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食品産業総合スレッド
847
:
荷主研究者
:2010/09/23(木) 12:53:34
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100903/376450
2010年9月4日 05:00 下野新聞
和光堂栃木工場が増床、来年1月稼働 育児粉ミルク増産へ
ベビーフード国内最大手の和光堂(東京都千代田区、岩上伸社長)は育児用粉ミルク増産のため、栃木工場(さくら市富野岡)の第11工場建設を進めている。稼働予定は来年1月。生産能力を現在の年間5600トンから、34%増の7500トンに引き上げ、シェア拡大を目指す。建設費用は60億円。栃木工場では1977年の操業開始以降、最大の設備投資となり、工場全体の延べ床面積は、24%拡大する。
新工場は鉄筋コンクリート9階建て、床面積約7千平方メートル。液体の原材料を粉末化するスプレードライヤーなどの設備を新たに導入する。生産能力の増強に加え、国際的な食品安全性基準コーデックスへの対応など、品質保証能力もこれまで以上に高める。
栃木工場は「はいはい」「ぐんぐん」などの育児用粉ミルク、「牛乳屋さんの珈琲」など、同社の粉末食品、年間約3万トンを全量生産。第10工場の育児用粉ミルク生産は、第11工場に全面移管する。
同社は粉ミルクのシェア拡大に向け、1993年に調乳指導など産婦人科での営業活動を全面的に廃止し、「子育て応援価格」として低価格路線を推進している。2008年秋のリニューアルでは、アレルギーを起こしやすい成分を低減し、溶けやすさも一段と向上させた。
少子化で国内マーケットが縮小する中、シェアを第3位の18%まで伸ばした(同社調べ)。新工場稼働により、2014年までに25%を目指す。
角屋敷俊二執行役員栃木工場長は「私たちが作る粉ミルクは、価格だけでなく、品質にも自信がある。生産現場もシェア拡大に向けた取り組みを進めている」と話す。
同社は2007年ににアサヒビールの完全子会社になった。
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