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東京都議選スレ

3643チバQ:2013/06/18(火) 00:31:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20130617-OYT8T00042.htm
[都議選] インフラ老朽化に直面

維持改修で財政圧迫


相次ぐコンクリート片の剥落を受け、都営地下鉄で実施されている緊急点検(板橋区で)  都議選(23日投開票)では、争点として議論に上ることは少ないが、東京は、社会基盤(インフラ)の老朽化という深刻な課題に直面している。

 都の一般会計予算は6兆円を超え、ちょっとした国家並みだ。都幹部は「企業でいえば超優良企業」と胸を張るが、老朽化が進むインフラの維持改修に巨額の費用がかかり、今後は都財政を圧迫しかねない。

 都営地下鉄三田線の新板橋駅付近。終電通過後の午前1時半、薄暗いトンネルの中で、作業員が壁面を金づちでたたいていた。「安全確保のため、劣化した表面のコンクリをあらかじめ落としているんです」。割れ目に金づちの先端を差し込むと、表面が簡単に剥がれ落ちた。

 同線は開業から40年以上が経過し、線路の上や脇に剥離したコンクリ片が散乱するトラブルが相次いでいる。増え続ける地下水が劣化を加速させており、都交通局は新宿線と浅草線も含めた都営3路線で、約8000万円かけて緊急点検を開始した。同局によると、剥落や漏水防止のための費用は1駅区間だけで約1億円。担当者は「これまで自前で補修してきたが、来年度は国に予算要望したい」と打ち明けた。

        ◇

 都が抱える老朽インフラは地下鉄だけではない。道路や上下水道など、高度成長期に一気に整備したインフラはまもなく一斉に更新期に入る。現在、都道の維持管理費用は年間500億〜600億円で、このうち約130億円が橋に充てられている。今年度から、隅田川の永代橋や神田川にかかる聖橋などの寿命を延ばすために、耐腐食性や耐震性を高める工事が始まる。

 下水道は23区内だけで総延長約1万5900キロ。このうち約1500キロは完成から半世紀を迎え、更新が必要だ。現状でも老朽化対策費は年間500億〜600億円に上る。

 水道は、11か所の浄水場が順次、更新期を迎える。都水道局は2007年度から10年間かけて500億円を積み立てる予定だが、試算では総額1兆円が必要だ。積立金だけで建て替え費用などをすべて賄える保証はなく、担当者は「事業費を切りつめる必要があるかもしれない」と声を潜める。

        ◇

 老朽インフラの象徴的な存在が都庁舎だ。世界的な建築家、丹下健三の手による庁舎は1991年に完成したが、早くも大規模改修が始まっている。

 また、東日本大震災で、都内は最大で震度5強の揺れに見舞われた。都庁舎の外観に被害はなかったが、長周期地震動への備えは不十分で、都庁舎のエレベーターは6時間も使用できなくなった。これを受けて、制振装置を155か所に新設するため、40億円が必要になった。

 結局、都庁舎の改修の総事業費は約762億円に上り、改修が終わるのは7年後の予定だ。都庁舎は首都機能を支える重要な司令塔。このため、使いながら改修しなければならないが、都の担当者は「改修の間に大震災が起きたらどうなるのか」と不安を口にした。(川口崇史)

(2013年6月17日 読売新聞)


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