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化学・薬品産業総合スレッド
855
:
荷主研究者
:2011/06/11(土) 21:18:15
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110531/bsc1105310503004-n1.htm
2011.5.31 05:00 Fuji Sankei Business i.
【復旧から再編へ 石化の試練】(下)エチレン 新たな変革圧力
■メーカーの海外シフトで内需縮小加速
国内にはエチレンの製造設備が計15基ある。東日本大震災では、このうち関東地方の4基が被災し、一時は「国内のエチレン生産能力の4分の1が停止状態」(石油化学工業協会の高橋恭平会長)に追い込まれた。だが、国内最大の三菱化学鹿島事業所(茨城県神栖市)など3基がすでに再稼働し、定期修理中の設備を除けば、全設備が操業可能な状態に回復した。
一方、震災は石化業界にとって新たな変革圧力となる可能性をはらむ。以前から指摘されていた輸出の減少に加え、内需の縮小も引き起こし、余剰設備の廃棄を伴うエチレン再編を促しかねないからだ。
「国内の供給過剰感が強まるタイミングが、震災によって早まった」。こう指摘するのは、クレディ・スイス証券の澤砥正美ディレクターだ。
震災でサプライチェーン(供給網)の寸断を体験した日本の製造業が、一極集中のリスクを回避するために生産拠点を海外などに分散する傾向を強めつつある。「自動車、電機メーカーなどが海外生産を加速させれば、樹脂などの石化製品は海外品に取って代わられる可能性が高く、内需縮小に拍車がかかる」と澤砥氏は分析する。
◆中国、中東が台頭
日本のエチレン生産は年間700万トン前後。約7割が内需に回り、残りの約3割が輸出されてきた。だが、ここ数年は中東や中国で大規模な石化設備の増設が相次ぎ、今後日本からの輸出が減少する公算が大きく、現在のエチレン能力を維持するのは困難とみられてきた。
特に中東勢は安価な天然ガスであるエタンを原料にエチレンなどをつくるため、圧倒的なコスト競争力が強みだ。さらに、岩層に閉じ込められ膨大な埋蔵量があるとされる「シェールガス」と呼ばれる天然ガスの生産が、米国で本格化しているのも新たな脅威といえる。
日本の石化業界は、原油から取り出したナフサ(粗製ガソリン)を原料に使っているが「付加価値がなければ、息の根を止められる」(三井化学の田中稔一社長)との危機感は強い。
昨年は中国などアジアでの旺盛な需要を背景に石化製品の輸出が拡大。国内のエチレン設備は実質的にフル稼働が続いた。その結果、エチレン設備の再編は一時的に遠のき、先送りされた格好となった。
◆先見据え布石
とはいえ、本格再編に備えて布石を打つ企業も現れ始めている。三井化学と出光興産は昨年、千葉地区のエチレン設備の運営を統合。三菱化学と旭化成ケミカルズも今年4月、岡山県の水島地区でエチレン設備の一体運営を始めた。水島地区では2012年までに生産能力を3割削減し、将来的にはどちらかの設備停止も視野に入れている。
エチレンの再編はナフサを供給する石油精製や、エチレンの誘導品をつくる下流工程のメーカーなど複数の取引先との連携が不可欠だ。このため一筋縄ではいかないと見る向きも多い。
ただクレディ・スイス証券の澤砥氏は「利益が出ている今だからこそ、止めるべき設備の順番付けをしていくのが大事ではないか」と強調する。石化各社は生き残りに向け、先を見据えた対応を迫られている。(森田晶宏)
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