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東京都議選スレ

3314チバQ:2012/11/18(日) 00:51:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121115dde041010052000c.html
投げ出された都政:都知事選/3 教育破壊「高校は窒息」
毎日新聞 2012年11月15日 東京夕刊

 東京・多摩地域にある都立高校。来訪客を迎える玄関の上に、ひときわ目立つ横断幕が掲げられている。

 <東京都教育委員会 重点支援校>

 ベテランの男性教諭(60)が解説してくれた。「都教委のお墨付きを得た『いい学校』だという証し。これがあるだけで、保護者のウケも違います」

 都立高のうち、都教委から取り組みを評価された学校は「重点支援校」に指定され、人事や予算で3年間の優遇措置が受けられる。逆に、指定を受ける競争に敗れれば統廃合の対象になりかねない。この高校は「茶髪一掃への取り組み」などが評価されたというが、ベテラン教諭はこうもつぶやいた。

 「かつて素行が悪くて手を焼いた子たちって、一体どこへ行っちゃったんだろう」

    ◆

 「落ちこぼれを認めたらいい。駄目なやつはどんどん落第して、小学校にも来られない人間は、それで構わない」。今年4月11日の「教育再生・東京円卓会議」で、都知事だった石原慎太郎氏(80)が展開した持論だ。

 石原都政は都立高「改革」を断行した。01年には進学実績の向上に力を入れる都立高を「進学指導重点校」に指定するなどしてエリート校を作る一方、中堅以下の普通校や商・工業校などの統廃合を進めた。03年度からは重点支援校制度も加わった。

 都教委によると、今年度の進学指導重点校(7校)の難関国立大合格者数は01年度の71人から157人に倍増。都立高全体の中退率も昨年度は全日制1・3%、定時制12・1%で、98年度比でそれぞれ2・3ポイント、4・9ポイント下がった。

 一方で、98年に208校あった全日制都立高は176校に減少した。中堅以下を統合して進学校に看板を掛け替えるケースもあり、成績が中位以下の生徒たちの受け皿は少なくなった。夜間定時制校も100校から55校に減少。ろう学校が9校から4校、寄宿舎が12カ所から6カ所に減るなど、特別支援教育の基盤も脆弱(ぜいじゃく)になった。

    ◆

 1クラスの上限を40人より少なくする少人数学級も、都は47都道府県で最後まで導入しなかった。「切磋琢磨(せっさたくま)には学級規模が必要」という石原氏の考えを反映した対応だったが、09年の都の調査で深刻な学級崩壊や不登校の現状が明らかになり、10年度に急きょ少人数学級が導入された。

 「教育の破壊的改革、これはできませんでした」。都知事を辞職する間際の先月26日、「やり残したこと」を問われて石原氏は言った。ある小学校の女性教諭(57)は「現場が何とか頑張ってきたからこそ、そう言わせることができた。それでも彼は十分に破壊したと思う」と冷ややかだ。

 教育評論家の尾木直樹さん(65)は石原氏が進めたディーゼル車規制などを評価するが、教育に関しては「石原都政は都立高を窒息させた」と手厳しい。特に問題だったのは、都教委が職員会議で教員の挙手を禁じ、自由な意見を出しにくくした点だという。

 「新しい知事の下では、都教委は現場のサポーター役に徹するべきです。教育現場が知恵を出し合い実践する力を取り戻さなければ、都の教育に未来はありません」【加藤隆寛】=つづく


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