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化学・薬品産業総合スレッド

863荷主研究者:2011/07/03(日) 14:03:45

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110625/bsc1106250501001-n1.htm
2011.6.25 05:00 Fuji Sankei Business i.
化学各社、LED材料を増産 中長期での普及見越し供給能力拡大

住友化学が手がける高純度アルミナの粉末(上)とLEDランプ(中央)などの使用製品

 化学メーカー各社が、LED(発光ダイオード)向け材料の生産を相次いで増強する。住友化学は、発光素子を付着させるサファイア基板の原料として欠かせない高純度アルミナの生産能力を倍増。昭和電工も発光素子の基礎原料を増産する。低消費電力と長寿命を特長とするLEDは、節電対策だけでなく中長期での普及が見込めるため、各社は供給能力の拡大を急ぐ。

 高純度アルミナを生産する住化の愛媛工場(愛媛県新居浜市)の年産能力は現在1600トンだが、約100億円を投じて新たな製造ラインを整備し、来春にも稼働させて3200トン態勢とする。高純度アルミナの住化の世界シェアは約40%から約60%へ上昇し、世界首位となる見通し。

 当初は既存設備の増強で2000トンに高める計画だったが、高純度アルミナはLED向けだけでなく、リチウムイオン電池の主要部材であるセパレーター(絶縁材)などにも用いられ、想定を上回る需要拡大が見込めるため新ラインの導入を決めた。さらに2013年度中に1600トンの追加増強も同工場で検討している。

 昭和電工は、発光素子の基礎原料となる高純度アンモニアガスを川崎事業所(川崎市)と台湾、中国の国内外3拠点で増産する。約10億円を投じて今秋までに、年産能力を現状の3000トンから5000トンへ7割弱引き上げる方針。「LEDや液晶向けでの需要拡大を見込んでいる」(同社)という。

 三菱化学は15年度に、主流のサファイア基板よりも発光効率の向上が見込める窒化ガリウム基板で世界シェア40%、色をつくる材料となる蛍光体で同50%の獲得を目指している。赤や緑を中心とした蛍光体では、小田原事業所(神奈川県小田原市)の年産能力を現在の6トンから、15年度までに40トンと7倍弱に高める。窒化ガリウム基板は筑波事業所(茨城県牛久市)で実証実験を進めており、今年度中にも量産方針を決める。

 また傘下の米バーベイタムのブランドで展開する最終製品のLED照明も、欧米に続き日本で4製品を7月に発売する。

 昭和電工が昨年12月にまとめた予想によると、高輝度のLEDは液晶のバックライトや照明用を中心に着実な成長が見込まれ、世界市場の規模は10年の6500億円から15年には1兆3000億円に倍増する見通し。今夏の電力不足に伴う節電対策にも後押され、化学各社のLED向け材料への投資が活発化しそうだ。(森田晶宏)


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