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東京都議選スレ

3151チバQ:2012/08/19(日) 19:28:58
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 自分たちのごみは、自分たちで処理する――。ごみ処理の世界には、長い間、掲げられてきた「自区内処理の原則」がある。


 70年代に23区で吹き荒れた「ごみ戦争」を収束させるなかで、「迷惑の公平分担」の側面から、「それぞれの区が自ら処理施設を確保すべきだ」という意味合いで頻繁に使われるようになった。しかし、法律に規定された言葉ではなく、廃棄物処理法上は「市町村が責任を持って処理する」というだけだ。


 90年代以降、ごみの量は減り始め、原則の持つ意味合いは変わっていった。都は03年、各区に一つずつ焼却施設を造る計画を撤回。「施設のある区もない区も相互に連携して、安定的な体制を確保する」との方針に転換した。今、23区のごみの焼却は一つの一部事務組合でまとめて賄う。施設が稼働していない区は千代田、新宿、中野など7区に及ぶが、区同士の軋轢(あつれき)は表立ってはない。


 多摩地域でも、複数の自治体でつくる一部事務組合は七つある。組合自体を一つの「区」とみなし、「自区内処理は守られている」というのが建前だが、自前の施設を持たない市町村は増えている。


 都の一般廃棄物対策課は「これからの時代、ごみは大きなまとまりで処理した方が合理的なのは確かだ」としながら、「市町村が主体的に進めていくべきで都は実務上の調整しかできない」と強調する。「ごみは政治的な問題に発展しやすく、歴史的経緯も複雑。理想だけでは語れない」


 私たちが生きていく限り、決してなくなることのない「ごみ」と、どう向き合っていくのか。都内の自治体が抱える課題を探った。


(市川美亜子、津田六平)


■可燃ごみの処理施設、どうなっているの?


ごみの焼却処理の現場では最近、広域化がさらに進みつつある。多摩地域では80年代に稼働した施設が建て替え時期を迎えていることが背景にあるようだ。都内の状況をまとめた。
     *
 ・二十三区清掃一部事務組合
 16区(中央、港、北、品川、目黒、大田、世田谷、渋谷、豊島、板橋、練馬、墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)に19施設が稼働
 ・八王子市
 稼働する2施設で、多摩ニュータウンを除く市内のごみを単独処理
 ・立川市
 老朽化した施設の移転をめぐり、住民との間で問題
 ・武蔵野市
 老朽化した施設に代わり、現施設の東側で建て替え計画
 ・三鷹市
 施設は老朽化。13年から調布市の新施設で共同処理を開始予定
 ・調布市
 市内に建設中の施設で13年から三鷹市と共同処理を開始予定
 ・昭島市
 94年に稼働した施設の延命工事を実施中
 ・町田市
 多摩ニュータウンを除き単独処理。20年に新施設稼働を目指す
 ・小金井市
 07年から市内に焼却施設がなく、広域支援に頼る
 ・日野市
 老朽化した施設を建て替える計画で、19年度に稼働予定
 ・東村山市
 昨年度までに現施設を10年間延命する工事を実施
 ・国分寺市
 施設は老朽化し、小金井市との共同処理計画が難航
 ・奥多摩町
 西秋川衛生組合に加入し、13年12月以降にごみを搬入予定
 ・西多摩衛生組合
 施設は羽村市に。現在の炉は98年に稼働
 ・多摩川衛生組合
 施設は稲城市に。小金井のごみの最大の受け入れ先
 ・小平・村山・大和衛生組合
 施設は小平市に。06年までの5年で施設の延命工事を実施
 ・柳泉園組合
 施設は東久留米市に。00年に稼働
 ・西秋川衛生組合
 施設はあきる野市に。新しい炉を14年度に稼働予定
 ・多摩ニュータウン環境組合
 施設は多摩市に。
 ※島しょ部を除く


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