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東京都議選スレ

2105とはずがたり:2009/08/06(木) 03:02:01

選択の底流:首都でいま/上 ドン落城の衝撃
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/archive/news/2009/08/20090804ddm001010013000c.html
 ◇与謝野氏、想定外の地殻変動

 東京都議選(7月12日投票)での「歴史的敗北」に虚脱状態に陥った自民党。とりわけ、自民党が1959年から議席を保持してきた牙城、千代田区(1人区)の議席を失ったショックは大きかった。6期連続当選し、都議会のドンとして大きな影響力を行使してきた内田茂党都連幹事長(70)のまさかの落選。内田氏を破った民主党新人の栗下善行氏(26)は告示9日前に立候補を表明したばかり。IT企業のサラリーマンで、知名度ゼロの候補だった。

 「あれだけ強かった内田さんが負けるなんて」。都議選直後、周囲にそう漏らしたのは、千代田区を選挙区に抱える与謝野馨財務・金融担当相(70)だった。地殻変動は同氏の想定以上に進んでいた。

 「今回も内田先生に投票を頼む」。千代田区内に住む主婦(34)は都議選の告示直前、区内で不動産業を営む父親(67)から携帯電話で連絡を受けた。

 この主婦は前回まで父親に従い、衆院選は与謝野氏、都議選は内田氏に必ず投票してきた。しかし、夫(39)と営んでいたそば屋が2月、景気悪化に伴う業績不振で閉店。自民党政治への不信感を強めた。「自民党に入れても世の中よくならないじゃないの」と反抗すると、父親は「内田先生は東京を必ずよくしてくれる人だから」と諭した。しかし、主婦は「とにかく一度、民主党に代えなきゃ何も変わらない」と考え、父親にも夫にも内緒で栗下氏に投票した。

 そして−−。都議選大敗から2週間余りたった7月27日。東京・永田町の自民党本部で開かれた与謝野氏の選対会議は、重苦しい雰囲気に包まれた。

 「今度の衆院選は一発逆転はない。地道に政策を訴えることに尽きる」。与謝野氏は神妙な面持ちで地元区長や区議らに頭を下げたが、早々に退席した。

 その後の選対会議では、「与謝野さんの持論が『消費税値上げ』であることが有権者に浸透しているので、今後はあまり『消費税』とは言わないでほしい」などと、区議や元区長らが危機感をあらわにした。

     ◇

 「政権交代」を旗印に勢いに乗る民主党に対し、ぎりぎりのところで「挙党一致」態勢を組んで衆院選に挑む自民党。都議選の結果から、8月30日投開票の衆院選を展望する。

 ◇「動員」自民、緩む組織

 今回の東京都議選で落選した内田茂自民党都連幹事長(与謝野馨財務・金融担当相の合同選対本部長)は、選挙期間中、ハコもの会場に医師会や不動産、商店会や町会など各種団体・組織を1000人以上動員した集会を開催するなど、旧来型の選挙を展開した。

 しかし、内田氏の選対幹部は「団体から推薦状をもらっても、下部組織まで締め付けるのは無理。運動員は高齢化し、知人を紹介してもらって電話を掛けるのも限界がある。与謝野さんも同じやり方だ」と明かした。告示直後の自民党の世論調査で、内田氏は栗下善行氏を約4ポイント上回ったが、後半追いつかれた。

 明暗を分けたのは、わずか176票。千代田区は近年の都心回帰で一部の地区で新築マンションが増加。30、40代の中高所得者層が多く居住し、この地区にある6投票所の投票率は前回都議選に比べて平均約16ポイントも跳ね上がり、千代田区全体の投票率も55・8%と、前回よりも約12ポイント増えた。

 自民党区議は「これまで風なんて意識しなくても勝てたが、想定外の投票率になった。新住民が大勢投票に来て大半は民主党に流れた」と分析する。実際、栗下氏は前回民主候補の得票に5386票上乗せし、内田氏は前回より926票増にとどまった。内田氏は毎日新聞の取材に対し、「選挙がファッションのようになっていて、それが投票率のアップにもつながった」と振り返った。


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