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化学・薬品産業総合スレッド

94荷主研究者:2004/08/10(火) 04:00

【カーボンブラック:新日化カーボン強化】2004年6月14日 化学工業日報 5面
カー黒 コスト競争力を強化 石炭系原料調達で強み発揮 新日化カーボン 収益体質作りに拍車

新日化カーボンは、主力商品であるカ−ボンブラックのコスト競争力を高めることで収益力向上に取り組む。親会社の新日鐵化学は、エア・ウォーター・ケミカルと10月1日付でタール事業の製造・販売・開発機能を統合し、新会社を設立する。このため、今年10月以降には、石炭系の原料調達で100%自立できるめどが立っていることから、優位性を生かそうというもの。

親会社の新日鐵化学は、推進中の中期計画・スタート−EXプランのなかで、2010年度の連結経常利益300億円、連結売上高経常利益率(ROS)10%以上の達成を掲げている。新日化カーボンはその一環として、現行5%前後の実質売上高利益率を連動して高めようとしている。

新日化カーボンの供給能力は、愛知県渥美郡の田原製造所の年産7万トンと、北九州にある旭カーボンと新日鐵化学との合弁会社・エスエーカーボンの生産2万千トン分の販売権を持つ。また、カーボンブラックの原料ソースは石油系と石炭系とに大別され、同社は石炭系の原料調達に優位性がある。カーボンブラックメーカーにおける変動費の大半は原料価格が占めるため、原料のコスト競争力が事業基盤を左右するといわれる。さらに原料高騰で、石油系からのカーボンブラック原料が上げ基調にあることから、新日化カーボンは石炭系をソースとするため安定供給を実現できる。

これまで製販一体での事業運営を推進し、親会社の新日鐵化学および新日本製鐵の技術力をバックに、新たな体制づくりに乗り出してきた。営業本部内にユーザーの満足度向上を追及するために技術サービス部門を配置し、サービス体制のスピードアップに取り組んでいる。製造、販売、技術(開発)の三位一体による事業展開を強めることで、他社にない付加価値を創出する狙いだ。


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