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近現代史綜合スレ

191とはずがたり:2007/03/19(月) 03:10:33
>>186-189
大学時代経済政策と云いながら独逸経済史が専門の先生のゼミについてまして,独逸統合過程には関心があり国民経済の統合の興味深い例として俺も注目してます。但し後進資本主義国の国民国家形成の典型的に扱われる独逸では有りますが,現代から見ればやはり市民階層の形成やハンザ同盟や中世やそれ以前からのヨーロッパ経済圏の蓄積を考えるとやはり先進国としての一例に過ぎないとも云えるのではないかと思います。

>>地球レベルでの国家権力の創造過程で、反対に民族意識が強まるおそれも十分に考えられます。
個人的にはいきなり強権的な国家権力の様なものを造れと主張している訳でも出来ると想定している訳でもありません。EU統合の様に必要に応じて様々な葛藤の中でコンセンサスを積み上げてゆく中で現代の近代国家システムがよりよいものにすべきであって固定的に枠組みを考えてしまう事はないと思います。

>これは、ドイツのパターンでは、オーストリアに近い形の国になっているものと思われます。
旧オーストリア帝国の跡地は民俗と国家の版図が一致せず少数民族が発生してますがヨーロッパのような近代的市民階級がちゃんと蓄積している所は未だマシでありまして,アフリカの部族社会は近代国家の担い手たる市民階層が出来ていないのに形式的に近代国家を作ってしまった点に悲劇があるのであると思います。

>理想形は、小国分割と、その枠組みを守るための国連軍の駐留です。
いいですね。アフリカ諸国が自決を考えるならアフリカ連合が主導すれば良いんでしょうけど「近代国家」の利害を超越的に振る舞える組織では現段階では無さそうです。。

>国民の貧困の主因は人口爆発でしょう。
近代化の先駆として人口爆発が起きることもあり必ずしも人口爆発が貧困の原因であるというのは専門家のコンセンサスにはなってない面もあるようです。

>収奪の定義にもよりますが、民間企業の収奪の方がもっと過酷なのではないかと思います。
紛争地域は国家による収奪が主でしょうし,平和な国家では欧米の多国籍企業と現地の国家が結託して収奪している事も多いでしょうからどちらが過酷かは一概には決められない気もします。

亀レス失敬でした。


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