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東京都議選スレ

3570チバQ:2013/06/08(土) 20:44:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130604ddlk13010180000c.html
’13都議選:議員の仕事/上 予定調和の質疑 すり合わせ、質低下も /東京
毎日新聞 2013年06月04日 地方版

 <議員(センセイ)の仕事>

 全国最大の地方議会である都議会(定数127)は、韓国の国家予算に匹敵する総額12兆円もの予算を審議し、都政をチェックする大きな役割を担う。議員1人当たりの報酬も約1700万円と全国最高水準だが、普段の仕事ぶりは一般都民によく知られていない。都議選(14日告示、23日投開票)を前に、議員活動の実態を検証した。【佐々木洋、竹内良和、和田浩幸】

 「本日はこれをもって散会いたします」

 2月26日午後9時23分、本会議場に中村明彦議長の声が響いた。この日は主要会派による代表質問。猪瀬直樹知事と都議が初めて公の場で議論を戦わせる場だったが、終了時刻は予定をわずか1分遅れただけ。翌日と翌々日の一般質問も遅れは2〜3分で、淡々とした質疑が続いた。

 都議会本会議は、議員が最初に一括して質問をし、知事や局長が順番に答える形式。答弁の時間制限はないが、議会側は質問と同じ時間(代表質問は1・2倍)がかかると想定して予定を組む。毎回ほぼ時間通りに終わるのは、都と議会側が事前に入念なすり合わせをしているからだ。

 都職員によると、調整の窓口になるのは主に各局の総務課長だ。会派からの質問通告を見て、関係がありそうなら議員を訪ねてやりとりを重ね、最終的に答弁の方向性も示すという。本会議は完成されたシナリオを読み上げるだけになる。

     ■

 昭和30年代から都議会取材をしてきた専門誌「都政研究」発行人の大塚秀雄さん(79)は「美濃部都政時代は、自民党若手が『爆弾』の質問を用意していて、よく質疑がストップした。担当職員は前の晩、質問を教えてほしいと、(都議を束ねる)国会議員のところまで泣きつきに行った」と振り返る。

 今では見られない光景だが、予定調和を問題視する声は少ない。都幹部の一人は「本会議に至るまでの水面下でのやりとりが、ある意味で本番だ」、与党ベテラン都議は「こちらが求める答弁をしっかり引き出すのが、議員の仕事」と語る。

 ただ、水面下の調整は、なれ合いや質の低下を招く危険もある。ある都幹部は、職員が質問も作って議員に持ち込むケースもあると明かし「(ハコモノ整備などの)ご当地ネタなら相手の手柄にもなる。ギブ・アンド・テークだ」と説明。知事部局の課長は「所属会派が反対していた経緯を知らずに賛成する趣旨の質問を通告した議員がいた。『会派の考えが変わったのですか』とやんわり言って気づかせた」と議員の勉強不足を指摘する。

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 議会活動が活発かどうかを示すデータの一つに、議員提案の政策条例制定数がある。3月に石川県議会が47都道府県の1990年度以降の実績を集計したところ、上位は▽宮城21件▽三重19件▽鳥取13件−−と「改革派知事」がいた県が並んだ。都議会は3月10日を「平和の日」と定めた条例(90年制定)など2件だけで、山梨などと並び最少だった。

 鳥取県知事時代、用意した原稿を読むだけの議会を「学芸会」と批判し、議会改革を進めた片山善博・慶応大教授は「議会は真剣勝負で議論する場。そこから問題意識が生まれ、条例制定にもつながる」と指摘。議会がさまざまな課題について利害関係者や市民から直接意見を聞く公聴会を開き、行政の不備を是正するオンブズマン的機能を強化することなどを提案する。

〔都内版〕

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