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電力・発電・原子力スレ

1とはずがたり:2004/04/07(水) 04:36
原子力発電は根本的な欠陥を持つのではないかという疑念を晴らせないで居る。
太陽光・風力など自然エネルギー活用型社会への移行を目指すスレ

http://www.fepc.or.jp/index-f.html
電気事業連合会
http://www.fepc.or.jp/menu/link.html
同会リンク

http://eneken.ieej.or.jp/index.html
日本エネルギー経済研究所

755とはずがたり:2011/03/16(水) 23:13:02

福島県庁付近で400倍=放射線量、東京など低下―文科省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000205-jij-soci
時事通信 3月16日(水)21時17分配信

 文部科学省は16日、福島県内各地で測定した放射線量を発表した。福島第1原発から約60キロ北西にある福島県庁付近で同日午前、1時間当たり 18〜20マイクロシーベルトの放射線量を観測。通常の約400倍に相当し、24時間屋外にいた場合、2日間で一般の人が1年間に浴びていいとされる 1000マイクロシーベルトに達する計算になる。
 同省は「時間帯や風向きによって数値が変動する可能性があり、さらに調査の必要がある」としている。庁舎内は1.5マイクロシーベルトで、屋外の約8%だった。
 原発から約50キロの地点では13〜17マイクロシーベルト(最大で通常の344倍)、約30キロ地点は14〜18マイクロシーベルト(同350倍)。約20キロ地点は15日午後9時ごろの時点で、195〜330マイクロシーベルト(同6600倍)だった。
 また、同省は15日午後5時から16日午前9時までの全国の放射線量を発表。これまでに最大時の量が平常値を超えていた1都7県のうち、山梨、静岡が平常範囲に戻り、東京(0.361マイクロシーベルト)なども数値が低下した。
 一方で、今回初めてデータが集計された宮城(0.199マイクロシーベルト)、茨城(1.035マイクロシーベルト)のほか、山形(0.114マイクロシーベルト)、長野(0.107マイクロシーベルト)が新たに平常値を上回り、1都9県で通常より高い値を記録した。

756とはずがたり:2011/03/16(水) 23:13:59

4号機 17日にも地上放水へ
3月16日 22時7分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110316/k10014725571000.html

火災が起きた福島第一原子力発電所の4号機を冷却するため、警察庁は、政府の対策本部の要請を受けて、警視庁が保有する強力な放水車を使って、地上から放水する方針を固めました。早ければ17日の早朝にも放水が始まる見通しです。

福島第一原子力発電所の4号機は、15日から16日にかけて相次いで火災が発生し、核燃料を入れていた保管用のプールの温度が上がっていることが分かっています。この状態が続けば、燃料が溶けたり水素が発生したりするおそれがあるため、東京電力は、上空からヘリコプターで建物の屋根の損傷した部分からプールの中に水を入れることを検討しましたが、一度に運べる水の量が少ないことなどから、ヘリコプターを使うことは断念したということです。このため警察庁は、政府の対策本部の要請を受け、特殊な放水車を使って地上から放水し、4号機に水を入れる方法をとることにしたもので、放水車を保有する警視庁の機動隊に出動を指示しました。放水作業は、機動隊員が自衛隊から防護服を借りて行い、放射線量を計測しながら、安全な距離をとったうえで、強力な圧力で放水できる特殊な放水車を使って、核燃料が入っている保管用のプールに向けて放水するということです。自衛隊側との調整や使う水の準備などを終えたうえで、早ければ17日の早朝にも放水が開始される見通しです。

757とはずがたり:2011/03/16(水) 23:14:26

保安院 大損傷はないとの見方
3月16日 22時19分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110316/t10014725693000.html

経済産業省の原子力安全・保安院は、16日午後9時半すぎから開いた記者会見で、福島第一原子力発電所の正門付近の放射線の数値が午後に入って下がっていることから、3号機のプールに保管されている使用済み核燃料や、原子炉格納容器に大きな損傷はないのではないかという見方を示しました。

それによりますと、福島第一原子力発電所の正門付近では、16日午後0時30分、1時間当たり10.85ミリシーベルトを検出しましたが、その後は低下傾向にあり、午後4時20分には1時間当たり1.47ミリシーベルトにまで下がったということです。保安院は「仮に、3号機の使用済み核燃料を保管するプールの水が減って燃料棒が露出していたり、原子炉格納容器に損傷があれば、放射線の数値は高いままで、このような数値にはならないのではないか」と話しています。一方で、一時、放射線の数値が急激に上がり、1時間に10ミリシーベルトを超える数値になった原因は「今の時点では、よく分からない」としています。また、15日、16日と、2度の火災を起こした4号機については、衛星写真を分析した結果、これまでに分かっていた2つの穴以外にも、外壁が大きくはがれる被害が出ていることが新たに明らかになったということです。

758とはずがたり:2011/03/17(木) 12:20:14
官憲の手先として人間に向ける水用だった放水車も吃驚しているでしょうねぇ。。

「決死隊だ」放水作戦敢行の警視庁機動隊員ら原発へ 放射能漏れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000542-san-soci
産経新聞 3月17日(木)11時48分配信

 警視庁の幹部は「まさに決死隊だ」と声を振り絞った。17日に開始された福島第1原発への放水作戦。前日には放射線量が高いことを理由に、自衛隊がヘリコプターからの3号機への注水を断念したほど。建屋の穴から使用済み核燃料貯蔵プールに注水はできるのか。全国民が固唾をのんで見守った。

 「操縦は警察官にお願いできないか」。16日、東電側からの依頼に警察庁と警視庁の幹部に緊張が走った。当初は高圧放水車を東電側に提供するだけだったが、東電の社員では操縦は難しいという理由だった。

 原発の事態が緊迫化するなか、警視庁は急遽(きゅうきょ)、扱いに慣れた機動隊員を中心に十数人の部隊を編成し、福島に派遣した。ただ、作戦実行に向けて最も高い壁は隊員の安全確保。建屋からわずか50メートルと、ヘリよりも近づかなければならないのに安全は保てるのか。警察当局は「自衛隊でも東京電力でもどちらでもいい。とにかく一番いい防護服を」と要請したという。

 高圧放水車が1回にできる放水はわずか2分。放水と注水を繰り返す作業に無駄は許されない。東電の社員を交えた計画が綿密に立てられた。高圧放水車は東電側が事前に第1原発に運び込まれ、隊員らは20キロ圏外で待機し、出動の機会をうかがった。

 一方、東京・霞が関の警察庁では17日早朝から幹部らが登庁。警視庁でも警備部の幹部らが現場からの報告を待った。午前10時半前、自衛隊ヘリからの4回の海水投下作戦が終わった直後、機動隊員らが原発に向けて出発した。

759とはずがたり:2011/03/17(木) 12:28:17

燃料プールに水投下=放射性物質飛散防止−上空と地上から・福島第1原発
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011031700131

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)では17日、3、4号機の使用済み燃料プールの水が蒸発し、露出した燃料棒の損傷により大量の放射性物質の放出が懸念される状態が続いた。陸上自衛隊の大型ヘリコプター2機が同日午前、建屋上部を含め大破した3号機に対する水の投下を開始。警視庁の高圧放水車も3号機に放水することを決めた。準備が整い次第行う。
 水を投下したCH47型ヘリ2機は同日午前9時前、陸自霞目駐屯地(仙台市)から離陸。1回に投下できる水の量は最大約7.5トンで、同9時50分ごろから4回にわたり投下し、同10時すぎに最初の放水を終了した。
 UH60型ヘリ1機も放射線量モニタリングのため同駐屯地を離陸、現場の南約10キロの東電施設で同社社員を乗せ現場上空で計測を行った。これとは別にCH47型ヘリ1機も現場周辺で全般統制に当たった。
 地上からも、航空自衛隊の高性能消防車11両と燃料車2両が現場から約30キロの常磐道湯ノ岳パーキングエリア(同県いわき市)に集結。同日午後にも放水を行う。
 東電は冷却装置を復旧させるため、電源車や東北電力の送電線から電気を引き込む作業を行う方針。経済産業省原子力安全・保安院によると、17日午後にも同原発1、2号機への電力供給が回復する見込み。緊急炉心冷却装置(ECCS)の稼働が見込めるなど、原子炉への注水、冷却作業がやりやすくなるという。
 3号機では16日、原子炉脇にある使用済み燃料プールから水蒸気とみられる大量の白煙が上がり、4号機は再び原子炉建屋上部で火災が起きた。
 4号機は震災発生時に定期点検中で、原子炉機器の交換に伴い炉内の燃料棒を全てプールに移しており、特に水温が急上昇した。
 東電や保安院によると、プールは水が全部蒸発しても、核分裂反応が連鎖する「再臨界」に至らない設計となっているが、3号機は1号機に続いて原子炉の燃料棒損傷による水素爆発で建屋が大破し、4号機も一部天井を残し建屋がほぼ大破した状態。
 同原発周辺の放射線量は既に上昇しており、半径20キロ以内の住民には避難、20〜30キロ以内の住民には屋内退避の指示が継続中。(2011/03/17-12:19)

760とはずがたり:2011/03/17(木) 12:34:53

米、80キロ圏内から避難勧告=軍部隊も立ち入り禁止−福島原発
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011031700062&j4

 【ワシントン時事】ルース駐日米大使は16日、声明を出し、福島第1原発の半径80キロ圏内に在住する米国民に対し、米原子力規制委員会(NRC)の指針に基づく「予防的措置」として避難を勧告、避難できない場合は屋内に退避するよう呼び掛けた。また、国防総省も、同圏内への米軍の立ち入りを禁止した。
 日本政府は15日、福島原発から20キロ以内の住民に避難、20〜30キロ以内の住民に屋内退避を指示。NRCも適切な措置との見解を公表していたが、独自の判断でこれを大幅に広げた形だ。80キロ圏内は福島県の猪苗代湖以東のほぼ全域に当たり、福島市、郡山市、いわき市などが含まれる。
 ヤツコNRC委員長は16日の下院エネルギー・商業委員会小委員会の公聴会で、福島第1原発の4号機に関し、「使用済み燃料プールに水がなく、放射線量が極めて高くなっている」と警告。3号機の燃料プールも損傷しているなどと分析し、日本の決定よりも広範囲の避難を勧告するに至ったと説明した。また、「非常に限定的なデータしかない」と断りつつ、現場の放射線量について、人体に極めて有害な濃度に達している恐れがあり、作業員が近づくのが困難になっているとの見方も示した。
 一方、国防総省は米軍の立ち入り禁止措置に関し、日本政府の要請があった場合、一部区域を適用外にすることも検討するとしている。被災地の救援活動での自衛隊との連携を想定したものとみられる。現時点では、日本政府から原発現場への米軍部隊の出動要請は受けていないという。(2011/03/17-11:48)

761とはずがたり:2011/03/17(木) 12:36:24

>保安院は、福島第1原発に通常7人いる、安全を監督する立場の保安検査官が17日までに、福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした。
居てもなんの役にも立ちそうにないけど真っ先に逃げ出した形になったとしたらちと情けないねぇ。。

<東日本大震災>送電一部回復へ…1、2号機に外部から
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000036-mai-soci
毎日新聞 3月17日(木)10時45分配信

 経済産業省原子力安全・保安院は、17日午後にも東京電力福島第1原発1、2号機への外部からの送電が部分的に回復するとの見通しを明らかにした。これにより、緊急炉心冷却装置(ECCS)による各号機の炉内の冷却機能が復旧できる可能性があるという。3、4号機の使用済み核燃料プールの冷却には、警察車両による放水や自衛隊ヘリコプターによる空からの水の投下に加え、海水注入施設を仮設する準備も進めているという。

 一方で、5、6号機の原子炉内の水位も徐々に下がり、特に6号機では同日午前4時までの1日間で91センチ急減した。保安院は、核燃料の余熱による炉内温度や圧力の上昇を弁で逃がしており、「補給の注水が十分ではないのではないか。1〜4号機のようにならないように監視していきたい」と説明した。

 保安院は、福島第1原発に通常7人いる、安全を監督する立場の保安検査官が17日までに、福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした。【河内敏康、酒造唯】

762とはずがたり:2011/03/17(木) 15:11:43
陸自ヘリ、3号機に水投下…海水くみ上げ4回
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000267-yom-soci
読売新聞 3月17日(木)9時48分配信

 東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所の3号機で、17日午前9時48分から、自衛隊の大型輸送ヘリが上空から海水を投下した。

 3号機は、使用済み核燃料を冷やすプールの水が不足しているとみられ、高濃度の放射線が漏れ出す可能性が高まっており、投下によって水位の回復を図る。警視庁の高圧放水車による放水も同日午後、実施される予定。東電は、3号機での投下、放水の効果を踏まえ、プール付近で火災が発生した4号機についても同様の処置が可能かどうか検討する。

 防衛省によると、海水を投下したのは、陸自の2機の大型輸送ヘリCH47。17日午前9時前、陸自の霞目(かすみのめ)駐屯地(仙台市)を離陸。9時48分、1機目が3号機上空を通過しながら、機体にぶら下げた容器(容量7・5トン)の底を開けて一気に海水を投下した。

 2機目も4分後に投下。その後、もう一度ずつ海水をくみ上げ、交互に計4回投下して作業を終了し、午前10時に現場上空を離れた。近くの運動施設で乗組員を除染したうえで、霞目駐屯地に戻る見通し。

 投下前の現場の放射線量は、高度約300メートルで毎時4・13ミリ・シーベルト、約100メートルでは毎時87・7ミリ・シーベルトだった。自衛隊は16日にも水の投下を試みたが、この時は高度30メートルで毎時約250ミリ・シーベルトという高い数値を示しており、実施を断念した。

 また、自衛隊は陸上からも放水するため、陸海空自衛隊が航空機事故の際などに使用する救難消防車約10台を原発近くに集結させている。この車両は高圧の放水が可能だという。

 一方、警察庁などによると、17日正午現在、警視庁第一機動隊の高圧放水車はすでに同原発に運び込まれ、作業に当たる機動隊員ら十数人は、同原発に向かっている。自衛隊のヘリからの投下と入れ替わる形で地上から放水する予定。当初、4号機に放水する予定だったが、東電の要請により、緊急性が高い3号機への放水を優先するという。

 高圧放水車は、3号機から約50メートル離れた場所で、海水を補充しながら、原子炉建屋の高さ30メートルの位置にあるプールに向けて水をまく。4トンを約1分間で放水する能力があるという。機動隊員らは車内でも放射線を浴びる危険性が高いため、自衛隊から借りた特殊な防護服を着用する。

最終更新:3月17日(木)9時55分

763二階席:2011/03/17(木) 15:38:57
いち早く、逃亡

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110316/dms1103161607020-n1.htm

(前半部分略)
一方、東京・日比谷の東電本社は15日、爆発2時間後に会見したが経営陣の姿はなし。現場から5キロ離れた「オフサイトセンター」で待機していた保安院の職員らは、爆発後、現場から約50キロ離れた福島県郡山市まで退避した。地域住民の避難指示は20キロで、住民よりも安全圏にいち早く逃げたことになる。

764とはずがたり:2011/03/17(木) 19:01:56

東電、本社と第一原発結ぶ光回線を誤切断 通信に支障
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY201103170268.html
2011年3月17日13時12分

 東京電力が16日夕、福島第一原子力発電所と本社などを結ぶ光回線を誤って切断していたことが分かった。約8時間以上も電話やデータ通信に支障が出る状態になっていた。

 東電によると、16日午後5時20分ごろ、通話やデータ通信に使う回線が切断された。福島県富岡町での送電線の補修工事が原因だった。電話の専用回線が復旧したのは17日午前0時半ごろ、各種のデータ通信やテレビ会議に使う回線は同5時半だった。

 通常の電話回線は地震直後に使用できなくなっており、専用回線が不通になった間、第一原発は本社に対し、放射線量や炉圧の数値など重要なデータを口頭で伝えるしかなかったという。

765チバQ:2011/03/17(木) 19:53:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110317/CK2011031702000070.html?ref=rank
なぜ「無計画」停電 建物ごとのグループ分け 東電支店、把握できず
2011年3月17日

 県内で本格実施が始まって二日目の計画停電。十六日も川越市やさいたま市など、多くの地域で期間停電した。ただ、事前に東京電力が予告しているグループ分けで、実施地域に入っていても停電したりしなかったりで、現場の混乱は広がるばかり。なぜ計画停電は計画通りいかないのか。 (計画停電取材班)

 東京電力埼玉支店(さいたま市浦和区)によると、発電所から送られた電気は、県内に二百カ所以上ある地域供給用の変電所で電圧を落とし、各所に配電する。計画停電の五つのグループ分けは変電所単位という。

 変電所から家庭や事業所への電線は入り組んでおり、隣の建物でも別の変電所から電気が来てグループが違う場合もある。担当者は「自分の家は停電なのに、隣は電気がついていることもある」と説明する。

 東電がホームページで公表したグループ分けでは、同じ町内が複数のグループに入っている例が目立つ。だが、同支店も建物ごとのグループ分けは把握できていないという。

◆「オオカミ少年」
 停電が始まったグループ全域で停電が行われないことも、混乱に拍車を掛けている。

 十五日夜、東電から「午後七時二十分に停電する」と連絡を受けたさいたま市役所は、結局は見送りに。停電に備え警察官を主要交差点に配置した大宮署にも事前連絡があったが、停電はなかった。イトーヨーカドー浦和店では、停電に備えて客を外に出して閉店したが、停電が始まらないのでまもなく営業を再開。関係者には「まるでオオカミ少年」との恨み節も漏れた。

 東電によると、電力の需給バランスを見ながら、予定時間直前に送電を止める変電所を決めており、担当者は「極力、停電を少なくしようとしている結果」と説明している。

 だが、停電がないと分かっても、事業者はすぐに対応できない。例えば、JR東日本大宮支社によると、前日に東電が発表する停電の時間・場所に応じて毎日ダイヤ編成をしているといい、「停電がなくてもそれに応じてすぐに電車を動かすのは困難」としている。

◆閉じ込め続出
 東電によると、十六日は午前六時四十一分から同九時三十五分まで桶川、狭山、東松山など二十八市町村、同九時二十分から午後零時五十四分まで、川口、熊谷、秩父など十三市町、同零時三十三分から同三時三十七分までさいたま市西区やふじみ野など二十四市町村で、同三時二十一分から同六時三十一分までさいたま市の七区ほか三十四市町で実施した。

 県警は十五日夜の停電で、県内の約二百五十の交差点に約七百人を配置。日高市の信号が消えた県道交差点では出合い頭の衝突事故があったが、警察官はいなかったという。

 十六日午後の停電では、エレベーターが止まって閉じ込められる事故が続出。狭山市の十階建てマンションでは男女三人が、熊谷市の十一階建てマンションでは女性(55)が閉じ込められ、消防隊が救出した。

 社団法人「日本エレベーター協会」(東京都港区)は「ビルの管理者は、停電前にエレベーターを使用停止に」と話している。

766チバQ:2011/03/17(木) 20:22:56
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY201103170439.html
経産相が緊急要請 産業界・国民に「精いっぱい節電を」2011年3月17日19時47分
 海江田万里経済産業相は17日、計画停電を実施している東京電力管内の電力需要が供給量に迫り、大規模停電が起きる恐れがあるとして、産業界や国民に「精いっぱいの節電」をお願いする緊急談話を発表した。

 これを受けて国土交通省は、ほぼ通常の運行に戻っている首都圏の鉄道各社に、同日午後6〜7時ごろのラッシュ時に運行本数を約1割減らすよう要請。小田急電鉄は午後5〜8時に、運行本数を通常時の5割程度に減らす方針を明らかにした。東芝や富士通、日本たばこ産業、花王、セブン&アイ・ホールディングスなど複数の大手企業も社員に早めの帰宅を促した。

 4日目となった東電のこの日の計画停電は午前7時に始まり、午後5時までに延べ1590万世帯が停電した。気温が低かったため、東電によると3350万キロワットの供給に対し、需要は午前中に3330万キロワットに達した。午後はさらに需要が伸び、午前中に停電した第1と第5グループは、午後になって再度停電の対象になった。1日に同じグループが2度停電したのは、今回の計画停電で初めて。午後10時までに延べ約1820万世帯が停電する見込みだ。

 一方、東北電力は17日、山形、新潟、青森、秋田各県の一部地域で同日予定していた計画停電を中止すると発表した。18日も同じ4県の一部地域で予定しているが、中止の見通しだ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110317-OYT1T00813.htm?from=navr
17日夜の大規模停電、回避の見通し…東電

 東京電力管内で17日夕以降、大規模停電が発生する可能性があるとした問題で、東電は同日夜、記者会見を開き、ピークとなる午後6時から午後7時までの電力需要が想定を下回ったと発表した。


 このまま節電と計画停電を続ければ、大規模停電は回避できるとの見通しを示した。

 17日に初めて同一グループで1日2回実施した計画停電と節電効果によるという。

 東電はエアコンを1度下げるだけで電気を10パーセントカットする効果あるとし、引き続き節電を呼びかけている。

(2011年3月17日20時04分 読売新聞)

767チバQ:2011/03/17(木) 20:27:27
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110317/dst11031720180100-n1.htm
夜にかけて大規模停電の恐れ 広く節電を呼びかけ 海江田氏
2011.3.17 20:16

首都圏で大規模な停電の恐れがあるとして、節電や鉄道各社への運行本数削減を呼び掛ける海江田経産相=17日午後、経産省
 海江田万里経済産業相は17日午後会見し、厳しい寒さのため、東京電力管内の電力需要が供給能力を上回りつつあるとして、同日夕方から夜にかけて「予測不能な大規模停電が発生する恐れがある」と述べ、広く節電を呼びかけた。国土交通省は鉄道会社に対して同日夕から夜にかけ、運行本数を削減するよう要請。力を訴えた。これを受け、JR東日本や首都圏の私鉄各社が順次、運行本数を削減したほか、多くの企業が社員の早期帰宅を促すなど、首都圏は大きく混乱した。

 電力需要が増えたのは、寒さで暖房の使用が増えたことが主因。17日の供給能力は最大3350万キロワットだが、需要は午前9〜10時に3330万キロワットとギリギリに迫った。午後5時は需要は2900万キロワットで推移し需要が高まる夜にかけて供給を上回る懸念が強まった。

 実際に上回ると、超過分の供給を停止するため「周波数低下防止装置(UFR)」が自動的に作動し、停電が起きる。UFRは都心を除く東京電力の管内にまんべんなく配置されており、どこで停電が起きるか予想できない。東電の試算では、需要が100万キロワット超過すれば、約33万世帯が停電するという。電力需要が供給を少し上回った程度では瞬時に首都圏が大停電に陥ることはないと説明している。

 東電は東日本大震災で被災した福島第1原発や火力発電所が稼働停止となり、供給力が大幅に低下。管内を5グループに分け、順番に電力供給を停止する「計画停電」を14日から開始。17日も朝から第1、第5の両グループの栃木、群馬、千葉、東京、神奈川、埼玉の1都5県で、午前と午後の1日2回の計画停電を初めて実施するなど対応をとった。それでも大規模停電の恐れが高まったことで、「電源喪失」の深刻さが改めて浮き彫りになった。

768チバQ:2011/03/17(木) 20:43:01
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110318k0000m020052000c.html
電力:需給ひっ迫 東電管内、企業は対応に追われ
 東日本大震災とそれに伴う福島第1原発の重大な事故による東京電力の電力供給能力の落ち込みは、管内の電力需給の厳しい逼迫(ひっぱく)につながり、鉄道ダイヤや企業活動に幅広い影響を及ぼしている。海江田万里経済産業相は17日の会見で「本日夕方から夜にかけて、予測不能な大規模停電が発生する恐れがある」と警告。鉄道各社が同日夜から運行を急きょ減便、デパートも閉店時間を切り上げるなど、対応に追われた。

 「このままの需要が続くと大変なことになる。節約を呼び掛けてください」。東電の担当者は17日午前の会見で悲鳴を上げた。同日の都心は寒さが強まり、最低気温は平年より3.3度低い1.8度まで低下。東日本大震災の影響で、東京電力の供給能力は地震前の64%に相当する3350万キロワットに限られ、暖房需要とともに電力消費は供給能力いっぱいまで膨らんだ。

 帰宅ラッシュの夕方にはさらに需要が膨らむ可能性が高まり、海江田経産相が緊急の記者会見で予測不能の大規模停電の可能性を警告すると、企業も一斉に反応。日産自動車は横浜市の本社社員に速やかな帰宅を指示、約2800人の本社社員のほとんどが同日夕方までに帰宅した。

 流通では、J・フロントリテイリングが大丸東京店、松坂屋銀座店、松坂屋上野店の3店舗で閉店時間を30分〜1時間半繰り上げ、午後5時半で閉店。同社は「電車の本数が大幅に減るうえ、突然の停電で顧客が混乱しないよう判断した」と説明した。一方、イトーヨーカ堂は、停電した場合に照明など自家発電に切り替え、従業員が買い物客を店外に誘導する態勢を整えた。

 こうした事態に、東電は午後5時過ぎの会見で「需要が供給を超えても、直ちに管内全域が停電するような事態はない」と説明するなど、逆にパニック防止に追われる場面もあった。需要が供給能力を上回ると、能力の不足分だけ電気を止めて需給を調整する仕組みがあり、管内全体が全面停電する「ブラックアウト」の事態は避けられるとしている。【宮崎泰宏、久田宏、小倉祥徳】

769チバQ:2011/03/17(木) 21:38:30
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110317/dst11031711380034-n1.htm
「決死隊だ」 放水作戦敢行の警視庁機動隊員ら原発へ
2011.3.17 11:37

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警視庁第1機動隊の高圧放水車(警視庁提供)
 警視庁の幹部は「まさに決死隊だ」と声を振り絞った。17日に開始された福島第1原発への放水作戦。前日には放射線量が高いことを理由に、自衛隊がヘリコプターからの3号機への注水を断念したほど。建屋の穴から使用済み核燃料貯蔵プールに注水はできるのか。全国民が固唾をのんで見守った。

 「操縦は警察官にお願いできないか」。16日、東電側からの依頼に警察庁と警視庁の幹部に緊張が走った。当初は高圧放水車を東電側に提供するだけだったが、東電の社員では操縦は難しいという理由だった。

 原発の事態が緊迫化するなか、警視庁は急遽(きゅうきょ)、扱いに慣れた機動隊員を中心に十数人の部隊を編成し、福島に派遣した。ただ、作戦実行に向けて最も高い壁は隊員の安全確保。建屋からわずか50メートルと、ヘリよりも近づかなければならないのに安全は保てるのか。警察当局は「自衛隊でも東京電力でもどちらでもいい。とにかく一番いい防護服を」と要請したという。

 高圧放水車が1回にできる放水はわずか2分。放水と注水を繰り返す作業に無駄は許されない。東電の社員を交えた計画が綿密に立てられた。高圧放水車は東電側が事前に第1原発に運び込まれ、隊員らは20キロ圏外で待機し、出動の機会をうかがった。

 一方、東京・霞が関の警察庁では17日早朝から幹部らが登庁。警視庁でも警備部の幹部らが現場からの報告を待った。午前10時半前、自衛隊ヘリからの4回の海水投下作戦が終わった直後、機動隊員らが原発に向けて出発した。

770チバQ:2011/03/17(木) 22:06:46
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110318k0000m040087000c.html
福島原発:綱渡りの放水作戦 被ばく基準、急きょ変更
 東京電力福島第1原発の冷却機能回復を目指し、枯渇の危機に直面している使用済み核燃料プールの官民挙げた冷却作戦が17日、繰り広げられた。周囲の放射線量が依然高い数値を示す中、午前には陸上自衛隊がヘリで上空から3号機に海水を投下、夕方から夜にかけては警視庁や自衛隊が地上から水を放った。しかし、警視庁の放水は功を奏さなかったほか、自衛隊のオペレーションも放射線量を十分抑制するまでの効果は疑問視されている。東電による外部電源回復作業も本格化したが、未知の冷却作業はノウハウも乏しく、綱渡りの作戦が続く。【犬飼直幸、坂口裕彦、八田浩輔】

 ◇首相、防衛相で政治決断
 「陸上からの放水によって、何とか危険な状態を緩和していきたい。昼に官邸に報告に行き、首相との緊密な連携について話をした」。北沢俊美防衛相は福島第1原発3号機に海水を投下する作戦を実施した後の17日午後、防衛省内の災害対策本部で、首相との連携を強調した。

 東日本大震災の発生後、同原発の状況が急速に悪化する中で自衛隊への期待が高まる一方、東電側から十分に情報が入ってこないことへの不信感が防衛省内に募っていた。14日に3号機で起きた爆発で給水作業中の隊員4人が負傷し、自衛隊はいったん同原発から退避。15日未明に政府と東電の統合連絡本部が東電本店に設置され、仕切り直す形で「命がけの作戦」が進む。

 連絡本部には細野豪志首相補佐官が事務局長として常駐し、防衛省内局と統合幕僚監部からも幹部が派遣された。首相官邸と防衛省が連携して情報を共有し、菅直人首相−北沢防衛相ラインのトップダウンで原発対応を指揮する態勢となった。被ばくの危険が伴う作戦に自衛隊側の不満もくすぶるが、北沢防衛相は17日午前の記者会見で「今日は限度と判断した。私と菅首相がたびたび話し合う中でそういう結論に達した」と説明した。

 17日のヘリからの海水投下は、任務に当たる自衛隊員個人の累積被ばく総量限度を通常時の50ミリシーベルトから100ミリシーベルトに倍増して実行された。16日もヘリがいったん現地に向かったが、放射線量が高いため見送っていた。17日も高い状況に変わりはなかったが、北沢防衛相は「首相と私の決断を統幕長が判断していただいた」と述べ、放射線量にかかわらず「実施ありき」の政治決断だったことを認めた。

 これには防衛省・自衛隊内から「これまで周知されたことがない数値だ」との戸惑いも聞こえた。被ばく総量限度は統合幕僚長指令に基づき、通常時は50ミリ、非常時は60ミリと定められている。この指令は今回のような原発対応を想定していないため、人事院規則にならって100ミリに急きょ引き上げたという。

 海水投下を実行した陸上自衛隊のトップ、火箱芳文幕僚長は17日の会見で「(当初は)60ミリということだった」と発言後、「失礼しました。(作戦は)100ミリシーベルトで設定して行った」と訂正。「設定基準を上げたと言っても、基本的にまだ明確に方針として示されたわけでもない」と自衛隊内の混乱も露呈した。

 防衛省はさらに自衛隊の高圧消防車5台を同原発に投入。17日午前の4回の海水投下は、3号機だけでなく、周辺にも散水され、警視庁機動隊の放水車や自衛隊の消防車が現場に近づくための「除染」の役割も担った。しかし、これによって原子炉の冷却がうまくいかなければ、さらなる危機的状況に発展しかねない。首相が「最後のとりで」と期待する自衛隊の幹部は「やれと言われればやるのが我々の仕事だ」と語った。

771チバQ:2011/03/17(木) 22:07:06
 一方、2号機の電源復旧作業は17日午前から、東電職員ら30人の手で始まった。被ばく人数を抑えるため、平時より少ない態勢だ。

 非常用電源が失われた1〜4号機のうち、唯一配電盤が水没しなかった2号機の電気系統回復が頼みの綱。作業では放射線量の比較的低い海側に変電盤を仮設し、建屋の各機器などと接続していった。担当者は「少ない工事量で復帰するよう計画している。(電源復旧の)実現性はかなり高い」と強調する。

 ただし、電源復旧は原子炉冷却のための入り口に過ぎない。まずは海水を送り込むポンプの作動試験をする必要があるが、16日夕には東京・内幸町の本店との連絡回線を切断するミスも起きた。7時間後の復旧までの間、水位計などのデータのやり取りは衛星携帯での通話でしのいだ。

 東電は2号機との間の回線が生きている1号機も、近く電源復旧が可能とみる。しかし、3、4号機は新たな外部電源をひく必要があり、復旧には時間がかかる見通し。また、使用済み核燃料プールの水温が上昇している5、6号機では、5号機の非常用電源が機能していない。6号機の電源を5号機につないでいるものの、東電は「この状態が長く続けば1〜4号機のように温度が上昇する」と焦燥感を募らせる。

 ◇本格注水へのつなぎ
 東京電力福島第1原発3号機に向けた17日の放水は、低下しているとみられる使用済み核燃料プールの水位を回復するほどの量は期待できず、むしろ外部電源復旧後の本格的な注水をにらんだ「つなぎ」の要素が濃い。

 この日、陸上自衛隊のヘリから4回にわたって投下された海水は、最大でも約30トン。だが、上空からの散水は拡散し、どの程度がプールに入ったのかは不明だ。地上から高圧消防車も活用されているが、放水で約1200立方メートル(1200トン)のプールを満たすことは相当難しいとみられる。

 3号機のプールでは16日以降、大量の水蒸気が立ち上るのが観察され、プールの水が沸騰しているとみられている。このままの状態が続くと、燃料棒のジルコニウム製の被覆管が劣化し、中の放射性物質が出やすくなるので、対策が急務になった。空と海からの放水は、政府と東電のひねり出した「窮余の策」だ。

 放水した水でプールの水位が回復できなくても、霧状の水滴が燃料棒にかかるだけで熱を奪って蒸発し、燃料棒を冷やす効果が期待できる。この仕組みは、真夏に市民が水をまいて涼を取る「打ち水」と基本的に同じだ。また、プールから立ちのぼった水蒸気に含まれた水滴も同様に燃料棒を冷やしていく。

 吉川栄和・京都大名誉教授(原子炉安全工学)は「被覆管が壊れないよう、とにかく水をかけ続けること以外、今はやるべきことはない」と話す。【須田桃子】

772チバQ:2011/03/17(木) 22:07:51
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110318k0000m040080000c.html
計画停電:大規模停電、薄氷の回避 鉄道各社が協力
 海江田万里経済産業相は17日、緊急会見し、同日夕から東京電力管内で「予測不能な大規模停電発生の恐れがある」ことを明らかにした。朝からの冷え込みで暖房利用が増えた上、帰宅ラッシュで列車本数の増える夕方以降、電力需要が供給を上回る見通しとなったため。この日は列車の間引き運転などで大規模停電は回避したが、需給逼迫(ひっぱく)のリスクに直面したことを受け、東電は計画停電強化の検討に入った。

 東電は同日午前7時から、地域ごとに五つに分けたグループへの電力供給を順番で止める計画停電を開始。寒さの影響で、午前9〜10時の平均需要は3330万キロワットと、供給能力の3350万キロワットの99.4%に迫り、14日からの計画停電で初めて、対象地域全1440万世帯の電気を止めた。午前中に停電した計599万世帯については夕方にも、同日2回目の停電を実施。停電世帯は延べ1820万世帯に達した。

 それでも午後6〜7時のピーク時、4000万キロワット超の需要が見込まれたことから、海江田氏は会見で、大規模停電の可能性に言及しながら「電力消費を自粛してほしい」と呼びかけた。これを受け、鉄道各社が17日夕の帰宅ラッシュ時、列車の運行本数を減らすなど、大口需要者らによる節電の動きが広がり、「夕方の需要を、供給より少ない3050万キロワットに抑えられた」(東電の藤本孝副社長)。

 だが、東電は18日も、夕方の需要が4000万キロワットと、供給能力(3400万キロワット)を上回ると予想している。藤本副社長は17日の会見で、▽停電時間(現行最大3時間)の延長▽夕方の需要ピーク時の同時停電グループ数を、現在の2組から3組に増やす−−などの計画停電強化策を検討する意向を示した。

 東電によると、電力需要が供給能力を上回った場合、一定地域ごとに停電させることで対応する。藤本副社長は「(東電管内が一度に)全部停電することは絶対にない」と語った。【増田博樹、宮崎泰宏、石原聖】

773とはずがたり:2011/03/17(木) 23:34:37

東電社員、警察官、自衛隊員…原発事故で被曝した人
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110314/dst11031423440139-n1.htm
2011.3.14 23:43

 東京電力の福島第1、第2原発事故でこれまでに被曝した人は次の通り。(発表内容に重複がある可能性があり、被曝の定義は発表者の判断による)

 【政府災害対策本部発表】

 ▽東電社員9人と協力会社8人の計17人が顔面に放射性物質が付着

 ▽蒸気を外部に放出する作業をしていた作業員1人が被曝

 ▽警察官2人が被曝したが、除染完了。ほかに被曝した消防官は確認中

 ▽双葉厚生病院から避難していた3人が被曝

 ▽バスで避難していた9人が被曝

 【東京電力発表】

 ▽水素爆発で作業中にけがをした男性社員ら6人が被曝。うち5人は除染済み

 【文部科学省発表】

 ▽水素爆発で作業中にけがをした男性自衛隊員が被曝

 【新潟県発表】

 ▽原発周辺の放射線を調べるため福島県に派遣した職員2人が微量の被曝

774荷主研究者:2011/03/17(木) 23:42:27

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110316301.htm
2011年3月16日03時10分 北國新聞
大津波に耐えられるか 志賀原発

 東京電力福島第1原発で放射能漏れ事故が続き、「志賀原発は大丈夫か」と地元関係者の間で不安が広がっている。福島と志賀はどう違うのか。同様の事故は志賀原発で起きないのか。検証すると、志賀原発は10メートルの津波が来ても福島の二の舞にはなりにくい立地のようだ。

 福島第1原発の事故をもたらした最大の原因は、地震に伴う津波だ。

 福島第1原発に近い相馬市で観測された最大の津波は7・3メートル。仙台新港では最大の10メートルの津波が起きた。これに対し、福島第1原発では最大で5メートル程度の津波しか想定していなかった。

 実は志賀原発が想定している最大の津波も5メートル程度と、福島と同じだ。だが、志賀と福島では原発が立地する場所の標高が違う。福島第1原発の標高は不明だが、映像などをみる限り、さほど高い位置に立っていない。

 一方、志賀原発は、一番低い位置にあるタービン建屋でも海抜11メートルの高さにあり、原子炉建屋は21メートルの高さにある。仮に、東日本大震災並みの大津波が来ても、福島のような大きな被害が出る可能性は小さいとみていいのだろうか。

 実際、宮城県の女川原発は、立地地域が津波で壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、原発が高台に立地しており、大事故につながる被害は出なかったとされる。

 もちろん、波が陸地にぶつかった後どんな動きをするかにもよるので、いくら高台にあっても「絶対、大丈夫」とは言い切れない。

 福島第1原発の6基は、運転開始から31〜40年経ち、いわば「高齢化」した原発だ。最も古い1号機は開始から40年、人間で言えば「初老」だ。

 これに対し、志賀原発は1号機が17年、2号機が5年と比較的新しい。

 原発の「寿命」に国の規定はないが、各事業者は30〜40年の運転を想定しており、40年を超える場合、国の指針による保守管理方法の変更が必要。福島第1の1号機は2月に10年間の運転延長が認められたばかり。福井の敦賀1号機、美浜1号機に続き3基目だった。

 原発は長く運転すると、圧力容器の材質がもろくなったりするため、温度管理や検査を充実させる。人間でも初老になれば体にガタが来て健康管理が必要。その点、志賀原発は2基とも成人すらしておらず、「元気そのもの」のはずなのだ。

 福島第1原発の製造メーカーは、1号機が米ゼネラル・エレクトリック(GE)、2、6号機が東芝とGE、3、5号機が東芝、4号機は日立だ。

 志賀原発は1、2号機とも日立だが、15日には、志賀と同じ日立製の4号機が定期検査中にもかかわらず、水素爆発を起こしたのが気掛かりだ。

 一方、原子炉の型は、福島の全6基と、志賀1号機が同じ「沸騰水型軽水炉(BWR)」というタイプ。原子炉内に導いた冷却水を沸騰させた蒸気でタービンを回転させて発電する仕組みとなっている。志賀2号機は改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)だ。

 改良型の大きな特徴は、これまで以上に耐震性が高いこと。再循環ポンプを原子炉圧力容器内に入れ、原子炉建屋と一体の原子炉格納容器を採用したことから、地震に強い構造という。

 志賀原発、福島第1原発の耐震性の評価をみると、想定する地震による最大の揺れ(基準地震動)は、ともに600ガルと同じ。数字上は同じレベルの揺れを考慮していると言える。

 一般的に、2つのプレートの境界があり、プレートの動きによる地震が多い太平洋側の方が、日本海側より大きな地震が起きやすいとされる。

 だが、志賀原発は2007年3月の能登半島地震で、一部が想定の2倍近くを上回る揺れを観測。新たな指針に基づく耐震安全性評価で、基準地震動を490ガルから600ガルに引き上げた経緯がある。

 想定外の揺れを記録した東日本大震災と、想定外の事態が起き続ける福島第1原発の事故により、国内外で原発に対する信頼が大きく揺らいでいる。志賀原発は本当に大丈夫なのか、北電も地元も、もう一度検証する必要がありそうだ。

775とはずがたり:2011/03/18(金) 00:26:43

地上からの放水、建屋内に=効果「まだ評価できず」―自衛隊30トン・福島第1原発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000002-jij-soci
時事通信 3月18日(金)0時11分配信

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故で、自衛隊は17日午後7時半すぎ、使用済み核燃料プールの水が蒸発している3号機建屋に向け、高性能消防車で地上から放水した。防衛省によると、消防車は5台で約30分間に計30トンを放水。水は建屋内に届いたが、経済産業省原子力安全・保安院は効果について「まだ評価できる段階ではない」としている。
 防衛省は、ヘリによる水の投下と地上放水について、18日も同様の態勢を取っており、東京電力などから示される17日中の効果を見て、18日以降の放水方法を決める。
 一方、警察庁によると、警視庁の高圧放水車は同7時ごろから放水。約5分後、放射線量を示す線量計の警告アラームが鳴ったため、中断した。
 タンクの残量はなく、4トン以上を放水しており、警察庁は「建物に届いた」と説明。作業した機動隊員3人の体調に大きな異常はなかった。高圧放水車は水平方向に放水する設計のため、燃料プールへの注水に適さないと判断し、18日以降の放水を打ち切る。ただ、東電が「使用したい」と要請したため、同原発に置いたままにする。
 燃料プールの冷却機能が停止し、核燃料棒の破損や放射性物質の放出が懸念されている3号機には17日午前、陸自CH47型ヘリ2機が4回にわたり水を投下した。敷地内の放射線量に大きな変化はみられないものの、東電は「建屋から水蒸気が立ち上がり、放水による冷却効果はあった」と評価している。第1原発では、4号機もプールの水が蒸発しているが、満水ではないものの燃料集合体が水面下にあることが確認された。これに対し、3号機は水位の低下が推測されたため、優先して放水された。一方、東電は同原発の冷却機能回復につながる外部電源の復旧作業を継続。2号機を優先して作業しており、電力が供給されるのは早くて18日になる見通しとしている。

776とはずがたり:2011/03/18(金) 00:27:07

東電が東通原発の建設を中断 電源開発の大間原発も
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110317/dst11031718490071-n1.htm
2011.3.17 18:48

 東京電力は17日、福島第1原発の事故を受け、青森県東通村の東通原発1号機の建設を中断すると明らかにした。

 電源開発は、大間原発(同県大間町)の建設を当面中止。東電などが出資する「リサイクル燃料貯蔵」も、使用済み核燃料中間貯蔵施設(同県むつ市)の建設を当面中止する。

 いずれも担当者が17日、青森県庁を訪れ、県に報告した。

 東電の佐久間三喜夫青森事務所長は、福島第1原発事故に会社を挙げて対処していると説明。「状況を鑑み、4月からの本格工事を見合わせる。再開時期は言える状況にない」とした。

 東通原発1号機は1月末に着工したばかり。国内最大級の出力138万5千キロワットで、平成29年3月の運転開始を目指している。

777とはずがたり:2011/03/18(金) 02:56:32

復旧見通し、未明に修正=放水は「効果あった」−福島原発で東電幹部ら
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011031701260

 「電源は18日にも復旧する」。17日午後に東京都千代田区の東京電力本社で開かれた記者会見。同社幹部らは、失われた福島第1原発の電源復旧に自信を見せていたが、18日未明に開いた記者会見では同日中の復旧は困難と見通しを修正。「可能な限り作業を進める」と弁解した。
 東電は17日午後の会見では、東北電力の送電線から電気を引き込む作業を開始しており、18日未明までに海水をくみ上げるポンプなどの手前までの接続を完了した上で、各設備につなぐ方針と説明した。電気設備の損傷が少なく、建屋の状態が良い2号機から復旧させ、原子炉への注水作業を優先させるとしていた。
 しかしその後になって、がれき撤去などの作業が思うように進んでいないことが判明。18日未明の会見では、同日中の電源復旧は難しいとの見通しを示した。
 一方、17日午前に行われた自衛隊ヘリによる空からの放水については「一定の効果があったと思う」と評価。放水後に使用済み燃料プール付近から水蒸気が立ち上るのを確認したといい、「冷却効果がある行為だったと思う。今後も実施したい」と述べた。
 自衛隊の高性能消防車による地上からの放水についても「一定の効果があった」とした。(2011/03/18-01:44)

778とはずがたり:2011/03/18(金) 09:31:54

福島第一原発の電源復旧、19日以降に 作業ずれ込む
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY201103170513.html
2011年3月18日1時22分

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた東京電力福島第一原発で、18日に見込まれていた電源の復旧が19日以降にずれ込みそうだ。原発の運転には大量の水をポンプで循環させ、核燃料から出る熱を冷やす必要がある。地震で送電が止まり、非常用電源も動かなかった。通電すれば、水の循環や給水が可能になれば危機的な状況に光がさすだけに、東電はこの作業に望みを託す。

 復旧に向けた作業は17日早朝に始まった。東電によると、原発の敷地内で約320人の作業員が参加した。

 福島県内に電気を供給している東北電力の送電線を補修して電気を引き込むが、少なくとも10〜15時間ほどかかる。放水が始まった3、4号機より先に2号機で始める。

 送電が再開できれば、事故時などに原子炉を冷却する緊急炉心冷却システム(ECCS)を動かすポンプを起動できる可能性もある。ECCSが動けば、原子炉の下部にある巨大プール、圧力抑制室の大量の水を原子炉格納容器や圧力容器に送り込める。

 さらに、圧力容器や使用済み核燃料のプールにも水を循環させ、核燃料からしばらく出続ける余熱を冷やす。プールの温度が上昇し、燃料が露出して破損するなどの事態の拡大を防ぐ。

 ただ、地震や津波、その後の火災や爆発の影響で、ポンプや変圧器などの設備が壊れている可能性もある。設備が壊れていれば、送電しても作動しない。正常に作動するか逐一確かめながらの作業となる。

779とはずがたり:2011/03/18(金) 09:43:19

東電、ガスタービン発電を複数新設へ…供給強化
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110318-OYT1T00043.htm?from=main5

 東京電力は17日、不足している電力供給を補うため、火力発電の増強を行う方針を明らかにした。

 ガスタービン発電設備を複数新設する。運転中の火力発電所の稼働率も引き上げ、電力卸売り事業者(IPP)からの電力買い取りも強化する。

 ガスタービン発電の出力は1基あたり30万キロ・ワット規模で、10万世帯分の電力を賄える。東電は、「電力需要が急増する今夏までには用意する」構えだ。

 地震後停止している東扇島(川崎市)、鹿島(茨城県神栖市)の復旧を急ぎ、電力供給力を4月上旬までに17日時点より約15%引き上げる。さらに、老朽化などで休止している火力発電所も再稼働させる方向だ。

 一方、一部停止中の原子炉が残る柏崎刈羽原発(新潟県)の全面稼働については、「国民感情から難しい」として、当面行わない方針だ。
(2011年3月18日00時32分 読売新聞)

780とはずがたり:2011/03/18(金) 09:56:46

韓国、自国民に80キロ外退避勧告 米英に追随
http://www.asahi.com/international/update/0317/TKY201103170462.html
2011年3月18日0時37分

 福島第一原発の事故に関連して、韓国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコの各国政府も17日までに、米国と同様に同原発から半径80キロの域外に退避するよう自国民へ勧告した。

     ◇

 【ソウル=牧野愛博】韓国外交通商省は17日午後、日本に滞在している韓国人に向け、福島第一原子力発電所の半径80キロ圏外への退避を勧告した。同省によれば、福島県には約2100人、隣接する宮城県に約4400人の在日韓国人が住んでいる。

 同省は13日付で、東京都や東北部などに旅行警報を発令。福島第一原発の半径30キロ以内については4段階ある警報のうち、上から2番目の「旅行制限」としていた。

 金星煥(キム・ソンファン)外相は17日の記者会見で、米英両国が自国民に80キロ圏外への退避を勧告したことに触れ、「我々もこれを準用している」と指摘した。一方で「日本政府の発表を信じている」とも語った。同省関係者は米英の基準に従った理由について「米国の政策や韓日の報道ぶりなどから総合的に判断した」と説明した。

 一方、インターネットの掲示板には、日本から韓国へ放射性物質が拡散すると指摘する書き込みが相次いでいる。李明博(イ・ミョンバク)大統領は17日、「放射能を心配する必要はない。流言飛語は防がなければならない」と訴えた。

781とはずがたり:2011/03/18(金) 21:40:29
結構高いね・・。この150μSvの場所は昨日は170μSv出たとか。。

放射線量、福島県内で高レベル続く
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201103180413.html
2011年3月18日21時9分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103180414.jpg
地図:各地で観測された放射線量拡大各地で観測された放射線量

 福島第一原発事故の影響で上がった放射線量は、福島県内では18日も通常より高い値が続いた。特に原発の北西30キロ付近では、1時間あたり150マイクロシーベルトという高い値が計測された。専門家は、一時的に上がっている可能性もあるが、注意深く経過を見守る必要があると指摘している。一方で全国的には下がる傾向だった。

 原発から北西に約30キロ離れた浪江町の計測値では18日午後1時32分に毎時150マイクロシーベルトを計測した。この地点付近は16日午前11時半は80マイクロシーベルトだったが、17日午後2時に170マイクロシーベルトに上がり、高レベルが続いている。

 毎時150マイクロシーベルトは、その場に7時間いれば、一般の人の年間放射線被曝(ひばく)限度量である1ミリシーベルト(1ミリは1千マイクロ)を超える値だ。

 このほか、福島県内では18日午後6時現在、1時間あたりの観測値として飯舘(いいたて)村で20.90マイクロシーベルト、福島市で11.10マイクロシーベルト、南相馬市で7.29マイクロシーベルトを記録した。

 また文部科学省が各都道府県の定点で観測した値(同日午前0時〜午前9時)によると、茨城、栃木、群馬、埼玉の4県で、平常時の上限を超える値が観測された。福島県と宮城県からは、データが届かなかった。

 福島県内で高い値が続く理由について、財団法人・日本分析センター(千葉市)の池内嘉宏理事は「ヨウ素やセシウムなどの放射性物質が大気とともに流れて、計測地点を通過した時点で高値になったのではないか。福島市などは、地面に降りた放射性物質から放射線が検出されている可能性がある」と話す。

782とはずがたり:2011/03/18(金) 22:29:56

保安院 外部電源使用には時間
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/k10014767741000.html
3月18日 19時30分

震災で被害を受けた福島第一原子力発電所の外部電源の復旧作業について、18日、原子力安全・保安院が説明し、1号機と2号機に外部電源を引き込む作業は、19日に終わるものの本格的に外部電源が使えるようになるにはさらに時間がかかるという見通しを示しました。

福島第一原発では、地震による停電に加え、津波で非常用の発電機も故障して電気が使えなくなり、1号機から3号機で原子炉などが冷やせずに深刻な事態に陥っています。現在、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能を回復するため、外部電源を復旧させる工事が行われています。これについて、原子力安全・保安院は、18日夕方の記者会見で、1号機と2号機に外部電源を引き込む作業が終わるのは、19日になる見通しで、3号機と4号機については20日に完了する予定だということです。しかし、その後は被害を受けた施設の機器に電気を通しても問題がないかなどの点検が必要で、本格的に外部電源が使えるようになるには、さらに時間がかかるという見通しを示しました。

783とはずがたり:2011/03/18(金) 22:38:08
早速計測するなんてよっぽど大本営発表を信じていないんだな。。

IAEAチーム、都内で放射線量を計測 天野事務局長「不安払拭」を強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000686-san-soci
産経新聞 3月18日(金)21時58分配信

 国際原子力機関(IAEA、本部・ウィーン)の天野之弥事務局長は18日夜、都内の日本記者クラブで記者会見を行い、東京電力福島第1原発の事故に関し、同機関の放射線計測の専門家チームが同日中に東京都内で放射線計測を開始することを明らかにした。

 IAEAの専門家4人は同日、天野氏とともに来日した。天野氏は「今夜にもただちに計測を始めたい。東京の放射線量は日本側の計測でも人体に有害ではないが、IAEAが計測することが役に立つ」と指摘。都内での計測の目的は日本国民や在日外国人の不安払拭にあることを強調した。

 専門家チームは近く福島第1原発にも向かう。これとは別にIAEAの東京事務所に連絡要員を1人置き、日本政府との情報共有の円滑化を進めるという。

 天野氏は日本政府が第1原発から20キロ以内の住民に避難指示、20〜30キロ以内で屋内退避の指示を出していることについて「IAEAの基準に則っている」と述べ、適切との考えを示した。一方で「今回の事故は深刻な事故だ」と指摘。他国の原発政策に与える影響についても「間違いなく出る」と語った。事故の原因に関しては明言を避け、「今は事故の検証よりも安全の回復が何よりも優先されなければならない」と強調した。

 IAEAについては事故対応への遅れも指摘されているが、天野氏は「原子力の安全の問題は基本的に各国の責任であり、IAEAが強制力を持って何かをする権利はない」と語った。「IAEAの役割は確認された日本政府の情報を各国に配ることや技術支援にある」とも述べた。

 天野氏は原発事故の情報収集などのために18日昼に急遽来日し、菅直人首相らと会談した。19日に帰路に就き、21日にIAEA特別理事会を開催して今後の対応を協議する。

784とはずがたり:2011/03/18(金) 22:38:20

<福島第1原発>国内最悪「レベル5」…1〜3号機
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000102-mai-soci
毎日新聞 3月18日(金)19時4分配信

<福島第1原発>国内最悪「レベル5」…1〜3号機
福島第1原発。奥から1号機=2011年3月16日(東京電力提供のビデオから)
 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は18日、原子力施設事故の国際評価尺度(INES)で1〜3号機について、国内では最悪の5とする暫定評価の結果を発表した。5は79年の米スリーマイル島原発事故と同じレベル。

 INESは、国際原子力機関(IAEA)が定めた世界共通の尺度で、0〜7までの8段階で評価する。今回の暫定評価の理由として、燃料棒が3%以上損傷していることや、外部に放射性物質を放出していることを挙げた。第1原発4号機と第2原発1、2、4号機はレベル3とした。史上最悪の原発事故と言われるチェルノブイリ事故(旧ソ連)はレベル7。国内では99年のJCOウラン燃料加工施設臨界事故がレベル4で最悪だったほか、福島第1原発1号機の事故について今月12日、保安院が「レベル4程度と推定される」と評価していた。

 また、政府と東電は18日、地震と津波で失われた、原子炉などを冷却するための外部電源の復旧に向けた電源ケーブルの敷設に着手。東電によると、1、2号機は19日朝、3、4号機は早ければ同日中に作業が完了する見通し。3号機にも自衛隊が高圧消防車で地上からの放水作業を実施したほか、東京消防庁も放水準備に入るなど、急務となっている冷却作業に各機関が参加した。17日に続けて準備していた陸自ヘリによる上空からの海水投下は18日は見送られた。

 一方、東電の小森明生常務は18日夜、福島県災害対策本部で会見し、「わが国が経験したことのない地震と津波に見舞われたとはいえ、このようなことになったのは痛恨の極み。国の指導のもと、県民の安全確保を最優先に取り組みます」と述べ、地元で初めて謝罪した。【河内敏康、関東晋慈、江口一、伊澤拓也、合田月美】


最終更新:3月18日(金)21時18分

福島原発:1〜3号機は比較的安定も4号機懸念…IAEA
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110318k0000e040011000c.html?inb=yt

 【ベルリン小谷守彦】福島第1原発事故で国際原子力機関(IAEA)のグラハム・アンドリュー科学技術担当補佐官は17日、記者会見し、「現在、1、2、3号機は比較的安定しているようだ」と語り、事態改善に期待をにじませた。

 ただし、事故の全体評価として使ってきた「極めて深刻」の表現は変えず、「また事態が悪化することもあり得る」とも警告した。

 4号機については、14日から使用済み核燃料プールの温度計が機能不全に陥っていることを挙げ、「重大な安全上の懸念が残っている」とした。

毎日新聞 2011年3月18日 9時44分(最終更新 3月18日 10時41分)

785建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/03/18(金) 23:03:48
さて、このチャンネル桜とやらはこれからどうすんのかねwww

石川迪夫 捏造だらけのNHK 「原発解体」 チャンネル桜 H22.3.24
http://www.nicozon.net/watch/sm10150892
月刊『WiLL』4月号の記事「間違いだらけのNHKスペシャル 『原発解体』」
において指摘したように、NHKは「廃炉解体」に ついて報じた中で52箇所もの
誤りを犯し、悪質なナレーションや詐欺映像で原子力発電への恐怖を煽り立てた
虚偽報道を行った事についてお聞きするとともに、原子力関係者からの抗議に対し
ても真摯な対応を見せないNHKの報道姿勢についても取り上げていきます。

786建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/03/18(金) 23:32:10
放射線防護学の専門家で札幌医科大学教授:高田純教授の説明内容を要約しました。

「福島原発の行方」:3月15日チャンネル桜:夜放送
http://www.youtube.com/watch?v=B5KeT0JBq-w

【説明内容要約】

●結論的には、高田教授の意見では、「心配する事はない」と述べています。
●M9.0は世界中の核弾頭が爆発したようなエネルギー放出。にもかかわらず東北おなが原発はこれに耐えた。福島原発は故障したが、日本の耐震技術は最高で、これがソ連製であればチェルノブイリと同じ事が起こった。
●中越沖地震というのがあった。史上最大の地震波に襲われたが、原子炉は無傷で残った。
●今回の原発故障原因は未だ判らないが、原子炉は地震発生と共に自動停止したが、これは日本が開発した技術です。p波とS波があるが、p波が先に来るが、これを感知すると自動的に停止する。地震発生後0,6〜0,7秒で停止する。
●原子炉が破壊しなかったのは今回もその技術を証明した。海外も注目している。

福島原発の件は福島県民、東京都民にどれだけの影響があるか国民も注目している。TVで”被爆者”と云っているが何の意味もない。「線量」で考えるべきです。

表:線量6段階区分と放射線量被曝リスク

線量レベル・ リスク・ 線量(シーベルト)

A ・致死 ・4以上
B ・急性放射線障害・ 1以上
C・ 胎児に影響・ 1/10以上
D ・やや安全・1/100以上
E・ 安全・核災害の影響を無視できる・1/1000以下
F・核災害の影響を無視できる・1/100000以下

(東京電力がHP上で開示している)。

●ABCは危険、DEFは安全。
●福島県の人が1年間10km〜20kmで避難生活をすると、0,8マイクロシーベルト、これはレベルEとなる。「福島県民は安心して欲しい」。CT検査とかレントゲン検査はレベルD。
●1964 年(東京オリンピックの年)から1980年代まで、中国は楼蘭でメガトン級の核実験を繰り返した。それによる黄砂でセシューム137とストロンチューム 90が団塊世代の骨格に取り込まれている。これによる被ばく線量はレベルDで今回の福島県のレベルはE、これからすると中国の黄砂の方が怖い事になる。

●放射性ヨウ素は甲状腺にたまるが、これを防護するには1日30グラムの乾燥昆布を食べればいい。安定ヨウ素剤は備蓄されている。
● 一番最悪として核容器が破損する事が考えられるが、破壊しても25年前のチェルノブイリ型事故にはならない。理由はソ連型は黒鉛炉と日本型は軽水炉の違い。チェルノブイリは黒鉛火災を起こし1週間以上燃え外部に噴出したことによる。さらに、原子炉の中で核爆発が起こる事もない。何故起こらないか?広島型U235の濃縮度は90%以上、福島型U235の濃縮度は4〜5%なので絶対に爆発しない。この2つの理由でチェルノブイリ事故のようにはならない。ちなみにチェルノブイリ事故では(近隣住民は?)死亡していないが、甲状腺がんはあった。
●軽水炉の事故にはアメリカ3マイル島事故があり住民は避難したが、パニックになり避難しただけで、子供に甲状腺がんは発生していない。

●石油はなくなるし、核は21世紀の重要なエネルギー源であり落ち着いて見考えて欲しい。福島原発は必ず復旧するだろう。日本の耐震技術は素晴らしい、日本人として絶賛したい。

● 今回の災害でいたずらに不安感をあおっているのがいるけしからん者がいる。不安をあおっている人ほど社会主義者が多い。立場は反核平和、反原子力が多く、ソ連・中国が好き。しかし、中国の楼蘭核爆発被害は、ず〜と容認してきた。この人達ほど今回はエキセントリックにいっており、簡単には信用できない。

787チバQ:2011/03/19(土) 00:29:15
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110319k0000m040125000c.html
福島第1原発:「冷却」「電源復旧」懸命に…事故1週間
 東日本大震災の発生から18日で1週間。東京電力福島第1原子力発電所では炉心過熱と燃料棒の一部溶融、原子炉建屋(たてや)の爆発、高レベル放射性物質の放出、使用済み核燃料プールの沸騰などが同時多発的に発生。「世界一安全」をうたう日本の原発のもろさが露呈した。現場では、重要施設の冷却作業と命綱の電源復活に向けて、作業員らが高い放射線量にさらされながら緊迫した作業を続けている。【西川拓】


福島第1原発1〜4号機の事故と現状 ◇津波で電源喪失
 11日午後2時46分、三陸沖で発生したマグニチュード(M)9.0の巨大地震が福島第1原発を襲った。地元の福島県大熊町は震度6弱。6基の原子炉のうち、運転中だった1〜3号機は直ちに自動停止した。

 関係者がほっとしたのもつかの間、非常用発電機が使えないことが分かった(現在1基は稼働中)。発電機の過熱を防ぐ冷却ポンプが津波で使用不能になったためだ。

 原発は一つのトラブルがあっても、別の仕組みで補い、高レベル放射性物質が外部に漏れる最悪の事態を回避する「多重防護」の考え方で設計されている。だが今回は、停電を補うはずの非常用電源が機能しなかった。電源喪失で、原子炉や使用済み核燃料プールの冷却が不十分になり、事故の連鎖を招いた。東電の小森明生常務(原発担当)は「10メートル以上の津波は想定していなかった」と釈明する。

 ◇同時多発事故
 1号機は12日の水素爆発で原子炉建屋の上部外壁が吹き飛んだ。炉内の温度が上がって冷却水が蒸発。露出した高温の燃料棒と水が反応して発生した水素が建屋内にたまったのが原因と考えられる。

 13日には3号機で炉内の燃料棒(長さ約4メートル)が最大2メートル露出したことが判明、翌14日に原子炉建屋上部で水素爆発が起きた。15日には2号機の格納容器の一部「圧力抑制プール」で爆発が起きた。

 ◇停止中原子炉も
 事故は、運転していなかった4号機にも及んだ。15日、使用済み核燃料プールで水素爆発と火災が起きた。経済産業省原子力安全・保安院によると、プール内の核燃料から出る熱で水温が上がり、蒸発が進んで燃料棒が露出、水素爆発を招いたとみられる。

 現在、トラブルがない5、6号機でもプールの水温が徐々に上がっている。原子炉内の核燃料は頑丈な格納容器に守られているが、プールはそれがない分、危険度が増す。当初「原発から半径2キロ」だった避難指示は、事態悪化に伴い3キロ、10キロ、20キロと広がった。

 ◇陸と空から放水
 政府と東電による対策統合本部は、3号機の核燃料プールの冷却に向け、陸と空から放水を継続。並行して、約20人が電源確保の作業も進めている。放射線量が高いため、作業員は顔面をすべて覆うマスクや特殊な防護服を着用。線量計で累積被ばく量を計測しながら、交代で時間との闘いを続けている。

 ◇原子炉◇
 核分裂反応を起こしてエネルギーを発生させる装置。商用原発では、この熱で水を沸かして発生した水蒸気でタービンを回し発電する。原子炉は(1)核物質のウランを焼き固めたペレット(2)ペレットを密封するための被覆管(3)鋼鉄製の厚さ約16センチの圧力容器(4)それを収納する原子炉格納容器(5)厚さ1メートル以上のコンクリート製の原子炉建屋で5重に守られている。

 ◇水素爆発◇
 燃料棒の被覆管に使われるジルコニウムは、1100度を超えると反応性が高まる。原子炉内で過熱したジルコニウムが水と反応して水素が発生。空間の体積の14%を超えると、空気中の酸素と反応し爆発する性質がある。1、3号機で起きた水素爆発は、炉内で発生した水素が配管などを通じて原子炉格納容器の外に漏れだし、原子炉建屋内にたまって爆発したとみられる。

 ◇使用済み核燃料プール◇
 原子炉で使った燃料棒を、使用後の一定期間貯蔵する施設。原子炉建屋内の、原子炉格納容器の上部付近にある。原子炉から運び出された燃料棒は高熱のため、水で満たしたプールの中で、3〜5年保管して冷やす。その後は再処理して核燃料として再利用する。

 ◇炉心溶融◇
 原子炉内の温度や圧力が上がりすぎ、冷却水が失われて燃料棒が露出した結果、溶けて破損する状態。炉心すべてが溶融する「メルトダウン」は、溶け落ちた高温の燃料が原子炉圧力容器の底を破って外側の格納容器内に落下すれば、水などに触れて大爆発を起こし、圧力容器や原子炉格納容器を破壊、放射性物質をまき散らす危険がある。

788とはずがたり:2011/03/19(土) 09:40:48

4号機プールの核燃料、発熱突出 まだ使用途中の燃料も
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201103180577.html
2011年3月18日23時31分

図:福島第一原発 損傷状況の推移拡大福島第一原発 損傷状況の推移
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103180628.jpg

 東京電力は18日、福島第一原発1〜6号機(福島県)の使用済み核燃料貯蔵プールの保管状況を公表した。全基のプールにある核燃料集合体は計4546本。建屋で火災が起きた4号機のプールにある核燃料の発熱量がとくに大きいことが明らかになった。プールに水を補給する冷却システムが働かず、燃料の熱で水が蒸発し、過熱した燃料が損傷する恐れがある。

 六つの原子炉がある福島第一原発のうち、4号機のプールの発熱量はとくに大きい。使用済み燃料783本のほか、まだ使い終えていない燃料548本が保管されている。機器の交換のため炉内から取り出されていた。使い終えていない燃料の方が使用済み燃料より熱が大きいことも発熱量の大きさに影響している。

 4号機のプールでの発熱量は毎時約200万キロカロリー。約1400立方メートル入る貯蔵プールの水の温度を、単純に計算すると1時間あたり約2度上げることになる。

 地震で機能しなくなった冷却装置が再び動けば、水温をセ氏40度以下に保つことができる。11日の地震による津波で冷却装置が動かなくなり、この状態では燃料棒からの熱で水が沸騰し始めるまで1日強。完全に干上がるには、さらに10日程度かかる計算だ。

 17日に東電社員がヘリコプターで確認したところ、4号機のプールに水らしいものが見えたという。

 これ以外の原子炉に設けられたプールでは、使用済み核燃料は、もっと発熱量が小さい。発熱量はプールの容積と燃料の本数などで決まる。

 放水車やヘリによる放水・冷却作戦が続いている3号機のプールにある燃料は容量の半分近くで、4号機より少ない。このため発熱量は10分の1ほどだ。しかし16日に、損傷した3号機の原子炉建屋から白煙が出ており、プールの状態は確認できていない。

 2番目に発熱量が大きい5号機では、燃料の本数は許容量の3分の2ほどを占めているが、発熱量は4号機の3分の1ほど。1〜4号機と違い、水を循環させるポンプが作動しているため、18日午後2時の水温が66.3度にとどまっている。しかし、今回の震災による停電で冷却装置は動いていない。

789とはずがたり:2011/03/19(土) 09:46:21

原発冷却作戦、東京消防庁の精鋭も参加 未明に放水実施
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201103180510.html
2011年3月19日1時5分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103180238.jpg
写真:福島第一原発に派遣された屈折放水塔車=東京消防庁提供拡大福島第一原発に派遣された屈折放水塔車=東京消防庁提供

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103180237.jpg
写真:福島第一原発に派遣された大型化学車=東京消防庁提供拡大福島第一原発に派遣された大型化学車=東京消防庁提供

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103180235.jpg
写真:福島第一原発に派遣された東京消防庁の特殊災害対策車=同庁提供拡大福島第一原発に派遣された東京消防庁の特殊災害対策車=同庁提供

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103180517.jpg
図:福島第一原発への放水作戦拡大福島第一原発への放水作戦

 東日本大震災で損傷した東京電力福島第一原子力発電所の3号機への放水・冷却作戦は18日、自衛隊に加えて東京消防庁の専門部隊も参加した。同部隊は翌19日未明、約30分間放水。同日正午から再開する予定だ。一方、大阪市消防局も現地への出動を決め、政府は現地に調整本部を立ち上げて作業を本格化させる構えだ。

 東京消防庁の参加は、菅直人首相が17日、東京都の石原慎太郎知事に要請して実現した。災害救助のスペシャリストである消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)を中心とする139人と作業車両30台を派遣。放射線量を測定できる特殊災害対策車や大型化学車、40メートル級のはしご車なども含まれる。

 18日、第一原発での放水作業が始まったのは午後1時55分。午前中は東電が電源復旧作業を進めたため、午後の開始となった。

 対象は水素爆発を起こして損傷がひどく、大量の放射線漏れが心配される3号機。まず、陸海空3自衛隊の消防車6台が骨組みだけとなった建屋内に向けて次々と放水した。使用済み核燃料が入ったプールに水を注ぎ、冷却するのが目的だ。続いて、東電関連会社の社員が操作する米軍の消防車1台も放水。17日は自衛隊の5台で計30トンの放水だったが、18日は6台が40トン、米軍の消防車両2トンの計42トンを放った。

 18日に現地入りした東京消防庁も、車両5台と隊員13人が「スーパーポンパー」と呼ばれる送水車で海水をくみ上げ、ホースで水を送り、最大で22メートルの高さから毎分3.8トンの放水が可能な屈折放水塔車で3号機に放水する作戦の準備にかかった。

 だが、現場は被災してがれきが多く、ホースの設営作業などが難航。現地で長く作業をすると放射線量が上限を超えてしまうため、夜になって隊員を交代したうえで、改めて作業を続け、19日午前0時半、3号機に向けて放水を開始した。

 ハイパーレスキューは1995年の阪神大震災を受け、翌96年12月に設けられた精鋭部隊。だが、被曝(ひばく)の危険が伴う現場への派遣にはなれていない。派遣隊の総隊長を務める佐藤康雄・警防部長は18日、「隊員の安全管理を図りつつ、できるだけ任務を全うしたい」とコメントした。

 18日夜には、片山善博総務相が平松邦夫・大阪市長に援助隊の派遣を要請。同市消防局の特殊車両部隊が出動する見通しとなった。菅内閣は同日、拡大した作業部隊の連携をはかるため、「現地調整所」を第一原発から約35キロ南の常磐道・四倉パーキングエリアに設置すると決めた。全体の指揮は自衛隊が担う。作業の長期化も視野に入れ、100人規模の宿泊施設の確保も検討している。

 防衛省は19日朝、陸上自衛隊のCH47ヘリコプターを飛ばし、特殊な機材で原発の施設内部の温度を計測する方針だ。

 一方、原発の冷却装置を動かすための電源の復旧作業は19日午前には1、2号機への送電線の引き込みが終わる見通しで、3、4号機も同日中の接続を目指す。

    ◇

 経済産業省原子力安全・保安院は18日、1〜3号機が国際原子力事象評価尺度で「レベル5」に相当するとの暫定評価を発表した。米スリーマイル島事故と並ぶ評価。炉心に重大な損傷があり、原発外に放射性物質が放出されていることを踏まえた。4号機は「レベル3」に相当とした。

 東電の清水正孝社長はレベル5について「自然の脅威に伴うものとはいえ、痛恨の極み。事態の収束に全力を挙げたい」との談話を発表した。

790チバQ:2011/03/19(土) 09:51:00
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110319ddm002040014000c.html
東日本大震災:原発一色の官邸、生活支援後手に 東電任せ事態悪化、最後は自衛隊
 <検証>

 東日本大震災発生から1週間。菅直人首相は官邸に泊まり込んで「戦後最大の危機」の陣頭指揮を執った。18日の記者会見では東京電力福島第1原発の危機を乗り切る「決死の覚悟」を強調した。だが、官邸が24時間態勢で原発対応に追われる中で、実態がなかなかつかめなかった被災者支援が後手に回る事態へと陥った。

 首相退陣論も広がる中で明けた11日朝、首相の外国人献金問題が発覚。政権の致命傷につながりかねない政治的危機は間もなく発生した大震災でいったん棚上げになったが、国全体が原発事故の大惨事に見舞われた。

 「逃げるな!」

 首相が怒りを爆発させたのは翌12日午後。同原発1号機の水素爆発から1時間以上たって東電から通報が届き、首相は電話越しに東電幹部を怒鳴りつけた。「こんなことをやっていたら会社がつぶれるぞ」と責任の共有を求めたが、その後の対応は「専門家の東電に任せる」(首相周辺)という判断をした。

 だが、事態は好転するどころか、水素爆発は3号機でも発生し、惨事の連鎖が始まる。同原発からの「全員退去」を打診してきた東電に首相が乗り込み、統合連絡本部を設置し「日本と東電の運命は一体」(政府筋)の態勢を構築したのは発生から4日たった15日。与野党から「対応が遅すぎる」との批判が上がった。

 首相は16日、面会した笹森清内閣特別顧問に「福島原発が最悪の事態になったときは東日本がつぶれることも想定しなければならない」と語り、首相として原子力事故と戦う巡り合わせへの思いがしばしば「歴史的使命」という言葉となって首相の口をついた。

 しかし、思いだけでは組織は動かない。首相が局面の打開を託したのは北沢俊美防衛相だった。

 北沢氏が首相からの電話で呼び出されたのは16日午前、防衛省での記者会見中。大量の物資輸送作戦に加え、爆発事故が相次ぐ中、3号機の沸騰状態の使用済み核燃料プールの冷却化に自衛隊が上空から散水する作戦が検討された。

 「やらせてください」。17日、防衛省作戦センター・中央指揮所にいた折木良一統合幕僚長が北沢氏に電話で伝え、間もなくしてCH47Jチヌーク2機が史上初の「原発冷却作戦」へと飛び立った。放射性物質との戦いという危険な任務だったが、「危険を顧みずというのが我々のスピリットだ」と自衛隊幹部は決意をにじませた。

 だが、18日、東京消防庁や東電との統合作戦を率いるに至って自衛隊には不満も漏れた。自衛隊は作戦の指揮拠点となる「最終調整所」を現地に設けることを決定。しかし、具体的な協力態勢は定まらず、自衛隊に明確な「指揮権」はないままだ。統幕幹部は「最後は自衛隊が泥をかぶれということか」と憤った。

 原発事故対処に振り回される政府の危機管理に懸念を持った民主党は手薄となった被災者支援へと動いた。

 「枝野(幸男官房長官)さん、疲れているね」。17日の政府・民主党連絡会議で輿石東参院議員会長は話しかけた。原発と被災者支援の2正面作戦が官邸の能力の限界を超えているとの危惧があり、「秘策」を披露した。

 「仙谷由人代表代行を官房副長官にしてはどうか」。官邸も提案を受け入れ「首相は原発、仙谷さんは被災者支援に特化する」と役割分担した。この官邸増強策を政府関係者は「官房長官2人体制だ」と漏らした。

 対応が遅れた背景には府省間の調整不足も目立ち、民主党政権が掲げる政治主導の機能不全も指摘された。枝野氏は18日、大震災発生後初めて各府省の事務次官を集め、連携して被災者支援に取り組むよう指示した。【須藤孝、犬飼直幸、坂口裕彦、吉永康朗】

791チバQ:2011/03/19(土) 11:24:47
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001103180001
原発避難 不便忍ぶ/受け入れ余力偏る
2011年03月18日

 東日本大震災は18日、発生から1週間を迎える。県警によると、17日午後1時現在、県内の死者数は546人、行方不明者は3491人にのぼっている。福島第一原発の事故の影響で、浜通りから中通りに避難する人が急増しているが、救援物資が届き始めた郡山市など一部の避難所では、受け入れ態勢が整いつつある。


 郡山市内には、県立高校など県開設を含めて約200カ所の避難所がある。市によると、地震直後は市民を中心に1万数千人が避難していたが、断水が徐々に解消するにつれて自宅に戻る人が増え、現在は8千人程度とみられる。原発事故の影響で13日ごろからは浜通り地区から市内に避難する人たちが急増しているが、現時点では受け入れに余裕があるという。
 市内の避難所には全国各地の自治体や企業、個人から連日、救援物資が届いている。暖房用の燃料不足はどの避難所も深刻だが、18日には愛知県岡崎市から灯油3600リットル、同県豊田市からは飲料水、鳥取市からはマスクや紙おむつが届く予定という。
 一方で、避難者の偏りもありそうだ。浜通りからの避難者が集まり、担当者が「もう限界」と話す避難所もある。
 郡山市の安積高校には約300人が滞在。教頭によると、富岡町からの避難が最も多い。避難所になっている体育館は雨漏りし、食料の確保も不安定で16日は食料が届かなかった。教頭は「学校本来の業務はまひしている。長期化することを考えると、各地の学校はこれ以上の受け入れは不可能では」と話す。
 県農業総合センター(同市)には双葉郡の人を中心に約150人が二つの会議室に分かれて過ごす。ほぼ満室だが、展示室や廊下は暖房できず避難所に使えない。震災直後から受け入れを始め、7割はずっと滞在している一方、3割は入れ替わっているという。担当者は「親戚を頼れる余力がある人とそうでない人に二極化している」。
 郡山北工業高校は、14日に約120人だった避難者が17日に、ほぼ3倍の約340人になった。現在は新たな受け入れをしていない。
 県南地方振興局によると、県南の9市町村に浜通りなどから避難してきた人は17日現在、約1500人。受け入れは徐々に厳しくなっている。
 西郷村文化センターでは15日から、福島第一原発の半径30キロ圏内からの受け入れを始めた。すでに100人が避難し満員だという。
 同村役場によると、村内では他に2カ所の施設で浜通りからの避難者約830人を受け入れているが、これ以上避難所を増やすのは難しいと話す。担当者は「今は避難者を受け入れる立場だが、原発が今の状況では、今度は自分たちが避難することも考えないといけないかもしれない」と不安を漏らした。
 一方、鮫川村で200人、白河市で90人、矢祭町で50人、棚倉町で40人、矢吹町と泉崎村でそれぞれ20人ほどがまだ受け入れ可能だという。
 福島市では避難者が減少傾向の避難所が目立つ。一時2500人近い避難者が詰めかけた同市最大の「あづま総合体育館」では、17日までに約400人が知人らとともに県外へと移動した。事務所によると、南相馬市と浪江町からの避難者が大部分。ただし現在も体育館、会議室、通路などがいっぱいで、新たな受け入れはできないという。
 福島、福島北、福島工など市内の6高校も避難者の出入りはあるが、減少傾向だ。市内では断水が続いており、福島北高の田中賢司教頭は「トイレはプールの水を使ってしのいでいるが、暖房用の灯油が間もなくなくなる。長期化すると避難者の健康問題は必至だ」と話す。
 23カ所の避難所がある二本松市には、浪江町から大型バスなどで約800人が避難した。市の東和支所の2階に町の災害対策本部機能を仮設置した。県男女共生センターには一時、双葉厚生病院の入院患者約50人が避難したが、全員が他の施設に移動。現在、同センターはスクリーニングの箇所となっているという。

792とはずがたり:2011/03/19(土) 17:27:43

「立ち去るわけにはいかない」東電社員、放射線との闘い
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103170563.html
2011年3月18日5時33分

 四つの原子炉が重大なトラブルに見舞われ、制御不能に陥った福島第一原子力発電所。最悪の事態だけは避けねば――。自衛隊などの放水活動が始まる中、原発内でも多くの人が過酷な状況下で闘い続けてきた。「もっと早く国ぐるみで取り組めなかったのか」「生きて帰って」。家族にもつらい時間が過ぎていく。

 福島第一原発が制御困難に陥った15日、東電は現場での作業に直接かかわらない社員らを施設外に退避させた。

 「もう会えないと思った。でも自分だけが立ち去るわけにはいかないと思った」。地震発生直後から作業にあたっていた東京電力社員は、家族に繰り返し言ったという。

 家族の説明によると、この社員は地震発生時に原発の中にいた。激しい揺れに襲われた直後、高い津波に襲われ、施設内の燃料や機材が失われたという。「自然は怖い。地震と津波が重なるなんて」と振り返ったという。

 ポンプ設備や最後の頼みの綱である緊急炉心冷却システム(ECCS)を起動しなければと、社員の自家用車のバッテリーや屋台の小型発電機までかき集めた。それでもシステムは回復しなかった。「外からの電力が断たれたのが一番悔しい」とも言った。

 現場では数百人の社員や作業員が交代で作業にあたった。だが、余震が襲うたび、せっかく修理したところが再び壊れていったという。

 余震で眠れず、備蓄のクッキーやレトルトの五目ごはんはのどを通らない。精神的に追いつめられた。

 放射線をどれだけ浴びたのか。このまま爆発するのか。多くの人たちに放射線を浴びせる事態を招くのか。

 東電の記者会見では、歯切れの悪い問答が繰り返されていた。それを知った社員は「中のことを、外の人は知らないんだ」と思った。「会社には、もうあきらめられているのか」とも。だが同時に「避難している住民が戻ってこられるようになるまで、ここを出てはいけない」と思っていたという。

 この社員から現場の惨状を聞かされた家族は驚いた。地震が起きるまで、「世界最高の技術だから安全だ」という社員の言葉を家族は信じてきた。事故の際の被曝(ひばく)対策もできていると思っていた。

 家族の一人はいう。「政府や東電は、現場で体を張る連中を見殺しにするのですか。今まで信頼してきただけに、腹立たしいのです」

    ◇

 第一原発そばの社宅に住んでいた東電社員の妻は、作業に携わる夫の身を案ずる。

 11日午後、激しい揺れに襲われた。タンスが倒れ、めちゃくちゃになった自室から、原発で働く夫に何度も電話をかけた。つながったのは深夜。「無事だ」。生きていることだけは分かった。その後、連絡は途絶えた。

 4日後、避難した妻に短い携帯メールが届いた。

 「飲み水が足りない。体調も悪くなってきた」

 こんな状況の中で、日本全体に影響する重大な仕事ができるのだろうか。夫の家族の一人は心配する。「東電社員は一番責任ある立場だから、何も言えないのかもしれない。けれど家族としては、すぐにでも何とかしてほしい」。涙がこぼれた。

 彼はまだ原発にいる。自衛隊の放水作業は始まったけれど、家族は胸がつまるようでテレビの画面を直視できない。(大谷聡、鈴木彩子、石田博士)

793とはずがたり:2011/03/19(土) 17:31:01

福島第一原発作業員の被曝線量上限引き上げ 厚労省など
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150475.html
2011年3月15日23時39分

 厚生労働省と経済産業省は15日、東京電力福島第一原発で緊急作業にあたる作業員の被曝(ひばく)線量の上限を、現在の計100ミリシーベルトから同250ミリシーベルトに引き上げた。1人当たりができる作業時間を長くすることで作業効率を上げる狙いだ。

 1990年に国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた国際基準では、重大事故時の緊急作業での被曝線量の上限を計500ミリシーベルトとしている。厚労省によると、「250ミリシーベルト以下では白血球数の減少などの臨床症状が出ない」という専門家の知見を踏まえたという。厚労省は「やむを得ない非常事態に限った措置」としている。

 復旧にあたる作業員は計測器を持ち、放射線量をモニターしながら作業している。福島第一原発の作業員は今後、1回きりの作業でも断続的な作業の場合でも、被曝線量が合わせて250ミリシーベルトに達した時点で、作業には一切、従事できなくなる。

 14日午後、官邸の要請を受け厚労省と経産省が検討。文部科学省の放射線審議会に諮問し、妥当との答申を受けた。経産省が原子炉等規制法に基づく新たな告示を定め、厚労省は労働安全衛生法の電離放射線障害予防規則を省令で改正した。


福島第一原発の作業員、100ミリシーベルト超え始める
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103180636.html
2011年3月19日2時30分

 福島第一原発で復旧作業に当たっている作業員の被曝(ひばく)線量が100ミリシーベルトを超え始めた。東京電力が19日未明、会見で明らかにした。

 福島第一原発には、18日朝の段階で東電や協力企業の作業員ら279人がいる。体につけた線量計が80ミリシーベルトになるとアラームが鳴り、作業を中断していたが、「100ミリシーベルト近くになる作業員が増えてしまい、一部で超えるケースが出始めた」という。

 厚生労働省と経済産業省は15日、福島第一原発で緊急作業にあたる作業員の被曝線量の上限を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げている。

794とはずがたり:2011/03/19(土) 17:31:35

農産品3〜4品目から暫定規制値超える放射線量検出
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103190257.html
2011年3月19日15時11分

 大塚耕平厚生労働副大臣は19日午後、暫定規制値を超える放射線量がホウレンソウなど3〜4品目の農産品から検出されたことを明らかにした。首相官邸で記者団に語った。暫定規制値は今回の事故を踏まえて政府が食品衛生法に基づき設けた、放射性物質で汚染された食品の出荷や販売を規制する基準。同日夕に枝野幸男官房長官が記者会見して詳細を説明する。

795とはずがたり:2011/03/19(土) 17:37:57

北沢防衛相の会見だと1〜4号機の表面温度はいずれも摂氏100度以下だそうです。

福島原発 自衛隊ヘリが上空から原発温度を測定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000504-san-soci
産経新聞 3月19日(土)9時4分配信

 防衛省は19日早朝、陸上自衛隊の大型輸送ヘリCH47、1機を東京電力福島第1原発に派遣し、上空から赤外線を利用して原子炉や使用済み燃料貯蔵プールの温度を測った。

 測定は第1原発のうち、3号機、4号機、2号機、1号機の優先順位で行った。各号機の過熱度合いを調べ、政府による今後の対策の判断材料とする狙いがある。ヘリによる冷却水投下や地上からの放水の効果の評価にもつなげる。

 温度測定にあたったヘリは午前4時45分に陸自霞目駐屯地(仙台市)を離陸。第1原発から約20キロ離れた福島県楢葉町のサッカー競技場「Jビレッジ」で防衛省技術研究本部職員とサーモグラフィー(体表面温度測定装置)を乗せ、6時50分ごろに測定を完了したという。

 また、水素爆発などによる原子炉建屋や原子炉の被害の実態を分析するため、上空からの写真撮影も行った。

796チバQ:2011/03/19(土) 18:36:57
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110318/tky11031822260004-n1.htm
【計画停電】
不公平?「娯楽施設がなぜ」「高級住宅地の方が消費電力多い」
2011.3.18 22:23 (1/2ページ)
 多摩地区を中心に東京都内でも実施される計画停電地域が増えている。一方、中心部や繁華街ではこうこうと照明がついているビルや店舗もある。通勤電車が削減されて苦労するサラリーマンや、停電時には生活手段が止まる住民からは「被災者には協力する」としながらも、停電の方法や対象地域の区割りの不公平さに不満の声も漏れてくる。

 東京電力東京支店によると、都内で18日現在、計画停電の対象となっているのは多摩全地域と荒川、足立、板橋、練馬の4区のみ。理由について同店は「送電系統や技術的なこと、社会的影響などを考えて総合的に判断した」と説明するにとどまる。

 通勤電車はJR山手線、京浜東北線などはほぼ平常運転なのに対し、西武鉄道や東武鉄道は4〜5割程度だ。両社とも「計画停電の対象地域が沿線に多いうえ、東京電力からの電気が供給が十分でないため」という。

 繁華街でも営業時間を短縮したり、看板の照明を落とすなど自粛の動きは広まっているが、派手なネオンをつけたままの店もある。

 池袋駅(豊島区)を毎日利用するという会社員、佐藤英裕さん(38)は「電車が遅れて仕事に支障がでているのに、パチンコ店やアミューズメント施設が営業を続けているのは納得できない。電車以外でも電気使用を削減できるはず」と指摘する。

 JR有楽町駅前(千代田区)の駅前広場にいた練馬区の中学2年、金沙羅さん(14)は「地元の人がよく知っている店や習い事教室などはもっと節電してもよさそう。今の時期無理に点灯する必要はないのでは」。

 停電対象の区域分けにも不満が出ている。

 板橋区の福祉施設職員(38)は「(世田谷区などにある)高級住宅街の家ほど消費電力が多いのではないか。同じ都民としてどの区の人も平等に停電に協力すべきだ」。足立区内に勤める男性(46)も「(埼玉県草加市の)自宅が17日は2回、18日は夜に停電だ。連日だとさすがに疲れる。隣町は対象から外れており、1日交代にならないか」と注文した。

 品川区の会社社長の男性(52)は「どこのマンションの廊下も一晩中明かりがついている。最小限に絞るなどできることはたくさんある。政府や東京電力は具体策を呼び掛けてほしい」と現行の方法に不満を漏らした。

 一方、目黒区の会社社長、伊賀則夫さん(65)は「千代田、中央区を停電させてはいけない。国会議事堂、霞が関、日銀などがある日本の中枢だ。国内有数の繁華街もあり、ここが停電したら日本全体が真っ暗なイメージになる。希望の明かりはつけていてほしい」。

 板橋区では、19日は1日2回の停電の可能性もある。同区の主婦、但野イツ子さん(71)は「1人暮らしなので夜の停電は怖い。でも被災地の状況を考えると、私たちができるのは停電に協力することくらい。なるべく部屋の暖房を消して厚着をしているから大丈夫ですよ」と気丈に話していた。

797チバQ:2011/03/19(土) 18:51:32
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110318/plt1103181523002-n1.htm
計画停電の公平な方法は?米では地域・時間帯非公表 日本でも受け入れられるか2011.03.18
.連載:2011「日本」の解き方
 週明け14日の首都圏サラリーマンは大変だった。被災地に比べればたいしたことではないもの、東京電力が東北地方の超巨大地震で電力不足を補うため、計画停電(輪番停電)を実施すると前日に発表した。これは4月末までであり、一時的なものとされる。

 東京電力が発表した計画停電は、関東近県1都8県を5つのグループに分け、午前6時20分〜午後10時までの間に順番に3時間程度実施するものだ。東京電力始まって以来の話だ。

 そのため、公共交通機関は運休になったり、運行間隔を開けたりした。それでサラリーマンが大ラッシュの中で通勤する苦労を被ったのだ。

 その不満は、計画停電の発表が前日の夜と遅かったことだ。しかも、計画停電の地域が東京電力の記者会見と発表分で異なっていたことが混乱に拍車をかけた。

 しかも、実際には14日の計画停電は全面的でなく一部だけ実施された。その理由は、公共交通機関などの運休によって電力需要が減ったためだというが、国民は釈然としてない。

 その背景に、日本で停電はないというのが常識になっていて、停電を受け入れがたいという感情がある。だから、電力を十分に供給できない電力会社に対する批判が先に出てしまう。しかし、海外で生活していれば、予告なしで停電はよくあることがわかる。

 2001年にカリフォルニアで計画停電があったが、その方法は日本人には信じがたい方法だ。犯罪準備ができないように事前に停電する地域・時間帯は一切公表されないのだ。

 放っておけば、停電が1日のある時間である地域において大規模的に起きる可能性が高い場合、大規模な停電よりどこかの一部の地域で時間を限定して停電が起こる方がいいという判断だ。

 このため、「計画停電」というのはあまりいい日本語訳ではなく、英語では「rolling blackout」といい、停電が順番に回ってくるという意味合いだ。

 あるときに大規模の停電になるなら、一部の地域だけ停電になったほうがいい。その場合の一部の地域は運で決まるというのを日本人は受け入れられるだろうか。どの地域がそうなるかは運で決めるというのは、ある意味で公平というわけだ。停電が珍しくない海外ならではの話だ。

 日本人は、そうした計画停電をする代わりに、みんなで協力して電力消費を少なくすればいいと思うだろう。それも一つの方法だ。しかし、それでも対応できない場合に、海外のように、地域・時間帯を事前に示さない計画停電が受け入れられるか。それとも、犯罪の懸念はあるものの、今回の東京電力のように地域・時間帯を事前に示して行うのがいいのか。この際じっくり議論しよう。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

798チバQ:2011/03/19(土) 18:57:10
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/26993.html
ルポ・南条SAに東北車両 「放射能怖い」と続々

(2011年3月19日午前10時10分)
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東日本大震災で被災し、家族や愛犬と神戸へ避難する途中、北陸自動車道のサービスエリアで休憩する福島県南相馬市の男性=18日、福井県南条SA


 福島、いわき、会津、仙台…。18日正午すぎ、北陸自動車道上り線の福井県南条サービスエリア(SA)には、東北地方のナンバーの乗用車が何台も止まっていた。東日本大震災による福島第1原発事故が深刻さを増す中、「放射能が怖い」と避難を決めた家族連れの車だ。多くは親戚などを頼っての逃避行だが、中には行くあてもなく「なるべく遠くへ…」と車を走らせる家族もいた。(藤田尚久記者)

 福島県南相馬市の佐藤有司さん(50)は母(77)と愛犬を連れ、乗用車で親戚のいる神戸市に向かう途中だった。地震発生後、福島第1原発から二十数キロ離れた自宅で待機していたが、外には出られず食料も不足していたという。

 17日昼に市から10リットルのガソリンの配給を受け、当面の食料を積み込んですぐに家を飛び出した。母は「ほかの土地に行きたくない」と拒んだが、説得した。その夜のうちに新潟県に入り、車内で寝た。

 「福島では寝ていても大きな余震が続いていた。昨日は車の中だったけどよく寝られた」と被災地を離れてホッとした様子。地震発生以降、パニック状態になっていた母を「少しは落ち着くだろう」と見やった。車は長距離を走ったせいで、ほこりや砂まみれになっていた。

 小野啓治さん(41)は妻と小学生の子ども2人を連れ、16日に福島県いわき市を出た。自宅は地震の被害は小さく、福島原発から約50キロ離れているが「子どもたちの健康が心配」と実家のある兵庫県を目指していた。

 原発事故について「正しく事故状況を発表しているとは思うが、もっとよい対処の仕方があるのではないか」と話した。今後については原発の状況次第で「いつ帰れるのか分からない」と話し、SAを後にした。

 福島県以外の避難者もいた。妻と2人の高校生の家族4人で避難した篠塚孝夫さん(52)は、子どもたちのことを第一に考え山形県小国町を出発、福岡県の親戚の元へ向かっていた。「風向きなどでいつ放射線が飛んでくるか分からない」と目に見えない恐怖に深刻な表情を見せていた。

 また「国は正しい情報を流しているのか。漏れている放射能の数値など、もっと詳しく正確な情報を出してほしい」と注文をつけた。原発の安全が確認できるまでは福岡にとどまる予定だという。

 このほか、地震発生翌日の12日から避難を続けている福島県内のある家族は、公共施設や車の中で寝泊まりして18日に県内に入った。この1週間で1回しか風呂に入っておらず、見るからに疲れた表情。家族の一人は「行き先は決まっていない。路頭に迷っているのと同じ」と話し、西へと車を走らせた。

799名無しさん:2011/03/19(土) 22:31:45
■非破壊検査㈱は高度ブラック OJTなし 創業者は競馬で遊んでる 社長はジュニア■■
http://db.netkeiba.com/owner/result/o_0kenVTTEFUM/
創業者が天下り社員や銀行屋のボンボン社員に「おじい様はお元気でいらっしゃいますか」などと頭を下げている。やめたほうがいい。非破壊検査㈱という会社、
よく調べた方が良いのではないですか。とくに研究所の
「篠田邦彦」という男のM-SKIP法 マルチスキップ法、原子力発電所の超音波検査法がインチキ。関電原子力部は注意した方がいい。改ざん。J A X A
■■■■■■■■■■
篠田「会社のパソコンを使って、真昼間から水商売の女とYahooメールで会話して遊んでいた管理職」
篠田:「僕みたいに信用があると許されるわけさ」

■■■■■■■■■■原子力 事故
このような人間が幹部候補で、役員は電力の天下り、仲田、小野、その他。馬鹿な低学歴集団。このような阿呆を放置する会社があるでしょうか?非破壊検査株です。
篠原尚吾 AE アコースティック 電気事業連合会 電事連 強め板下 強め板 原子力 関西電力 九州電力 東京電力 非破壊検査協会 城下悟江淵高弘 徳島大学 
非破壊 散乱●空中超音波 空気結合 2ちゃんねる2ch NDI NDT マルチスキップ Bスコープ 非破壊検査協会 安全工学研究所 山邉正太 山邊正太
M-SKIP HOTEL M-skip shinoda@hihakaikensa.co.jp 非破壊検査を見るたびに笑います TEL 0798-77-4063 080-6159-2505
西宮市上田東町6−14 なぜこの男が研究所グループ長?

800とはずがたり:2011/03/20(日) 00:25:18

1〜3号機、炉心は冷却状態…東電会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000666-yom-soci
読売新聞 3月19日(土)19時42分配信

 東京電力は19日午後7時頃から広報担当者が記者会見し、「福島第一原発1号機から3号機については炉心を冷却するための海水の注入が続いている」として、炉心が冷却された状態であるとの見方を示した。

 また、復旧に当たっている作業員のうち、6人が100ミリ・シーベルトを超える放射線量を浴びたことも明らかにした。

 厚労省が定める作業員の緊急作業時の被曝(ひばく)限度量は、これまで100ミリ・シーベルトだったが、今回の事故に限り、250ミリ・シーベルトに引き上げられており、限度の中に収まっている。

 このほか、農産物から規制値を超える放射線量が検出されたことについて「心よりおわび申し上げる。今後お客様から損害賠償などの申し出があれば、国とも相談しながらしっかり準備を進めていきたい」とも語った。

最終更新:3月19日(土)19時42分

読売新聞

801とはずがたり:2011/03/20(日) 00:32:44

放射線量、茨城・栃木・群馬で平常時より高い値
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103190452.html
2011年3月19日23時53分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103190453.jpg
図:各地の放射線量拡大各地の放射線量

 文部科学省は19日、各都道府県の定点で観測した大気中の放射線量を発表した。

 同日午前0時から午後5時までの間に茨城、栃木、群馬の3県で、平常時より高い値が観測された。18日まで過去の上限値を超える値が出ていた埼玉県では、平常時の値の範囲内に戻った。東日本大震災による被害を受けている宮城県と福島県からは、引き続きデータが届いていない。

 車で移動しながら実施した放射線量計測では、福島第一原発から約30キロ離れた同県浪江町の北西部で19日午前10時20分、毎時136マイクロシーベルトが測定された。その場に7時間あまりいれば、一般人の年間放射線被曝(ひばく)限度量の1ミリシーベルト(1千マイクロシーベルト)を超えるレベルだ。この地点は18日も150マイクロシーベルトが測定された。

福島や茨城、通常より高い放射線量 値は前日とほぼ同じ
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103190130.html?ref=recc
2011年3月19日10時49分

図:ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103190181.jpg

 東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島県や茨城県など周辺の自治体では、19日午前も、通常より高い放射線量の値が続いている。地表に落ちた放射性物質が、放射線を出し続けているためとみられる。値はほぼ前日と変わらず、今後も推移を見守る必要がある。

 福島県内の1時間あたりの観測値は午前9時現在、飯舘村で19.40マイクロシーベルト、福島市で9.80マイクロシーベルト、南相馬市で2.99マイクロシーベルトを記録した。

 福島に隣接する北関東の値は、茨城県北茨城市が0.956マイクロシーベルト、栃木県那須町が0.91マイクロシーベルトなど。付近の平常時の上限値である毎時0.05〜0.06マイクロシーベルトを上回るが、前日までに比べ下がる傾向にある。

 一般の人の年間被曝(ひばく)限度量は年間1千マイクロシーベルトで、飯舘村に2日間以上いると、この値を超えかねない。しかし、すぐ健康に被害は出ないとされる。

802とはずがたり:2011/03/20(日) 00:35:34
東京消防庁の記者会見中。
既に出動を想定して色々訓練等していたらしい。
流石首都を護る東京消防庁である。

803とはずがたり:2011/03/20(日) 00:37:39

1、2号機に送電線接続…20日から通電作業
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000630-yom-soci
読売新聞 3月19日(土)18時29分配信

 東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所で、冷却機能が喪失した1、2号機の配電盤兼変圧器に外部からの送電線を引き込んで接続する作業が完了した。

 20日朝から2号機内部の機器を点検し、その後、緊急炉心冷却装置(ECCS)などの系統につながる大容量のポンプを動かし、原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールなどを効果的に冷やす冷却システムが稼働するかを確認する。

 同原発では、地震によって停電したほか、ECCSなどを作動させる非常用ディーゼル発電機も津波の影響などで破損した。

最終更新:3月19日(土)18時29分

804チバQ:2011/03/20(日) 00:52:20
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110320k0000m040089000c.html
福島第1原発:生コン圧送機活用、企業が政府に申し出

原発事故の支援を申し出た中央建設が所有する生コン圧送機=三重県四日市市で 政府は19日、東京電力福島第1原発の使用済み核燃料プールを冷却するため、高さ58メートルから放水できる生コン圧送機を活用することを決めた。圧送機は同日、横浜市の倉庫から現地へ出発した。公明党が18日、圧送機を所有するドイツのプッツマイスター社から「放水に使える」との連絡を受け、首相官邸に報告。政府は19日に使用を決めた。

 また、三重県四日市市の建設会社「中央建設」も、自社で所有するプ社製の生コン圧送機の使用を政府に申し出た。岐阜県恵那市岩村町の建設会社「丸河商事」も19日夜、大手ゼネコン・大林組の要請で、高さ52メートルから生コンを送り込める自社所有の圧送機を送り出した。【井上章、加藤新市、山盛均】

805チバQ:2011/03/20(日) 00:59:42
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110320k0000m040089000c.html
福島第1原発:生コン圧送機活用、企業が政府に申し出

原発事故の支援を申し出た中央建設が所有する生コン圧送機=三重県四日市市で 政府は19日、東京電力福島第1原発の使用済み核燃料プールを冷却するため、高さ58メートルから放水できる生コン圧送機を活用することを決めた。圧送機は同日、横浜市の倉庫から現地へ出発した。公明党が18日、圧送機を所有するドイツのプッツマイスター社から「放水に使える」との連絡を受け、首相官邸に報告。政府は19日に使用を決めた。

 また、三重県四日市市の建設会社「中央建設」も、自社で所有するプ社製の生コン圧送機の使用を政府に申し出た。岐阜県恵那市岩村町の建設会社「丸河商事」も19日夜、大手ゼネコン・大林組の要請で、高さ52メートルから生コンを送り込める自社所有の圧送機を送り出した。【井上章、加藤新市、山盛均】

806チバQ:2011/03/20(日) 10:20:48
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032090070350.html?ref=rank
「救世主に」接近2メートル 涙の消防隊員「家族に感謝」
2011年3月20日 07時03分

東京電力福島第一原発3号機への放水について記者会見する東京消防庁の佐藤康雄警防部長(右)と第六方面消防救助機動部隊の冨岡豊彦総括隊長=19日午後10時55分、東京・大手町の東京消防庁で


 「日本の救世主になってください」。危険な現場に向かうことを告げる夫に、妻はこう返した。東京電力福島第一原発3号機への放水作業。被ばくの危険にさらされながらの任務を終え、無事帰還した東京消防庁のハイパーレスキュー(HR)の隊員が十九日夜、同庁で記者会見し、命懸けの活動を振り返り、心配を掛けた家族への思いを語った。

 大変だったことは何か。そう問われた第六方面消防救助機動部隊の冨岡豊彦総括隊長(54)はしばし絶句。ほおを震わせ、見る間に目に涙が浮かんでくる。言葉を振り絞るように「隊員は士気が高かった。残された家族にはお礼とおわびを申し上げたい」と、困難な任務を支えた隊員と家族への感謝を述べた。

 隊員は十七日午後十一時半、車両やホースの設置のため、四十人で原発敷地内に突入。毎分三トンの放水を続けた屈折放水塔車を3号機まで二メートルの至近距離まで接近させた。

 海水を送る「スーパーポンパー」のある岸までホースの全長は八百メートルに達した。

 直径十五センチのホースは、一本の長さが五十メートル。重さは百キロにもなる。隊員は、がれきに足を取られながら、手作業で七本をつないだ。現場の放射線量は最大六十ミリシーベルト。被ばくの危険の中、なかなか作業は進まない。事前訓練では八分で終えた作業に、四倍近い三十分もかかった。

 当初は、海側から放水する予定だったが、現場は津波でがれきや流木が散乱していた。このため海側からは、屈折放水塔車の設置や車両通行は難しいと判断。陸側からに切り替え、戦略を見直して再チャレンジした。

 沈着冷静な戦略の背景には、地震発生翌日から、都内の河川敷で続けてきた訓練があった。出動命令が来た時に備え、放水方法を検討してきたという。

 会見した第一陣の総隊長を務めた佐藤康雄警防部長は放射能という「目に見えない敵と戦う」ことが大変だったと振り返る。「ガラ場の中で、隊員総出で一生懸命に(ホースを)延ばしました」

 冨岡総括隊長は「このメンバーであればクリアできると思っていた」と仲間への信頼を語った。

 出動命令が出た時、高山幸夫・第八方面消防救助機動部隊総括隊長は、勤務中だった。妻に「帰ってくるから安心しろ」とメールを送ると、「信じています」と返ってきたという。佐藤部長の妻は、夫のメールに「日本の救世主になってください」と返した。

 最後に今何をしたいか問われた高山総括隊長と、佐藤部長は「今はゆっくり眠りたい」と口をそろえた。

(東京新聞)

807とはずがたり:2011/03/20(日) 11:42:57

福島第1原発:放射線量が減少
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110320k0000e040024000c.html

 東京電力によると、福島第1原発2号機の北西約0.5キロ周辺の放射線量は、20日午前8時半現在で毎時2625マイクロシーベルト。19日午後2時の3443マイクロシーベルトから減少。

毎日新聞 2011年3月20日 11時13分(最終更新 3月20日 11時21分)

808とはずがたり:2011/03/20(日) 11:43:49

福島第1原発:4号機に初放水
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110320k0000e040021000c.html

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料を冷却するため、防衛省は20日午前8時20分から約1時間10分、陸海空3自衛隊の高圧消防車10台による放水を行った。米軍から東京電力に貸与された消防車1台も加わった。これまで自衛隊や東京消防庁などは3号機への放水を続けてきたが、4号機への放水は初めて。

 政府は3号機に対しては放水作業の結果、一定の冷却効果があったと判断。使用済み核燃料プールで水素爆発を起こし水温が上昇している4号機への放水を準備していた。消防車11台は4号機に約80トンの水を放出した。終了後、自衛隊員ら約30人は現場から約20キロ離れた福島県楢葉町の運動施設に退避した。【犬飼直幸】
毎日新聞 2011年3月20日 11時00分(最終更新 3月20日 11時09分)

809とはずがたり:2011/03/20(日) 11:44:23

福島第1原発:5、6号機プールは定常温度に
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110320k0000e040025000c.html

 東京電力によると、福島第1原発5号機と6号機の使用済み核燃料プールの水温は、20日午前7時に37.1度と41.0度にそれぞれ下がり、ほぼ定常温度に戻った。

毎日新聞 2011年3月20日 11時14分(最終更新 3月20日 11時26分)

810とはずがたり:2011/03/20(日) 11:53:09

連続放水13時間半、2400トン放つ 東京消防庁
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY201103200060.html
2011年3月20日5時46分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103200067.jpg
図:消防庁の放水オペレーション

 東京電力福島第一原子力発電所3号機の冷却作業で、東京消防庁の緊急消防援助隊による本格的な放水が20日午前3時40分に終了した。19日午後2時すぎに始まり、約13時間半にわたって連続して行われた。2400トン以上の海水が放たれた計算だ。

 福島第一原発の海際に設置した「スーパーポンパー」と呼ばれる送水車で海水をくみ上げてホースで送り、最大22メートルの高さから放水できる「屈折放水塔車」から連続的に水を放った。

 毎分約3トンのペースで放水を続け、約13時間半で計約2430トンを放ったことになる。3号機の使用済み燃料貯蔵プールの容量は約1千トンなので、仮にプールが空でも、これを満たすことができる量を上回った計算だ。

 屈折放水塔車は無人での稼働が可能で、13時間半のうち大半は無人による作業だったとみられる。この間、車両に給油する必要はあったという。

 東京消防庁は19日、新たに車両14台と隊員102人を、先発した139人の交代要員として現地に追加派遣した。

811とはずがたり:2011/03/20(日) 11:53:30

自衛隊、4号機へ80トン放水 消防車11台 福島原発
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY201103200073.html
2011年3月20日10時19分

 防衛省は20日午前8時20分から、東京電力福島第一原子力発電所4号機に対し、地上から放水を始めた。自衛隊の消防車計10台と米軍から借り受けた消防車1台の態勢。米軍の消防車については、東電の社員が操作するという。あらかじめ消防車に搭載した水を放つ方式で実施。同9時半、計80トンを放水して終了した。

 また、同日昼ごろには、陸上自衛隊CH47ヘリコプターを飛行させ、上空から特殊な機材を使って第一原発周辺の温度を測定する予定だ。

812とはずがたり:2011/03/20(日) 11:54:39
消防放水「命中を確信」 涙の隊長、家族に陳謝
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY201103190460.html
2011年3月20日5時6分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/TKY201103200067.jpg
図:消防庁の放水オペレーション拡大消防庁の放水オペレーション

 「非常に難しく危険な任務だった。国民の期待をある程度達成でき、充実感でほっとしている」――。東京電力福島第一原発の冷却作戦で、10時間以上の「連続放水」を成功させた東京消防庁の派遣隊員の一部が19日夜、帰京した。佐藤康雄総隊長(58)ら3人が東京都内で記者会見し、心境を語った。

 会見したのは、災害救助のスペシャリストである「ハイパーレスキュー」の冨岡豊彦隊長(47)と高山幸夫隊長(54)。

 冨岡隊長は「大変だったことは」と問われると、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙。涙を浮かべ、声を震わせながら、「隊員は非常に士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼を申し上げたい」と言った。

 高山隊長は18日、職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」と返信があったという。

 佐藤総隊長も妻にメールで出動を伝えた。「日本の救世主になってください」が返事だった。

 高山隊長は今回の任務を「目に見えない敵との闘い」と振り返った。注意したのは放射線量。「隊員たちが常に測定しながら安全を確認し、アピールしてくれた。仲間のバックアップがあったから任務を達成できた」と話した。

 会見では、作戦の具体的な中身も明かされた。

 佐藤総隊長によると、派遣隊は本人が承諾した隊員から選抜された。

 原発に入ったのは18日午後5時5分。作戦は当初、車から出ずに車両でホースを延ばす予定だった。8分で設置できる計算だった。だが、海岸付近はがれきだらけ。車が走れそうなルートだと2.6キロあり、ホースが足りない。

 一度本部に戻り、安全な方法を再検討した上で午後11時半に原発に戻った。最終的には、途中まで車で延ばし、最後の約350メートルは隊員が車外に出て、巻いたホースを手で延ばし、取水のために海まで届かせた。

 ポンプで吸い上げた海水を放つ「屈折放水塔車」を止めたのは、2号機と3号機の真ん中で建物まで約2メートルの至近距離。目標とした、使用済み核燃料が貯蔵された3号機のプールまでは50メートルだった。いつでも退避できるようにマイクロバスを用意し、「特殊災害対策車」も待機した。

 翌19日の午前0時半、「白煙の方に向かって」3号機への放水が始まった。

 放水現場の放射線量は毎時60ミリシーベルトだったが、放水後はゼロ近くに。「命中している」と確信したという。

813荷主研究者:2011/03/20(日) 13:58:25
東北地方太平洋沖地震発生直前の記事である…。明るい筆致が空しい。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110227/biz11022707000001-n1.htm
2011.2.27 07:00 産経新聞
潜入取材、これが世界最先端の火力発電所だ! 驚異の熱効率誇る「仙台火力発電所」のヒミツ

蒸気タービン(左)とガスタービン(中央)が同一軸で結ばれ、熱効率をアップさせている=宮城県七ケ浜町の仙台火力発電所4号機

 日本三景のひとつ、宮城・松島。息をのむような景色の中に、昔の蔵屋敷を連想させるような建物が謙虚にポツリと立っていた。東北電力が稼働させている仙台火力発電所4号機。見た目は地味だが、世界レベルの技術を駆使して作られた優れものだという。ホントかな!? 東北電力の方々に丁寧に案内されながら潜入取材を試みた。

 4号機とはいうものの、1,2、3号機があるわけではない。120メートルの煙突をもった先輩機は、4号機の建設とともに任務を終えて解体された。新型機を建設しながら、先輩機を撤去する同社初の「リプレース工法」で建設された。

 航空法では、60メートルを超える建造物は航空機が視認できるように赤白などの目立つペイントを施さなければならないため、先輩機は松島の景観に少し邪魔だったという。4号機は最も高い排気口が59メートルのため、「まことちゃんハウス」のようなペイントも不要で、「かやぶき屋根に白壁を意識して建設された」(木幡育生所長代理)という。

 いざ、中へ。意外と小さい建物のなかには、体育館ほどの空間が現れた。その真ん中に芋虫のような物体が出現したが、びっくりするほどでもない。

 これは「コンバインドサイクル発電プラント」と舌をかみそうな名前がつけられた発電施設で、発電機、蒸気タービン、ガスタービン、排熱回収ボイラーが仲良く手をつないだように並んでいる。

 この一角に、最先端とはほど遠い、神棚がひっそり飾ってあった。案内していただいた職員の方に聞くと、「先輩機の時代からあったが、いつ祀ったかは分かりません」と笑いながら説明してくれた。神頼みではないだろうが、安全のためには、やっぱり神様にも頼りたいのだろう。

 どこが世界レベルかというと、2つのタービンを同一軸に並べたことにより、熱効率58%という数字をたたき出した。熱効率とは原料をどれだけ電気に代えられたかを見る数値で、世界広しといえども、60%超えたプラントはないとか。

 これだけのシステムだが常時監視しているのは2人だけ。まったく手がかからない“よい子”なうえに、先輩機3機分に迫る電力量を、ひとりで稼げる働き者なのだ。100万都市・仙台の約3分の1をまかなえる44・6万キロワットを発電できるという。

 感心しながら屋上にのぼると、目の前に松島のすばらしい風景が目に飛び込んできた。目の前を観光船がのんびりと島巡りへ出て行った。悠久が作り出した光景と、今見たばかりの世界に、ギャップを感じたのは私だけだろうか。

814とはずがたり:2011/03/20(日) 23:46:18

陸自、戦車を原発のガレキ除去に投入へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000559-san-pol
産経新聞 3月20日(日)18時35分配信

 陸上自衛隊は20日、福島第1原発の敷地内でのガレキ除去のため、74式戦車2両を投入することを決めた。車両前面に「排土板」というブルドーザーのような鉄板を付けてガレキを除く。

 戦車は、陸自の通常の施設科部隊(工兵部隊)が用いるブルドーザーとは異なり、装甲で覆われているため放射線に対する防護能力が高いと判断した。

 2両は20日夕、戦車輸送用のトレーラーに載せ静岡県御殿場市の駒門駐屯地を出発。21日朝にも福島第1原発近くに到着する予定だ。

815とはずがたり:2011/03/21(月) 00:21:48

陸自、戦車を原発のガレキ除去に投入へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000559-san-pol
産経新聞 3月20日(日)18時35分配信

 陸上自衛隊は20日、福島第1原発の敷地内でのガレキ除去のため、74式戦車2両を投入することを決めた。車両前面に「排土板」というブルドーザーのような鉄板を付けてガレキを除く。

 戦車は、陸自の通常の施設科部隊(工兵部隊)が用いるブルドーザーとは異なり、装甲で覆われているため放射線に対する防護能力が高いと判断した。

 2両は20日夕、戦車輸送用のトレーラーに載せ静岡県御殿場市の駒門駐屯地を出発。21日朝にも福島第1原発近くに到着する予定だ。

816チバQ:2011/03/21(月) 12:27:33
http://news.livedoor.com/article/detail/5429217/
世界各国で原発建設一時停止が広がる 独誌「原発時代の終わり告げる」
2011年03月21日09時02分
提供:J-CASTニュース
東北関東大震災で東京電力の福島第一原発が炉心溶融など大規模な事故を起こしたことは、海外のメディアも連日、大きく報道しているが、その多くは今回の事故を深刻に受け止めている。

世界主要メディアの報道を見ると、「核惨事の恐れ」(仏紙ル・モンド)との危機感から、「原子力産業、安全システム再評価へ」(米紙ウォール・ストリート・ジャーナル)、「原発の備えは十分か」(韓国紙・朝鮮日報)など安全性を改めて見直すよう求める論説を掲げている。

「まるでエンジンなしの自動車を運転しようとしているようなものだ」
そんな報道の中でも、欧州を代表するクオリティーマガジンとして定評があるドイツの総合ニュース週刊誌「シュピーゲル」は「日本のチェルノブイリであるフクシマは原発時代の終わりを示す」と題した緊急レポートを掲載。その指摘はエネルギー政策から文明論まで多岐にわたり、興味深い。

同誌は日本について「日本は独仏より地震のリスクは大きいが、高い教育を受けた研究熱心なエンジニアが世界で最も進歩的で信頼性の高い自動車を生産する先進工業国だ」と技術力を高く評価。「その日本政府のスポークスマン(官房長官)が、住民は屋内に退避し、エアコンのスイッチを切るよう指示するしかないのは、日本のような高度な先進国でも解決の手段がないことを意味している」と絶望感を露わにしている。津波で停電した原発の復旧は「まるでエンジンなしの自動車を運転しようとしているようなものだ」と嘆く識者のコメントも紹介している。

同誌によると、「世界中の原発の安全管理の専門家が電子メールや電話を駆使して、冷却装置が機能しない原発にどう対処すべきか、非公式に情報をやり取りしている。日本の専門家ともコンタクトを取っている」という。しかし、「日本から公式な情報がほとんど届かない」と、情報不足が事態打開のハードルになっていると指摘している。

津波と原発への関心は世界的に高まっているが、同誌は「2004年にインド洋で起きた地震でインドのマドラス原発も冷却ポンプが大津波を被ったが、原子炉は想定通りに停止し、災害を防ぐことができた」と指摘。東京電力の地震対策に疑問を投げかけている。

中国も新規の原発建設計画の承認を一時停止
こうした報道もあってか、今回の事故で、各国政府も対応を迫られている。「日本の対応が世界の原子力の今後の命運を左右する」(英紙ガーディアン)様相だけに、さっそく、スイスが新しい原発建設の認可を、当面見送ると決めた。中国も新規の原発建設計画の承認を一時停止した。もっとも、「日本の原発事故にかかわらず、インド、中国などエネルギーに貪欲な新興国政府は原発利用を続け、新規立地を進める」(米紙ニューヨーク・タイムズ=ニューデリー発)との解説もあり、「中国のエネルギー事情を考えると、承認停止は一時的」(エコノミスト)との見方が強い。

原発で世界の注目を集めるドイツでは、シュレーダー前政権が始めた脱原発政策を見直し(脱・脱原発)の機運が高まっていたが、今回の事故を受け、安全性を再調査することになった。物理学者でもあるメルケル首相は「日本のような厳しい安全基準の国でも今回のような事態を避けられなかった」と、ショックを隠せない様子だ。

注目は、31州65カ所の発電所で104基の原子炉が稼働している米国の動向。2012年予算に360億ドル(3兆円)の原発建設融資を盛り込んだオバマ政権の原発推進政策に対し、複数の議員から見直しを求める声が上がっており、民主党のマーキー下院議員は、連邦政府が緊急事態への対応策を強化するまで、新規建設計画の一時停止を求める手紙を大統領に送った。「日本の事故は米国の原発立地の見直しにつながるかもしれない」(ウォールストリートジャーナル)との声が出始めている。

817チバQ:2011/03/21(月) 16:25:51
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110321k0000e040033000c.html
福島第1原発:英雄でも何でもない…交代で懸命の復旧作業

災害時のために造られた免震重要棟内の「緊急時対策室」=東電福島第1原発のホームページから 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発では東電だけでなく原子炉メーカーや下請け企業の作業員らも懸命に復旧作業を続けている。水素爆発や構内火災で一時は約50人にまで減った作業員を、一部の海外メディアには「フクシマ・フィフティーズ」と英雄視した報道もあるが、実際は多くの作業員が交代で危機回避に取り組んでいる。近く現場に入るという下請け会社の30代の男性社員が毎日新聞の取材に応じ「不安はあるが、少しでも(事態の)沈静化に協力したい」と話した。【袴田貴行、日下部聡】

 東電によると、原子炉建屋内は20日午前も照明が消えたまま。安全性を考慮して放水時は放水だけ、電気工事の際にはその作業だけを行い、19日現在の従事者は約500人。一方、3号機周辺の放射線量は19日午後2時の3443マイクロシーベルトが、放水後の20日午前3時40分に2758マイクロシーベルトに下がったものの依然高い。20日午前5時現在、以前の制限値だった100ミリシーベルト以上の放射線を受けた作業員は7人。このため東電は交代要員集めを進めている。

 取材に応じた下請け会社の30代男性社員は「東電から元請けに話がきて、そこから1次、2次と下請けに要請があった。私も準備が整い次第向かう」という。海外メディアなどの注目については「残っている人がずっと放射線を浴びながら作業していると思われるかもしれないが、実際は法にのっとった管理で人を入れ替えながら作業を進めているので、英雄でも何でもないと思います」と冷静だ。

 一方で「不安は当然ありますね。それだけ高い放射線の中でやっているし、現場もどうなるか分からないですから。また爆発が起こるかもしれないし、放射線量が上がるかもしれない。断る選択肢もありますよね。家族からそういうこと言われますけど。すごく難しい判断で、みんな考えていると思います」。

 ◇「今後も原発で働きたいから」
 それでも現場行きを決めたのは「原発の仕事をしてきた職業人としてのプライドより、沈静化した後のこと」だという。「これからもこの仕事で食べていきたいという気持ち。断ったら後々の立場が悪くなるというか。今の会社で、またこういう仕事を続けていきたい気持ちなんで、少しでも協力し、会社の指示にできることは従って(やっていきたい)」と淡々と話した。

 現在、現場で作業に携わっているのは東電と子会社の東電工業、原子炉メーカーの東芝、日立のほか、鹿島、関電工やそれらの関係会社など。電源復旧では送電で4社、変電で5社、配電で3社という。地震発生直後に約800人いた作業員は15日の4号機の爆発による退避で一時約50人まで減ったとされるが、それ以降は300〜500人で推移。18日に米軍に借りた高圧放水車で3号機に放水したのも、東電工業の社員2人だった。

 現在の急務は原子炉冷却に不可欠な電源の復旧作業だが、東電によると、実際に作業できるのは技術を持つ70人程度。しかも高レベルの放射線を長時間浴びるのを避けるため、20人くらいずつ順番に作業せざるを得ない。「真っ暗な中、投光器や懐中電灯を使いながら、防護服と顔を全部覆うマスク、ゴム手袋での作業になる。大変時間がかかり苦労している」(東電の担当者)

 作業員の「命綱」となっているのが、原発の敷地中央付近にある免震重要棟だ。07年の中越沖地震で柏崎刈羽原発の事務本館が被災したことを教訓に昨年7月完成した。2階建てで延べ床面積約3700平方メートル。震度7に耐えられる免震構造で、内部には災害時のための「緊急時対策室」が設置されている。

 1〜4号機の中央制御室は放射線レベルが高すぎて誰もいない状態。普段は緊急時対策室にいる作業員が、定期的に交代で制御室に行き、監視や操作をしている。作業に出る時はやはり防護服を着て現場へ向かい、作業を終えると免震重要棟に入る前に脱ぎ捨てる。大量の防護服が必要とされている。

818チバQ:2011/03/21(月) 16:34:56
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110321ddm012040045000c.html
東日本大震災:東電、火力発電の復旧急ぐ 原発に信頼失い 夏場需要なお不安
 東京電力が電力不足の改善に向け、使用を休止していたりした火力発電所を動かす準備を急いでいる。枝野幸男官房長官が20日、福島第1原発の廃炉の見通しを示した上、地元自治体が東電不信を強める中、同第2原発や点検中の柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市)2〜4号機の早期再稼働のめども立っていないためだ。ただ、火力を総動員しても、冷房利用の増える夏場の電力需要は賄い切れず、電力需要抑制策の強化は避けられそうにない。【宮崎泰宏、三沢耕平】

 東日本大震災で、東電管内では福島第1、第2原発の計10基(909・6万キロワット)や火力13基などが停止。19日時点の供給能力は約3450万キロワットと震災前の約5200万キロワットから大きく低下。平年の3月のピーク需要(4700万キロワット)に対応できなくなっていた。

 東電は震災後1週間で、被災した大井火力発電所2号機などを復旧し、定期検査の前倒し終了分も含めて約270万キロワット分を確保した。向こう1週間程度で東扇島火力1号機、4月末までには五井火力2号機や袖ケ浦火力1号機の定期検査期間を短縮して起動する。被災で燃料タンクが損傷、停止した鹿島火力の全4基が復旧すれば、320万キロワットを上乗せできる。これらの運転再開分を合わせ、4月末までに供給能力を4300万キロワットまで引き上げることで、「計画停電を回避できるようになる」(東電の藤本孝副社長)という。

 だが、冷房利用の多い夏場の電力需要は6000万キロワット超に膨らむ。夏の電力需要に備え東電は、ガスタービン発電所(1基当たりの出力約30万キロワット)の新設などを検討しているが、それでも供給能力は5000万キロワット程度にとどまりそうだ。

 火力増強を急ぐ背景には、福島第1原発事故で、原発の新増設や再稼働が極めて難しくなったことがある。柏崎刈羽原発は、07年の新潟県中越沖地震で火災を起こし、定期検査中も含めて全基を停止。これまでに、地元自治体の同意を得て、全7基中4基の運転を再開したが、今回の事故で、残る2〜4号機(計330万キロワット)の運転再開に対し、地元が厳しい姿勢で臨むのは確実になった。

 関西電力など他社からの供給にも多くは期待できない。周波数の異なる東西の電力会社の電気を融通するには国内3カ所の変換装置を通さなければならないが、処理能力が100万キロワットしかないためだ。東電の09年度の発電電力量のうち、火力は63・9%を占める。柏崎刈羽原発が停止した07年度の火力比率は70・6%まで上昇しており、福島第1、第2の全基と、柏崎刈羽の3基が停止したままの今回は、火力依存度がさらに高まりそうだ。

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 ■東電が再開を予定している主な火力発電所■

 ◇被災後、既に運転再開
大井   2基 東京都品川区   70万キロワット

千葉   1基 千葉市      36万キロワット

横浜   1基 横浜市      35万キロワット

 ◇4月末までに運転再開見込み
東扇島  1基 川崎市     100万キロワット

五井   1基 千葉県市原市   26.5万キロワット

袖ケ浦  1基 千葉県袖ケ浦市  60万キロワット

鹿島   4基 茨城県神栖市  320万キロワット

 ◇5月以降に運転再開見込み
広野   2基 福島県広野町  160万キロワット

常陸那珂 1基 茨城県東海村  100万キロワット

 ※定期検査の前倒し終了分も含む

819チバQ:2011/03/21(月) 16:45:25
朝日は「被曝」を煽りたがっているようにしか思えない。
ついでにいえば、産経はこんな時でも政府批判まっしぐら
読売は野球しか考えてないナベツネだし
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY201103200258.html
「被曝させぬ」孫をポリ袋に包み避難 原発30キロ圏内(1/2ページ)2011年3月21日14時30分

. 東日本大震災で県外に避難する人の多くは、事故が起きた福島第一原子力発電所の周辺住民らだ。身の回りの品もほとんど持たずに住まいを離れた人たちは、先の見えない不安の中にいる。

 原発20〜30キロ圏内の屋内退避区域に住む、福島県南相馬市の郵便局非常勤職員、清水正人さん(60)は、家族9人で青森県八戸市の海上自衛隊第2航空群司令部の体育館に避難した。原発の事故が明らかになったあと、周囲の住民たちは次々と避難した。食料も尽きかける中、知人の助言で避難を決めた。

 「ちょっとだけ我慢して」――。家を出るとき、車に乗るまでの間、1歳、4歳、6歳の3人の孫をポリ袋で完全に包んだ。「絶対に孫は被曝(ひばく)させたくなかった」

 15、16日に車2台で出発し、日本海側を回るなどして約13時間かけ、約400キロ北の八戸市に着いた。青森近くに来たときも「いわき」「福島」ナンバーの多くの車が北をめざしていた。

 家には、犬2匹とネコ2匹を残してきた。4月に小学校入学を控える孫の遥輝君(6)のランドセルも自宅に置いたままだ。

 「とにかく見えない放射線はこわい」と正人さん。

 福島県双葉町から「役場」や多くの住民らが避難してきた、さいたま市中央区の「さいたまスーパーアリーナ」。

 双葉町の会社員の男性(50)の4人家族は、福島第一原発から3、4キロのところで暮らしていた。最初に避難した際、原発が問題になるとは思わず、何も持たずに出てきてしまったという。妻(44)は「子どもの学校は無期休校。長女は小学校の卒業式もなく、中学の制服も受け取っていない。果たして帰れるかどうか」と話した。

 同町の歯科医師川崎良輔さん(63)は、家族4人で福井県坂井市の知人宅に移った。自宅は福島第一原発から約2キロ。地震直後に近くの中学校に避難したが、12日朝、「西へ避難してください」という指示で、すぐに車で逃げ出した。

 持ち出せたのは携帯電話と充電器、ペットボトルの水(2リットル)、ソーセージなどのわずかな食料品。市営住宅への入居が決まったが、川崎さんと妻の葉子さん(60)のそれぞれの母親は、原発事故で避難指示が出た地域にいて連絡がとれていないという。

 葉子さんは「地震、津波に放射能の三重苦。双葉町に戻れるかもわからない。ここに移っても仕事を探さないといけないし、どうなるのか不安だ」と話した。

 和歌山市の市営住宅にも、福島第一原発から30キロ圏内にある福島県南相馬市の3家族が着の身着のままで避難し、19日に入居した。自動車修理業の男性(67)は「事故がおさまり次第、帰りたいが、南相馬市はゴーストタウンのようだ」と嘆いた。

820とはずがたり:2011/03/22(火) 13:36:03

煙収まり、電源作業再開=コンクリポンプ車の放水も準備−福島第1原発・東電
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011032200401&j4

 東日本大震災で依然深刻な状況が続く東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)では22日朝、2、3号機の原子炉建屋で21日夕から立ち上っていた黒っぽい煙や白い煙が消え、水蒸気だけとなった。東電などは22日午前8時ごろ、中断していた1〜4号機の電源復旧作業を再開。東京消防庁も3号機の使用済み核燃料プールへの放水を再開する方針。
 東電は、高い位置からピンポイントで注水できるコンクリート用ポンプ車を設置する準備も進めた。4号機プールへの注水に使う方針で、うまくいかない場合は自衛隊が同プールに放水する。
 21日夕、3、2号機の順で相次いだ煙の原因は不明だが、北沢俊美防衛相は3号機の黒煙は建屋残骸などが燃えたものとの見方を示した。敷地内の放射線量は一時上昇したが、22日午前にかけては小幅低下傾向を示した。
 東北電力の送電線からの外部電源を各号機に供給する作業は、東電が最優先に取り組んでいる2号機で、中央制御室に電気を通す手前の段階まで進んでいる。中央制御室の計器や照明が復活すれば、原子炉機器のどこが故障しているか分かり、本来の冷却装置の稼働に近づく。(2011/03/22-13:03)

821とはずがたり:2011/03/22(火) 13:42:50
沃素131の半減期が短いから8日後には50倍,16日後には25倍,一ヶ月後には12倍,2ヶ月後には6倍と減るんだよねぇ??
セシウムの方が深刻で137が30年,134でも2年である。

規制100倍超のヨウ素検出=放水口付近、調査拡大へ−福島第1原発・東電
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011032200045&j4

 東京電力は22日未明、福島第1原発の放水口付近で海水のサンプリング調査を行った結果、規制値の100倍を超える濃度の放射性物質、ヨウ素131が検出されたと発表した。海産物の流通制限について、国がどのような対応を取るか注目される。
 経済産業省原子力安全・保安院は同日午前、半径20キロ圏内は避難措置を取っており、直ちに人体に影響しないとの見解を示した上で、調査結果は内閣府の原子力安全委員会に評価を求めていることを明らかにした。海水採取調査は東電のほか、文部科学省も行うという。厚生労働省も茨城、千葉両県に対し、念のため沿岸の海産物について検査を強化するよう要請した。
 東電は21日午後、同原発4号機近くにある放水口の南約100メートルの海水を調査。その結果、原子炉等規制法が定める規制値(3カ月の平均濃度)に比べ、ヨウ素131が126.7倍、セシウム134が24.8倍、同137が16.5倍の濃度と判明した。
 同規制法は、対象の水を1年間飲んだ場合に1ミリシーベルトの放射線を摂取することになる濃度を規制値として設定している。
 ただ東電は「海水は直接飲用しないので健康に直ちに影響はない」と説明。一方で漁業への影響については「さらに広い海域で長期間調べなければ、正確に評価できない。海産物などの流通制限については国の判断になる」とした。(2011/03/22-12:59)

822とはずがたり:2011/03/22(火) 13:45:32

確かにそうだな。

「茨城・福島の牛乳 ほうれん草は無害だ」ヨウ素131の半減期は既に過ぎている
http://news.ameba.jp/20110320-58/
3月20日17時00分 提供:ガジェット通信


※この原稿は脳機能学者の苫米地英人さんよりご寄稿いただいたものです。中部大学の武田邦彦さんは「汚染野菜を買わない」と結論していらっしゃいますが、苫米地英人さんは別の意見のお持ちのようです。(ガジェット通信)

●茨城・福島の牛乳、ほうれん草は無害だ。ヨウ素131の半減期は既に過ぎている
(苫米地英人)

茨城、福島で、牛乳で932〜1190Bq/kg、ほうれん草で6100〜15020Bq/kgの放射性ヨウ素が検出されたとNHKで先ほど放送された。

厚生労働省の以下の発表を受けてのものだ。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015iif.html

また、官房長官が、一年間食べ続けてもCT一回分より低い被曝量なので安全と言ってる姿が放送された。国民を安心させようとするあり方は評価できるが、ロジックが根本的に間違っている。この測定値は、きっと朝刊にも載るだろう。この報道で、また国民が不安になるだけでなく、牛乳やほうれん草の出荷者は大きな経済的損失を被ることは間違いない。

ロジックが間違ってるのは、一年間食べ続けても安全だからではなく、消費者が食べる頃には放射線ヨウ素の放射能が事実上なくなっているからだ。

この話については、一昨日このブログに書いた。官房長官もNHKも残念ながら私のブログを読んでなかったようだ。NHKが言う放射性ヨウ素とは、放射性同位体のヨウ素131のことだが、一昨日書いたように、ヨウ素131の半減期は8.02日である。既に昨日で半減期を過ぎている。放射線量は半減期の指数関数で減衰するから、半減期を超えると放射線量は一気に弱まるのは一昨日説明した通り。つまり、これらの牛乳やほうれん草が市場に出回る頃には、ベータ線の放射はほとんどないか、ヨウ素131そのものが無害の安定同位体キセノン131に変わっているということだ。

また、予想した通り、半減期が長くリスクが高いセシウム134やセシウム137は、牛乳やほうれん草から検出された量は極微量で厚生労働省の基準以下で問題にならない。セシウムの沸点は671℃。燃料棒を被覆しているジルコニウムが一時溶けたようなので、炉内で一時的にこの温度は超えて、セシウム134、セシウム137も気化したはずだが、沸点が184.25 ℃のヨウ素と違い、炉内で気化したとしても、多くは炉外に出てすぐに沸点以下に下がっているはずなので、チリに付着して放射性物質として浮遊したのは微量なはずだからだ。

通常運転時の原子炉内の温度は300℃から450℃だから、セシウム134、セシウム137は通常運転中は気化しておらず、炉心溶融に伴って気化した分のみが大気中にチリに付着して漂った。ヨウ素131の沸点は184.25 ℃なので、炉内では常に気化状態にある。また、核分裂中に大量に生成されていたので、漏れて大気中のチリに付着した量ははるかに多いから、牛乳やほうれん草で検出されるのは十分予想内だ。

ただ、ヨウ素131の半減期はもう過ぎているので、問題にする必要がない。

823とはずがたり:2011/03/22(火) 13:45:47
>>822-823
つまり茨城や福島の牛乳、ほうれん草は全く無害と官房長官も発表し、NHKも報道すれば、それでよかった話。逆にWHOが20km圏外は生体に安全であると声明を出した事こそ報道すべき内容だろう。 NHKまでもが国民の全く不必要な不安を煽ってはいけない。民放については見てないのでコメントできない。

なぜか、政府まで勘違いしてるので、繰り返し書くが、今飛んでいる放射性ヨウ素(ヨウ素131)は、福島第一原発が臨界中、つまり通常運転していた時に核分裂でそれまでに生成されたもの。地震と同時に全ての発電機は停止、つまり臨界状態ではないので、その後ヨウ素131は生成されてはいない。だから、漏れたヨウ素131は既に半減期を超えており、放射線量は指数関数的に一気に下がっているので、昨日の計測で基準値を数倍というレベル越えて検出されたとしても、流通して皆さんが口にする頃には、基準値以下までベータ崩壊は進んでいるはずだ。もしその段階でまだ基準値を超えていたとしても、摂取後体内でも指数関数的に放射線量はどんどん下がる。昨日の計測時点で、一年間食べつづけてもCT一回分以下のレベルだったのだから、全く心配にはあたらない。また、一年間摂取しようにもベータ崩壊して、安全な安定同位体のキセノン131に変わっているから摂取しようがない。

念を入れるなら、厚生労働省は、出荷業者には一週間出荷を遅らせるなどの行政指導をして、消費者には、3月末までは茨城、福島地域の牛乳、ほうれん草は念のため一週間冷蔵庫に保管してから食べれば全く安全などと伝えればよいのではないか。特に一年間食べ続けても大丈夫といういい方は、一年間同じ基準値を超えた量で存在し続けるような全く誤った印象を与えるから、国民にいらぬ不安を与え、また、出荷業者には壊滅的な打撃を与える可能性が高い。

もちろん、放射性セシウムも臨界中に生成されたものだから、現在、基準値以下ということは、将来増えることは可能性が低いから心配無用と国民に伝えるべきだ。

官房長官が言い、NHKが何度か放送したからには、今日の朝刊やワイドショーなどでも取り上げられそうだが、皆さんは、地震で放出されたヨウ素131は既に半減期を超えているから心配無用と周囲に伝えて欲しい。もちろんセシウム134、137についても現在基準値以下だから今後はベータ崩壊で減ることはあっても、増えることはないと伝えて、周囲を安心させて欲しい。政府も基準値を超えて計測されたヨウ素131は半減期が短いので、心配無用と国民にしっかり伝えるべきだ。

824チバQ:2011/03/22(火) 20:51:28
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110322mog00m040009000c.html
東日本大震災:「うちは毎日停電、隣はついてる」…なぜ?(1/2ページ)
 ◇東電「解消難しい」
 停電し自家発電機を稼働中の病院の横で、パチンコ店内ではギラギラと電飾が輝く。駅の東口と西口で“明暗”が分かれる−−。21日で丸1週間を迎えた計画停電を巡り、東京電力千葉カスタマーセンターに「隣は全然停電しないのにうちは毎日停電している」「停電を1日ごとに交代できないか」と、不公平の是正を求める問い合わせが激増している。東電によると、こうした偏りは配電網の構造に基づくもので、解消は難しいようだ。【駒木智一】

 ◇ケース1
 千葉市花見川区の平山病院は15日から18日まで連日停電。非常用電源への切り替えや燃料の確保に追われている。一方、すぐそばのパチンコ店は計画停電の対象外地区で、連日営業している。

 「ピンポイントで停電地区を分けるのが物理的に無理なのは理解している」。病院を運営する医療法人顧問の川村博章・千葉市議はこう前置きし、「目の前でパチンコ店が営業しているのを見ると、患者の家族や医者はやり場のない怒りを覚える。精神衛生上、非常に悪い」と憤る。「今の状況は国難。『非常事態宣言』などで不要不急のレジャー施設は強制的に営業停止にすべきだ」と訴える。

 ◇ケース2
 南房総のJR駅前では、東口と西口の商店街で明暗が分かれている。町名は同じなのに西口では連日のように停電し、東口では全く実施されない。

 西口で飲食店を営む女性は「計画停電の趣旨は理解できるし、なんとか我慢している。でも、このまま続けば経営が苦しい」と、どうにも納得できない様子。「復旧した段階で誰かが被害を救済してくれるのだろうか」と疑問を投げかける。

825チバQ:2011/03/22(火) 21:01:10
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110322-OYT1T00570.htm
蓮舫氏、サマータイム導入検討…電力不足に備え

 節電啓発を担当する蓮舫行政刷新相は22日午前の閣議後の記者会見で、計画停電対象地域の夏場の電力不足に備えるため、サマータイム(夏時間)の導入などを検討する考えを表明した。


 蓮舫氏は、「サマータイム、フレックスタイム(時差勤務)に誘導していく税制や電気料金のどういう組み合わせが考えられるか、(東日本巨大地震を)抜本的に見直すきっかけとしたい」と述べた。

 東京電力管内の夏場の電力需要に関しては、「今の3000万キロ・ワットという値ではない。去年の実績は7月で5000万、6000万キロ・ワットで、今より相当増える」と指摘した。

(2011年3月22日15時51分 読売新聞)

826チバQ:2011/03/22(火) 21:14:14
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110322-OYT1T00294.htm
計画停電、25区域に…不公平感解消の狙いも
 東京電力は22日、計画停電の停電対象区域をこれまでより細分化し、早ければ3月末から公表すると発表した。

 計画停電の実施区域をより明確に示すことで、利用者の利便性を高めるのが狙いだ。

 計画停電は現在、対象地域を五つのグループに分けて順番に実施しているが、停電対象でも停電する地域と停電しない地域があり、混乱が生じている。東電は同一グループを変電所ごとにさらに5区域に細分化し、停電地域をより明確にする。

 4〜5月は気温が暖かくなるにつれて電力需要が減少し、計画停電の対象地域も減ることが見込まれる。グループを細分化し順番に計画停電を実施することで、不公平感を抑える狙いもある。

 また、東電は、22日からホームページ上で、その日の1時間ごとの電力使用実績やピーク時の供給力を公表する。電力の使用状況を速報することで、計画停電や節電への理解を求めたい考えだ。

(2011年3月22日17時22分 読売新聞)

827チバQ:2011/03/22(火) 21:20:32
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110322/dms1103221632020-n1.htm
「停電格差」だ!“死のグループ”住民、23区優遇に不満爆発2011.03.22
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計画停電で明かりが消え、暗くなった埼玉県三郷市周辺。中央は常磐自動車道、奥が東京方向=18日午後6時21分、共同通信社ヘリから【拡大】
 14日から続く東京電力管内の計画停電で、停電を実施した延べ世帯数に最大2倍もの「グループ間格差」が生じていることが分かった。同じグループ内でも、停電ゼロ地域とそうでないエリアが存在することも判明。計画停電は今夏だけでなく、冬まで継続される見込みとあって、電力需要のピークを迎える朝夕に毎日停電となるグループの住民のフラストレーションは爆発寸前だ。

 「うちの市は3と4(グループ)だけど、3は停電率100%、4は50%と聞いている。3の対象地域のほうが世帯数が多く、狙われているとしか思えない。3が一番被害を受けているんじゃないか」

 「第5グループは唯一の5日連続停電かつ1日2回停電のグループだから圧倒的に“負け組”。第1と第5は本当に“死のグループ”だ」

 22日早朝、都心に向かう通勤電車内でかわされていたサラリーマン同士の会話だ。真偽はともかく、いま、停電対象となった首都圏住民の間で、こうした格差に対する疑心暗鬼が広がっている。

 18日までの計画停電では、停電世帯が最も多かったのは「第1グループ」の延べ1207万世帯。最少は「第4グループ」の延べ503万世帯で、約2・4倍の格差が生じている。各グループの世帯数は200万−300万世帯にならされており、平等に“輪番”される本来の趣旨からは逸脱している。

 こうしたグループ間格差以外にも、そもそも東京23区の大部分が計画停電対象から除外されていることへの不満も多い。もともと、東電が発表した14日のリストには13の区が抽出されていたが、21日時点では荒川、足立の2区のみ。同じグループ内での格差も激しく、最も停電世帯が多い第1グループでも、菅直人首相のお膝元、東京都武蔵野市や府中市では、一度も停電となっていない地域が多い。

 こうした現状に、同グループの一部住民からは、「なんで23区の連中のために周りが我慢しなきゃいけないのか。不公平を押し付けられる筋合いはない」「節電やめた! ジャンジャンバリバリ電気無駄遣いして、すべての都民を道連れにしてやる!」といった不満の声が噴出している。一部では、「東電幹部の自宅がある一帯は、停電になっていない」といった真偽不明の情報も出回る始末で、“計画停電暴動”が現実味を帯びつつある。

 23区で取り残された格好の荒川区も「区内でも対象地域は一部で、都県境に接しているわけでもありません。道1本隔てて分けられており、対象世帯の住民からは『協力は惜しまないが、なぜ一方的に固定されてしまうのか』といった不満の声が複数寄せられています。23区の大半が優遇されている現実も、対象世帯住民の不満を増幅させており、再考を求める声は日増しに増えるでしょう」(池田洋子・広報課長)という。

 ■グループ細分化でさらに混乱も

 東電は現状の各グループをさらに5つ程度に細分化し、計25グループ程度に分ける方針を表明。実際に停電する可能性も3段階に分け、前日までに公表するというが、今以上に大混乱を招くのは確実。あくまで、グループ内で停電が実施される可能性が高いエリアと、そうでないエリアを色分けしたに過ぎず、根本的な解決策にはならない。 さらに、不満を増幅させる情報もある。東電によると、火力発電所の復旧状況によっては、今夏どころか今冬まで計画停電を継続する可能性があるというのだ。

 「地震により大きな被害を受けた広野、常陸那珂の両火力発電所の出力は480万キロワットで、廃炉が確定的な福島第1原発とほぼ同規模。東電の現在の供給力は3500万キロワットで、両火力発電所が復旧しても夏場の6000万キロワット、冬場の5000万キロワット需要には及びません。休止している小規模火力発電所の立ち上げや、電力卸供給事業者からの電力買い取りではしのぎきれない可能性が高まっています」(東電幹部)

 すでに東電は、グループの細分化に伴い、夏には東京都の千代田、中央、港の3区を除く20区で本格的な計画停電を実施する見通し。これが平等な停電になれば、誰も文句は言わないが…。

 計画停電の詳しい問い合わせは東京電力の専用ダイヤル0120・925・433まで。

828チバQ:2011/03/22(火) 22:07:56
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103200068.html
冷却系の復活焦点2011年3月20日8時20分

. 今回の地震による福島第一原発の被害では、原子炉が壊れて大量の放射性物質が漏れ出すというのが、最悪シナリオだ。そうならないために水でいかに核燃料を冷やすかがカギになる。水を循環させるポンプのほとんどは電気で動く。外部から大容量の電源確保が欠かせない。電源復旧は事態打開の第一歩だが、今後はシステムがどこまで正常に動くか確かめていかなければならない。

 核燃料は原子炉が停止していても、常に熱を出し続ける。このため、水を循環させて、海水と熱交換して冷やす作業をずっと続けている。そのための機器の動力源は、ほとんどすべてが電気だ。想定を超える今回の地震と津波で、全電源喪失という原発の運転で絶対にあってはならない事態が起きた。

 現在、装置の故障で水の注入ができずに、燃料が熱を持ち、原子炉や使用済み燃料プールの水が蒸発してむき出しになっている状態とみられる。そうすれば、大量の放射性物質が外部に出る恐れがある。現在、特殊放水車などを使って水を注入する異例の方法を試みている。

 送電線とつなぎ、大容量の電気がつながれば、あらゆる方法で大量の水を原子炉や使用済み燃料プールに注入することが期待できる。まず、原子炉建屋の下にある圧力抑制室の水を原子炉に注入し、水で満たすことができる。

 さらに、通常の運転中に原子炉や使用済み燃料プールを冷却するシステムが稼働できる。そうして、原子炉内の水を100度以下にする「冷温停止」の状態に持っていくのが目標だ。

 ただ、問題もある。津波や相次ぐ爆発、火災などで、水を注入するための配管や弁、ポンプなどが破損している恐れがある。現在はその現状把握がほとんどできていないのが実情だ。このため、電源が復旧しても、水を原子炉や使用済み燃料プールに注入したり、循環させたりすることができない可能性がある。

 そうした場合に備えて、東電の対策本部では、壊れたポンプとすぐに取り換えられるように、仮設のポンプを大量に用意。故障した場合には、修理せずに取り換えて早急に復旧できるよう、準備しているという。

 車のように目で見ながら運転できない原発は、水や蒸気の温度、原子炉や配管の圧力、原子炉の水位などを測る計器類で確認しながら運転する。その測定もすべて電気に頼っている。しかし、停電中の福島第一原発では、予備のバッテリーが切れて計測不能だったり、計測が難しくなったりしている。このため、原子炉の状態がよくわかっていないのが実情だ。原子炉の燃料の破損の状況を確かめながら作業を進めていかなければならない。

 電源が復旧すれば、そうした計測が可能になり、原子炉の状態が把握できるようになる。そうすれば、原子炉や使用済み燃料の破損状態なども測定でき、放射線による被害などを想定できる。少ない電気を節約するために、現在は中央操作室も停電させており、夜間の作業を困難にしている。こうした計器類が作動し、照明などがつけば、さらに復旧作業が進む。
.

829荷主研究者:2011/03/22(火) 23:02:01

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103180004/
2011年3月18日 神奈川新聞
京浜臨海部の火力発電フル稼働へ、電力不足で供給底上げ/神奈川

 直面する電力不足を補うため、京浜臨海部に集積する火力発電施設はフル稼働に向けて動きだした。企業の自家発電の応援も受けながら供給の底上げを急ぐ。だが基礎的な電源を原子力に頼る構図の上、震災で運転が止まった設備もあり、停電を解消するには程遠い現状だ。

 東京電力は臨海部に5カ所の火力発電所を配置している。液化天然ガス(LNG)が主要な燃料で、合計で最高800万キロワット近い出力能力がある。

 このうち東扇島(川崎市川崎区)は1号機(100万キロワット)が地震発生後に運転を停止。臨海部の設備を束ねる西火力事業所によると17日現在も稼働できず「復旧に注力中」という。同じ能力の2号機も点検中で、東扇島だけで計200万キロワット分の電力供給がストップしている計算だ。

 川崎(川崎区)、横浜(横浜市鶴見区)、南横浜(磯子区)は運転可能な設備からの供給が続いている。横須賀(横須賀市)は長期停止中で、再稼働の検討には至っていない。

 東電以外の企業も電力供給に努力している。東京ガスが昭和シェル石油と組んで昨年運転を始めたガス発電所、扇島パワーステーション(81万キロワット)は「可能な限り東電へ供給している」(東ガス)。JX日鉱日石エネルギーと建設した川崎天然ガス発電所(84万キロワット)もフル稼働している。

 電源開発(Jパワー)は石炭を燃料とする磯子火力発電所の2号機(60万キロワット)が停止したが、現在は運転再開。点検期間中だった1号機(同)も3連休明けをめどにフル稼働を目指す。エクソンモービルグループは主力の東燃ゼネラル川崎工場(川崎市川崎区)の自家発電量を最大にして外部への供給支援に努めている。

 電源供給は原子力が全体の3割を安定的に賄う「基幹電源」として機能し、日中や夏場の需要ピーク時に火力発電が補う構図になっている。震災後は首都圏向けの基幹電源は柏崎刈羽原発(新潟県)だけという状態になっている。

830荷主研究者:2011/03/22(火) 23:07:39
津波ぐらい考えないものかねぇ…
>津波が比較的少ない米国技術が今回の被害の盲点となった可能性

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/278890.html
2011年03/17 10:22 北海道新聞
福島原発設計 元東芝の技術者 「津波全く想定せず」

 東京電力福島第1原発を設計した東芝の元技術者、小倉志郎さん(69)=横浜市=が16日、東京の外国特派員協会で記者会見し「1967年の1号機着工時は、米国ゼネラルエレクトリック社(GE)の設計をそのままコピーしたので、津波を全く想定していなかった」と明かした。

 三陸沿岸は津波の多発地帯だが、津波が比較的少ない米国技術が今回の被害の盲点となった可能性がある。

 日本の原子力発電は英米の技術輸入で始まり、福島原発はそのさきがけ。小倉さんは1、2、3、5、6号機の冷却部分などを設計し「1号機は、日本側に経験がなく無知に近い状態だった。地震津波の多発地帯とは知っていたが、批判的に検討、判断できなかった」と話した。2号機からはGEの設計図を改良したが、「マグニチュード8以上の地震は起きない、と社内で言われた。私の定年が近くなってやっと、地震対策の見直しをしたが、それでも大地震は想定しなかった。責任を感じる」と述べた。

831荷主研究者:2011/03/22(火) 23:09:38

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/278888.html
2011年03/17 10:24 北海道新聞
米スリーマイル島原発は今 事故から32年 癒えぬ傷 地元 放射能漏れを監視

スリーマイル島原発では1号炉の冷却塔(手前の2本)から水蒸気が立ち上っていた。

 電力会社も政府も信じられない−。1979年3月に起こった米スリーマイル島原子力発電所の炉心溶融事故は、周辺住民を恐怖のふちに追いやり、その傷は今も癒やされていない。2基ある原子炉のうち1基は現在も稼働中で、地元の市民団体は監視を続けている。東京電力福島第1原発事故の危機が止まらない中、米国最悪の原子力事故となった現場を歩いた。(米ペンシルベニア州で貴志雅之、写真も)

 首都ワシントンから車で北へ約2時間。スリーマイル島は同州中央部を流れるサスケハナ川に浮かぶ。原発近くの国道沿いには、住宅がぽつりぽつりと立っている。その目前では、そびえ立つ4本の冷却塔のうち、2本から水蒸気が勢いよく吐き出されていた。

 「あの日の朝、親類からの電話で起こされ、『逃げろ』と言われた。何が起こっているのか、さっぱり分からなかった」

 ポーラ・キニーさん(63)は事故当時を振り返った。原発近くのミドルタウン市で家族5人で暮らし、毎日のように台所の窓越しに、原発から立ち上る水蒸気を眺めていた。「害はないと言われていたんです」

 事故は平穏な生活を突然、奪った。子ども3人を連れ、親類宅へ身を寄せた。電力会社や政府は「1カ月も逃げなければならなかった理由を説明しなかった」という。原発は85年に運転を再開。その翌年、原発から30キロ以上離れた今の住宅に引っ越した。「多くの知り合いが、がんで亡くなった。今も怖い」と話す。

 地元の市民団体「スリーマイル島・アラート」は、原発からの放射能漏れを監視している。代表のエリック・エプスタインさんは、自宅地下の書斎にある放射能監視システムを指さしながら、「放射能測定器は原発から半径50マイル内の20カ所に設置している」と説明してくれた。92年から続けているという。住民からの要望があれば、被ばくを低減できるヨウ素剤も配布している。

 エプスタインさんは言う。「ここは放射能で汚染された土壌がそのまま残っている。そのため、がんの発生率が高い。事故には終わりがないんだ」

832荷主研究者:2011/03/22(火) 23:27:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110320t73034.htm
2011年03月20日日曜日 河北新報
放射線量監視 東北大が開始

 福島第1原発事故で、東北大環境・安全推進室は仙台市青葉区の青葉山キャンパスで放射線量のモニタリングを始めた。毎日測定して結果をホームページで公表し、学内の専門家による評価結果も示す。

 19日の観測結果は毎時0.13マイクロシーベルト。初回の18日は午前が0.15マイクロシーベルト、午後は0.17マイクロシーベルトだった。通常レベル(約0.03マイクロシーベルト)の4〜5倍だが、いずれも「人体に影響はない」という。

 測定は平日が午前10時と午後4時の2回、土、日曜と祝日は正午に1回行い、1時間後に公表する。データの推移も確かめられる。

833荷主研究者:2011/03/22(火) 23:32:00
>>638
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110314/CK2011031402000121.html
2011年3月14日 中日新聞
「東海地震」どう避難 福島原発混乱受け浜岡関係者に懸念

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/PK2011031402100068_size0.gif

半径20キロ、6市町に15万人

パネルを使い浜岡原発の津波への安全性を説明する中部電力の担当者=13日、御前崎市役所で

 避難指示の範囲が政府の判断で半径20キロに拡大した福島第一原発事故。不安と情報不足で混乱し交通渋滞も出た福島の状況を、浜岡原発の関係者も目の当たりにした。浜岡の場合、半径20キロは6市町にまたがり、エリア内住民は約15万人にもなり、関係市長からは早くも「東海地震でも混乱は避けられない」との声が出ている。

 浜岡原発の避難範囲は、県が原子力防災対策を重点的に実施する緊急計画区域(EPZ)として定められ、半径10キロとされている。対象は御前崎市全域、菊川市小笠地区、掛川市大東地区、牧之原市相良地区で、人口約8万人。10キロ圏外に避難所を確保し、防災訓練などを行っている。

 しかし、半径20キロに広がると、牧之原市と菊川市の全域、掛川市掛川地区と袋井市の浅羽地区、吉田町の一部が加わる。完全に他市に避難住民受け入れを頼ることになる市もある。

 想定される避難経路は、海岸線を走る国道150号が中心となり、上下線とも大渋滞は必至。同地域は西風が強く吹くことが多く、放射能汚染を避けるため西方向への避難が集中するとみられる。

 地震で大津波が発生した場合、海岸に沿って走る同国道は水没する恐れもあり、避難経路を断たれる最悪のケースも考えられる。牧之原市の西原茂樹市長は「20キロになった退避は、避難経路などを考えるとすぐにできない。国の規制下で秩序良く避難するべきだ」と話す。

 避難先となる周辺自治体の受け入れ態勢も未整備の上、各自治体は自分たちの避難所の確保で手いっぱいの可能性が高い。御前崎市の石原茂雄市長は「地震、津波に加えて原発事故があったらパニックは避けられない」とし「今後、周辺自治体に協力を求める新たな避難マニュアルを整える必要がある」と話した。

834荷主研究者:2011/03/22(火) 23:34:14
>>719
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110316/CK2011031602000139.html
2011年3月16日 中日新聞
2〜3年以内に防波壁設置計画 浜岡原発津波対策

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/PK2011031602100074_size0.gif

 中部電力は15日、浜岡原発(御前崎市)の新たな津波対策として、敷地内の海側に、海面から高さ12メートル以上の防波壁を設置する計画を明らかにした。巨大津波で大きな被害を受けた福島原発の事故を教訓にした中電の中長期安全対策の一環で、2、3年以内の設置を目指す。

 中電は、浜岡原発の津波の高さを最大8メートルと想定。これまでは原発海側の砂丘(高さ10〜15メートル、幅60〜80メートル)が防波堤の役割を担っているとし、人工の大規模防波設備は設けていなかった。防波壁は、原発の安全性をより高めるために設置する。防波壁は、砂丘を挟んだ敷地内の海側に沿うように設置し、延長1・5キロを計画。海面から12メートル以上、敷地面からは4メートル以上の高さとなる。津波が砂丘を乗り越えたケースでも、敷地内への浸水を防ぐ効果があるという。

 このほかの安全対策として、屋外に設置している海水ポンプ電動機の周囲に高さ2メートルの防水板を設置するほか、予備の蓄電池の確保、大気中の放射性物質濃度を測定するダストサンプリング施設を原発周辺に2カ所追加する。

 中電の水谷良亮浜岡原子力総合事務所長は「福島の原発事故は、津波が影響を受けたと考えている。できる限り早く着工するよう努力したい」と話した。

835チバQ:2011/03/22(火) 23:41:09
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110322/dst11032222000058-n1.htm
原発“頭脳”復旧急ぐ 給水ポンプの復旧にもめど
2011.3.22 21:55 (1/2ページ)

機能不全のままの福島第1原発3号機の中央制御室=2010年9月(東京電力提供) 
 福島第1原子力発電所1〜4号機を安定化させるための電源回復作業は22日、3、4号機の中央制御室と2、4号機の給水ポンプの復旧が最優先で進められた。制御室が復旧すれば、原子炉の状況をより正確に把握でき、ポンプが復旧すれば、冷却も格段に進む。ただ、建屋から煙が上がるなど危険な状況が続いているほか、放水のたびに作業を中断せざるを得ないため、1、2号機の制御室の復旧が23日以降にずれ込むなど見通しは立てにくい状況だ。

 東電が制御室の復旧を急ぐのは、原発を運転・監視する“頭脳”が、電源喪失で満足に機能していないためだ。

 同原発の中央制御室は2基共用で、3、4号機では広さ約880平方メートル。平常時は24時間体制で遠隔操作により、核反応の制御からタービン、発電機の運転、放射線量の監視などを行っている。異常や故障を知らせる警報ランプなどがあり、復旧すれば、「何らかの反応がある」(東電)と期待する。

 計測機器も、被災で電源を喪失したため、非常用バッテリーを持ち込んで炉内の圧力や水位などを読み取っているが、「どこまで信頼できるデータか分からない」(東電)状況だ。実際、1〜3号機では原子炉内に海水を注入し続けても計器を見る限り水位は上がっていないうえ、燃料棒の過熱で蒸発していた場合に起こる圧力上昇も確認されていない。

 現在は、放射線量が高く作業員が常駐できない状態にあるが、放射性物質を吸着する空調も備えられており、動き出せば作業員が長時間滞在できるようになる可能性がある。東電は中央制御室の復旧を「原子炉の冷温停止に向けた大きな一歩」と位置付ける。

 一方、2、4号機では、「補給水系」と呼ばれ、原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールに冷却用水を供給するシステムの復旧を急いでいる。電源復旧で、建屋のそばにある半地下の「復水タンク」から真水をくみ上げて原子炉などに注入できるめどが立ちつつある。

 現在は消防ポンプや外部からの放水で水を供給しているが、長時間にわたり安定的には給水できないため、復旧すれば、安定化に大きく前進する。さらにその後は水を循環させ、海水との熱交換で冷やす冷却機能の復旧を目指す。

836チバQ:2011/03/22(火) 23:42:03
http://mainichi.jp/select/today/news/20110323k0000m040122000c.html
福島第1原発:3号機の中央制御室が点灯 全機に外部電源
2011年3月22日 21時10分 更新:3月22日 23時28分

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発の電源復旧作業で、東電は22日夕方までに、4号機への外部電源の接続を終了。4号機経由で3号機に電気を送るための作業も完了し、3号機の中央制御室が同午後10時43分、点灯した。既に接続を終えている2号機から1号機へ、5号機から6号機へ電気を送る作業も終え、すべての号機で外部電源から電気を受け取る態勢が整った。

 東電によると、今後の復旧作業はまず、3、4号機の中央制御室がある建屋内の設備を点検し、通電が可能な状態にした上で、原子炉を監視する中央制御室を点灯。各種機器の健全性を点検した後、原子炉、使用済み核燃料プールの冷却機能の復活を目指す。

 中央制御室が復旧すると、ヨウ素などの放射性物質を取り除く空調や照明が使えるようになり、作業効率が大幅に改善する。現在は最低限しか作動していないさまざまな計器類も復活し、より正確に原子炉内の状況などを把握できる。

 東電は当初、建屋の損傷が少ないため外部からの放水による冷却が難しい2号機を優先して電源復活作業を進めてきた。しかし21日に2号機と3号機の建屋から煙が上がり、作業員が一時避難して作業を中断。22日にも2、3号機から白煙が上がっているのが確認されたが、東電は使用済み核燃料プールから上がる水蒸気で影響はないと判断、作業を再開していた。

 一方、経済産業省原子力安全・保安院は22日、2号機の使用済み核燃料プールが満水になった模様だと発表した。同プールには20日、消防用ポンプで約40トンの海水を注入、さらに22日も注水したが、18トン入れた時点で、「満水」を知らせるセンサーが作動したという。水温は51度(30度前後が安全な状態)と推定される。【江口一、関東晋慈】

837とはずがたり:2011/03/23(水) 02:08:08
割と高台も近くにありそうか。。
http://yj.pn/f3C1tT

浜岡原発:非常用発電機、高台に設置へ 福島第1事故受け
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110323k0000m040162000c.html

 東京電力福島第1原発の事故を受け、中部電力は22日、浜岡原発(静岡県御前崎市)が津波で電源を失った場合に備え、発電所内の高台に非常用ディーゼル発電機を設置する方針を明らかにした。3〜5号機に3台ずつある非常用発電機が機能しなくなった場合の対策。原子炉冷却装置部品の予備を確保し、その倉庫も高台に新設する。発電機台数や設置場所などは今後詰める。【鈴木泰広】

毎日新聞 2011年3月23日 1時57分

838とはずがたり:2011/03/23(水) 13:04:31

福島第1原発:放水、真水に切り替えを…有冨内閣官房参与
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110323k0000m040139000c.html

 22日に内閣官房参与に任命された東京工業大原子炉工学研究所長の有冨正憲教授は同日、東京電力福島第1原発の放水について、「海水注入は塩分が炉内にたまり、冷却能力が低下して腐食が進む。早急に真水に切り替えなければならない」と語った。

 東京都内で開かれた市民らとの「情報交換会」で発言した。有冨教授は「海水注入は緊急避難としてはやむを得ない措置だったが、海水注入は一刻も早くやめるべきだ。政府や東電に申し入れてきたが後手に回っている」と語った。【小川節子】

毎日新聞 2011年3月22日 23時37分(最終更新 3月22日 23時55分)

839チバQ:2011/03/23(水) 21:30:01
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032301000684.html
計画停電、夏は東京23区も検討 東京電力
2011年3月23日 21時04分

 東京電力は23日、冷房などで電力需要が今よりも高まる夏場の計画停電(輪番停電)について、現在は大半が対象外となっている東京23区についても実施対象としたい考えを明らかにした。

 藤本孝副社長は記者会見で「夏場は需給ギャップが相当厳しい。23区の方にもご協力いただくことで、エリアを拡大せざるをえないだろう」と述べた。ただ官公庁や企業の本社が集中している千代田、中央、港の3区については影響が大きいために夏場でも対象外とする方針。

 東電は休止中の火力発電所を早期稼働させるなどで、計画停電を4月末にいったん終わらせる意向。夏までに5千万キロワット以上の供給力の確保を目指すが、夏は冷房などで需要が6千万キロワットを超える日もあり、計画停電を再開する可能性が高い。

 藤本副社長は「23区は人口も密集しており、信号機の数も多い」と述べ、今すぐに対象を拡大するのは難しいことも強調した

 23区への対象拡大は、海江田万里経済産業相が記者会見で「全部ではないが、住宅地でできないのかを考えている。(他の地域と)不公平があってはいけない」と述べていた。

(共同)

840チバQ:2011/03/23(水) 21:30:28
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032390071412.html?ref=rank
「大津波やM9 想定却下」 福島原発 設計者ら証言
2011年3月23日 07時14分

福島第一原発6号機の設計図を見ながら説明する元技術者=22日、東京都千代田区で(坂本亜由理撮影)


 東日本大震災による大津波が発端となり、世界有数の原発事故を起こした東京電力福島第一原発。その設計や安全性の検証を担った東芝の元社員二人が本紙の取材に応じ、「設計時は、これほどの津波は想定していなかった」と証言した。東電の想定していた津波は最高で五・五メートル。実際には倍以上高い十四メートルを上回る大津波が押し寄せており、二人は設計に想定の甘さがあったと口をそろえる。

 取材に応じたのは、一九七〇〜八〇年ごろに同原発の安全性を検証した元技術者の男性(63)と、七一年から順次稼働した同原発1〜3号機と、5〜6号機の設計に加わった元設計者の男性(69)。

 タービンの安全性の検証に携わった元技術者は、原発の設計図の青焼きを見ながら「今回のような大津波やマグニチュード(M)9は、想像もできなかった」と振り返った。

 元技術者は事故や地震が原因でタービンが壊れて飛んで炉を直撃する可能性を想定し、安全性が保たれるかどうかを検証。M9の地震や航空機が墜落して原子炉を直撃する可能性まで想定するよう上司に進言した。

 だが上司は「千年に一度とか、そんなことを想定してどうなる」と一笑に付したという。

 元技術者は安全性を検証して報告したが、建設時にどう反映されたのか知らない。「起こる可能性の低い事故は想定からどんどん外された。計算の前提を変えれば結果はどうとでもなる」と、想定の甘さを懸念する。

 元設計者は六七年、東芝に入社。日本の原発黎明(れいめい)期に原子力機器技術部に配属され、七一年から順次稼働した福島第一原発1〜3号機と、5〜6号機の設計に参加した。原子炉周りの残留熱を除く熱交換器や、海水ポンプの設計に携わった。

 元設計者は「当時は『M8以上の地震は起きない』と言われ(十メートルを超えるような)大津波は設計条件に与えられていなかった」と証言。

 「女川や柏崎刈羽など、ほかの原発でも、非常用電源などでは同様の弱点を持つ」と指摘した。

(東京新聞)

841チバQ:2011/03/23(水) 21:31:49
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110323/dms1103231604017-n1.htm
イライラ募る…東電は説明しろ!「計画停電」不平等なワケ2011.03.23
 東京電力による計画停電の“グループ間格差”が住民の間でさまざまな軋轢を生んでいる。電力不足による停電に協力する姿勢はみな同じだが、問題は不公平感。生活に直結するインフラを理由もよく分からないまま、道1本隔てて一方的に遮断される人々の不満は募るばかりだ。

 「朝、トイレも流せないような環境の中で不便な電車で会社に行けば『電気使えないの?大変ねー』とひとごとのように言う会社の同僚と仕事をする」

 「計画停電地域から停電しない地域の人々へ」と題するブログを立ち上げた神奈川県内の医師にこんな声が続々と寄せられている。

 不満の矛先は、大部分が停電対象外の東京23区に向けられる一方、23区に隣接した埼玉県の一部は停電エリアにもかかわらず電気が止まっていない。同じグループ内でも、大規模施設周辺の住宅の電気は停電中も明かりが灯る。とにかく「なぜ、うちが停電で向こうは停電しないのか」が判然としないのだ。

 ある自営業者は、業務上、電気を止めることができず、1日1回の停電があれば、仕事(7時間)がほぼ休業。停電が続く神奈川県の主婦は、夫がそのストレスを理解しないことに強烈な温度差を感じるなど、家庭内不和の火種にもなりつつある。

 計画停電は、今冬まで継続される見通しで、東電は今月中にも現行の5グループを25グループに細分化。夏には、千代田、港、中央を除く23区でも実施される予定だ。

 計画停電の詳しい問い合わせは東京電力の専用ダイヤル0120・925・433まで。

842小説吉田学校読者:2011/03/24(木) 20:27:24
あんまり過敏に反応するのも過小評価するのも禁物ということでしょうね。
本日我が職場では「風呂もミネラルウオーター入れなきゃ」とか言っていた管理職が「おれは、水が来ないんだぞ、贅沢言うな」と別の管理職の人に怒られていました。
風呂もダメとかいったら、私が死ぬまでにもう一度行ってみたい玉川温泉とか、まだ行ったことない三朝温泉とかどうなるの?

飲んでも心配なし…入浴・洗髪OK
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110323-OYT1T00944.htm

 東京都内に水道水を供給する浄水場から、乳児が飲む暫定規制値を上回る放射性ヨウ素が検出された。どのように受け止めたらよいのか。
 ヨウ素は甲状腺にたまりやすく、甲状腺がんを引き起こす原因になる。飲用水の暫定規制値は水1キロ・グラム当たり300ベクレル、体が小さく放射性ヨウ素の影響を受けやすい乳児は100ベクレルと定められている。笠井篤・元日本原子力研究所研究室長は「規制値は、実際に健康への影響が出る数値より、はるかに厳しく定められたものだ」と話す。
 笠井元室長によると、今回検出された程度の値(210ベクレル)であれば、飲まないに越したことはないが、たとえ一定期間、乳児が口にすることがあっても影響が出る心配はない。入浴や洗髪に使っても体内に取り込まれる心配はなく、使用して問題ない。
 ペットボトルなど代わりの飲み水がないからといって、無理して水道水を飲むのを我慢するのは、かえってよくない。専門家は「水分を取らないと、乳児が脱水などを起こすおそれがある」と指摘する。厚生労働省も「代替となる飲用水がない場合は、飲んでも差し支えない」とする。
 乳児期を過ぎた子どもや妊婦、授乳中の母親については、今回の値であれば、通常通り飲んでも問題ない。厚労省は会見で、「一般の暫定規制値を下回っていれば、普通に飲んで大丈夫と考えている」としている。
 粉ミルクを溶かすのにミネラルウオーターを使う際は、水の「硬度」(カルシウムなどミネラルの含有程度)に注意が必要だ。硬度が高いとミネラルが過剰になり、腎臓に負担がかかる。輸入品には硬度の高い商品(硬水)もあり、商品表示を確かめたい。販売会社の「ビーンスターク・スノー」は、「硬度300以下を使うように」勧めている。

843チバQ:2011/03/24(木) 21:19:04
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110324/plt1103241645003-n1.htm
画策してた!菅お膝元「停電」逃れ “自慢ビラ”配布で自爆2011.03.24

 菅直人首相(64)の元秘書で、おひざ元・東京都武蔵野市の民主党市議が、東京電力に要請を行い、選挙区内の「計画停電」見送りを実現させたことを誇示するビラを配布していたことが24日、分かった。1都8県の延べ5000万世帯が不便と混乱を強いられているだけに、与党の力で停電地域が左右されたとすれば許し難い。東電は否定しているが、政府与党の信頼性を揺るがしかねない事態だ。

 問題のビラを配布していたのは、武蔵野市の松本清治市議(41)=民主党。A3判の紙を裏表4コマずつ8コマに分けたビラで、看過できない記述は裏面右上の部分にある。「松本清治の要請が実現しました」として次のように続く。

 「東京電力武蔵野支社から3月16日21時30分に、武蔵野市内地域、病院等と〈第1グループ〉は当面(3/17 9時20分実施分より)、計画停電の対象地域から除外するとの連絡がありました」

 自民党系の武蔵野市議は「素直に読めば、自分が東京電力武蔵野支社に圧力をかけた結果、計画停電を阻止したようにしか思えない」と話した。インターネットの「ツイッター」でも「便宜供与だ」「利益誘導」などと批判が続出している。

 松本氏はどんな人物なのか。プロフィルによれば、松本氏は東京都生まれで、國學院久我山高校在学中に野球部で甲子園に出場。國學院大4年時には、ジュノンスーパーボーイグランプリに入賞した。卒業後は故・後藤田正晴元官房長官に政治を学び、1994−99年には、菅首相の随行秘書を務め、薬害問題にも取り組んだ。99年、武蔵野市議に当選した。菅首相夫妻は、松本氏の結婚式で仲人を務めており、親代わりともいえる。

 武蔵野市は菅首相のおひざ元で、第1グループの吉祥寺南町は豪邸が立ち並ぶことで知られている。仮に、元秘書の口利きで“首相の地元優遇”“金持ち優遇”がまかり通っていたとしたら、庶民の怒りは推して知るべしだろう。

 24日午前、電話で松本氏を直撃すると、「武蔵野市の停電を止めろ、とは言っていません。全国的な話として『停電する』といって停電しないなど混乱が起きた。このやり方を変えるように要請したのです」と便宜供与などを否定し、事情を説明した。

 「14か15日、東電本社のカスタマーセンターに電話し、武蔵野市議という身分を名乗り、要請をしたいと伝えました。『武蔵野支社に電話してほしい』といわれたが、『全国的な話だから』といい、携帯電話の番号を伝えた。担当部署から折り返しがあったので、要請を伝えた。経済産業省にも代表に電話をして担当部署につなげてもらった。どちらも、『菅首相の元秘書、民主党所属』とは名乗っていません。ビラの表現で誤解を招いたことは反省しています」

 東電の武蔵野支社・地域コミュニケーショングループは「まったくの事実無根。市民から苦情も寄せられていますが、支店として松本市議から要請を受けた事実は一切ありません」と話している。

 そもそも、有力者からの要請で、計画停電が曲がることはあるのか?

 東電多摩支店広報担当は「仮に要請があったとしても、それによって計画停電のエリアが左右されることはなく、菅首相の関係者であっても同様です。病院の通電については、その規模や重要度を個別に判断して対応しています。松本市議が当社にどういったコンタクトをしたのか、事実関係を確認しております」と話している。こんなところでも菅首相の指導力不足が露呈したのか。

844チバQ:2011/03/24(木) 21:29:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110324/CK2011032402000019.html?ref=rank
計画停電 東電内部で情報混乱 荒川、足立区「公平」要請
2011年3月24日

 二十三区内で計画停電対象地域の荒川区と足立区が計画停電の「公平性の配慮」を東京電力へ要請した問題で、両区は二十三日、東電からの回答文書の受け取りを拒否した。計画停電の情報をめぐり、「本社と地元支社とで食い違っており、混乱を招いている」(荒川区)ことが、両区の不満を増幅させている。

 両区は二十二日、停電区域を限定した理由の説明や区域見直しを東電に求めたが、回答文書には言及がなかったという。このため、「要請内容に答えていない」(足立区)として、両区長が近く東電本社を訪れ、あらためて回答を求める。

 荒川区の西川太一郎区長は当初、東電が「二十三区では荒川区を除き実施しない」と発表したことをテレビ報道で知った。同社上野支社長に説明を求めたところ「対象は八区」と回答したという。

 だが、十五日には東電副社長が「二十三区は対象にしない」と発言。一方で同区には上野支社から「十六日午前七時から停電」との情報が入り、実際、荒川、足立を含む四区で初めて停電した。

 その後、対象地域は縮小されたが、荒川区には東電側から事前連絡はなく、区担当者が東電ホームページで知った。同区が情報源として頼りにするのは、東電の公式ツイッター(twitter.com/OfficialTEPCO)。区の担当者は「自分で探して知った。支社の人は当初、ツイッターの存在すら知らなかった」と話した。

 東電広報部は「計画停電ではご迷惑とご不便をおかけしている。本支社間の連絡はしかるべく行っている。特にツイッターが早いわけではない」と話している。 (井上圭子)

845チバQ:2011/03/24(木) 22:02:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000000-maip-bus_all
東京電力 経営悪化、不可避に
毎日新聞 3月24日(木)0時4分配信

東京電力の清水正孝社長=東京都千代田区で2011年3月13日、久保玲撮影

 東京電力が金融機関に最大2兆円規模の緊急融資を要請したのは、福島第1原発事故への対応や発電所復旧などで、どの程度の資金が必要になるか見通しが立たないためだ。金融機関からは「民間だけで支えるには限界がある」との声も出ており、政府は日本政策投資銀行を通じた危機対応融資も検討する見通しだ。

 東電は、福島第1原発の事故対応や損害賠償だけでも巨額の費用を求められる上、火力発電の復旧・増設に設備投資が必要。中東情勢の緊迫化による原油や天然ガスの価格高騰で代替火力の燃料費が膨らむのは必至だ。07年の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発の全基が停止すると、火力の燃料費などに年間6000億円かかった。福島原発事故でも「年間5000億〜6000億円規模でコストを押し上げる」(大和証券キャピタル・マーケッツ)と試算されている。

 東電は柏崎刈羽原発の停止で09年3月期まで2期連続の連結最終赤字を計上。10年3月期には柏崎刈羽の一部再開などで1337億円の最終黒字を確保したばかりだが、経営の健全性を示す自己資本比率は18・7%と大手10社で唯一20%を割り込み、巨額の設備が必要な電力会社として財務体質の改善を迫られていた。

 東電は従来、主に社債発行で市場から運転資金や設備投資資金を調達してきたが、原発事故で経営の先行き不安が強まり、信用を裏付けとした市場調達は難しい。昨年末の手元資金約6700億円では当座を乗り切ることが難しく、金融機関に協力を仰ぐ選択肢しか残されていなかった。

 緊急融資を要請された金融機関側は月内にも1兆数千億円規模の融資を実施する方向で調整しており、東電は当座の費用は確保できそうだ。さらに、政府が検討する危機対応融資は、08年のリーマン・ショック後に企業の資金繰りを支援するための低利融資を実施したのと同じ仕組みで東電を支えるものだ。

 だが、原発停止が長期化したり、福島第1原発が廃炉になれば、さらに数千億円規模の費用がかかる。東電の経営は厳しい局面に追い込まれている。【宮崎泰宏、赤間清広、清水憲司】

846チバQ:2011/03/24(木) 22:03:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000158-mai-base
<プロ野球>東京ドームの巨人戦、日程再編の焦点に
毎日新聞 3月24日(木)21時3分配信

 セ・リーグの開幕も4月12日に延期と決まったことで、今後は日程の再編成が求められる。焦点となるのが、デーゲームでも電力を大量に使用するため、4月中は試合を行うことができない東京ドームでの巨人戦だ。

 巨人は開幕カードのヤクルト戦こそ山口・宇部と北九州での2連戦だが、4月15〜17日には、早くも対広島3連戦が組まれるなど、東京ドームでは4月中に2カード6試合が予定されている。対策として考えられるのが「ホームとビジターを交換する」(巨人・清武英利球団代表)。例えば、15日からの対広島3連戦を広島の本拠地・マツダスタジアムで行い、5月以降の広島−巨人戦を東京ドームでの巨人主催試合とする、などの方策で対応したい考えだ。また、野外球場ながら、日中に大学野球が行われる神宮球場が本拠地のヤクルトは、東京六大学、東都大学野球の開催日程を考慮しながら、日程の作成に入る。

 一方、パはすでに具体的な日程作成に入っており、24日には西武の開幕カード、西武−日本ハム2連戦(西武ドーム)を、札幌ドームでの日本ハム主催試合に振り替え、3連戦(4月12〜14日)で行うことを発表した。さらに西武は、4月中に西武ドームでの主催試合を行わない方針で、4月26〜28日の楽天戦の開催を見送り、5月以降に組み込むことも検討している。【田中義郎】

847チバQ:2011/03/24(木) 22:03:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000005-ykf-spo
11球団“巨人頼み”止められるか 新セへ再生チャンス
夕刊フジ 3月24日(木)16時57分配信

 文部科学省からナイター自粛などの要請を受けているセ・リーグは24日、都内で臨時理事会を開き、「29日開幕問題」を協議する。監督官庁から公認された、4月12日開幕のパ・リーグに足並みをそろえるかどうかに注目が集まる。5球団にとって巨人頼みを脱却し、新生セ・リーグをアピールする正念場だ。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)

 文科省、蓮舫節電啓発担当相、労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)、そしてプロ野球界にとって最重要の世論もセ、パ同時開幕を熱望。セ・リーグ球団からも同調する動きが出てきているが、巨人だけはかたくなに背を向けている。滝鼻オーナーがこう言い放っている。

 「開幕を何日にしろなんてのはお上が決めることかね。パ・リーグが先行していろんなことを決めているようですけど、そうはいかない。交流戦の日程だってどうなるか分からないでしょ」と、パ・リーグとの交流戦ボイコットをにおわすような発言までしているのだ。

 そもそも、交流戦が導入された経緯は、2004年シーズン中に表面化したリーグ消滅の危機に直面したパ・リーグ救済だった。近鉄が球団経営に白旗を上げ、オリックスに吸収合併され、ダイエーの球団身売りも時間の問題に。球界再編、10球団1リーグ制度へ動き出したが、ダイエーをソフトバンクが買収。楽天の新規参入で、12球団2リーグ制度が存続された。

 プロ野球界再生のために新たな起爆剤が求められ、パ・リーグを救うために05年から長年の懸案事項だった交流戦が導入されている。1試合1億円といわれる巨人戦のテレビの放映権料が、パ・リーグ球団を助けることになるからだ。が、新鮮な交流戦はファンに強烈にアピールして結果的にはセ・リーグの観客動員にも結びついている。

 しかし、数年たって観客動員は好調でも、新鮮さを求めるテレビ局が巨人の交流戦に背を向け、地上波テレビ中継は激減して現在は数えるほど。テレビマネーはアテにならなくなっている。今、交流戦をやめたら、困るのは赤字続きの日本野球機構(NPB)だ。大不況の中、日本生命という大企業が冠スポンサーに付いてくれているのに、手放すことになるからだ。

 交流戦をやめたらパ・リーグがダメージを受けると思っている巨人・滝鼻オーナーには現実が見えていないのか。空白の1日といわれる江川事件の際、ドラフト逆指名、FA制度導入の時にも巨人は「新リーグ結成」をぶち上げた。恐れをなした他球団が巨人を追随してきたのは、巨人戦のテレビマネー、巨人人気による観客動員があったからだ。

 しかし、05年からの観衆の実数発表以来、12球団トップの観客動員は常に阪神だ。セ・リーグの公式戦でも交流戦でも「巨人戦より阪神戦の方が入る」と相手球団が認めている。もう巨人にオンブにダッコの時代ではない。

 04年シーズン中に起こったリーグ消滅の危機からパ・リーグ球団は地元密着型の新経営方式で再生している。今度は、巨人中心の旧態依然の経営を続けていたセ・リーグ球団が破綻しようとしている。昨年、住生活グループへ身売り寸前までいった横浜がその典型的な例だ。

 悪夢再現を阻止するために、巨人頼みから脱却し、新セ・リーグに生まれ変わるには、今回の開幕問題は最高のチャンスになるかもしれない。市民感情とマッチしない巨人を止められなかったら、セ・リーグ球団は運命共同体でお先真っ暗。球界再編の動き再燃を避けられなくなる。

 もちろんパ・リーグも対岸の火事ではない。「12球団が一体になることが極めて重要だ」と、26日に12球団オーナー会議を招集した議長の楽天・島田オーナーの言う通りだ。セ・リーグの理事会で巨人を翻意させられなければ、11球団のオーナーが阻止するしかない。

848チバQ:2011/03/24(木) 22:09:08
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110324/imp11032421310002-n1.htm
両陛下、「自主停電」お続けに
2011.3.24 21:30
 天皇、皇后両陛下が、東日本大震災の被災地に思いをはせ、お住まいの皇居・御所の電気を一定時間使わない「自主停電」を続けられていることが分かった。「国民と困難を分かち合いたい」という趣旨で15日に始めたもので、宮内庁の羽毛田信吾長官らによると、陛下は「寒いのは(服を)着れば大丈夫」とおっしゃっているという。

 両陛下は計画停電で「第1グループ」に分類された地域の停電時間に合わせ、1回約2時間にわたり、明かりや暖房といった電気の使用を一切控え、時にはろうそくや懐中電灯を使いながら過ごされているという。暗い中で夕食を取られることもあったようだ。

 両陛下は、第1グループで停電が計画されたものの、実際には電力供給が逼(ひっ)迫(ぱく)せず、停電がなかった日も、当初の計画時間に合わせ、自主的な停電を実行された。15日から23日までは1日も欠かさずに行い、スケジュールに合わせて同じ日に朝晩2回、電気を止められた日も複数回あったという。宮内庁東宮職によると、皇太子ご一家も、同様の「自主停電」を、お住まいの東宮御所で行われているという。

 計画停電では、皇居のある東京都千代田区は対象地域になっていない。

849チバQ:2011/03/24(木) 22:24:13
http://www.asahi.com/business/update/0324/SEB201103240012.html
九電、玄海原発2、3号機の再開延期 夏に停電の可能性2011年3月24日20時45分
記者会見する真部利応・九州電力社長=24日、福岡市中央区の九電本店

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 九州電力は24日、定期検査で運転を停止している玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開を延期すると決めた。東京電力の福島第一原発の事故を踏まえ、運転再開には地元の理解を得にくいと判断した。夏まで続けば、電力需要をまかないきれない可能性があるという。

 真部利応社長が記者会見して発表した。2号機、3号機の順で来週から運転再開する方針だったが、転換した。「福島の事故が想定よりも長引き、支店に不安の声が届けられていた」といい、再開時期は「決まっていない。安全対策など国の新たな方針が出てから検討したい」とした。

 原発の運転が停止し続ける間は、火力発電所をフル稼働して需要をまかなうが、5月上旬には川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1号機も定期検査に入る。運転の見合わせが続けば、九電の電力の4割をまかなう原発計6基のうち半数が止まることになる。

 原発3基の発電能力は262万キロワット。夏のピーク時の電力供給の約15%分に当たる。停止中の火力発電の5基計202万キロワット分ではカバーしきれない。真部社長は「供給はおそらく足りなくなる。長引けば計画停電の可能性も否定できない」と説明。「現時点では生活に支障がない程度に節電をお願いしたい」と話した。(大畑滋生)

850とはずがたり:2011/03/24(木) 22:33:14

福島第1原発 長靴はかず足ぬれ 作業手順に問題か 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000032-maip-soci
毎日新聞 3月24日(木)21時6分配信

福島第1原発の原子炉建屋とタービン建屋の構造
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110324-00000032-maip-000-1-view.jpg

 東日本大震災を被災し、深刻な事態が続く東京電力福島第1原発で24日、復旧作業にあたっていた男性作業員3人が、高い放射線量の被ばくを受けた可能性があることが判明した。ベータ線による熱傷の疑いがあるという。場所は、原子炉建屋の隣に建つ発電用のタービン建屋。通常は、原子炉建屋に比べ、放射線の影響が少ない場所だが、3号機では原子炉建屋の水蒸気爆発など、トラブルが相次いでいた。作業手順に問題はなかったか。なぜタービン建屋で高い放射線による被ばくが起きたのか。復旧の行方に暗雲が垂れこめた。【下桐実雅子、八田浩輔、永山悦子、河内敏康】

【ニュースの一報】福島第1原発:作業員被ばく搬送 3号機作業中に

 福島第1原発では、原子炉内で熱した湯から発生する蒸気を使い、隣のタービン建屋に設置された大きな羽根車を回転させて発電する。タービン建屋には、放射性物質を含む蒸気や、蒸気が冷えてできた水が入る復水器があるが、通常は厳重に密閉され、高い放射線量は検出されることはない。一方、第1原発では、2号機のタービン建屋でも、毎時500ミリシーベルトに該当する強い放射線が確認されるなど、タービン建屋の汚染が問題になっていた。

 東京電力によると、作業員は丈の短い靴で水に入り、足がぬれたという。住田健二・阪大名誉教授(原子炉工学)は「放射線を含む可能性がある水の近くで作業をするなら、防水の長靴をはくなど、防護対策をとるのが常識だ。作業の管理に問題がなかったのか疑問が残る」と指摘する。

 福島第1原発では、水素爆発などが相次ぎ、作業現場の放射線量が高くなっている。従来、原発で働く作業員の被ばく線量の限度は年間で50ミリシーベルトで、緊急作業時は100ミリシーベルトだった。厚生労働省は、この事故に対応する特例として、限度を250ミリシーベルトに引き上げた。被ばくした作業員は、放射線を遮蔽(しゃへい)する防護服を着ていたというが、高い放射線量を浴びた。

 中川恵一・東京大付属病院准教授(放射線医学)は「発がんの危険性が上がるレベルの被ばくだ。作業員の安全管理を見直すべきだ」と話し、防護服の着用や、被ばく量を計測する線量計の使用法の徹底を求めた。

 3号機は、13日に燃料棒が溶ける炉心溶融が起きて大量の水素が発生、翌14日に原子炉建屋が爆発した。その後、屋根が吹き飛んで野ざらしになった使用済み核燃料プールの水の温度が上昇し、大量の水蒸気が立ち上った。このため、17日からプールを冷やす放水作業が開始。自衛隊のヘリコプター、自衛隊や東京消防庁などのポンプ車による放水が続いている。

 タービン建屋で起きた作業員被ばくについて、沢田哲生・東京工業大助教(原子核工学)は「原子炉圧力容器からタービン建屋につながる主蒸気管がある。そこに何らかの損傷があったとすれば重大なトラブルで信じがたい」と話す。

 一方、小出裕章・京都大原子炉実験所助教は「今回の被ばくは、敷地全体が汚染されていることの表れ。電源が回復し、一つ一つの機器を動かしていく段階だが、多くの作業員が大量の被ばくを覚悟しなければいけない。被ばく限度を引き上げても、すぐに限界に達する状態だ。次々と人が必要になるが、特殊技能を持った人員は確保できるのか。先行きが心配だ」と話す。

最終更新:3月24日(木)21時49分

851とはずがたり:2011/03/24(木) 22:35:48

福島第1原発:1号機制御室が点灯 3号機に注水再開
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110324k0000e040050000c.html

福島第1原発の現状
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110324k0000e040049000p_size8.jpg

 東京電力福島事務所によると、福島第1原発1号機で24日午前11時半、中央制御室の照明が点灯した。3号機に続いて2機目。また、3号機で23日午後、原子炉建屋東側から上がった黒煙は、23日午後11時半と、24日午前4時50分に東電社員が現場を確認し、収まっていることがわかった。東電は24日午前5時35分、すでに消防車に接続してある原子炉冷却材浄化系を使って、3号機の使用済み核燃料プールへの海水注入を再開した。経済産業省原子力安全・保安院によると、同原発1〜4号機で同日午前10時ごろ、白煙が確認されたが、作業は中断していないという。【山田大輔、藤野基文、酒造唯、江口一】

 東電は3号機の冷却系統に外部電源を供給する作業も、準備が整い次第再開する。

 一方、保安院によると4号機で使用済み核燃料プールの水温が同日午前5時現在で100度と再び沸騰していることが分かった。4号機は震災時に全燃料をプールに移して炉内の改修工事中だった。このため使用済みではない燃料も多く含まれ、他号機よりプール水温が上昇しやすい条件にある。保安院はコンクリートポンプ車で注水を続けながら、「なるべく早く、外部電源による冷却に切り替えたい」と説明している。

 1号機は原子炉内の温度が24日午前5時に229度と、海水注入で23日午後3時半の394度よりやや下がったが、東電と保安院で監視を強化。炉内圧力が24日午前7時には、0.4メガパスカルと設計値を下回っており、放射性水蒸気を大気中に放出するベント(排気)作業は、すぐに実施する予定はないという。

毎日新聞 2011年3月24日 11時46分(最終更新 3月24日 12時12分)

852とはずがたり:2011/03/24(木) 22:39:42

福島第1原発:日本への渡航制限「必要なし」 WHO
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110319k0000e030023000c.html

 【ジュネーブ伊藤智永】世界保健機関(WHO)は18日、福島第1原発の放射能漏れ事故に関連し、原発から半径30キロ圏内を除けば、現時点で東京都内を含め日本への渡航を制限する必要はないとの見解を公表した。東京からの「避難」や、日本から輸出された食品への「警戒」も不要だと指摘した。WHOはインターネットのホームページに「渡航制限勧告」とは反対の「渡航安全勧告」を掲載する予定だ。

 国連欧州本部で記者会見したハートル広報官は、東京周辺で検出された放射線の数値が微増したとはいえ「健康に悪影響を及ぼすには程遠いレベルだ」と強調。「日本に旅行する人は放射線を恐れる理由はない」と述べた。

 一部の外国大使館や外国人などが東京から西へ「避難」している対応については「感情的な問題だ。それぞれの危機対応なので、気持ちは理解はできるが、現時点で公衆衛生上、東京に滞在するのに健康への危険は低い」と指摘した。

 日本の食品に関しては、被災地域の食品も含めて「震災以前の食品には危険はない。被災後は、気候や被災地の状況を考えると、被災地の食品が輸出されたという可能性はほとんどない」と述べた。

 また、「放射能汚染用」との触れ込みで、海外でもヨウ素剤を大量購入する現象が起きているが、自己治療はかえって危険だと警告した。

853とはずがたり:2011/03/24(木) 22:41:05
福島第1原発:1号機は高温高圧 安全委員長「最も懸念」
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110325k0000m040099000c.html

 一進一退の状況が続く東京電力福島第1原発。23日夜に会見した原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は「個人的な意見」と断った上で、「最も懸念されるのは炉内の温度、圧力が上がっている1号機。2、3号機は危機を脱したのではないか」との見解を示した。

 1号機で何が起きているのか。経済産業省原子力安全・保安院によると、1号機の核燃料を収めた原子炉圧力容器内は23日には温度が394度にまで上昇した。圧力容器の想定温度上限は302度で、高温状態が長時間続くと損傷につながる可能性がある。温度を下げるため炉内への注水量を増やした結果、水蒸気が発生して圧力容器や外側の原子炉格納容器の内圧が上がった。燃料棒を冷やすための水の水位は十分でないと考えられている。

 奈良林直・北海道大教授(原子炉工学)は、今後1号機で想定される最悪のケースとして、格納容器の損傷を挙げる。「400度近い圧力容器の温度は異常。高温環境の中で燃料棒を包む被覆管と容器内の水が反応して発生した水素が、圧力容器や格納容器にかなりたまっていると考えられる。それが排気などによって外部に漏れた場合、水素爆発を起こして格納容器を破損し、閉じ込めていた大量の放射性物質が放出する恐れがある」

 さらに、水位が下がった高温の炉内で核燃料の溶融が進み、溶けた燃料が圧力容器下部の「制御棒駆動機構」など、強度がやや劣る部分から漏れ出す事態も考えられる。だが奈良林教授は「一気に圧力容器の底が抜けるようなことにはならない。量が少ないので、より深刻な水蒸気爆発を起こす可能性も低い」と話す。

 圧力容器内の底などに溶融した核燃料が集まり、原発運転時と同様の連鎖的な核分裂反応を始める「再臨界」の可能性はどうか。小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子炉物理学)は「核燃料は、正常な状態で最も核分裂反応が進みやすいように作ってある。溶けた状態では、再臨界になるとは考えにくい」と話す。

 奈良林教授も「たとえ核燃料が溶けて臨界に必要な量が集まったとしても、臨界を維持するために必要な水は塊の内部には入っていけないので、まず再臨界は起こらない、という意見が原子炉の専門家の大勢だ」と言う。

 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)では、原子炉が運転中だったのに加え、炉内に燃えやすい黒鉛を使っていたため、大規模な水蒸気爆発を引き起こし、圧力容器が吹き飛んで大量の放射性物質をまき散らした。これに対し、福島第1原発は地震と同時に自動停止しており、構造が異なるため炉内に黒鉛もない。奈良林教授は「福島第1原発では、チェルノブイリのようなことは起こらない、と言い切ってよい」と話す。【西川拓】

毎日新聞 2011年3月24日 20時41分

854とはずがたり:2011/03/24(木) 22:45:41
ベータ線って要するに核分裂で出て来る放射線の一種で正体は電子みたいだ。

福島第1原発:作業員被ばく2人搬送 ベータ線熱傷の疑い
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110324k0000e040100000c.html

 経済産業省原子力安全・保安院によると、福島第1原発3号機で復旧作業をしていた作業員3人が170〜180ミリシーベルトの被ばくをした。うち2人がけがをして足の皮膚が汚染され、病院に搬送された。

 東京電力によると、被ばくで搬送された2人は皮膚に「ベータ線熱傷」の疑いがあると医師が診断した。

毎日新聞 2011年3月24日 15時39分(最終更新 3月24日 16時52分)


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