したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

電力・発電・原子力スレ

1とはずがたり:2004/04/07(水) 04:36
原子力発電は根本的な欠陥を持つのではないかという疑念を晴らせないで居る。
太陽光・風力など自然エネルギー活用型社会への移行を目指すスレ

http://www.fepc.or.jp/index-f.html
電気事業連合会
http://www.fepc.or.jp/menu/link.html
同会リンク

http://eneken.ieej.or.jp/index.html
日本エネルギー経済研究所

5877とはずがたり:2021/01/09(土) 23:24:42
https://twitter.com/gomatsuo/status/1347911206267310082
松尾 豪
@gomatsuo
中国では記録的寒波。首都北京が記録した気温は1960年以降最低となった。北部9省の電力需要は過去最大を記録した。需要押上げの主要因はもちろん暖房需要。中国華能集団公司は北京に残っていた最後のバックアップ用の石炭火力を起動させた。

5878とはずがたり:2021/01/11(月) 20:28:02

電事連、大手電力が節電協力呼びかけ/全国的な電力需給逼迫で
https://www.denkishimbun.com/archives/100863
New 2021/01/10 web面
◆12日には需給状況が一層深刻化する可能性も
 電気事業連合会や大手電力は10日、全国的な電力需給逼迫を受け、節電への協力を呼び掛けた。電力各社は安定供給を確保するため今冬は最大限の対策を取っているが、電事連は「3連休明けの12日は全国的に悪天候が見込まれ、需給がさらに悪化する可能性がある」と強調した。電事連が、需要が増える夏や冬前を除いて節電への協力を求めるのは、東日本大震災直後の2011年3月14日以来となる。

 厳しい寒さが昨年末から続いている影響で、電力需要が例年より大幅に増加。特に1月8日は北海道、東京、沖縄を除く全国7エリアで最大需要が10年間に1度程度の想定を上回った。同日の日別電力量(沖縄エリアを除く)も、前年同日比約2割増の約32億8千万㌔㍗時を記録した。

 一方、供給面は、悪天候で太陽光発電など再生可能エネルギーの発電量が低下するケースが頻発。各社は高経年化火力を含む発電所のフル稼働に加え、試運転電力の活用や火力の増出力運転、電源イチダッシュの活用、自家発電からの追加調達、LNG(液化天然ガス)船の高速運用、石油燃料在庫・内航船の融通など、供給力の追加対策に取り組んでいる。

 また、電力広域的運営推進機関(広域機関)と連携し、需給が逼迫しているエリアへ広域的な電力の融通を機動的に行い、現時点では安定供給を確保している。

 ただ、厳しい寒さや天候不順は今後も続くとみられ、太陽光発電からの発電量も多くは見込めない。高経年化火力でトラブルが発生する恐れや、火力の稼働増によって発電用燃料の在庫が減少するリスクも高まっている。電事連は、寒波に見舞われている地域などを考慮し、暖房などはこれまで通りの使用を促す一方、日常生活に支障のない範囲で、照明やその他電気機器の使用を控えるように求めている。

広域機関が電気の効率的使用呼びかけ/家庭や工場など需要家に
https://www.denkishimbun.com/archives/100810
New 2021/01/10 web面

 電力広域的運営推進機関(広域機関)は10日、全国的な電力需給の逼迫を受けて家庭や工場、オフィスなどの需要家にできる限り電気の効率的な使用に努めるよう呼びかけを始めた。広域機関が需要家向けに呼びかけを行うのは異例。電気事業者や自家発電設備の保有者に対しては電力の安定供給を確保するため、それぞれ責務を果たしつつ相互に協調するよう要請している。
 国内では今冬の想定以上の需要増に伴って、LNG(液化天然ガス)をはじめとした火力発電所の燃料不足やそれに伴う揚水運転のための電力量不足などが起きており、そもそもの供給力だけなく、需給バランスを保つ調整力も含めて電力需給の逼迫が続いている。

 広域機関は昨年12月15日〜今年1月9日まで、全国8エリアの一般送配電事業者に対して累計117回の融通指示を発出。1月6日には非常災害対応本部を設置した。

 同日以降は発電設備の最大出力での運転を求める指示のほか、融通に必要な地域間連系線の運用容量拡大もそれぞれ2回実施するなど、切迫した状況となっている。

5879とはずがたり:2021/01/11(月) 20:28:15

>年間を通じてみれば、LNGは余剰気味だが、タンクに入れて長期間貯蔵すると気化してしまうため、夏に余ったLNGを冬に使うといった運用ができない。

>小売電気事業者の間では「政府が節電要請を出すべきだ」(新電力関係者)という声も高まっている。

LNG不足、太陽光の稼働減――電力需給逼迫の理由
https://www.denkishimbun.com/archives/100855
New 2021/01/10 web面

 全国の複数エリアで電力需給が逼迫した状態が続いている。長引く寒波の影響で需要電力量が急増。悪天候が続く地域では太陽光発電も期待できず、火力の燃料在庫は底をつきつつある。これに伴い、需要がピークを迎える1点の供給力(キロワット)だけでなく、全時間帯の供給力(キロワット時)が不足。需給調整用の揚水発電の水をくみ上げる電力の確保も危うい状況だ。揚水発電ができなくなれば朝夕の需要ピーク時に時々刻々と変わる需要と供給のバランス調整が難しくなり、最悪の場合は大停電につながる危険性もある。

 冬の電力需要曲線は、夏に比べてフラットに近い。ピーク需要は夏ほど高くはないものの、深夜から早朝にかけて需要が多く、1日当たりの需要電力量は夏より多い傾向にある。夏は需要ピーク時の瞬発的に対応できるキロワット確保が求められるのに対し、冬はキロワット時という持続的な電力量をどう確保するかが重要になる。このため、設備容量というよりも運用面で燃料確保が重要となる。

 今冬は長引く寒波の影響で需要が想定よりも上振れしている。火力発電所の燃料消費が想定を上回るハイペースで進み、複数のエリアでLNG(液化天然ガス)火力の出力低下が相次ぐ異常事態が起きている。年間を通じてみれば、LNGは余剰気味だが、タンクに入れて長期間貯蔵すると気化してしまうため、夏に余ったLNGを冬に使うといった運用ができない。

 また、悪天候による太陽光発電の稼働減も需給逼迫に拍車をかけている。太陽光発電が稼働しなければ、実際の需給運用は時間帯を問わずさらに厳しくなり、現状では融通で辛うじてしのいでいる揚水くみ上げ用の電力確保も危うくなる。

 ただ、LNGの在庫不足はすぐには解消されない。LNGのスポット市場は基本的に、約2カ月先に引き渡す商品を取引する。もっと早く調達しようにも売り手が見つかるとは限らない。LNG価格が高いので、発電事業者が追加調達を渋っているわけではない。

 電力需要が高止まりする中、足元の需給逼迫はしばらく続く見込みだ。大型火力などで電源トラブルが発生すれば、供給不足がさらに深刻化する。電力業界は供給面で打てる対策を総動員しているが、危機的水準が迫っている現状を改善するには需要を抑制するしかない。小売電気事業者の間では「政府が節電要請を出すべきだ」(新電力関係者)という声も高まっている。

5880とはずがたり:2021/01/11(月) 20:28:29

[米国] NEI会長、米国の使用済燃料対策として再処理の有効性に言及
https://www.fepc.or.jp/library/kaigai/kaigai_topics/1260279_4115.html
2020年12月9日

2020年11月17日付の報道によると、原子力エネルギー協会(NEI)のコーズニック会長は米国で何十年も実施されていない再処理が同国の深刻化する使用済燃料対策に役立つ可能性に言及した。
2020年11月19〜20日に開催されたオンライン・イベントのインタビューで発言したもので、再処理は「とても有益な方法で原子燃料サイクルを閉じることができる」としている。
米国では1977年に、当時のカーター大統領が核拡散の懸念から再処理を停止し、レーガン大統領が1981年にモラトリアムを解除したが、高コストのため再開されていない。
しかし、ユッカマウンテン最終処分場計画が停滞し最終処分の目途が立たない中で、温暖化対策への関心の高まりから将来にわたる原子力の活用を目指す動きも活発になっており、再処理で得られる原子燃料資源を燃料として使用可能な先進型原子炉の開発も進められている。
エネルギー省(DOE)のバランワル次官補も米国内での再処理だけでなく、再処理能力を持つ国へ使用済燃料を輸出、再処理を実施することも選択肢の一つであることに言及している。

5881とはずがたり:2021/01/11(月) 20:29:24

行き詰まる原発。もう県内であるが美浜に造るしかないのではないか?

使用済み核燃料の搬出先捜し時間切れ…白紙になった関西電力の福井県内原発再稼働
https://www.tokyo-np.co.jp/article/78991
2021年1月10日 06時00分

 福井県内にある関西電力の三つの原発で出た使用済み核燃料の搬出先が決まらない。関電は、県に約束した県外の候補地提示を10年以上先送りし、自力での提示を事実上断念。搬出先の提示が前提だった新たな原発再稼働も、暗礁に乗り上げた。電力業界と国が支援に回るが決着点は見えない。 (今井智文、栗田啓右、小川慎一)

◆2020年内に提示のはずが
 昨年12月25日、関電の松村孝夫副社長は福井県庁で「しっかりと報告することができない状況で、心からおわびする」と桜本宏副知事に頭を下げた。2020年内に使用済み核燃料の搬出先を示す、という約束を果たせなかった。
 関電は約束破りを繰り返している。1990年代から県に核燃料の搬出先の提示を求められ、当初は中間貯蔵施設の稼働を「2010年ごろ」と回答。その後「18年に計画地点を示す」に変わり、それができないと「20年を念頭にできるだけ早い時期」へ先送りした。昨年末には、ついに「早めに」となった。
 福井県に3原発を集中させる関電は、原子炉建屋内のプールに使用済み核燃料を保管中。各原発が順調に稼働した場合は5〜9年でプールが満杯になり、順次動かせなくなる。核燃料の搬出先確保は死活問題だ。

◆候補地で反対相次ぐ
 関電の搬出先探しは難航した。候補地とうわさされた和歌山県白浜町が核燃料の持ち込みを禁じる条例を制定し、打つ手がなくなった。
 そこに浮上したのが、青森県むつ市にある東京電力と日本原子力発電の中間貯蔵施設を、電力各社で共用する案だ。昨年12月17日、大手電力会社でつくる電気事業連合会(電事連)が梶山弘志経済産業相に報告し、支援を取り付けた。
 関電がむつ市の施設を使う案は以前から検討されていたが、18年に報道されると市の反発で頓挫した。今回は業界と国が支援に乗り出し、関電の森本孝社長は「積極的に参画したい」と前のめりとなった。

http://tohazugatali.dousetsu.com/news/2021-01-10-01.png

 しかし、状況は好転しない。電事連は翌18日に経産省幹部とむつ市を訪問したが、宮下宗一郎市長は「市は核のごみ捨て場ではない」と共用ありきの議論に応じない姿勢を強調。使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクル政策が破綻し、一度受け入れれば行き場がないと懸念したからだ。

◆見えぬ決着
 共用案の早期実現が見通せなくなり、昨年12月21日に調整されていた関電社長と福井県の杉本達治知事の面会は、一転取りやめに。副社長と副知事の面会では「むつ市」という言葉は一度も出なかった。
 関電は5月までに、運転開始から40年を超えた美浜3号機と高浜1、2号機の再稼働を計画している。ただ、県から求められていた核燃料の搬出先を提示せず、再稼働計画は事実上白紙となった。

http://tohazugatali.dousetsu.com/news/2021-01-10-02.png

 杉本知事は1月8日の会見で「事業者や国の動きを見守りたい」と、関電から提示がない限り、再稼働の議論を始めない姿勢を示した。電事連、国と青森県、むつ市という「第三者」の話し合いがカギを握るも、先行きは不透明だ。

◆「原発敷地内に」の声も
 こうした状況に、美浜3号機の再稼働に同意した美浜町議会の竹仲良広議長は「原発敷地内に貯蔵施設をつくるのも一つの方法」と話す。地元では稼働するかが経済を左右するだけに代案の検討を求める声も上がるが、慎重意見も根強く、打開策にはなりそうにない。

5882とはずがたり:2021/01/11(月) 23:24:26

東電が“自家発電増”要請 暖房需要が想定以上
1/7(木) 23:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/85b0b6581b8be2cab30064918ce1ab03ede98271
テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

厳しい寒波に伴う暖房利用の増加によって電力の需要が急増しているため、東京電力が、自家発電設備を持つ企業に電力の融通を要請していることが分かりました。

東京電力の送配電を担う子会社によりますと、暖房用の電力の需要が想定以上に増加し、火力発電の燃料となるLNG(液化天然ガス)が不足する恐れがあるということです。

このため、石油や鉄鋼、化学メーカーなど自家発電設備を持つ企業に対し、発電量を増やして電力を融通するよう要請しています。

5883とはずがたり:2021/01/12(火) 16:51:23
すげえw
稼働させるのは松島火発。日本初の輸入炭を利用した発電所(wiki)ってことだから石油火発だったことはなさそう。
石炭を砕く装置が故障して止まっていたそうだが,石炭釜って砕いた石炭の代わりに重油注ぐだけで石油火力として使えるのか?!
重油注ぐ装置は大したもの不要ってことなんかな??

https://twitter.com/ando_ryoko/status/1348896763852165121
安東量子
@ando_ryoko
Jパワー、石炭火力を重油で緊急再稼働 電力逼迫で:日本経済新聞

「停止中の発電所は石炭をくだく設備が故障しているが、発電設備そのものは動かせるため、緊急的に重油を使う。石炭火力の主力燃料に重油を使うのは極めて異例な対応だ。」

Jパワー、石炭火力を重油で緊急再稼働 電力逼迫で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ121VV0S1A110C2000000
2021年1月12日 11:42 [有料会員限定]

5884とはずがたり:2021/01/12(火) 22:16:39
20時台91%となってるけど??
https://www.kansai-td.co.jp/denkiyoho/

関電の電力使用率99%に
2021/1/12 19:21 (JST)1/12 19:37 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://this.kiji.is/721670666097868800?c=39550187727945729

 関西電力子会社の関西電力送配電は12日、供給力に占める需要の割合を示す電力使用率が午前8時台に99%に達したと発表した。寒波の影響で需要が増加しているためで、照明をこまめに消すなど日常生活に支障のない範囲で節電を呼び掛けている。

5885とはずがたり:2021/01/19(火) 15:20:15

議論中だが……原発検証の県技術委2氏、県が不再任に
2021年1月19日 10時30分
https://www.asahi.com/articles/ASP1L6TCHP1LUOHB00G.html

 東京電力福島第一原発事故を検証する「三つの検証」の技術委員会の一部の委員に対し、新潟県が高齢を理由に再任しないと通知していたことがわかった。福島第一原発事故の検証を終え、柏崎刈羽原発の議論が本格化する中、通知を受けた委員は「再稼働にかかわる安全性確認も同じ委員が担当するべきだ」と再任を求めている。

 再任しないとの通知を受けたのは、立石雅昭・新潟大名誉教授(75)=地質学=と、鈴木元衛・元日本原子力研究開発機構安全研究センター研究主幹(71)=金属材料学、核燃料工学=。委員の任期は2年で、両氏とも3月末の任期満了を前に、県から伝えられたという。

 県設置の委員会や協議会の運営について定めた内規「運営基準要綱」では、「時代に対応した活発な審議をするため」就任時に70歳以上となる委員の任命は極力避けるとしている。ただ、審議事項や個人差により「一律の年齢制限は適当ではない」ともし、立石氏は70歳以上になってから2度再任されている。

 県原子力安全対策課の原直人課長は、再任しない委員数や委員名は「人事に関わるため、まだ公表できない」とした上で、「高齢であり、新しい知見を採り入れるため」に一部の委員を再任しない方針を認めた。前回の更新時に70歳以上だった委員を再任した理由について、福島第一原発事故の検証が続いていたためと説明する。

 立石氏は「不当な打診だ。柏崎刈羽原発が建つ地盤の問題には長く関わってきたので継続して審議していきたい」。鈴木氏も「個々の委員が分析や調査して疑問点を東電と議論している。それが新しい委員に引き継がれるのか」と反発している。

5886とはずがたり:2021/01/19(火) 23:46:46


電力需給SOSが216回 寒波とLNG不足で緊急事態
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP1K5QG8P1JULFA005.html
桜井林太郎
2021年1月18日 7時33分

 電力需給に余裕がなく、全国で融通しあう綱渡りの状態が続いている。厳しい寒さが続いて暖房需要が増えたことに、発電に使う液化天然ガス(LNG)の不足が拍車をかけているという。大地震などの災害に匹敵する異常事態が起きている。

 「東京電力管内から関西電力管内に正午から午後1時までの間、100万キロワットの電気を供給するように」

 電力需給の調整役である国の「電力広域的運営推進機関(広域機関)」は、全国の送配電会社間で電力を融通しあうよう、こうした指示を連日こまめに出している。需給バランスがつり合わないことで大規模停電が起きることを防ぐ「SOS」だ。

電力使用率99%も
 指示は昨年12月15日以降、今年1月17日時点で計216回を数えた。広域機関が2015年4月に設立されてから昨年6月末までの5年余りで出した指示47回の4倍を超える。関係者は「広域融通がこれほど数多く継続的に実施されたことはない。異常事態だ」と漏らす。

 大手電力10社でつくる電気事…

5887とはずがたり:2021/01/25(月) 20:06:34

先日の電力危機時に原発は動いてなかったのか。

関西電力の高浜3号機、再稼働は2月下旬以降に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD256UW0V20C21A1000000
2021年1月25日 20:00 [有料会員限定]

高浜3号機再稼働遅れへ 関電、原発停止状態続く
2020年12月15日19時31分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121501060&g=eco

 定期検査中の関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)の再稼働が予定していた今月下旬より遅れる見通しとなったことが15日、分かった。高浜4号機の伝熱管で確認された付着物に関する調査を3号機や大飯原発などでも行うため。この結果、関電の原発は全て停止した状態が続く。
高浜3号機のテロ対策施設完成 伝熱管損傷で再稼働に影響も―関電

 関電は同日、定期検査中の高浜4号機の蒸気発生器内で確認された伝熱管の損傷部近くにあった付着物について、鉄の微粒子が固まってできた固形物と発表。県によると、付着物には伝熱管の損傷部分と接触したとみられる痕跡が確認された。関電は今後、付着物が伝熱管を損傷させた理由を詳しく調査する。
 調査は少なくとも1カ月半かかるといい、3号機の再稼働は来年2月以降になる見通し。

5888とはずがたり:2021/01/25(月) 22:46:01
あれだけの事故を起こした東電が引き続き原発を所有するという事態そのものが問われてるし,ここは動かせる原発が一つも無く事実上破綻状態の日本原電辺りに救済措置含みで売り払っても良いかも知れぬ。

2021年01月25日(月) 19:12
原発ID不正使用「再稼働 根幹揺るがす」
https://www.ohbsn.com/news/detail/kennai20210125_14681962.php


新潟県の柏崎刈羽原発で、東京電力の社員が他人のIDを利用し、中央制御室に不正に入っていた問題です。問題の発覚を受け地元からは、原子力事業者としての適格性を問う声が上がっています。

【東京電力新潟本社 橘田昌哉代表】
「誠に申し訳ございませんでした」

25日に急遽、柏崎市役所を訪れ、桜井市長に頭を下げて謝罪した東電新潟本社の橘田代表。問題が起きたのは、出入りが厳しく管理されているはずの原発の中枢でした。東電は23日、東電の社員が他人のIDカードを使って中央制御室に不正に入るという問題があったと、ホームページで公表しました。

問題があったのは去年9月で、東電は原子力規制庁には報告したものの、報道で明らかになるまで公表はしていませんでした。原発の中央制御室は原子炉やタービン、発電機の運転、監視を行うために設けられた運転室です。安全管理の上で非常に重要であり、桜井市長は詳しい説明を求めていました。

【柏崎市 桜井雅浩市長】
「東電の再稼働の問題、東電が原子力発電所に関わるということで、どういう意味合いを持つのか、今回の事案が」

桜井市長は原発の心臓部で起きた問題であること、発生から発表まで時間がかかったこと、そして報道されるまで地元自治体にも全く説明がなかったという、3点を強く指摘しました。

【柏崎市 桜井雅浩市長】
「再稼働を認める立場の方々の根幹をも揺るがしうるような事案」

さらに、柏崎市議会でも…。

【東京電力新潟本社 橘田昌哉代表】
「誠に申し訳ございません」

柏崎市議会では25日、柏崎刈羽原発の安全対策工事に関する住民説明会を前に、市議に向けた説明が行われました。再稼働を目指す東電に対し、市議からは「適格性」を問う声があがりました。

【飯塚寿之柏崎市議】
「事件が起きたのが9月であるが、その間、それを“隠されて”、きょうまで。世間に対して『安全性を向上』だとか、いろいろなこことを述べている。これはおかしい」

【東京電力新潟本社 橘田昌哉代表】
「私共としては本事案の発生後、速やかに原子力規制庁へ報告申し上げている。そうしたことからも決して、私どもとして隠蔽の意思があったということではない」

7号機の再稼働に向けた正念場を迎えている東電が、またも問われた原子力事業者としての適格性。東電は住民説明会で、柏崎刈羽原発の安全性をどのように説明するのでしょうか。

BSN: 2021年01月25日(月) 19:12

5889名無しさん:2021/01/26(火) 19:08:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/1edb7e1a63a8ce77f411aa8209418a2a1714bfbe
「楽天でんき」が新規契約を一時停止、電力市場価格の高騰を受け
1/26(火) 17:15配信
スマートジャパン
 新電力の楽天エナジーは2021年1月26日、同社が提供する「楽天でんき」などエネルギー関連サービスについて、新規の申込受付を一時停止した。年明けから続く、卸売電力市場価格の高騰が影響したかたちだ。

 新規の申込受付を一時停止するのは、家庭向けの電力プラン「楽天でんき」と法人向けプラン「楽天でんき Business」。同時に電力とセットで提供している「楽天ガス」の受付も停止している。なお、既に契約済みのサービスについてはこれまでどおり供給を続ける。また、1月26日の午後0時半までに申し込んだ契約については、手続きを進めるという。

 新規契約停止の理由は「電力需要の高まりによる市場状況の変化を受け」としている。年末年始から連続的な寒波による電力需要の増加に加え、天候不順による太陽光発電の発電量低下、火力発電用のLNG(液化天然ガス)の在庫不足などが影響し、卸電力市場の価格が高騰している。今回の楽天エナジーの対応は、こうした市場価格の高騰による調達コストの増加が、新電力の経営にも影響したかたちだ。

 なお、楽天エナジーは現時点で申込受付の再開時期は未定とし、分かり次第同社のWebサイトなどで告知するとしている。

スマートジャパン

5890とはずがたり:2021/01/29(金) 09:01:16

ちゃんとこの分も原発のコストに上積みするんやろうねえ。

あともう一度このレベルの事故が起きても良い様に原発を動かす企業には数兆円の積み立てを義務づけるべき。

「デブリが上にあるようなもの」格納容器の上ぶた高濃度放射能汚染 福島第一原発の廃炉に新たな壁
https://www.tokyo-np.co.jp/article/82249
2021年1月27日 07時00分
 東京電力福島第一原発の事故収束作業に、新たな高い壁が立ちはだかる。原子力規制委員会の調査チームが26日、2、3号機の原子炉格納容器の上ぶたが極めて高濃度の放射能で汚染されているとする報告書案をまとめた。原子炉や建屋の解体をより難しくさせるレベルで、2041〜51年に廃炉を終えるとする政府と東電の計画は見直しが避けられない。(小野沢健太、福岡範行)

◆直径12メートル、3枚重ねで重さ465トン
 報告書案によると、メルトダウン(炉心溶融)を起こした2、3号機の格納容器の上ぶたの汚染レベルは想定を大きく超えていた。上ぶたは直径約12メートル。分厚いコンクリート製の3枚重ねで、総重量約465トン。動かすのは容易ではない。
 2号機の上ぶたの放射性セシウムの濃度は少なくとも2京〜4京ベクレル(京は兆の1万倍)で、事故時に大気に放出された量の2倍程度と推計した。放射線量は毎時10シーベルトを超えるとみられる。人が1時間ほどとどまれば確実に死亡する。デブリがある格納容器底部の毎時7〜42シーベルトにも匹敵する。3号機も3京ベクレルと極めて高い。
 調査に関わった規制委の更田豊志ふけたとよし委員長は、昨年末の記者会見で既に「格納容器の底にあるデブリ(事故で溶け落ちた核燃料)が、高いところにもあるようなもの。廃炉にとって極めてインパクトの強い情報だ」と危機感をあらわにしていた。

◆デブリ取り出し 1、3号機は方法すら決まらず
 政府と東電の計画では、1〜3号機のデブリを遠隔操作で取り出し、「原子炉の冷温停止から30〜40年後」に廃炉を完了するとしている。まず2号機で格納容器側面からロボットアームを入れ、デブリをかきだす計画。1、3号機は方法すら決まっていない。
 通常の原発ならば、ふたは炉心内の核燃料を出し入れするときに外される。ところが、ふたの高濃度汚染により、格納容器上部からデブリを取り出すことは極めて難しくなった。格納容器はそもそも解体できるのかという検討も迫られる。
 調査チームリーダーで原子力規制庁前長官の安井正也特別国際交渉官は、上ぶたの取り外しが難しく、保管する場所すら困るとしている。

◆2号機で「ベント」一度も成功せず
 事故から10年、廃炉だけではなく、全容解明の道のりはまだ長い。これまでに政府、国会、東電、民間の4つの事故調査委員会が報告書を出し、これとは別に規制委も14年10月に調査結果をまとめている。
 現場の放射線量が下がり立ち入りできる場所が増え、調査チームは19年9月以降の結果について、26日に2回目の報告書案としてまとめた。調査では、2号機で格納容器内の圧力を下げるために汚染蒸気を排出する「ベント」が一度も成功しなかったことなども確認した。

 それでも調査には限界がある。国会事故調だけが地震で重要機器が損傷した可能性に触れたが、今回はテーマになっていない。調査チームの安井氏は「分からないことはいっぱいあり、調査は続ける。膨大なビデオや写真を、われわれ以外も使える公共財として残していければ」と話した。

5891とはずがたり:2021/01/29(金) 16:56:08
新電力の方が耐えきれず再編など起きるかも。

新電力に利用者支援を要請 経産省、電力逼迫で高額料金の恐れ
会員限定有料記事 毎日新聞2021年1月29日 16時35分(最終更新 1月29日 16時35分)
https://mainichi.jp/articles/20210129/k00/00m/020/178000c

 経済産業省は29日、寒波による電力逼迫(ひっぱく)問題を受けて、利用者の電気料金が高額になる恐れのある新電力に対し、支払いの猶予や分割払いなど利用者への支援策を柔軟に講じるよう要請したと明らかにした。

 昨年末から続いた寒波で暖房用の電力需要が高まった上に、火力発電燃料の液化天然ガス(LNG)の在庫…

5892とはずがたり:2021/02/05(金) 10:30:13
>LNGの在庫不足に陥り、燃料を温存しながら運用していた
具体的にはなにやってたんだ!?なんか石炭火発の出力を最大出力より上げて運用とかどっかで見た気がするけどどこだっけかな??

石炭を重油で動かしたのは松島>>5883

四電坂出火力発電所にLNG到着 電力需給状況改善へ
1/30(土) 22:00配信
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202101300088?utm_medium=social&utm_content=%2Farticle%2Fnews202101300088
愛媛新聞ONLINE

 四国電力管内で今冬、電力需要が想定以上に膨らみ火力発電燃料の液化天然ガス(LNG)が在庫不足に陥った問題で、 四国電力坂出火力発電所(香川県坂出市)に30日、燃料の液化天然ガス(LNG)が到着した。今冬は寒波の影響で電力需要が想定以上に膨らんだためLNGの在庫不足に陥り、燃料を温存しながら運用していたが、今後、通常運転に戻る。管内で続いていた厳しい電力需給状況は改善される。

愛媛新聞社

5893とはずがたり:2021/02/05(金) 10:35:03
今回みたいに原子力とか肝腎な時に動いてないリスクあるやん。頼れんやろ。増やしたらリスクデカいし,少数だと稼働の有無で供給力の格差が大きすぎるし固定費用も高くなる。

長引く電力需給逼迫。ベストミックスの重要性が改めて認識される時
原子力稼働は3基。石炭は今後縮小へ
https://www.denkishimbun.com/sp/102341
2021年1月18日

 強烈な寒波の影響で電力需給が全国的に逼迫する中、西日本を中心に厳しい需給運用が続いている。今回の需給逼迫の要因の一つは、LNG(液化天然ガス)火力の燃料制約によって、発電量(キロワット時)の不足を招いたことだ。燃料不足を解消すれば問題は解決するとの見方がある一方で、今回の事態が起きた背景には電力システム改革以降に起きた様々な環境変化があるともいえる。安定供給の確保という観点からは、多くの燃料を輸入に頼る日本の特徴を踏まえ、ベース電源の価値やベストミックスの重要性という原点を再認識する必要もある。

 ◇発電量が不足

 今冬の需給逼迫は、夏季に発生するピーク時(キロワット)逼迫とは異なり、ピーク時に加えて発電量が決定的に不足していることが特徴だ。需要増に対応するため、LNGの消費量が計画以上に増加し、在庫不足に陥る可能性が出ている。

 発電量を支えるベース電源は東日本大震災以前は、主に原子力や石炭火力が担ってきた。震災以降、原子力は原子力規制委員会の安全審査の長期化や司法リスクにより、稼働率が全国的に低迷。石炭火力は環境制約に直面しており、今後は縮小する可能性が高い。これに対し、LNG火力はミドルを中心とした幅広い運用や再生可能エネルギーのバックアップ電源など、活躍の場が広がっている。

 発電電力量ベースの電源構成をみると、2010年度は原子力が26%、LNGが28%、石炭が27%だったが、19年度は原子力が6%、LNGが37%、石炭が32%と大きく様変わりした。原子力の減少分をLNGと石炭、一部の再生可能エネルギーが代替している。

 今冬、長期契約のLNGは計画通り運搬されているとみられるが、需要増に対するスポット調達ではLNGが発電所に届くまで2カ月間程度はかかる。海上に船で貯蔵しているものを購入するなどの調達方法はあるが、大幅な需要増に対応するのは難しい。パイプラインが他国とつながっていない日本の供給リスクが顕在化したともいえる。

 一方、震災後に再稼働した原子力9基のうち、現在稼働しているのは調整運転中も含めて3基だけで、全て九州電力。四国電力の伊方発電所3号機は司法判断によって19年末から停止中で、関西電力の4基は定期検査や設備損傷などで停止している。※編注:14日時点。17日に関電・大飯4号機が発電を再開している。

 仮に、司法リスクや設備損傷などがなく、原子力が計画通り稼働していれば、少なくとも西日本エリアではベース電源の発電量が底上げされるため、需給逼迫に至らなかった可能性が高い。

 ◇LNGの弱点

 ベース電源を担う石炭は経済性や調達の柔軟性、LNGは環境性に優れる。原子力は燃料途絶リスクが低く、環境面で優れ、気候にも左右されないという利点がある。今回は思わぬ形でLNGの脆弱性が表面化した。今冬の需給逼迫についてまずは検証が必要だが、「燃料さえ調達できれば融通で乗り越えられる」という発想だけでは、複雑になった全面自由化後の世界で安定供給の確保は難しいだろう。

電気新聞2021年1月14日

5894とはずがたり:2021/02/05(金) 10:47:31
>>5892
これだ!

>自社の石炭火力で定格出力を超える増出力運転を実施するほか、自家発電設備をお持ちのお客さまに発電の協力をお願いするとともに、四国外から緊急的に融通電力を受電する

2021年01月 社長定例記者会見の概要
[ 2021/01/28 | 四国電力 | 電力・ガス | 香川県 | 東証一部 ]
http://www.jpubb.com/press/2635747/

本リリースの公式ページ
https://www.yonden.co.jp/press/2020/1193462_2471.html
2021年01月28日
四国電力株式会社

2021年01月 社長定例記者会見の概要

 令和3年1月28日、長井社長が電力需給を巡る状況について述べた後、「2020年度第3四半期連結決算の概要」について説明いたしました。

【電力需給を巡る状況】
 まずはじめに、このたびの電力の需給ひっ迫に伴い、お客さまにご心配とご不便をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。

 昨年末以降、全国的に厳しい寒さが続き、電力需要が例年に比べて大幅に増加したため、火力発電所の高稼働が続いております。これにより、LNGなど火力燃料の消費が想定を上回る早いペースで進んだことから、四国を含めて全国大で燃料の在庫が急速に減少しました。

 こうしたなか、何としても安定供給を確保するため、自社の石炭火力で定格出力を超える増出力運転を実施するほか、自家発電設備をお持ちのお客さまに発電の協力をお願いするとともに、四国外から緊急的に融通電力を受電するなど、総力を挙げて供給力の確保に向けて考えうる最大限の対策を講じてまいりました。
 また、燃料の早期確保に向けて、追加調達や配船の前倒しなど関係先との協議に全力で取り組んでおり、今週末、1月30日には坂出に待望のLNG船が到着する予定です。さらに、次回3月予定分についても、配船の前倒しが可能な見通しを得たところであり、こうしたことにより燃料不足は概ね解消され、当面は、火力発電による供給力を安定的に確保できる見込みとなりました。
 しかしながら、今後、しばらくは寒さの厳しい日が続くことも考えられるため、当社および四国電力送配電といたしましては、電源等のトラブルのないよう、設備の運用・保全に細心の注意を払いながら、引き続き、緊張感を持って電力の安定供給の維持に努めてまいる所存であります。

 これまでの間、1年で最も寒いこの時期に、節電をはじめ様々な面でご協力いただきましたすべての皆さまに、この場をお借りして深く感謝申し上げます。
 なお、全国的に電力需給の厳しい状況は続いておりますので、お客さまにおかれましては、日常生活に支障のない範囲で、引き続き効率的な電気のご使用にご留意いただけますと幸いです。

5895とはずがたり:2021/02/05(金) 10:57:04


他人IDで原発制御室入る 東電柏崎刈羽所員
https://www.sankei.com/life/news/210123/lif2101230017-n1.html
2021.1.23 12:57ライフ科学

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の所員が昨年9月、他の所員のIDカードを使って不正に中央制御室に入っていたことが23日、関係者への取材で分かった。東電は原子炉等規制法に基づき、テロ対策などを定めている核物質防護規定に違反した可能性があるとして、原子力規制委員会に報告した。

 原発への出入りは厳密に管理する必要があるが、中でも重要な制御室への不正入室は東電の管理態勢が問われそうだ。

 関係者によると、この所員は自分のカードを所持していなかったため、休みだった同僚のカードを無断で持ち出し、制御室に入った。社内で判明し、東電は直後に規制委に報告したとしている。

 柏崎刈羽原発は全7基が運転停止中。7号機は昨年10月、再稼働に必要な規制委の審査が全て終了し、今年1月12日に安全対策工事も完了した。

5896とはずがたり:2021/02/05(金) 22:34:16
関根 由莉奈ちゃん,優秀な上に割と笑顔が可愛いですなあ♪ラーメン好きなのもGOOD☆
https://researchmap.jp/yysekine

ラーメン好き研究員が…豚骨が放射性物質を20倍吸着
https://news.livedoor.com/article/detail/19650792/
2021年2月5日 17時41分 テレ朝news

 ラーメン好きの研究者が大発見です。

 日本原子力研究開発機構の関根由莉奈研究員らは重曹の水溶液に漬け込んだ豚骨が放射性物質のストロンチウムや重金属のカドミウムや鉛を大量に吸着することを発見しました。

 関根研究員によりますと、今回、発見された加工法で豚骨が高炭酸含有アパタイトという状態に変化します。加工後の豚骨はヘチマのたわしのような構造になっていて、そこに放射性物質などが取り込まれるということです。


 ストロンチウムの吸着率は天然ゼオライト吸着剤の20倍に達することが確認されました。

 福島第一原発などの汚染水の浄化や重金属で汚染された土壌に埋め込むことで地下水など環境中に汚染物質が拡がるのを防ぐことが期待されるとしています。

 これまで豚骨や牛骨が有害な金属を吸着する能力があることは分かっていましたが、実用化には至っていませんでした。

 食品業界では世界で1年間75億トンの廃棄骨が発生していて、関根研究員によりますと、日本のラーメン店では1店舗あたり、豚骨の処理に年間50万円から100万円をかけているそうです。

 今回、発見された方法で再利用が可能になれば廃棄物の有効活用の方法としても期待されています。

 豚骨は良くゆでて脂やコラーゲンが抜けきったものが良いということです。

 関根研究員は「ラーメンと餃子が好きで、多い時は週に3日は食べる。近所のなじみのラーメン店から実際に使った豚骨のガラをもらってきて実験をしていた」と話しています。

 セシウムなど他の放射性物質を吸着する方法の研究も進めています。


アパタイトを用いた放射性ストロンチウムイオン吸着材料の開発
原子力科学研究部門 物質科学研究センター 階層構造研究グループ 関根由莉奈
https://www.jaea.go.jp/about_JAEA/fdonation/research/voice_12.html

5897とはずがたり:2021/02/07(日) 23:53:20

新潟県原発技術委員会再任を求め立石雅昭委員が再び記者会見
2021/2/2 12:52 (JST)
cにいがた経済新聞
https://this.kiji.is/729182989015564288?c=44616046304952325
にいがた経済新聞


新潟県の経済ネタ、まちネタ、企業ネタなど日々発信しています。

その他の記事の閲覧はこちらから
立石雅昭委員

新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会の委員2人が、次年度の再任を求めている問題について、委員の1人である新潟大学名誉教授、立石雅昭委員が記者会見を開いた。立石委員が再任を求めて会見を開くのは1月21日ぶりであり、今回は主に、技術委員会の人数の拡充を県へ求めることについて話した。

立石委員は1月21日の会見後、「県技術委員会への再任を求める要望」を花角英世知事へ提出した。それに対して立石委員への直接の回答はなかったものの、27日の定例会見で花角知事は「県の内規の考え方に沿って来期の委員を選任したい。再任要望には応じない」と考えを示した。

立石委員は上記の知事の発言を「私たちへの回答」とし、再び再任を求めるための会見を開いたという。技術委員会は現在の14人中7人が高齢などを理由に次年度以降再任されず、新しいメンバーを加えて10人ほどになる見通しだが、立石氏は「再び原発を再稼動しようとしているこの時期になぜ縮小するのか。技術委員会の本来の役割を考えた時、必要を見て拡充すべきであり、それが県民へ対する責任であると思う」と県の方針を批判した。

さらに「(『高齢から高齢から新しい知見を取り入れづらくなる』との理由で非再任となったが)これまで委員は時々の課題へ真剣に対峙し、“汚染水”や複数号機を稼動させることなど新たな問題提起もしている。新しい委員を入れた上で、再任を求めている委員2人(立石委員と鈴木元衛委員)を入れればいい」と再任を強く訴え、3日に再び要望書を花角知事へ向けて提出する予定だ。

一方で立石委員は「県の方針は簡単には覆らないと考えているため、後任選出の準備を進めている。行政と自分たちの力関係を考えた時に、再任を求めるだけではなく冷静に次のことを考えていくことも必要」と明らかにした。立石委員は現在、地元の人間や大学の研究者からなる「柏崎刈羽原発活断層問題研究会」のメンバーなど、柏崎市と刈羽村周辺の地質に詳しい人物を検討しているという。

5898とはずがたり:2021/02/15(月) 20:58:43

<速報>福島第一原発、第二原発プールから溢水
2/14(日) 10:16配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/42da88f3b516bfa2ba9335626468578d7b518e66
福島民報

 東京電力は、地震の揺れにより福島第一原発5、6号機の各原子炉建屋の上部にある使用済み核燃料プールから少量の水があふれ出たと発表した。建屋外への流出は確認されておらず、外部への影響はないという。

 5、6号機の使用済み核燃料の冷却などに使用した水をためていたタンク一基からの水漏れも確認された。漏れた水はせきにとどまっているとしている。

 一方、福島第二原発では1号機原子炉建屋の使用済み核燃料プールから水があふれた。外部への影響はないとしている。

5899とはずがたり:2021/02/15(月) 20:59:20

社長を厳重注意、原発所長を減給 制御室不正入室、社員は出勤停止 東電
2/15(月) 14:14配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2c15a50a9da801b2a07635523820dadf16e5bad
時事通信

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で昨年9月、男性社員が他の社員のIDカードを使って原発建屋内の中央制御室に入った問題で、東電は15日、不正入室した社員を出勤停止30日とした。

 経営管理責任を問い、小早川智明社長を厳重注意、同原発の石井武生所長を減給10%(1カ月)とした。

 東電新潟本社の橘田昌哉代表は記者会見し、「地域の皆さまに申し訳ない」と謝罪した。

 東電などによると、社員は昨年9月20日、更衣室ロッカーに保管していたIDカードが見当たらず、無施錠だった隣のロッカーから同僚社員のカードを持ち出して中央制御室に入室した。

5900とはずがたり:2021/02/15(月) 21:00:29

福井 40年超の美浜原発3号機 再稼働に町長が同意表明
2021年2月15日 12時12分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210215/k10012867631000.html

運転開始から40年を超えた関西電力美浜原子力発電所3号機について地元の福井県美浜町は15日、再稼働への同意を表明しました。福井県内ではすでに高浜原発の2基が地元自治体から同意を得ていて、今後は40年を超えた3基の原発に対する福井県の判断が焦点となります。

原発の運転期間は原則40年に制限されていますが、原子力規制委員会の審査に合格すると最長60年まで延長が可能で美浜原発3号機はすでにこの審査に合格しています。

これについて15日、地元美浜町の戸嶋町長は町議会に対して町として再稼働に同意することを伝えました。

理由として国や関西電力から地域共生などに前向きに取り組む姿勢が示されたことなどをあげました。

福井県内では美浜原発のほか高浜原発1、2号機についても地元・高浜町がすでに再稼働に同意していて、今後は40年を超えた3基の再稼働について県の同意が焦点になります。

これについて福井県の杉本知事はこれまで使用済み核燃料を搬出する候補地を県外に示すことが再稼働議論の前提だとしてきました。

しかし先週、関西電力と国から青森県にある「中間貯蔵施設」を搬出先の選択肢の一つとするほか、別の場所の調整も続け、2023年末までに確定させる方針が説明されたことを受けて再稼働の議論を始める姿勢を示しています。

5901とはずがたり:2021/02/18(木) 11:03:38
sakikoさんのこれに
>風力の開発が遅れていて火力の発電量を風力が代替して燃料消費量を節約するに至ってないとまで書けば納得して貰えると思うw
と書いたら,
>より正確には「厳寒期にもブレードが凍結しない風力や雪がパネルに残らない太陽光の開発が遅れていて」ですね
とお返事頂いて,確かにこれは重要なポイントで奥羽越の日本海沿岸の開発には期待してるが確かに降雪や吹雪でどの程度発電が低下するのか、何か対策は考えているのか。
追加の対策が必要だとすると電力が足りない時期へのインセンティブは特に現行FIT組み込まれてない。
昼は過剰になりつつある太陽光なので南中前後の日中は安く,朝晩は高い値段で太陽光は買い取るべきだし,冬ピークを考えると厳冬期の風力を高めに買い取る必要があるな〜。

https://twitter.com/happysakiko1/status/1362013997520752640
happysakiko
@happysakiko1
今冬の需給逼迫の原因の一つは、火力依存の電源構成の下で火力の燃料不足が全国大の需給バランスに影響を与えたからとの電事連説明(基本政策小委)。「これなら『需給逼迫は原発が止まってたせいじゃ無い!』とご主張の方にも分かって貰えるかなあ」っていう電事連事務局担当者の呟きが聞こえた気がした

5902とはずがたり:2021/02/19(金) 13:28:18

なんだ??

柏崎原発 侵入検知設備を損傷
東電発表、核防護規定違反か
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20210219599785.html
2021/02/19 11:00

 東京電力は19日未明、柏崎刈羽原発の侵入検知に関わる核物質防護設備を1カ所誤って損傷させたと発表した。損傷は1月27日で、既に代替措置を講じ、原子力規制庁に報告した。規制庁は核物質防護規定に違反する可能性があるとの認識を示している。同原発では1月下旬に中央制御室への不正入室問題も発覚。核セキュリティー上の問題が相次いだことで、地元住民らの不信がさらに強まるのは必至だ。

 東電によると、同原発で故障が発生していた他の核物質防護設備も含め、代替措置の実施状況や復旧の見通しなどの詳細を2月15日に規制庁に報告した。また、福島第2原発で無効化済みのIDカードの紛失事案も判明し、17日に規制庁に届け出た。

 規制庁は同日、原子力規制委員会の更田豊志委員長に伝えた。これを受け、規制委は急きょ、18日午後5時半から臨時会議を開き、非公開で議論した。

 規制庁は2件について今後検査を行い、核物質防護規定に違反しているかどうかや、安全上の重要度を確認するという。問題の詳細については「施設の脆弱(ぜいじゃく)性をさらすことになるので差し控える」として公表しなかった。

 柏崎市の桜井雅浩市長は18日夜、新潟日報社の取材に「臨時会議が行われることは把握していたが、内容は分からない」と述べた。

 東電は「地域住民に不安を与えて申し訳ない。規制庁の指導を受けながら適切に対応するとともに、お知らせできる範囲で説明していきたい」としている。

 核物質防護規定は、事業者が核物質を扱うルールを定めたもの。規制委は既に不正入室問題を同規定違反と判断している。

5903とはずがたり:2021/02/21(日) 23:38:16
大丈夫かよ。平静を装ってるけどなかは完全にブラックボックスでよく解ってないから注水してるから大丈夫ってのは余りに楽観論。重大な関心を持って注視しているぐらい云うべき。

福島第一原子力発電所 1,3号機原子炉格納容器(PCV)の水位低下について
2021年02月19日
https://www.tepco.co.jp/press/mail/2021/1577225_9004.html
2021年2月19日
東京電力ホールディングス株式会社

 原子炉格納容器水位、温度等のパラメータを監視していたところ、2月18日に1号機の原子炉格納容器水位に低下が見られたことから、他のパラメータを確認したところ、1号機において2月15日以降、3号機において2月17日以降に原子炉格納容器温度計の一部に低下傾向が見られました。

 このため、2月18日に関連パラメータを評価していたところ、本日(2月19日)、1,3号機ともに原子炉格納容器水位が低下傾向にあると判断しました。

 なお、原子炉圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能(希ガスモニタ含む)、敷地境界のモニタリングポスト及びダストモニタ、構内ダストモニタに有意な変動は認められていないことから、外部への影響はないと判断しています。

 地震後の点検において、原子炉注水設備のパラメータ及び目視点検では異常が確認されておらず、原子炉への注水は適切に行われていることを確認しており、原子炉格納容器水位低下の要因としては地震による原子炉格納容器損傷部の状況変化も考えられるが、今後もパラメータを注視して監視していきます。

 原子炉建屋水位については現状では有意な変動は確認されていないが、パラメータの詳細評価及び監視を行っていきます。

5904とはずがたり:2021/02/22(月) 18:15:02
福島第一原発の地震計 去年7月に故障も修理せず 東京電力
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210222/k10012880781000.html
2021年2月22日 18時11分

今月13日に起きた地震について、東京電力は福島第一原子力発電所3号機に去年設置した地震計が故障していて地震データが記録できていなかったことを明らかにしました。これについて原子力規制委員会は、故障を把握しながら修理をしていなかった対応には問題があるとして、東京電力に理由や経緯の報告を求めました。

原子力規制委員会は22日、今月13日の地震による福島第一原発への影響や対応について東京電力から説明を受けました。

この中で、東京電力は3号機の原子炉建屋に去年3月、地震計2つを設置しましたが、その後、去年7月の大雨などで故障し、今回の地震の揺れのデータが取れていなかったことを明らかにしました。

地震計は、10年前の原発事故でダメージを受けている3号機の建屋への揺れの影響を評価するため設置したもので、東京電力は故障を把握していましたが修理を行っていませんでした。

22日の会合では東京電力は「対応が十分ではなく貴重な地震のデータが取れなかった」と述べ、対応の遅れを認めました。

これについて規制委員会は「地震の詳細な記録が取れなかったことは反省すべきで、対応に問題がある」などとして、東京電力に対してすぐ修理を行わなかった理由や経緯などについて報告を求めました。

5905名無しさん:2021/02/28(日) 06:31:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d454752ac87d20cb08eda32095f7ba81f6c1b713
東電、原発賠償額が10兆円超へ 避難の慰謝料、営業損害で
2/27(土) 17:38配信
共同通信
 福島第1原発事故を起こした東京電力による賠償支払額の累計(除染費用を含む)が、2021年度にも10兆円を超える見通しになったことが27日、分かった。避難に伴う慰謝料や営業損害などに対する支払額は2月19日現在で9兆7028億円に上り、事故から10年が過ぎても増えるのは確実。巨額賠償は地域への影響や原発のコストの大きさを映し出している。

 一方、避難者らの集団訴訟が相次ぐなど、これまでの支払い対応が被害の実情に見合っていないとの声も多い。東電が「最後の1人まで賠償貫徹」とする公約を果たす時期は見えないままだ。

5906名無しさん:2021/03/07(日) 10:56:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f90f86731a80cb830f072fa4f5d685df6c29031
政官業「原発復権」合唱 脱炭素のため?新増設の芽残す
3/7(日) 7:30配信
朝日新聞デジタル
 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故から10年を迎える今年、政府は国のエネルギー政策の方向性を決める「エネルギー基本計画(エネ基)」を改定する。未曽有の事故を目の当たりにした当時、多くの国民が日本のエネルギー政策のあり方を真剣に考えさせられた。あれから10年。脱炭素という大方針が打ち出され、改めて国民的な議論が必要ないま、政策決定の現場では、変わらぬ光景が繰り返されている。

 エネ基の改定を検討する経済産業省の審議会。議論が本格化した昨年末の会合は、「原発復権」を求める委員の大合唱となった。

 「(原発の)新増設の準備を始めるべきだ」と、元経産官僚の豊田正和・日本エネルギー経済研究所理事長が口火を切ると、「新規建設を正当に評価すべきだ」(原子力工学が専門の東大大学院の山口彰教授)、「小型炉など新しい原発は安全性や信頼性がいいという整理を」(NTTの澤田純社長)と、原発の新増設を求める声が相次いだ。

 もともと原発推進派の委員が目立つ審議会だが、菅義偉首相が昨秋、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすると表明したことで、その勢いが一気に増している。

 11年3月の原発事故前まで、発電時に二酸化炭素を出さない原発は脱炭素化の最大の「切り札」とされていた。事故前の民主党政権は、30年までに少なくとも14基以上の原発を新増設する計画を掲げ、「原子力ルネサンス」と呼ばれたほどだった。

 それが原発事故で一転、国内の原発は軒並み停止。新増設どころか廃炉を決める原発が相次ぎ、いまや国内の総発電量に占める原発の比率は約6%(19年度)に過ぎない。

 その事故から10年。政府の脱炭素宣言をてこに、国内で原発復権をめざす動きが強まっているのだ。

 「震災10年の節目で、原子力をもう一度立て直す必要がある」(閣僚経験者)

 2月24日、自民党の二階俊博幹事長が本部長を務める脱炭素実現のための党の会合でも、出席議員からは原発を後押しする声が続出した。昨年11月の会合には、大手電力を束ねる電気事業連合会の池辺和弘会長(九州電力社長)も出席。「新増設やリプレース(建て替え)が不可欠だ」と気勢を上げた。今夏にも決まる見込みの新たなエネ基に意見を反映させたい考えだ。

 政府は現在、国内の総発電量に占める原発の割合を30年度に「20〜22%」、太陽光など再生可能エネルギーを「22〜24%」にする目標を掲げる。今回の改定では、「50年の温室効果ガス実質ゼロ」の実現に向け、この目標をどう変えるかが最大の焦点となる。

 経産省は今年1月、同省の審議会に、50年の電源構成について、六つのシナリオを示した。再エネを60%、原発を10〜20%とする案を軸にしつつも、「再エネ100%、原発ゼロ」という案もあり、「あらゆる選択肢を検討する」(経産省幹部)と強調する。

 だが、審議会のメンバーの構成を変えるつもりはない。省中枢幹部は狙いを明かす。「再エネの拡大は、欧州などに比べて地理的な条件の悪い日本では限界がある。目いっぱいやっても、50〜60%すら厳しいとなれば、原発が欠かせないという結論になる」

 あえて再エネ重視の選択肢を多く示すことで反原発の世論や再エネ推進派に配慮した形をとりつつ、最後は原発維持に導くというシナリオだ。反発が強い新増設を正面から議論するより、将来の原発維持さえ担保できれば、新増設の芽が残せるという思惑もある。

朝日新聞社

5907とはずがたり:2021/03/09(火) 14:12:35
冬期の風力,早朝夕方の太陽光に割り増し買取,それ以外は値下げとかすりゃええんちゃうか。

新電力に利用者支援を要請 経産省、電力逼迫で高額料金の恐れ
https://mainichi.jp/articles/20210129/k00/00m/020/178000c
毎日新聞 2021/1/29 16:35(最終更新 1/29 16:35) 有料記事 294文字

 経済産業省は29日、寒波による電力逼迫(ひっぱく)問題を受けて、利用者の電気料金が高額になる恐れのある新電力に対し、支払いの猶予や分割払いなど利用者への支援策を柔軟に講じるよう要請したと明らかにした。

 昨年末から続いた寒波で暖房用の電力需要が高まった上に、火力発電燃料の液化天然ガス(LNG)の在庫…

5908とはずがたり:2021/03/09(火) 14:14:15

アメリカの核廃棄物施設はどうなってたんだっけ??

New Mexico’s governor comes out against nuclear waste site
https://www.sandiegouniontribune.com/business/energy-green/story/2019-06-10/new-mexicos-governor-comes-out-against-nuclear-waste-site

5909名無しさん:2021/03/15(月) 14:34:13
バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/4459-4463
菅さん支える自民議員も声援、党派超え続く異彩の勉強会 国会で10年「まともなエネルギー政策を」
3/15(月) 7:00配信
withnews

5910名無しさん:2021/03/17(水) 05:55:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/9921aab5f9b0057c6aeaa479b34bcc629f0efbd3
原発不祥事、底無しの様相 梶山経産相「再稼働段階にない」
3/16(火) 22:09配信
時事通信
 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)で相次ぐ不祥事が底無しの様相を呈している。16日には核物質防護設備の一部機能が停止し、不正侵入を検知できなかった恐れが新たに発覚。東電は福島第1原発事故に絡む賠償などで約16兆円の負担を背負う。柏崎刈羽原発の再稼働を収益改善の切り札と位置付けてきたが、原子力規制委員会から「組織的な管理機能低下」の烙印(らくいん)を押され、実現は見通せなくなった。

 梶山弘志経済産業相は16日夜に緊急の記者会見を開き、「(規制委から)最も厳しく評価された。このままでは再稼働できる段階にない」と述べた。管理体制の抜本的な改善を抜きに東電と国が目指す再稼働は困難との見通しを示した。

 柏崎刈羽原発では、社員が同僚のIDカードを不正利用して中央制御室に立ち入ったほか、完了と発表した安全対策工事が一部で未完だったことが立て続けに判明している。

 新潟県の花角英世知事はID不正をめぐり「全体に対する信頼の不安感が出るような事案だ」と批判しており、度重なる不祥事で東電の原発運営への不信と疑念が強まるのは必至だ。再稼働に必要な地元同意も一段と難しくなった。

5911名無しさん:2021/03/17(水) 18:57:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e714ce8776c1e2fa050e2d4eb9ec9a8028c54b1
市長「喪失感で怒りすら湧かない」原発テロ対策に不備、代替措置もお粗末
3/17(水) 14:22配信
読売新聞オンライン
 複数箇所で長期間にわたり、悪意のある第三者が侵入可能な状態だった――。原子力規制委員会は16日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所で昨年3月以降、外部からの侵入を検知する設備が故障し、十分な代替措置も取られていなかったと発表した。規制委は、核物質防護に関わる4段階の評価のうち、最も深刻なレベルと判断。中央制御室への不正進入に続く新たな問題の発覚に、新潟県内の地元首長は「喪失感で怒りすら湧かない」と語気を強めた。

知事「管理能力疑問」
 同原発では1月、所員が他人のIDを使って中央制御室に不正進入した事案が、読売新聞の報道で明らかになった。不正進入は第三者ではない所員による行為だったため、規制委は事案の重要度を4段階の下から2番目と評価した。だが、今回の事案はテロリストなど第三者の侵入につながりかねないもので、規制委は「核物質防護上重大な事態をもたらしたか、そうした事態になり得た」と、最も深刻度が高いと判断した。

 規制委によると、東電は1月27日、作業員が誤って侵入者を検知する装置を損傷させたと規制委に報告。2月15日にはさらに同様の機器が複数故障しているとし、代替措置を講じていることや復旧の見通しを報告した。

 だが、規制委の事務局を務める原子力規制庁が休日夜間の抜き打ち検査や模擬侵入を行ったところ、代替措置に全く実効性がないことが判明した。東電によると、不正侵入を検知できない可能性があると指摘された箇所は16か所に上る。このうち10か所は検知できない状況が30日を超えていたという。

 規制委の更田豊志委員長はこの日の記者会見で「代替措置は誰がどう見ても非常にお粗末なもの」と断じ、「わかっていてやらなかったのか、知識が足らなかったのか、なめているのか。そこに非常に強い関心を持っている」と話した。さらに「データ改ざんや隠蔽(いんぺい)は東電で際立っている。悪い意味で東電スペシャルなのではないか」と語気を強めた。

 さらに更田委員長は中央制御室への不正進入と今回の事案について、「二つの事案を別個に扱うことは不可能」と説明。一連の問題として、改めて東電に半年以内に報告書を提出することを求めるという。今後、1週間以内に東電から意見陳述要望や文書による意見表明がなければ事案の評価が確定し、延べ2000時間の追加検査が行われるとした。

 東電は同原発7号機の再稼働を目指しているが、更田委員長は今後行う検査には「1年以上かかる」との認識を示し、「検査に長期間要する中で、運転に向けた次のステップに進むことはない」と指摘した。

 東電は「社会の皆さまに、大変なご不安やご心配をおかけしていることを改めて深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。

「積み重ねがリセットされた」
 柏崎刈羽原発での新たな深刻な問題の発覚に、首長からは批判が相次いだ。

 花角知事は記者団の取材に応じ、「大変重大な事態だ。東電の管理能力についてますます疑問符がつく」と述べた。さらに、「規制委には、東電に原発の運転を遂行できる能力があるか、改めて評価してもらいたい」とし、近日中に規制庁を訪問する意向を明らかにした。

 柏崎市の桜井雅浩市長は記者会見を開き、「非常に衝撃をもって受け止めている。(再稼働に向けた)今までの積み重ねがリセットされた形だ。喪失感で怒りすら湧かない」と話した。

5912チバQ:2021/03/17(水) 20:13:29
>2月の休日の深夜に抜き打ち検査を実施したところ、代替措置が十分でないことが判明した。

すごい しっかりやってますね
https://news.yahoo.co.jp/articles/f751c8f7d34013ced017e36124dec53f5e7ab09d
不備続出に「あきれ果てる」 柏崎刈羽原発、揺れる地元
3/17(水) 9:00配信

この記事についてツイート
この記事についてシェア
朝日新聞デジタル
臨時記者会見で沈痛な表情を見せる桜井雅浩市長=16日夜、新潟県柏崎市日石町の柏崎市役所

 【新潟】東京電力柏崎刈羽原発の核物質防護の設備に複数の不備があり、テロリストの侵入など重大な事態につながりかねない状態が長期間続いていた。社員による不正入室の「内部脅威」だけでなく、外部への備えにも重大な問題があった。原発を動かす事業者としての適格性を根本から疑わざるを得ない事案に、更田豊志原子力規制委員長は、追加検査には「1年以上かかる」との見解を示し、年内の再稼働は絶望的となった。

 規制委は16日の臨時会議で「安全確保の機能または性能への影響が大きい」とし、4段階で最も深刻だとする暫定評価をまとめた。規制委によると、昨年3月以降、テロなど不正な侵入を検知する設備に複数箇所の故障があり、その状態が30日以上続いていた。東電は今年1月以降、複数回にわたって規制委に報告し、「代替措置をとっている」などと説明していた。だが、2月の休日の深夜に抜き打ち検査を実施したところ、代替措置が十分でないことが判明した。

 柏崎刈羽原発をめぐっては、今年1月に社員が同僚のIDカードを無断で使用して中央制御室に不正に入室する事案が判明。東電は3月10日、「厳格な警備業務を行い難い風土」が一因になったとする報告書を規制委に提出していた。

 規制委が実施していく追加検査について更田委員長はこの日の会見で「極めて早く進んだとしても1年以上かかる」と述べ、年内の再稼働は困難な状態となった。

 柏崎市の桜井雅浩市長は16日夜に臨時記者会見を開き、「非常に大きな衝撃をもって受け止めている」と語った。昨秋の市長選などで再三、再稼働の是非が議論された経緯を踏まえて「喪失感が大きい」と述べたうえで、「資質や意識を変えることができない会社の問題に帰するのではないか」と話した。また、今後の再稼働に向けてのスケジュールは「リセットされた」と語り、事実上白紙に戻ったとの認識を示した。

 花角英世知事は「ID不正使用よりさらに深刻な案件との評価であり、極めて重大な事態である。東電には改めて原因究明と再発防止策を求める」とコメントした。

 自民党県連の小野峯生幹事長は東電の担当者から電話で連絡を受けたという。全容は把握していないとした上で「(東電が原発を)運転できるのかということに波及しかねない大事件。あきれ果てる」と話し「県民の安全安心をちゃんと考えてもらいたい」と注文した。

 再稼働に反対している重川隆広県議(リベラル新潟)は「国がリーダーシップをとって東電とともに柏崎刈羽原発の安全性を一からチェックしなくてはならない」と提案した。

朝日新聞社

5913とはずがたり:2021/03/18(木) 15:07:05


東海第二原発 再稼働認めない判決 水戸地裁
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210318/k10012921701000.html
2021年3月18日 14時35分

茨城県東海村にある東海第二原子力発電所について、住民が巨大地震で重大な事故を引き起こす恐れがあるなどと訴えていた裁判で、水戸地方裁判所は事業者の日本原子力発電に再稼働を認めない判決を言い渡しました。東海第二原発は10年前の東日本大震災以降運転を停止しています。


伊方原発3号機 運転認める 去年の仮処分決定取り消す 広島高裁
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210318/k10012921581000.html
2021年3月18日 14時06分

愛媛県にある四国電力伊方原子力発電所3号機について、広島高等裁判所は、去年1月の仮処分の判断を取り消し、運転を認める決定を出しました。

愛媛県にある伊方原発3号機について、広島高等裁判所は去年1月、山口県南東部にある島の住民3人の申し立てを認め、地震や火山の噴火による具体的な危険があるとして、運転を認めない仮処分の決定を出しました。

四国電力が異議を申し立てたのを受けて、広島高裁の別の裁判長のもとで四国電力と住民の双方から意見を聞く手続きが行われ、原発の敷地の近くに活断層があるかどうかや、およそ130キロ離れた熊本県の阿蘇山で巨大噴火が起きた場合の影響などが争われました。

これについて、広島高裁は去年の仮処分の判断を取り消し、運転を認める決定を出しました。

伊方原発3号機をめぐって四国電力は、再稼働に向けて設置が義務づけられたテロ対策などの施設が完成することし10月までは運転停止が続くという見通しを示していて、今後、再稼働するまでには半年以上かかるとみられます。

5914とはずがたり:2021/03/18(木) 15:07:42

知事「中間貯蔵問題と40年超は別」
福井県議会に原発再稼働是非議論を再要請
2021年3月1日 午前11時30分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1269389

 福井県議会は2月26日、本会議を再開し、西本恵一議員(公明党)ら5人が一般質問した。運転開始から40年を超える関西電力の原発3基の再稼働の同意判断について杉本達治知事は、使用済み核燃料中間貯蔵施設の県外立地問題とは切り離して検討する考えを表明し、県会にも再稼働の是非に絞った議論を再度要請した。中間貯蔵施設の県外立地については「引き続き関電や国の取り組みを確認する」と述べ、理解を求めた。

 田中宏典議員(県会自民党)への答弁。

 杉本知事は「本来、中間貯蔵施設と40年超原発の問題は別々の事柄」と強調。その上で、中間貯蔵施設の計画地点の提示は「関電と県の信頼関係の問題」だったとして、再稼働の是非を判断する議論に入る「前提」と位置付け、国や関電に実現を強く求めてきたと説明した。

 中間貯蔵施設を巡る関電の回答について知事は「一定の前進があった」と評価しているが、計画地点の確定に向けて「国と関電が今後も最大限努力する必要がある。確実に実現するよう取り組み状況を絶えず確認し、必要な申し入れを行う」との考えを示した。

 一方、再稼働の同意判断に関しては、国の許認可手続きが全て終了し、立地町長が同意している現状を踏まえ「安全の確保、地域住民の理解と同意、地域の恒久的福祉の実現という原子力行政の3原則を基本に、県民益を第一に責任ある対応をしていく必要がある」と述べた。

 本会議の終了後、杉本知事は記者団の取材に対し、二つの問題を分けて議論するよう求めた理由について「中間貯蔵施設が前提という話と、40年超原発再稼働の議論がごちゃごちゃになっていた」と説明。「今後は議会でのスムーズな再稼働議論を期待する」とした。

 最大会派・県会自民党の山岸猛夫会長は記者団に、3月11、12日に開かれる予算決算特別委員会で知事に真意を確かめる考えを示し「その議論を踏まえ、会派としての今後の方向性をまとめたい」と述べた。

5915とはずがたり:2021/03/18(木) 15:08:00
福井県議会、原発結論出ず閉会
40年超再稼働工程見直しか
2021年3月17日 午後5時02分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1279624

 福井県にある運転開始から40年を超えた関西電力の原発3基の再稼働を議論していた県議会は17日、結論が出ないまま閉会した。立地する高浜、美浜両町は再稼働に同意したが、杉本達治知事の判断に先立つ県議会同意には至らず、関電は工程の見直しを迫られる。

 最大会派の県会自民党は、国や関電による原子力政策の位置付けや、立地自治体の振興策が不十分だと指摘していた。条件がそろえば閉会中も再稼働の議論を進めるとしている。杉本知事は17日、国などに具体的な回答を求めた上で、再び県議会に議論を促す考えを示した。

5916とはずがたり:2021/03/18(木) 15:08:17

地元で募る不信「東電は何も学んでいない」…原発テロ対策不備に
3/18(木) 10:34配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/989f5844d0ab2933234b205fd8acfcbd65201dd2
読売新聞オンライン

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所で侵入者を検知する複数のテロ対策設備が長期間機能していなかった問題で、新潟県民からは「全国民に関わる問題だ」「再稼働は考えられない」など、怒りや不安の声が相次いだ。所員が他人のIDカードを使って中央制御室に不正進入した事案や安全対策工事未完了の相次ぐ判明と、同原発で深刻な不祥事が続発している事態に、東電に対する不信感はかつてないほど高まっている。

容認派も怒り
 東電にとって、福島第一原発事故後初となる再稼働を目指す柏崎刈羽原発7号機。これまで一貫して再稼働容認の立場を示してきた品田宏夫・刈羽村長は「東電が長年にわたり発電をしなかったことで、原子力に関する管理能力がさびたのだろう」と指摘した。「結果として、再稼働が遅れることも仕方がない」と前置きしつつ、「東電自らが士気を上げ、課題を解決するしかない」と話した。

 今回のテロ対策不備の発覚を受けて原子力規制庁が実施する追加検査には、「1年以上かかる」(更田豊志・原子力規制委員長)とされる。同原発の早期再稼働は事実上不可能になった。

 再稼働に向けて前向きに検討してきた自民党県連の小野峯生幹事長は「東電は立ち止まるのではなく、原点に立ち返らないといけない。原子力部門から撤退するかどうかの瀬戸際だ」と痛烈に批判。規制委には「東電が原発の運転を任せるに足る企業なのかどうか、厳しく精査してほしい」と強く求めた。

「何も学んでない」
 柏崎刈羽原発の地元住民や、福島第一原発事故を経験した避難者からも厳しい声が相次いだ。

 「震災で原発の恐ろしさがわかったはずなのに、東電は何も学んでいないのか」

 原発事故後、福島県南相馬市から避難してきた新潟県三条市の会社員男性(32)は怒りをあらわにし、「原発事故は子供や孫の世代まで影響が及ぶ。被災者みんなで再稼働反対の声を上げていくべきだ」と話した。

 反原発の市民団体で活動する新潟県刈羽村十日市の主婦(75)は「あまりにも無責任で無防備。会社の体裁を保っていない」と厳しく指摘。「現状は(柏崎刈羽原発の事故時の)避難の議論も不十分なのに、テロが起きたら村民はどうなるのか」と語気を強めた。

「危機感ないのでは」
 原発事故時に屋内退避などが求められる原発5〜30キロ圏内の緊急時防護措置準備区域(UPZ)。同区域にあたる同県上越市柿崎区で旅館を経営する男性(78)は「不正進入や工事未完了に続き、今回の事案がわかった。東電は危機感を持っていないのではないか。事故が起きれば、放射能に汚染されなくても風評被害を受ける」と憤った。

 同区の民宿の社長(46)は「原発によって地元経済が潤う面はあるが、事故は絶対にあってはならない。東電はこれを機に、二度と不祥事が起こらないよう管理してほしい」と注文した。

 先日、柏崎刈羽原発を見学し、「しっかり管理されているとの印象をもった」と語るのは同県津南町の農業男性(41)。「すでにある原発なら動かしてもいいのではとの気持ちもあった」と振り返ったが、「今回の事案で裏切られた」と語った。

 日本海を挟んで同原発の対岸にある同県佐渡市。同市鷲崎、内海府漁業協同組合組合長は「電気は大事だが、自分たちの命を守る方が先」と強調。福島第一原発事故で海産物などへの風評被害があったことも例に挙げ、「何かあったら地元が大変なことになる」と話した。

5917とはずがたり:2021/03/22(月) 12:01:06

東京電力社長、3.11取材拒否 福島来県せず、訓示はオンライン
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210311-593206.php
2021年03月11日 08時50分

 東京電力は10日、原発事故後に福島第1原発などで行ってきた3月11日の社長訓示について、今年はオンライン形式とし、終了後の報道陣の取材に応じないと公表した。原発事故後、東電の社長が3月11日に本県を訪れず、取材にも応じないのは初めて。原発事故から10年が経過する中、小早川智明社長自らが説明責任を放棄した形となり、東電の当事者としての責任感が薄れていることが浮き彫りになった。

 東電は5日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、今回の社長訓示をオンライン形式で行うと発表。福島民友新聞社などは東電に対し、小早川社長に当日のオンライン取材の対応を申し入れていたが、10日に「限られた時間の中、オンライン取材に応じれば報道各社への対応に差が出る」と拒否回答があった。

 東電の社長は例年、3月11日に廃炉作業の最前線となる県内の各現場を訪れてきた。震災が起きた午後2時46分に黙とうし、事故の教訓や本県復興に向けた思いを社員に訓示した後、報道陣の取材に応じるのが通例だった。東電を巡っては、福島第1原発3号機の地震計を故障したまま放置するなど安全対策を軽視する動きも目立ってきている。

5918とはずがたり:2021/03/24(水) 20:19:07

これ近づくことすら出来ないとんでもない線量のデブリ剥き出しの原子炉中心部の冷却水がダダ漏れしてるってことだよねぇ。。敷地の地下に静かに拡がってるとすると可成り怖い。地下の水の流れとか解ってない部分も多いだろうし数ヶ月後や数年後どうなるのか。

福島第一原発1号機 格納容器の水位低下続き注水量増やす措置
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210323/k10012929951000.html
2021年3月23日 7時16分

原発事故で発生した燃料デブリを冷やす注水が行われている福島第一原子力発電所の1号機で、先月13日の地震のあと、デブリのある格納容器の水位の低下が続いていることから、東京電力は、注水の量を増やす措置をとりました。

福島第一原発では、事故で溶け落ちた核燃料と構造物が混じり合った燃料デブリを冷却するため、注水が続けられていますが、このうち1号機では、先月13日の地震のあと、デブリがある格納容器で水位の低下傾向が続いています。

東京電力によりますと、22日午後8時24分の時点で、水位が格納容器の底の部分からおよそ90センチとなり、これ以上水位が下がると監視ができなくなるおそれがあるとして、注水の量を増やす措置をとりました。

注水量は、これまでの1時間当たり3立方メートルから4立方メートルに増やしたということです。

注水に使う水は循環させて再利用しているため、汚染水の発生量に大きな影響はないとしています。

東京電力は、水位低下の原因について10年前の原発事故による格納容器の損傷部分が先月の地震の揺れで広がり、これまでよりも多くの水が漏れている可能性があるとしています。

東京電力は、燃料デブリの冷却は継続され、漏れた水は建屋内にとどまっていて、安全上の問題はないとして引き続き水位を監視するとしています。

5919とはずがたり:2021/03/24(水) 21:21:38
>格納容器の水位の低下が続いてい

>注水量は…増やした

>水は循環させて再利用しているため汚染水の発生量に大きな影響はない
とのことだけど,
>漏れた水は建屋内にとどまっていて
とある。これが元々の「水位が低下が続いている」と両立する為には格納容器からは漏れたが容器を取り囲む建屋内には残ってるって事で建屋から外部に放射能や水は漏れてないってのはどう担保されてんだ??ちゃんと調べてるの?

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210323/6050013899.html
福島第一原発 先月の地震後に水位低下続き注水量増加
03月23日 10時13分

原発事故で発生した燃料デブリを冷やす注水が行われている福島第一原子力発電所の1号機で、先月13日の地震のあとデブリのある格納容器の水位の低下が続いていることから東京電力は、注水の量を増やす措置をとりました。

福島第一原発では、事故で溶け落ちた核燃料と構造物が混じり合った燃料デブリを冷却するため、注水が続けられていますが、このうち1号機では先月13日の地震のあと、デブリがある格納容器で水位の低下傾向が続いています。
東京電力によりますと、22日午後8時24分の時点で、水位が格納容器の底の部分からおよそ90センチとなり、これ以上、水位が下がると監視ができなくなるおそれがあるとして、注水の量を増やす措置をとりました。
注水量はこれまでの1時間あたり3立方メートルから4立方メートルに増やしたということです。
注水に使う水は循環させて再利用しているため汚染水の発生量に大きな影響はないとしています。
東京電力は、水位低下の原因について10年前の原発事故による格納容器の損傷部分が先月の地震の揺れで広がり、これまでよりも多くの水が漏れている可能性があるとしています。
東京電力は燃料デブリの冷却は継続され、漏れた水は建屋内にとどまっていて、安全上の問題はないとして引き続き水位を監視するとしています。

5920とはずがたり:2021/03/26(金) 11:37:07

福島第1原発で見つかった「桁違い」の高濃度汚染
原子炉格納容器の上ぶた、デブリに匹敵の4京ベクレル
https://this.kiji.is/745993404790423552
2021/3/25 07:00 (JST)
c株式会社全国新聞ネット

 史上最悪レベルの原子力災害となった東京電力福島第1原発事故から10年の3月、原子力規制委員会は事故原因に関する報告書を取りまとめた。炉心溶融が起きた1〜3号機の原子炉格納容器の上ぶたに、溶融核燃料(デブリ)に匹敵する高濃度の放射性物質が付着していると指摘し、今後の廃炉作業に警鐘を鳴らす。廃炉の計画は大幅に見直しを迫られる可能性が高く、政府と東電が「2041〜51年」としている廃炉の完了は極めて困難な情勢だ。(共同通信=広江滋規)

5921名無しさん:2021/03/26(金) 17:35:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/721e9c0798097ff43392dc8076dc1afc1b44b42f
電気料金1000円超値上げ 再生可能エネルギー普及へ
3/25(木) 12:42配信
フジテレビ系(FNN)
太陽光や風力など、再生可能エネルギーの普及のため、家庭の電気料金に上乗せされる負担額が、2021年度は1,000円以上値上がりして、初めて年間1万円を超える。

再生可能エネルギーから作られた電力は、大手電力会社が買い取り、その費用の多くが電気料金に上乗せされて国民が負担する仕組みとなっている。

経済産業省によると、2021年度の買い取り費用は、全体でおよそ3兆8,000億円で、標準的な家庭の場合、年間の負担額は1,188円値上がりし、1万476円となり、初めて1万円を超える。

政府は、再生可能エネルギーの導入を拡大していく方針で、今後、国民負担が増加する可能性もある。

5922とはずがたり:2021/03/26(金) 18:20:52

調整力電源である石狩ガスエンジン発電所が増強されてた。

北ガス 石狩発電所 93.6MW (+15.6MW) 12台
北ガス 札幌発電所 15.6MW >>5638 2台

廃止出来ないままになってる音別のガスタービン発電所も北ガスと共同でガスエンジン発電所として更新できひんのかね。釧路でも経営やってるやろ。
個人的には豊富な釧路地区の太陽光発電の電気を使って蓄電池で行って欲しいけどまだ高価なんかなぁ。。

北ガス、石狩ガスエンジン発電を20%増強 再エネ拡大に調整電源として貢献
2020年12月11日掲載
https://www.kankyo-business.jp/news/026798.php

北海道ガス(北海道札幌市)は12月1日、北ガス石狩発電所(北海道石狩市)で、増設分のガスエンジン発電設備からの電力供給を開始した。発電容量を従来の78,000kW(10台)から93,600kW(12台)に増強した。

増強の目的は大きく2つ。ひとつは今後の需要拡大に対応する自社電源を整備し、供給安定性・経済性を向上すること。2つ目は、ガスエンジン発電の幅広い出力変動機能を活かした調整電源として、再生可能エネルギーの導入促進に貢献することだという。

北海道ガスが自社電源比率7割に迫る、石狩発電所増強で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC07A5Q0X01C20A2000000/
2020年12月8日 19:00 [有料会員限定]

5923とはずがたり:2021/03/28(日) 12:50:14

再稼働に狂奔してた自民党連中が梯子外されて怒り狂ってるな。

まあ自民党主導でも良いから柏崎刈羽を東電から切り離せばええんちゃうか。日本原電辺りに買わせれば良い。序でに浜岡や大間も買わせてJERAグループや電発Gを脱原発しよう♪経営戦略から原発の軛が外れれば自由度が増して身軽になる。不透明な地元対策費出さなくても良くなるし。

「もうあきらめて出て行ってくれないか」柏崎刈羽原発、地に落ちた東電への信頼 再稼働へ地元の同意見通せず
https://www.tokyo-np.co.jp/article/94046
2021年3月27日 06時00分

 東京電力が経営再建の柱としている柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働が「凍結」された。自ら引き起こしたテロ対策設備の不備が原因だ。社長が立地自治体で謝罪行脚したものの、同県議会の自民党会派からも「企業の体をなしていない」と厳しい声が上がった。東電の信頼は、福島第一原発事故から10年で完全に失われた。(小野沢健太)

◆「原発運転する資格あるのか」
 「原発を運転する適格性があるのか、疑問符が付く状況だ」。同県の花角英世知事は25日、県庁を訪れた小早川智明社長に淡々と言った。小早川氏が「私が先頭に立って原因究明と再発防止に取り組む」と釈明するも「行動と実績で示してください」と静かな声で突き放した。
 東電の応援団となるはずの県議会最大勢力の自民党は、党県連幹事長の小野峯生みねお県議が「撤退もありえることを基本に、今後を考えてください」と迫った。
 直後、県議会は、政府と国会に対して「東電に原発を運転する資格があるのか」を再審査するよう求める意見書を全会一致で可決。県議会から「再稼働」を議論する空気が消えた。

◆経済浮揚に期待、擁護の声も
 一方、原発が立地する柏崎市と刈羽村では26日、小早川氏の訪問が歓迎され、東電擁護の発言が相次いだ。東電は原子力規制委員会の再稼働審査を通過した7号機について、早期稼働を計画。約1000億円のコスト削減が見込める上、低迷する地元経済界も好機ととらえているからだ。
 刈羽村の品田宏夫村長は規制委が事実上の運転禁止を命じる方針に、「事実関係をしっかりと主張するべきだ」と反論するよう促した。柏崎市の桜井雅浩市長も「再稼働は必要。2度とこういう事態にならないよう対処してもらいたい」とくぎを刺すにとどめた。
 それでも東電の組織的なずさんさが露呈し、再稼働推進を議論する状況ではなくなった。柏崎市議会の真貝維義つなよし議長は取材に「経済界から再稼働を求める請願を議会で審議するはずだったが、できなくなった。非常に残念だ」と悔しがった。

◆新潟県の検証、より慎重に
 柏崎刈羽原発は、規制委と地元自治体の手続きがストップしたため、再稼働の時期は不透明に。県知事が稼働の可否の判断材料とする「福島事故の検証作業」も終わりが見通せない。
 2017年から続く県の検証は、有識者が「事故原因」「健康と生活への影響」「避難」の三つをテーマにしている。
 避難委員会の副委員長を務める佐々木寛・新潟国際情報大教授は「避難の判断は、東電からの情報に頼らざるを得ない。東電が信用できないのだから、より慎重に検証する必要がある」と指摘する。
 来年は知事選があり、再稼働の争点化を避けるために早めに同意判断をする観測も流れていた。ただテロ対策設備の不備が明らかになった1月以降、検証作業はストップしている。
 東電トップは今回、県議会で野党会派とは面会せず、地元住民に直接説明する場も設けなかった。原発から約3キロに住む刈羽村の安沢蔵明さん(86)は、うんざりした様子で語った。
 「原発は国策だから仕方なく受け入れてきた。福島の事故も今回の不祥事も、東電がだらしないから起きた。もうあきらめて出て行ってくれないか」

5924とはずがたり:2021/03/29(月) 17:18:10
うおっ。。会社分割とか色々駆使してて落ち着かない感じではあったけど,,

新中袖はエフビットに売却してた。2024年まではエフビットとエフパワーの顧客に電力供給し,その後はエフビットの顧客向け以外は日本卸電力取引所(JEPX)に売電するそうな。

エフオン
木質専焼バイオマス発電所
大信発電所 発電出力:12,100kW 運転開始:H18年10月
日田発電所 発電出力:12,000kW 運転開始:H18年11月
豊後大野発電所 発電出力:18,000kW 運転開始:H28年8月

エフビットコミュニケーションズ(株)(本社:京都市南区)
2020年8月5日に株式会社新中袖発電所の全株式取得
新中袖発電所
商業運転開始日    2014年9月1日
発電方式        ガスタービンコンバインドサイクル発電方式
発電出力        112.4MW(送電端 110.0MW)

新電力大手のF-Powerが会社更生法申請、負債総額約464億円
https://energy-shift.com/news/625fa7a1-6148-4ed3-9228-d3e6a0565e79
EnergyShift編集部
2021/03/25

新電力大手のF-Powerは2021年3月24日、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全管理命令および強制執行等にかかる包括的禁止命令を受けた。

売上高約1,600億円が、1年後約720億円に減少
F-Powerは、ファーストエスコ(現・エフオン)の電力ビジネス事業を会社分割により継承し、2009年4月に設立した大手新電力の一角だ。

特定規模電気事業者(PPS)として自社では発電設備を持たず、グループ会社の新中袖発電所や、東京都公営水力発電所、民間企業が持つ自家発電所のほか、日本卸電力取引所(JEPX)から電力を調達し、小売販売を展開。供給先は官公庁はじめ企業、工場、店舗、一般家庭まで拡大し、2018年4月には契約電力が400万kWを突破。帝国データバンクによると、新電力最大手となり2019年6月期には売上高約1,606億円を計上していたという。

しかし、近年は大手電力会社や他の新電力との競争が熾烈となり、電力供給において事業者向け、および一般家庭向け両部門での落ち込みをよぎなくされ、2020年6月期の売上高は約722億円に減少していたという。

事業環境が悪化する中、今冬の電力需給のひっ迫、それに伴う市場価格の高騰により、電力調達コスト負担が増加するなど資金繰りが悪化。自主再建を断念し、法的手続きにより再建を目指すことになった。

F-Powerによると、「当社の事業に対して複数のスポンサー候補者が支援について検討しており、今後、保全管理人の元でスポンサー選定手続きが実施されることになる」としている。

卸価格の高騰は多くの新電力にも影響を及ぼす
今回の事態を受け、電力・ガス取引監視等委員会は、「小売電気事業を引き続き行うこと、今後の電力供給には全く支障はないこと、電気の使用者との契約内容については変更することなく電力供給を行うことの報告を受けている」とコメントしている。

帝国データバンクによると、申請時の負債は債権者約315名に対し約464億円にのぼるという。新電力の大型倒産は、2016年4月に破産した日本ロジテック協同組合の負債約162億8,200万円を上回り、過去最大となる。

卸電力価格の急激な高騰によって、小売電気事業の休止や新規契約の受け付けの一時停止を行う新電力はあったが、破綻はF-Powerがはじめてだ。しかし、卸価格高騰は多くの新電力の財務を毀損しており、ドミノ倒産が起こるのか。市場関係者は注視している。


新電力エフビット、火力発電所を買収 同業から20億円規模
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63336090S0A900C2TJ2000/
2020年9月3日 11:00 [有料会員限定]

5925とはずがたり:2021/04/01(木) 16:48:12
東海第2差し止め 敗訴の原告ら控訴 「広域で被ばく明らか」 /茨城
https://mainichi.jp/articles/20210401/ddl/k08/040/049000c
毎日新聞 2021/4/1 地方版 有料記事 408文字
 日本原子力発電の東海第2原発(東海村)の運転差し止めを巡る訴訟で、水戸地裁判決で敗訴した原告120人が31日、東京高裁に控訴した。

 18日の判決では、東海第2の避難計画が「極めて不十分で安全性に欠ける」と指摘。住民の人格権を侵害する具体的危険があるとして、日本原電に運転差し止めを命じた。訴えが認められたのは原告224人のう…

5926名無しさん:2021/04/03(土) 07:57:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/6add283a04ddd69ca97e63237ddd873a36f09bc2
石炭火力輸出の支援停止へ 国際世論に配慮、方針転換 政府
3/29(月) 17:32配信
時事通信
 政府が、民間による石炭火力発電所の輸出に対する支援を全面停止する方向で検討を始めたことが29日、分かった。途上国に日本の高効率な石炭火力を輸出すれば、二酸化炭素(CO2)削減につながるとの考えから、政府はインフラ輸出の柱に位置付けてきた。しかし、地球温暖化対策を強く求める国際世論に配慮し、方針を転換する。

 政府はこれまで、石炭火力の輸出について政府系金融機関を通じて低利融資などを実施。国際的な批判により昨年7月、相手国が脱炭素化に取り組んでいる場合に限定するなど要件を厳格化した。今後は、新規案件はすべて支援を見送る方向で検討する。4月下旬に開かれる気候変動の首脳会議(サミット)での表明を目指す。

5927とはずがたり:2021/04/03(土) 13:42:30
高浜4号機、放射能含む冷却水漏れ 原子炉容器引出管で /福井
https://mainichi.jp/articles/20210403/ddl/k18/040/286000c
毎日新聞 2021/4/3 地方版 有料記事 379文字

 関西電力は2日、定期検査中の高浜原発4号機(高浜町)で、原子炉容器の上ぶたを貫通する「温度計引出管」から放射能を含む1次冷却水がわずかに漏れているを発見したと発表した。当該部分にある密閉のためのパッキンを交換したところ、にじみが止まった。環境への放射能の影響はなかったとしている。

 この一連の作業のため、今月上旬に予定さ…

この記事は有料記事です。 残り218文字(全文379文字)

5928とはずがたり:2021/04/04(日) 18:11:21
https://twitter.com/happysakiko1/status/1378623262813351941
happysakiko
@happysakiko1
毎日新聞の日本の「核のごみ」のカナダ受入構想
https://mainichi.jp/articles/20210404/k00/00m/030/058000cって話、元ネタのCBC記事https://cbc.ca/news/canada/montreal/chretien-nuclear-waste-project-1.5971996読んでみたら、日本側相談相手は共〇通信OBで現在広報を専門とする会社の会長らしい。

政治家OBや広報関係者やらが相談してどうなる様な話じゃないよ。とうことで本件議論終了

「議論終了」と言いながら追記。CBC記事読むと、クレティエン元首相の構想は手始めに日本ってことで、基本的には加産ウランの購入国を対象にしてるらしい。ウランを買ってくれたんだからSFは加で引き取ってあげようと。有難い話だけど、加産ウランを原発で燃やしてる国って世界中の殆どの原発だと思う

日本の「核のごみ」、カナダで受け入れ構想か 公共放送が報道
https://mainichi.jp/articles/20210404/k00/00m/030/058000c
毎日新聞 2021/4/4 15:00(最終更新 4/4 16:30) 1076文字

 日本の原子力発電所から出る放射性廃棄物「核のごみ」について、カナダ公共放送CBCは1日、カナダ北東部で地中に埋める処分場を作り、日本から受け入れる構想があると報じた。構想にはクレティエン元首相が関与。昨年4月、日本原子力産業協会の元幹部らがカナダを訪問して話し合う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送りになったという。一方、地元政界は構想実現の可能性を否定している。

 クレティエン氏は現在のトルドー首相と同じ自由党に所属し、1993年から2003年まで首相を務めた。カナダ政府や日本政府の関与は不明だが、構想が事実なら日本からの核のごみの「輸出計画」が秘密裏に持ち上がっていたことになる。

 CBCは当事者間のメールを入手して報道。処分場建設の構想があるのは北大西洋に面したニューファンドランド・ラブラドル州で、米エネルギー省の元高官やカナダの企業家が加わっている。クレティエン氏は19年夏に日本側にあてた書簡で「地層処分構想を進めるためにカナダ政府や州、パートナー国での議論を調整し、そこに参加するつもりだ」として会合に招待。日本側の一人は「情報が漏れないよう最大限の注意を払う必要がある」とした上で「個人として参加する」と返信したという。

 弁護士であるクレティエン氏は、CBCの取材に対し直接的な関与は否定しながらも、自身の所属する法律事務所が「(構想を)推進したいグループのために法律業務をしている」と構想の存在を認めた。その上で、ウラン生産が盛んなカナダの状況に言及し、「ウランを売ることで我々は金をもうけた。我々のウランを買った国が直面する問題を解決する手助けをすべきだ」と持論を述べた。

 カナダでは核燃料廃棄物管理機関が核のごみを埋める最終処分場の建設計画を進めているが、候補地は内陸にある東部オンタリオ州の2カ所になっている。CBCによると、ニューファンドランド・ラブラドル州のヒューレイ州首相は、20年夏にクレティエン氏から構想を聞かされたが、拒否したと説明。州政府内で正式に議論される可能性について「ゼロだ」と述べた。

 日本は原発で使われた核燃料を再利用する「核燃料サイクル政策」を目指している。使用済み核燃料の再処理後に残る高レベル放射性廃棄物は地中深くに埋める「地層処分」を計画。だが最終処分場は決まっておらず、現在は青森県六ケ所村などの施設で保管されている。クレティエン氏は、保管するのは「使用済み核燃料」と説明しており、再処理前の使用済み核燃料を受け入れることを想定している可能性もある。【ニューヨーク隅俊之】

5929とはずがたり:2021/04/04(日) 18:12:29
https://twitter.com/happysakiko1/status/1378623262813351941
happysakiko
@happysakiko1
毎日新聞の日本の「核のごみ」のカナダ受入構想
https://mainichi.jp/articles/20210404/k00/00m/030/058000cって話、元ネタのCBC記事https://cbc.ca/news/canada/montreal/chretien-nuclear-waste-project-1.5971996読んでみたら、日本側相談相手は共〇通信OBで現在広報を専門とする会社の会長らしい。

政治家OBや広報関係者やらが相談してどうなる様な話じゃないよ。とうことで本件議論終了

「議論終了」と言いながら追記。CBC記事読むと、クレティエン元首相の構想は手始めに日本ってことで、基本的には加産ウランの購入国を対象にしてるらしい。ウランを買ってくれたんだからSFは加で引き取ってあげようと。有難い話だけど、加産ウランを原発で燃やしてる国って世界中の殆どの原発だと思う

日本の「核のごみ」、カナダで受け入れ構想か 公共放送が報道
https://mainichi.jp/articles/20210404/k00/00m/030/058000c
毎日新聞 2021/4/4 15:00(最終更新 4/4 16:30) 1076文字

 日本の原子力発電所から出る放射性廃棄物「核のごみ」について、カナダ公共放送CBCは1日、カナダ北東部で地中に埋める処分場を作り、日本から受け入れる構想があると報じた。構想にはクレティエン元首相が関与。昨年4月、日本原子力産業協会の元幹部らがカナダを訪問して話し合う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送りになったという。一方、地元政界は構想実現の可能性を否定している。

 クレティエン氏は現在のトルドー首相と同じ自由党に所属し、1993年から2003年まで首相を務めた。カナダ政府や日本政府の関与は不明だが、構想が事実なら日本からの核のごみの「輸出計画」が秘密裏に持ち上がっていたことになる。

 CBCは当事者間のメールを入手して報道。処分場建設の構想があるのは北大西洋に面したニューファンドランド・ラブラドル州で、米エネルギー省の元高官やカナダの企業家が加わっている。クレティエン氏は19年夏に日本側にあてた書簡で「地層処分構想を進めるためにカナダ政府や州、パートナー国での議論を調整し、そこに参加するつもりだ」として会合に招待。日本側の一人は「情報が漏れないよう最大限の注意を払う必要がある」とした上で「個人として参加する」と返信したという。

 弁護士であるクレティエン氏は、CBCの取材に対し直接的な関与は否定しながらも、自身の所属する法律事務所が「(構想を)推進したいグループのために法律業務をしている」と構想の存在を認めた。その上で、ウラン生産が盛んなカナダの状況に言及し、「ウランを売ることで我々は金をもうけた。我々のウランを買った国が直面する問題を解決する手助けをすべきだ」と持論を述べた。

 カナダでは核燃料廃棄物管理機関が核のごみを埋める最終処分場の建設計画を進めているが、候補地は内陸にある東部オンタリオ州の2カ所になっている。CBCによると、ニューファンドランド・ラブラドル州のヒューレイ州首相は、20年夏にクレティエン氏から構想を聞かされたが、拒否したと説明。州政府内で正式に議論される可能性について「ゼロだ」と述べた。

 日本は原発で使われた核燃料を再利用する「核燃料サイクル政策」を目指している。使用済み核燃料の再処理後に残る高レベル放射性廃棄物は地中深くに埋める「地層処分」を計画。だが最終処分場は決まっておらず、現在は青森県六ケ所村などの施設で保管されている。クレティエン氏は、保管するのは「使用済み核燃料」と説明しており、再処理前の使用済み核燃料を受け入れることを想定している可能性もある。【ニューヨーク隅俊之】

5930とはずがたり:2021/04/05(月) 13:39:47
底にあるよりも蓋に有った方が捕獲はしやすいんじゃないのか?

また日本中がチェルノブイリになるのを防いだ殊勲賞ものの蓋ではないか。

福島第1原発で見つかった「桁違い」の高濃度汚染
原子炉格納容器の上ぶた、デブリに匹敵の4京ベクレル
https://this.kiji.is/745993404790423552
2021/3/25 07:00 (JST)
c株式会社全国新聞ネット

 史上最悪レベルの原子力災害となった東京電力福島第1原発事故から10年の3月、原子力規制委員会は事故原因に関する報告書を取りまとめた。炉心溶融が起きた1〜3号機の原子炉格納容器の上ぶたに、溶融核燃料(デブリ)に匹敵する高濃度の放射性物質が付着していると指摘し、今後の廃炉作業に警鐘を鳴らす。廃炉の計画は大幅に見直しを迫られる可能性が高く、政府と東電が「2041〜51年」としている廃炉の完了は極めて困難な情勢だ。(共同通信=広江滋規)

 ▽上ぶたがセシウムを「捕獲」

 格納容器の上ぶたは鉄筋コンクリート製の3層構造。現場でロボットを用いて測定した放射線量などから、いずれも上から1枚目と2枚目の間に、1号機で100兆〜200兆ベクレル、2号機は2桁違う2京〜4京ベクレル、3号機は3京ベクレルの放射性セシウムが存在する可能性が高いと結論付けた。それより下層の詳細や付着したメカニズムは分かっていない。

 事故当時、1〜3号機にあったと推定される計約70京ベクレルの放射性物質のうち、大気中に放出されたのは約1・5京ベクレルで、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の約8・5京ベクレルに比べ少なかったとされる。規制委の調査チームは「上ぶたが放射性物質を捕獲したことが主な理由だ」と分析した。

 一方、人を容易に寄せ付けない高濃度の汚染は、今後の廃炉作業に影響を及ぼしかねず、更田豊志(ふけた・とよし)委員長は「格納容器の底部にいると思っていたデブリが随分高い所(上ぶた)にいると考えてもらっても間違いない。デブリを取りに行く以前に、ふたをどけるところから大問題になる」と、危機感をあらわにした。

 1〜3号機には計約880トンのデブリがあると推定されている。圧力容器内に残るデブリなどを上から回収する場合、ふたが障害になるとみられる。東電は、撤去方法に関し「現場で得られる情報に基づきステップ・バイ・ステップで検討する」とのコメントにとどまった。

5931とはずがたり:2021/04/06(火) 11:14:50

常識的に何が入ってそうなんだ?赤外線みたいなので中を透視できひんのん??

福島第1原発に中身不明のコンテナ4000基 放射線管理区域内
https://mainichi.jp/articles/20210405/k00/00m/040/227000c
毎日新聞 2021/4/5 20:42(最終更新 4/5 20:42) 284文字

 東京電力は5日、福島第1原発の放射線管理区域内に設置されている放射性廃棄物入りのコンテナ約8万5000基のうち、約4000基の中身が把握できていないと発表した。東電は調査計画を策定し、内容物の確認を進めるとしている。

 東電によると、事故後、コンテナの内容物をリスト化し始めたが、約4000基は未確認のままだという。

 第1原発では今年3月、廃棄物保管エリアにあったコンテナの下部の腐食による内容物の漏えいを確認。福島県が現場確認したところ、東電が存在を把握していなかったコンテナ4基も見つかった。コンテナ表面の放射線量は最大毎時1・5ミリシーベルトだった。【寺町六花】

5932とはずがたり:2021/04/06(火) 21:03:37
東電社長 一連の不祥事で福島県知事に謝罪 知事は強い口調で「謝罪から始まるのは残念」
福島テレビ
地域
2021年4月6日 火曜 午後8:12https://www.fnn.jp/articles/-/165996

福島県・内堀雅雄知事:「今年は東日本大震災と原発事故から10年、その初めての対談の場で謝罪から始まる。こういう状況で今年が始まるということは残念です」

東京電力をめぐっては、福島第一原発3号機に設置していた地震計の故障を放置。新潟県の柏崎刈羽原発でも、テロ対策が不十分な状態が長期間続くなど不祥事が相次いでいる。

東京電力・小早川智明社長:「現場に向き合い、また地元に向き合っていけるような組織体にしていくべきではないかという問題意識は持っております」

謝罪に訪れた小早川社長に対し内堀知事は、東京電力の全ての職員が再発防止に向けた認識を持つよう対策の徹底を求めた。

5933とはずがたり:2021/04/06(火) 22:58:59
東海第2差し止め 敗訴の原告ら控訴 「広域で被ばく明らか」 /茨城
https://mainichi.jp/articles/20210401/ddl/k08/040/049000c
茨城
毎日新聞 2021/4/1 地方版 有料記事 408文字
 日本原子力発電の東海第2原発(東海村)の運転差し止めを巡る訴訟で、水戸地裁判決で敗訴した原告120人が31日、東京高裁に控訴した。

 18日の判決では、東海第2の避難計画が「極めて不十分で安全性に欠ける」と指摘。住民の人格権を侵害する具体的危険があるとして、日本原電に運転差し止めを命じた。訴えが認められたのは原告224人のう…

この記事は有料記事です。

5934とはずがたり:2021/04/09(金) 16:03:17

海洋放出する前にもう流れ出しとるって訳やん。地下水を通じて敷地外に放射性物質出てるなら比較的無害なトリチウムだけってことではないよな。どうなってんだ??

https://twitter.com/YahooNewsTopics/status/1328318463086010369
Yahoo!ニュース
@YahooNewsTopics

【福島第1周辺地下水にトリチウム】
https://yahoo.jp/pjvQCx

東大などの研究チームは、東電福島第1原発近くの地下水から、敷地内で生じたとみられる微量の放射性トリチウムを継続的に検出したと発表。敷地外の地下水からの確認は初めてといい「海だけでなく、地下水の監視も強化すべき」と指摘した。
午後9:46 ・ 2020年11月16日・ヤフトピbot


福島原発周辺地下水にトリチウム
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/600891
東大チームが検出
2020/11/16(共同通信)

 東京電力福島第1原発の近くで2013〜19年に採取した地下水から、自然に含まれる以上の濃度で放射性物質のトリチウムを検出したと、東京大の小豆川勝見助教(環境分析化学)らの研究チームが16日付の英科学誌に発表した。

 チームによると、第1原発周辺の地下水から、継続的にトリチウムを検出したとの報告は初めて。国が定める排出基準よりはるかに低いが、チームは「第1原発由来と考えられ、敷地周辺でのより厳重な監視体制が必要だ」と指摘している。

 チームは13年〜19年、第1原発の敷地境界から南に約10メートル離れた地点から地下水を数十回採取してトリチウムの濃度を分析した。

5935とはずがたり:2021/04/10(土) 22:56:10
https://twitter.com/abe_tomoko/status/1380852390706835458
あべともこ(衆議院議員・神奈川12区・立憲民主党)
@abe_tomoko
何故かやっぱり出来レースなのかと思えてしまう。東電が敷地があと二年で満杯だと国に報告し、それなら海洋放出をと、国が急いで決定し、決定された途端もう少し土地に余力ありと東電が発表。そもそもは環境中に放出しない方策は両者とも全く検討せず、兎に角海洋放出ありき。

処理水タンク増設へ 東電、政府方針決定後に表明
2021年04月10日 06:00
https://kahoku.news/articles/20210409khn000046.html

タンク増設が見込まれる空き地の一つ。敷地内には活用予定のない「空白地帯」が複数存在する=2月、福島第1原発
 東京電力福島第1原発の処理水を巡り、東電が政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を表明する見通しになったことが9日、分かった。政府は13日に関係閣僚等会議を開き、海洋放出方針を決める方向で調整している。政府が「先送りできない」と強調してきた前提となる満杯時期は曖昧なまま、10年越しの難題は重大な局面を迎えた。
 全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長は7日に菅義偉首相と会談し、タンク増設などによる処理水保管の継続を要望。菅首相は他の要望4項目と合わせ「しっかり受け止めて対応したい」と述べた。
 増設規模は限定的とされるが、保管期間が延びる分、処理水中の放射性物質は自然減衰が進む。政府や東電は国内外に処理水の安全性を周知する考えで、より時間をかけて丁寧に取り組める利点もある。
 東電はタンクの満杯時期を「2022年秋ごろ」と記者会見などで繰り返し強調し、政府はこの「期限」を前提に方針決定を急いできた。放出準備は工事や手続きに2年程度を要し、既に時間的猶予はない。
 20年12月完成のタンクを最後に建設作業を終えたが、東電は「1基も増設できないわけではない」とする。増設には1年程度かかり、東電は増設の可否を内々に検討していた。増設した場合の「真の満杯時期」は不明だ。
 東電福島第1廃炉推進カンパニーの小野明最高責任者は2月の取材に「政府方針が決まらないと計画が確定しない。方針決定後にわれわれの検討結果を示したい」と見解を語った。
 敷地内には活用予定のない「空白地帯」が複数箇所ある。河北新報社の試算ではタンクを設置した場合、日々の汚染水発生量が現状よりやや多めに推移したとしても、満杯時期は1年以上先延ばしになる。

5936とはずがたり:2021/04/11(日) 22:22:04
福島第一が通常営業で排出していた分ぐらいのトリチウムを海洋放出してもええやんと思ってたけど400年分以上に匹敵する量なのか。。そらそんな風には云えんよな。。ちょっとづつ放出しながら半減期過ぎるの待つか?

https://twitter.com/kenichioshima/status/1381054964718391300
大島堅一
@kenichioshima
ALPS処理水を海洋放出すべきでない7つの合理的理由についてまとめました。愚かな判断であっても、いったん決めてしまうと変更しない/できないのが日本の原子力政策の特徴です。ぜひ拡散してください。

5937とはずがたり:2021/04/12(月) 13:22:32
興味深い。アンモニア混焼実験をした水島2号機は石炭火発である。石炭火発はバイオマスとアンモニアを混焼していく方向で稼働させ(施設を有効活用し)つつCO2排出を減らして行けるだろう。

報道資料 2017年09月08日
中国電力株式会社
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)

水島発電所2号機でのアンモニア混焼試験の
実施結果および特許出願について
https://www.energia.co.jp/press/2017/10697.html

 中国電力株式会社(広島県広島市,社長:清水 希茂,以下「中国電力」)は,水島発電所2号機(石炭火力,所在地:岡山県倉敷市,定格出力:15.6万kW)で,石炭火力発電での環境負荷低減のため,7月3日から9日まで実施したアンモニア混焼試験(平成29年6月29日お知らせ済み)について,試験結果を取りまとめ,国立研究開発法人科学技術振興機構(理事長:濵口 道成,以下「JST」)へ報告するとともに,本日,試験で得られた知見を特許出願しましたので,お知らせします。

 本試験は,内閣府総合科学技術・イノベーション会議の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)※1」のうち,「エネルギーキャリア※2」に関する委託研究課題「アンモニア直接燃焼」の一環であり,JSTから受託して実施したものです。

 試験においては,燃料として利用したアンモニアについて,ボイラ内で全て燃焼させることができ,発電に寄与したことを確認するとともに,発電に伴い発生する窒素酸化物などによる環境影響についても,問題がないことを確認しました。

 さらに,混焼率については,当初,発電機出力を15.5万kWで運転することを前提に,既設アンモニア設備からアンモニアを最大限供給し,約0.6%混焼させることとしていましたが,天候影響により,発電機出力を12.0万kWに下げたことで,結果として約0.8%(1,000kW相当)まで混焼させることができました。
 これに伴い,今回試験を行った燃焼方法において,一定の条件の下では,窒素酸化物濃度が下がる傾向にある,という新たな知見が確認できたことから,本知見について特許を出願しています。

 今回の試験を通じて,石炭火力発電所へのアンモニア混焼について,環境に大きな影響を与えることなく,アンモニアが燃料として発電に寄与することを確認できたことから,今後,混焼率をさらに上げることも可能であると考えています。

 中国電力およびJSTは,引き続き,火力発電所の環境負荷低減やエネルギーの効率的な利用に貢献してまいります。

※1 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP):内閣府総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して,府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントにより,科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクト。
※2 エネルギーキャリア:エネルギーの輸送・貯蔵のために用いられる物質。水素エネルギーについては,液化水素や有機ハイドライド(メチルシクロヘキサン),アンモニアなどがあり,それぞれについて研究が進められている。

5938とはずがたり:2021/04/12(月) 14:55:52

https://twitter.com/ngalyak/status/1381242772707942405
HOSOKAWA Komei
@ngalyak
法治国家だというなら、原子炉等規制法くらい守ったらどうでしょうか。火事場の突貫工事で設置して、まだ法定の「使用前検査」も済んでいないALPSという仮設の設備の〝処理〟排水を、本当に放射能除去できたかどうか審査する法的基準もまだ出来てないのに、海に流すことだけ先に決めるか?

5939とはずがたり:2021/04/12(月) 23:25:46
原発の新増設を推進 自民議連が設立総会
顧問に安倍前首相ら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA128X20S1A410C2000000/
2021年4月12日 21:10

5940とはずがたり:2021/04/13(火) 01:07:10

40年超え原発、立地県へ交付金 最大25億円 国の方針を福井県知事が報告
2021年4月7日 午前7時20分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1293239

 福井県の杉本達治知事は4月6日、畑孝幸県議会議長と面談し、運転開始から40年を超えた原発を対象に1発電所につき最大25億円を立地県に交付する国の方針を明らかにした。県内の立地地域の将来像を議論する会議の創設など国がまとめた地域振興策を報告し、40年超原発の関西電力美浜3号機(福井県美浜町)と高浜1、2号機(同県高浜町)について「県議会でも再稼働の議論を進めていただければ」と改めて要請した。新たな交付金については、県内では美浜、高浜両原発が対象になり得るため、最大50億円の交付が想定される。

⇒【D刊】福井県議会 40年超再稼働を議論へ

 杉本知事は2月定例県議会で、関電の40年超原発3基について再稼働の是非を議論するよう議会に要請したが、最大会派の県会自民党は「結論を出す材料がそろっていない」と指摘。立地自治体の振興策などに関する国のより具体的な回答を提示するよう求めた。

 議長との面談では、野路博之安全環境部長が国と関電の対応を説明。国に関しては▽福井県における「立地地域の将来へ向けた共創会議(仮称)」を創設▽嶺南のエネルギー産業を活性化させる「嶺南Eコースト計画」への参画(職員2人派遣)▽原子力の必要性に関して全国各地で説明会を開催▽高浜町と京都府舞鶴市にまたがる青葉バイパスの新規事業化―などを示した。

 電源三法交付金の拡充では「40年超運転という新たな課題に対応する立地県に対して、特別に1発電所につき最大で25億円を交付する」とする国の方針を伝えた。経済産業省は取材に「全国で例がない40年超運転に対する追加的な枠組み。何年かけて交付するかなど詳細はこれから詰める」と説明した。

 国は2006年度、運転30年超原発が立地する道県を対象に1発電所につき25億円の交付金を創設している。今回は、さらに長期運転となる原発を対象に手厚く配慮する措置を講じた。

 知事との面談で畑議長は「国と関電の対応が十分なものであろうということで議会に報告をいただいたものと思っている」と述べ、再稼働に関して会派ごとの協議を促す意向を示した。

 知事は県議会の議論に加え、近く取りまとめられる県原子力安全専門委員会の報告書や自身の現地視察などを踏まえ、再稼働に同意するか判断する方針。立地する美浜、高浜両町は既に同意している。

5941とはずがたり:2021/04/13(火) 14:23:27
https://twitter.com/kenichioshima/status/1381838226776748034
大島堅一
@kenichioshima

これについて問い合わせ先の番号03-3580-3051に聞いてみました。そしたら、基準値超える水についての呼称はないとのことで、とりあえずどのように言われてもしかたない、というような態度でした。→東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の定義を変更しました(https://meti.go.jp/press/2021/04/20210413001/20210413001.html
午後2:14 ・ 2021年4月13日・Twitter Web App

東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の定義を変更しました
https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210413001/20210413001.html
2021年4月13日
エネルギー・環境
東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の処分に関する基本方針の決定を機に、風評被害の防止を目的に、「ALPS処理水」の定義を変更します。
今後は、「トリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水」のみを「ALPS処理水」と呼称することとします。

5942とはずがたり:2021/04/13(火) 14:33:05
IAEA、監視作業参加か 福島第1処理水の海洋放出で
4/10(土) 7:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/75a0fa3abf503cbbbbb277da388662f0f3943a81
共同通信
 【ウィーン共同】日本政府が9日までに東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後の処理水の処分で海洋放出方針を固めたことに関し、監視作業などに国際原子力機関(IAEA)が参加する可能性が強まっている。安全性や風評被害を不安視する声が根強い中、政府は国際機関の科学的な情報発信力に期待。IAEAもこれに応えたいとの姿勢を示している。

 IAEAは、原子力の平和利用などを目的に1957年7月に設立された。原子力の専門家らで構成され、2009年から故天野之弥氏が事務局長を務めるなど日本との関係も深い。

 処理水には技術的に除去できない放射性物質トリチウムが含まれている。

5943とはずがたり:2021/04/13(火) 15:01:41

米通信社「放射能水を投棄」英紙「漁業者に打撃」海外で否定的報道
https://mainichi.jp/articles/20210413/k00/00m/030/058000c
毎日新聞 2021/4/13 10:49(最終更新 4/13 13:36) 837文字

 東京電力福島第1原発の汚染処理水を、放射性物質の濃度を国の放出基準より下げて海に流すとの日本政府の13日の決定は、英語圏の報道機関も相次いで速報し、関心の高さを示した。報道内容では、放出される水の量を強調したり、地元の反対や周辺国の懸念に触れたりするなど、否定的な受け止めを強調する内容が目立っている。【和田浩明/デジタル報道センター】

 経済通信社のブルームバーグは「日本が処理済みの放射能水を海洋に投棄」と否定的なトーンの見出しで記事を配信。実施は2年先になることや、処理によって放射性物質の大部分は取り除かれることに触れるとともに、政府の決定に先立って、隣国の中国や韓国が懸念を表明していたことも伝えた。


 その上で、決定について「オリンピック・プール500杯分の(汚染処理)水をどう処理すべきかとの長年の議論を決着させるもの」との見方を提示。菅義偉首相が「処理水の廃棄は福島原発の廃炉にとり避けられない問題」だと発言しているとも報じた。

 英紙ガーディアン(電子版)は「フクシマ:日本は汚染水を海に投棄すると発表」との記事をウェブサイトに掲載。「破壊された福島原発から流される水の量は100万トン以上になる」と放出量の大きさを見出しや冒頭で強調。「近隣国の怒りを買うことになりそうだ」と指摘した。


 また、海洋放出に反対してきた地元漁業者にとって「新たな打撃となるだろう」と伝えた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「フクシマの排水を海洋に流すと日本が発言」との記事で、汚染水の海洋放出は「損傷した炉心の溶融防止に使われた水の処分には最適の方法だと日本政府が指摘している」と伝えた。

 しかし、ニューヨーク・タイムズ紙も地元漁業者から「激しい反対」があり、他国政府が懸念を表明していることに言及。今回の決定は、「一般の反対や安全上の心配」のため、長らく延期されてきたが、保管場所が足りなくなりつつあると指摘。菅首相が「避けられない」と12日に発言していたと伝えている。

【東日本大震災】を

5944とはずがたり:2021/04/13(火) 20:11:23
IAEA、監視作業参加か 福島第1処理水の海洋放出で
4/10(土) 7:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/75a0fa3abf503cbbbbb277da388662f0f3943a81
共同通信

 【ウィーン共同】日本政府が9日までに東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後の処理水の処分で海洋放出方針を固めたことに関し、監視作業などに国際原子力機関(IAEA)が参加する可能性が強まっている。安全性や風評被害を不安視する声が根強い中、政府は国際機関の科学的な情報発信力に期待。IAEAもこれに応えたいとの姿勢を示している。

 IAEAは、原子力の平和利用などを目的に1957年7月に設立された。原子力の専門家らで構成され、2009年から故天野之弥氏が事務局長を務めるなど日本との関係も深い。

 処理水には技術的に除去できない放射性物質トリチウムが含まれている。

5945とはずがたり:2021/04/13(火) 20:49:55
>我々は建屋の四方を掘り下げ、ベントナイト(粘土)の壁で取り囲み、地下水を遮断する計画を提案しました。しかし、これには大規模な土木工事と数千億円の費用がかかる
これで今の凍らすって案が出てきた様だけどちゃんと遮蔽出来てないみたいだよなあ。。

「原発処理」は国の責任 民主党も「憲法改正草案」
馬淵 澄夫 氏
民主党幹事長代行
https://facta.co.jp/article/201309046.html
2013年9月号 POLITICS [インタビュー]
インタビュアー 本誌 宮嶋巌

「凍土遮水壁」は本当に凍るのか
――高線量の瓦礫が散乱する現場で働く社員や作業員が気の毒になりますね。

馬淵 首相官邸で「放射線遮蔽プロジェクト」を担当した私は、1号機建屋のカバリングや4号機使用済み燃料プールの耐震補強工事を完成させ、「地下水汚染」対策に取り組みました。発災直後に建屋内に大量の汚染水が溜まり、その真下を地下水流が洗い流し、海に流出していることが判明したからです。汚染水と地下水が混ざり合うのを防ぐため、我々は建屋の四方を掘り下げ、ベントナイト(粘土)の壁で取り囲み、地下水を遮断する計画を提案しました。しかし、これには大規模な土木工事と数千億円の費用がかかるため、東電の猛反対に遭い、結局、計画はお蔵入りになった。

――8月7日、経済産業省は1日300トンの汚染水流出を認めました。

馬淵 今からでも遅くない。地下水の汚染を防ぐには、お金がかかっても1Fを「完全遮水」するしかないのです。

――政府予算で凍土遮水壁を築き、地下水を遮断する方針が固まりました。

馬淵 果たして「凍土壁」がベストの方法か。考えられるメリットはコストと工期です。工事費は400億円規模というから、私が総理補佐官時代に提案したベントナイトの壁より安い。凍土にするための凍結管施工は簡易で早くできるでしょう。一方、デメリットは、凍結させようとする土中に異物や構造物があれば、そこを抜け道に水が浸入する可能性があること。凍土工法の方が物理的な粘土の壁より効果が高いというが、それは理想的な地下の状態を前提にした議論です。更に、日量1千トンもの温度の高い地下水が流入する地中で、本当に凍るのか。例えて言うなら川の中に凍結管を入れて、流れが止まるかということです。技術的な検証が十分とは到底思えません。また、コスト面も長期的に見て本当に安いのか。初期コストは抑えられても膨大な維持費、更新費がかかる恐れがあります。

5946とはずがたり:2021/04/13(火) 22:20:36

吉村知事、原発の処理水の大阪湾放出を「真摯に検討」
2021/04/13 16:36朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP4F5FQWP4FPTIL020.html

 政府が福島第一原発の処理水を海洋放出する方針を正式に決めたことを受け、大阪府の吉村洋文知事は13日、大阪湾での放出についても「政府から正式に要請があれば、真摯(しんし)に検討していきたい」と話した。

 吉村知事は「風評被害を何とか抑えることが極めて重要。福島だけに押しつけるのはあってはならない。処理水はきちんと処理をして日本の安全基準も世界の基準も満たす」と指摘。「大阪湾は東京電力の管内ではないが、日本全国で考えるべき問題だ」と強調した。

5947とはずがたり:2021/04/16(金) 20:32:59

国連、処理水放出に「深い憂慮」 福島原発で特別報告者
4/16(金) 9:18配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6979577576c3d5a248d49fcd7b4ce77f236cf650
共同通信

 【ジュネーブ共同】国連のボイド特別報告者(人権と環境担当)らは15日、日本政府による東京電力福島第1原発処理水の海洋放出決定に「深い憂慮」を表明した。

 ボイド氏らは「汚染された水が海洋に放出されることで、日本国内外の人々の人権を無視できない危険にさらすことになる」と批判。「海洋放出以外の選択肢もあると専門家は指摘しており、今回の決定には失望させられた」としている。

 処理水に含まれる放射性物質トリチウムについて「今後100年以上にわたり、人間や環境を危険にさらす可能性がある」と懸念。日本政府に「海洋環境を保護するなどの国際的な義務の順守」を求めた。

5948とはずがたり:2021/04/16(金) 23:04:09
https://www.data-max.co.jp/2013/03/11/post_16449_ymh_01.html
これが核心人物の会社支店!〜南大隅町長、核のゴミ収賄疑惑(1)
行政2013年3月11日 11:31
蠢き続けた黒い人脈〜南大隅町長、核のゴミ収賄疑惑(2)
行政2013年3月12日 14:00
忽然と消えたモーターボート〜南大隅町長、核のゴミ収賄疑惑(3)
社会2013年3月13日 11:50
「私がやります」〜南大隅町長、核のゴミ収賄疑惑(4)
社会2013年3月14日 11:07
年間20億円の原子力マネー〜南大隅町長、核のゴミ収賄疑惑(5)
社会2013年3月15日 15:43

 高レベル放射性廃棄物最終処分場の誘致をめぐって贈収賄疑惑が浮上した鹿児島県南大隅町。同処分場誘致問題が表立った動きになった[税所]前町長時代から、現在の森田俊彦町長(当時商工会長)が深く関わっていたことが複数の関係者の証言でわかった。誘致をめぐって森田町長らと東京電力を結んだキーマンに、ある会社社長が浮上してきた。原幸一氏、東京都千代田区に本社があるオリエンタル商事(株)の代表取締役だ。原社長が所有していたボートが森田町長に譲渡されており、さらには現・前町長がそれぞれ原社長から飲食接待を受けていたという証言がある。複数の関係者の証言によると、森田町長ら町の有力者が同社の鹿児島支店を訪れている。オリエンタル商事とはいったいどんな会社なのか。原社長とはいったいどんな人物なのか。謎がふくらむ。

 取材班は、現地を訪れた。
 [オリエンタル商事の鹿児島]支店の所在地は、錦江湾をはさんで大隅半島の対岸、指宿市。…車を走らせると、目の前に、ハリウッド映画のロケに使われそうな豪華別荘が現れた。…
 エントランスの落ち葉を掃除している男性に声をかけた。「オリエンタル商事の支店は、ここでいいのでしょうか?」
 男性は「そうです」。記者の「表札は原さんで、別荘みたいですが?」との問いかけに、「原社長の別荘でもあります」と答えた。…

 オリエンタル商事(原幸一社長)の支店である豪華別荘には、森田俊彦町長ら町の有力者が招かれている。緑に囲まれ、東シナ海を一望する別荘で交わされた会話はなんだったのか。関係者の証言によれば、森田町長らと原社長の関係が、個人的付き合いで済まないものだった。

<発端となった「ニューモ勉強会」>
 南大隅町で「高レベル放射性廃棄物最終処分場」誘致の動きが起きたのは2007年。当時町長だった税所篤朗氏が取材に応じた。… 税所前町長によれば、原氏を知ったのは、ある人物の紹介だった。ある人物から「高レベル放射性廃棄物最終処分場」に関連して、「会ってみないか」と頼まれ…断れなかったという。
 その直後、原氏が六ヶ所村の元村長を連れて、町役場にやってきた。…その後、町議会全員協議会で「原子力発電環境整備機構」(ニューモ)に来てもらって、「高レベル放射性廃棄物最終処分場」の勉強会を開いたと、前町長は話した。

 この勉強会を開いたことが報道され、誘致の動きが表面化した。そのときには伊藤祐一郎知事が反対を表明していったんは動きがストップしたと思われてきたが、誘致の動きは町民に隠れるようにして、森田現町長に至るまで連綿と蠢いている。



<「東電のドン」に引き合わせたキーマン>
 前町長は原社長から飲食接待を受けていたことを認めた。原氏への委任状など放射性廃棄物処分場誘致の見返りだったと見られても仕方がない。
 委任状と前町長への飲食接待は、核のゴミ最終処分場誘致をめぐって展開する贈収賄疑惑の一部、ほんの始まりに過ぎなかった。

 税所前町長の話に出てくる勝俣会長とは、東京電力の勝俣恒久前会長のことだ。2008年2月、柏崎刈羽原子力発電所のトラブルで社長を引責辞任して会長に就任していた。前町長が会ったというのは、時期的に符合する。
 勝俣氏は、「東電のドン」と呼ばれ、原発との関係も深い。社長就任は、前任者が原発データ改ざん事件で引責辞任したためだし、会長就任は柏崎刈羽のトラブルの自らの社長引責辞任、そして福島第一原発事故では入院した社長に代わって陣頭指揮を執り、その後会長を引責辞任している。

 「東電のドン」に町長を引き合わせたり、町長らの視察にクルーザーを提供した原社長とはいったいどんな人物なのか。核のゴミ最終処分場誘致をめぐって、当時商工会長だった森田・現町長、議長、漁協組合長ら、原社長をキーマンに東電につながった人脈は今も続いている。

5949とはずがたり:2021/04/16(金) 23:04:34
>>5948
疑惑の発端は、1隻のモーターボートだった。
 2010年夏のことだった。森田町長が港に船を運んできた。…
 ところが、昨年のある朝、モーターボートが港から忽然と消えていた。
 後になってわかることだが、このモーターボートの元の所有者がオリエンタル商事の原幸一社長だった。

<原社長との関係をひた隠し>
 一方、高レベル放射性廃棄物最終処分場問題は、2007年に町と町議会が「原子力発電環境整備機構」(ニューモ)の勉強会を開いた後、10年、一部町民が同処分場誘致に賛成する陳情が提出して再燃。これに対し反対団体が結成され、誘致反対の陳情も出され、町を二分する状態になっていた。町議会が福島原発事故後の11年3月、「(誘致の)具体的な動きもない」として、いずれの陳情も不採択とする結論を出した。

 しかし、原発事故が収束していないように、「核のゴミ」処分場誘致問題も収束していなかった。
 森田町長がこのモーターボートを手に入れた経緯と入手先について真っ赤なウソを述べていることが、調査報道サイト「HUNTER」で報じられ、「核のゴミ」処分場をめぐる贈収賄疑惑が明るみに出てきた。
 モーターボートは10年6月、オリエンタル商事の原社長から森田町長に売買によって譲渡されたと、小型船舶登録原簿には記載されている(同年8月、変更登録)。ところが、町長は、4月の町長選挙での対立候補陣営の画策だとして、原社長から入手したことを否定したというのだ。

 それがウソなのは、NET-IBが入手した小型船舶登録原簿の登録事項証明書から明らかだ。



町長は、汚職疑惑を否定できなかった。

「福島の事故がなければ誘致を続けていた。私たちは命拾いした。それなのに森田(俊彦)町長が町民にウソを言って誘致を続けているのが許せない」。複数の関係者が口を開いた。



 森田町長の疑惑は、モーターボート譲渡だけではなかった。
 関係者によれば、森田町長は当選直後の2009年5月、東電に行って、勝俣会長に会っていた。議長ら町の有力者が同席していたという。
 「森田町長は勝俣会長に『核廃棄物処分場を誘致するために町長になった』と言った。同席した人が『そこまではっきり言い切ってびっくりした。まだ勉強の段階なのに』と話していた」。

<森田町長も飲食接待受けていた>



 森田現町長は、税所町長時代から当時商工会長として「核のゴミ」最終処分場誘致に深く関与し、町長になってからは、飲食接待やモーターボート譲渡など収賄疑惑が生じるほど、ずぶずぶの関係が築かれていたことになる。


 森田町長ら町の有力者と、オリエンタル商事の原幸一社長との交遊はつい最近まで続いていたと、関係者は取材に対して語った。海外旅行にまでいっしょに行く関係だったことが明らかになっている。証言によれば、「森田町長、県議、商工会長、漁協組合長、建設会社社長らで海南島に出かけた。去年も、ほぼ同じメンバーで大連に行った」という。

 一方、町長らを東電の勝俣会長に引き合わせることができる原社長について、関係者でさえ、どんな人物かわからないという。町長らの同処分場候補地の海上視察にクルーザーを提供したり、町の有力者を原発視察旅行にタダで連れて行ったり、原子力関連のコネクションを持つことが、関係者の証言から浮かび上がる。指宿市に支店として豪華別荘があり、町の有力者を招いたり、東京のクラブで飲食接待したり、かなりのお金を動かしていることも間違いない。
 原社長に取材を申し込んだが、現時点で一切、コメントがない。オリエンタル商事の本社に電話しても、従業員は会社の業務内容さえ回答しなかった。オリエンタル商事は、本社が東京都千代田区。東京商工リサーチの企業情報によると、事業内容は船舶のリース業となっているが、その実態が皆目つかめない。


 これまで関係者の証言をみてきた。森田町長に収賄の疑いが生じているのは誰の目にも明らかだ。
 …高レベル放射性廃棄物最終処分となると、候補地になるだけで、文献調査の段階で年間10億円の「電源立地地域対策交付金」が自治体に転がり込んでくる(概要調査段階になると年間20億円)。
 今回明らかになった事実は、全体の一端に過ぎない。

(了)【特別取材班】

5950とはずがたり:2021/04/16(金) 23:06:53
さまよう核のごみ(2)の2 日本の最終処分場選び
2013/4/17 13:03
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/16356/

 「私、俳優の山本太郎と申します。なぜ南大隅にいるのか。それは、核のごみ捨て場として狙われ続けているからです」

 2月上旬、九州最南端の佐多岬を有する鹿児島県南大隅町。山本は路上でマイクを握っていた。見守る住民は少ない。遠くに野生のサルがいた。

 かつてテレビドラマなどに出演し、東日本大震災を機に脱原発運動に転じた38歳。今の肩書は、4月14日投開票の南大隅町長選で立候補を予定する新人、元商工会会長、肥後隆志(61)の後援会長だ。

 ◆札束で釣る手法 限界

 人口8千人余り、農業と水産業の静かな町が揺れている。

 きっかけは昨年8月のテレビ報道。福島第1原発事故で生じた汚染土の持ち込み先に南大隅町が浮上したと伝えた。2007年にも、当時の町幹部らが使用済み核燃料の最終処分場の誘致に向けた勉強会をひそかに開いたことが発覚し、町民の反発で立ち消えになっている。再燃した反対運動に、知名度のある山本がはせ参じた。

 「震災前は最終処分場の誘致に百パーセント賛成だった。今は放射性物質が安全とは思えない。子どもたちのためにもだめだ」。建設業を営む瀬戸山慶喜(66)は、山本の話に聞き入った。

   ■   ■

 「最終処分場計画については『断固反対』をきっちり表明します」。再選を目指す現町長、森田俊彦(53)は昨年の9月議会で約束した。町議会は昨年末、一切の放射性廃棄物の持ち込み、関連施設の立地を拒否する条例を可決した。

 表面的には対立点はない。それでも町長選の争点として語られるのは、森田が07年の誘致活動の中心人物だったからだ。

 最終処分場の立地先探しは、電力会社でつくる原子力発電環境整備機構(NUMO=ニューモ)が担う。原則公募方式だ。原発立地自治体と同じく電源3法が適用され、応募自治体に年間10億〜20億円の交付金が出る。

 ある町民は声を潜めた。「町にはお金がない。何かやりたいですよ。けれど選挙前は決して口にできない。袋だたきに遭うから」

   ■   ■

 人口150万人を抱える福岡市の隣、福岡県旧二丈町(現・糸島市)でも05年春、一部の町議や町幹部らがNUMOの案内で茨城県東海村の原子力関連施設を視察。NUMO職員を招き、最終処分場に関する勉強会も町内2カ所で開いた。

 07年2月、一部報道で動きが表面化すると反対運動が激化。「議員や職員の個人的な学習だった」。当時の町長、筒井秀来は町議会で誘致を否定し、構想は霧消した。

 誘致に動いた当時の収入役、内場賢太郎(64)は「調査だけで20億円の交付金がもらえる。財政状況の厳しい町にとって大きかった」と漏らす。

 高知県東洋町では誘致を宣言した町長が選挙で敗れた。公募を始めた02年以降、誘致話が浮上し頓挫したのは全国で13自治体。このうち九州は旧二丈町、南大隅町を含め7自治体に上る。

 過疎や経済の衰退にあえぐ地域の有力者が起爆剤として誘致を模索し、NUMOが水面下で動く。表面化した途端、何も知らされていなかった住民の間で反対運動が起きる。同じことの繰り返しだ。札束をちらつかせて自治体の名乗りを待つ手法は限界にきている。

 袋小路に入り込んだ処分場の選定作業。そもそも、NUMOはどんな活動をしているのか-。

 (敬称略)

5951とはずがたり:2021/04/16(金) 23:07:12
>>5950
◆「安全神話」日本と同じ―映画監督 ミケル・マッセン氏

 使用済み核燃料の最終処分計画が世界で最も進むフィンランドだが、国民がもろ手を挙げて後押ししているわけではないという。最終処分関連施設「オンカロ」を描いた映画「100000年後の安全」で問題提起したデンマーク人、ミケル・マッセン監督(41)に聞いた。

 -なぜ、オンカロに興味を持ったのか。

 「最終処分は原発を持つ国すべてが解決しなければいけない。さらに10万年という人類で例のない長期間を想定した施設が必要だ。破壊されず維持できるか。日本も調べたことがあるが、地震の多発地帯で『立地は難しい』と指摘する地質の専門家に出会った」

 -なぜ、フィンランドは最終処分場を受け入れようとしているのか。

 「国民的な議論があったのか疑問が残る。原発で経済が成り立っているから『やるしかないじゃないか』、廃棄物も『処理するしかない』と。フィンランドは政府とか大企業が力を持っている国だ。そこが『ベスト』と言えばそれに従いがち。日本も似ていないか」

 -映画を撮る中で感じたことは。

 「オンカロを担うのは一般企業。企業は利益を求める。政府と違い、長期に物事を考えることが難しい。東京電力福島第1原発の事故も経済優先で対策を怠った結果ではなかったか。社会と民間企業が望むものが、一致するとも限らない」

 -フィンランドで日本のような「安全神話」を感じなかったか。

 「同じような感覚を受けた。日本の場合、安全、安全と強調してたくさん原発ができた。導入当初、廃棄物はそれほど問題にされなかった。将来は解決できるという楽観的な見方があったが、いまだ解決していない」

 「フィンランドでは、埋めてしまった後も将来世代に警告を続けるべきか真剣な議論がない。地下を見たいという人間の好奇心にかかわる問題。本当の脅威が、人間の好奇心であれば安全を担保できるのだろうか」

 -最終処分の解決策はあるか。

 「みんなで考え、最善策を見いだすしかない。フィンランドは自然災害が少ない国だが、断層が多い日本は、より困難かもしれない」

=2013/03/03付 西日本新聞朝刊=

5952とはずがたり:2021/04/16(金) 23:12:04

核ごみ処分場の誘致、再び論争に 鹿児島・南大隅町長選
稲野慎
https://www.asahi.com/articles/ASP4B61MFP49TIPE00S.html
2021年4月10日 18時24分

 九州最南端の鹿児島県南大隅町で、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場誘致をめぐり再び論争が起きている。13日告示の町長選で、いったんは沈静化した誘致論を掲げる新顔が名乗りを上げ、反対する町民の声を受けた立候補予定者が強く反発。選挙戦の争点に浮上している。

 町長選は当初、いずれも新顔で誘致に否定的な、元町総務課長の石畑博氏(65)と前町議の水谷俊一氏(61)の一騎打ちになると見られていた。ところが、今年1月末に衆院議員秘書(2月に退職)で福岡県出身の田中慧氏(38)が、町内の誘致派から後押しを受ける形で立候補に動き始めると空気は一変した。

 南大隅町では2007年、当時の税所(さいしょ)篤朗町長(故人)が人口減対策として誘致を検討する姿勢を示したが、鹿児島県の反対を受けて撤回。12年に放射性物質の受け入れや原子力施設の立地を拒否する条例が町議会で可決された。

 その後、森田俊彦現町長が09年の初当選直後、誘致を勧める町外の人物に交渉を一任する「委任状」を書いていたことが発覚するなど、町は長年誘致問題に揺れてきた。

 人口はこの間、減少の一途をたどり、直近10年で約26%減の6719人(4月現在)に。高齢化率も49%まで上がった。

 誘致派の建設業者などが推す田中氏は立候補を表明した3月の記者会見で、「誘致しなければ、町は過疎・高齢化で30、40年後は持たない。原子力関連施設の誘致で町の持続的な発展をめざす」と主張。町内で配るチラシには、処分場選定の第1段階に当たる「文献調査」の受け入れに伴う年最大10億円の交付金を原資に町民1人に30万円の商品券を配ると公約する。

 これに対し、水谷氏は「町の自然を守る。施設は誘致させない」と反発し、反対派の町民が後押しする。町職員OBらが支援する石畑氏も「町民の多くは誘致を望んでいない」と訴え、反対姿勢を鮮明にしている。(稲野慎)

高レベル放射性廃棄物の最終処分場問題とは
 原子力発電環境整備機構(NUMO)が2002年から、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の候補となる自治体を公募。07年に高知県東洋町が応募したが、住民の反対で撤回。処分場選定が難航する中、経済産業省は17年、適地の可能性がある場所を示す「科学的特性マップ」を初めて公表した。昨年10月、北海道寿都(すっつ)町が処分場選定の第1段階にあたる「文献調査」に応募、北海道神恵内(かもえない)村も国の調査申し入れを受け入れた。翌月、この2町村で国内初の文献調査が始まった。

5953とはずがたり:2021/04/17(土) 21:28:04
オリエンタル商事もあやしい。

佐高信「この国の会社」
関西電力の「反原発町長暗殺指令」を振り返る
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/286686
公開日:2021/03/22 14:50 更新日:2021/03/22 14:50

 福井県高浜町の元助役、森山栄治から関西電力の会長だった八木誠や社長の岩根茂樹らに原発マネーが還流していたことが分かった時の記者会見が珍無類だった。

 岩根は恥ずかしげもなく、こう言ったのである。

「地元の有力者で、地域調整の観点でお世話になっている。先方も厳しい態度で返却を拒まれたので関係悪化を恐れた」

「関係悪化を恐れ」て殺人でもやりかねない言い草である。こうも言った。

「社長就任後に本社にごあいさつに来られた。原子力事業運営と地域に関して話した後、直接受け取った。役員から高額なのかもしれないと言われ別に管理した」

 ムリなものを町に押しつける先兵の役割を森山はしていたのだと思うが、そのために返却できなくて一時管理したという説明が通ると思っている岩根の神経は正常ではない。

 こんなアブナイ人間が、とても危険な原発を扱っている会社のトップだったのだから背筋が寒くなる。

 森山事件が発覚した時、突如売れ出してベストセラーになったのが斉藤真著『関西電力「反原発町長」暗殺指令』(宝島社)である。

 オビには「犬を使って殺(や)れ!」とあり、「ミステリーを超えた戦慄ノンフィクション」とうたう。2011年12月の発行。

 高浜町が舞台で、暗殺指令の対象となったのは当時の町長の今井理一。

 関電のKという首脳の依頼で原発の警備会社を始めた加藤義孝と犬のブリーダーの矢竹雄兒が警備犬を使って今井を暗殺しようとしたことを斉藤に打ち明け、それは『週刊現代』に2回に分けて掲載された。

 ところが、同年8月25日、加藤と矢竹は突然、恐喝容疑で逮捕される。関電と警察がつるんで臭いものにフタをしようとした疑いが濃厚で、この事件には関電と政界のパイプ役として暗躍した元副社長の内藤千百里の息子もからんでいる。(敬称略)

5954とはずがたり:2021/04/18(日) 18:48:15
海洋放出をただ決めるのではなくALPSがまともに稼働して核種除去が東電のお手盛りじゃない検査の元で確認出来たなら等の条件を厳しくつけるのが風評被害を防ぐ方法ちゃうんかい。

“汚染水”処理で頼みの綱ALPSは8年間「試験運転」のまま!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288030
公開日:2021/04/16 14:10 更新日:2021/04/16 14:10

8年間も試運転のまま、除去性能を確認中…(汚染水を浄化処理する多核種除去設備=ALPS)/(C)共同通信社
拡大する

「県民が積み重ねてきた風評払拭の努力を後退させることのないよう国が前面に立ち、万全な対策を講じて欲しい」

 福島第1原発の海洋放出を巡り、福島県の内堀知事は15日、梶山経産相にそう訴えた。未曽有の事故の苦汁をなめ続けてきた福島にとって、風評再燃は切実な問題。しかし、汚染水の処理を手掛ける東電と政府に地元の理解を得る努力は見られない。

 そんな姿勢を象徴するのが、汚染水を浄化処理する多核種除去設備「ALPS」の運用実態だ。2013年に東電が導入後、現在まで8年間も「試験運転」のままなのだ。

 14日の参院資源エネルギー調査会で、共産党の山添拓議員が問題を取り上げ、「(ALPSの)本格運転前の使用前検査すら終わっていない」と追及。原子力規制委員会の更田豊志委員長は「汚染水をいかに処理して貯留するかが非常に急がれた。使用前検査等の手続きは、飛ばしている部分があると思う」と明かした。

 規制委にALPSの運用について尋ねると、「(核種の)除去性能の確認で運用している」(1F事故対処室)と言う。政府は海洋放出を「安全」と喧伝するが、“頼みの綱”の性能はいわば「確認中」。ハッキリしていないのだ。

「規制委の委員長が、本格運用の検査手続きを『未了』と認めたことは非常に重大です。汚染水処理の条件すら整っていないことがハッキリしました。政府にも東電にも、処理を担う資格はないのです」(エネルギー政策に詳しい龍谷大教授の大島堅一氏=環境経済学)

■懸念を「風評」として圧殺

 第1原発敷地内のタンクに貯蔵されている汚染水の7割には、ALPSで除去できないトリチウム以外にも、規制基準以上の放射性物質が残っている。この事実が18年に発覚するまで、政府と東電は「トリチウム以外は除去できている」と言って、国民を欺いてきた。

 発覚から2年以上経ち、政府は13日に「ALPS処理水」の定義を変更。「トリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水」と、コッソリ修正した。

「政府は定義変更の理由に『風評被害の防止』を掲げ、安全性への危機感を『風評』として圧殺しています。海洋放出決定で懸念を広げているのは政府と東電なのに、風評被害を持ち出すあたり、盗人猛々しいと言わざるを得ません」(大島堅一氏)

 政府と東電の存在こそ、風評払拭の妨げである。

5955とはずがたり:2021/04/18(日) 21:56:10

ネトウヨ秘書が当選するんじゃないかと一寸心配してたけど断乎粉砕で良かった。

南大隅町長選挙 石畑博さん当選 元町総務課長[04/18 21:18]
https://www.mbc.co.jp/news/article/2021041800048600.html

任期満了に伴う南大隅町の町長選挙は、18日夜、開票が行われ、新人で元町総務課長の石畑博さんが初当選しました。

新人3人の戦いとなった南大隅町長選挙は、開票の結果、新人で元町総務課長の石畑博さんが2562票、新人で前の町議会議員の水谷俊一さんが1425票、新人で元衆議院議員秘書の田中慧さんが687票で石畑さんが初当選しました。

石畑さんは、高レベル放射性廃棄物いわゆる核のゴミの最終処分場誘致には反対の立場で、農林水産業の振興や移住・定住の促進などで人口減少を食い止めると訴えていました。

なお、投票率は79.94%で、前回の79・51%を0.43ポイント上回りました。

5956とはずがたり:2021/04/19(月) 01:00:56

風況被害を抑えるのはこんなんじゃなくて厳しい検査と検査で嘘が発覚したら放出が止まる様な厳しい監督だぜ。解ってないやろ。許可取ったもん勝ちで有耶無耶でなんでもかんでも垂れ流そうという嫌らしい性根が見え隠れするから信用されへんねん。

東電が原発処理水で魚を飼育へ 風評対策に役立てる狙い
4/17(土) 8:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cd5a6e43eda343e800bc854208bfd86e2ad6e90
朝日新聞デジタル

 東京電力は16日、福島第一原発の処理水を海水で薄めた水で、魚を飼うと発表した。処理水に含まれる放射性物質のトリチウムの安全性を検証し、風評対策に役立てる狙い。魚を飼う水槽または生け簀(す)は、原発敷地内に設置するという。

 会見した小早川智明社長は狙いについて「安全面の検証と風評対策の両面」と説明。処理水を実際に海に流すレベル(100分の1以下)まで薄め、通常の海水での飼育と比較検証する計画という。飼育する魚種や数は研究者とも相談し、「早急に検討したい」(東電)とした。(力丸祥子)

5957とはずがたり:2021/04/19(月) 13:39:49

ただ批判するだけの枝野にはなって欲しくないなあ。。東電と政府の強引なやり方には批判しかないけど提言も織り交ぜて欲しい。混ぜてるけどマスコミが報道しないのか?

枝野氏、処理水の海洋放出を批判
2021/4/10 18:26 (2021/4/10 18:28 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/721564/

 立憲民主党の枝野幸男代表は10日、東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出する方針を固めた政府の対応を批判した。「福島県民や漁師を、ばかにしているという怒りでいっぱいだ」と長野県松本市内で記者団の質問に答えた。

 風評被害対策や安全性に関する地元への説明が不十分だとして「結論ありきで走っている。県民が納得できる状況をつくれるまで、東電が保管する努力を最大限続けるのは当然だ」と強調した。

 12日から新型コロナワクチンの高齢者接種が始まることに関し、いつごろまでに全ての高齢者が接種できるのか計画の全体像を示すのは、河野太郎行政改革担当相の責任だと指摘した。

5958とはずがたり:2021/04/19(月) 13:42:33

処理を安心な物にしていく,その検証を安心な物にしていく,こういう提言が必要であろう。

“汚染水”処理で頼みの綱ALPSは8年間「試験運転」のまま!
公開日:2021/04/16 14:10 更新日:2021/04/16 14:10
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288030

「県民が積み重ねてきた風評払拭の努力を後退させることのないよう国が前面に立ち、万全な対策を講じて欲しい」

 福島第1原発の海洋放出を巡り、福島県の内堀知事は15日、梶山経産相にそう訴えた。未曽有の事故の苦汁をなめ続けてきた福島にとって、風評再燃は切実な問題。しかし、汚染水の処理を手掛ける東電と政府に地元の理解を得る努力は見られない。

 そんな姿勢を象徴するのが、汚染水を浄化処理する多核種除去設備「ALPS」の運用実態だ。2013年に東電が導入後、現在まで8年間も「試験運転」のままなのだ。

 14日の参院資源エネルギー調査会で、共産党の山添拓議員が問題を取り上げ、「(ALPSの)本格運転前の使用前検査すら終わっていない」と追及。原子力規制委員会の更田豊志委員長は「汚染水をいかに処理して貯留するかが非常に急がれた。使用前検査等の手続きは、飛ばしている部分があると思う」と明かした。

 規制委にALPSの運用について尋ねると、「(核種の)除去性能の確認で運用している」(1F事故対処室)と言う。政府は海洋放出を「安全」と喧伝するが、“頼みの綱”の性能はいわば「確認中」。ハッキリしていないのだ。

「規制委の委員長が、本格運用の検査手続きを『未了』と認めたことは非常に重大です。汚染水処理の条件すら整っていないことがハッキリしました。政府にも東電にも、処理を担う資格はないのです」(エネルギー政策に詳しい龍谷大教授の大島堅一氏=環境経済学)

■懸念を「風評」として圧殺

 第1原発敷地内のタンクに貯蔵されている汚染水の7割には、ALPSで除去できないトリチウム以外にも、規制基準以上の放射性物質が残っている。この事実が18年に発覚するまで、政府と東電は「トリチウム以外は除去できている」と言って、国民を欺いてきた。

 発覚から2年以上経ち、政府は13日に「ALPS処理水」の定義を変更。「トリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水」と、コッソリ修正した。

「政府は定義変更の理由に『風評被害の防止』を掲げ、安全性への危機感を『風評』として圧殺しています。海洋放出決定で懸念を広げているのは政府と東電なのに、風評被害を持ち出すあたり、盗人猛々しいと言わざるを得ません」(大島堅一氏)

5959とはずがたり:2021/04/20(火) 10:24:10
読売。
FITの負担は言い募るくせに不透明な原発への支出の家計の負担には言及しない。再エネに蓄電池が必要と云う癖に原発に関しては云わない(原発も再エネも需要変動に対応する為には蓄電池や揚水発電やLNG火力が必要。) 凡庸な社説である。

再生エネルギー 拡大には工夫と新技術が要る
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210418-OYT1T50145/
2021/04/19 05:00

 国土の狭い日本で、太陽光や風力などの再生可能エネルギーをどこまで増やせるか。まずは、実現可能な目標を設定しつつ、技術革新を加速させていくことが大切だ。

 政府は今年夏に向け、エネルギー基本計画の見直し論議を進めており、2030年度の電源構成の中で、再生エネの比率をどこまで高めるかが焦点となっている。

 経済産業省は、30年度の再生エネの発電量について、固定価格で電力会社が買い取る現行の制度を維持した場合、19年度比で5割程度増加するとの試算を示した。総発電量に占める割合は、現在の18%から25%強になるという。

 この水準は現行計画の「22〜24%」こそクリアするが、原子力発電を大幅に増やさない限り、電源は依然として二酸化炭素の排出が多い火力に頼らざるを得ない。

 国は50年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げており、30年度に25%強では増加ペースは十分とは言えない。

 消費者団体や、気候変動対策に熱心な企業175社で作る団体は50%以上とするよう求めている。一方、経産省の有識者会議では「30%を大きく超えるのは難しい」との指摘が出ているという。

 論議を通じ、現実的な水準を探るとともに、追加的な支援策を検討する必要がある。

 現在の主力は急拡大した太陽光だが、平地の少ない日本では適地が限られ、すでに用地が不足している。業者が山林を切り崩してパネルを設置し、住民の反発を受ける例が増えているのが現状だ。

 耕作放棄地の有効活用を可能にする規制緩和ができないか。工場や住宅の屋根などにパネルを付ける際の補助を拡充するといった、工夫を重ねてほしい。

 さらに、技術革新を後押しすることが大事だ。政府は洋上風力を切り札と位置づけるが、日本の地形や気候に合う設備の実用化など技術的な課題が残っている。

 天候で発電量が変動する再生エネの弱点を克服するには、大容量蓄電池の開発も重要だ。政府が明確な戦略を示し、民間の投資を呼び込むことが不可欠である。

 再生エネの固定価格買い取り制度の費用は、電気料金に転嫁されている。21年度はその負担が2・7兆円に達し、標準的な家庭で年1万円を超えるという。

 再生エネの拡大により、家庭や企業のさらなる負担増は避けられない。その必要性について、政府は丁寧に説明し、国民の理解を得る努力を尽くさねばならない。

5960とはずがたり:2021/04/21(水) 23:23:36
自民党の議論らしい。

こんな小手先使うなら溶融塩炉の新設とか打ち出せよなあ。。

原発運転期間に延長論
停止期間除き「実働」に 安全面で慎重意見も
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71201280Q1A420C2EE8000/
2021年4月21日 2:00 [有料会員限定]

5961とはずがたり:2021/04/22(木) 16:23:33

東電に知事「不信と憤り」 相次ぐ不祥事に 処理水放出
会員記事
https://www.asahi.com/articles/DA3S14873856.html
2021年4月17日 5時00分

5962とはずがたり:2021/04/23(金) 15:17:02
村上沖から津軽半島までの洋上風力発電に石炭火発、原発の電源立地交付金引っ剥がしてぶち込んで、羽越本線は複線化とミニ新幹線化、日沿道も全線開通、4車線化なんかもぶち上げるべし!

勿論間歇性電源なんで揚水も完備したい。
徳山揚水発電所・杉原ダム40万kW https://www.jpower.co.jp/news_release/pdf/news070313-2-2.pdf,川浦水力発電所130万kW https://blog.goo.ne.jp/niimuray/e/9c05d8348bb2462c65d1b45bc6a229d6,高倉発電所210万kW https://www.jpower.co.jp/news_release/news142.html,木曽中央発電所180万kW http://shuzaikoara.world.coocan.jp/environment/yousui.htm,湯之谷揚水発電所180万kW https://www.jpower.co.jp/news_release/news155.html,金居原発電所228万kW https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2002/1119-4j.html,芦生挙原揚水発電100万kW級辺りの建設も検討したい。阿寺川渓谷と芦生演習林は一寸開発して欲しくないってのはあるけど。。

30年度の電源構成、「非化石」で5割超 梶山経産相
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021042300624&g=eco
2021年04月23日12時06分

 梶山弘志経済産業相は23日の閣議後記者会見で、2030年度の電源構成について、再生可能エネルギーなど発電時に二酸化炭素(CO2)を出さない「非化石」の割合が5割を超えるとの考えを示した。現行計画よりも上積みを目指す。その上で「正確な数値を後日出したい」と述べ、新たな電源構成案を近く公表する方針を示した。

脱炭素化「世界をリード」 加藤官房長官

 菅義偉首相は22日、30年度に温室効果ガスの排出を13年度比で46%削減する目標を表明した。18年に策定した現行のエネルギー基本計画は30年度の電源構成のうち原発が20〜22%、再エネが22〜24%と想定し、最大でも5割を下回る。46%削減目標の達成には非化石電源の大幅な上積みが不可欠とみられている。

5963とはずがたり:2021/04/23(金) 19:18:43

若狭湾から大阪湾にパイプでも引いて恒常的に排水するか

処理水大阪湾放出に「覚悟」 吉村知事、検討重ねて表明
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021042000849&g=eco
2021年04月20日15時34分

 大阪府の吉村洋文知事は20日までに、東京電力福島第1原発から出る処理水の大阪湾への放出について、政府からの要請を前提に検討する考えに変わりがないことを強調した。府庁で記者団に「覚悟がなければこの場で発信しない。腹をくくったから言うということだ」と語った。<下へ続く>

 放射性物質トリチウムを含んだ処理水について、吉村氏はかねて、科学的根拠に基づいて環境基準を満たすのであれば海洋放出を容認すべきだと主張し、大阪湾での受け入れも検討する意向を表明。政府が海洋放出する方針を決めた13日にも「政府から正式に要請があれば真摯(しんし)に検討する」と明言していた。

5964とはずがたり:2021/04/28(水) 12:03:50
5月にも稼働か!流石に特重未完成で6月には止めるとなると1カ月だがそれでも動かすのか?
動かさない方がコスト上有利な気もするけど反原発派に嫌がらせの為に動かしそうw

福井知事、40年超原発の再稼働に同意 美浜・高浜3基
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC280RS0Y1A420C2000000/?n_cid=SNSTW001
2021年4月28日 11:22

5965とはずがたり:2021/04/28(水) 12:42:27
原発の耐震設計,住宅より桁違いにやわで草(笑えん)>震度6はおよそ700ガル、震度7は1500ガル以上となるが、「大飯原発の耐震設計基準は当初405ガル…今は856ガル … 三井ホームの住宅の耐震設計は5115ガル、住友林業は3406ガル …

緊急電源を仮に確保出来ても配管外れたら注水出来ずに爆発するやん

元裁判長が示した「原発の耐震性」衝撃のデータとは
川口雅浩・毎日新聞経済プレミア編集長
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20210422/biz/00m/020/040000c
2021年4月28日
元裁判長が語る原発の不都合な真実(2)

 福井地裁裁判長として、2014年5月に関西電力大飯原発の運転差し止め判決を出した元裁判官の樋口英明さん(68)は、オンラインの講演会で「電力会社が最も国民に知られたくない事実」について語り始めた。

 「東京電力福島第1原発の事故を見て、多くの人は原発があれだけの被害を及ぼしたのだから、(原子力規制委員会が新規制基準を設け、適合した原発は)それなりに安全に造ってあると思うでしょう」

 この樋口さんの問いかけに、多くの人はうなずくのではないか。でも、その新規制基準は地震に対して十分ではないらしい。樋口さんは「福島の事故は地震で原子炉が壊れたのではありません。原発は地震が来て運転を止めた後も、ウラン燃料を冷やし続けなくてはならず、福島は停電したためにメルトダウンしてしまったのです」と語る。

停電と断水を防ぐには
 新規制基準は地震の強さを加速度で示す単位「ガル」を重視している。樋口さんは「原発は停電、断水してはなりません。そこで配電と配管の耐震性が重要になります」と説明し、具体的な数値を示した。

 それは衝撃的な数値だった。震度6はおよそ700ガル、震度7は1500ガル以上となるが、「大飯原発の耐震設計基準は当初405ガル、私が判決を出した時は700ガルで、今は856ガル」という。

 これは一般住宅と比べてどうなのか。樋口さんは「三井ホームの住宅の耐震設計は5115ガル、住友林業は3406ガル。実際に鉄板の上で住宅を揺さぶる実験をして、ここまで大丈夫でした。これに対して原発の基準は上げたところで、この程度。ハウスメーカーの耐震性よりもはるかに低い。…

5966とはずがたり:2021/04/28(水) 12:44:48
「規制委の判断は何だったのか」大飯原発判決に各界動揺
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASND4745RND4PTIL01K.html
桑原紀彦 栗林史子、女屋泰之、伊藤弘毅
2020年12月5日 7時00分

 関西電力大飯原発3、4号機の設置許可を取り消した4日の大阪地裁判決。原発の安全審査を続けてきた規制委にも、各地で再稼働を目指す電力各社や政府にも、影響を与えることになりそうだ。

 「審査の結果には十分自信を持っている。否定されたのはショックだ」

 新規制基準に基づく大飯原発3、4号機への許可を「違法」と断じた大阪地裁判決に、審査を担当する規制委の関係者は驚きと動揺を隠さなかった。

 基準地震動は、原発の建物や設備の耐震設計すべてに影響する。電力会社が、過去の文献などから地震を起こす断層の面積や長さを定め、地震規模を算出し、各原発で想定される最大の揺れをはじき出す。規制委はそれが妥当かどうかを審査する。

 東京電力福島第一原発事故を受けて生まれた規制委にとって、自然災害で「想定外」を繰り返さないことは至上命令。大飯3、4号機の再稼働に向けた審査では、基準地震動を関電が申請した700ガル(ガルは揺れの勢いを示す加速度の単位)から約1・2倍の856ガルに引き上げさせ、新基準を満たすと認めた。

判決が指摘した「違法性」
 規制委からみれば、不確かさを考慮して十分大きくしたつもりだった。断層面積は、敷地に近い三つの断層が連動することまで想定。断層の傾きなども、揺れが大きくなるように設定した。

5967とはずがたり:2021/04/28(水) 22:19:41
!?
三重水素は??

水と化学的に同じはずの「重水」は甘かった
https://nazology.net/archives/86932
2021.04.14 WEDNESDAY

5968とはずがたり:2021/04/28(水) 22:59:04
川内原発運転延長の特別点検 九電が実施検討[04/28 22:09]
https://www.mbc.co.jp/news/article/2021042800048781.html


九州電力の池辺和弘社長は28日の記者会見で、2024年以降に40年の運転期限を迎える川内原発1、2号機の運転延長を判断するための特別点検について、実施を検討したいとする考えを示しました。
原発の運転に関しては、福島第一原発事故後に期限を原則40年とするいわゆる「40年ルール」が定められ、事業者の申請が認められれば、最大で20年の延長ができます。
川内原発は、1号機が4年後の2024年、2号機が5年後の2025年に営業運転開始から40年を迎え、その1年前が申請の期限となっています。
池辺社長の発言を受けて、鹿児島県の塩田知事は「運転期間延長の検討にしっかりと対応できるよう、県の専門委員会の構成見直しなどの準備を進めたい」とコメントしています。

5969とはずがたり:2021/04/28(水) 23:40:20
処理水放出、大熊町議会は賛否示さず 国の方針説明され
古庄暢2021年4月27日 10時13分
https://www.asahi.com/articles/ASP4W3364P4VUGTB00G.html
 東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について、国や東電の担当者が26日、大熊町議会を訪れ、国の基本方針について説明した。一部の町議から処理水の安全性について質問が出たが、町議会として、海洋放出への賛否は示さなかった。

福島県知事、処理水放出にだんまり 県民から不満の声も
 13日に菅政権が方針を決定して以降、県内の市町村議会への説明は初めて。大熊町議会では昨年9月、国に処理水の処分方針を早期に示すよう求める意見書を賛成多数で可決していた。

 この日は、非公開で説明があり、国や議会関係者によると、タンクに保管する処理水を多核種除去設備(ALPS)で二次処理して放出する国の方針に対し、町議の一人から、二次処理しても残る放射性物質について不安の声があがった。国の担当者は「残ったものも基準以下に希釈した上で放出する」と安全性を説明したという。

 町議会として、基本方針への賛否については、この日、採決はとらなかった。説明後、吉岡健太郎議長は取材に「(町議会は)政府方針に賛成、反対を示す立場にない。政府方針に従い、安全第一に進めていただくしかない」と話した。

 国や東電は今後、他の市町村議会でも説明をする方針という。(古庄暢)

5970とはずがたり:2021/04/29(木) 01:10:53
取ってる今日の夕刊にも無料部分までしか載ってへんぞ。。

課題は九州や房総半島で余る再エネ電気を関西や首都圏へ運べるか,である。日本海側の洋上風力も首都圏場合によっては60Hz圏に運びたい。九州から関西へは豊予海峡を新たに繋いで伊方原発の送電網を使えば四国経由が使えるんちゃうかと思ってるんだけど。

地域間の送電容量2倍へ 建設の費用、電気代から回収?
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP4X3JP5P4WULFA03C.html
長崎潤一郎2021年4月28日 12時44分

 国の認可法人「電力広域的運営推進機関」は28日、地域間で電力をやりとりする送電網の強化について検討会を開いた。送電線の容量を現在の約2倍に増やすため、3・8兆〜4・8兆円ほどの巨額投資が必要との試算を示した。再生可能エネルギーの普及を加速させる狙いがある。

 具体的な工事計画をつくるのに時間がかかるため、送電網の整備が始まるのは早くても2022年度以降だ。強化された送電網の全体的な運用開始は30年代になりそうだ。

 計画をもとに実際に送電線を建設するのは、大手電力会社が担う。費用負担のあり方などはこれから詰めるが、電気料金に費用を上乗せする枠組みを活用するとみられる。全国の利用者が、長期間にわたって負担する可能性がある。

 広域機関は全国の電力需給や送電網などの計画をとりまとめている。政府は50年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げる。洋上風力発電を40年までに最大4500万キロワット(原発約45基分)導入する方針だ。適地は北海道や東北、九州に多いが、地元だけでは電気を使い切れないため、首都圏や関西圏に送れるようにする。

 国内の送電網は大手電力10…

5971とはずがたり:2021/04/30(金) 18:26:07

開発リスクはロシアに取って貰えれば良い。

ロシアの高速実証炉「BN-800」、MOX燃料のみで燃料を交換
25 Feb 2021
https://www.jaif.or.jp/journal/oversea/6801.html?utm_campaign=shareaholic&utm_medium=twitter&utm_source=socialnetwork
cRosatom

ロシア国営の原子力総合企業ロスアトム社は2月24日、出力88.5万kWの「高速実証炉(BN-800)」として2016年11月から営業運転中のベロヤルスク原子力発電所4号機で、燃料交換時に初めてウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料のみを装荷したと発表した。これらの作業を終えた同炉は再び送電網に接続され、運転を再開している。

運転開始当初、同炉の炉心はウラン燃料とMOX燃料のハイブリッド炉心となっており、2020年1月の初回の燃料交換時にMOX燃料集合体を18体装荷。今回新たに160体のMOX燃料集合体をウラン燃料集合体と交換したことから、同炉の炉心は三分の一までMOX燃料になった。ロスアトム社は今後の燃料交換でもMOX燃料のみを装荷していく予定で、2022年には同炉は「フルMOX炉心」で稼働することになる。

高速実証炉である4号機の主な目的は、高速炉を活用した核燃料サイクルの様々な段階の技術をマスターすることで、同発電所のI.シドロフ所長は「原子力産業界における戦略的目標の実現に、また一歩近づいた」とコメント。「MOX燃料を使用することによって、燃料製造に使われない劣化ウランも含め、原子力発電の材料資源であるウランが有効活用されるほか、別の原子炉から出た使用済燃料を再利用することで長寿命核種など放射性廃棄物の排出量を削減できる」と強調した。

ベロヤルスク4号機の初期炉心には、ディミトロフグラードの国立原子炉科学研究所(RIAR)が製造したMOX燃料集合体が含まれていたが、取り換え用のMOX燃料は、クラスノヤルスク地方ゼレズノゴルスクにある鉱業化学コンビナート(MCC)が製造した。原材料は、ウラン濃縮後の劣化六フッ化ウランから生成した劣化ウラン酸化物と、ロシア型PWR(VVER)の使用済燃料から生成したプルトニウム酸化物である。

MCCで産業規模のMOX燃料を製造することは、2020年までを視野に入れたロシア連邦政府の目標プログラムに設定されており、ロシアの原子力産業界はMCC内にMOX燃料製造施設を設置するため、広範な協力体制を敷いている。これらの調整役を担うロスアトム社傘下の核燃料製造企業TVEL社によると、MCCでは2014年に6t/年の製造能力でMOX燃料製造施設の試運転を開始。最終的に60t/年の製造能力を目指しているが、2018年後半からは「BN-800」向けに取り換え用MOX燃料の連続製造を始めている。

なお、TVEL社の担当副社長によると、MCCではBN-800用MOX燃料の製造と並行して、ロスアトム社の専門家チームが同様にMOX燃料の製造技術開発を続けている。VVERの使用済燃料から抽出したプルトニウムで新燃料を製造する技術はすでにマスター済みで、全自動の無人設備を使って最初のMOX燃料集合体が20体完成。原子炉への装荷に向け、検査もクリアしたと伝えている。

(参照資料:ロスアトム社の発表資料、原産新聞・海外ニュース、およびWNAの2月24日付け「ワールド・ニュークリア・ニュース(WNN)」)

5972とはずがたり:2021/04/30(金) 23:09:32
福島は一度に12基制御不能になる事故に相当するけどそれでも安全に停止出来るのか?
>この企業の小型炉は、格納容器ごとプールに入れて動かします。出力が小さいため、事故が起きた場合、非常用電源や追加の冷却水がなくても、炉心を冷やして安全に停止させられるとしています。

原理的に爆発しないしプルトニウムも出さない溶融塩炉の方がええんちゃうか。

どっちにせよ核廃棄物は出てしまう訳だが。

脱炭素社会の発電「小型原子炉」は選択肢か
2021年4月28日 16時52分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210428/k10012999661000.html

「私たちの原子炉が提供するのは、はるかに異なるレベルの安全性です。福島の事故のすべての教訓も、設計に役立てました」
インタビューに対し、こう強調したのは「小型原子炉」の開発を進める、アメリカのスタートアップ企業の創業者です。

小型原子炉とは、いま多くの国が開発に力を入れている新型の原子炉。
気候変動を食い止めるための脱炭素化が世界的に求められている中、私たちが使う電力を作る選択肢となり得るのでしょうか。(国際部記者 田村銀河)

米ベンチャーが続々参入
壁一面にモニターが並ぶ制御室。アメリカ西部・オレゴン州に本社を構えるスタートアップ企業「ニュースケール」のシミュレーションルームです。ここでは建設が予定されている小型原子炉の運転のシミュレーションが繰り返し行われています。

小型原子炉とは、出力が比較的小さい原子炉のことです。IAEA=国際原子力機関の定義では出力が30万キロワット以下とされ、従来のものに比べると3分の1から4分の1ほどです。この会社の原子炉はさらに小さく、高さ20メートル余り、幅4.5メートルほどの格納容器の出力は、7.7万キロワットです。1基あたりの出力は小さいものの、モジュールと呼ばれるこうした格納容器を12基並べて運転することで、従来の原子炉に近い出力になるとしています。

なぜ小型にこだわるのか。背景には、10年前の東京電力福島第一原子力発電所の事故であらわになった、安全性の課題があります。福島第一原発は、非常時に原子炉を冷やすため、水を外から注入する装置が備えられていましたが、非常用電源などを津波で喪失し、冷却機能が失われて、メルトダウンを起こしました。こうしたことから事故以降、非常時にも追加の冷却水や電源などを必要としない設計への注目が高まりました。
この企業の小型炉は、格納容器ごとプールに入れて動かします。出力が小さいため、事故が起きた場合、非常用電源や追加の冷却水がなくても、炉心を冷やして安全に停止させられるとしています。

2007年に創業したこの会社ですが、これまでアメリカのエネルギー省から4億ドル(約430億円)を超える資金支援を獲得。NRC=原子力規制委員会の設計審査を経て、早ければ2029年にも運転が始まる予定で、世界で最も商業化に近い企業とされています。アメリカではほかにも複数の企業が小型炉に参入し、開発競争が進んでいます。
“脱炭素”が後押し
小型炉開発への参入が相次いでいる背景には、アメリカの電力事情があります。アメリカの石炭火力発電は、採算面でシェールガス・オイルに劣ることや、環境対策を背景に再生可能エネルギーの普及が進められたことから、閉鎖などが相次いでいます。
アメリカのエネルギー省によりますと、石炭での発電量は、2025年にはピーク時(2011年)の3分の2以下になると予想されています。
他方、これまでの大型の原子力発電施設も老朽化が進んでいて、新たな建設には莫大なコストも必要なことから、建設コストが比較的安いとされる小型炉が注目されているのです。
「ニュースケール」は、古い石炭火力発電施設の一部を小型炉に転用できるうえ、雇用も継続できるとアピールしています。
アメリカのバイデン大統領
後押しとなるのは、バイデン政権の誕生です。民主党のバイデン政権は国内の電力すべてを、二酸化炭素を出さない「クリーンエネルギー」にすると掲げ、再生可能エネルギーの拡大に力を入れていますが、原子力発電も選択肢の1つだとしています。大統領選挙の公約にも、小型原子炉の開発コスト引き下げを掲げ、ことし3月に発表した大規模なインフラ整備計画にも、新型原子炉への開発投資が盛り込まれました。

5973とはずがたり:2021/04/30(金) 23:09:58

世界の多くの国が脱炭素政策に舵を切る中、この企業は小型原子炉の市場の大きな成長を見込んでいます。
「ニュースケール」共同創業者 ホセ・レイエス博士
ホセ・レイエス博士
「ニュースケール社は、地球の未来のために気候変動対策の目標達成が不可欠だと信じています。費用対効果の高い『脱炭素』は、原子力なしには起きえないでしょう」
「小型原子炉の需要は、2030年から2040年の間に大幅に高まると考えています」

開発の動きはアメリカだけではありません。
イギリスのジョンソン首相も脱炭素に向けた産業政策の中で支援を表明していて、ロールスロイス社が開発を進めています。
ロシアで開発されている水上原子力発電所
さらに、中国やロシアでも開発の動きが進んでいます。ロシアの国営企業は原子力砕氷船の技術を応用し、シベリアや北極海の資源開発基地などで活用するとみられています。中国も南部の海南島などで建設を計画し、南シナ海の海上での電力の供給を目指していると伝えられています。

「ゼロ」にはならないリスク
カナダ環境法協会のホームページ
一方、反対の声も根強くあります。

「小型炉は汚れていて、危険だ」
こう訴えるのはカナダ環境法協会です。カナダでは、政府が小型炉の開発を支援しようとしましたが、100を超える環境団体などがこれに反対する声明を発表。小型でも、いわゆる「核のゴミ」を出すことや、喫緊の課題である気候変動対策としては開発に時間がかかりすぎると訴えています。

さらに、軍縮やエネルギーの専門家は、小型炉でも事故のリスクはゼロにはできないと指摘。むしろ、再生可能エネルギーの普及に力を入れるべきだと主張します。

ブリティッシュコロンビア大学 M.V.ラマナ教授
ラマナ教授

「原子力発電は複雑であり、たとえそれぞれの可能性は低かったとしても、いろいろな原因で事故が起きる可能性がある」
「過去10年間で変化したのは、再生可能エネルギーのコストが劇的に下がったことだ。人々は太陽光発電のコストが安価になったというようなニュースを聞き“原子力が唯一の答えではない”と思うようになってきている」
原子力産業の生き残り戦略?
小型炉は、原子力技術や原子力産業を維持するための装置だという批判もあります。世界の発電量のうち原子力発電が占める割合は10%ほどですが、IEA=国際エネルギー機関の予測では、運転期間の終了や新設への投資が少ないことから発電量は減少傾向で、現状のままだと2040年には先進国での原子力発電は最大3分の2減少するとしています。
こうしたことも背景に、とりわけアメリカやイギリスなど核保有国を中心に、核の技術を保持し続けることや、原子力産業を維持することが必要だという考えが出ています。
ラマナ教授は、小型炉の開発は、原子力技術を維持したい政府や業界の生き残り戦略になっていると指摘します。
ラマナ教授
「小型炉についての議論は、エネルギー政策の観点ではなく原子力産業の利益から見ないと、何が起きているか分かりません」
「原子力産業にとって、小型炉はみずからの妥当性を示すために必要なのです」

日本の関わり方は
日本ではどうなるのか。
日本政府も、脱炭素政策の中で小型炉をとりあげています。去年の末、経済産業省が中心となって、脱炭素社会の実現に向けた実行計画「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」をとりまとめましたが、この中で今後の成長が期待できる分野の1つに原子力産業を挙げ、小型炉についても海外のプロジェクトと連携する日本企業の取り組みを支援するとしています。

小型炉についてはこれまで、日立製作所がアメリカのGE=ゼネラル・エレクトリックと共同で出資して設立したグループ会社で開発を進めてきました。さらに、政府の方針を背景に、プラント建設大手の日揮も4月、「ニュースケール」に4000万ドル(約43億円)を出資し、小型炉の設計や建設事業への進出を目指すと発表しました。

5974とはずがたり:2021/04/30(金) 23:10:22
>>5972-5974
バイデン大統領と菅首相
4月16日の日米首脳会談でも動きがありました。日米で結ばれた「日米気候パートナーシップ」の中にも、両国の気候変動対策におけるイノベーションの協力分野として、新型の原子炉が盛り込まれました。

現時点ではこうした政策は、日本企業が海外で小型炉を展開するための支援にとどまっています。日揮の広報担当者は取材に対して「福島県民のみならず国民感情を考慮すると、非常にセンシティブで時間がかかることであると認識している」と答え、当面の市場は海外だとしています。

また、日揮の発表を受けて、4月6日の閣議後、国内での小型炉の利用について記者団に問われた梶山経済産業大臣は次のように答えました。
梶山経済産業相
梶山経済産業相
「小型モジュール炉(小型炉)に関して、日米企業で連携した具体的な取り組みに進捗が見られたことは喜ばしいことだと考えている。そのうえで、小型モジュール炉も含めて現時点では新増設、リプレース(建て替え)は想定していないというのがこれまでの政府の考え方だ」
原子力と、改めてどう向き合うのか
他方で、国内での活用を視野に入れた動きも出てきています。
2月、関西電力は2050年の脱炭素を目指す将来ビジョンの中で、小型炉などの新設や建て替えも検討するとしました。
自民党の議員連盟
さらに4月、自民党内で最新型の原発の新設を推進する議員連盟が発足。「原子力は安価なエネルギーの供給と脱炭素の両立を実現する上で欠かすことができない」として、小型炉の開発動向も踏まえ、最新原子炉の新設や増設に向けた意見をとりまとめることにしています。
政府が新設をしないとする中でもこうした議論が出る背景には、日本のエネルギー政策があります。日本は東日本大震災以降、原子力発電所の多くが稼働を停止している間、石炭などの火力発電に頼ってきました。ところが脱炭素が求められ、古い石炭火力発電所が今後閉鎖を余儀なくされる一方、既存の原発の再稼働についても地元の理解が得られないことなどからあまり進んでおらず、再生可能エネルギーの導入もヨーロッパ各国に比べて遅れているとも指摘されています。
とりわけ、ことしは政府の「エネルギー基本計画」をめぐる、3年に1度の見直しの節目です。4月の気候変動サミットで表明した新たな目標(2030年に向けた温室効果ガスの排出量を、2013年度と比べて46%削減)の達成に向け、2030年度の電源構成をどうするのか、本格的な議論が行われることになります。
一方、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするという目標を掲げていますが、そのための電源構成については、今後の技術革新などが不確実だとして、複数のシナリオを検討することにしています。国内のシンクタンクやNGOも分析していますが、必要な電力を供給するためには原子力や火力も必要だという試算から、再生可能エネルギー

5975とはずがたり:2021/05/02(日) 18:01:43
関電の旧経営陣、不起訴へ
特捜部、違法性の立証困難
https://this.kiji.is/760830106924711936
2021/4/30 20:52 (JST)4/30 21:03 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社


 関西電力の金品受領や役員報酬補填の問題を巡り、会社法違反(特別背任)などの疑いで告発された関電の八木誠前会長(71)ら旧経営陣について、大阪地検特捜部が違法性を問うのは困難として、5月の大型連休明け以降、不起訴処分にする方向で検討していることが30日、関係者への取材で分かった。

 有罪を立証できると判断しても情状などを考慮して起訴しない起訴猶予にはせず、証拠は不十分だとする嫌疑不十分や嫌疑なしにするとみられる。不起訴の場合、告発した市民団体が検察審査会に審査を申し立てる見通し。

 関係者によると、立件に必要な金額の水増しなどは確認できなかったとみられる。

5976荷主研究者:2021/05/04(火) 21:55:09

https://www.sakigake.jp/news/article/20210401AK0006/
2021年4月1日 秋田魁新報
秋田火力、23年3月廃止 唯一稼働の4号機停止へ

2023年3月に廃止される秋田市飯島の秋田火力発電所=2013年撮影、東北電力提供

 東北電力は31日、重油を主な燃料とする秋田火力発電所(秋田市飯島)で唯一稼働している4号機(出力60万キロワット)を2023年3月に廃止すると発表した。これに伴い同発電所も廃止となる。

 廃止時期は管内に電力を安定供給する観点から決めた。新潟県上越市で液化天然ガス(LNG)を燃料とする上越火力発電所1号機が22年12月に稼働を始め、電力需要が高まる厳冬期を過ぎた翌年3月にした。

 4号機は主に管内の需給バランスの調整電源として利用。1980年から稼働し、2020年度の発電量(21年2月末時点)は約4億4200万キロワット時、設備稼働率(同)は10・0%だった。

 東北電力秋田支店によると、秋田火力発電所には現在、関係・協力会社の社員を含め約450人が勤務。このうち東北電力の社員約90人は廃止後、配置転換されるか、撤去工事に従事する。

 秋田火力は1970年に1号機の運転を開始。2号機は72年、3号機は74年、5号機は2012年に運転を始めた。その後、電力の需要動向や供給力確保を理由に、1号機は03年、3号機と5号機は19年、2号機は20年にそれぞれ廃止された。1、5号機は既に撤去作業を終え、2、3号機は今月中に撤去作業に入る予定。

 敷地面積は約51万平方メートル。東北電秋田支店は「4号機廃止後の跡地の活用法は検討中。今後は風力発電を主力に再生可能エネルギーによる発電に力を入れていく」とした。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板