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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

6820OS5:2023/06/08(木) 08:55:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa66b73459ea11a06e109222b75c9923cea478ba
ノースダコタ州知事が出馬届け出、共和党から10人目 米大統領選挙
6/8(木) 6:00配信
 2024年の米大統領選の共和党指名候補争いに向け、ノースダコタ州のダグ・バーガム知事(66)が7日、連邦選挙委員会に立候補を届け出た。共和党から出馬を表明した主な候補者は10人目となった。

 バーガム氏は6日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルへの寄稿で知事としての歳出削減や減税の実績を強調。「米国でも同じことができる。米国には世界で最も勤勉な人々がいる。潜在能力を引き出すには新しいリーダーシップが必要だ」と訴えた。

 バーガム氏はスタンフォード大学のビジネススクールを修了後、ノースダコタ州のソフトウェア会社のCEOとして会社を急成長させた。その会社は2001年に米マイクロソフトに買収され、バーガム氏はマイクロソフトの幹部を07年まで務めた。

朝日新聞社

6821OS5:2023/06/08(木) 16:29:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc423956c6525010279e49a5f97c1158e87b323e
hトランプ氏に有利な展開に 大統領選の共和党指名争い、候補乱立
6/8(木) 14:35配信


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毎日新聞
支持者の声援に応えるトランプ前大統領=米中西部アイオワ州で2023年6月1日、AP

 2024年11月の米大統領選に向け、共和党の有力候補がほぼ出そろった。世論調査では、返り咲きを目指すドナルド・トランプ前大統領(76)がリードし、対抗馬と目される南部フロリダ州のロン・デサンティス知事(44)は5月下旬の出馬表明後も伸び悩んでいる。3番手以下の候補は「トランプ氏への挑戦権」を奪おうと、デサンティス氏への批判を強めている。

 共和党の候補指名争いは、7日までに主要候補だけで10人が名乗りを上げた。来年の予備選・党員集会で、州ごとに割り当てられた代議員の獲得数を競うが、首位の候補が代議員を総取りする州も多い。候補が乱立して「反トランプ派」の支持が分散する展開は、熱狂的な支持層を持つトランプ氏に有利だ。トランプ氏は「支持率が1%やゼロの候補もいる。なぜ、出馬するのか理解できない」とFOXニュースのイベントで述べるなど、余裕を見せている。

 トランプ氏は、20年大統領選の結果を覆すために違法行為をした疑惑などで司法当局の捜査を受けているが、「魔女狩りだ」とアピールすることで逆に支持を伸ばしている。

 選挙・世論分析サイト「ファイブサーティーエイト」によると、平均支持率(6日時点)は、トランプ氏が53・7%で、デサンティス氏(21・3%)に大差をつけている。2人の差は3月1日時点の16・3ポイントから32・4ポイントに拡大し、デサンティス氏の出馬表明後も大きな変化はない。3番手以下はマイク・ペンス前副大統領(64)=5・4%、ニッキー・ヘイリー元国連大使(51)=4・5%、実業家のビベック・ラマスワミ氏(37)=3・4%、ティム・スコット上院議員(57)=2・2%と続く。

 デサンティス氏は出馬表明の日に、ツイッターの音声チャット機能「スペース」で実業家のイーロン・マスク氏との対談に臨んだが、接続障害に見舞われて出だしからつまずいた。性的少数者を巡る政策に反対したウォルト・ディズニー社に対し、同社に認めてきたディズニーワールドの「自治権」を奪ったことが行政の介入を嫌う保守派の一部から批判された。3月にロシアのウクライナ侵攻を「領土紛争」と述べた失言も尾を引いている。

 3番手以下の候補は、デサンティス氏を2番手から引きずり下ろそうと躍起になっている。

 ペンス氏は7日のCNNのイベントで「ウクライナで起きているのは領土紛争ではなく、ロシアの侵攻だ」とデサンティス氏を批判。ヘイリー氏も4日に「デサンティス氏はディズニーから政治献金を受けてきたのに、政策を批判されたからといって(自治権を奪い)、フロリダ州の納税者のお金を訴訟費用に使おうとしている」と非難した。

 共和党のギングリッジ元下院議長は米メディアに「熱烈な支持者がいるトランプ氏よりも、フロリダ州以外に支持基盤がないデサンティス氏の方が、批判して反感を買う恐れがないため、攻撃しやすい」と解説する。

 一方、党内穏健派はトランプ氏を真っ向から批判するが、指名争いで存在感は示せていない。ラリー・ホーガン前メリーランド州知事(67)やクリス・スヌヌ・ニューハンプシャー州知事(48)は「候補が増えれば、トランプ氏を利する」との理由で出馬を断念。クリス・クリスティー前ニュージャージー州知事(60)は出馬表明したものの、デサンティス氏やペンス氏など、保守色が強い有力候補を前に埋没している。

 共和党全国委員会は8月23日に中西部ウィスコンシン州で最初の候補者討論会を開く。少なくとも三つの世論調査で支持率が1%以上▽4万件以上の寄付▽20以上の州・米領で、それぞれ200件以上の寄付――などの参加資格を設けており、支持率が低迷する候補にとっては討論会に参加できるかが第一関門となりそうだ。候補者は「最終的に共和党が指名した候補を支持するという誓約への署名」も求められており、トランプ氏が誓約するかどうかも注目される。【ワシントン秋山信一】

6822OS5:2023/06/08(木) 18:00:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/2aa47825c667225e62565584ee060b387f26b2d8
トランプ政治、否定か継承か 共和党指名争い本格化
6/8(木) 16:51配信

【ワシントン=大内清】2024年米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いは、出馬が取り沙汰されてきた候補が出そろい、本格的な論戦に突入した。10人以上が乱立する中、返り咲きを狙うトランプ前大統領(76)が選挙戦の中心であり続けるのは確実。追いすがる候補者たちは、トランプ政治を「否定」するか「継承」するかの間で基本戦略が分かれている。

「憲法を守らない人間が大統領に選ばれるべきではない」。ペンス前副大統領(64)は7日、出馬表明後で初の演説を中西部アイオワ州で行い、かつてのパートナーであるトランプ氏を痛烈に批判した。

ペンス氏は、トランプ氏がバイデン現大統領に敗れた20年大統領選後、副大統領が仕切り役を務める議会手続きで選挙結果を覆すようトランプ氏から圧力を受けたが、拒否したことでトランプ支持者による連邦議会襲撃事件での標的となった。演説では「トランプ氏を取るか憲法を取るかの選択を迫られた」と当時を振り返り、トランプ氏の法観念の希薄さに真っ向から切り込んだのだ。

同様に、以前はトランプ氏と緊密だったものの、現在は「反トランプ」を明確にしているのが、6日に出馬表明したクリスティー前ニュージャージー州知事(60)。「利己的で自己愛が強い」「指導者にふさわしくない」と切り捨てた。

ペンス氏らがトランプ氏は大統領として不適格だと訴える背景には、共和党が「トランプ党」と化していることへの党内穏健派の危機感がある。

不動産業や興業の世界から転身したトランプ氏は、連邦政府や官僚機構、主流メディアのリベラルな言説などへの反感をあおり、政治を「ショー」に変えた。議会共和党ではこれを模倣した保守強硬派の議員らが発言力を強化。同派の対決的な姿勢は、債務上限引き上げを巡る協議の難航で米政府がデフォルト(債務不履行)寸前にまで陥った一因ともなった。

クリスティー氏は6日、今回の指名争いでも同様の手法を続けるトランプ氏は「再放送の番組をみているようでもう面白くない」と語り、共和党支持層に「トランプ離れ」を促した。

これに対し、トランプ氏の対抗馬と目される南部フロリダ州のデサンティス知事(44)は、エスタブリッシュメント(支配層)やリベラル勢力への敵意を前面に押し出す「トランプ流」を継承している。強硬な不法移民対策やウクライナ支援への消極的な態度といった面でも共通点は多い。陣営関係者は「トランプ氏を支持してはいても、その言動に辟易(へきえき)としている人の選択肢になることが重要だ」と狙いを語る。

共和党の指名レースへの参戦は10人を超える。米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の最新の集計によると、トランプ氏は支持率53・2%で首位を独走し、2位のデサンティス氏(22・4%)とは約31ポイント差。その他の候補の支持率はいずれも1桁台前半にとどまっている。候補者の乱立で反トランプ票の分散が見込まれる現状は、トランプ氏に有利との見方が強い。

このためトランプ氏にとって目下のところ重要なのは、求心力を維持し支持基盤の結束を固めること。交流サイト(SNS)への投稿では連日、自身の機密文書持ち出し問題などを巡る捜査を「ファシズム」「選挙妨害だ」と主張し、敵から迫害を受けているとの自己像作りに余念がない。

6823OS5:2023/06/09(金) 23:00:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c961b1ff801a4a7c9ecb5852b2d0d6e2d614760
最高裁判決、下院選を左右 区割り是正、民主有利の見方 米
6/9(金) 20:34配信


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時事通信
米首都ワシントンの連邦最高裁近くで、アラバマ州の選挙区割りを巡る訴訟の口頭弁論に際し、抗議活動を行う市民=2022年10月(EPA時事)

 【ワシントン時事】米連邦最高裁は8日、南部アラバマ州の選挙区割りが人種による差別を禁じた「投票権法」に違反する疑いがあると判断した。

 州は区割りの見直しを迫られ、今後行われる連邦下院選の結果を左右する可能性がある。影響は他州にも及ぶとみられ、人種的少数派(マイノリティー)の支持を集める与党・民主党は判決を歓迎している。

 訴訟では、共和党が多数派を占めるアラバマ州議会が2022年中間選挙に向け導入した区割りについて、原告側が「黒人有権者の影響力を弱め、投票権法に違反する」と是正を求めた。

 現在の区割りでは、七つの選挙区のうち黒人が多数の区は一つで、民主党が議席を保持。残る6選挙区は白人の支持が多い共和党が占める。原告の主張によれば、区割り見直しで、黒人が多数派の選挙区が二つに増える公算が大きい。

 選挙分析団体「クック・ポリティカル・リポート」のデービッド・ワサマン氏は、同様の訴訟が各地で提起されていることを踏まえ、「判決はアラバマ以外にも衝撃を与え得る」と指摘。同団体は、アラバマ、ルイジアナ、ノースカロライナの南部3州の五つの下院選挙区で、共和党に不利に傾くという評価を公表した。

6824OS5:2023/06/10(土) 09:22:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/36efdaff697974f0763d305008a339e5d37018d0
共和指名争い、候補者乱立 トランプ氏有利の見方 米大統領選
6/9(金) 7:09配信


 【ワシントン時事】2024年米大統領選の共和党の候補指名争いで、一番に名乗りを上げたトランプ前大統領への挑戦者が乱立している。

 今週に入りペンス前副大統領ら有力政治家が相次ぎ参戦し、主要候補は10人に達した。「非トランプ」候補を一本化できなければ、強固な支持層を持つトランプ氏に有利という見方が出ている。

 「二度と大統領になるべきではない」。ペンス氏は7日、中西部アイオワ州で選挙戦を開始し、前政権で右腕として支えたトランプ氏を真っ向から批判した。

 かつてトランプ氏の盟友だったクリスティー前ニュージャージー州知事や、ノースダコタ州のバーガム知事も6日に立候補を表明。クリスティー氏はトランプ氏を「孤独で自己中心的」と呼び、指名レースで徹底的に攻撃する構えだ。

 候補者が増えれば票が割れ、トランプ氏の最大のライバルであるデサンティス・フロリダ州知事にとって不利になる。同氏は先週から選挙活動を本格化させたが、人付き合いが苦手とされ、ぎこちない有権者とのやりとりを取り上げる報道も目立った。

 各種世論調査の平均値によると、5月末時点の共和党内の支持率で2桁を超えるのは、53.2%のトランプ氏と22.4%のデサンティス氏のみ。比較的名前が知られているペンス氏でさえ3.8%にすぎない。他の顔触れも似たり寄ったりの数字で、トランプ氏の独走ぶりが際立つ。

 ただ、トランプ氏は18年の中間選挙で共和党の下院多数派を失い、20年大統領選では自らが敗北した。昨年の中間選挙でも、共和党の不振の要因をトランプ氏の極端な主張に求める向きが多い。

 さらにトランプ氏は、退任後に機密文書を持ち出した疑いで刑事訴追が迫っているとも伝えられる。反トランプ派のスヌヌ・ニューハンプシャー州知事は「彼を選べば(本選で)また負ける」と警鐘を鳴らした。

 共和党は8月23日にウィスコンシン州で開く初の候補者討論会について、4万人以上から献金を受けているなど一定の参加条件を設けた。トランプ氏不参加の可能性も伝えられる中、いかに存在感を示せるかが各候補の最初の試金石となる。

6825OS5:2023/06/10(土) 19:22:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a018c82fc25e7c1cc13691d836908d1c7c75b8a
共和党「トランプ一強」加速か 起訴が結束生む流れ
6/10(土) 11:30配信

産経新聞
米共和党のトランプ前大統領は機密文書問題での起訴について、自身を民主党のバイデン政権による迫害の「被害者」だと喧伝(けんでん)している。こうした主張は、共和党の支持基盤である保守層に根強い「リベラル勢力への敵意」と親和性が高い。起訴はトランプ支持者をいっそう結束させ、2024年大統領選に向けた共和党の候補者指名争いでトランプ氏の「1強」状態を加速させる可能性がある。

機密文書に軍事上の弱点情報 米司法省、トランプ氏起訴状を公表

8日夕に起訴の一報が流れた直後から、トランプ氏が立ち上げた交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」では、「ディープステート(闇の政府)を倒せ」「トランプのために祈る」などの投稿があふれた。南部フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅マールアラーゴ周辺には、熱烈な支持者が集まった。

起訴はトランプ氏の地元フロリダ州の市民から選ばれた大陪審が決定した。だが、トランプ支持者の多くには、それすらも政権側からの「攻撃」と映る。トランプ政治を特徴づける「エスタブリッシュメント(支配層)との戦い」というナラティブ(物語)が強く、支持者はその枠組みで物事をとらえるためだ。

共和党では昨年11月の中間選挙後、自党の議席が伸び悩んだのは20年大統領選での敗北を認めないトランプ氏が原因だとの声が高まった。だが、トランプ氏が今年3月末、ポルノ女優への口止め料支払いを巡って起訴されると批判は鳴りを潜め、トランプ氏の支持率が急伸した。

調査機関ユーガブが今月初めに行った世論調査では、機密文書問題でトランプ氏の起訴を支持するとした回答が、民主党支持層で83%だったのに対し、共和党支持層では16%にとどまった。こうした共和党支持層の心情を、指名レースに参戦している他の候補者も読み取っている。

最大のライバルと目されるフロリダ州のデサンティス知事は8日、起訴は「法執行機関の武器化」だとツイッターで非難。投資家のビベック・ラマスワミー氏は「当選したらトランプ氏を恩赦する」と書き込んだ。

前出のユーガブ調査では機密文書持ち出しを「非常に深刻」「ある程度は深刻」な問題だと答えた人が全体の72%、共和党支持層でも63%にのぼった。今回の起訴がトランプ氏の足かせになる可能性もある。

ただ、バイデン大統領も機密文書を自宅などに不正に保管していたことが判明し、捜査対象となっている。トランプ氏が自分だけ起訴されたのは不当だと訴え、その主張が無党派層にも浸透すれば民主党に打撃となる。(ワシントン 大内清)

6826OS5:2023/06/24(土) 08:52:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef8ae9be72f06d8fa3d8be82af59b3aa4b5e5fd4
共和党・反トランプ派の元下院議員が出馬表明 米大統領選
6/23(金) 10:53配信

毎日新聞
米国の国旗=ゲッティ

 米共和党のウィル・ハード元連邦下院議員(45)は22日、2024年11月の大統領選に向けて、共和党候補指名を目指して立候補すると表明した。ハード氏は中央情報局(CIA)勤務などを経て、15〜21年にテキサス州選出の下院議員を務めた。共和党では唯一の黒人下院議員だった時期もある。党穏健派を中心に反トランプ派の結集を目指す方針だ。


 ハード氏は22日のビデオ声明で、世論調査でリードするドナルド・トランプ前大統領(77)を「無法者、自己中心的、失敗した政治家」と強く批判した。

 物価高や薬物依存症のまん延といった問題を挙げた上で、「(民主党の)バイデン大統領ではこうした問題を解決できない。だが、トランプ氏のような失敗した政治家を共和党候補に指名すれば、再びバイデン氏が勝つのは明白だ。共和党も、米国も、より良い状況がふさわしい」と訴えた。

 共和党の候補指名争いは、トランプ氏以外にも主要候補だけで10人以上が乱立している。【ワシントン秋山信一】

6827OS5:2023/06/25(日) 08:13:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/6adb1d06ab5bfd078a832a02bd9aa4da349ec722
米13州で中絶「違法」に 最高裁判決1年 民主、大統領選で争点化
6/25(日) 7:09配信


時事通信
23日、ワシントンで支持者と交流するバイデン米大統領(EPA時事)

 【ワシントン時事】米連邦最高裁が人工妊娠中絶の憲法上の権利を否定する判決を下してから、24日で1年。

 手術の規制権限が各州に委ねられた結果、共和党主導の13州で事実上中絶を禁じる州法が導入された。バイデン大統領率いる民主党は女性の選択の権利を守る姿勢を強調し、2024年大統領選の主要争点に据える構えだ。

 中絶の権利を支持する団体「グットマッカー研究所」によると20日現在、全米50州のうち13州で、母親の命に関わるなど極めて限定的な例外を除き、中絶が違法化された。妊婦は合法州へ移動を余儀なくされたり、経済的理由から中絶を諦めたりと、選択の権利は大きく狭まった。

 バイデン大統領は23日、判決から1年を前に、避妊薬などを入手しやすくする新たな大統領令に署名。ワシントン市内で開かれた女性の権利保護団体のイベントで、「われわれは黙っていない」と演説、権利回復のために闘うことを誓った。

 民主党が大統領選で争点化を狙う背景には、昨年の中間選挙で中絶の権利擁護を前面に打ち出し、女性有権者やリベラル層の支持を底上げした「成功体験」がある。バイデン陣営のジュリー・ロドリゲス選対委員長は米紙ポリティコに対し、「この問題は世論に訴え続ける。闘いの中心に据える方法を追求していく」と語った。

 対する共和党は、統一見解を示せずにいる。中絶反対の宗教保守派を支持者に抱える一方、極端な規制強化を掲げれば、穏健派・無党派層の離反が想定されるためだ。

 大統領選の候補者の間でも公約には隔たりがある。宗教保守の後ろ盾を持つペンス前副大統領は連邦法による中絶規制を約束したが、唯一の女性候補であるヘイリー元国連大使は否定的な見解を示す。デサンティス・フロリダ州知事が妊娠6週以降の中絶を禁じる州法を成立させると、トランプ前大統領は「厳し過ぎる」とこれを批判した。共和党支持層の分断も民主党の狙いの一つと言えそうだ。

6828OS5:2023/06/27(火) 09:11:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/5442142db765c5a03695d5db4b758e20d4cf3920
民主「泡沫」候補が健闘?  バイデン氏への高齢不安反映 米大統領選
6/27(火) 7:18配信


時事通信
ロバート・ケネディ・ジュニア氏=2日、ニューヨーク(AFP時事)

 【ワシントン時事】2024年米大統領選に向けた民主党の指名候補争いで、当初「泡沫(ほうまつ)候補」とみられていたロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)が、世論調査で一定の支持を獲得する予想外の健闘を見せている。

 高齢で「2期目を全うできるのか」というバイデン大統領(80)への不安を反映した形だ。

 各種世論調査によると、党指名レースでは現職のバイデン氏が党内で50〜70%の支持率を得て圧倒的優位に立つ。だが、ケネディ氏も15〜20%と「泡沫」とは言えない水準。もう一人の民主党候補で作家のマリアン・ウィリアムソン氏(70)の支持率は、1桁にとどまる。

 ケネディ氏は新型コロナウイルス禍で「反ワクチン論」を唱え、陰謀論めいた主張を重ねるなど、民主党支持層との親和性は高くない。支持を集めているのは、ひとえに「故ケネディ大統領のおい」という知名度によるとみられる。

 バイデン氏は再選されれば、86歳で2期目を終える。今でも壇上で転倒したり、不明瞭な発言で周囲を戸惑わせたりと、身体・認知機能の衰えを印象付ける出来事は少なくない。

 ハーバード大などが14〜15日に実施した調査では、有権者全体の66%、民主党支持層の35%がバイデン氏は「大統領を務めるには高齢過ぎる」と回答。有権者の62%が2期目に「出馬すべきでない」と答えた。

 共和党も状況は似ており、党指名レースのトップを走るトランプ前大統領(77)について、同じ調査で55%が「出馬すべきでない」と答えた。20年大統領選の「バイデン対トランプ」が再現すると仮定した場合、69%が「別の選択肢が必要だ」と回答。有権者に広がる閉塞(へいそく)感を物語っている。

6829OS5:2023/06/28(水) 18:20:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f9f970f3a48494a38d4ab65ec43c4937f28654e
米大統領選 進歩派のウェスト氏、緑の党から立候補目指す
6/28(水) 17:29配信
毎日新聞
コーネル・ウェスト氏=米ニューハンプシャー州で2020年2月10日、AP

 2024年米大統領選に第3党からの立候補を表明している進歩派的な活動家で哲学者のコーネル・ウェスト氏(70)が、緑の党からの立候補を目指していることが判明した。同党から過去2回大統領選に立候補したジル・スタイン氏が27日、毎日新聞の取材に対し、ウェスト氏の党候補指名獲得に向けた活動に加わっていることを明らかにした。


 ウェスト氏はアフリカ系米国人の著名な政治思想家で、今月5日に第3党から立候補する意向を表明した。この際は「人民党」の候補者として臨む考えを示していた。しかし、17年設立の人民党は全米での基盤を持っておらず、大統領選ではほとんどの州で投票用紙に政党名と候補者名が記載されない可能性が指摘されている。

 一方、緑の党は、民主・共和の2大政党、小政党のリバタリアン党に次ぐ存在だ。全米に基盤を持ち、近年の大統領選では毎回候補者を擁立している。連邦選挙委員会によると、00年に288万票、16年に145万票を獲得。いずれも、主張が近い民主党支持層の票を激戦州で奪い、結果的に共和党候補を利する「スポイラー(妨害)効果」があったとみられ、注目を浴びた。

 スタイン氏は、ウェスト氏を「殺伐とした時代における深遠な希望の光だ」と称賛し、個人的に選挙運動のマネジャー代理を務めていると明かした。そのうえで、ウェスト氏は緑の党の指名争いの正式な候補者であり、「最有力候補であることは明らかだ」との見方を示した。ただ、予備選を終え、指名大会が行われるまでは、党としては特定の候補を支持することはないとの立場を強調した。

 エマーソン大が22日に発表した世論調査では、大統領選の本選を想定した設問で、民主党のバイデン大統領支持が43・5%、共和党のトランプ前大統領支持が43・4%で互角だった。だが、ウェスト氏を選択肢に加えた場合は、トランプ氏41・4%▽バイデン氏40・3%▽ウェスト氏5・8%――だった。【ワシントン西田進一郎】

6830OS5:2023/06/29(木) 09:34:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfdaeeec7fd7adf3e0d415135cbcbcdf5ac2a556
中南米、腐敗対処能力が後退 ベネズエラは最下位
6/28(水) 14:44配信

時事通信
ベネズエラのマドゥロ大統領(EPA時事)

 【サンパウロ時事】中南米諸国で政治の腐敗に対処する能力が3年ぶりに後退したことが、27日に公表された民間の年次調査で明らかになった。

 ベネズエラは2019年の調査開始から5年連続で最下位となった。

 調査はコンサルタント会社「コントロール・リスクス」などが中南米主要15カ国を対象に実施し、「腐敗対処指数(CCC)」として10点満点で数値化した。それによると、23年は全体指数が4.77と3年ぶりに前年を下回った。10カ国が前年よりも悪化したためで、報告書は「多くの民主主義や重要な組織が圧力にさらされている」と警鐘を鳴らした。

6831OS5:2023/07/02(日) 17:23:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/64cc6bda21efbb4f51a33f3f0766379431c61087
相次ぐ保守寄り判決に衝撃 米最高裁、強まる政治色 社会の対立激化
7/2(日) 7:06配信

 米連邦最高裁が歴史的な判例を覆す「保守寄り」の判決を次々に下し、米社会に衝撃を広げている。

 大学入学選考で黒人らを優遇するアファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)の否定など、一連の判断は社会の慣行を変えるインパクトを持つ。トランプ前政権下で保守派の判事が増えたことを背景に司法の政治化が進み、保守、リベラルの対立と社会の分断を一層深めている。

 ◇怒るバイデン氏
 「これは普通の裁判所ではない」。バイデン大統領は6月29日、アファーマティブ・アクションを「違憲」とした判決に憤りをあらわにした。アファーマティブ・アクションは1961年に民主党政権が導入して以来、企業の採用活動にも反映されるなど社会に浸透していた。

 最高裁は続く30日の判決で、同性婚カップルからの依頼を宗教上の理由で拒んだウェブデザイナーを支持。ニューヨーク・タイムズ紙は「信教の自由と対立する時、LGBT(性的少数者など)の権利が法的に弱いことを示唆した」と懸念を示した。

 さらに同日、最高裁は、バイデン氏が低・中所得者向けに導入した学生ローン減免策について、大統領権限の逸脱を理由に認めないと決定。再選を目指す2024年大統領選に向けた「目玉」の一つだっただけに、バイデン氏は「最高裁は憲法解釈を誤っている」と怒りをぶちまけた。当初とは別の法律を根拠とする新たな行政措置を追求し、司法判断に対抗する構えだ。

 ◇大統領選へ論争激化
 9人で構成する最高裁は、トランプ前大統領が保守系判事3人を送り込んだ結果、保守系6人、リベラル系3人の陣容となった。その「右傾化」は昨年、女性が人工妊娠中絶手術を受ける憲法上の権利を否定する判決を下したことで、一気に顕在化した。

 野党・共和党は一連の司法判断を歓迎している。トランプ氏はアファーマティブ・アクションの違憲判決を「誰もが待ち望んでいた」と絶賛。少数派優遇により「逆差別」を感じている白人有権者の鬱屈(うっくつ)を代弁した。

 24年大統領選に出馬しているペンス前副大統領は「3人の(保守派)判事の任命に一役買い、光栄だ」とツイートし、トランプ政権下で果たした役割をアピール。自身が大統領になれば、さらに保守系判事を増やすと約束した。

 ただ、大統領選への影響を見据えると、一連の判断が共和党に有利に働くとは限らない。中絶の権利見直しの判決は女性やリベラル層の怒りを買い、昨年11月の中間選挙で女性の権利保護を掲げた民主党を利する結果となったからだ。

 民主党は「共和党右派に支配された最高裁」(シューマー上院院内総務)と両者をセットで批判。人種的・性的少数派の権利擁護を訴え、無党派層の取り込みや、よりリベラルな傾向がある女性・若者票のてこ入れに取り掛かっている。最高裁の在り方は、大統領選の大きなテーマになりそうだ。

6832OS5:2023/07/02(日) 17:27:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/2675551f8c68176554739f2ac427583dfc37d138
米大学の多様性確保に試練 入学選考の人種優遇に違憲判決 慣習覆す・連邦最高裁〔深層探訪〕
7/2(日) 7:00配信


時事通信
29日、米東部マサチューセッツ州のハーバード大の敷地から出てくる人々(AFP時事)

 米連邦最高裁は29日、ハーバード大などが採用する人種を考慮した入学選考を「違憲」と判断した。これによって多くの大学で導入されている黒人ら人種的マイノリティー(少数派)を選考で優遇する「アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)」の見直しが求められ、キャンパスでの多様性確保に影響が出そうだ。

 ◇アジア系を抑制
 訴訟の舞台の一つとなったハーバード大で、新入生に占めるアジア系の割合は20%台後半。原告のNPO「公平な入学選考を求める学生たち」(SFFA)は2014年、是正措置の対象でないアジア系の合格者数が「抑えられている」と主張して訴えを起こした。

 裁判では、成績のみに基づく選考だと入学者の40%以上がアジア系になると、大学側が内部で試算していたことが判明。アジア系には人物評価に低い点数を付けているとされ、黒人やヒスパニックは是正措置に基づいて加点されていたという。

 大学側は多様性重視の観点から人種考慮の必要性を強調した上で、アジア系への差別は否定。しかし、原告側の法廷助言者で米ノースウェスタン大の研究者、高橋桃子さん(33)は、9歳からの在米経験から「アジア系は成績が良いというイメージがある。学校側は努力を評価しない」と苦言を呈す。

 ◇「逆差別」との争い
 米国でのアファーマティブ・アクションは、1961年にケネディ大統領が人種間の不平等緩和を目的として、政府の請負業者に黒人従業員の増加を命じたのが始まり。名門大学も入学選考に採り入れたが、白人受験生が「逆差別」と反発し、その是非が裁判で繰り返し争われてきた。

 連邦最高裁は78年、大学が黒人ら少数派の定員枠を設けてはならないとする一方、人種を選考の基準の一つにすることを容認。03年もミシガン大を巡る訴訟で、是正措置を改めて認めた。

 しかし、ロバーツ最高裁長官は今回の判決で「学生は人種ではなく、経験に基づく個人として扱われなければならない」と指摘。ハーバード大などの入学選考が「憲法で保障された平等保護に違反する」として過去の慣習を覆し、「大学入試の是正措置を事実上終わらせた」(バイデン大統領)。

 ◇世論の半分は反対か
 世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが3月27日〜4月2日、全米の同センター会員5079人を対象に実施した調査によると、大学の入学選考で人種などを考慮することには半数が反対、賛成は33%だった。このうち黒人は反対が29%で、賛成は47%。白人は57%が反対し、賛成は29%だった。訴訟の当事者となったアジア系は52%が反対し、37%が賛成と回答した。

 米国内では西部カリフォルニアなど複数の州で、過去に是正措置が禁止されてきた。この結果、州の公立大学で少数派の割合は激減している。サンフランシスコ大で教育学部長を務めたケビン・クマシロ氏は「入試の是正措置は決して万能薬ではなかった。しかし、人種から後退することは、大学が民主主義と正義を前進させることをさらに難しくする」と最高裁判決を批判した。(ワシントン時事)

6833OS5:2023/07/17(月) 17:36:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/21759ee9d84b2c5593511043cdcbfc1193aa22f2
トランプ氏、資金集めでも共和党のライバルをリード…起訴された後に小口の献金急増
7/17(月) 16:02配信


読売新聞オンライン
 【ワシントン=田島大志】2024年米大統領選の共和党指名候補争いで、トランプ前大統領が選挙資金集めで優位に立っている。自身への2度の起訴を逆手に取り、支持者からの献金増につなげた。資金集めで前評判の高かったフロリダ州知事のロン・デサンティス氏は伸び悩んでいる。

起訴逆手 献金増
 選挙資金は、テレビやインターネットの広告や遊説費用などに使われ、イメージや知名度を大きく左右する。トランプ氏以外の主要候補は5月以降に相次いで出馬表明しており、各候補者がそろった4〜6月分の発表が序盤戦の勢いを示す指標として注目される。

(写真:読売新聞)

 各陣営は連邦選挙委員会への収支報告が義務づけられており、4〜6月分は15日が締め切りだった。それに先立つ各陣営の発表や米メディアによると、トランプ氏陣営は3か月間に候補最多の3500万ドル(約48億円)超を集めた。1〜3月は1880万ドルで、ほぼ倍増した。

 トランプ氏は、機密文書をフロリダ州の邸宅に持ち出して不法に保持した罪などで3月と6月に起訴された後、「魔女狩りだ」などと訴え、支持者に献金を求めた。

 その後、オンラインの小口献金が急増し、トランプ氏は6月に「資金調達の記録を塗り替えた」と誇っていた。米メディアは「巨額の資金調達は2度の起訴後も党内の固い支持があることの裏付け」(ABCニュース)と分析している。

15日、米フロリダ州での保守系政治イベントで演説するトランプ前大統領=ロイター

 2021年1月の米議会襲撃事件後、党の主要献金者の間で「トランプ離れ」が進み、最有力の対抗馬となるデサンティス氏に流れるとみられていた。デサンティス氏が4〜6月に集めた資金は、トランプ氏の6割ほどの2000万ドル(約28億円)にとどまった。資金集めの初日に820万ドルを得たが、勢いを欠いている。

 米政治専門紙ポリティコは13日、「デサンティス氏の失速により、共和党の有力献金者の間に不安が広がっている」と報じた。一部は、黒人唯一の共和党上院議員のティム・スコット氏に流れ始めたという。

 一方、民主党のバイデン大統領陣営は14日、同期間に7200万ドル超を集めたと発表した。現職大統領は党全国委員会への寄付も合算される。共和党候補との単純比較はできないが、バイデン氏は候補指名が確実とみられており、本選にまとまった資金の投入が可能となる。

 ただ、再選を狙った過去の現職大統領と比べると、トランプ氏が19年の同時期に1億500万ドル、オバマ元大統領が11年に8600万ドルを集めており、バイデン氏の調達額は少ない。

 大統領選で各陣営は、候補者への直接の献金とは別枠として、個人や企業、団体からの献金額に上限がない「スーパーPAC」(特別政治行動委員会)とも連携している。

6834OS5:2023/07/17(月) 17:36:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/21759ee9d84b2c5593511043cdcbfc1193aa22f2
トランプ氏、資金集めでも共和党のライバルをリード…起訴された後に小口の献金急増
7/17(月) 16:02配信


読売新聞オンライン
 【ワシントン=田島大志】2024年米大統領選の共和党指名候補争いで、トランプ前大統領が選挙資金集めで優位に立っている。自身への2度の起訴を逆手に取り、支持者からの献金増につなげた。資金集めで前評判の高かったフロリダ州知事のロン・デサンティス氏は伸び悩んでいる。

起訴逆手 献金増
 選挙資金は、テレビやインターネットの広告や遊説費用などに使われ、イメージや知名度を大きく左右する。トランプ氏以外の主要候補は5月以降に相次いで出馬表明しており、各候補者がそろった4〜6月分の発表が序盤戦の勢いを示す指標として注目される。

(写真:読売新聞)

 各陣営は連邦選挙委員会への収支報告が義務づけられており、4〜6月分は15日が締め切りだった。それに先立つ各陣営の発表や米メディアによると、トランプ氏陣営は3か月間に候補最多の3500万ドル(約48億円)超を集めた。1〜3月は1880万ドルで、ほぼ倍増した。

 トランプ氏は、機密文書をフロリダ州の邸宅に持ち出して不法に保持した罪などで3月と6月に起訴された後、「魔女狩りだ」などと訴え、支持者に献金を求めた。

 その後、オンラインの小口献金が急増し、トランプ氏は6月に「資金調達の記録を塗り替えた」と誇っていた。米メディアは「巨額の資金調達は2度の起訴後も党内の固い支持があることの裏付け」(ABCニュース)と分析している。

15日、米フロリダ州での保守系政治イベントで演説するトランプ前大統領=ロイター

 2021年1月の米議会襲撃事件後、党の主要献金者の間で「トランプ離れ」が進み、最有力の対抗馬となるデサンティス氏に流れるとみられていた。デサンティス氏が4〜6月に集めた資金は、トランプ氏の6割ほどの2000万ドル(約28億円)にとどまった。資金集めの初日に820万ドルを得たが、勢いを欠いている。

 米政治専門紙ポリティコは13日、「デサンティス氏の失速により、共和党の有力献金者の間に不安が広がっている」と報じた。一部は、黒人唯一の共和党上院議員のティム・スコット氏に流れ始めたという。

 一方、民主党のバイデン大統領陣営は14日、同期間に7200万ドル超を集めたと発表した。現職大統領は党全国委員会への寄付も合算される。共和党候補との単純比較はできないが、バイデン氏は候補指名が確実とみられており、本選にまとまった資金の投入が可能となる。

 ただ、再選を狙った過去の現職大統領と比べると、トランプ氏が19年の同時期に1億500万ドル、オバマ元大統領が11年に8600万ドルを集めており、バイデン氏の調達額は少ない。

 大統領選で各陣営は、候補者への直接の献金とは別枠として、個人や企業、団体からの献金額に上限がない「スーパーPAC」(特別政治行動委員会)とも連携している。

6835OS5:2023/07/18(火) 22:57:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/758ad45c2c376f77806149f653efbcb70f5678ba
米超党派勢力が大統領選候補擁立を検討
7/18(火) 16:57配信

産経新聞
【米北東部マンチェスター=渡辺浩生】米国の第3政党グループ「ノーレーベルズ」は17日、ニューハンプシャー州マンチェスターで政策発表の行事を開催し、来年の大統領選では民主・共和両党の指名を見極めたうえで正副候補の擁立を検討する考えを示した。その際に出馬が取り沙汰される民主党穏健派のマンチン上院議員は、第3の候補は既存政党への有力な圧力だとしつつ、「決断はしていない」と明言を避けた。

過去、ニューハンプシャーは大統領選候補者選びでアイオワ州の党員集会に続く全米最初の予備選が行われ、指名の行方に大きな影響を与えてきた州。会場には州内外の有権者数百人が集まった。

ノーレーベルズ(無看板)は2010年に民主党の資金担当者だったナンシー・ヤコブソン氏が設立し議会の超党派活動を支援してきた。世論調査で無党派層が4割を超す状況下、来年の大統領選で初の「統一候補」擁立を模索する。

発表された政策集「コモンセンス(常識)」は、英思想家トマス・ペインが1776年に執筆し米国独立に影響を与えた小冊子の題名をもじり、「2大政党は国に最良なことよりもイデオロギーに突き動かされた怒りと極端な意見に支配されている」と批判する。

運動に参画するマクロイ前ノースカロライナ州知事(共和)は「(予備選が集中する3月の)スーパーチューズデーまでに両党の最終候補を見極める」とし、バイデン大統領とトランプ前大統領の指名を念頭に第3の候補擁立の可能性に言及。マンチン氏が共和党のハンツマン元ユタ州知事と登壇し、司会者が「正副大統領候補の組み合わせか」とただすと会場は沸いた。

左派の影響が強いバイデン氏の政策運営に反旗を掲げ「一匹おおかみ」と呼ばれるマンチン氏は「米国民に選択肢があると納得させるために来た」と語ったが、「まだ決断していない」とけむに巻いた。

「バイデン・トランプ対決」は両党穏健派や無党派層の不満が強いとされるが、第3の候補には民主の票が流れ「トランプ氏に有利」と民主党は警戒する。

6836OS5:2023/07/21(金) 11:16:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e09732bd2e174b22c76ced48185f2a77685485a
民主党「反バイデン」候補、連邦議員と公聴会で火花 共和党が招致
7/21(金) 10:23配信
毎日新聞
米国の国旗=ゲッティ

 2024年11月の米大統領選で民主党の候補指名獲得を目指しているロバート・ケネディ・ジュニア氏は20日、連邦下院司法委員会の「連邦政府の武器化」特別小委員会の公聴会に証人として出席し、バイデン政権や大手IT企業によるソーシャルメディアでの「検閲」を批判した。大統領候補の公聴会出席は珍しいが、今回は共和党がケネディ氏招致を主導した点も異例だ。公聴会ではケネディ氏と批判的な民主党議員がやり合い、共和党の思惑通りの展開となった。


 ケネディ氏は新型コロナウイルスのワクチン接種に反対し、民主党の一部からは「非科学的にワクチンを否定する陰謀論者」と批判されている。さらに公聴会直前、非公開の場で「新型コロナは特定の民族を標的にしたとの議論がある。白人や黒人が狙われ、ドイツ・北欧系のユダヤ人や中国人は最も免疫があった」と発言したことが報じられ、「ユダヤ人や中国人への差別を助長する発言だ」と非難された。

 20日の公聴会で、民主党議員らは「憎悪に満ち、証拠に基づかない言動だ」とケネディ氏の発言を次々と指弾。「ユダヤ系やアジア系を差別する言動を許すべきではない」として公聴会の中止を求める動議も提出したが、共和党の反対で退けられた。一方、ケネディ氏は「『検閲』をテーマにした公聴会を検閲しようとしている」と民主党議員らを批判。「私は人種差別主義者ではないし、新型コロナ以外のワクチンに反対しているわけでもない」と反論した。

 24年大統領選の民主党候補指名争いは、現職のバイデン氏が圧倒的優位を保っているが、世論調査ではケネディ氏も15%前後の支持を集めている。ケネディ氏への支持は「高齢のバイデン氏に対する不満の表れ」と評されている。【ワシントン秋山信一】

6837OS5:2023/07/26(水) 11:34:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aec792ecc155e5c923efedacf73432cd0c1158b
米「第三の党」に注目 トランプ氏利す? 民主警戒 大統領選
7/26(水) 7:10配信

時事通信
米政治思想家コーネル・ウェスト氏=2020年2月、ニューハンプシャー州ダーラム(AFP時事)

 【ワシントン時事】2024年米大統領選に向け、民主党でも共和党でもない「第三の党」の動きがにわかに注目を集めている。

 バイデン大統領率いる民主党は、左派や中道派の候補にバイデン氏への票の一部を奪われ、結果的に共和党の指名候補争いで首位を走るトランプ前大統領を利するのではないかと警戒している。

 キニピアック大が19日に発表した世論調査によると、米有権者の47%が「24年大統領選で第三政党への投票を検討する」と回答。無党派層では「検討する」が64%に上った。現時点で可能性が高いとされるバイデン氏とトランプ氏の再戦を嫌がる有権者の心情がうかがえる。

 こうした中、著名な急進左派の政治思想家コーネル・ウェスト氏(70)が今月、第三政党「緑の党」から出馬を目指す意向を表明した。貧困対策や軍事費削減など、同氏の主張は民主党左派の一部と重なる。

 また、超党派の政治団体「ノー・レーベルズ」のイベントに民主党中道派のマンチン上院議員(75)が出席。マンチン氏は大統領選への意欲を否定しておらず、第三政党からの立候補が取り沙汰されている。

 民主党系の調査会社が先月実施した世論調査では、バイデン、トランプ両氏の一騎打ちを仮定した場合、バイデン氏への支持は52%でトランプ氏を上回った。これに対し、第三政党の候補が参戦すれば21%の支持を獲得し、トランプ氏が40%、バイデン氏は39%でトランプ氏に有利になる結果が出た。

 二大政党制が根付いた米国では、第三政党の候補者が大統領選で勝利する可能性はほぼない。ウェスト氏の動きについて、米ABCテレビは「バイデン氏に急進左派が重視する政策をのませるため」とみる専門家の見方を紹介した。

6838OS5:2023/07/28(金) 08:40:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/36e65e374ddd67d252dbe9892289f4ac305e7f36
トランプ氏は誰を「パートナー」に? 注目される副大統領候補
7/28(金) 6:00配信
毎日新聞
演説するトランプ前米大統領=米中西部アイオワ州で2023年7月18日、AP

 2024年11月の米大統領選で、共和党の候補指名レースをリードするドナルド・トランプ前大統領(77)の副大統領候補選びが早くも注目されている。民主党の最有力候補であるジョー・バイデン大統領(80)やトランプ氏が高齢なため、大統領が健康問題などで職務を担えなくなった場合に職務を引き継ぐ副大統領への関心は、過去の大統領選に比べて高くなっている。

【写真】起訴されたトランプ前大統領の起訴状

 「率直に言って、ビベックは非常によくやっている」。トランプ氏は7月中旬、FOXニュースのインタビューで、共和党候補争いのライバルであるインド系の実業家、ビベック・ラマスワミ氏(37)を持ち上げた。その上で、ライバル候補の中から副大統領候補を選ぶかについて「可能性はある。大統領候補の何人かは非常に能力がある」と強調。党唯一の黒人上院議員であるティム・スコット氏(57)についても「政府の中で役割を担える」と評価した。

 トランプ氏にとっては大統領候補指名を獲得することが先決だが、世論調査での独走を受けて、米メディアは「パートナー」選びに早くも注目している。ラマスワミ氏は政治経験はないが、「リベラル思想の押しつけ」を批判して保守層にアピール。今年2月から地道に小規模な集会を重ね、若さと弁舌の巧みさを武器に支持を積み上げてきた。選挙・世論分析サイト「ファイブサーティーエイト」の各種世論調査の集計(7月24日現在)によると、支持率は51%で首位のトランプ氏、18・9%で追う南部フロリダ州のロン・デサンティス知事(44)に次ぐ6・4%で3位につける。

 スコット氏は演説の名手として知られ、黒人への訴求力が期待されている。6月末時点でトランプ氏に匹敵する約2100万ドル(約30億円)の選挙資金が手元にあるなど、資金集めにもたけている。2人とも政策はトランプ氏より保守的だが、「マイノリティー(人種的少数派)の起用」は非保守層にもアピールできる。

 一方、トランプ氏の支持者の間で人気が高いのは、22年の西部アリゾナ州知事選で注目された元ニュース司会者のカリ・レーク氏(53)だ。知事選での落選後も「選挙の不正」を訴え続ける姿勢はトランプ氏と共通しており、大統領選に向けても応援演説などでトランプ氏を側面支援している。女性ではレーク氏以外に、大統領選・党候補指名レースに参戦しているニッキー・ヘイリー元国連大使(51)や中西部サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事(51)の名前も挙がる。

 トランプ氏の支持者には、最大のライバルであるデサンティス氏との共闘を期待する声も根強い。フロリダ州で進める保守的な政策はトランプ派からも評価が高いが、デサンティス氏は「私はナンバー2のタイプではない」と否定している。1期目のパートナーだったマイク・ペンス前副大統領(64)は、20年大統領選の敗北を覆す工作への協力を拒んだことで、トランプ派からは批判されている。

 副大統領候補選びでは、大統領候補とは異なる支持層から票や資金を集める力が重視される。トランプ氏は20年大統領選で白人男性や農村部の有権者から支持を集めたが、広がりに欠けた面があり、女性やマイノリティーを選ぶことで支持層拡大を図る可能性がある。

 さらに24年大統領選では「副大統領の資質」にも過去になく注目が集まる。民主党の最有力候補であるバイデン氏は、カマラ・ハリス副大統領(58)とのコンビを継続するが、ハリス氏は目立った実績がなく、世論調査での支持率も「不人気」と評されるバイデン氏を下回る約40%だ。高齢のバイデン氏に任期途中でアクシデントがあれば「ハリス大統領」が誕生するだけに、トランプ氏は副大統領候補の討論会などでハリス氏を「攻撃」できるタイプの起用を検討するとみられる。【ワシントン秋山信一】

6839OS5:2023/07/31(月) 19:28:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/c735df4b9452dcd3a890f8146190b917ca91ac56
LGBT権利拡大に熱心なリベラル派に反旗 米共和党「WOKE」批判競う
7/31(月) 18:28配信

産経新聞
2024年米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで、民主党が掲げるリベラルな価値観を厳しく批判する候補が支持を集めている。こうした候補が演説で多用するキーワードが、人種問題や、LGBTなど性的少数者の権利拡大に熱心なリベラル派を揶揄(やゆ)する「WOKE(ウォーク)」という言葉だ。「WOKE」への敵意を煽って保守層を取り込む狙いだが、無党派層を遠ざけかねなジレンマもある。

「WOKE」は元来、黒人独特の英語用法から生まれた言葉で、歴史的に差別を受けてきた黒人の権利意識への「目覚め」といった意味合いがある。

だが、近年は保守派の間で、人種問題のみならず、女性やLGBTなどマイノリティーの保護、気候変動、移民問題といった課題で「左派的な政治姿勢」を批判する用語として定着した。特定の人種や性的志向への差別や偏見を助長しない中立的な表現を推奨する「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」に対抗する動きだといえる。

米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による各種世論調査の集計では、共和党指名レースで7月28日現在、トランプ前大統領が支持率52%でトップを独走。南部フロリダ州のデサンティス知事が2位(18%)、インド系投資家のラマスワミー氏が3位(5%)と続く。

3氏はいずれも反「WOKE」を前面に押し出す。トランプ氏は「(米国が)ばかげたWOKEからの攻撃にさらされている」と主張。デサンティス氏は、LGBTを巡る教育を制限するなど、知事として推進してきた政策を「WOKEとの戦争」と呼ぶ。政治的に無名だったラマスワミー氏も「『WOKE』が米国の能力主義を阻害している」などと主張し、予想外の健闘をみせている。

共和党を支持する保守派では、リベラルな価値観が浸透して社会が変容することへの拒否感を持つ人が多い。もっとも、保守層には聖書の権威を絶対視するキリスト教福音派や、政府の介入を拒否する自由主義的市場経済を主張する勢力など、多様な潮流が入り交じっている。「WOKE」のレッテルをリベラル派に張って対抗することで、多様な保守系グループを束ねられる、うってつけのキャッチフレーズとなっている。

共和党の指名争いは、来年1月に行われる初戦の中西部アイオワ州党員集会に向けた資金集めが熾烈(しれつ)になってきた。米調査機関モーニング・コンサルトは7月19日の報告書で、各候補が「WOKE」批判を競い合う状況は、党内の指名レースでは有利に働くものの、来年11月の大統領選本選では無党派層の離反を招く可能性があると指摘した。(ワシントン 大内清)

6840OS5:2023/08/03(木) 08:24:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/41f538f1c7311d946fa0164de1b0a6cf3bb50597
トランプ氏、返り咲きへ最大の難局 「選挙妨害」訴え強行突破 穏健派離反の可能性
8/3(木) 7:12配信

時事通信
トランプ前米大統領=7月28日、アイオワ州デモイン(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領が2020年大統領選への介入を巡り起訴された。

 24年大統領選に出馬しているトランプ氏は、民主党政権による「選挙妨害」を訴えて強行突破を図るが、極端な主張は共和党穏健派や無党派の離反と隣り合わせだ。訴訟費用も膨らむ中、返り咲きに向けて最大の難局を迎えている。

 ◇強まる結束
 「なぜ2年半前に立件しなかったか? 私の選挙のさなかにやりたかったからだ!」。トランプ氏は1日、起訴を受けて交流サイトで「政治的迫害」を印象付けようとした。

 自身に都合の良い物語を作り上げ、同情を買う手法は、トランプ氏のお家芸だ。同氏は今年3月に不倫相手への口止め料に絡む記録改ざんで、さらに6月に機密文書持ち出しで起訴された際も「魔女狩り」を主張。狙い通り支持層は団結した。1日時点の各種世論調査の平均でも、トランプ氏は53.9%の支持を得て共和党候補の中で圧倒的首位に立つ。

 今年第2四半期に同氏が集めた政治献金は3500万ドル超(約50億円)で、第1四半期からほぼ倍増した。米メディアの分析では、8割が200ドル以下の小口献金といい、草の根人気も健在だ。

 ハーバード大が7月に実施した世論調査によると、共和党支持層の61%が20年大統領選でのトランプ氏の敗北を認めていない。大統領選の結果を覆そうとした罪で起訴されるという異常事態を迎えても、トランプ氏が再び大統領候補の指名を勝ち取る可能性が高い。

 ◇「選挙降りよ」
 ただ、トランプ氏の評価は、民主党支持層や無党派層を含めれば一変する。同じ調査では、トランプ氏が再び起訴されれば「大統領選から降りるべきだ」との回答が55%。さらに、56%が「起訴はトランプ氏に不利に働く」とみていた。

 陣営の政治資金報告によると、今年前半で集めた約5400万ドル(約77億円)のうち、弁護士報酬などに約2100万ドル(約30億円)を費やした。訴訟経費は今後さらに膨らみ、他の事件の公判日程も相まって選挙活動を圧迫する恐れがある。

 今回の事件は、選挙の正当性への挑戦という民主主義の根幹にかかわる罪状だが、仮に有罪になったとしても大統領選への出馬を止める法的規定はない。トランプ氏は訴訟費用を募るためにも選挙戦を突き進む構えだ。

 しかし、関連の動きが伝えられるたび、「非トランプ」の有権者に議会襲撃事件の忌まわしい記憶を呼び起こすことになる。選挙戦は、トランプ氏がじわじわと力を奪われる展開になりそうだ。

6841OS5:2023/08/06(日) 10:33:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b73acd4d2e05466372319476868b8a4e492b74f
ポスト「バイデン/トランプ」候補が火花 28年大統領選の前哨戦?
8/5(土) 11:46配信

毎日新聞
米民主党の西部カリフォルニア州知事、ギャビン・ニューサム氏=同州で2023年5月12日、AP

 米民主党のギャビン・ニューサム西部カリフォルニア州知事(55)と共和党のロン・デサンティス南部フロリダ州知事(44)が、テレビ討論会での「対決」に意欲を示している。リベラル系と保守系の州知事の代表格である2人は、2022年から教育や移民を巡る政策でたびたび対立。「ポスト・バイデン/トランプ」の有望株でもあり、早くも「28年大統領選の前哨戦」として注目されている。


 ◇深まる2人の因縁

 討論会は、保守系ケーブルテレビ局「FOXニュース」の著名司会者ショーン・ハニティ氏が6月のニューサム氏とのインタビューで提案した。「経済」「移民」など政策ごとに1分ずつ意見を述べた後に質疑を行い、次の政策テーマに移る形式を想定。計2時間の討論会を持ちかけられたニューサム氏は「そのアイデアに乗るよ。3時間でもいいくらいだ」と意欲を見せた。今月2日にハニティ氏から打診されたデサンティス氏も「ぜひやろう。場所と日時を決めてほしい」と乗り気になった。

 討論会の構想が浮上したのは、22年に2人の因縁が深まったことが背景にある。デサンティス氏が身分証確認の厳格化などによって投票機会を制限したり、性的少数者(LGBTQなど)に関する学校教育の規制強化を進めたりしたのに対して、ニューサム氏は22年7月に「自由が攻撃にさらされている。投票することを困難にし、教室での言論の自由を制限している」と批判するテレビ広告をフロリダ州で展開。「カリフォルニアは言論の自由やヘイト(憎悪)からの自由を信じている」と訴えた。

 一方、デサンティス氏は「フロリダでは人々を封鎖(ロックダウン)せず、個人の自由をしっかり守る」と反論し、新型コロナウイルス禍の中でカリフォルニア州よりも早期に社会・経済活動を再開させたと強調。生活費が高騰する同州から人口が流出し、州所得税がないフロリダ州は逆に流入が増えていることもアピールした。さらに、寛容な移民政策を訴えるニューサム氏への当てつけとして、南部国境から流入する移民希望者をカリフォルニア州に飛行機で移送するなど、両者の対立は深まっている。

 ◇認知度アップ、絶好の機会に

 討論会が実現すれば、2大政党の「顔」として認知度を上げる絶好の機会になる。デサンティス氏は24年の次期大統領選で党候補指名獲得を目指しているが、根強い人気のあるトランプ前大統領に支持率で差を広げられている。討論会で保守政治家の代表格として存在感を示せれば、仮に24年の党候補指名を得られなくても、28年の大統領選につなげられる。一方、ニューサム氏は、バイデン大統領が再選を目指すと決めたのを受けて24年大統領選は立候補を見送ったが、大統領へのステップアップの野心があると報じられている。

 米メディアによると、ニューサム氏は11月上旬に南部ジョージア、ノースカロライナ、西部ネバダ各州のいずれかで開催する案を提示している。いずれも大統領選で民主、共和両党が競り合う接戦州で、2人にとって討論会は「大統領候補」としての試金石となる。【ワシントン秋山信一】

6842OS5:2023/08/10(木) 09:52:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4ef3e67daf3882da8ab520b3d32da3a7b475a58
米国人の「出社嫌い」突出 在宅勤務が定着、経済を圧迫
8/10(木) 7:21配信

時事通信
市内地下鉄駅で降りる乗客ら=5月、ニューヨーク(AFP時事)

 コロナ禍発生から3年以上がたち、米国社会はほぼ正常化した。

 しかし、その間に在宅勤務がすっかり定着し、多くの会社員が職場に戻らない状態が続いている。米国人の「出社嫌い」は商業用不動産市場の悪化を招き、不動産融資を主要業務とする地方銀行の経営を圧迫。米景気の足を引っ張る一因になっている。

【ひと目でわかるグラフ】コロナ前と比べた各都市の出社率

 ◇「通勤は無駄」
 「効率的に仕事ができる。通勤時間は無駄だ」。ニューヨーク市の金融機関で株式トレーダーをしている米国人男性(50)は、在宅勤務の利点をこう強調した。ぜんそくの持病もあり、コロナ禍以降は週5日家で働く。「ストレスが減り、『燃え尽き』状態にもならなくなった」といい、今後も在宅を続ける意向だ。

 米国人が在宅を好む背景には、長い通勤時間や利便性に欠ける公共交通機関、広い家などがあると指摘されている。同市郊外に住む50代の金融調査員の男性は、「家ならパソコンまで60秒」だが、オフィスだと片道2時間かかる上、交通費も出ないと説明。出社はノルマの週3日だけだ。

 在米日本企業も、現地社員の在宅志向に苦慮している。米南部にある日系メーカーのオフィスは、月曜と金曜はガラガラだ。日本人社員は「最低出社日数は週1〜2日。増やしたら現地社員は辞めてしまう」と嘆く。

 ◇低い出社率
 米不動産サービス大手ジョーンズ・ラング・ラサールが5月に公表した推計によると、コロナ前を100とした場合の米主要都市のオフィス出社率は40〜60%程度。これに対し、欧州の都市は65〜85%、東京は80%、北京やソウルは100%で、米国の低さが突出している。

 一方、4〜6月期のオフィス空室率は同社調べで、ニューヨークが16.7%、サンフランシスコが28.3%。ロンドンの9.5%、東京の4.8%、ソウルの2.0%を大きく上回る。

 ◇地銀に経営リスク
 米国人の出社嫌いは、経済に暗い影を落としている。企業がオフィスを縮小する動きが広がった結果、ビル所有者の賃料収入が減り、ローンを返済できなくなる事例が増えている。

 商業用不動産向け融資の主な担い手は、地域に密着した地銀だ。貸し倒れが増えれば、破綻のリスクが高まる。米銀大手ウェルズ・ファーゴは「質の悪い融資を多く抱える銀行にとっては難しい局面になり得る」(エコノミスト)と警鐘を鳴らしている。

6843OS5:2023/08/15(火) 20:10:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/a925c502df03f06bcc47baed037c54d9bde1f256
アメリカの党派対立を培養する「ゲリマンダー」 “二極化”に拍車かける選挙区事情【国際政治のキーワード2023夏】
8/14(月) 12:02配信

FNNプライムオンライン

アメリカの政治用語の一つである「ゲリマンダー」という言葉は、中学だったか高校だったかの社会科の教科書に出てきたように記憶している。その由来は割愛するが、自分たちの都合の良いように選挙区の区割りもしくは線引きをすることを意味する。

【画像】“不自然な形”をしたアリゾナ州の連邦下院選挙区割り

自分勝手な選挙区割り「ゲリマンダー(ジェリマンダー)」
米語では“Gerrymander”と書くが、これを日本人が「ゲリマンダー」と発音すると、けげんな顔をされることが多い。Rの発音が明瞭でないことが原因になっているのかもしれないが、ゲリマンダーではなく「ジェリマンダー」と言うと納得してもらえるのが普通である。

筆者もこの自分勝手な選挙区割りをゲリマンダーと言ったらアメリカ人のプロデューサーにジェリマンダーと正されたことがある。発音記号を見ると[dʒɛriˌmændər]とある。やはりジェリマンダーの方がより正確である。

語尾にingを付けてGerrymanderingというとGerrymanderをすること・そういう区割りをすることという意味になるが、選挙区の区割り・線引きの見直し自体はRedistricting(リディストリクティング)という。アメリカでは10年毎の国勢調査の後、このRedistrictingが州毎に実施される。選挙によってだが、人口の増減に合わせて議員定数も増減することがあるのでRedistrictingも必要になるのである。

ただし、州全体が一つの選挙区になる大統領選挙・連邦上院議員選挙・州知事選挙では、区割りの見直しは無い。問題になるのは州毎の人口に合わせて議員数が割り当てられる連邦下院議員選挙や、事情は異なるが州議会選挙の区割りだけである。もっともこちらにも例外はあって、現在、連邦下院議員定数1だけのワイオミング州では、下院議員選挙の選挙区は州全体の1つしかないので見直しは無い。

そのRedistricting・新しい区割りを決めるのは州議会で、その時の州議会の多数派が自分たちに都合の良いようにGerrymanderingを試みるのが普通でもある。ただし、少数派にとってもそれは不都合ばかりとは限らない。多数派政党が自分たちの都合の良い区割りをすれば、残された選挙区が少数派政党にとって盤石になることも珍しくないからである。

裁判に発展することも…
揉めるのは、多数派政党が少数派政党盤石の選挙区を分割して自分たちが更に勝ちやすくしようとするとき等である。こうした時はご多分に漏れず裁判沙汰に発展することも多い。

最近の裁判沙汰の例を挙げると、アラバマ州の連邦下院議員選挙の新しい区割りをやり直すよう2023年6月にSCOTUS・連邦最高裁判所が命じた事例がある。

南部の保守州であるアラバマに割り当てられた連邦下院議席は現在7、このうち6議席を保守の共和党が占め、リベラルな民主党は1議席しか保持していない。率にしてみると14%強ということになる。しかし、アラバマ州の少数派、主に黒人の有権者は人口比ではおよそ27%いる。故に、アラバマの区割りは27%の少数派有権者の意向を充分に反映していないとしてSCOTUS・連邦最高裁判所は区割りのやり直しを命じたのである。保守派が優勢なSCOTUSでさえ、現状は不公平と断じたのは異例とも言われた事例である。

6844OS5:2023/08/15(火) 20:10:40
“不自然な形”の選挙区
他にも不思議な形をしたGerrymander選挙区を見つけるのは難しいことでは無い。

例えば、アメリカの選挙関連情報サイト、ファイブサーティエイトでチェックすると、アリゾナ州の連邦下院議員選挙区割りはこんな図になる。

左下の第7区にご注目頂きたい。これがGerrymanderingの結果であると断言する程の詳細な知識を筆者は持ち合わせてはいないのだが、明らかに不自然な形をしているのは一目瞭然である。この民主党のシンボル・カラーである青に塗られた選挙区の真ん中上と右下に伸びた細長い地区の形は不自然以外の何物でもない。特に右下部分はこの前の区割りより更に細く長く伸びているのだ。

邪推かもしれないが、この州の南側はメキシコということもあり、民主党支持者が多いヒスパニック系住民が住むエリアを無理やりひとまとめにしてあるのではないかと思われる。その結果、赤がシンボル・カラーの共和党候補がもともと勝ちやすい他の選挙区が共和党にとって更に有利になっているようにも思える。いわゆる激戦区、どちらが勝つか蓋を開けてみなければ全く分からない白色の選挙区は一つしかない。

結果、2022年の中間選挙ではアリゾナ州の連邦下院議員の議席は共和党が6議席、民主党が3議席を占めた。しかし、州全体が選挙区の連邦上院議員選挙と州知事選挙では、候補者の資質の問題もあったようだが、微差ながらいずれも民主党候補が勝利した。やはり区割りは無関係の2020年の大統領選挙でもアリゾナ州全体では僅差ながら民主党のバイデン大統領が勝利を収めている。

Gerrymanderingが生み出す党派対立
単純な小選挙区制の選挙でこのようなGerrymanderingが横行すると、政党別の議席は選挙区毎にどんどん固定化していく傾向が強まっていく。

ファイブサーティエイトの見立てでは、現在の区割りでは定数435の連邦下院議会のうち、民主・共和二大政党のどちらかが投票する前から盤石もしくは有利になっている選挙区が、候補者本人の資質は別として、395選挙区にも達している。そして、蓋を開けてみなければ結果が分からない本当の激戦区は40しかないという。そう、激戦区はもはや1割に満たないのである。

アメリカの選挙においては本選挙の前に原則、予備選挙が行われる。本選挙で公認される候補者を事前に党内の予備選挙で選ぶのである。そして、二大政党のどちらか一方が盤石な選挙区においては、予備選挙で勝ちさえすれば本選挙でも勝ち、議員に選ばれるのはほぼオートマチックである。結果として、連邦下院議会選挙の9割の選挙区においては、党内の予備選挙に勝つことが何よりも大事ということになる。本選挙において中間層や反対党の支持者に訴え掛けることは二の次になる傾向が強まるのである。

そこでは必然的に候補者は党内支持層の耳に心地良い主張をする。保守的な選挙区ではより保守的な、リベラルな選挙区ではよりリベラルな主張をする。そういう候補者が予備選で勝ち、本選挙でも勝つからである。勝たなければお話にならないのはどこの国でも、どこの選挙区でも同じだからでもある。

例えば、共和党のいわゆるトランプ派の政治家たちや民主党の一部左派議員が極端な主張をし続けるのは、裏を返せば、そうしなければ自分の次の予備選が危うくなるからでもある。下手な妥協をすると同じような主義・主張の別の候補に取って代られるのである。だから、連邦議会でも妥協をせずに自分たちの主張を声高に叫び続ける。これが特に連邦下院において党派対立と党内の路線対立が激化する一因になっているのである。

現在のアメリカ政治の宿痾とも言える激しい党派対立・路線対立は、社会全体の分断がその根本原因であることに疑いは無い。しかし、積年のGerrymanderingが生み出した選挙区事情が対立の培養地になってしまっているのも否定できない。Gerrymanderingは結果的に党派対立に拍車を掛けているとしか思えないのである。

【執筆:フジテレビ解説委員 二関吉郎】

二関吉郎

6845OS5:2023/08/16(水) 09:55:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5a450ec056165e1eae55bec4812f9d6f0733bb2
4事件で起訴のトランプ氏、共和党内の支持揺るがず…公判期日が選挙戦の重荷に
8/16(水) 8:19配信

読売新聞オンライン
 【ワシントン=田島大志】米国のトランプ前大統領は選挙介入疑惑を巡る今回の起訴によって、取りざたされてきた四つの事件全てで起訴された。2024年11月の大統領選に向け、指名候補争いで先頭に立つ共和党内の支持基盤に揺らぎは見られないが、本選では公判対応が重荷になりそうだ。


公判 無党派には影響も
米国のトランプ前大統領=ロイター

 トランプ氏は14日、SNSに「世論調査でリードしている政敵を、現職大統領が様々な形で起訴した。決して許してはならない」と投稿し、民主党のバイデン政権による政治的な動きだと主張。15日には今回の事件について「なぜ2年半前に起訴しなかったのか。(大統領選に向けた)政治運動の真っ最中に起訴したかったからだ」と批判した。

 こうしたトランプ氏の主張は共和党内に浸透している。同党のケビン・マッカーシー下院議長は14日、SNSで「選挙妨害のために政府を武器にした」とバイデン大統領を批判した。

(写真:読売新聞)

 四つの事件のうち「本丸」と見られていた21年1月の連邦議会占拠事件で1日に起訴された後も、党内で「トランプ離れ」は起きていない。米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による最新の世論調査の党内支持率の平均は54・5%で、起訴前よりわずかに上昇している。米CBSニュースが2〜4日に実施した世論調査では、一連の起訴の目的が「トランプ氏阻止のため」との回答が共和党支持層で86%に上った。

 トランプ氏側は判決が出るのが大統領選の後になるよう、裁判の遅延を図る構えだが、公判期日が選挙戦と重なるのは避けられない。不倫の口止め料を不正に処理したとされる事件は来年3月、機密文書を不法に自宅に持ち出したとされる事件では来年5月に初公判が開かれる予定だ。

 CBSの調査では、起訴が「法の支配を守るためだと思うか」との問いに対し、無党派層は「はい」(52%)、「いいえ」(48%)と拮抗(きっこう)した。公判の対応が、本選でカギを握る無党派層の投票に影響を与える可能性がある。

6846OS5:2023/08/16(水) 23:42:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/7443aeac1611b83281a0291c08abbaed19d15a54
米大統領選、民主と共和の主要候補の顔ぶれ
8/16(水) 22:17配信

産経新聞
政治集会で演説するトランプ前米大統領(撮影・大内清)

米国で2024年11月にある大統領選に向け、共和党が今月23日、主要候補による討論会を中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開く。共和、民主両党を通じ、出馬表明者による本格的な論戦の幕開けだ。両党の主な候補者の横顔をまとめた。

【写真】トランプ前大統領に代わる〝共和党の顔〟と注目されたロン・デサンティス氏

【共和党】

◆ドナルド・トランプ氏(77)

「彼らに討論させてみよう。誰が副大統領にふさわしいか分かるかも!」。トランプ前大統領は交流サイト(SNS)で7月末、8月23日の討論会に参加せず「高みの見物」に回る可能性をほのめした。自身の人気への自信がにじむ。

政敵を罵倒し挑発する手法は健在だ。自身が敗れれば、国民が民主党などリベラル層の「攻撃にさらされる」と主張する。

◆ロン・デサンティス氏(44)

2022年11月の南部フロリダ州知事選で大差で再選し、トランプ前大統領に代わる〝共和党の顔〟と注目された。だが、相次ぐトランプ氏起訴への反発から、同氏の党内求心力が高まると失速した。トランプ氏が敗北を認めない20年大統領選では「もちろん彼は負けた」と語り、対決姿勢を強めている。選対幹部を交代させるなど巻き返しを図っている。

◆マイク・ペンス氏(64)

インディアナ州知事を経てトランプ前政権副大統領。2021年1月、議会襲撃事件直後の上下両院合同会議で、バイデン氏勝利の確定手続きを取り仕切った。選挙不正を主張するトランプ氏から結果を覆すよう圧力を受けたが応じず、脚光を浴びた。トランプ氏勝利を信じる支持層の反感は根深く、厳格な中絶禁止を唱える保守姿勢にもかかわらず、低支持率に泣く。

◆ティム・スコット氏(57)

苦学の末、金融業を経てサウスカロライナ州議員、連邦下院議員と階段を上り、2013年、現職の辞任で空席となった州選出の上院議員となった。南部から黒人が上院議員となるのは南北戦争終結後初めて。再選を果たし、「肌の色ではなく人格によって評価される国に」と訴えた公民権運動指導者キング牧師の夢を実現したと誇った。弱者優遇策や人工中絶に反対する。

◆ニッキー・ヘイリー氏(51)

インド系移民の子で2011年に女性初のサウスカロライナ州知事に就任。トランプ前政権で国連大使を務めた。トランプ氏とは良好な関係を保ち、選挙で争うことはないとしてきたが、世代交代を求め今年2月、指名争いに名乗り。「強く誇り高き米国」をスローガンに、中国への対決姿勢を唱え、ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援強化も主張する。

◆クリス・クリスティ氏(60)

2010〜18年、東部ニュージャージー州知事。16年大統領選に名乗りを上げ、指名争い撤退後はトランプ氏を支持。だが、20年大統領選での敗北を認めないトランプ氏を、「決して誤りを認めようとしない」と非難し、返り咲き阻止を訴える「反トランプ」派に転じた。ロシアの侵略を受けるウクライナについて米国は支援し続けるべきとの立場。

◆ビベック・ラマスワミー氏(38)

インド系投資家。主張の柱は、歴史的に差別を受けてきた黒人ら少数派(マイノリティー)に優遇枠を与えるアファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)の撤廃と徹底した「能力主義」だ。6月末、連邦最高裁が大学の入学選考での人種考慮を違憲としたことは追い風となりそうだ。政治では無名の「アウトサイダー」ながら予想外の健闘をみせる。

【民主党】

◆ジョー・バイデン氏(80)

民主党幹部からの支持を受け再選を目指す。生産拠点の国内回帰を進め、半導体産業の振興や温暖化対策で雇用創出を図る「バイデノミクス」で、中・低所得者層の底上げを図る方針だ。高齢のため任期をまっとうできるかとの懸念がある。最近も演説での言い間違えや転倒などで健康不安が広がり、ホワイトハウスは外遊などでも体調管理に注意を払う。

◆ロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)

ケネディ元大統領のおいで弁護士。根強い人気の「ケネディ家」ブランドを生かし、バイデン大統領の対抗馬として名乗りを上げた。父は故ロバート・ケネディ元司法長官。交流サイト(SNS)に上半身裸で腕立て伏せをする様子を載せ、健康をアピール。高齢不安のあるバイデン氏と比べた若さも訴えたいようだ。反ワクチン運動で知られ、親族からの批判も招いた。

6847OS5:2023/08/22(火) 08:21:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f538bdc11f980dd43edb2559e31bbe308f62d82c
米大統領選、第3政党に勝ち目は? バイデンvsトランプ「うんざり」派が期待
8/21(月) 19:52配信

産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】2024年11月の米大統領選が民主党のバイデン大統領(80)、共和党のトランプ前大統領(77)の一騎打ちとなることを懸念する無党派層や両党穏健派が「第3の候補」に期待を寄せている。40%程度の低支持率が続くバイデン氏に対し、トランプ氏に対する起訴は14日、4度目となった。両氏への不満は第3党に向かうのか。

「もし私が選挙に立ったら、私は勝つ」

7月17日、北東部ニューハンプシャー州マンチェスターの大学構内。第3政党グループ「ノーレーベルズ」の行事で民主党のマンチン上院議員(75)が語ると会場がざわめいた。

マンチン氏は左派の影響力が強いバイデン政権の政策に異議を唱えるなど超党派的行動で知られる。発言はノーレーベルズからの出馬に意欲を示したとして主要メディアに報じられた。

同19日にクイニピアック大が発表した世論調査によると、「第3政党候補の投票を考えるか」との質問に47%が「イエス」と答え「ノー」の比率と拮抗(きっこう)した。内訳は無党派層64%、民主・共和の支持層でそれぞれ35%、38%に上り「有権者の多くが現状維持は駄目だとしていることを明示した」とアナリストのティム・マロイ氏は指摘する。

マンチェスターの会場では新たな選択肢への渇望が渦巻いていた。東部ニュージャージー州から駆けつけたアーサー・キャッツさん(68)は「極端な政策を好む国民は一定程度いるが、その数に不釣り合いなほど民主も共和も左右極端に寄りすぎた。現実的政策を望む中道層を代弁する指導者がいない」と語る。地元の無党派、ジェイミー・ガニエさん(79)も「バイデン氏やトランプ氏には孫たちの国の未来を任せられない」と断言する。

ノーレーベルズは来年の民主・共和の予備選の行方を見極めて「勝てる確信が持てる」人物を条件に擁立を最終判断し、同4月、テキサス州ダラスで開催の全国大会に臨むシナリオを描く。「バイデン対トランプ」再来が決定的になれば、マンチン氏を軸にハンツマン元ユタ州知事(63)やホーガン前メリーランド州知事(67)ら共和党穏健派を加えた正副候補が取り沙汰される。

草の根レベルの第3党組織「フォーワード(前進)党」は発足1年を迎えた。24年は大統領選ではなく地方選に絞り議席獲得を目指すが、共同創設者のホイットマン元ニュージャージー州知事(共和)は1周年の行事で「これほど多くが(既存政党に)うんざりし民主主義が危機にひんしたときはない」と訴えた。

第3政党の大統領候補といえば1992年、96年に出馬した実業家のロス・ペロー氏が想起される。同氏が92年、共和党票を奪ったことはブッシュ(父)大統領が再選を逃す一因となった。2024年も第3政党候補の勝利は困難とみられるが、民主党左派はバイデン氏の支持を奪いトランプ氏を返り咲かせる「スポイラー(壊し屋)」になることを警戒する。

共和党の元選挙参謀、カール・ローブ氏は米紙ウォールストリート・ジャーナルのコラムで「トランプ氏が候補になれば、共和党も神経質になるはずだ」と述べ、機密文書事件など司法追及が深まるトランプ氏にも「ノーレーベルズは脅威となる」との見方を示した。

6848OS5:2023/08/25(金) 09:56:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5e0b5ba47bf00a6b9245b1b14783de24ee93ac1
若手ラマスワミ氏、急浮上 無名候補から3番手に 米共和・大統領選
8/25(金) 7:10配信

時事通信
23日、米ウィスコンシン州ミルウォーキーの共和党の討論会会場に到着した実業家ビベク・ラマスワミ氏(AFP時事)

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)時事】来年の米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで、最年少の実業家ビベク・ラマスワミ氏(38)が勢いを伸ばしている。

 政治経験のない無名候補として参戦したが、テレビ・ラジオ出演やインターネットを活用した精力的な発信を繰り返し、党内支持率で3位に浮上。23日の第1回候補者討論会でも存在感を示した。

 「漸進か、革命か。私は革命の側に立つ」。ラマスワミ氏は初の大舞台で気勢を上げた。歯切れの良さが持ち味で、他候補に積極的に攻撃を仕掛ける姿はトランプ前大統領(77)と重なる。

 その半生は「アメリカン・ドリーム」そのものだ。中西部オハイオ州に生まれ、両親はインド系移民。イエール大法科大学院を修了後、バイオテック企業を立ち上げて成功した。選挙戦に妻と幼い息子2人を伴い、空き時間には独自のポッドキャストの配信も欠かさない。

 孤立主義的な外交姿勢や官僚機構の敵視など、主張は極端で粗削りだ。討論会では「外交を知らない」(ヘイリー元国連大使)、「職業訓練の場ではない」(ペンス前副大統領)などとライバルの標的になった。

 各種世論調査の平均によると、出馬表明時1%に満たなかった党内支持率は22日現在、7.2%に上昇。55.4%で圧倒的にリードするトランプ氏には遠いものの、14.3%に失速したデサンティス・フロリダ州知事(44)を脅かしつつある。

 シカゴからラマスワミ氏の応援に駆け付けた自営業ポール・フェーレンバッカーさんは、「はっきりした物言いと起業家精神が好き」と話す。「トランプは4回も起訴され、選挙戦でエネルギーを失うだろう。若い世代に期待したい」。

6849OS5:2023/08/26(土) 20:41:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a69e1431c8ab0750884a9908fbc7e13d6c833e1e
米国で無名歌手の曲が異例のヒット トランプ派の政治利用が影響か
8/26(土) 20:30配信

毎日新聞
カントリー音楽の曲「リッチモンドの北にいる金持ちどもよ」が米国で異例の大ヒットとなった無名の歌手、オリバー・アンソニー・ミュージックさん=米南部ノースカロライナ州で8月19日、AP

 米国で無名歌手によるカントリー音楽の曲が異例のヒットを記録している。地方の労働者の悲哀など、トランプ前大統領の支持層に響く歌詞が多く、トランプ派は「保守派のアンセム(象徴する曲)」と政治利用を図っている。


 「リッチモンドの北にいる金持ちどもよ」と題し、南部バージニア州リッチモンドの約160キロ北にある首都ワシントンの政治家を批判した曲。23日に中西部ウィスコンシン州で開かれた共和党の大統領候補によるテレビ討論会の冒頭、流された。

 「魂を売り、一日中働き、ばかげた給料のために何時間も残業し……」。そんな歌い出しの曲は無名の歌手、オリバー・アンソニー・ミュージックさんが10日に発表した。本名はクリストファー・アンソニー・ランスフォードで、歌手名は祖父の名にちなむ。

 上向かない暮らし、税金の無駄遣い、腐敗した権力――。「新しい世界で生きる古い魂」と自らを表現し、「私やあなたのような人たちにとって、ひどく残念な世の中になった。目覚めて『これは現実じゃない』となってほしいが、まぎれもない現実だ」と歌う。

 フェイスブックで公表した経歴によると、アンソニーさんは30歳前後の男性。高校中退後、製紙工場の作業員や製造業の営業マンとして働いた。「プロの歌手になろうとは考えたこともない」という。しかし「政治家は鉱山労働者にも目を向けてくれ」「福祉の甘い汁を吸う肥満者」といった直球の歌詞は、民主党の政策を「過剰な福祉」と批判する保守層や共和党支持者の間で話題になった。

 「感じたことをそのまま歌った」という曲は、アンソニーさんと似た境遇にある地方の労働者の思いを代弁する。「あいつらは全てをコントロールしたいだけ」と党派を問わずに政治家を批判しているが、結果として「既存政治への不満」「衰退する米国の再生」を訴えるトランプ氏と親和性の高い曲になった。

 「琴線に触れる」(トランプ派の政治家レーク氏)、「労働者階級に起きたことを表す歌だ」(保守系FOXニュースの司会者イングラハム氏)などと著名人に紹介されたことで、音楽アプリのダウンロード数が爆発的に伸びた。8月中旬のビルボードの週間チャートでは著名歌手を抑えてトップに躍り出た。過去にヒットチャートに入ったことのない歌手の曲が首位になるのは史上初だという。

 一方、リベラルメディアでは批判的な論評が目立つ。米CNNは「主流のポップカルチャーを嫌う人たちが、自らの政治的立場を擁護するためならお金を使うという状況が背景にある」と指摘。米紙ニューヨーク・タイムズも、保守派が自分たちの思想に沿う映画や楽曲のヒットを後押しする傾向の一環だと分析した。

 アンソニーさんは、政治的には中立だと説明。25日に公開した動画でも「保守派の人たちが、私のことを彼らの一部であるかのように言うのはしゃくに障る」と不快感を示し、「(共和党の)大統領候補の討論会で私の曲を流すなんて奇妙なことだよ。あの人たちの(批判の)曲を書いたのにね」と苦笑いを浮かべた。【ワシントン秋山信一】

6850OS5:2023/08/31(木) 10:33:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/fad72be83029d9981032da531e8caa39e5f398fc

米共和党重鎮、また言葉出ず 81歳、健康に不安
8/31(木) 7:30配信

時事通信
米共和党上院トップのマコネル院内総務(手前)=7月27日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米共和党上院トップのマコネル院内総務(81)が30日、地元ケンタッキー州での記者会見で突如言葉に詰まり、発話できなくなった。

 マコネル氏は7月にも会見で同様の状態に陥ったばかりで、健康不安が一段と強まっている。

 マコネル氏は記者から「2026年の再選出馬に関するあなたの考えは」と質問された後、約30秒間にわたって一点を見詰めたまま沈黙した。米メディアによると、マコネル氏の報道担当者は「一瞬ふらついた」と説明しており、医師に相談するという。

 マコネル氏は07年から共和党上院トップを務め、在任期間は米史上最長。3月に転倒して脳振とうを起こし、入院していた。

6851OS5:2023/09/03(日) 10:51:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ee6e79499c3314121d1c444ffa83dae6e1aa3cf
バイデン氏が被災地訪問 「政敵」デサンティス州知事は同行せず
9/3(日) 9:42配信

毎日新聞
米南部フロリダ州でハリケーン「イダリア」の被災地を視察後に演説するバイデン米大統領=2023年9月2日、AP

 バイデン米大統領(民主党)は2日、ハリケーン「イダリア」の被害を受けた南部フロリダ州を訪問した。大統領の被災地訪問では地元首長が同行することが多いが、政敵であるデサンティス州知事(共和党)はバイデン氏と面会しなかった。公の場でバイデン氏と同席する姿が報じられれば、正念場を迎えている2024年大統領選の党候補指名争いにマイナスになると判断したとみられ、災害対応でも深刻な党派対立が影を落とす形になった。


 米メディアによると、バイデン氏はヘリコプターで上空から同州ライブオーク周辺の被災地を視察した後、被災者らと面会。地元選出のスコット上院議員(共和党)や市長らから被災地支援の状況について説明を受けた。デサンティス氏の不在については「失望していない。何か理由があったのだろう」と記者団に語った。

 一方、デサンティス氏はバイデン氏の訪問について、厳重な警備が必要になるため、被災地の復旧活動に支障が出かねないと懸念を示していた。2日には別の被災地を訪問し、被災者への配給を手伝ったという。

 22年9〜10月にハリケーン「イアン」の被害が出た際には2人で被災地を視察しており、今回のハリケーン対応でも電話で頻繁に協議するなど実務面では連携していた。

 24年大統領選でバイデン氏は民主党、デサンティス氏は共和党の候補指名を目指しており、本選で対決する可能性も見据えて互いに批判し合っている。ただ、トランプ前大統領の有力な対抗馬と目されてきたデサンティス氏は支持率が下落し、2番手の座も危うくなっている。【ワシントン秋山信一】

6852OS5:2023/09/13(水) 11:51:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/911ef01543a43b56a7eda5379421089e9661e672
マッカーシー下院議長、バイデン氏弾劾に向けた調査開始を指示…次男ハンター氏の疑惑に絡み
9/13(水) 10:26配信
読売新聞オンライン
マッカーシー米下院議長=AP

 【ワシントン=淵上隆悠】米野党・共和党のケビン・マッカーシー下院議長は12日、バイデン大統領の次男ハンター氏の海外ビジネスを巡る疑惑に絡み、バイデン氏の弾劾(だんがい)訴追に向けた調査の開始を下院の関係委員会に指示した。


 下院共和党は、ハンター氏が民主党・オバマ政権下で副大統領だったバイデン氏の立場を利用して、ウクライナなどで不正に関与した可能性があると主張している。マッカーシー氏は12日、議会内で記者団に対し、「職権乱用や捜査妨害、汚職の疑いがある」と訴えた。下院の監視・説明責任、司法、歳入の3委員会が主導して調査すると説明した。


 ただ、バイデン氏の弾劾が実現する可能性は低いとみられている。弾劾に向けた訴追には下院の過半数の賛成が必要だ。訴追できても上院での弾劾裁判では出席議員の3分の2の賛同がなければ有罪にはできない。

 いずれも現状では、ハードルが高いのが実情で、ホワイトハウスの報道担当官は声明で、「不正の証拠はまったくない。極端な政治的行為で最悪だ」と非難した。

6853OS5:2023/09/15(金) 07:46:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/45a937481bbf34c8293076e6ff41829b157764d2
米共和党ロムニー氏、次期上院選出馬せず 「反トランプ」代表格
9/14(木) 11:43配信


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毎日新聞
米国の国旗=ゲッティ

 米共和党のミット・ロムニー連邦上院議員(76)は13日、2024年11月の上院選に立候補しないと表明した。25年1月の任期末で政界を引退する公算が大きくなった。12年大統領選では党候補指名を勝ち取ったが、民主党のオバマ大統領に敗北し、19年からは上院議員を務めていた。トランプ前大統領に批判的な共和党穏健派の代表格の退任表明は、分極化が進む米政界を象徴する一幕となった。

【2020年米大統領選】礼賛一色「トランプショー」 異例の米共和党大会

 ロムニー氏は13日の声明で、次の上院議員の任期(6年間)には80歳を超えることを踏まえて「次世代のリーダーたちの出番だ。彼らが、自分たちが生きていく世界を構築する決断をしなければならない」との考えを示した。

 13日の米紙ワシントン・ポストのインタビューでは、24年の次期大統領選について「トランプ氏か、バイデン氏が、次の大統領になるだろう」との見通しを示した上で、「重要な問題に関して、バイデン氏は(米国を)導いていけないし、トランプ氏は導いていくつもりもない」と両氏を批判した。

 ロムニー氏は経営コンサルタント、02年のソルトレークシティー冬季オリンピック組織委員会会長、東部マサチューセッツ州知事などを歴任。08年大統領選では党候補指名争いで敗れたが、12年大統領選では共和党候補として本選に進んだ。18年の上院選は西部ユタ州で当選。トランプ氏の2度の弾劾裁判では、共和党の上院議員として唯一、いずれも「有罪」を支持した。【ワシントン秋山信一】

6854OS5:2023/09/17(日) 09:46:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c103c17dda0340f3e89058d534238d54ddd503d
バイデン氏、再選へ試練 自動車労組スト、次男起訴 米大統領選
9/17(日) 7:20配信

時事通信
15日、全米自動車労組(UAW)のストを受け、ホワイトハウスで演説するバイデン米大統領(EPA時事)

 【ワシントン時事】全米自動車労組(UAW)のストライキ入りを受け、バイデン米大統領が支持基盤である組合への配慮と米経済への打撃回避との間で板挟みに遭っている。

 次男のハンター氏が銃不法所持などの罪で起訴される悪材料も重なり、来年の大統領選での再選に向けて試練を迎えている。

 「労働者の不満は理解できる。企業側はさらに努力すべきだ」。バイデン氏は15日、史上初の自動車大手3社の一斉スト入りという事態を受けて急きょホワイトハウスで演説。「米史上最も労組に近い大統領」の異名の通り、組合側に寄り添う姿勢を示した。

 ただUAWはストの拡大も示唆するなど強硬姿勢を崩していない。米メディアによれば、ストが10日間続けば50億ドル(約7400億円)の経済損失につながるとの試算もある。長期化は「バイデノミクス」と政権が誇る堅調な経済に冷や水を浴びせかねない。

 米消費者心理には既に、長引くインフレが重くのしかかっている。USAトゥデー紙の最新世論調査では、国民の59%がバイデン政権の経済政策を「支持しない」と回答。経済回復に関してバイデン氏とトランプ前大統領のどちらをより信頼するかを尋ねると、47%が「トランプ氏」と答え「バイデン氏」の36%を上回った。

 さらに今週、長年バイデン氏の不安要素とされてきたハンター氏の問題が相次いで表面化した。野党共和党は12日、ハンター氏の海外企業との取引に関してバイデン氏の弾劾訴追に向けた調査を開始。14日にはハンター氏が薬物依存下での銃不法所持で起訴された。バイデン氏は仮にハンター氏が有罪となっても「恩赦しない」(ジャンピエール大統領報道官)方向だが、共和党が攻勢を強める中、当面防戦を強いられそうだ。

6855OS5:2023/09/19(火) 12:51:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/a61043e0aa1242544e61c1a73798b7057987e8cc
米上院、議場でネクタイ不要に 民主主導「リベラル化」、共和反発
9/19(火) 10:45配信

毎日新聞
米連邦議会議事堂内をノーネクタイで歩く民主党のフェッターマン上院議員=2023年9月6日、AP

 米連邦上院で18日、多数派の民主党の主導で議場でのドレスコード(服装規定)が緩和され、男性議員はジャケットやネクタイの着用が不要になった。米メディアが報じた。

 民主党上院トップのシューマー院内総務は「上院議員は議場で何を着るかを選べる。私はスーツの着用を続ける」と述べた。共和党の一部は緩和に反発しており、リー上院議員は「ズボンは必須。任意じゃない」と皮肉交じりに批判した。

 報道によると、上院の議場でのドレスコードは慣例で男女とも「ビジネスアタイア」とされ、男性はジャケットやネクタイの着用を求められていた。女性は2019年に袖なしの服の着用を認められるようになった。

 シューマー氏は今回、議場出入り口で服装をチェックする守衛に対して、今後は議員へのドレスコードのチェックは不要だと指示した。一方、議場に入る議会職員や議員の補佐官らには従来通り、ビジネスアタイアの服装が求められる。

 ドレスコードの変更の理由は不明だが、22年11月の上院選では、ジーンズにパーカ姿を定番とする民主党のフェッターマン氏(東部ペンシルベニア州選出)が当選。民主系の会派に所属する西部アリゾナ州選出のシネマ上院議員も、色彩やデザインがユニークな服装で知られており、議場でも「リベラル化」を進める狙いがあるとみられる。一方、共和党が多数派の下院では従来通り、フォーマルな服装が求められる。【ワシントン秋山信一】

6856OS5:2023/09/22(金) 13:19:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ee0587da8633cac787577b5e220e8a2c3216d4b
バイデン政権、ベネズエラ移民47万人を就労可能に 越境者急増で
9/22(金) 10:36配信
毎日新聞
米国を目指すベネズエラ人たち=米国とメキシコの国境付近で2023年9月21日、ロイター

 米国土安全保障省は20日、ベネズエラから入国して米国に滞在している移民約47万人に対し、一時的に就労できる資格を与える措置を発表した。ベネズエラをはじめとする中南米からの移民は近年、ニューヨーク市などで急増している。市長らは、移民が社会的なセーフティーネットに頼らず生活するために速やかな就労を認めるようバイデン政権に求めていた。

 同省によると、7月末までに入国したベネズエラ人に対し、18カ月の一時保護資格を与える。この資格は、自国の状況が安全な帰還を妨げている場合、米国に滞在している個人を強制退去から保護するためのもので、就労も認められる。ベネズエラの不安定性が増しているため適用すると説明している。これにより、新たに資格を得られるのは約47万2000人の見通しという。

 バイデン政権下では、「移民に寛容」というイメージから、南部国境を越えて来る移民希望者が殺到。国内政治や経済が混乱しているベネズエラ出身者が急増している。越境者は、南部の州はもちろん、ニューヨークやシカゴなど民主党が地盤とする大都市にも押し寄せている。受け入れにかかる予算や宿泊場所の確保などを迫られる自治体は対応に苦慮しており、バイデン政権に措置を求めていた。

 同省は、8月以降に入国した移民は対象外だとしている。ただし、既に越境した移民に法的な保護を与えることで、新たな移民の越境を促すだけではないかという懸念も残っている。【ワシントン西田進一郎】

6857OS5:2023/09/28(木) 08:13:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d12e8d1d83cf86013978e71f9fb112f323cfcba2
たった1人の中絶反対議員のために…米軍幹部300人超の昇進人事がストップ 「中国を利するだけ」同盟国日本への影響も
9/27(水) 12:22配信

FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

国の安全保障を賭けた政治的チキンゲーム

秋の爽やかな風を受け、芝生が緑輝く9月中旬。連邦議会の敷地内の広場には、300人を超える現役の軍人の写真や名前が掲げられ、まるで墓地のような光景だった。全員が昇進の承認を理不尽に止められている軍人たちだった。


中には、米軍制服組トップの統合参謀本部議長に加え、陸軍参謀総長、海兵隊総司令官に指名され、各軍のトップ就任するはずの指揮官も含まれていた。このうち米軍海兵隊トップとなる司令官の不在は、当時の司令官が死去した1859年以来164年ぶりで、歴史上、異例の事態が続いていた。

“墓地”の前でFNNの取材に応じたポール・イートン元米陸軍少将は、「承認人事が見送られていることは、国家安全保障上の危機だ。その影響は5,6年先まで及ぼすだろう」と訴えた。さらに弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮や中国、ロシアの動向も踏まえ「影響は、同盟国の日本へも及んでいく」と危機感をあらわにした。

何百人もの承認が延期されると現場では、何が起きるのか。陸軍と空軍の参謀総長、海軍作戦部長らは、覇権を強める中国やロシアによるウクライナ侵攻などに対する米軍の対応を指揮し、数十万人の動きを統括する。

トップの不在中は、承認が保留されたまま「代行」の形でその役を担うが、国防総省は、適切な時期に適切な指揮官がその地位に就けなければ「即応能力を低下させ続け、米国民などの命を危険にさらすことになる」と語る。

軍幹部の承認人事を止める、たった一人の上院議員

米軍幹部の人事は、大統領の指名と上院の承認が必要となる。上院では、伝統的に投票は経ずに全会一致で承認しているが、一人でも反対者がいれば投票となる。

この権力を利用したのがアラバマ州選出の上院議員トミー・タバビル氏(共和党)だ。タバビル氏は、連邦最高裁が中絶の合憲性を認めない判決を出したにも関わらず、国防総省が軍人の中絶を保証しているとして、承認人事を次々と保留している。

国防総省は、中絶が認められない州から認められた州に行く必要がある軍人に休暇と旅費を支給しているが、タバビル氏は、その政策を廃止しない限り譲らないとしているのだ。

これについてタバビル氏は、FNNの取材に対し、「人事の保留は米軍の即応能力に影響はしない。国防総省やバイデン大統領が、中絶を促進するために違法に税金を費やしている。それが続く限り、保留を続ける」と述べ、従来の主張を曲げない考えを示した。

「中国への贈り物」年末までに全体の8割に影響が及ぶ恐れ

国防総省によると、今月21日の時点で、同様の理由で316人(空軍、陸軍、海軍、海兵隊、宇宙軍)の人事の承認が滞っているほか、年末までに軍幹部850人超のうち4分の3にあたる650人が、タバビル氏の人事保留の影響を受けると見積もる。

一方、昇格人事の保留の影響は、軍人本人だけではなく、その家族にも多くのストレスを与えているという。21日、“墓地“を訪れた女性はFNNの取材に対し「知人の家族は、いつ引っ越すかわからず、子どもを学校に入学させることができない。煉獄の中にいるようだ」と語った。実際に何千人もの軍人の家族が、いつ引っ越さなければならないのか、当分の間どこに住めばいいのかわからず、宙ぶらりんの状態に置かれるという。

こうした状況を受けて、上院民主党トップのチャック・シューマー院内総務は、20日から21日にかけて上院の投票による採決に踏み切り、米軍制服組トップの統合参謀本部議長と陸軍参謀総長、海兵隊総司令官の指名を承認した。

上院は、長時間の審議を避けるため、軍人の人事をひとまとめにして承認しているが、タバビル氏の影響で、現時点ではそれは不可能だ。チャック・シューマー氏によると、理論的には候補者を個別に承認することができるが、そうすれば上院の議場で700時間近くを費やすことになると話している。

現地メディアからも保留者全てを承認するには、数カ月、または来年の大統領選挙まで長引く可能性があるとの見方も出ている。これについて国家安全保障の専門家からは、「タバビル氏が、国家安全保障を危険にさらしていることに同意していることと同様だ。これは中国に毎日与え続ける贈り物だ」との声も聞こえてくる。民主義陣営の守護神となる米軍が社会の分断によって翻弄されている。

(FNNワシントン支局 千田淳一)

千田淳一

6858OS5:2023/09/28(木) 17:18:42
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023092700693&g=int
激戦州で労組票巡り火花 バイデン、トランプ両氏が訪問―米大統領選
2023年09月28日07時07分

26日、中西部ミシガン州のスト現場を訪れたバイデン米大統領(中央)(AFP時事)
26日、中西部ミシガン州のスト現場を訪れたバイデン米大統領(中央)(AFP時事)

トランプ前米大統領=25日、サウスカロライナ州サマービル(AFP時事)

 【ワシントン時事】来年11月の米大統領選に向け、バイデン大統領とトランプ前大統領が労組票を巡って火花を散らしている。バイデン氏は26日、激戦区の中西部ミシガン州で現職大統領として初めて全米自動車労組(UAW)のスト現場を訪れ、組合員を激励。トランプ氏も27日に労働者を前に演説し、支持を呼び掛ける方向だ。

 「自動車業界は素晴らしい業績を上げている。今度は彼らが私たちのために努力する番だ」。バイデン氏は抗議活動の現場で組合側を「私たち」、経営側を「彼ら」と呼び、40%の賃上げなど組合側の厳しい要求を支持した。隣ではフェインUAW会長が「歴史的瞬間だ」と笑みを浮かべた。
 バイデン氏は自他共に認める「史上最も労組に近い大統領」。とはいえ、大統領が労使交渉のさなかに一方に肩入れするのは政治的リスクが大きい。ストが長期化すれば「生産や雇用、インフレに影響する可能性がある」(パウエル連邦準備制度理事会議長)と懸念される。有権者は長引くインフレで、バイデン氏の経済運営に厳しい目を向けてもいる。
 踏み込んだ行動に出た背景には、バイデン政権が環境対策として進める電気自動車(EV)への転換がストの一因になったという事情がある。伝統的に民主党候補を推薦してきたUAWは今のところ、バイデン氏の推薦を保留。そうした中、トランプ氏は「バイデンが米国の自動車産業を壊滅させる」と不安をあおっている。
 ミシガン州を含む中西部は「ラストベルト(さび付いた工業地帯)」に位置する。2016年大統領選では現状に不満を抱く白人労働者層がトランプ氏支持に流れ、同氏の勝利に貢献した。来年の大統領選も接戦が予想され、ミシガンなど一部の激戦州が勝敗を左右する。80歳と高齢で心身の衰えを指摘される中、支持層の取りこぼしだけは何としても避けたいのがバイデン氏の本音だ。

6859OS5:2023/09/28(木) 21:05:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/be81a142b2bb8229bf408cf28beda627c49727ae
トランプ氏、すでに「対バイデン」に照準 色あせる共和党候補指名レース
9/28(木) 18:58配信

産経新聞
来年の米大統領選に向けた共和党候補の指名獲得レースは、「大本命」のトランプ前大統領が2度連続で討論会を欠席し、主役不在で色あせたものとなった。トランプ氏は第2回候補者討論会が行われた27日、本選の激戦地と目される中西部ミシガン州で演説し、民主党のバイデン大統領との対決に照準を合わせた活動を展開した。

「逃げずに出てこい」。

27日、反トランプを鮮明にするクリスティー前ニュージャージー州知事が討論会出席を避けるトランプ氏を挑発すると、会場からは歓声やブーイングが混じった反応が上がった。

しかし他の候補たちは、ためらいがちな批判に終始した。インド系投資家のラマスワミー氏が、トランプ氏のスローガン「米国を再び偉大に」を継承・発展させると訴えたのに対し、ヘイリー元国連大使は「あなたは信用できない」と言い放ったが、4度の刑事訴追を受けているトランプ氏に対して厳しい態度を示すことはなかった。討論会を観覧した共和党員らからは「(各候補が)トランプ氏とどう違うかもっと聞きたいのに」との声も上がる。

米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による各種世論調査の集計では、共和党支持層のトランプ氏への支持率(27日現在)は56・6%で、2位につける南部フロリダ州のデサンティス知事(14・4%)の約4倍。討論会の参加者全員を合算してもトランプ氏に届かない計算だ。多くの候補は党支持層の反発を恐れ、トランプ氏「一強」に挑む道筋を見つけられずにいる。

その中でトランプ氏は27日、自動車産業の中心地であるミシガン州デトロイトの工場を訪れ、労働者層との近さをアピールした。バイデン氏が前日に同州で、自動車労組のスト現場を応援訪問したのに対抗した。バイデン氏のスト訪問は、現職大統領としては極めて異例の行動だった。本選の行方を左右する東・中西部の「ラストベルト(さびた工業地帯)」の争奪戦が、すでに本格化していることを印象付けた。

27日の討論会場となった「ロナルド・レーガン大統領図書館」は、共和党の中核である保守派が理想視するレーガン元大統領を顕彰する施設。過去の討論会でも特に重要とされてきた舞台だが、トランプ氏は全く意に介する様子を見せなかった。(シミバレー 大内清)

6860OS5:2023/09/30(土) 20:52:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/751098b31f14c799df79020e3e85ab48468a4446
米下院がつなぎ予算案否決、一部政府機関の閉鎖濃厚に…共和党の保守強硬派21人が造反
9/30(土) 10:47配信

読売新聞オンライン
29日、米ワシントンでつなぎ予算案否決後、取材に応じるケビン・マッカーシー下院議長=ロイター

 【ワシントン=田島大志、田中宏幸】米議会下院は29日、共和党のケビン・マッカーシー下院議長が主導して提出した1か月間の政府資金を確保する暫定予算(つなぎ予算)案を否決した。予算措置期限の30日までに打開するのは困難な情勢で、2024会計年度が始まる10月1日からの一部政府機関の閉鎖は濃厚となった。

 共和党は下院で多数派を占めるが、ウクライナ支援の減額や大幅な歳出削減を主張する保守強硬派21人が造反した。暫定予算案には支出を30%削減する共和党独自の主張が盛り込まれ、民主党も反対に回った。賛成198票、反対232票だった。

 上院では民主党が主導権を握る。閉鎖を回避するには超党派で合意し、暫定予算を上下両院で可決する必要がある。バイデン政権は、60億ドル(約8900億円)のウクライナ支援を含む暫定予算案を超党派で成立させたい考えだ。上院では現行水準を11月17日まで維持する暫定予算案で両党が合意しているが、下院共和党は受け入れない構えだ。29日時点で両党が合意に至るメドは立っていない。

 政府閉鎖となれば、これまでで最長の35日間に及んだトランプ前政権時の2018年12月〜19年1月以来、約5年ぶりとなる。ホワイトハウスによると、10月1日から約70万人の連邦職員が一時帰休となる見込みだ。約130万人の米兵は無給で勤務する。

 バイデン大統領は29日の演説で「軍の部隊が危機に瀕(ひん)している中、政治的な駆け引きをしている場合ではない。完全な職務怠慢だ」と共和党を厳しく批判した。

 バイデン、マッカーシー両氏は5月、政府の借入金の限度を定めた「債務上限」の引き上げを巡り、歳出抑制を含めた予算協定で合意している。イエレン財務長官は29日の演説で、協定を尊重するよう求めた。

6861OS5:2023/10/01(日) 01:24:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0714895a5c709778213642eb6c030b448a5f6fa
ケネディ元大統領のおい、無所属で大統領選出馬か…民主党から立候補模索したが支持広がらず
9/30(土) 21:40配信

読売新聞オンライン
ロバート・ケネディ・ジュニア氏=ロイター

 【ワシントン=池田慶太】ロイター通信は29日、2024年の米大統領選で、弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏が無所属の独立系候補として立候補表明する見通しだと報じた。同氏は動画投稿サイトで10月9日に「重大発表」を行うと表明していた。


 同氏はジョン・F・ケネディ元大統領のおいで、1968年に暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官の息子。一時は民主党からの立候補を模索したが支持が広がらなかった。新型コロナウイルスのワクチン懐疑派として知られる。

6862OS5:2023/10/01(日) 10:36:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/83dd49f94cc5f0e1933dcc3d89105aa19aa921ab
米政府閉鎖、回避へ つなぎ予算案、議会通過
10/1(日) 4:02配信
時事通信
米連邦議会議事堂=ワシントン

 【ワシントン時事】米連邦政府の2023会計年度末を迎えた30日、議会上下両院は11月半ばまでのつなぎ予算案を、賛成多数で可決した。


 難航する24年度予算案の審議時間を稼ぐための措置で、深夜0時(日本時間10月1日午後1時)までにバイデン米大統領が署名して成立すれば、政府機関の一部閉鎖は回避される。

 つなぎ予算案を巡っては、下院で過半数を占める共和党で保守強硬派が反対し、審議がこう着。年度末が迫る中、共和党下院指導部はつなぎ予算案に大幅な支出削減を盛り込むなど、強硬派の主張を反映させた。それでも29日の採決では強硬派からの造反が相次ぎ、否決された。

6863OS5:2023/10/01(日) 11:20:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/87f64bb025e335d2d5d24560bb8d10d1c2163ccf
米下院、つなぎ予算案可決 土壇場で超党派合意 政府閉鎖回避へ前進
10/1(日) 9:27配信

毎日新聞
米連邦議会議事堂

 米議会下院は9月30日、米連邦政府の支出を11月中旬まで手当てするつなぎ予算案を賛成335、反対91で可決した。上院で可決し、バイデン大統領が署名すれば成立する。2023会計年度(22年10月〜23年9月)予算失効による政府機関の一部閉鎖が懸念されていたが、土壇場で回避に向けた動きが前進した。

 つなぎ予算案は野党・共和党トップのマッカーシー議長が主導した。新会計年度(23年10月〜24年9月)が始まる10月1日から45日間の一時的な支出を手当てする内容で、バイデン政権が反対する大幅な歳出削減を見送る一方、共和党の保守強硬派が反対するウクライナへの追加支援は盛り込まなかった。

 米議会では新年度予算案の協議が停滞。当面の支出を賄うためのつなぎ予算を9月30日までに成立させられなければ、10月1日から政府機関が一部閉鎖されることになっていた。歳出規模やウクライナ支援を巡り協議が難航していたが、期限ギリギリで下院が超党派の合意にこぎ着けた。

 ただ、このつなぎ予算案が成立しても政府支出を賄えるのは11月中旬まで。それまでに新年度予算か新たなつなぎ予算を成立させなければ政府閉鎖に追い込まれる恐れがある。【ワシントン大久保渉】

6864OS5:2023/10/01(日) 11:20:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/87f64bb025e335d2d5d24560bb8d10d1c2163ccf
米下院、つなぎ予算案可決 土壇場で超党派合意 政府閉鎖回避へ前進
10/1(日) 9:27配信

毎日新聞
米連邦議会議事堂

 米議会下院は9月30日、米連邦政府の支出を11月中旬まで手当てするつなぎ予算案を賛成335、反対91で可決した。上院で可決し、バイデン大統領が署名すれば成立する。2023会計年度(22年10月〜23年9月)予算失効による政府機関の一部閉鎖が懸念されていたが、土壇場で回避に向けた動きが前進した。

 つなぎ予算案は野党・共和党トップのマッカーシー議長が主導した。新会計年度(23年10月〜24年9月)が始まる10月1日から45日間の一時的な支出を手当てする内容で、バイデン政権が反対する大幅な歳出削減を見送る一方、共和党の保守強硬派が反対するウクライナへの追加支援は盛り込まなかった。

 米議会では新年度予算案の協議が停滞。当面の支出を賄うためのつなぎ予算を9月30日までに成立させられなければ、10月1日から政府機関が一部閉鎖されることになっていた。歳出規模やウクライナ支援を巡り協議が難航していたが、期限ギリギリで下院が超党派の合意にこぎ着けた。

 ただ、このつなぎ予算案が成立しても政府支出を賄えるのは11月中旬まで。それまでに新年度予算か新たなつなぎ予算を成立させなければ政府閉鎖に追い込まれる恐れがある。【ワシントン大久保渉】

6865OS5:2023/10/01(日) 17:41:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/00748c720c2bc341e23cf3e708b8ab16f3bf3f1f
民主・共和、痛み分け予算危機回避 翻弄されるウクライナ支援
10/1(日) 17:10配信

産経新聞
【ワシントン=坂本一之】米連邦政府の2024会計年度(23年10月〜24年9月)予算を巡り、与党・民主党と野党・共和党が政府機関の一部閉鎖を回避するため、痛み分けの形でつなぎ予算をまとめた。当面の危機はしのいだが、火だねは残っている。2024年大統領選で政権奪還を目指す共和党と、バイデン大統領の再選を狙う民主党の攻防が激しさを増し、今後、争点となったウクライナ支援が翻弄される展開も予想される。

「国境を守り、政府支出を抑制し、経済を軌道に乗せる戦いの始まりだ」

下院共和党ナンバー2のスカリス院内総務は9月30日、つなぎ予算の下院可決を受けた記者会見で、不法移民対策の強化や歳出抑制をバイデン政権や民主党に強く求めていくことを宣言した。

上院か下院いずれかで多数派を持つ野党が、予算審議を通じ政権と与党を揺さぶるのは、通例の駆け引きだ。ただ、歩み寄りを拒み、予算切れに伴う政府閉鎖を引き起こせば世論の強い反発を招くことが必至だ。

共和党のマッカーシー下院議長は民主党と厳しく対立しながらも、「政府閉鎖は望んでいない」などと繰り返し言及。不法移民対策などの要求実現と、民主党との着地点を探るバランスをとろうとしてきた。

つなぎ予算案の最終段階の審議で、共和党側が不法移民対策を除外する一方、バイデン政権と民主党も、重視するウクライナ支援を取り下げる形で落着した。

マッカーシー氏が直面する難題も改めて浮かび上がる。ウクライナ支援には、自国優先を主張するトランプ前大統領に近い共和党の保守強硬派が反発。11月中旬までのつなぎ予算が切れた後の新たな予算審議でも、マッカーシー氏は再び保守強行派との調整を抱えていることになる。

ウクライナ支援の継続を巡っては、8月のCNNテレビの世論調査で、共和党支持層の71%が議会による追加予算の承認に反対するなど、党内で意見が分かれている。無党派層の動向も含め、支援停止が来年の選挙にどのような影響を与えるかを考えながら対応を練る必要がある。

「(マッカーシー)議長がウクライナに必要な支援を可決してくれることを大いに期待している」

ウクライナ支援継続を掲げるバイデン氏は30日に出した声明で、マッカーシー氏にこう協力を求めつつ、共和党の強硬派議員を批判した。

6866OS5:2023/10/04(水) 07:25:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41c728cf330a92dee4d92cbc7499423bf7ac1eb
米下院議長、「解任」可能性高まる 解任動議の棚上げに失敗
10/4(水) 4:05配信


毎日新聞
マッカーシー米下院議長=米ワシントンで2023年10月3日、AP

 米連邦下院は3日、マッカーシー議長の解任動議を棚上げして事実上無効化する議案を否決した。解任動議の採決を阻む指導部の試みが失敗したことで、マッカーシー氏が解任される可能性が高まった。下院は3日午後にも議長解任動議の採決を行う見通しで、可決されれば米史上初めてとなる。

 共和党内では穏健派と保守強硬派の内紛が深刻化しており、マッカーシー氏が解任された場合、次期議長の選出が難航するのは必至だ。24会計年度(23年10月〜24年9月)の予算編成や対ウクライナ支援の遅滞といった悪影響が懸念される。

 議長解任動議は2日、共和党保守強硬派のゲーツ下院議員が提案した。マッカーシー氏が政府機関の一部閉鎖を避けるため、11月17日までの暫定的な「つなぎ予算」を民主党の賛同を得て成立させたことを批判。一方、指導部は解任動議を棚上げする議案を提出したが、民主党と共和党保守強硬派の一部が反対した。

 下院(定数435、欠員2)の現有議席は共和党221、民主党212。共和党から5人が「造反」すれば思うように議案を通せない状況で、議会運営を主導するマッカーシー氏は弱い立場に置かれてきた。【ワシントン秋山信一】

6867OS5:2023/10/04(水) 07:25:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a60908b0ec4f97397c505e98e789814c72a9d3b
米下院が共和党マッカーシー議長解任 史上初、党内強硬派の動議可決
10/4(水) 6:32配信

朝日新聞デジタル
ワシントンの連邦議会で2023年10月3日、メディアと警察に囲まれてマッカーシー氏=AP

 米下院は3日、共和党トップのマッカーシー下院議長の解任を求める動議を賛成多数で可決した。下院は共和党が多数を握っているが、共和党内の強硬派が提出した動議に、民主党が賛同した。米メディアによると、下院議長の解任動議が可決されたのは史上初めて。

 3日午後、下院は動議をめぐって採決し、解任への賛成216、反対210で可決した。下院(定数435、欠員2)は、共和党が221議席で、212議席の民主党をわずかに上回っている。通常なら共和党議長の解任動議は通らないが、共和党議員8人と民主党議員の大半が賛成し、一部議員は採決を欠席した。

 動議を提出したのは、下院共和党で20人あまりの強硬派の一人として知られるマット・ゲーツ下院議員。政府閉鎖をめぐる予算審議で、マッカーシー氏が予算切れとなる10月1日の前日、民主党と協力して暫定のつなぎ予算を成立させたことに不満を抱いていた。

 予算には共和党内強硬派が求めた大幅な歳出カットやメキシコとの国境警備の強化策が盛り込まれず、ゲーツ氏は採決前に議場で「マッカーシー氏は下院議長でありながら、重要な場面で立場を示さなかった」と訴えた。

朝日新聞社

6868OS5:2023/10/04(水) 08:08:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/21985c463edf48b516d82bd2bb2db58501572588
米下院、マッカーシー議長解任 史上初、共和内紛が引き金
10/4(水) 5:53配信
時事通信
 【ワシントン時事】米議会下院は3日、共和党の強硬右派が提出したマッカーシー議長(共和)の解任動議を採決し、民主党を含む賛成216、反対210の賛成多数で可決した。

 米メディアによると、下院議長の解任は史上初。共和党の「内輪もめ」を発端とする下院の機能不全は極致に達した。

 強硬右派のゲーツ議員が2日、超党派の支持で成立したつなぎ予算を巡りマッカーシー氏が民主党と協力したことを問題視し、解任を発議した。共和党主流派は解任取り下げ動議で対抗したが、否決された。

 解任に伴い、共和のマクヘンリー議員が臨時代理議長に就任するが、後任の議長が選出されるまで下院の議事進行は停止する。

 共和党では主流派と強硬右派の対立が深刻化しており、今年1月のマッカーシー氏の議長選出には15回もの採決を要した。後任選びも難航が予想され、2024会計年度予算や、つなぎ予算から除外された対ウクライナ支援の審議が当面滞る恐れがある。

6869OS5:2023/10/04(水) 10:24:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e85a09927440adc95c6754c2cefb105121fd94c
トランプ氏、共和内紛と距離 バイデン氏「議長選出急いで」
10/4(水) 7:27配信

時事通信
トランプ前米大統領=3日、ニューヨーク(AFP時事)

 【ワシントン時事】米連邦議会下院がマッカーシー議長の解任を巡り紛糾する中、トランプ前大統領は3日、自身のSNSに「なぜ内輪もめばかりして、米国を破壊している極左の民主党と闘わないのか」と投稿し、共和党の党内対立から距離を置く姿勢を示した。

 
 マッカーシー氏の解任動議を提出したのは、トランプ氏に近い共和党の強硬右派議員だった。トランプ氏は、党の混乱が有権者に負の印象を与えることを危惧したとみられる。トランプ氏は返り咲きを目指して来年11月の大統領選に出馬し、共和党の候補者指名レースで圧倒的優位に立っている。

 一方、ジャンピエール大統領報道官は3日、声明を発表し「米国が直面する喫緊の課題は待ってはくれない。バイデン大統領は早期に下院が議長を選出することを望んでいる」と述べた。

6870OS5:2023/10/04(水) 17:53:30
>下院議長が現職議員でなければならないとの明文規定はなく
www

https://news.yahoo.co.jp/articles/02bd87f526c2d4a94fcf7a6fad975fc05e9c7515
次期下院議長、米共和党にトランプ氏推す声 本人は内紛劇に不満
10/4(水) 16:14配信

毎日新聞
トランプ前大統領=AP

 米共和党のニールズ下院議員は3日、マッカーシー下院議長の解任を受けて「トランプ前大統領を次期下院議長に推す」と表明した。下院議長が現職議員でなければならないとの明文規定はなく、過去にもトランプ氏を議長に推薦する案が取り沙汰されたことがあった。


 米メディアによると、ニールズ氏は声明で「下院が再開した時には、まずトランプ氏を次期下院議長に推薦する。『米国第一主義』の実績があり、下院を再び偉大にするだろう」と述べた。ステューブ下院議員もX(ツイッター)で賛意を表した。

 トランプ氏は2024年11月の大統領選で返り咲きを目指しており、議長職に関心があるのかは不明だ。トランプ氏は、マッカーシー氏、解任動議を提案したゲーツ下院議員の双方と良好な関係を築いている。3日には自身のソーシャルメディアで「なぜ共和党はいつも身内で争っているのか。なぜ、米国を破壊している極左の民主党と戦わないのか」と内紛劇に不満を示した。【ワシントン秋山信一】

6871OS5:2023/10/04(水) 22:52:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c61892ab0aedffebf3caa53f9d8dd17be0a8d064
少数強硬派、議会を翻弄 与野党の議席伯仲で力 米下院
10/4(水) 20:33配信
時事通信
米共和党のゲーツ下院議員(写真左)と解任されたマッカーシー前議長(AFP時事)

 【ワシントン時事】米下院共和党の深刻な内部分裂が3日、議長の解任という形で顕在化した。

【図解】2024年米大統領選の主な共和党立候補者

 解任を実現させたのは、わずか8人の強硬右派。民主、共和の議席が拮抗(きっこう)する中、キャスチングボートを握った少数の議員が影響力を増し、議会を混沌(こんとん)の渦に引きずり込んだ。

 「彼らは保守政治家ではない」。米議会史上初めて解任の憂き目に遭ったマッカーシー前議長は3日、強硬派への怒りをあらわにした。解任動議を提出したゲーツ議員を名指しし「注目を集めたいだけだ」と非難した。

 下院の混乱は、昨年の中間選挙で共和党が222議席を得て、213議席の民主党に僅差で勝利したことから始まった(現在は各党1議席減)。一握りの共和党議員が造反すれば法案は通らない。発言力を得た強硬派は今年1月の開会以降、事あるごとに非現実的な要求を突き付け、マッカーシー氏を振り回してきた。

 党執行部の頭を悩ませるのは、強硬派の動機が必ずしも歳出の大幅削減といった政策面に限らないことだ。政治専門紙ポリティコは、たびたびマッカーシー氏にかみつくゲーツ氏について「フロリダ州知事選出馬を狙い、目立とうとしている」との見方を紹介した。

 共和党は後任の議長選びを急ぐが、主流派からの人選はマッカーシー氏と同じ運命をたどる可能性がある。来年11月の大統領選と同時に行われる下院選まで、少数が多数を翻弄(ほんろう)する構図は続く。 


https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100400171&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb
米下院、史上初の議長解任 共和強硬派が動議―深まる混迷、後任選び難航か
2023年10月04日14時35分

 【ワシントン時事】米議会下院は3日、共和党の強硬右派が提出したマッカーシー議長(共和)の解任動議を賛成多数で可決した。米メディアによると、下院議長の解任は史上初。来週始まる後任の議長選びは難航が予想され、2024会計年度予算や、つなぎ予算から除外された対ウクライナ支援の審議が当面滞ることが懸念される。
米共和、党内対立が激化 下院議長の解任動議提出

 強硬右派のゲーツ議員が2日、先に成立したつなぎ予算を巡ってマッカーシー氏が民主党と協力したことを問題視し、解任を発議。民主党を含む216人が賛成し、210人が反対した。共和党からは、マッカーシー氏と対立する強硬派8人が賛成に回った。
 マッカーシー氏は採決後、記者団に「再び立候補するつもりはない」と表明。「わずか8人が議長をクビにできる制度は問題だ」と肩を落とした。解任に伴い、共和党主流派のマクヘンリー議員が臨時代理議長に就任したが、正規の議長選出まで下院の議事進行は停止する。
 共和党は10日に後任議長選出に関する会合を開く。候補にはマクヘンリー氏のほか、スカリース院内総務、エマー院内幹事ら共和党執行部の名前が挙がるが「本命」は不在だ。同党では主流派と強硬派の対立が先鋭化し、1月のマッカーシー氏の議長選出に際しては15回もの採決を要した。強硬派は執行部からの人選に難色を示すとみられ、議会の混乱が長期化する恐れもある。
 マッカーシー氏の解任を巡っては、民主党が条件付きで救済に動くという観測もあった。しかし、マッカーシー氏がバイデン大統領の弾劾訴追の調査を指示するなど敵対的な態度を続けてきたこともあり、民主党議員の大勢は「彼を助けるつもりはない」と解任を支持。同党下院トップのジェフリーズ院内総務は、声明で「共和党が過激な右派と決別できないなら、解任に賛成する」と突き放した。
 マッカーシー氏は1月、議長選出と引き換えに、解任の発議条件を議員1人に引き下げる規則改正に合意。少数の強硬派の発言権が強まっていた。

6872OS5:2023/10/04(水) 23:00:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/3915c5f941946fa5d4140dac2ebaf1e06ccb78cd
米下院議長解任劇 少数の強硬派牛耳る 標的はウク支援?
10/4(水) 18:15配信


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産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】マッカーシー米下院議長の解任は、身内の野党・共和党内でマッカーシー氏に反旗を翻した保守強硬派が主導した。極端な歳出削減を掲げる強硬派の最大の標的は、膨張するウクライナ支援だ。バイデン大統領は「議会の大多数は支援継続を支持している」と強調するが、追加支援の可否に同派の影響力が強まるのは必至。露軍への反攻を続けるウクライナと欧州同盟国に不安が広がっている。

史上初の下院議長解任に動いた保守強硬派のゲーツ議員は「これで終わりではない」とし、自派の意向通りに歳出削減を進める次期体制を目指すと強調した。

採決で投じられた賛成票は民主208、共和8の計216。210の反対票を僅差で上回った。民主党議員の大部分が解任を支持したが、決定打となったのは共和党の造反議員だ。下院の共和議員数のわずか3・6%が、大統領職の継承順位で副大統領に次ぐ要職にいたマッカーシー氏を退任に追いやったことになる。

前代未聞の解任劇に結び付いた〝仕掛け〟は1月、マッカーシー氏が15回目の議長選で当選した際に仕組まれた。反対を続けたゲーツ氏ら強硬派との取引で、マッカーシー氏は「1人だけで解任動議を提出できる」と規則を緩和。9月30日に可決されたつなぎ予算案の審議で同氏の指導力に見切りをつけたゲーツ氏が1人で動議を突き付けた。

「世界中が(米議会を)見ている」。米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は3日の記者会見で指摘した。バイデン政権は議会に10月からの3カ月間を対象に計240億ドル(約3兆5千億円)のウクライナ向け追加予算を申請したが、宙に浮いたままだ。

最新の米紙ワシントン・ポストの世論調査で、共和党支持層の58%は「米国は支援し過ぎ」と回答した。同党の保守強硬派はウクライナ向けから、メキシコ国境警備向けにお金を回して不法移民の記録的流入を阻止すべきだ主張する。次期議長もこうした声を無視できまい。

議会承認なしに大統領の権限で武器供与に使える予算は残り50数億ドル。カービー氏は賄える期間について「戦況や支援規模、必要な能力のいかんによる」と指摘した。その上で、このまま支援予算を確保できなければ、米国の支援は2カ月程度しかもたないとの見通しを明らかにした。「戦闘が続く限り支え続ける」と3日の電話会議で同盟諸国に訴えたバイデン氏の約束も議会の動向次第となる。

6873OS5:2023/10/04(水) 23:25:06

https://news.yahoo.co.jp/articles/b02cce85be21d346e41febc4c51571fb0f125aa9
マッカーシー下院議長、6票差で史上初の解任…共和党から8人が「賛成」
10/4(水) 11:53配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【ワシントン=淵上隆悠】米下院(定数435、欠員2)は3日、共和党のケビン・マッカーシー議長の解任を求める動議を賛成多数で可決した。共和党の保守強硬派議員が提出した動議を民主党が支持した。米国で下院議長の解任動議が可決されたのは史上初めて。新議長の選出は難航するとの見方が出ており、米議会の混乱が一層深まる可能性がある。

3日、マッカーシー議長の解任動議を可決した米下院=テレビ映像から、ロイター

 動議は、保守強硬派の代表格マット・ゲイツ議員が、2日に提出した。ゲイツ氏は、マッカーシー氏が政府閉鎖を回避するための暫定予算(つなぎ予算)成立で民主党と協力したことに激しく反発していた。

 採決では、動議への賛成が216、反対210だった。7人は投票しなかった。つなぎ予算では協力を受けた民主党だが、マッカーシー氏への不信感は根強く208人が賛成した。221議席で多数派の共和党はゲイツ氏ら8人が賛成に回った。

3日、解任後に記者会見に臨んだマッカーシー氏=AP

 米メディアによると、下院本会議で議長の解任動議が採決されたのは1910年以来で、この時は否決された。

 議長選は11日に行われる見通しだ。採決後、ゲイツ氏は記者団に「マッカーシー氏よりも優れた議長を選ぶことが米国のためだ」と述べた。マッカーシー氏は解任後の記者会見で再出馬を否定した。新議長の有力候補は不在で、選出には曲折が予想される。

 下院議長の解任は、ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援に影響する恐れがある。民主、共和両党は、9月30日につなぎ予算を成立させ、政府機関の一時閉鎖を辛うじて回避したが、つなぎ予算でウクライナ支援は除外され、取り扱いは不透明なままになっている。新議長の方針次第では追加予算の成立は困難になる。2024会計年度(10月1日開始)の予算審議にも響く可能性がある。

 ホワイトハウスは3日の声明で「我が国が直面している課題は待ったなしだ。バイデン大統領は、下院が速やかに議長を選出することを望んでいる」と訴えた。

 今年1月に議長に就任したマッカーシー氏は、大幅な歳出削減や国境警備の強化などを求める保守強硬派の造反に当初から直面してきた。議長には15回目の投票でようやく選出された。この際、議長解任動議を議員単独で提出できる規則改正で譲歩しており、これが命取りとなった。

6874OS5:2023/10/04(水) 23:33:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/aecab1af35a35aa6b7ef3f0d9d047f798803574b
解任マッカーシー下院議長「後悔ない」、議長選での譲歩が命取り…140年間で最も短命に
10/4(水) 23:12配信
読売新聞オンライン
3日、解任後に記者会見に臨んだマッカーシー氏=AP

 【ワシントン=淵上隆悠】ケビン・マッカーシー米下院議長の解任劇は、野党・共和党の混迷ぶりを露呈する結果となった。後任の議長選は11日に行われる見通しだが、難航は必至だ。米議会は、下院議長不在という異例の事態に直面している。

 「正しいと信じることのために職を失うなら、心は穏やかだ」

 議長解任が決まったマッカーシー氏は3日、記者会見で吹っ切れた表情で語った。予算切れに伴う政府機関の一部閉鎖を避けるため暫定予算(つなぎ予算)を民主党と協力して成立させたことについては「米国民のためだった」と胸を張った。結果的に党内から解任動議を提出されるきっかけになったが、「後悔していない」と言い切った。

3日、マッカーシー議長の解任動議を可決した米下院=テレビ映像から、ロイター

 一方で、解任動議で賛成に回った同僚議員8人については、「共和党議員の4%が民主党と一緒になって下院共和党のトップが誰になるのか指図できてしまう」と非難した。

 1月の議長選で、マッカーシー氏は保守強硬派の造反に遭い、15回目の投票でようやく選出された。この際、議長解任動議を議員単独で提出できる規則改正で譲歩しており、これが命取りとなった。米CNNによると、マッカーシー氏の議長在職日数は269日で、この約140年間で最も短いという。

 先鋭化する共和党の内部対立について、トランプ前大統領も3日、SNSで困惑を吐露した。

 採決では、民主党が解任に反対票を投じる可能性も取り沙汰されたが、実現しなかった。保守強硬派に配慮せざるを得ないマッカーシー氏に対し、根強い不信感があるためだ。民主党下院トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務は採決前に発表した声明で、「下院共和党は組織が麻痺(まひ)している。共和党の責任で内戦を終わらせるべきだ」と突き放した。

 新議長候補には、共和党下院ナンバー2のスティーブ・スカリス院内総務や、保守強硬派の信頼が厚いジム・ジョーダン議員らの名が挙がっているが、本命は不在だ。マッカーシー氏の路線を踏襲する候補には保守強硬派が抵抗し、再び議長選が混乱に陥る可能性がある。

6875OS5:2023/10/06(金) 07:27:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/16476ce261f252aa4f0128b202b8f98327728a5e
主流派、右派2氏が出馬表明 下院議長選へ米共和
10/5(木) 7:23配信


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時事通信
米共和党のスカリス下院院内総務=7月18日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米下院のマッカーシー前議長(共和)が解任されたことを受け、共和党主流派のスカリス院内総務と、右派のジョーダン司法委員長の2氏が4日、議長選への立候補を表明した。

【写真】米下院共和党のジョーダン司法委員長

 共和党は11日にも議長選の投票を行う日程を描くが、選出に必要な過半数の票を得られるかは両氏ともに不透明だ。

 スカリス氏(ルイジアナ州)は、マッカーシー氏に次ぐ党下院ナンバー2。4日の声明で同党主流派と右派の分断に触れ、「党の深い傷を癒やし、われわれを頼りにする国民のために働く時だ」と融和を訴えた。

 一方、ジョーダン氏(オハイオ州)は司法委員長としてバイデン大統領の次男ハンター氏の疑惑調査などを主導。移民増対策を優先事項に掲げ、ウクライナ支援に反対するなど強硬右派の支持を得やすい。

6876OS5:2023/10/06(金) 17:03:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/13944fae971db3a4b2288bad232c13529f02bd72
トランプ氏、右派候補に支持表明 下院議長選で影響力誇示 米
10/6(金) 14:25配信

時事通信
トランプ前米大統領=4日、ニューヨーク(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領は6日、マッカーシー前下院議長(共和党)の解任に伴う次期議長選について、先に立候補を表明した同党右派のジョーダン司法委員長への推薦を表明した。

 「彼は素晴らしい議長になる。完全に支持する」とSNSに投稿した。共和党支持層に圧倒的な人気があるトランプ氏の「介入」は、議長選の行方を大きく左右しそうだ。

 支持表明には、来年11月の大統領選をにらみ、党内への影響力を誇示する狙いがある。トランプ氏はこれまで「私が米国を再び偉大にするのを助ける議長を選ぶためなら、必要なことは何でもする」と語っていた。

 ジョーダン氏は司法委員長として、トランプ氏に対する数々の刑事捜査の「検証」を主導。バイデン政権には「司法を政治利用している」と批判の先頭に立ってきた。対ウクライナ支援に否定的な姿勢でも知られる。次期議長選にはジョーダン氏のほか、より穏健な共和党主流派のスカリス院内総務が名乗りを上げている。

6877OS5:2023/10/08(日) 21:35:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d68a04f71a9d26b77754e4d41b67c5a9d45c5b82
トランプ氏、キングメーカー狙う 下院議長に自派のジョーダン氏推薦
10/7(土) 14:43配信
毎日新聞
法廷を離れる際に発言するトランプ前米大統領=ニューヨーク市で2023年10月4日、AP

 米共和党のトランプ前大統領は6日、連邦下院の次期議長に同党のジョーダン下院司法委員長を推すと表明した。下院多数派の共和党は前議長の解任で空席となった議長候補の選任を進めており、現指導部からナンバー2のスカリス院内総務も名乗りを上げているが、党内に影響力を持つトランプ氏の推薦はジョーダン氏に追い風となる。トランプ氏には「キングメーカー」として下院への影響力を強める狙いもある。

【図解】トランプ前米大統領を巡る「四つの事件」

 トランプ氏は自身のソーシャルメディアで「ジョーダン氏は犯罪や国境、軍事、憲法修正2条(銃所持の権利)といった問題に強い。偉大な議長になるだろう」と述べた。ジョーダン氏はトランプ派の代表格の一人で、トランプ氏の大統領退任後も政治集会にたびたび招かれるなど良好な関係を築いている。

 下院では民主党のバイデン大統領の弾劾訴追に向けた審査が進行中で、トランプ氏は2024年大統領選でのバイデン氏との対決を見据えて、下院の議会運営を背後から操りたい思惑もあるとみられる。

 下院議長は現職議員であることが要件となっておらず、共和党内にはトランプ氏の議長就任を期待する声もあったが、トランプ氏は大統領選に集中する構えだ。反トランプ派からは、四つの刑事事件で起訴されたトランプ氏の議長選出馬は「禁錮2年以上の有罪になる可能性がある事件で起訴された場合、指導部に就けない」とする党下院の内規に抵触するとの指摘も出ていた。

 一方、共和党穏健派の下院議員ら45人は6日、保守強硬派のゲーツ下院議員が提出した動議が可決されてマッカーシー前議長が解任されたことを受けて、「各議員が単独で議長解任動議を提出できる」という規則の廃止を求めた。マッカーシー氏が今年1月の議長選で保守強硬派の協力を得るために4年ぶりに復活させた規則だが、保守強硬派が解任動議提出をちらつかせて議会運営に圧力をかけてきた経緯があり、穏健派は「議会の安定性を損ねる」と懸念していた。

 米メディアによると、次期議長にはジョーダン、スカリス両氏以外に、保守派議連「共和党研究委員会」のトップ、ハーン下院議員も出馬を検討している。保守系のFOXニュースで9日に3氏の合同インタビューが行われると6日にいったん発表されたが、党内から「議長候補選任は党内部で進めることだ。同僚議員に話す前にテレビで話すのはおかしい」と異論が相次ぎ、キャンセルされた。

 下院共和党は10〜11日に議長候補の演説会や選挙を実施し、候補の一本化を図る方針だ。その後、民主党議員も含めた下院議員の投票で「棄権を除く有効投票の過半数」を獲得すれば議長に選任される。ただ、1月の議長選では保守強硬派が、党内手続きを経た後もマッカーシー氏の選出に反対し、決着まで15回の投票を要した。【ワシントン秋山信一】

6878OS5:2023/10/10(火) 07:21:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ded8b55da86c0be666e3a90601692bec5e62336
ケネディ氏、無所属での出馬表明 与野党票流出、行方左右も
10/10(火) 4:02配信


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共同通信
演説するロバート・ケネディ・ジュニア氏=9月15日、米ロサンゼルス(ゲッティ=共同)

 【フィラデルフィア共同】2024年米大統領選で民主党の指名獲得を目指していた弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏が9日、無所属での出馬を表明した。一定の人気を得てきた候補の方針転換で、民主、共和両党の候補から票が流出し、選挙戦の行方を左右する可能性もある。

 ケネディ氏は1963年に暗殺されたケネディ大統領のおい。再選を目指す民主党バイデン氏、共和党候補指名争いで独走するトランプ氏と三つどもえの争いになった場合、有権者の14%が「投票する」との世論調査結果が今月出ている。

 ケネディ氏は演説で「国民の期待を裏切り、分断を増幅させてきた政治エリートから独立を宣言する」と述べた。

6879OS5:2023/10/10(火) 19:59:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/f591d54753a2a4d416a1c8c47ff2b07afc7e1366
米大統領選に無所属から出馬 ケネディ氏が民主党を離党
10/10(火) 16:12配信

AP通信
フィラデルフィア、ペンシルベニア州、10月10日 (AP) ― 長年環境問題に取り組んできた弁護士で、「反ワクチン」論者のロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)が10月9日、米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれた大統領選挙に向けた集会で、先に立候補を表明した民主党から、無党派に転じると宣言して、注目を集めている。
 当地の独立記念館で行われた演説で、暗殺されたケネディ元大統領のおいであり、同じく暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官の息子であるケネディ・ジュニア氏は、大企業やメディア、2大政党から独立すると宣言。
 「そのためには、まず自身の独立を宣言。民主党とその他の政党からの独立をしなければならない」と述べた。
 ケネディ・ジュニア氏、政界で最も有名な民主党一族の一人であるが、共和党からの好感度は民主党より高い。
 しかし、同氏がトランプ前大統領と戦うことになる大統領選挙で、共和党の支持が反映されるかどうかは不明だ。

(日本語翻訳・編集 アフロ)

6880OS5:2023/10/10(火) 21:35:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/744bd83a52b7b85c4ace5d7ba699f8197202c24dトップ空席、動けぬ議会 イスラエル支援へ前議長復帰説も 米
10/10(火) 20:33配信


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時事通信
マッカーシー前米下院議長=7月27日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が激化する中、米議会の機能不全が露呈している。

 同盟国イスラエルへの支持では超党派で一致するが、下院は先週解任されたマッカーシー前議長(共和)の後任が不在のため、既に決まった分を超える軍事支援の承認手続きができない。緊急措置として、マッカーシー氏の復帰説も浮上している。

 マッカーシー氏は9日、急きょ記者会見を開き、ハマスに拉致された米国民の保護やイスラエルへの強力な支援をバイデン大統領に求めた。解任直後は議長選に出馬しない意向を表明していたが、議長復帰について問われると「会派が決めることだ」と述べ、排除しない考えを示した。

 マッカーシー氏は先週、下院多数派の共和党の内紛で議長を解任された。下院では立法作業が止まり、つなぎ予算から外れた対ウクライナ支援の審議も宙に浮いている。

 議長選には、共和党下院ナンバー2のスカリス院内総務と右派のジョーダン司法委員長が立候補したが、いずれも選出に必要な過半数の票を確保できていないとされる。同党は11日に議長候補を選ぶ党員投票を行うが、すんなりと決まるかは不透明だ。

6881OS5:2023/10/11(水) 14:07:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab3396f39a85153726e4420128984975cfa5e891
米下院議長選 共和の候補選出は一騎打ちに 調整難航の可能性も
10/11(水) 13:17配信

毎日新聞
下院議長選について記者団に話す共和党のスカリス院内総務(左)=米ワシントンで2023年10月10日、AP

 米連邦下院で多数派の共和党議員団は10日、マッカーシー前議長解任に伴う次期議長選に向けた聴聞会を非公開で開き、現指導部ナンバー2のスカリス院内総務とジョーダン下院司法委員長が議員らに支持を訴えた。米メディアが報じた。11日に議員団の非公開の投票によって議長候補を選出する見通しだ。


 ただ、下院(定数435、欠員2)は共和党221、民主党212と議席差が小さい。全議員の投票による議長選では、民主党は党下院トップのジェフリーズ院内総務を推す方針だ。多数派の共和党から数人が同党の議長候補以外を推せば、当選ライン(棄権を除く有効投票の過半数)に届く候補が出ない事態になる。議長候補が党内の結束を図れるかどうかが鍵で、調整が難航する可能性もある。

 スカリス、ジョーダン両氏とも党内保守派で、中道寄りの穏健派に支持を広げることが課題になる。スカリス氏は党下院指導部の経験が長く、議会運営にも知見があるが、8月に血液のがんと診断されたことを公表しており、健康不安を抱える。

 一方、ジョーダン氏は保守強硬派の「フリーダム・コーカス(自由議員連盟)」の創設メンバーの一人で、トランプ前大統領の支持も得ている。だが、「つなぎ予算」の期限切れが11月中旬に迫り、政府機関の一部閉鎖を回避するために民主党と協力する必要がある中で、ジョーダン氏の対決色の強さを心配する声もある。

 下院はマッカーシー前議長が今月3日に解任され、議事が停滞している。パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスと戦闘中のイスラエルへの支援を急ぐため、バイデン政権は早期の議会正常化を求めている。【ワシントン秋山信一】

6882OS5:2023/10/11(水) 21:13:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f99be85d33dc17962dea88b690df5bf20cad910
米下院議長候補指名へ 混迷か結束か 問われる共和党
10/11(水) 19:29配信

産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】米野党共和党のマッカーシー下院議長が党内の保守強硬派の造反により解任されたことを受け、共和党は11日午前、投票で議長候補を指名する。下院多数派の同党候補が決まれば同日中に本会議の選挙で選出される見込み。イスラム原理主義組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受け、議会の団結を求める声がある一方、混迷が続く可能性もある。

立候補しているのは党下院ナンバー2のスカリス院内総務とジョーダン議員。スカリス氏は党穏健派の筆頭格で党内融和を訴える。ジョーダン氏は保守強硬派の「自由議員連盟」に所属し、今回トランプ前大統領の推薦を受けた。マッカーシー氏の復帰を推す声もあるが、同氏は情勢を見極めているとみられる。

下院議席数は共和221、民主212。米メディアによると、本会議での選出を確実にするため、党内での指名投票は勝者が下院議員の過半数に相当する217票を獲得するまで続けられる。

議長職をめぐっては1月、マッカーシー氏が党内強硬派の反対を浴び、15回目の投票でようやく選出された経緯がある。その一人のゲーツ議員が今月2日、マッカーシー氏の解任を求める動議を提案。採決でゲーツ氏ら強硬派の8人が民主党とともに賛成に回った。

議会は政府機関閉鎖を回避するため、現在のつなぎ予算が期限切れとなる11月中旬までに、2024会計年度本予算案か新たなつなぎ予算案を成立させる必要がある。9月末に成立した現つなぎ予算は下院共和党の一部の反対でウクライナ支援が除外された。

6883OS5:2023/10/12(木) 07:38:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/996eee3d077185ae83954fc679775bfa6a15e913
米共和党、下院議長にスカリス氏指名 トランプ氏推薦候補は敗れる
10/12(木) 7:08配信

朝日新聞デジタル
2023年10月11日、米共和党内の投票で下院議長候補への指名を受け、記者団の取材に応じるスカリス院内総務=ロイター

 解任された米下院議長の後任選びに向けて、下院で多数派を握る共和党は11日、党内で投票を実施し、党主流派のスカリス院内総務を下院議長候補に指名した。今後は下院本会議での投票に移るが、就任に必要な過半数の確保に向けて党内が一致できるかはまだ不透明だ。


 米メディアによると、スカリス氏は党内の投票で113票を獲得した。トランプ前大統領の推薦を受けていた右派のジョーダン司法委員長は、99票にとどまった。

 本会議での投票も11日に予定されていたが、共和党は延期を決定。2人の候補に割れた党内をまとめるために、協議を続けている。本会議での投票がいつになるかは未定。

 下院本会議(定数435、欠員2)では、議長選出に過半数となる217票が必要だ。民主党(212議席)は党下院トップのジェフリーズ氏に投票するため、スカリス氏は共和党(221議席)のうち217票を確保する必要がある。

朝日新聞社

6884OS5:2023/10/12(木) 10:38:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/278ced1821016a3994c6ea15a3b765dbdd4f45fe
アメリカ下院議長選 共和党、候補にナンバー2選出も調整難航
10/12(木) 9:55配信
毎日新聞
米国の国旗=ゲッティ

 米連邦下院で多数派の共和党議員団は11日、次期議長候補に現指導部ナンバー2で保守派のスカリス院内総務を選出した。ただ、民主党も含めた全下院議員の投票による議長選では、共和党のほぼ全員が支持しなければ当選ラインには届かない。議長選の日程は未定。党内の調整は難航しており、スカリス氏が当選に必要な支持を確保できるかどうかも不透明だ。


 米ABCニュースによると、スカリス氏は非公開で行われた党議員団の投票で113票を獲得し、トランプ前大統領からも支持を受けたジョーダン下院司法委員長の99票を上回った。8人は他の候補に投票し、3人は棄権した。

 下院はマッカーシー前議長が今月3日に動議可決で解任された後、議長不在で議事が停滞。2024会計年度(23年10月〜24年9月)の予算編成、パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスと戦闘中のイスラエルへの支援、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援など懸案がたまっている。スカリス氏は会合後、「早く問題を解決して、下院を再開させなければならない」と記者団に述べ、党内の支持固めを急ぐ考えを示した。

 下院(定数435、欠員2)の現有議席は共和党221、民主党212で、民主党は党下院トップのジェフリーズ院内総務を推す方針だ。全員が投票した場合、共和党議員のうち5人がスカリス氏以外を推せば、当選ライン(棄権を除く有効投票の過半数)を超える候補が出ずに投票はやり直しになる。

 CNNによると、ジョーダン氏は議長選でスカリス氏に投票する方針だが、少なくとも数人は「議長選でもジョーダン氏に投票する」と述べた。前議長のマッカーシー氏に投票するとしている議員もいる。【ワシントン秋山信一】

6885OS5:2023/10/13(金) 11:58:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c858f820245238383766547204e0e650aadf9228
米下院議長選で共和指名のスカリス氏が本選撤退表明 分裂と混迷なお
10/13(金) 10:13配信
産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】米メディアによると、野党共和党のマッカーシー下院議長の解任を受けて共和党下院議員団の投票で11日に議長候補に指名された党ナンバー2のスカリス院内総務(58)が12日、議長選からの撤退を表明した。スカリス氏はジョーダン下院司法委員長(59)との接戦を制したが、本会議での選出に必要な過半数を党内で確保できず出馬を断念したとみられる。

党内の保守強硬派の造反で今月3日に解任に追い込まれたマッカーシー氏の後任選びは白紙に戻り、共和党内の分裂と議会の混迷は続く見通しとなった。

穏健派の筆頭格で「党内融和」を唱えたスカリス氏は11日の投票で、保守強硬派の「自由議員連盟」に所属しトランプ前大統領の推薦を受けたジョーダン氏を僅差で抑え、指名を受けた。

下院議席(435)の構成は共和221、民主212、欠員2で、本会議の議長選を勝利するには過半数217票が必要。スカリス氏は共和単独での選出を確実にするためジョーダン氏の支持議員に結束を呼び掛けてきたが難航。このまま本選に進んでも、一度の投票で勝者が決まらず混乱は避けられないと判断したとみられる。

イスラム原理主義組織ハマスの攻撃を受けたイスラエル向けの追加予算に向けた協議が急務だが、議事運営に強力な権限を持つ議長不在で下院は法案審議や採決ができない状態だ。

スカリス氏は「下院は議長を選んで再開する必要があるが、克服しなければならない分裂がまだ続いている」と語った。

6886OS5:2023/10/13(金) 17:33:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd41d25b1b9dd9bf40fd0c4018ca5c6d8473a4e2
米下院議長選は振り出しに、異常事態の出口見えず…共和党・スカリス氏撤退
10/13(金) 17:13配信


読売新聞オンライン
スカリス氏=ロイター

 【ワシントン=淵上隆悠】米下院共和党のスティーブ・スカリス院内総務は12日、議長選からの撤退を表明した。党内選挙で議長候補に選ばれたが、本選で必要な票を固められなかった。共和党の内部対立に端を発した議長不在の異常事態は、出口が見えなくなっている。

 党内保守強硬派の反発で解任されたケビン・マッカーシー氏に次ぐナンバー2のスカリス氏は、党の非公開会合で議長候補の指名辞退を伝えた。その後、記者団に対し、「それぞれの思惑を横に置き、この国が必要としていることに集中すべきだ」と述べ、不満をあらわにした。

 米メディアによると、11日に行われた党内選挙で、スカリス氏は113票を獲得。保守強硬派らの支持を受けたジム・ジョーダン司法委員長は99票だった。現在の下院の構成は共和党221議席、民主党212議席、欠員2議席で、議長選で全員が投票した場合の選出ラインは217だ。造反を4人以下に抑える必要があったスカリス氏は、説得に奔走したが、保守強硬派を中心に約20人が応じなかったという。

 スカリス氏の撤退で、議長選びは振り出しに戻った。下院の機能不全が長引けば、ロシアの侵略を受けるウクライナへの軍事支援や、イスラム主義組織ハマスに攻撃されたイスラエルへの支援にも影響が出そうだ。

6887OS5:2023/10/16(月) 08:24:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd41d25b1b9dd9bf40fd0c4018ca5c6d8473a4e2
米下院議長選は振り出しに、異常事態の出口見えず…共和党・スカリス氏撤退
10/13(金) 17:13配信

読売新聞オンライン
スカリス氏=ロイター

 【ワシントン=淵上隆悠】米下院共和党のスティーブ・スカリス院内総務は12日、議長選からの撤退を表明した。党内選挙で議長候補に選ばれたが、本選で必要な票を固められなかった。共和党の内部対立に端を発した議長不在の異常事態は、出口が見えなくなっている。

【写真】マッカーシー議長の解任動議を可決した米下院=テレビ映像から、ロイター

 党内保守強硬派の反発で解任されたケビン・マッカーシー氏に次ぐナンバー2のスカリス氏は、党の非公開会合で議長候補の指名辞退を伝えた。その後、記者団に対し、「それぞれの思惑を横に置き、この国が必要としていることに集中すべきだ」と述べ、不満をあらわにした。

 米メディアによると、11日に行われた党内選挙で、スカリス氏は113票を獲得。保守強硬派らの支持を受けたジム・ジョーダン司法委員長は99票だった。現在の下院の構成は共和党221議席、民主党212議席、欠員2議席で、議長選で全員が投票した場合の選出ラインは217だ。造反を4人以下に抑える必要があったスカリス氏は、説得に奔走したが、保守強硬派を中心に約20人が応じなかったという。

 スカリス氏の撤退で、議長選びは振り出しに戻った。下院の機能不全が長引けば、ロシアの侵略を受けるウクライナへの軍事支援や、イスラム主義組織ハマスに攻撃されたイスラエルへの支援にも影響が出そうだ。

6888OS5:2023/10/18(水) 09:50:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b0f529c7485ae44b7f7b2da2e06337e167dab43
米下院議長選、初回投票で決着せず 共和党右派候補に対し造反相次ぐ
10/18(水) 6:19配信

朝日新聞デジタル
ワシントンの連邦議会で17日、下院議長選の1回目の投票で過半数を獲得できなかったジョーダン司法委員長=AP

 米下院は17日、解任された議長の後任を選ぶ投票を実施した。だが、多数派を握る共和党内で後任候補に指名されたジョーダン司法委員長は過半数の支持を獲得できず、最初の投票で議長は選出されなかった。

 共和党議員らは現在、造反した議員の説得にあたっているが、決着する見通しはたっていない。2回目の投票は18日にある。

 下院本会議(定数435、欠員2)での1回目となる17日午後の投票では、民主党の全議員が投票した党下院トップのジェフリーズ氏が212票を獲得。共和党はジョーダン氏が200票、スカリス院内総務が7票、マッカーシー前議長が6票、他に複数人が数票だった。下院議長の選出には過半数の得票が必要だが、現時点では誰も届いておらず、投票はやり直しになる。

 ジョーダン氏はトランプ前大統領の推薦を受けている党内右派で、議員連盟「フリーダム・コーカス」の創設メンバー。この議連に所属する議員たちが、強硬な保守政策を求めて党主流派と対立し、マッカーシー氏を議長の座から追いやった経緯がある。

朝日新聞社

6889OS5:2023/10/19(木) 14:02:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/414f8cd913bfbf53c6a99d6c4e22e0049ef8e646
米下院議長選 造反増でトランプ派候補2日目も失敗
10/19(木) 10:58配信


産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】米下院は18日の本会議で、マッカーシー前下院議長の解任に伴う2回目の議長選を行った。多数派の野党共和党の候補でトランプ前大統領が推薦するジョーダン下院司法委員長(59)は前日に続き必要な過半数を獲得できなかった。造反票は増え、選出の見通しは一段と厳しくなり、機能停止の打開策を模索する動きも出てきた。

下院(定数435)の構成は共和221、民主212、欠員2。選出には過半数217票が必要だが、この日ジョーダン氏に入ったのは199票。他候補に投じられた党内造反票は22票と前日より2票増加し、根深い党内対立を浮き彫りにした。民主党は全員がジェフリーズ院内総務(53)に投じた。

19日に3回目の投票が実施されるかは不透明。3日にマッカーシー氏が解任され2週間以上が経過し、共和党内では議長代行を務めるマクヘンリー議員(47)に議長として実質的な権限を与える暫定案が浮上。関連動議の承認が必要だが、民主党の指導部も同案に前向きな姿勢を示しているという。

バイデン大統領は週内にもイスラエルやウクライナ向け軍事支援で大型の追加予算案を議会に要請する見通しだが、議長不在が続けば審議に遅れが生じる。

6890OS5:2023/10/19(木) 16:01:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba133da34f96d21bbf498db7fa85ac13f54a5e92
米下院議長選、ジョーダン氏は2回目投票でも敗北 共和党内から強い反発
10/19(木) 14:22配信
CNN.co.jp
マクヘンリー臨時議長(左)と話をするジム・ジョーダン議員=18日

(CNN) 米下院は18日、空席となっている下院議長を選ぶ2回目の投票を実施した。共和党内で議長候補に指名されたジム・ジョーダン議員はまたも選出に必要な票を獲得できず、前日に行われた第1回投票を下回る得票数に終わった。

【映像】米下院議長選、ジョーダン氏は2回目投票で票数減る

ジョーダン氏は敗北後、引き続き議長選にとどまる意向を表明した。下院は米東部時間19日正午に3回目の投票を実施するとみられている。議長不在の下院は実質的に機能停止状態。国外で紛争が勃発し、国内では来月に政府閉鎖に陥る可能性も浮上する中、不安定な状況が続く。

トランプ前大統領はジョーダン氏への支持を表明していた。保守派のジョーダン氏が支持集めに苦慮する状況は、下院議長選におけるトランプ前大統領の影響力の限界も浮き彫りにしている。

危機打開の道を模索するよう共和党議員に求める声が強まる中、一部では共和党のマクヘンリー臨時議長の権限を拡大する動きも出ている。ただ、この動きには異論もあり、共和党議員の立場は割れている。

17日の第1回投票では、下院共和党の20人がジョーダン氏に造反した。18日には造反者が22人に増え、ジョーダン氏への反発が強まっていることを示した。新たにジョーダン氏に造反した共和党議員は4人で、2人が支持に転じた。

下院共和党の議席は過半数をわずかに上回る状況で、ジョーダン氏は数票しか失う余裕がない。造反者が多い現状では、議長職ははるか手の届かないところにある。

本会議の採決で2度目の敗北を喫した後、ジョーダン氏は引き続き議長就任をめざす意向を示した。

「次回の投票がいつになるかは分からないが、同僚と協議を続けたい」「議員と話をしながら引き続き取り組んでいく」(ジョーダン氏)

ジョーダン氏は賛否が分かれる人物で、票集めが難航する要因になっている。トランプ氏の忠実な支持者で、強硬派の議員連盟「フリーダム・コーカス」の創設を支援。下院司法委員会の委員長として、下院共和党が主導する調査のキーパーソンにもなっている。

6891OS5:2023/10/19(木) 21:22:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/414f8cd913bfbf53c6a99d6c4e22e0049ef8e646
米下院議長選 造反増でトランプ派候補2日目も失敗
10/19(木) 10:58配信
産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】米下院は18日の本会議で、マッカーシー前下院議長の解任に伴う2回目の議長選を行った。多数派の野党共和党の候補でトランプ前大統領が推薦するジョーダン下院司法委員長(59)は前日に続き必要な過半数を獲得できなかった。造反票は増え、選出の見通しは一段と厳しくなり、機能停止の打開策を模索する動きも出てきた。

下院(定数435)の構成は共和221、民主212、欠員2。選出には過半数217票が必要だが、この日ジョーダン氏に入ったのは199票。他候補に投じられた党内造反票は22票と前日より2票増加し、根深い党内対立を浮き彫りにした。民主党は全員がジェフリーズ院内総務(53)に投じた。

19日に3回目の投票が実施されるかは不透明。3日にマッカーシー氏が解任され2週間以上が経過し、共和党内では議長代行を務めるマクヘンリー議員(47)に議長として実質的な権限を与える暫定案が浮上。関連動議の承認が必要だが、民主党の指導部も同案に前向きな姿勢を示しているという。

バイデン大統領は週内にもイスラエルやウクライナ向け軍事支援で大型の追加予算案を議会に要請する見通しだが、議長不在が続けば審議に遅れが生じる。

6892OS5:2023/10/20(金) 22:09:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4d4989ae105bdbc5a1f863202ee67fa631686ad
米下院共和、統治不全 議長選強行も造反想定
10/20(金) 20:32配信

時事通信
米下院議長候補のジョーダン氏(中央)=19日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領がウクライナやイスラエルへの支援を切実に呼び掛ける中、予算編成権を持つ議会では、下院の多数派を握る共和党の内部対立に収拾がつかず「統治不全」に陥っている。

 同党は20日、空席となっている議長選出のため3回目の投票を強行する予定だが、多数の造反が想定され選出のめどは立たない。

 「私は勝つ」。共和党右派のジョーダン候補は19日、記者団にこう強調し、議長選からの撤退を否定した。同党は3日に解任されたマッカーシー前議長の後任選びを急いでいるが、今週2回行われた投票では主流派20人超が造反し、ジョーダン氏の選出を阻んだ。

 造反した議員や家族には、ジョーダン氏の支持者から殺害予告を含む脅迫や嫌がらせが殺到。19日の党会合では主流派と右派が怒号を交わし、ののしり合う騒ぎとなった。双方は態度を硬化させ、亀裂は深まる一方だ。

 状況が悪化する中、19日にはマクヘンリー臨時代理議長に立法に関する権限を一時的に付与し、議長選を先送りする案が浮上。米メディアによるとジョーダン氏もいったんはこれに同調したが、同氏の支持基盤である強硬右派が猛反発した。同氏は退路を断たれ、再び採決に臨むほかなくなった。

6893OS5:2023/10/21(土) 07:05:46
8467 OS5 2023/10/20(金) 22:10:22
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101900170&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb
下院議長選、2度目も結論出ず 臨時議長の権限強化案が浮上―米
2023年10月19日06時05分

18日、ワシントンで、米議会下院のマクヘンリー臨時代理議長(左)と話すジョーダン下院議員(AFP時事)
18日、ワシントンで、米議会下院のマクヘンリー臨時代理議長(左)と話すジョーダン下院議員(AFP時事)


 【ワシントン時事】米下院は18日、空席となっている議長選出に向けた2回目の投票を実施した。1回目の投票に続いて多数派の共和党から造反が相次ぎ、共和、民主いずれの候補も選出に必要な過半数を得られなかった。共和党右派のジョーダン候補に対する同党の造反は初回よりも増え、状況は悪化した。

 議長選出が暗礁に乗り上げる中、下院では一定期間に限り、マクヘンリー臨時代理議長の権限強化を求める声も上がる。臨時代理議長は新議長選出の議事進行を行うためのポストで、立法に関する権限は与えられていない。
 投票結果は、ジョーダン氏が199票、民主党のジェフリーズ院内総務が212票、その他が22票だった。議長選出には、出席議員433人の過半数である217票を獲得する必要があった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101800302&g=int
米下院、議長選出ならず 共和穏健派20人が造反
2023年10月18日07時19分

米連邦議会議事堂=ワシントン(AFP時事)
米連邦議会議事堂=ワシントン(AFP時事)


 【ワシントン時事】米下院は17日、マッカーシー前議長(共和)の解任を受けた議長選を実施したが、いずれの候補も出席議員の過半数を得られず、選出に失敗した。多数派・共和党から立候補した右派のジョーダン司法委員長に、同党の穏健派20人が造反した。議長空席が2週間に及ぶ議会は、混迷の度合いを一層深めている。

 下院(定数435、欠員2)の現有議席は共和党221、民主党212で、議長選出には過半数の217票が必要。この日の投票結果はジョーダン氏が200票、民主党のジェフリーズ院内総務が212票、その他が20票で、1人が欠席した。その他の20票には、マッカーシー氏やスカリス院内総務ら、共和党主流派の名が並んだ。

6894OS5:2023/10/23(月) 21:52:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/24d1bbdd05bffc2b236191ea83cf1125929deaec
米下院議長選、9候補乱立 共和党票分散、不透明に
10/23(月) 15:30配信

共同通信
共和党の会合を終えたエマー院内幹事=19日、米ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】米下院議長選で、多数派を握る下院共和党のナンバー3、エマー院内幹事や、保守的な議員連盟を率いるハーン議員ら9人が23日までに出馬を表明した。候補乱立で票が分散するとみられ、選出に必要な過半数の票を得られる候補者が出るかどうかは不透明な状況だ。

 下院はマッカーシー前議長が3日に米史上初めて解任されて以降、議長が不在。イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘で中東の緊張が高まる中、バイデン大統領が要請するイスラエル支援などの緊急予算を審議できない異常事態が続く。

 共和党は23日、候補者を集めて非公開の聴聞会を開催する。

6895OS5:2023/10/25(水) 14:58:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a691bef0f814feb6684af5f9b2c1e7c37c622ac6
「堂々巡り」の米下院議長選 共和党4人目候補決まるも混乱続く
10/25(水) 11:18配信
毎日新聞
米連邦議会議事堂=2022年7月、西田進一郎撮影

 米連邦下院で多数派の共和党議員団は24日、次期議長候補に現指導部ナンバー3のエマー院内幹事を選出した。米メディアが報じた。しかし、下院議員に一定の影響力を持つトランプ前大統領らが異論を唱え、エマー氏は議長候補選出から数時間後に出馬を断念。党議員団は24日夜、今度は党下院のジョンソン議員総会副議長を議長候補に選出した。マッカーシー前議長の解任後、議長候補に選ばれたのは4人目となる。


 民主党も含めた議員の投票による議長選で当選するには、共和党議員のほぼ全員の支持が必要となる。過去3人の議長候補はいずれも党内の内紛を収められずに挫折しており、ジョンソン氏の支持固めも難航は必至だ。共和党が「堂々巡り」から抜け出せない中、3週間以上にわたって議長不在が続いている。

 米メディアによると、ジョーダン下院司法委員長が20日に議長候補を降ろされた後、計9人が次期議長に名乗りを上げた。途中で断念した2人を除き、エマー氏が選ばれた24日の議員団の投票(非公開)の際には7人が立候補。過半数の支持を得る候補が出るまで、最下位の候補を脱落させながら投票を繰り返す方式で、エマー氏が最後の投票でジョンソン氏を破り、一度は議長候補に選ばれた。

 しかし、党内に影響力を持つトランプ氏は直後にソーシャルメディアで「名ばかりの共和党員であり、議長に選ぶことは悲惨な失敗となる」とエマー氏を批判。少なくとも25人の共和党議員がエマー氏に反対していたため、エマー氏は説得は困難だと判断した。党議員団は24日夜に再び議員団の投票を行い、5人の候補からジョンソン氏を選んだ。

 エマー氏は2020年大統領選でのバイデン氏の当選を認めており、「不正な選挙だった」と根拠なく訴え続けるトランプ氏とは距離がある。政策によっては民主党との超党派協力を選ぶ穏健派で、自派の主張に固執する強硬派とは路線対立がある。

 一方、ジョンソン氏はトランプ氏を強く支持し、20年大統領選の後も敗北を認めないトランプ氏の「闘争」を支持していた。ただ、一連の議長選では、トランプ氏の推薦を受けたジョーダン氏が支持集約に失敗している。党下院にはトランプ氏と距離を置く議員もおり、ジョンソン氏の支持固めも難航が予想される。【ワシントン秋山信一】

6896OS5:2023/10/25(水) 14:59:26
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023102100208&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb
米下院、議長選また振り出し 共和候補「3敗」で退場
2023年10月21日06時17分


 【ワシントン時事】米下院は20日、空席となっている議長選出のための3回目の投票を行ったが、共和、民主いずれの候補も当選要件である出席議員の過半数を獲得できなかった。下院多数派の共和はこの後、党内投票でジョーダン候補の指名取り下げを決定。議会空転が17日間にわたる中、議長選びはまた振り出しに戻った。
 共和党右派のジョーダン司法委員長は議長候補に指名されたものの、本会議での投票を重ねるごとに主流派からの造反が増え、選出が厳しくなっていた。ジョーダン氏に先立ちスカリス院内総務も候補に選ばれたが、右派の造反が確定的となり議長選を前に撤退。右派、主流派双方とも議長選出に失敗した形だ。
 共和党は24日に新たな議長候補の指名選挙を行う。米メディアによると、エマー院内幹事ら複数の議員が出馬を検討している。

6897OS5:2023/10/25(水) 15:00:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/26c4abab8b95553ef79f6efb3a5840584c4f8e01
米下院議長候補3人目も撤退 トランプ氏「不支持」投稿直後に
10/25(水) 8:31配信

産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】約3週間不在が続く米下院議長の候補選出をめぐる多数派共和党の分断と混乱が激しさを増している。同党は24日、投票で党ナンバー3のエマー院内幹事(62)を候補に指名したが、トランプ前大統領が「悲劇的な過ちだ」と介入。エマー氏は指名数時間後に撤退を表明し、選出はまた振り出しに戻った。

3日のマッカーシー前議長解任以降、共和党が指名した3人目の候補だったエマー氏は、ウクライナ支援を支持するなど穏健派と目され、保守強硬派からはトランプ氏への忠誠心が足りないと批判されてきた。

トランプ氏はすかさず交流サイトを通じ「世界主義者のRINO(名ばかり共和党員)」のエマー氏を「米国第一の有権者は支持できない」と投稿。撤退が米メディアに報じられたのはその数時間後だった。

議長選を制するには下院の過半数217票の獲得が必要だが、エマー氏の前にもスカリス院内総務、ジョーダン下院司法委員長が党内の支持とりまとめに失敗し相次いで撤退してきた。

議長不在の間にイスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル攻撃で中東情勢が緊迫化。バイデン大統領はウクライナとイスラエル支援を一括した緊急予算を議会に要請したが宙に浮いたまま。現在の政府つなぎ予算が失効する11月中旬までに新予算案が承認されないと政府機関の閉鎖危機にも見舞われる。

共和党のシャデッグ元下院議員は米紙ウォールストリート・ジャーナルに寄稿し、マッカーシー氏解任動議を提出したゲーツ議員らの造反行為が「議会の機能を失わせた」と批判。「米国は中枢同時テロ以来最大の対外脅威に直面している」とし、党の団結を早期に取り戻すよう訴えた。

6898OS5:2023/10/26(木) 07:20:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/200687ea672f22e3d16458db40993df448978564
米下院議長に共和党マイク・ジョンソン議員選出、3週間超の不在解消
10/26(木) 3:44配信
読売新聞オンライン
米下院議長に選出されたマイク・ジョンソン議員=ロイター

 【ワシントン=淵上隆悠】米下院は25日、新議長に共和党のマイク・ジョンソン議員を選出した。約3週間にわたって続いた議長不在の異常事態がようやく解消される。


 共和党が多数派の下院では、ケビン・マッカーシー前議長が、党内の保守強硬派の反発を受けて3日に解任された。その後、共和党は後任選びを進めたが、穏健派と保守強硬派の対立が続き、選ばれた議長候補の撤退が相次いだ。ジョンソン氏は4人目の候補で、双方が妥協できる「消去法」で選ばれた形だ。

 下院議長は、米大統領の権限継承順位で副大統領に次ぐ2位の要職。

6899OS5:2023/10/26(木) 08:02:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/94acff9bda8bcb8a62ceed45a282e67e3b64a967
米下院議長にジョンソン氏 3週間ぶり不在解消
10/26(木) 7:20配信
CNN.co.jp
米共和党のマイク・ジョンソン氏が下院議長に選出された

(CNN) 米連邦議会下院は25日、新しい議長に共和党のマイク・ジョンソン氏を選出した。同党のケビン・マッカーシー氏が3日に議長職を解任されてから約3週間にわたって議長不在という異例の事態が解消された。

採決ではジョンソン氏が220票、下院民主党トップのハキーム・ジェフリーズ氏が209票を獲得。議長選出をめぐっては共和党内の対立で混乱があったが、同日の採決では欠席した1人をのぞいて全共和党員がジョンソン氏を支持した。

ジョンソン氏は議長選出後の初の演説で、政府機関の閉鎖を回避するために議会が「ただちに」債務危機の問題に取り掛かると述べた。期限直前の9月末に成立したつなぎ予算は11月17日までの支出をまかなうもので、新たな予算措置が求められている。

ジョンソン氏は「これは簡単なことではなく、難しい決断をくださなければならない」「だが今行動を起こさなければ、結果は耐えられないものになる」などと訴えた。債務問題に関する委員会を新たに設置することも明らかにした。

ルイジアナ州選出のジョンソン氏は弁護士を経て、2016年に下院議員に初当選。下院共和党会議の副議長を務めている。

ジョンソン氏はトランプ前大統領の支持者として知られ、2020年大統領選の結果を覆そうとした動きに同調していた。また21年1月6日には、他の下院共和党議員とともに大統領選の選挙人投票に異議を申し立てた。

トランプ氏は25日、下院議長選では誰も支持しないと述べていたが、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿でジョンソン氏の議長就任を祝福し、同氏の議長選出に自身が大きく寄与したと主張した。

6900OS5:2023/10/26(木) 11:52:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/204c4df4987933626b2aaa07fd15b24e48ae04e2
米下院議長にジョンソン氏 無名の共和党保守派
10/26(木) 11:18配信
【10月26日 AFP】米下院は25日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領に近い共和党保守派のマイク・ジョンソン(Mike Johnson)議員(51)を新議長に選出した。ケビン・マッカーシー(Kevin McCarthy)前議長が今月3日に解任されて以来、共和党内での混乱を受け下院は機能不全に陥っていたが、数週間ぶりに正常化にこぎつけた。

 ジョンソン氏は弁護士出身で、宗教右派に属する。ほぼ無名の候補だったことも奏功して共和党内から造反は出ず、下院で過半数を占める同党議員全員の支持を得た。

 ジョンソン氏は選出後の演説で、下院でまひ状態が続いたことを踏まえ「われわれは信頼回復という課題に直ちに取り組まなければならない」と語った。

 ジョンソン氏は新議長として2024年度予算案を可決できなければ、再び政府閉鎖のリスクに直面することになる。ウクライナ・イスラエル支援の取りまとめに向け指導力を発揮することも期待されている。

 映像は25日撮影・提供。(c)AFPBB News

6901OS5:2023/10/26(木) 20:58:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/80b11dbf5bb6693f67e6355f5b696a053a0cd89c
共和、議長選出も遠い融和 トランプ氏、混乱拍車 米下院
10/26(木) 20:33配信


時事通信
25日、ワシントンで開かれた米議会で下院議長に選出後、演説する共和党のジョンソン議員(AFP時事)

 【ワシントン時事】米下院(定数435、欠員2)は25日、空席となっていた議長に共和党保守派でトランプ前大統領に近いジョンソン議員(51)を選出した。


 議長解任という米史上初の異常事態から3週間余りの間、元凶となった下院多数派の共和党では主流派と右派が激しく対立。トランプ氏の介入で混乱はさらに深まり、議会空転をよそに展開される「学級崩壊」ぶりは、党の名声を大きく傷つけた。

 「おめでとう、ジョンソン。素晴らしい議長になるだろう」。トランプ氏は25日、「忠臣」の議長就任をSNSで満足げに祝った。

 米メディアによると、ジョンソン氏は2020年大統領選でのトランプ氏の敗北を覆そうとする企てに加担した人物だ。記者団にそのことを問われると、「次の質問を」と回答を拒絶した。民主党は「過激なトランプ派が共和党を乗っ取った」と批判している。

 マッカーシー前議長の解任後、共和党では主流派と右派から3人の議長候補が指名された。しかし、いずれも抵抗勢力を切り崩せなかったり、トランプ氏の強い反対を受けたりし、撤退に追い込まれた。党を団結させる力強い指導者は現れず、最後は知名度の低さ故に敵も少ないジョンソン氏に「消去法」で落ち着いた。

 この3週間、主流派と右派の争いは醜悪を極めた。党会合では双方が怒鳴り合い、取っ組み合いにならんばかりに激高。右派のジョーダン候補に造反した議員やその家族には「殺害予告」が送り付けられるに至り、派閥間の不信と怒りは頂点に達した。

 議会は米政府が要求したイスラエル・ウクライナ支援の追加予算承認という喫緊の課題を抱え、来月17日にはつなぎ予算の期限とともに政府閉鎖の危機が再び訪れる。下院の現有議席は共和221、民主212と拮抗(きっこう)しており、わずかな造反でジョンソン氏の議事運営は頓挫する。新議長には傷だらけの党をまとめつつ、民主党と妥協点を見いだす難しいかじ取りが求められる。

6902OS5:2023/10/27(金) 16:23:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cdad196060818bd1cd18ead3251169af62d80bb
米大統領選・ケネディ候補宅で侵入未遂事件 伯父JFKと父は暗殺
10/27(金) 10:27配信
毎日新聞
演説するロバート・ケネディ・ジュニア氏=米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで2023年10月9日、秋山信一撮影

 米西部カリフォルニア州ロサンゼルスで25日、2024年11月の米大統領選に無所属で出馬するロバート・ケネディ・ジュニア氏の自宅に男性が侵入しようとした。ケネディ氏の陣営が26日に発表した。男性は侵入前に警備員らに取り押さえられ、自宅にいたケネディ氏も無事だった。

【図解でわかる!米大統領選】

 伯父ケネディ元大統領、父ロバート元司法長官が1960年代に相次いで暗殺された経緯があり、ケネディ氏は要人警護を担うシークレットサービス(大統領警護隊)に警護を求めている。

 発表によると、男性はケネディ氏との面会を求めて塀を登ろうとして警備員に拘束され、警察に引き渡された。しかし、釈放後に再びケネディ氏の自宅に向かい、再び拘束された。男性の目的は不明だが、過去数カ月間、ケネディ氏につきまとっていたという。

 ロサンゼルスでは9月にも、ケネディ氏の演説会場に「警護担当の連邦保安官」を自称し、拳銃を携帯する別の男性が現れ、ケネディ氏との面会を要求する事件があった。また、ケネディ氏は以前にも住居侵入の被害に遭ったことがあるという。

 シークレットサービスは、現職を含む大統領経験者らの警護にあたっている。国土安全保障長官や連邦議会幹部が必要性を認めれば、大統領候補も警護対象となる。ケネディ氏によると、今年4月に国土安保省に警護を要請したが、7月に断られていたという。【ワシントン秋山信一】

6903OS5:2023/10/29(日) 00:01:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b3655e7d2194be72e3ee61e62112657aab220f5
ガザ情勢対応で「バイデン離れ」表面化 24年大統領選に悪影響も
10/28(土) 15:51配信


毎日新聞
イスラエルとの紛争を巡って、パレスチナを支持する集会=米中西部ミシガン州で2023年10月13日、アンアーバー・ニュース・AP

 米国のイスラム社会で、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスの戦闘を巡って、バイデン政権の「イスラエル重視」の対応に不満が高まっている。一部のイスラム圏からの入国を禁止したトランプ前政権と対照的に、バイデン政権はイスラム教徒に配慮する姿勢を示してきたが、今回の対応で「バイデン離れ」も表面化している。


 バイデン大統領は、ハマスが今月7日にイスラエルを攻撃した直後に「イスラエルと共にある」と強調し、イスラエルのガザ地区への攻撃を支持する姿勢を示した。10日の演説でもイスラエルの民間人被害の描写やハマス批判に時間を割く一方、イスラエルの空爆によるガザ地区の民間人被害については「ハマスが人間の盾として利用している。何の罪もない命の喪失は痛ましい」と触れた程度だった。

 こうした姿勢に対して、パレスチナ系のタリーブ下院議員(民主党)は「バイデン政権はガザの民間人を保護する義務を果たせていない」と批判の声を上げた。人道危機に陥ったガザ地区の住民の大半はイスラム教徒であり、米国内ではパレスチナ系以外のイスラム社会にも政権への不満が広がった。

 反発を和らげるため、サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は13日、イスラム社会の指導者らと面会し、ガザ地区への人道支援物資の搬入計画などを説明。ブリンケン国務長官も23日、同様の会合で人道面の取り組みを説明した。

 ところが、バイデン氏が25日の記者会見で、ガザ地区での死者数に関してハマス側の「6000人以上」との説明に疑義を表明。「罪のない人が殺されているのは間違いないが、戦争遂行の代償だ」と発言したことが、再びイスラム社会の怒りを買った。

 米NBCニュースによると、バイデン氏は26日に少数のイスラム社会の指導者らをホワイトハウスに招いた。「ガス抜き」を図ったとみられ、参加者の一人はNBCに「ガザ地区の住民の半数は子供だ。大統領には『思いやりが足りない』と伝えた」と述べた。

 今回の対応は、バイデン氏が再選を目指す2024年11月の大統領選に影響する可能性もある。NBCによると、推定約24万人のイスラム教徒が居住する中西部ミシガン州のイスラム社会では「二度とバイデン氏には投票しない」との声も上がっている。

 同州では20年大統領選でバイデン氏が約15万票差で共和党のトランプ大統領(当時)を破ったが、イスラム教徒の支持が離れれば、今度は共和党候補に逆転される可能性も出てくる。【ワシントン秋山信一】

6904OS5:2023/10/29(日) 00:07:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6a08b856801e866bf37c484a783f31db2167421
気候変動対策、分断深く トランプ氏なら逆行か 米大統領選まで1年
10/28(土) 7:50配信

時事通信
米テキサス州の製油所から立ち上る煙=2020年4月(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米大統領選まで来月5日で1年。

 気候変動は、民主、共和両党の間で最も分断の大きい争点の一つだ。バイデン政権は対策を積極的に推進する一方、共和党の大統領選候補者の一部は、気候変動と人間活動の関連を否定。その代表格のトランプ前大統領が返り咲けば、政策は逆戻りしかねない。企業からは「いまさらひっくり返されても困る」との声も上がる。

 ◇溝くっきり
【図解】気候変動を「重大な脅威」と捉える成人の割合

 米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが8月に公表した調査結果によると、気候変動を「重大な脅威」と受け止める米国の成人の割合は、民主党支持層で78%だったが、共和党支持層では23%にとどまった。民主党支持層の約9割が再生可能エネルギーや水素の開発を重視する一方で、共和党支持層の約6割が「石油、石炭、天然ガスの生産を拡大すべきだ」と回答した。

 共和党候補者の姿勢は支持層の傾向を映し出す。トランプ氏は2016年の大統領選以来、気候変動を「でっち上げ」と一蹴し、実業家ラマスワミ氏も同じ表現を使う。デサンティス・フロリダ州知事は、州が甚大なハリケーン被害を受けたにもかかわらず、「『天気』の政治問題化はやめるべきだ」と、気候変動に向き合わない。

 ヘイリー元国連大使は気候変動を「現実」と認識し、トランプ氏らとは一線を画す。ただ、温室効果ガスの削減は「(排出量が多い)中国とインド次第だ」と語り、地球規模の課題に米国が主導力を発揮することには消極的だ。

 ◇政策転換難しく
 バイデン政権は、過去最大規模の気候変動対策費を盛り込んだ「インフレ抑制法」を昨年成立させ、再エネ発電設備の整備や、電気自動車(EV)用電池工場の建設を支援している。これに対し、トランプ氏は同法が「米国を殺している」と批判。再登板すれば見直しに乗り出すとみられる。

 ただ、政権が変わっても気候変動政策を180度転換するのは容易ではなさそうだ。伝統的に共和党を支持してきた石油や天然ガスの開発企業もバイデン政権による巨額の脱炭素化支援を受け、歓迎している。共和党色が強い南部を中心に多くのEV用電池工場の建設が急ピッチで進み、企業は「もう多額の投資をしてしまった」(日系自動車大手)と、経営戦略の軌道修正には否定的だ。

 日本の商社関係者は、共和党政権になった場合に米国の気候変動政策は「現状から修正されるだろう」と予測する。一方で「脱炭素化の大きな方向性は変わらないのではないか」との見方を示した。

6905OS5:2023/10/29(日) 19:33:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/93d41a4e62bc68eaf80201cba615e8c50eb8f49d
米ペンス前副大統領が大統領選挙から撤退
10/29(日) 8:02配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

アメリカのペンス前副大統領は、2024年の大統領選挙からの撤退を表明した。

ペンス前副大統領は10月28日、ネバダ州で演説し、「今は私の時代ではない。きょうで選挙戦を終えること決めた」と述べ、2024年の大統領選挙の共和党候補指名争いからの撤退を表明した。

ペンス氏は2023年6月に出馬表明し、かつて副大統領として仕えたトランプ前大統領に挑戦したが、支持が広がらなかった。

共和党候補の指名争いで、トランプ前大統領が支持率でトップを独走する中、共和党の主要候補の撤退は初めて。

国際取材部

6906OS5:2023/10/31(火) 21:20:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/03b1f9923fb98f37c5d7aec7e801805375a763aa
「バイデンはイスラム票失った」 中東危機、再選にリスク 米大統領選まで1年
10/31(火) 7:07配信


時事通信
バイデン米政権のイスラエル支援を批判する「イスラミック・センター・オブ・デトロイト」のスフィアン・ナブハン事務局長=24日、中西部ミシガン州デトロイト

 【ディアボーン(米ミシガン州)時事】パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突が、大統領選を1年後に控えた米国社会に波及している。

 イスラエルへの「揺るがぬ支持」を約束したバイデン大統領に、イスラム教徒やアラブ系コミュニティーでは「絶対に投票しない」と怒りが広がる。イスラム教徒は米人口の1%余りにすぎないが、わずかな票差が結果を左右する激戦州では、再選を目指すバイデン氏の命取りとなりかねない。

 ◇投票ボイコット
 かつて自動車産業で栄えた中西部ミシガン州デトロイトから車で20分。打ち捨てられた家屋や廃工場が建つ寂しい一帯を過ぎると、看板にアラビア語と英語が併記された食料品店や中東料理店の街並みが姿を現した。人口11万人の半数近くをイスラム教徒が占めるディアボーン市だ。

 「バイデン氏はイスラム教徒の票を失った」。同市で教育や医療支援を行う「イスラミック・センター・オブ・デトロイト(ICD)」のスフィアン・ナブハン事務局長(53)は語気を強めた。パレスチナ自治区ガザでの犠牲者が8000人を超える中、イスラエルを支援するバイデン氏が「私たちの家族を殺す武器に、私たちの税金を使っている」と憤る。

 ミシガン州の人口約1000万人のうち、イスラム教徒は推定24万人。同州は民主党の地盤だったが、2016年大統領選では共和党のトランプ氏が約1万票の僅差で勝利した。バイデン氏が約15万票差で同州を奪還した20年の選挙では「イスラム票が大きく貢献した」とナブハン氏は言う。

 民主党のアブドゥラ・ハムード市長(33)は、今月7日の衝突勃発後に「民主、共和両党の指導者が、残忍な占領を支持しながら平和を呼び掛けるのは言語道断だし、偽善だ」と非難した。州内のイスラム系団体は連日のように会合を重ね、バイデン氏への投票ボイコットを確認。イスラム教徒に差別的なトランプ氏を支持する選択肢はなく、団体間の違いは「白票を投じるか、(民主、共和以外の)第三の候補に入れるか」だという。

 ◇「9.11後と同じ」
 ディアボーンのイスラム系社会の始まりは1900年代初頭。自動車大手フォード・モーターの工場で働く移民たちが学校や病院、ショッピングモールを整備すると、紛争地からの難民や他州の移民も集まってきた。今では全米最大のモスク(イスラム礼拝所)を抱え、発展を続ける。

 だが、7日以降はテロ予告や「国に帰れ」などと住民が罵倒される事案が報告された。ICDは警察にパトロール強化を依頼したほか、民間警備員を24時間態勢で配置。イスラム教徒のスカーフ「ヒジャブ」を着用する女性はヘイトクライム(憎悪犯罪)の対象となりやすいため、女性向けの護身術教室も新たに開くという。

 中西部イリノイ州では14日、パレスチナ系の男児(6)が大家の男にめった刺しにされ、殺害される悲劇が起きた。「(米同時テロ後)20年でイスラム教徒の議員も市長も生まれた。だが、人々は20年前と変わっていなかった」。パレスチナ出身のナブハン氏は、米メディアや政治家の「イスラム嫌悪」が背景にあると感じている。

 全米で「反ハマス」「反イスラエル」双方のデモが頻発し、緊張と分断が社会を揺るがす。ギャラップ社の2月の調査によれば、バイデン氏を支える民主党支持層や若年層は、よりパレスチナに同情的だ。バイデン氏が信用を取り戻すために何が必要か。ナブハン氏は「地域社会に謝罪し、イスラエル支援をやめ、戦争を止めることだ」と言い切った。

6907OS5:2023/11/03(金) 07:15:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/575968c4904e671be04f665bd4d8ee8f4a30931c
米大統領選、「文化戦争」激しく アイデンティティーの攻防 教育現場も政治化
11/2(木) 20:33配信


時事通信
国際アフリカ系米国人博物館(IAAM)=10月10日、米南部サウスカロライナ州チャールストン

 米社会の黒人差別などを巡り、リベラル派と保守派の価値観がせめぎ合う「文化戦争」が、2024年11月の大統領選の底流で激化している。

 過去にさかのぼって歴史を見直す動きと、それに対する感情的な反発は教育現場にも波及し、自由や平等といった米国の「ナショナル・アイデンティティー」を揺さぶっている。

 ◇グラウンド・ゼロ
 案内された突堤の先には穏やかな海が広がっていた。

 米南部サウスカロライナ州チャールストンのガズデン埠頭(ふとう)。背後には6月にオープンした国際アフリカ系米国人博物館(IAAM)がある。広報担当の黒人女性は、埠頭の地表に刻まれた線を指して「奴隷として運ばれた約10万人のアフリカ人はここから上陸しました。『グラウンドゼロ(出発点)』です」と説明した。

 港湾都市チャールストンは18〜19世紀、国際奴隷貿易の玄関口だった。黒人に関する博物館では全米で2番目に大きいIAAMは、大西洋を渡った奴隷船の実態やプランテーションでの過酷な暮らしを展示。子孫の黒人らが家系記録をたどれるセンターも設けられている。

 ターニャ・マシューズ館長(49)は、取材に対し「博物館の建設計画に反発はあったが、自分たちの真実の物語を語りたいと説得しました。この場所は『あなたが誰であるか』を黒人のみならず、白人にも伝えるものです」と語る。

 19年にはニューヨーク・タイムズ紙が米国の建国は1776年ではなく、アフリカの黒人奴隷が連れて来られた「1619年」だとするプロジェクトを開始。独立宣言や憲法を絶対視しない姿勢に衝撃が走った。

 ◇批判的人種理論
 「学校で反白人感情を育てている」―。南部バージニア州ラウドン郡にある町の小さな図書館で10月16日夜、郡の教育委員に立候補している保守系の親らによる小集会が開かれた。

 地元共和党の推薦を受けたエイミー・リカルディさん(52)は「人種の話をするのではなく、人種間の格差を埋める努力をしたい。親は学校にもっと関わるべきだ」と主張した。特に問題視するのは、米社会から人種差別が消えない原因は白人優位の社会制度にあるなどとする「批判的人種理論(CRT)」だ。

 20年5月に警察官が黒人男性を窒息死させた事件をきっかけに、全米で反差別運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切)」が拡大。一方、保守層の間では「学校でCRTが教えられている」とする批判が強まった。

 ◇「機会のある国」
 大統領選の共和党候補指名争いで、トランプ前大統領(77)のライバルとされるフロリダ州のデサンティス知事(45)は、教育現場などでCRTを取り入れることを禁じた。米国の伝統的な文化や規範を訴えることで、保守層からの支持拡大を狙う。

 富裕層が多いラウドン郡はこの20年間に移民が流入し、白人の比率は約80%から約64%まで縮小した。白人女性のリカルディさんは、教育委員に手を挙げた理由を「白人は抑圧者ではない。米国は人種に関係なく誰にでも機会がある国だと伝えたいから」と話した。

 「私たちが何者なのかを忘れてはならない。私たちは『合衆国』なのだ」
 バイデン大統領(80)が演説で団結を訴えるフレーズだ。24年大統領選では、その米国の在り方を巡り、両極の差がさらに広がる可能性がある。

6908OS5:2023/11/05(日) 20:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a18a25a39992d6a7f89b3d8fe33482fd68d58ba
「親イスラエル伝統国」アメリカ、「ガザ停戦」求めるデモ拡大…若者中心にパレスチナへの好感広がる
11/5(日) 17:32配信

読売新聞オンライン
4日、米ワシントンで、「ジェノサイド(集団虐殺)をやめろ」などと書かれたプラカードを掲げ、停戦を求めるデモ参加者=淵上隆悠撮影

 【ワシントン=淵上隆悠、ニューヨーク=金子靖志】パレスチナ情勢を巡り、全米で若者を中心に停戦を求めるデモが広がっている。ユダヤ系とイスラム教徒を標的としたヘイトクライム(憎悪犯罪)も急増し、戦闘は米国に暗い影を落としている。

 「声を上げられないまま殺されている子供たちのために来た」

 4日にワシントンで開かれた数万人規模のデモに参加したジジ・エーさん(28)はこう語り、一刻も早い停戦を呼びかけた。父親がエジプト出身だという夫のザックさん(28)も「私たちが政府に税金を納めるのは、イスラエルに武器を送るためではない」と訴えた。

 米国では、パレスチナ自治区ガザに対するイスラエル軍の攻撃が激しくなるにつれ、抗議の輪が広がっている。この日はニューヨークやロサンゼルスでもデモがあった。アラブ系だけではなく、白人や黒人も交じり、若者の姿が目立った。

 親イスラエルを伝統とする米国だが、リベラルな若者がパレスチナに好感を持つ傾向にある。昨年時点で、民間調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査に18〜29歳の61%が「パレスチナに好意的だ」と答え、65歳以上の47%を上回っていた。民主党支持層の約半数がイスラエルよりもパレスチナに共感していることを示す調査結果もある。

 イスラム教市民団体「米イスラム関係評議会」フィラデルフィア事務所のアフメット・テケリオグル事務局長は取材に「米国の若い世代は様々な人種やバックグラウンドを持つ。ガザの惨状に心を痛めている人は多い」と指摘した。

4日、ニューヨーク市マンハッタンで、「占領をやめろ」などと書かれたプラカードを掲げ、停戦を求める抗議デモ=金子靖志撮影

 一方、デモでは「イスラエルは地獄に落ちろ」といった攻撃的な主張が少なくない。米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は10月31日の上院公聴会で、ユダヤ系に対するヘイトクライムが「歴史的な水準」に達していると明らかにした。戦闘の開始以降、各地の大学では、ユダヤ系の学生に対する嫌がらせが横行している。

 攻撃を受けているのはイスラム教徒も同じだ。イリノイ州シカゴでは10月14日、70歳代の男がイスラム教徒の男児(6)を刺殺した。捜査当局は、男がイスラム主義組織ハマスに反発して犯行に及んだと見ている。

 事件を深刻にとらえたバイデン政権は今月1日、「イスラム嫌悪」に対する初の国家戦略を策定すると発表した。バイデン大統領が再選を狙う大統領選を見据え、「イスラム票」をつなぎとめる意図が透ける。

6909OS5:2023/11/05(日) 20:11:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e57b06b6bc4afe2759da584629898e7587a3b85
イスラエルのガザ攻撃巡り揺れる米ハリウッド 俳優ら賛否割れる
11/5(日) 12:56配信
毎日新聞
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の活動をしていたころのアンジェリーナ・ジョリーさん=インスタグラムより

 パレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエルの攻撃を巡り、米映画・音楽業界が分裂している。ネット交流サービス(SNS)を通じて即時停戦を求める俳優がいる一方、イスラエル支持を明確にする芸能人も多い。【國枝すみれ】


 ◇難民支援20年のアンジー

 米女優アンジェリーナ・ジョリーさんは、イスラエル軍の空爆を受け、巨大なクレーターができたガザ地区の難民キャンプの写真をインスタグラムに投稿した。「逃げ場がない人々への意図的な空爆」「罪のない人々の命が失われることを正当化することはできない」と強く非難した。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使や特使を務めてきたジョリーさん。インスタグラムのフォロワーは1500万人いる。

 「私は20年間、難民と関わってきた。ガザに住む200万人以上の人々(うち半数は子供たち)は、数十年にわたって立ち退きと祖国喪失を強いられ、さらに過去20年間近く厳しい封鎖下に置かれてきた。支援や燃料、水の否定は、ガザの人々に対する集団的懲罰に等しい。人道的観点からすれば、即時停戦しかない」と訴えた。

 SFシリーズ「スター・トレック」への出演で知られる日系人俳優ジョージ・タケイさんは、X(ツイッター)に「歴史から学ばなければならない。ある一部の集団が残虐行為をしたからといって、彼らと関係のない数十万、数百万に上る人々をその集団と一緒に苦しめてはならない」と投稿した。

 フォロワー330万人のタケイさんが語る「学ぶべき歴史」とは、旧日本軍による真珠湾攻撃(1941年)を受け、米国に住む日系人たちが一斉に強制収容所送りとなった出来事を指す。当時5歳だったタケイさん自身も体験した。

 「報復の念から当時の米政府は過剰に反応し、(真珠湾)攻撃とは関係ない人々につけを払わせた。正義と報復というペンキを過剰に塗り広げれば、人類が受ける苦しみは計り知れなくなる」

 「停戦を求めるアーティスト(Artists4Ceasefire)」というグループも結成された。米政府や世界の指導者に即時停戦とガザヘの攻撃停止を呼びかけている。「どんな命も神聖だ」と訴える公開書簡には、俳優ホアキン・フェニックスさんや歌手のジェニファー・ロペスさんら約270人が署名している。

 ◇元イスラエル兵のワンダーウーマン

 一方で、イスラエルへの支持を訴えるハリウッド俳優も多数いる。その一人が映画「ワンダーウーマン」で主役を演じたイスラエル人女優ガル・ガドットさんだ。

 イスラエルで兵役についた経験があるガドットさんは、ハマスの人質になった市民の写真や動画を多数インスタグラムにアップしている。

 「STAND WITH ISRAEL(イスラエルと共に立て)」「人質を誰一人として取り残さない」――。そう訴えるガドットさんのインスタグラムは1億人のフォロワーがいる。

 イスラエル出身の米女優ナタリー・ポートマンさんもインスタグラムに「子供、女性、高齢者が殺害され、拉致された。このような野蛮な行為に恐怖を感じる」と投稿した。「イスラエルの子供たちを解放して」と書いた紙を持ち、無言で訴える子供たちの動画もアップしている。

 反ユダヤ主義に反対する芸能関係者の団体「平和を求める創作者のコミュニティー(CCFP)」は10月12日、ハマスの攻撃を「邪悪なテロ」だと非難する公開書簡を発表した。「イスラエルが自国民を守るために必要な方策を取る」ことへの理解を示す内容だが、多数のパレスチナ人が犠牲になっていることへの言及はない。

 この公開書簡には2000人以上が署名した。ガドットさんやマイケル・ダグラスさん、「スター・ウォーズ」に出演したマーク・ハミルさんら俳優のほか、ジョン・フォガティさんやJ・D・サウザーさんらミュージシャン、音楽レーベルのユニバーサル・ミュージックなどの会長や社長が名を連ねている。

6910OS5:2023/11/05(日) 20:13:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/867bdca82b26e2660fe90a36c54a115d459eb2d9
米議会、イスラエル支援の予算審議難航 ウクライナ除外、政権は反発
11/4(土) 17:19配信

毎日新聞
米連邦議会議事堂

 米連邦議会でイスラエル、ウクライナ支援を巡る予算審議が難航している。バイデン大統領が両国への支援を盛り込んだパッケージ型の予算を求めたのに対し、野党・共和党がウクライナ支援を除外し、直接関係のない歳出削減までも意図した法案を下院で可決させたためだ。与野党対立が激しさを増し、両国支援のあり方に影響を及ぼしている。

 共和党が多数派を握る下院は2日、イスラエルへの軍事支援のための143億ドル(約2兆1000億円)の法案を、賛成226・反対196で可決した。超党派の理解を得やすいイスラエル支援のため民主党の一部も賛成に回ったが、バイデン政権が猛反発しており成立する見込みはない。

 反発を招いた最大の理由は、143億ドルの費用を捻出するため、バイデン政権が強化する内国歳入庁(国税庁)予算を削減する内容を盛り込んだことだ。「小さな政府」を志向し歳出抑制を求める共和党の従来の主張に沿ったものだが、ホワイトハウスは「団結が必要な時に党派対立を持ち込んだ。安全保障上の重要な支援策に条件を付けるのは危険な前例となる」と声明で批判した。

 法案を主導したのは、10月下旬にマッカーシー前下院議長の後任に決まったジョンソン議長(共和党)。内国歳入庁(IRS、日本の国税庁に相当)の予算削減について「政治的な目的ではない」と説明し、財政再建につながる措置と強調する。だが、超党派の米議会予算局は脱税の増加で税収が減ることで「今後10年で財政赤字が125億ドル増える」との試算を発表しており、財政健全化が目的との主張は説得力を欠く。

 下院案は、共和党の一部の保守強硬派が反対するウクライナへの軍事支援も盛り込まなかった。市民が戦闘に巻き込まれているパレスチナ自治区ガザ地区への人道支援も除外した。

 上院民主党トップのシューマー院内総務は、「ひどい欠陥のある提案だ」と述べ、下院案を上院では審議しない考えを示した。バイデン氏も拒否権を発動する考えを示している。

 ジョンソン氏は今後、ウクライナ支援を、共和党の求めるメキシコとの国境の警備強化策とセットにした法案を策定する方針。また、17日で期限切れとなる2024会計年度(23年10月〜24年9月)のつなぎ予算を来年1月まで延長する考えも示している。

 だがバイデン政権は、ウクライナ支援をイスラエル支援や国境警備強化などとともに盛り込んだ1060億ドルの予算を一括で成立させるよう議会に求めている。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は「イスラエルだけを対象にした法案に大統領は拒否権を発動するだろう」と指摘。ウクライナ支援と一体化させた法案でなければバイデン氏が認めない可能性が高く、調整は難航必至だ。【ワシントン大久保渉】

6911OS5:2023/11/05(日) 20:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f1fd7f2547e06b7edee4e90e4436e57ca4295c6
トランプ氏独走の共和党指名争い、ヘイリー氏が「強い女性像」で2位へ勢い
11/5(日) 16:21配信


読売新聞オンライン
 【ワシントン=淵上隆悠】2024年米大統領選の共和党指名候補争いは、トランプ前大統領がトップを独走する陰で、じわりと浮上したニッキー・ヘイリー元国連大使がフロリダ州のロン・デサンティス知事と2位争いを演じている。予備選・党員集会が目前に迫り、各候補はわずかな勝機をつかもうともがいている。


ごぼう抜き
ニッキー・ヘイリー氏(10月30日)=ロイター

 「ヘイリーの勢いは本物だ。この競争は男女一騎打ちの構図となった」

 ヘイリー氏の陣営は3日に発表した声明でこう強調し、党指名レースを勝ち抜くチャンスがあるのは、主要候補で唯一の女性であるヘイリー氏とトランプ氏に絞られたと訴えた。

 米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」がまとめた全国の世論調査平均によると、ヘイリー氏の支持率は8・3%。トランプ氏の59・3%には遠く及ばず、デサンティス氏の13・4%も下回る。それでも強気を貫けるのは、「序盤州」で人気が高まっているためだ。早期に予備選・党員集会が行われる序盤州は、全米の注目が集まりやすい。

 伝統的に最初の予備選が行われるニューハンプシャー州で、ヘイリー氏は2位につけている。9月上旬は7位だったが、「ごぼう抜き」を見せた。来年1月15日に最初の党員集会が行われるアイオワ州でも好調だ。RCPの集計では3位だが、有力地元紙デモイン・レジスターの最新調査では16%を集め、デサンティス氏と2位で並んだ。8月の調査から10ポイントも伸ばした。

国連大使の経験
 米メディアは、ヘイリー氏の人気上昇の要因に「強い女性像」を挙げる。8月の候補者討論会では、「言ってほしいことがあるなら男に、やってほしいことがあるなら女に頼みなさい」と訴えたことが脚光を浴びた。「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー元英首相の言葉だ。

 国連大使を務めた経験から、外交政策に明るいのも強みだ。ウクライナ支援に積極的で、後ろ向きなトランプ氏やデサンティス氏とは異なる姿勢を鮮明にしている。

1強に危機感
 一時はトランプ氏の強力なライバルになると見られていたデサンティス氏は、トランプ氏の支持層を切り崩せず、失速気味だ。ヘイリー氏にも批判の矛先を向けるが、再浮上にはつながっていない。過激な主張で注目を集めた実業家のビベック・ラマスワミ氏も、ここに来て伸び悩んでいる。マイク・ペンス前副大統領が10月28日に撤退を表明するなど、「トランプ1強」の構図はますます際立っている。

 トランプ氏の復権を警戒する共和党穏健派の一部は、指名レースの現状に危機感を募らせている。一昨年11月に劣勢をはね返してバージニア州知事選を制したグレン・ヤンキン氏をはじめ、出馬を表明していない実力者への待望論が尽きない。

6912OS5:2023/11/05(日) 22:29:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a50c37f48cc13f06601d8b6454ae9be99be2a74
「高齢者対決」再来に現実味 国民に漂う閉塞感 米大統領選まで1年
11/5(日) 7:09配信


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時事通信
2日、米テキサス州ヒューストンで、演説するトランプ前大統領(EPA時事)

 【ワシントン時事】来年11月5日投開票の米大統領選まで1年。

 民主党は再選を目指すバイデン大統領(80)、共和党は返り咲きを狙うトランプ前大統領(77)の指名獲得が有力視され、2020年大統領選で相まみえた2人の再戦が現実味を帯びる。異例の「高齢者対決」に、国民の閉塞(へいそく)感が漂う。

【図解】米大統領選の有力候補の支持率

 ◇深まる内憂外患
 「ドナルド・トランプは民主主義を破壊しようとしている」。バイデン氏は1日、中西部ミネソタ州の選挙集会で危機感を強調した。

 就任から2年10カ月。長引くインフレや犯罪増、移民流入などが政権運営の足かせとなり、支持率は40%前後で低迷が続く。頻繁につまずいたり言い間違いをしたりする様子は不安を与え、ハーバード大が先月実施した世論調査では67%が「大統領を務めるには高齢過ぎる」と答えた。

 さらに10月7日、パレスチナのイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃という試練が降りかかった。バイデン氏はイスラエルへの「揺るがぬ支援」を約束。だが、パレスチナ側に同情的な民主党支持層の批判を浴び、戦闘の「一時停止」呼び掛けへと軌道修正を余儀なくされた。

 終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻に、米有権者の「支援疲れ」も目立つ。苦境のバイデン氏は、再選に向け「反トランプ」の国民感情にすがる。

 ◇嫌われ者対決
 「この選挙で勝たなければ、私たちは国を失う」。トランプ氏は2日、南部テキサス州で演説し、雪辱を誓った。共和党支持層に抜群の人気を誇り、党内では他候補の追随を許さない。

 20年大統領選の敗北を覆そうとした事件などで、今年4回起訴された。「前大統領で被告人」という前代未聞の状況下、バイデン政権による「政治的迫害」を訴え、逆風を追い風に変えた。

 ただ、党候補を選ぶ予備選が始まれば、裁判と選挙活動で日程は過密さを増す。裁判で元側近らから不利な証言が飛び出す可能性もあり、共和党穏健派や無党派層の離反リスクがくすぶる。

 各種世論調査でバイデン、トランプ両氏の支持は拮抗(きっこう)する。一方、ハーバード大調査では「大統領選に立候補すべきでない」との意見がバイデン氏は63%、トランプ氏は54%で、いずれも多数派を占めた。

 有権者の多くが本命2人の再戦を望まない「嫌われ者対決」が見込まれる中、無所属のロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)ら「第三の候補」が不満の受け皿となりつつある。行き場のない有権者の動向が、選挙結果に影響を及ぼしそうだ。

6913OS5:2023/11/06(月) 11:42:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bb44e9463abeb6fe0225d94c2c3fb05b2bdec7d
トランプ氏、重要6州のうち5州でバイデン氏をリード 米世論調査
11/6(月) 10:54配信

産経新聞
【ワシントン=坂本一之】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が5日発表した世論調査で、2024年大統領選が民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領の戦いとなった場合、勝敗を左右する重要6州のうち5州でトランプ氏に投票すると答えた人がバイデン氏の数を上回った。来年11月5日の投票日まで1年となる中、経済や移民、イスラエル・パレスチナ問題などの政策でトランプ氏がバイデン氏よりも高い信頼を得ている。

ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が重要6州で実施した世論調査によると、西部のネバダとアリゾナ、東部ペンシルベニア、中西部ミシガン、南部ジョージアの5州で、トランプ氏に投票すると回答した人がバイデン氏よりも約4〜10ポイント多かった。バイデン氏がリードしたのは中西部ウィスコンシン州だけで、トランプ氏を2ポイント上回った。

同6州は前回の2020年大統領選でバイデン氏がいずれもトランプ氏を制した州で、バイデン氏の人気が低迷していることが浮き彫りになった。

政策別に両氏の信頼度を聞いたところ、「経済」に関しトランプ氏を信頼すると答えた人が59%なのに対し、バイデン氏は37%にとどまった。「移民」ではトランプ氏53%に対し、バイデン氏は41%。イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が続く「イスラエル・パレスチナ問題」では50%対39%でトランプ氏が高い信頼を得た。

バイデン氏は「人工妊娠中絶」で49%を得てトランプ氏の40%を上回り、「民主主義」に関しても48%対45%でリードした。

トランプ氏は来年1月から本格化する共和党の指名候補争いで圧倒的な人気を維持。今回の世論調査では複数の刑事訴追をされながらも重要州でバイデン氏に対抗できる勢いを示した。

一方、バイデン氏は有権者の多くが大統領選の投票で重視する「経済」で評価を得られておらず、経済対策の強化が支持拡大のカギとなりそうだ。

6914OS5:2023/11/06(月) 11:58:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/719698b33d4f29ce19250cd0b865106ef1bf8be1
「食べる物も泊まる場所もないのに…」国境地帯に押し寄せる移民 「壁」建設、ぶれるバイデン氏 米大統領選まで1年
11/6(月) 9:30配信

西日本新聞
犯罪グループに夫を誘拐され、所持金まで奪われたフネス一家。メキシコ国境では移民を狙った犯罪が多発している=10月12日、シウダフアレス

 2024年米大統領選は投開票まで5日で1年。米社会は今、寛容さを失い、分断はより深まっている。急増する移民対策は選挙結果を左右する大きな争点となっている。米メキシコ国境の町を歩いた。(ワシントン金子渡)

【写真】米メキシコの国境。米側には侵入防止柵が設置され、国境警備隊が常時警戒に当たっている

 10月中旬、メキシコ北部の国境の町シウダフアレス。検問所近くの路上に疲れ果てた表情で座り込む母子がいた。

 「今朝ここにたどり着いたが、夫と親戚2人がバスに乗り込んできた男たちに誘拐された。これからどうすればいいのか…」。中米ホンジュラス出身のライムンダ・フネス(37)は2人の娘とめいを連れ、数千キロを移動してきた。

 夫が働いていた農場は地元ギャングに占拠され、仕事を失った。ギャングは金を巻き上げた上、女性たちを乱暴。家族の身にも危険が迫っていた。2カ月前、米南部ルイジアナ州に住む義兄を頼って国境を越えた。

 夫を誘拐した男は、所持金やパスポートも奪っていった。「食べる物も泊まる場所もないのに、1人5万ペソ(約43万円)の身代金まで要求された」。フネスは途方に暮れる。

 メキシコ側の国境では、米国への移民希望者を狙った誘拐や暴行、恐喝が横行しており、命を落とす人もいる。それでも中南米から移民が押し寄せる背景には、政情不安定化に加え、長引くインフレによる貧困がある。世界銀行によると、米国の1人当たり国内総生産(GDP)は7万6千ドル超。これに対し、ホンジュラスなどの中米諸国は3千〜5千ドルにとどまる。

 フネスは訴える。「米国は夢の国。私たちは特別なことは求めていない。ただ、子どもたちのために十分な食料と安全な場所を与えてほしい」

再選へ建設中止の公約撤回
 メキシコ北部のシウダフアレスと米南部テキサス州エルパソは橋でつながり、徒歩で10分程度。川が国境を隔てる。米側は高さ10メートルの侵入防止柵を設置し、武装した国境警備隊が目を光らせている。だが、荷物を抱えて川を渡る人は後を絶たず、鉄条網をかいくぐってくる。

 「すぐそこに移民にとって夢の国がある。だからメキシコ南部や中南米、カリブ海諸国から移民希望者が押し寄せてくるんだ」。シウダフアレスで移民の保護を担当するエンリケ・バレンズエラは説明した。

 背景には、2021年1月に発足したバイデン政権が、厳格な移民政策を掲げたトランプ前政権に比べて寛容だとみられたことがある。「米国に入国しやすくなった」との誤ったイメージが広まったとみられる。

6915OS5:2023/11/06(月) 11:58:12
  ■    ■
 米政府は5月、新型コロナウイルス対策の一環として拘束した不法移民をメキシコや母国に即時送還できる措置の失効に合わせ、不法入国者の難民申請を原則認めない厳しいルールを導入した。申請をスマートフォンのアプリ経由に限定して受け入れ枠を拡大する一方、資格がないと判断した場合、最低でも5年間の再入国を禁止。違反すれば刑事罰を与える。

 だが、不法入国の動きは一向に止まらない。バレンズエラによると、移民の多くは難民申請のシステムを理解しておらず「アプリ申請すれば入国できる」といった偽情報が飛び交う。移民たちは交流サイト(SNS)で情報交換しており、あるとき「移民の日に合わせて希望者全員が入国できる」とのデマが拡散。千人以上が一気に国境沿いに殺到したこともあったという。

 一方、不法移民が流入し続けているテキサス州エルパソでは市民から不満が噴出する。国境の検問所では不法越境者の捜索を受けるため、大型トラックが長蛇の列を作り、物流網がまひするなど地域経済にも悪影響を及ぼす。

 共和党員で、革工場元経営者のボブ・ペーニャは「不法移民は米国人の仕事を奪っている。なぜ、米国が彼らを受け入れないといけないのか」と訴える。

 メキシコ人の妻を持つペーニャは、正規の移民受け入れには賛成する。ただ「妻の親戚は米国の市民権を得るまで10〜12年もかかった。どうして勝手に入ってきた移民がそのまま居座ることが許されるんだ」と憤る。

 メキシコからの不法移民を「犯罪者」と非難し、国境の壁建設を進めたトランプを称賛。「次期大統領選で共和党が勝利すれば、状況は改善する」と期待を寄せる。

   ■    ■
 米税関・国境警備局(CBP)によると、米南西部国境で拘束された不法移民は昨年から2年連続で200万人を超える。

 テキサス、フロリダ両州の共和党知事は昨年4月以来、大量の移民を民主党地盤のワシントン、ニューヨーク、シカゴの大都市に移送。ニューヨーク市が昨春以降に保護した移民希望者は10万人を超え「このままでは市が崩壊する」(市長のアダムズ)と悲鳴が上がる。

 こうした事態を受け、バイデンは壁の建設を中止した就任当初の公約を撤回。10月にメキシコとの国境に最長20マイル(約32キロ)の新たな壁を設けると発表した。政権は「前政権時の壁建設予算を他に転用できなかったため」と釈明するが、政策転換は否めない。

 共和党は「政権の失策」と攻勢を強めており、国境のさらなる警備強化を主張。身内の民主党内からも「壁は誤りだ」と反発する声が出ており、バイデン政権は窮地に立たされる。 (敬称略)

西日本新聞

6916OS5:2023/11/07(火) 07:22:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/25f03941f346b711b868e1db8ecf5c7d56eae77c
バイデン氏に最大試練 イスラエル擁護、支持者離れも 米、中東緊迫で内憂外患
11/7(火) 7:05配信

時事通信
バイデン米大統領=1日、中西部ミネソタ州ノースフィールド(AFP時事)

 【ワシントン時事】イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突以降、バイデン米政権を取り巻く状況は「内憂外患」の様相を呈している。

 国際社会でイスラエルを支持する動きは広がらず、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの人道状況悪化に伴い、国内でも支持者離れが起きつつある。大統領選を約1年後に控え、バイデン大統領は最大の試練を迎えた。

 ◇人道危機で軌道修正
 「戦闘の一時停止が必要だと思う」。1日、中西部ミネソタ州での演説中、聴衆からイスラエルとハマスの停戦を求める声が上がると、バイデン氏はこう強調した。

 10月7日の衝突開始直後、バイデン氏は「(イスラエルには)自国を守る権利がある」と述べ、ハマス排除を目指す軍事行動を事実上容認した。だが、空爆などでガザ住民の被害が拡大すると、イスラエルに国際人道法順守を求める方向に軌道修正を余儀なくされた。

 米国は10月18日、「イスラエルの自衛権に言及していない」(トーマスグリーンフィールド国連大使)として、「戦闘中断」を求めた国連安保理決議案に拒否権を発動。同27日には「人道目的の休戦」を呼び掛けるアラブ諸国主導の国連総会決議案にも反対したが、決議は121カ国の賛成で採択された。

 停戦や休戦はイスラエルを脅かすハマスの存続につながりかねず、米国としては受け入れられない。それでもバイデン氏が「戦闘停止」に言及した背景には、人道に配慮する姿勢を示し国際社会での孤立を避けたいという思惑が垣間見える。

 ◇身内からも懸念
 バイデン氏はロシアによるウクライナ侵攻を「国際法違反」と非難してきた。その一方、占領するヨルダン川西岸で入植活動を続け、ガザ住民に犠牲を強いるイスラエルを支えるバイデン氏に対し、「二重基準」と批判する声は根強い。

 ガザの惨状が伝わるにつれ、国内世論にも変化が見える。米調査会社ギャラップが10月下旬に発表した世論調査結果によれば、バイデン氏の支持率は9月から4ポイント下がり37%。民主党支持層の間では11ポイント低下し75%となった。いずれも就任後最悪の数字で、同社は「イスラエル擁護が支持者離れを招いた」と分析している。

 「イスラエルの軍事作戦と行動を深刻に懸念している」。米上下両院の民主党議員58人は今月3日、ブリンケン国務長官に宛てた連名の書簡を公表した。書簡は戦闘停止や人道支援拡大を求め、入植者による暴力を懸念する内容も盛り込んだ。

 人権を重視する民主党議員の間では、イスラエルへの不信感が高まりつつある。バイデン氏は今後、こうした身内の声にも耳を傾けざるを得なくなりそうだ。

6917OS5:2023/11/09(木) 12:41:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b7bf65d7a6b466734ef16f10fc48daf8135262b
中絶擁護派、地方選で勢い 米大統領選へ民主に朗報
11/8(水) 20:34配信
時事通信
米南部ケンタッキー州のビシア知事=4月10日、同州ルイビル(AFP時事)

 【ワシントン時事】大統領選を1年後に控えた米国で7日、州知事などを選ぶ地方選挙が一部の州で行われた。

 人工妊娠中絶の州ごとの規制の在り方が大きな争点となり、米メディアによると、中絶の権利擁護派が勢いを維持。バイデン大統領率いる民主党に朗報となった。

 南部ケンタッキー州知事選では、中絶の権利を支持する現職のビシア知事(民主)が再選を果たした。対抗馬の共和党候補は厳しい中絶規制を訴えていた。

 中西部オハイオ州では、中絶を含む「生殖に関する自己決定権」を保護する州憲法改正案が住民投票にかけられ、賛成多数で可決。バイデン大統領は声明で「米国民は再び基本的自由を守るために投票し、民主主義が勝利した」と歓迎した。

 昨年、連邦最高裁が中絶の憲法上の権利を否定したことを受け、中絶は米選挙の一大争点に浮上した。民主党は女性の選択の権利の重要性を訴え、昨年の中間選挙で健闘。来年11月の大統領選でも主要争点に据える構えだ。

 共和党の指名獲得が有力視されるトランプ前大統領は、中絶規制派と距離を置き、争点化の回避を図っている。

6918OS5:2023/11/09(木) 21:03:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/7afa714033edd3d7b96fc1b9c601842bfbf877f0
食料求め市民行列 膨らむ生活費に悲鳴 米大統領選まで1年
11/8(水) 7:08配信

時事通信
無料食料配布所に並ぶ人々=10月29日、米ニューヨーク

 【ニューヨーク時事】来年11月の米大統領選では、インフレ対策も重要な争点だ。

 好景気が続く中で食費や家賃といった生活費の負担は膨らむばかり。ニューヨーク市では食料の無料配布所に行列ができ、深刻な物価高に市民は悲鳴を上げている。ただ各候補とも打つ手を明確に示せていないのが現状だ。

【ひと目でわかる】米消費者物価指数の推移

 ピュー・リサーチ・センターが6月に実施した世論調査では、「インフレ」を極めて重大な社会問題ととらえる成人の割合は65%と、移民問題などを抑えてトップだった。共和党支持者の7割強、民主党支持者の5割が大きな関心を寄せており、有権者が生活に身近な懸案として各候補者に具体的な対応策の提示を求めていることが浮き彫りになった。

 週末に買い物客でにぎわうニューヨーク市マンハッタンにある食品の無料配布所。10月下旬の昼時には、ハンバーガーを手に入れるため100人以上が並んでいた。列を作る人たちは失業者やひとり親世帯などさまざま。受け取った50代の男性は「複数の配布所を渡り歩いてしのいでいる」と明かした。

 9月の消費者物価指数(CPI)で食品は前年同月比3.7%上昇。2桁の伸びが続いた昨年と比べると鈍化傾向にあるものの、家計の負担は重い。子ども2人を育てる30代の男性運転手は「食べる量は変えられない。働く時間を1日8時間から12時間に増やした」と疲れた表情で話した。各候補者に対しては「自分たちの税金が移民対策に使われていることは不満だ。減税してほしい」と訴える。

 家賃の高騰も続く。不動産情報ザンパーによると、10月のニューヨーク市内の家賃(寝室1部屋付き)は中央値で月4240ドル(約64万円)と1年間で1割上がった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制へ政策金利を引き上げたことに連動し、住宅ローン金利も上昇。家の購入を見送った世帯が賃貸市場に流入していることが要因とされる。

 インフレ対策を巡っては、民主党のバイデン大統領が、物価高軽減などを目的としたインフレ抑制法を成立させた実績を強調。一方、共和党候補は減税や歳出削減などを訴えるものの、大統領選まで1年を切った中、具体的な展望や規模などの議論は深まっていない。

 FRBは昨年3月から利上げを始めたが、インフレ率はなお目標の2%を上回る。中東情勢の緊迫化などインフレ圧力を強める要因が重なり、「金融引き締めが長引く可能性がある」(大和総研の矢作大祐主任研究員)との観測もくすぶる。

6919OS5:2023/11/09(木) 21:03:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/7afa714033edd3d7b96fc1b9c601842bfbf877f0
食料求め市民行列 膨らむ生活費に悲鳴 米大統領選まで1年
11/8(水) 7:08配信

時事通信
無料食料配布所に並ぶ人々=10月29日、米ニューヨーク

 【ニューヨーク時事】来年11月の米大統領選では、インフレ対策も重要な争点だ。

 好景気が続く中で食費や家賃といった生活費の負担は膨らむばかり。ニューヨーク市では食料の無料配布所に行列ができ、深刻な物価高に市民は悲鳴を上げている。ただ各候補とも打つ手を明確に示せていないのが現状だ。

【ひと目でわかる】米消費者物価指数の推移

 ピュー・リサーチ・センターが6月に実施した世論調査では、「インフレ」を極めて重大な社会問題ととらえる成人の割合は65%と、移民問題などを抑えてトップだった。共和党支持者の7割強、民主党支持者の5割が大きな関心を寄せており、有権者が生活に身近な懸案として各候補者に具体的な対応策の提示を求めていることが浮き彫りになった。

 週末に買い物客でにぎわうニューヨーク市マンハッタンにある食品の無料配布所。10月下旬の昼時には、ハンバーガーを手に入れるため100人以上が並んでいた。列を作る人たちは失業者やひとり親世帯などさまざま。受け取った50代の男性は「複数の配布所を渡り歩いてしのいでいる」と明かした。

 9月の消費者物価指数(CPI)で食品は前年同月比3.7%上昇。2桁の伸びが続いた昨年と比べると鈍化傾向にあるものの、家計の負担は重い。子ども2人を育てる30代の男性運転手は「食べる量は変えられない。働く時間を1日8時間から12時間に増やした」と疲れた表情で話した。各候補者に対しては「自分たちの税金が移民対策に使われていることは不満だ。減税してほしい」と訴える。

 家賃の高騰も続く。不動産情報ザンパーによると、10月のニューヨーク市内の家賃(寝室1部屋付き)は中央値で月4240ドル(約64万円)と1年間で1割上がった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制へ政策金利を引き上げたことに連動し、住宅ローン金利も上昇。家の購入を見送った世帯が賃貸市場に流入していることが要因とされる。

 インフレ対策を巡っては、民主党のバイデン大統領が、物価高軽減などを目的としたインフレ抑制法を成立させた実績を強調。一方、共和党候補は減税や歳出削減などを訴えるものの、大統領選まで1年を切った中、具体的な展望や規模などの議論は深まっていない。

 FRBは昨年3月から利上げを始めたが、インフレ率はなお目標の2%を上回る。中東情勢の緊迫化などインフレ圧力を強める要因が重なり、「金融引き締めが長引く可能性がある」(大和総研の矢作大祐主任研究員)との観測もくすぶる。


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