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東京都議選スレ

5931とはずがたり:2016/10/18(火) 21:19:51
都知事選「小池圧勝」は"対話力"で説明が付く
3候補の街頭演説には雲泥の差があった
http://toyokeizai.net/articles/-/129926
岡本 純子 :コミュニケーション・ストラテジスト 2016年08月02日

東京都知事選は小池百合子候補の圧勝で幕を閉じた。「消去法で決まった」などと揶揄する声もあるが、投票率は前回の46.14%を大きく上回る59.73%。都民の高い関心をうかがわせた。

筆者は前回の記事http://toyokeizai.net/articles/-/128504で、「政治家のコミュニケーション能力(コミュ力)を是非、選択の判断材料にしよう」と書いた。結果としては、まさにその力で他候補を圧倒する小池氏が栄冠を勝ち取った格好だ。
選挙戦中、主力3候補の遊説を聞いて回ったが、差は歴然。小池氏の勝利の「コミュ力」の方程式とは何だったのかを掘り下げてみたい。

増田氏には「熱狂」がなかった

まずは負けた2候補のコミュ力の話からさせていただこう。自民党・公明党などがプライドをかけて推した増田寛也候補。見た目はまさにザ・官僚で、堅物そうな印象だが、意外にがっしりした感じで、たたずまいは悪くない。ただ、スピーチが始まる前から、その場の温度はどの候補よりも低かった。応援に駆け付けた衆議院議員や区議会議員がズラ〜っと並び、その挨拶が延々と続く。

街宣車の前にも議員や、党関係者と思しき人々が集まり、しょうもない世間話に花を咲かせている。義理で集まったとしか思えない空気感で、会場のムードはダダ下がりだ。米大統領の共和党大会、民主党大会の様子をご覧になった方もいらっしゃるだろう。選挙の遊説の場は、お祭りの場なのだ。支持者の熱狂と盛り上がりのない候補者に勝ち目はない。

そんな増田氏の演説は、岩手県知事選で場数も踏んでいることもあり、手慣れた感じだ。ただ、絶望的につまらない。徹頭徹尾、政治家特有の「一人語り」が続くのだ。「保育の問題の権限は区になり、私は区長と腹を割って話します」「私は政策論争がしたいんです」。自分が主語の言葉が続く。

前回、イギリスのメイ新首相のスピーチをご紹介したが、スピーチは聞き手との心のつながりを作る場である。その結びつきは、自分のことを必死に語っても作ることは生まれない。聞き手が何を聞きたいのか、自分に何を求めているのかを徹底的にリサーチし、聞き手の言葉で話さなければならない。だから「I」ではなく「We」「You」で語り掛けなければいけない。その基本動作が全くないのだ。会場との距離はどんどんと遠のき、何の心情的な絆も生まれないままに演説は終わってしまった。

「知名度不足が敗因」と分析するメディアもあったが、それは全く違う。岩手県知事時代の話、石原氏の私怨など、メディアにさんざん取り上げられており、都民が彼のことを知らなかったと言えば、そうではないだろう。「知名度」のせいではないのだ。とにかく名前を覚えてもらえばいい、とばかりに、名前を連呼し、チラシの裏側には大きく名前だけを書き、名前のポスターを何枚も候補者の後ろに掲げ、メディアに映し込もうとする戦略はまさに愚の骨頂。有権者をあまりにバカにしている。

その選挙スローガンも「あたたかさと夢あふれる東京」「実務能力と責任感、現場目線、都民感覚」と、聞く人のハートには、まったくもって刺さらない、抽象ワードと自己礼賛ワードが上滑りしているだけだ。

鳥越氏の演説は「取材の中継」だった

それでは鳥越俊太郎候補はどうだったか。そもそも遊説の数が圧倒的に少なかった。陽射しの暑い昼間に街頭に立つことはあまりなく、陽の陰る夕方から登場する。元気な前座の議員が次々とマイクを握り、鳥越氏をひたすらに持ち上げる。その中でも、ジャーナリストとしての実績をほめたたえる声が目立った。「現場に自ら行く」「人の意見に耳を傾ける」と絶賛する。公式ウェブサイトでは、ジャーナリストしての「輝かしい」人生をヒーローのようにまとめたビデオがメーンで、あまり詳しい公約などもない。


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