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化学・薬品産業総合スレッド

693荷主研究者:2010/08/01(日) 22:10:47

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100722/bsc1007220502006-n1.htm
2010.7.22 05:00 Fuji Sankei Business i.
LED大増産、台韓に対抗 昭和電工など、テレビ向け急伸

 化学や電子部品メーカー各社が相次ぎ、液晶テレビなどに使う基幹部品のLED(発光ダイオード)チップの増産に乗り出している。昭和電工が今月に入り生産能力を7割拡充し、世界最大手の日亜化学工業や豊田合成も大幅増産に乗り出している。LEDチップは、液晶テレビのバックライトなどで光源として採用されている青色LEDを中心に需要が拡大し、供給が追いつかない状況が続いている。各社は増産により完成品メーカーの要望に応えるほか、台頭する台湾や韓国などの海外勢に対抗する。

 ◆生産能力7割増

 昭和電工は、千葉事業所(千葉県市原市)で数億円を投じて製造設備を改良し、青色を中心とするLEDチップの月産能力を現在より7割増の3億4000万個に増やした。すでに「需要は非常にタイトで、フル生産の状況」にあり、さらなる増強も視野に入れている。

 日亜化学工業は、徳島県阿南市の本社敷地内に新工場を建設し、2012年春に稼働させる計画。これにより、青色を中心とする12年の出荷数量を09年比で4倍となる500億個に拡大する。また、豊田合成も12年度中に年産能力を現在の2倍の100億個程度に引き上げる。その一環として、平和町工場(愛知県稲沢市)などに加え、最終の検査工程のみを手がけてきた佐賀工場(佐賀県武雄市)でも年内に生産を始める。投資額は今年度だけで100億円を予定している。

 このほか、三菱化学は照明用需要を視野に入れ、「近紫外LED」と呼ぶ青色に代わる独自の紫色LEDチップを増産するため、15年度までに150億円を投資する。同社はLED照明を今秋から販売する予定で、基幹部品から最終製品まで一貫して手がけることで収益を最大化したい考えだ。

 ◆技術力高める海外勢

 調査会社のディスプレイサーチによると、青色LEDの生産量は09年の678億個から、10年は1264億個に増える見通し。同社の宇野匡ディレクターは「薄型ディスプレー向けは需要と供給のバランスがとれるのが11〜12年になる」とし、供給不足はしばらく続くと予測している。

 LEDチップは日亜化学や豊田合成、独オスラムが世界的に高いシェアを持ち、国・地域別では台湾勢が日本メーカーをしのぎ一大勢力を築いている。一方で、最終製品の性能を左右する重要部品であることから、シャープなどの完成品メーカーが安定確保のため自社生産に着手。昨年から自社生産を始めた韓国サムスングループも大幅増産に乗り出し、市場は乱戦模様となっている。今のところ日本メーカーが技術面で一歩リードしているが、海外勢も急速に技術力を高め、生産面でも日本以上に投資に積極的とされ、国際競争が一層激化しそうだ。(井田通人)


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