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東京都議選スレ

3313チバQ:2012/11/18(日) 00:50:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121114dde041010031000c.html
投げ出された都政:都知事選/2 「新銀行」の大義、色あせ
毎日新聞 2012年11月14日 東京夕刊

 <無担保・無保証>とうたった通りの、実に簡単な審査だった−−。東京・多摩地区で美容院を営む女性(70)が、初めて新銀行東京を訪れた時の印象だ。

 05年4月の同行開業から間もなく、運送会社を営んでいた夫(73)と東京都立川市にあった同行の出張所を訪ねた。中小企業支援融資を申し込むと、決算書の提出と簡単な面接だけで800万円の融資が通った。

 その年の晩秋、夫が脳梗塞(こうそく)で倒れた。月20万円近い返済が滞るようになった。同行は返済計画の変更を認めず、ある日突然、債権を回収会社に譲渡した。

 夫の運送会社は2年前に倒産した。女性は自宅で寝たきり状態となった夫の介護に追われながら、美容院の売り上げで返済を続ける。節約のため施設介護はあきらめている。

 「借りた結果、自分の首を絞めただけ。新銀行を頼ってしまった自分がうかつでした」

     ◆

 石原慎太郎氏(80)が新銀行を作る構想を明らかにしたのは、再選を目指して03年3月に掲げた公約の中でだった。「選挙用の打ち上げ花火だと思っていた」。公約の作成に携わった都庁OBは振り返る。

 「花火」はどんどん大きくなった。このOBは5月、新銀行の計画が公表される直前に「都が1000億円を出資し、総資産5兆円規模の銀行を目指す」と聞かされた。「都が実施している数千億円規模の公的融資制度の方が合理的では」と半信半疑だったというが、石原氏は個人の得票数としては史上2位となる308万票余りを集めて再選。都議会にもあらがう雰囲気はなく、ある自民都議は「知事の道楽に1000億円なら安いもんだ」と言ってのけた。

 しかし当時、石原氏が新銀行を作る根拠にしていた金融機関の「貸し渋り・貸しはがし」は収束しつつあった。審査の甘い新銀行に群がった大半は、経営に問題の多い融資先。都が同行に400億円を追加出資する議案を出した08年2月の都議会で、石原氏が「責任を痛感している」と謝罪した時、同行の累積赤字は約1000億円に達していた。

     ◆

 「一番目として、新銀行東京をしっかりと清算する」。8日、都庁で都知事選の出馬会見をした前神奈川県知事の松沢成文氏(54)は、選挙公約をそう切り出した。9日に出馬会見をした日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(65)も、新銀行について「都民の声を聞きながら判断する」と見直す可能性を示唆した。

 最盛期は10店舗あった新銀行は08年5月、新宿の1店舗に統合された。10年3月期に初の黒字決算を達成したが、これは融資先の整理縮小で貸し倒れ引当金(回収不能に備えた積立金)を収入に組み入れたのが主な原因で、見かけ上の黒字だ。11年度の中小企業向け融資額は全体の53%に過ぎず、その8割は年間売上高5億円以上の優良企業。「資金繰りに苦しむ中小企業を救う」という「石原銀行」の大義名分は、もはや色あせている。【夫彰子】=つづく


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