
(東京本社編集局デジタルディレクター・小嶋麻友美)
◆もっと速く、もっと多く… 「麻薬」のようなヤフー配信

ヤフーニュースのスマートフォン用のトップ画面

「最初は『こたつ記事』はやらないはずだった。でもこれほど読まれるんだから、やらない手はないでしょう」。ヤフーに記事を提供しているスポーツ紙の編集幹部が明かす。
「こたつ記事」とは、取材に足を運ばず、こたつに入ったままでも書けるようなお手軽な記事を指す業界用語だ。最近は、テレビや会員制交流サイト(SNS)での著名人の発言やユーザーの反応をまとめただけの記事をよく目にする。
スポーツ紙の発行部数は日本全体で2000年に630万部あったが、19年には300万部を割った。ヤフーニュースの「エンタメ」ジャンルは今やスポーツ紙の主戦場と化し、1分でも早く記事をヤフーに届けようと毎日競っている。早く載れば、「トピックス」と呼ばれるヤフーニュースのトップ8本に採用されるチャンスも増える。
「トピックス」に載る効果は絶大だ。瞬間にページビュー(PV)が跳ね上がり、パチンコの「大当たり」のような状態になる。記事に付けた関連記事のリンクから、自社サイトに呼び込める。だから、ヤフーへの配信は「麻薬」(編集幹部)なのだ。
もちろんスポーツ紙だけではない。ある地方紙の電子メディア担当者は「ヤフーに配信を始めてから、自社サイトへの流入が5、6倍になった」と話す。当初は独自に深掘りした記事に限定してヤフーに配信していたが、話題の事件の速報記事を送ってみたら、PVが「どかんと上がって」現場はやみつきに。1日の配信本数は自然と増えていったという。「記事を書いた記者のモチベーションになっている。自社サイトの広告収入も増えた」とヤフー効果を語る。
記事を提供する媒体社に対するヤフー側の支援は手厚い。担当者が毎月、分析データを示しながら、より流入を増やせる見出しや関連記事の付け方などを丁寧に助言する。他にも「記事の共同制作や、(広告主が記事の費用を負担する)スポンサードコンテンツなど、いろいろな手段でサポートを考えている」とメディア統括本部の小林貴樹・スタートページユニットマネージャーは話す。
しかし、多くの新聞社が不満を持っているのが、記事配信の直接の対価だ。媒体によって異なるが、地方紙の相場は1PV当たり0.025円。1万人に記事が読まれても、スターバックスでドリップコーヒーが買えない。
別の地方紙の担当者は、伝統メディアとヤフーの関係をこう解いてみせた。
「普通、ビジネスではお金を出す側が強いのに、ヤフーは媒体社に徹底してへりくだる。新聞社も本来は、偉そうにする立場ではないはず。まっとうな対価ではない後ろめたさ、ねじれた商関係の証しなのでは」


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