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マスコミ

1236とはずがたり:2016/08/25(木) 23:27:06
>>1235-1236

 そして、次のように結論した。

「湯之上氏は、WEBRONZAの書き手が『米独のSTAP細胞関連論文や米国のSTAP細胞関連特許の動向について、何ら記事を書かないことに大きな違和感を覚える』というが、編集部はこれらの件については他媒体に任せただけかもしれないし、ただの偶然かもしれない。また、『WEBRONZAとそのライターには、不都合な事実(真実とは限らない)に正対し、現在起きているSTAP細胞関連のできごとを取り上げ、分析し、考察して頂くことを希望する』とのこと。その希望は本稿が掲載されたことでかなえられたはずである。確認できた事実は『不都合』ではなかったが」

 朝日新聞の担当者は当初、私の原稿の公開を拒絶した。ところが、「他誌に寄稿する」と脅したら、編集会議に諮られ、一転して公開されることになった。ところがその後、粥川氏を突如ライターに起用し、湯之上批判の記事を掲載した。このようなタイミングで偶然、粥川氏がライターに登用され、偶然、湯之上批判の記事を書いたとは誰も思わないだろう。
(中略)
 また、粥川氏の記事にも納得できない。私を含めて世間の多くの人々は、STAP細胞の専門家ではない。しかし、その行方は気になっていた。なぜならあれだけマスコミが大騒ぎしたからだ。

 だから、米独から一見してSTAP細胞に関係ありそうな論文が発表されたときに(それがもしSTAP現象とは異なるというならば)、その道の専門家が、朝日新聞をはじめとする大手マスコミで、きちんと解説するべきなのだ。それが筋ではないか。

 それなのに、粥川氏は「『何ら記事を書かないことに大きな違和感を覚える』というが、編集部はこれらの件については他媒体に任せただけかもしれないし、ただの偶然かもしれない」などとお茶を濁している。
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粥川先生は「社会学博士」の学位を持っているが、私はそれを知るまでは先生の記事しか読んでいなかったので、「この人は生命科学分野の学位を持っている人だろう」と思っていたほど、この分野について博識である。そういう点では、STAP細胞事件についての記事を、朝日新聞が粥川先生に依頼したことは不思議ではないし、適切な人選だと思える。

 しかし朝日新聞の対応としては、少なくとも誠意に欠けていたとは思う。ましてこれが初めての寄稿ではないのだから、何らかの説明があってしかるべきだと第三者的には思うが、朝日新聞側としては、何らかの意見があるのかもしれないので、私がここで、湯之上先生と朝日新聞社の関係性についてこれ以上言及するのは適切ではないと考える。

 また、粥川先生については、単純に朝日新聞から依頼を受けて寄稿しただけであるので、湯之上先生の気持ちは理解できるが、粥川先生に特に非はないのではないかと思う。

 最後に、湯之上先生が書かれていたことであるが、
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・私を含めて世間の多くの人々は、STAP細胞の専門家ではない。
・一見してSTAP細胞に関係ありそうな論文が発表されたときに、その道の専門家が大手マスコミできちんと説するべき。
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この点については非常に同意である。そういうときこそ、私たちのような専門家に記事や解説を依頼してほしいものである(笑)。「(笑)」とは書いたが、私は今日も白衣に身を包んで、細胞の培養を技術員ともに行った後にこのブログを書いている。

 しかし一方で、このブログを続けている間に、明らかに私よりも年上の研究者の方から

「このブログを書いているPI(自分の研究室やグループを持っている研究者)は医学部の若い教授もしくは准教授のようであるが、まだ若いのだから、ブログを書くことよりも、自己の研究にもっと集中して欲しいものである」

といったご教授を頂いた。それ以後もブログの投稿は続けているものの、このご教授もずっと頭の中にある。


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