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東京都議選スレ

3315チバQ:2012/11/18(日) 00:52:19
http://mainichi.jp/select/news/20121116dde041010071000c.html
投げ出された都政:都知事選/4 不安重なる五輪招致
毎日新聞 2012年11月16日 東京夕刊

 国立競技場の西側に古い住宅が建ち並ぶ東京都渋谷区千駄ケ谷地区。長年ここに住む町会長の鈴木銀三郎さん(83)は、1964年の東京五輪を機に地域の活力が失われたと感じている。「再開発で数百軒が立ち退き、商店街もなくなった。街は衰退してしまった」

 当時35歳。五輪に希望を抱き、祭典を堪能した。国立競技場と東京体育館が新築され、周囲はスポーツの聖地になった。しかし熱狂の後に残ったのは、コミュニティーの喪失という現実だった。

 石原慎太郎氏(80)は2020年夏季五輪の東京招致に手を挙げたまま途中辞職した。旗振り役が不在の中、メーン会場となる国立競技場は再び建て替えの計画が進み、近くにある都営霞ケ丘アパートは取り壊される方針だ。鈴木さんは言う。

 「この街にどんな再開発が進められるか説明がない。今度は街そのものがなくなってしまうのではないか」

    ◆

 20年東京五輪の計画は、会場の大半が選手村(中央区晴海)から半径8キロ以内にある「コンパクト五輪」を掲げる。既存施設を有効活用し選手や観客の移動も少ないため、大規模開発が必要ないというのが「売り」の一つだ。

 しかし国立競技場の建て替え以外に、選手村や国際水泳場など9施設を新設する予定で、建設費は2557億円に上る。首都高拡幅などのインフラ整備にも計7598億円が必要とされ、公共工事の総額は1兆円を超える。これとは別に、招致活動に約75億円の支出も見込まれる。

 05年9月、五輪招致を正式表明した石原氏は「日本を覆う閉塞(へいそく)感を打破する」と熱弁した。だが16年招致に失敗し、20年の招致は時がたつにつれ熱意が冷めた。海外PRの貴重な機会だったロンドン五輪出張は体調不良でキャンセル。10月25日の辞職表明会見では淡々と「(招致に)首長の出る幕は、ほとんどない」と語った。

    ◆

 都知事選をよそに、招致レースはヤマ場を迎えている。計画の詳細を記した立候補ファイルを国際オリンピック委員会(IOC)に提出する期限は来年1月7日。巻頭には新知事の顔写真入りのあいさつ文が載る予定だ。3月にはIOC評価委員の現地視察がある。

 招致について都知事選への立候補を表明している前神奈川県知事の松沢成文氏(54)は「国民参加型の五輪実現」を訴え、前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(65)は「住民参加の議論で判断する」との考えだ。石原氏辞職直前の招致委による調査では都民の五輪招致支持率は67%で、イスタンブール(73%)、マドリード(78%)より依然低い。招致を推進するなら機運盛り上げの態勢を整えねばならず、見直しなら都民をはじめ競技団体やスポンサーの理解を求める必要がある。残された時間は短い。【柳澤一男】=つづく


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