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東京都議選スレ

3614チバQ:2013/06/15(土) 19:40:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130615dde041010026000c.html
’13都議選:多摩ニュータウン永山地区 高齢化の街「成長」遠く
毎日新聞 2013年06月15日 東京夕刊

 ◇65歳以上27.5%/「動けない」交流先細り
 東京都議選(23日投開票)が告示された14日、高度成長期から開発された多摩ニュータウン(NT)で、最も早い1971年に入居が始まった多摩市永山地区を終日歩いた。選挙の主な争点は、高い支持率を誇る安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」への評価とされる。だが、現場で見たのは、高齢者同士が懸命に暮らしを支え合う、経済成長からかけ離れた町の現状だった。【和田浩幸】

 午前8時半。都議選届け出開始と同時に、団地の一角にある「斉藤内科呼吸器科」の電話が鳴り始めた。高齢者からの診察予約だ。院長の斉藤宣照さん(68)が開業した25年前、65歳以上の患者数は月100人以下だったが、今は700人以上。夜10時近くまで診察に追われる日もある。

 都心の住宅難を解消するため、都と旧日本住宅公団(現都市再生機構)などが多摩地区の4市でNT開発に着手したのが65年。2006年に事業が終わり、今は約22万人が暮らす。市民の約7割がNT区域に住む多摩市の昨年の高齢化率(人口に65歳以上が占める割合)は21・8%。90年の5・4%から急増した。永山地区(人口約1万5000人)の昨年の高齢化率はさらに高い27・5%だ。

 1人暮らしの患者の孤独死も年数回起きる。「団塊の世代が70代に突入したら、もう手に負えない。放置されると、街はスラム化するかも」。斉藤さんは危機感を募らせる。

  ◇

 斉藤さんの診療所から約1キロ離れた小田急永山駅。午前11時から自民党候補の出陣式があった。応援に駆け付けた河村建夫・元官房長官は都と連携したアベノミクスの推進を強調した。だが、スーパーに買い物に来た主婦(31)は「高齢化の街で経済成長の話をされても説得力がない」。高校3年の弘田篤さん(17)も「働き手や消費者が減るのに、どうやって国が成長するのか。ニュータウンでは福祉政策が先では」と首をかしげた。

 団地の商店街に、NPO法人が運営する住民のサロン「福祉亭」がある。高齢者と若い世代の交流の場にしようと、公団職員として多摩NTの設計に携わった元山隆さん(77)らが02年に開設。永山地区では高齢者の交流を促す取り組みが約10年前から盛んになったが、限界に来ている。「動ける高齢者」が減っているためだ。09年度に延べ約1万2000人いた来客は、昨年度は4分の3に落ち込んだ。元山さんも先月、体調不良でNPO理事長を退いた。「高齢者だけで地域再生に取り組んでも、体が持たなくなるのは明白。行政が継続的に運営を支援してくれるといいが」

 内閣府の今年度版「高齢社会白書」によると、2040年の都内全体の高齢化率は33・5%に達すると予測される。日本経済が好転しても、若い世代が増える見通しはない。この日、福祉亭が閉店したのは午後6時。最後まで立候補者の演説は聞こえなかった。


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