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マスコミ

1481名無しさん:2018/06/30(土) 19:48:24
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共同通信
トピック
大阪北部地震
【特集】押せないインターホン
記者が見た大阪北部地震(2)
2018/6/29 12:48
©一般社団法人共同通信社


三宅璃奈さんが犠牲になった大阪府高槻市立寿栄小のブロック倒壊現場=2018年6月25日
 前回に続き、6月18日発生した大阪北部地震の被災地で取材した新人記者のリポートです。あまり報じられることがない記者心理を描きました。

 いきなり嫌われ者

 「あんたたちのせいで今、もめてるんでしょうが。ほんっと空気読めよ」。思わず身体がビクッと止まった。大阪北部地震でプールのブロック塀が崩れて小学4年生の三宅璃奈さん(9)が犠牲になった大阪府高槻市の寿栄小学校の保護者説明会で、ある母親から浴びせられた一言だ。隣で子どもがびっくりした顔で自分の母親を見つめていた。「…ごめんなさい」と謝るしかなかった。

 こんなやりとりから応援取材は始まった。夕方に始まったブロック塀に関する説明会は夜遅くまで続いた。

 地震発生から4日目の21日、被災地では、報道過熱という新たな問題が起きていた。小学校には連日多くの報道陣が押しかけ、うんざりしている保護者と報道陣の間にはピリピリした雰囲気が漂っていた。被災地に入った直後の私は、その経緯を知らずに話しかけたのだった。

 会場を出てきた母親たちは皆、目も合わさず足早に立ち去る。話しかけても無視。すれ違い際には「チッ」と舌打ちの音も聞こえた。「態度が悪い」とテレビの記者につかみかかる父親も。現場は想像以上に荒れていた。いきなり嫌われ者になったみたい。「あの時と一緒だ」。すっかり暗くなった小学校の前で、小さくつぶやいた。


寿栄小の現場近くの献花台に手向けられる花束=2018年6月24日
 「マスコミが二次被害」

 地震から1カ月弱ほど前、14年前に起きた岡山県津山市の女児殺害事件の容疑者が逮捕された。同じ9歳の女の子が犠牲になった。右も左も分からないまま現場へ向かい、事件当時の話を聞ける人を捜し歩いた。当時の同級生を当たったが、「取材は全部断ってるので」と拒否され続けた。遺族の家の前には14年前と同じように記者やカメラクルーが殺到していた。

 後日、遺族の手記が公表された。その際、代理人弁護士から「自分たちが何をやってるかわかってるのか。マスコミが二次被害を与えている」と1時間ほど叱責された。

 自宅に報道陣が押しかけたことで、遺族がしばらく家に戻れなくなっていたという。前を向けば弁護士に責められ、下を向けばA4の1枚紙にぎっしり手書きで娘への思いがつづられた手記が目に入る。どうしたら良いか分からなくなった。その時に味わった気持ちと同じだった。

 翌日から犠牲者の親族や関係者を探す取材が始まった。「ピンポンしたけど出ませんでした」と先輩に報告できれば、どれほど楽だろう。照りつける日差しの中、璃奈さんの遺族の自宅前を、何もできずに何往復もしていた。


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