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化学・薬品産業総合スレッド

775荷主研究者:2010/12/26(日) 23:21:25

2010年12月17日(金)化学工業日報
ダイセル化学、酢酸エチル生産能力を5割増強

 ダイセル化学工業が酢酸エチルの生産能力を増強する。大竹工場(広島県)で年産能力を5割増の7万5000トンに引き上げる。来年秋の定期修理に合わせて着工し、11月に完了、12月に稼働を予定している。世界需要が回復するなかで、電子材料の粘接着剤向けや食品包装容器の印刷に用いるグラビアインキ向けが伸びており、そうした需要増に応える。同社は2009年7月から、国内初となるバイオエタノールと酢酸を原料に用いたエステル法による酢酸エチルの生産を行っている。国内需要は約25万トンとみられており、毎年4〜5%増えるという予想もある。今後の需要もにらみながら将来は年10万トン以上の生産体制も視野に入れ、酢酸エチルのトップメーカーを目指す。

 ダイセル化学は、09年9月にチッソとの共同出資による千葉酢酸エチルを解散し、アセトアルデヒド法による生産・販売から撤退。その一方で、09年7月から国内初のバイオエタノールを原料に用いた酢酸エチルの生産に乗り出した。現在、国内で酢酸エチルを生産しているのは、同社と日本酢酸エチル(年産能力10万トン)の2社だけ。約25万トンの内需のうち約10万トンは輸入に頼っており、輸入の約8割が中国とみられる。

 酢酸エチルは、粘接着剤、印刷インキ、塗料、シンナー、医薬向けなど幅広い用途に使用され、世界経済が回復するなかで順調に売り上げを伸ばしている。とくに、液晶テレビや携帯電話などの薄型パネルに利用されるフィルムや、発光ダイオード(LED)用光拡散シートの貼り合わせに用いる粘接着剤用途が伸びている。


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