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マスコミ

1287とはずがたり:2017/09/22(金) 08:37:48

 では、みなさんお待ちかねの信頼できないメディアベスト10でございます。

 1位はオキュパイ・デモクラッツ(Occupy Democrats)。読んで時の如く、格差社会の打破を訴えたウォール街でのオキュパイ(占拠)運動(2011年)から端を発し、2012年に設立された、リベラルな民主党を支持する団体が運営する政治系の情報サイトです。“(与党である)保守・共和党のティーパーティーに対抗すインフォメーション・サイト”だそうですが、残念ながら最も信頼されないメディアに…。

 そして2位は2006年に米で設立され、15年には日本版も登場したニュースサイト、バズフィード。3位は米トランプ政権樹立の立役者ながら、さきごろ首席戦略官・上級顧問を更迭されたスティーヴン・バノン氏が会長を務めていた右派系ニュースサイト、ブライトバード・ニュース。そして4位はツイッターやフェイスブックといったソーシャル・メディア、5位は何とドナルド・トランプ大統領、6位は過激発言で知られるラジオ・パーソナリティ、アレックス・ジョーンズ氏が運営する右派サイト、インフォウォーズ、7位はヤフー、8位はインターネット、9位は日本版もあるリベラル系のオンラインメディア、ハフィントン・ポスト、10位はニュース&エンタメサイトのザ・ブレイズ、でした。

 右派左派問わず、極端過ぎる政治的思想を訴えるニュースサイトに加え、ソーシャル・メディアを含むネット自体がメディアとして信頼されていないという実に明快な結果となっているのが興味深いですね。

 この調査結果に怒り心頭なのがバズフィードで、同社の広報担当者、マット・ミッテンタール氏は前述のマーケットウォッチに「これは、米国人が自国の報道機関(メディア)をどれほど信用しているかについて調べた調査ではないし、方法にも欠陥がある。この手の調査に詳しい人なら誰でも、この結果が信頼できるものであるとは考えないだろう」と怒り、この調査のメリットや方法に疑問を呈しました。

■“上流階級”ほど有料メディアを信頼?

 一方、この調査では、別の興味深い事実も判明しました。全回答者の約3分の2以上は、少なくともひとつのメディアを有料で利用していました。そして全回答者のうち、リベラルな思想の人々は保守的な考えの人々よりニュースに対する信頼度が高いうえ、ニュース(メディア)につぎ込むお金も多かったのでした。

 また白人は黒人よりニュースに対する信頼度もつぎ込むお金も上で、政治的性向や人種を問わず、白人は非白人に比べて、女性は男性に比べて、新聞といったジャーナリズムの主流からの情報を信頼する傾向が高かったそうです。

 そして年配の人々の方が若者よりニュースにお金を払う傾向が強かったのですが、保守的な考えの人々では、年齢が上がるにつれ、メディアへの信頼度が急激に下がったといいます。

 では、自分が見たニュースがなぜ信頼できると確信できたのか?。これについて尋ねたところ、多かった答えは「他のニュースソースに当たってみた」「ストーリーの両面について調べた」「複数のニュースソース(つまり、当該ニュースを報じているメディア)をチェックした」といったものでした。

 今の時代、同じニュースでも、ネットで複数のニュースサイトを当たれば“真実”が浮かび上がってきます。しかしこれ、逆に言えば、ひとつのメディアの報道だけを信じていると大変なことになるという恐ろしい事実の裏返しでもありますね。

 この調査に携わった研究者は前述のガーディアン紙に「政治的なイデオロギーが異なる回答者の間で、相対的に見て大きな違いがあった。リベラルな考え方の人々の方が保守的な考えの人々よりもニュース(メディア)への信頼度も支持の度合い高かった。しかし、さきの米大統領選で用いられたレトリック(つまりフェイクニュースがソーシャルメディアで広まり、ドナルド・トランプ大統領の当選に寄与したという事実)を鑑(かんが)みれば、今回の調査結果は驚くに値しない」と述べました。

 まあ、確かに「リベラルな民主党のヒラリー・クリントン氏の当選確実」と自信満々に報じ続け、トランプ氏を徹底的にけなし続けたニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストといった伝統的&権威あるメディアについて、多くの米国人が失望したのは事実でしょう。なので1位が英の、それも経済誌のエコノミストになってしまうわけです。


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