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東京都議選スレ

1092千葉9区:2009/06/07(日) 18:40:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09togisen/rensai/CK2009050402000180.html
東京の岐路<中>都立の小児病院  統廃合しかないのか
2009年5月4日

ダウン症の子どもを抱く母親ら。地元の小児病院廃止に不安を募らせている=4月、東京都八王子市で(市川和宏撮影)


 「いろいろな合併症もある。急に悪くなったら、どこで受け入れてもらえるのか…」

 東京・八王子市保健所内の一室。ダウン症の子どもらと親たち二十四組が集まり、軽快な音楽に合わせて体を揺らす身体機能訓練に取り組む。そのかたわら、市内に住むパート勤務の母親(41)はため息をついた。

 長男(3つ)の通院先は八王子小児病院。生後九カ月で心臓手術を受け、たびたび呼吸困難を起こすなど、入退院を繰り返してきた。

 しかし、頼みのこの病院が今、廃止される危機にひんしている。東京都が同病院と清瀬小児病院(清瀬市)、小児精神科専門の梅ケ丘病院(世田谷区)の都立三病院を廃止し、新しく小児総合医療センター(府中市)を整備する統廃合計画を決めた。

 母親は「普通の子と違って、ちょっとした風邪でも急変する。今でも病院まで車で二十分。さらに離れてしまうのは、すごく不安…」と声を落とす。

 八王子小児病院は九床の新生児集中治療室(NICU)を備える地域の小児救急医療拠点だ。その存続を求める声は、障害児の保護者だけではない。

 市内の主婦(63)は同病院に「孫娘の命を助けてもらった」と振り返る。六年前、長女が初めての赤ちゃんを出産した。産道をうまく通れず、仮死状態で、同病院のNICUに運ばれた。無事に回復し、この春、小学校に入学した。「近くに医療拠点があることは、どんなに心強いか」

    ◇


 親たちの願いにもかかわらず都が統廃合を進める背景には、深刻な小児科医不足がある。都内の医師の数は増えているのに、小児科医は減少続きだ。診療に危険がつきまとい、激務にもかかわらず、採算性が低く、敬遠する医師が多い。深刻化した妊婦受け入れ拒否問題の根底にある産科医不足と同じだ。

 都は二〇〇七年度から、小児科・産科医の育成事業や勤務環境改善を開始。〇九年度は総額五十三億円の関連予算を投じるが、まだ医師数の増加にはつながっていない。

 「限られた医療資源を最大限活用し、病院機能向上を図る」

 病院統廃合の意義について石原慎太郎知事は、そう力説する。しかし、廃止となる病院で治療を受けている子どもの親の戸惑いは消えない。地方の深刻な医師不足に比べれば、東京は人口十万人あたり医師数が全国三位の二六五・五人(〇六年)とまだ恵まれている。

    ◇

 ダウン症の三女(4つ)を持つ八王子市内の主婦(42)は、こんな疑問を口にした。

 「ずっと前から小児科医が減っているのは分かっていたはず。廃止しない選択肢は本当にないのでしょうか」

<都立小児病院統廃合> 3病院を廃止して新たな小児総合医療センターを整備する計画。新病院は新生児集中治療室(NICU)24床や母体・胎児集中治療管理室(M−FICU)9床などを備え、国内トップクラスの高度・専門医療機関を目指す。関係条例案が3月の都議会で自民、公明の賛成多数で可決。民主、共産などは廃止後の地域医療体制に懸念があるなどとして、3病院の廃止に反対した。


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